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JP3058055B2 - 梁型枠 - Google Patents

梁型枠

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Publication number
JP3058055B2
JP3058055B2 JP7178404A JP17840495A JP3058055B2 JP 3058055 B2 JP3058055 B2 JP 3058055B2 JP 7178404 A JP7178404 A JP 7178404A JP 17840495 A JP17840495 A JP 17840495A JP 3058055 B2 JP3058055 B2 JP 3058055B2
Authority
JP
Japan
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formwork
panel
pillar
side plate
frame
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7178404A
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English (en)
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JPH0932283A (ja
Inventor
弘幸 大穂
豊 大河原
晴也 川口
久雄 田中
昌也 福田
敏行 吉松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP7178404A priority Critical patent/JP3058055B2/ja
Publication of JPH0932283A publication Critical patent/JPH0932283A/ja
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Publication of JP3058055B2 publication Critical patent/JP3058055B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は鉄筋コンクリート
造,あるいは鉄骨鉄筋コンクリート造躯体の梁の構築に
使用される梁型枠に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】コンクリートの全断面
が現場打ちコンクリートで構築される梁の施工に使用さ
れる梁型枠はせき板となる溝形断面のパネル型枠と、そ
の外周側でパネル型枠の変形を拘束する型枠フレームか
ら構成される。
【0003】従来の梁型枠は図10,図11に示すようにパ
ネル型枠と型枠フレームが一体化した状態で組み立てら
れているためパネル型枠の設置と脱型は型枠フレーム毎
に行われ、いずれのときも型枠フレームを移動させる必
要があり、脱型と設置に手間がかかる。
【0004】またパネル型枠に作用するコンクリートの
側圧に抵抗する必要から、型枠フレームは断面上、控え
が付いたトラス状の形状をするため幅が広く、移動時と
揚重時に障害になることが多い。
【0005】型枠フレームは梁コンクリートと一部のス
ラブコンクリートの荷重を負担するが、梁型枠は柱,も
しくは柱型枠から独立した形でサポートに支持されるこ
とから、梁型枠に加わる荷重の全部をサポートが負担す
る必要があるためサポートの本数が多くなる。
【0006】この発明は上記問題を解消する梁型枠を提
案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では型枠フレーム
とパネル型枠を分離すると共に、パネル型枠を2分割
し、分割された各パネル型枠ユニットを型枠フレームに
軸方向に移動自在に載置することにより柱間距離の相違
に対応しながら脱型と設置時の作業を簡略化する。
【0008】パネル型枠は対向する側板と両側板の下端
間に跨る底板からなり、側板は底板に梁の軸に平行な軸
回りに回転自在に接続され、側板の脱型と設置はその回
転によって行われる。パネル型枠の脱型と設置が型枠フ
レームから独立して行われることにより型枠フレームを
操作する必要がなくなり、作業が簡素化される。ここで
側板の設置とは側板が支柱側へ倒れて脱型した状態か
ら、起立して梁コンクリートの打設が可能な状態に配置
されることを言う。
【0009】パネル型枠は軸方向に2分割され、分割さ
れた各パネル型枠ユニットが型枠フレームに対して長さ
方向に相対移動自在に型枠フレーム内に載置される。パ
ネル型枠が2分割されることにより柱間距離の相違に対
応できる他、脱型後に梁型枠の長さを短縮することが可
能で、盛り替え時に障害になる可能性が減少する。
【0010】また型枠フレームを、梁の幅方向に並列す
る大引きと、大引きに剛に接合される支柱と、隣接する
支柱間に架設されるつなぎ材から構成し、大引きに剛接
合される支柱と支柱を連結するつなぎ材によって打設コ
ンクリートの側圧に対して抵抗するに十分な剛性を型枠
フレームに持たせることにより控えを不要にして型枠フ
レームの幅を縮小し、移動時や盛り替え時の障害の可能
性を低減する。各大引きはパネル型枠の側板の下方に位
置し、梁の幅方向に互いに連結される。支柱は側板の外
側で大引きの長さ方向に間隔をおいて配置される。
【0011】加えて大引きの軸方向の両端に、構築済み
の柱の側面に突き当たり、柱に固定される支持金物を接
続し、支持金物を構築済みの柱に仮固定することにより
梁型枠自身とコンクリートの荷重の一部を柱に負担させ
