[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3049537B2 - 生検試料の定着支持方法とその定着支持剤及び包埋カセット - Google Patents

生検試料の定着支持方法とその定着支持剤及び包埋カセット

Info

Publication number
JP3049537B2
JP3049537B2 JP7016903A JP1690395A JP3049537B2 JP 3049537 B2 JP3049537 B2 JP 3049537B2 JP 7016903 A JP7016903 A JP 7016903A JP 1690395 A JP1690395 A JP 1690395A JP 3049537 B2 JP3049537 B2 JP 3049537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
embedding
biopsy sample
container
embedding cassette
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7016903A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08211047A (ja
Inventor
悌二 竹崎
Original Assignee
悌二 竹崎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP7016903A priority Critical patent/JP3049537B2/ja
Application filed by 悌二 竹崎 filed Critical 悌二 竹崎
Priority to EP96901507A priority patent/EP0807807B1/en
Priority to DE69630281T priority patent/DE69630281T2/de
Priority to CN96191716.4A priority patent/CN1100256C/zh
Priority to AU45479/96A priority patent/AU4547996A/en
Priority to PCT/JP1996/000196 priority patent/WO1996024041A1/ja
Priority to KR1019970703976A priority patent/KR100398533B1/ko
Priority to US08/860,709 priority patent/US5968436A/en
Publication of JPH08211047A publication Critical patent/JPH08211047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049537B2 publication Critical patent/JP3049537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/36Embedding or analogous mounting of samples

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は臨床医が病気の診断及
び治療法を決めるため、人体から採取した生検試料を病
理検査室等で顕微鏡検査することのできる薄切り標本に
するまでのいくつかの処理過程の中の一つである生検試
料を変質しないように定着すると共に包埋カセット内に
支持するための定着支持方法とそれに必要な包埋カセッ
ト及び定着支持剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の作業を行う際は臨床医が不
透明な多孔板で形成された蓋付きの偏平な包埋カセット
の中に生検試料を収容して蓋を閉じ、そのまま生検試料
の変質防止剤の入っているカプセルの中に入れて病理検
査室等に送る。
【0003】そこで生検試料を収容されている包埋カセ
ットをカプセルから取り出して、包埋カセットの蓋をあ
けてその中に入っている生検試料とそこに添付されてい
る伝票の記載事項とを照合し、両者の同一性を確認して
から、その生検試料を再び包埋カセットの中に戻して、
そのままアルコールまたはキシレン等の入っている各容
器に夫々入れて、前記生検試料を順次脱水、脱脂、透徹
およびパラフィンまたは樹脂等からなる包埋剤に漬けて
各処理を行う。
【0004】その後、包埋容器の蓋を開けて生検試料を