ることを可能にし、サポートの必要本数を削減する。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1記載の梁型枠は図1〜図
3に示すように梁の打設コンクリートのせき板を構成
し、対向する側板2,2と両側板2,2の下端間に跨る
底板3からなる溝形断面のパネル型枠1と、パネル型枠
1の外周側にパネル型枠1から分離して組み立てられ、
打設コンクリートの側圧を負担するパネル型枠1をその
外周側から保持する型枠フレーム4から構成されるもの
である。図1〜図3は請求項2記載の梁型枠も示す。
【0013】型枠フレーム4は側板2の下方に位置し、
梁の幅方向に並列して互いに連結される大引き5,5
と、側板2の外側に位置し、大引き5の長さ方向に間隔
をおき、大引き5に剛に接合される支柱6と、隣接する
支柱6,6間に架設されるつなぎ材7からなり、支柱6
が大引き5に剛に接合され、つなぎ材7によって互いに
連結されることによりパネル型枠1に作用する梁コンク
リートの側圧に対して変形しない剛性を持つ。並列する
大引き5,5は連結材8によって互いに連結され、間隔
が保持される。型枠フレーム4は高い剛性を持つため、
図1に示すように床型枠,または床型枠を兼ねるプレキ
ャストコンクリート板22を支持できる。床型枠は支柱6
上に載置される。
【0014】パネル型枠1の側板2は丁番9等により底
板3に対して梁の軸に平行な軸回りに回転自在に接続さ
れ、回転によって脱型と設置が行われる。側板2の設置
は前記の通り、脱型した状態から底板3に垂直に立ち上
がった状態を言う。側板2,2の脱型と設置は型枠フレ
ーム4とパネル型枠1の側板2間に架設される型枠固定
ボルト11によって行われる。型枠固定ボルト11はつなぎ
材7にその長さ方向に間隔をおいて取り付けられ、一端
が側板2のリブプレート21に係合し、他端のねじ部がつ
なぎ材7を貫通してナット12に螺合し、ナット12への螺
合長さが調整されることによって側板2を脱型し、ある
いは設置する。側板2と底板3のそれぞれ型枠フレーム
4側には補剛のためのリブプレート21,31が接合されて
いるが、型枠固定ボルト11はコンクリート打設時の側板
2の撓みを見込んだ側板2,2間の距離を調整する役目
も持つ。
【0015】パネル型枠1は軸方向の中央部で軸方向に
2分割され、分割された各パネル型枠ユニット10は型枠
フレーム4に対して長さ方向に相対移動自在に大引き5
上に載置される。パネル型枠ユニット10は大引き5上に
底板3のリブプレート31が載ることにより自由に移動自
在となり、大引き5上に突設されるリブプレート51にリ
ブプレート31の両端が梁の幅方向に突き当たることによ
り幅方向の移動に対して拘束される。梁型枠設置時と脱
型時のパネル型枠ユニット10の移動は型枠フレーム4と
パネル型枠ユニット10間に跨って架設されるターンバッ
クル13やジャッキの他、人力で行われる。ターンバック
ル13はその取付部分の詳細を示す図4及びその底面図で
ある図5に示すように連結材8に固定された金物23と、
底板3,あるいはそのリブプレート31に固定された金物
24間に跨って架設される。図4,図5では型枠固定ボル
ト11をつなぎ材7に対して上方から落とし込む形で取り
付けている。
【0016】パネル型枠ユニット10は大引き5上を移動
し、柱の、梁との接合部に、直交するパネル型枠1,1
間に跨る形で設置される接合部型枠14に側板2の端部が
突き当たり、その端部のリブプレート21がボルト15で接
合されることにより柱間に設置された状態となる。図示
する柱は梁との接合部を残し、梁の下端のレベルまでコ
ンクリートが打設されているプレキャストコンクリート
製の柱を想定しているが、構築済みであれば接合部型枠
14の設置が可能であるためプレキャストコンクリート製
である必要はない。
【0017】パネル型枠1はパネル型枠ユニット10,10
の型枠フレーム4に対する移動によって柱間距離の相違
に対応するが、梁型枠中央部のパネル型枠ユニット10,
10間の隙間はその想定される隙間より大きい長さを持
ち、パネル型枠ユニット10に内接する形状の調整パネル
16によって埋められる。梁型枠を支持するサポート17は
調整パネル16の下に設置される。
【0018】パネル型枠1はコンクリートの打設後、一
定期間の経過時に脱型され、梁型枠は盛り替えのために
移動させられるが、調整パネル16はパネル型枠1を脱型
した後に梁のコンクリートに付着して残り、コンクリー
トの強度発現が不十分で、梁型枠の移動後も引き続いて
サポート17を残置させたい場合に対応する。
【0019】請求項2記載の梁型枠は請求項1記載の梁
型枠の大引き5の軸方向の両端に、構築済みの柱の側面
に突き当たる支持金物18,18を接続することによりサポ
ート17に加え、支持金物18,18において柱にも支持可能
になったものである。柱はプレキャストコンクリート製
の柱と現場で構築される柱を含む。
【0020】大引き5は柱間距離より短く、その柱側の
端部に支持金物18,18が接続される。支持金物18は大引
き5と支持金物18のいずれかに明けられる長孔によって
大引き5の長さ方向に移動自在にボルト等により接続さ
れ、梁型枠を柱間に設置した後に柱側へ突出して柱の側
面に突き当たり、柱に仮固定されることにより梁型枠の
自重とコンクリートの荷重の一部を柱に負担させる。柱
には支持金物18を接合するためのインサート25が予め埋
設されており、支持金物18は大引き5から柱側へ突出
し、ボルト20がインサート25に螺合することにより柱に
接合される。大引き5の下には梁型枠の移動の便宜より
キャスタ19が固定される。
【0021】図6〜図9に梁型枠の設置から盛り替えま
での手順を示す。梁型枠は図6に示すようにフォークリ
フトによって上昇させられて柱間に架設される。その
後、図7に示すように大引き5の支持金物18,18を柱に
接合すると共に、パネル型枠1のパネル型枠ユニット1