包埋容器内からピンセット等で直接摘んで取り出して、
予め用意されている別の包埋皿上に載せ換え、その上に
若干空間を隔てて前記包埋カセットの多孔板で形成され
ている底板の部分を配置し、その上から熔融したパラフ
ィンまたは樹脂等からなる包埋剤を注ぎ込んで、該生検
試料を該包埋カセットの一部分と共に前記包埋剤で包埋
し、この状態で前記包埋剤を冷却して包埋カセットと生
検試料を前記包埋剤で一体的に固形化して包埋ブロック
を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は上述のと
おりであるので、病理検査室で生検試料を包埋剤で包埋
する際、生検試料を収容した包埋カセットの蓋を開け
て、その中から生検試料を取り出して予めそこに用意さ
れている別の包埋皿の上に載せ換えるため、そのとき生
検試料をピンセットで直接摘むので、それを局部的に挫
滅して検査試料を傷め、その結果生検試料の検査に支障
を来すおそれがある。
【0006】また一つの包埋カセットの中に互いに異な
る複数の生検試料を所定の配置で収容した場合は、それ
を一つの包埋皿に載せ換える際、誤って前記所定の配置
と異なる配置で載せ換えることがある。そのため、各生
検試料間にコンタミ状態を生ずる機会が生じ、その後行
われるそれぞれの生検試料の顕微鏡検査の結果に重大な
影響を及すことがある。
【0007】さらに、生検試料を包埋カセットから取り
出して別の包埋皿上に載せ換える際、その作業を行うも
のは該生検試料の検査面(薄切り面)が不明であるの
で、それを包埋皿上に正しく設置することが困難であ
り、臨床医の希望する生検試料の検査面に沿ってミクロ
トームで薄切りすることが極めて困難である。
【0008】さらにまた該包埋皿に載せ換えるため、包
埋カセットの蓋を開けた際、それに添付されている伝票
に記載されている通りの生検試料が包埋カセットの中に
見当たらない場合は伝票の記載が誤っているか臨床医が
所定の生検試料を入れ損なったか、或は検査室で包埋カ
セットの蓋を開けた際に脱落して紛失したか、または多
孔板の孔から流失したのか、確認することができず、生
検試料の再採取を行う際の責任の所在が不明になる。
【0009】この発明の目的は生検試料を包埋皿上に載
せる際、ピンセット等で摘まんで、その生検試料を局部
的に挫滅して傷めたり、或は一つの包埋カセットの中に
複数の生検試料を所定の順番で配置した際、誤ってそれ
と異なる状態で包埋皿上に配置する機会をなくすること
である。
【0010】他の目的は臨床医または病理医が希望する
生検試料の薄切り面に沿ってその生検試料を包埋皿に設
置し、包埋後その薄切面に沿ってミクロトームで薄切り
することができるようにすることである。
【0011】また他の目的は臨床医が包埋カセットに収
容した生検試料の数をそれを包埋する前に、包理カセッ
トに予じめ添付されている伝票に記入されている生検試
料の数と一致しているか否かを確認する操作を容易にす
ると共に、その際生検試料を誤って紛失したり、該生検
試料が包埋カセットの多孔板の孔から流出することがな
いようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
蓋または底面の何れかが透明な多孔板で形成された偏平
な包埋カセットの内部に生検試料を収容し、該生検試料
の周囲にグルコマンナンと防腐剤とからなる定着支持剤
を充填して、生検試料を変質しないように定着すると共
に包埋カセット内で移動しないように支持し、これらを
カプセル中の変質防止剤を混入したアルコール類又はア
セトン等のゲル化剤に浸漬して該定着支持剤をゲル化す
ることによって生検試料を前記包埋カセット中に一体的
に支持する方法である。
【0013】このようにして包埋カセット中に定着支持
された状態の生検試料はそれをそのままの状態でアルコ
ール中に浸漬して脱水、脱脂し、キシロールに漬けて脱
アルコール(透徹)し、さらにパラフィンまたは樹脂等
からなる包埋剤に漬けて包埋剤に置換し、その後包埋カ
セットの中から定着支持剤中に埋込まれているゲル状ブ
ロックの状態で取り出して、これをそのまま包埋皿上に
載置する。
【0014】該ゲル状ブロックの上部に若干の間隙をお
いて前述の空になった包埋カセットの底面を配置し、こ
れらにその上方から熔融状態のパラフィンまたは樹脂等
からなる包埋剤を注入し、その後冷却することによって
冷却固化すると共にその包埋剤の中に定着支持剤と一緒
に生検試料を包埋カセットの底面と共に包埋するもので
ある。
【0015】またこの発明は水に防腐剤を加えた溶媒で
マンナンの精粉を溶解することによって得られる生検試
料の定着支持剤である。
【0016】さらにこの発明は平面状の枠体の中央部
に偏平な容器の周囲を該平面状枠体の一側面に向けて突