0,10を柱側へ移動させて側板2の柱側の端部を接合部
型枠14に接合する一方、側板2を型枠固定ボルト11で型
枠フレーム4に固定し、調整パネル16の下にサポート17
を設置して梁型枠の設置が完了する。サポート17以外で
の支持力が必要な場合は大引き5の下にもサポート17′
が設置される。
【0022】コンクリートの打設が終了し、必要期間が
経過した時点で、図8に示すようにサポート17を残して
サポート17′が撤去される。梁型枠はフォークリフトに
よって降下させられ、キャスタ19により盛り替えが行わ
れる場所まで移動させられ、更に図9に示すように高所
作業車を利用して上層階へ移動させられる。梁型枠の盛
り替え終了後は図6の作業に戻り、更に図7から図9ま
での作業が繰り返される。
【0023】
【発明の効果】型枠フレームとパネル型枠を分離し、パ
ネル型枠を軸方向に2分割して各パネル型枠ユニットを
型枠フレーム内に軸方向に移動自在に載置すると共に、
パネル型枠の側板を底板に梁の軸に平行な軸回りに回転
自在に接続しているため、柱間距離の相違に対応しなが
ら側板の脱型と設置を型枠フレームから独立して回転の
みによって行うことができ、パネル型枠の脱型と設置の
作業が簡素化される。
【0024】また大引きに剛接合される支柱とつなぎ材
によって梁コンクリートの側圧に対して抵抗するに十分
な剛性を型枠フレームに持たせているため、控えが不要
になる分、型枠フレームの幅が縮小化され、移動時や盛
り替え時に障害になる可能性が減少する。
【0025】更にパネル型枠は2分割されているため、
脱型後に梁型枠の長さを短縮することができ、盛り替え
時に障害になる可能性が低減する。
【0026】請求項2記載発明では大引きの軸方向の両
端に、構築済みの柱の側面に突き当たり、柱に固定され
る支持金物を接続しているため、支持金物を柱に仮固定
することにより梁型枠自身とコンクリートの荷重の一部
を柱に負担させることができ、サポートの必要本数が削
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】梁型枠を示した立面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の一部拡大図である。
【図4】ターンバックルの取付部分の詳細を示した立面
図である。
【図5】図4の底面図である。
【図6】梁型枠を上昇させるときの様子を示した立面図
である。
【図7】梁型枠を設置したときの様子を示した立面図で
ある。
【図8】梁型枠を脱型し、移動させるときの様子を示し
た立面図である。
【図9】梁型枠の盛り替え時の様子を示した立面図であ
る。
【図10】従来の梁型枠を示した立面図である。
【図11】図10の断面図である。
【符号の説明】
1……パネル型枠、10……パネル型枠ユニット、2……
側板、21……リブプレート、3……底板、31……リブプ
レート、4……型枠フレーム、5……大引き、51……リ
ブプレート、6……支柱、7……つなぎ材、8……連結
材、9……丁番、11……型枠固定ボルト、12……ナッ
ト、13……ターンバックル、14……接合部型枠、15……
ボルト、16……調整パネル、17,17′……サポート、18
……支持金物、19……キャスタ、20……ボルト、22……
プレキャストコンクリート板、23,24……金物、25……
インサート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 久雄 神奈川県横浜市中区太田町4丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内 (72)発明者 福田 昌也 神奈川県横浜市中区太田町4丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内 (72)発明者 吉松 敏行 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−340096(JP,A) 特開 平5−113029(JP,A) 特開 平5−33482(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 11/40 E04G 11/48 E04G 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁の打設コンクリートのせき板を構成す
    る、対向する側板と両側板の下端間に跨る底板からな
    り、側板が底板に梁の軸に平行な軸回りに回転自在に接
    続された溝形断面のパネル型枠と、パネル型枠の外周側
    にパネル型枠から分離して組み立てられ、打設コンクリ
    ートの側圧を負担するパネル型枠をその外周側から保持
    する型枠フレームから構成され、パネル型枠は軸方向に
    2分割され、分割された各パネル型枠ユニットは型枠フ
    レームに対して長さ方向に移動自在に型枠フレーム内に
    載置されており、型枠フレームは側板の下方に位置し、
    梁の幅方向に並列して互いに連結される大引きと、側板
    の外側で大引きの長さ方向に間隔をおいて配置され、大
    引きに剛に接合される支柱と、隣接する支柱間に架設さ
    れるつなぎ材からなる梁型枠。
  2. 【請求項2】 大引きの軸方向の両端には構築済みの柱
    の側面に突き当たって柱に固定される支持金物が接続さ
    れており、支持金物が柱に仮固定されて柱に支持される
    ものである請求項1記載の梁型枠。
JP7178404A 1995-07-14 1995-07-14 梁型枠 Expired - Lifetime JP3058055B2 (ja)

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