設し、該容器の蓋と底面の少なくとも一方を透明な多孔
板で形成し、また同容器の開口部の周囲における平面状
枠体に突条縁を該平面状枠体の他側面に向けて突設し、
さらに該突条縁と前記容器の周囲との間における平面状
枠体にその両側面に通ずる排気用連通孔を形成した生検
試料の包埋カセットである。
【0017】
【作用】臨床医が人体から、必要な生検試料を採取し、
それを蓋または底面の少なくとも一方が透明な多孔板で
形成された偏平な包埋カセットの内部に収容し、該生検
試料の上方及び周囲にグルコマンナンとホルマリン等の
試料保存兼防腐安定液とからなる定着支持剤を充填し、
これらをその状態でカプセルに入れてグルコマンナンの
ゲル化剤に浸漬して、該グルコマンナンをゲル化するこ
とによって、その生検試料を包埋カセット中にそれと一
体的に支持する。
【0018】その状態の生検試料を順次脱水、脱脂、透
徹、包埋剤の各処理剤で処理した後、包埋カセットから
グルコマンナンに埋設された状態で生検試料を取り出
し、それを包埋皿上に載置すると共にその上部に前記空
の包埋カセットを配置し、該包埋カセットを介して生検
試料の上から熔融状態の包埋剤を注入してその包埋剤で
生検試料を直接包埋し、該包埋剤を冷却して固化し、前
記包埋カセットの少なくとも一部分と定着支持剤に埋設
された状態の生検試料と包埋剤を一体的に固化して包埋
ブロックを形成する。
【0019】
【実施例】この発明の実施例を添付図面の図1乃至図7
によって説明すると、まず図1に示すように底面1が透
明な多孔板2で形成された蓋3付きの偏平な合成樹脂製
包埋カセット4をシャーレ12の上に置いて、その包埋
カセット4の内部に生検試料5を収容し、該生検試料5
の上方及び全周囲に精製した水溶性繊維マンナン[天然
多糖グルコマンナン(Glucomannan)]と防腐剤、例えば
ホルマリンとからなる定着支持剤6を定着支持剤容器1
3から矢印A6に示すように流し込んで充填し、該生検
試料5を変質しないように定着すると共に包埋カセット
4に支持する。
【0020】この際、臨床医の希望する生検試料5の検
査面16の面が図2の拡大図に示すようにその包埋カセ
ット4の底面1に接着するように予め前記定着支持剤6
で支持する。
【0021】前述の包埋カセット4は図1〜8、および
図10〜12に示す如く、長方形の平面状枠体41の中
央部に偏平な容器42の下縁部43を該平面状枠体41
の下面に向けて突設し、該容器42の蓋3および底面1
の少なくとも一方を透明な多孔板2で形成している。
【0022】該容器42の開口縁の周囲における平面状
枠体41の上面に突条縁44を形成し、さらに前記容器
42の周囲における平面状枠体41にその上下両側面に
通ずる連通孔45を形成している。
【0023】前記包埋カセット4の前端部に前方掛止片
46を、後端部に後方掛止片47を夫々形成し、これら
に前記蓋3を着脱自在に嵌合している。
【0024】また前記定着支持剤6は黒皮部分を厚く
剥いたこんやく芋の荒粉を搗いて、それを風選して得ら
れる精製マンナン8.4gをホルマリン液100m
l、第1リン酸ナトリウム(NaH2PO4・H2O)
4.0g、無水第2リン酸ナトリウム(Na2HPO4
6.5g、蒸留水900mlからなる10%中性緩衝ホ
ルマリン1000mlの溶媒に溶解して得られる。
【0025】このようにして得られる定着支持剤の成分
である水溶性食物繊維は元来その構造及び性状が通液性
であり、多くの染色色素に染まらないので、生検標本を
染色した際生検試料との区別が明確になり染色状態の生
検標本の観察を妨げることがない。
【0026】定着支持剤の定着とは蛋白質の凝固作用を
利用して、生の組織を経時的に変質しないように固定
し、生検試料の各成分の形態を生前に近い状態に保つこ
とであり、また支持とは、生検試料を包埋カセット内の
底板上面に移動しないように確実に接着してその位置を
保つことである。
【0027】図1に示す状態の包埋カセット4と生検試
料5と定着支持剤6を図3に示すようにカプセル14と
その蓋15内に入れられている50%メタノールとホル
マリンからなるゲル化剤7に浸漬して、該定着支持剤6
をゲル化することによって生検試料5を前記包埋カセッ
ト4中に一体的に支持し、この状態で臨床医室から病理
室に郵送等で移動する。
【0028】前述のグルコマンナンのゲル化剤7として
は例えばアルコールホルマリン、アルコール、ポリエチ
レングリコール、グリセリン等のアルコール類及びアセ
トンが用いられる。それはゲル化剤としてカルシウム等
を使用するとそのカルシウムイオンが生検試料の中に入
り込んで、その検査結果を誤らせるという致命的な欠点
を避けるためである。
【0029】病理室においてカプセル14から、包埋カ
セット4に固定されている状態で生検試料5を取り出し
て、図4に示す様にそこに予め用意されている処理容器
9内のアルコール等の高脱水処理剤8aに浸して脱水処
理し、その後順次別の処理容器(図示していない)内の
脱脂、および透徹の各処理剤8b、8cに順次浸して、
脱水、脱脂、および透徹し、パラフィンまたは樹脂等か
らなる熔融包埋剤を浸透させる。
【0030】その後処理容器9内から包埋カセット4を
取り出し、さらにその包埋カセット4の中から前記熔融
包埋剤の浸透した生検試料5を図5に示すように定着支
持剤6中に埋設されているゲル状ブロック36の状態で
取り出して、そのまま図6に示すように包埋皿10上に
載置する。
【0031】該生検試料5の上部における包埋皿10に
前記空の包埋カセット4を配置し、その上からこれらに
包埋剤として熔融状態のパラフイン11を注入し、これ
を冷却することによって冷却固化し、その固化したパラ
フイン11の中に定着支持剤に埋設された生検試料5を
包埋カセット4の一部と共に包埋する。
【0032】パラフィン11を注入する際、そのパラフ
ィン11は多孔板2の孔を通じて定着支持剤6と一体の
生検試料5で形成されているゲル状ブロック36の周囲
及び平状枠体41の下面で閉じられた空間に流れ込
み、この部分を充填する。この際、該空間内の空気を排
気用連通孔45を通じて排出する。また、その際平
枠体41の下面を包埋皿10の内面に密着し、かつ平
状枠体41の上面に突条縁44を形成しておくことによ
って、該平状枠体41の上面に流れ込むことを防止で
きるので、パラフィンの冷却後、この部分にパラフィン
11が固着して、その後の薄切りに際して、ミクロトー
ムの支持台19に取り付ける際の妨げになることがな
い。
【0033】パラフイン11が硬化した後図6に示す状
態の包埋皿10から包埋カセット4を取り除くことによ
って、図7に示すように包埋カセット4の底面1の多孔
板2をパラフイン11で鋳込んだ状態で、しかもその中
に生検試料5を包埋した生検試料の包埋ブロック18を
得る。
【0034】その後該包埋ブロック18を図8の支持台
19で保持し、ミクロトームの刃17を矢印A17方向
に往復動して薄切りし、図9の生検試料の薄切り切片2
0を得る。
【0035】図8に示す肉厚t0、例えば1.5mmの
合成樹脂製の包埋カセット4の高さhは両側の支持台1
9、19で支持されている包埋ブロック18を刃17で
薄切りする際、包埋ブロック18が実用上変形しないよ
う剛性を保てるような高さ、例えば5mm以上にするこ
とが必要である。
【0036】また該合成樹脂製の包埋カセット4の底面
1の多孔板2をパラフィン11等の包埋剤の中に埋め込
んでも、合成樹脂とパラフィン11の性質上、両者は剥
離し易いので、そのパラフィン11を多孔板2に剥離し
ないようにからめて固定するため、該包埋カセット4の
内側におけるパラフィン11の厚さt1は剥離しない程
度の厚さ、例えば3.5mm以上にすることが必要であ
る。
【0037】さらに上述のように包埋ブロック18を刃
17で薄切りする際、各生検試料5の中の特定の生検試
料5aの所望の切断面S5を得たいときは該刃17を矢
印A17方向に対して若干傾斜θして矢印B17方向に
往復動しなければならないが、このときは刃17が支持
台19の上面に近づき、場合によっては支持台19によ
ってその運動を妨げられるので、包埋ブロック18にお
ける包埋カセット4の周囲の平面上枠体41から上部の
パラフィン11の厚さt2は、前記刃17の往復運動の
妨げにならない厚さ、例えば6mm以上にする必要があ
る。
【0038】このような理由で包埋ブロック全体の厚さ
tは包埋カセット4の高さhと、その包埋カセット4の
周囲の枠体41上におけるパラフィン11の厚さt2
えば6mmから突出容器42の高さh1、例えば2.5
mmを除いたパラフィン11の厚さt3との和、即ち、
t=h+(t2−h1)・・・(1)で示される。例え
ば、t=5mm+(6mm−2.5mm)=8.5mm
になる。
【0039】これに対して図13に示す従来の包埋カセ
ット34を用いた図15に示す包埋ブロック38は図8
に示す突出容器42に相当する部分がないため、その高
さh 1が全くないので、この場合の包埋ブロック38の
厚さtは前記(1)式において、h1=0であるので、
図15の包埋ブロック38の厚さtはh+t2となり、
前述の例で示せば、t=5mm+6mm=11mmにな
る。なお図13の多孔板32及び図14の蓋33は夫々
本発明の前記実施例の多孔板2及び蓋3に相当するもの
である。
【0040】従って、本発明の包埋ブロック18の厚さ
tは従来例のそれと比較して、前例で示せば、11mm
−8.5mm=2.5mm、即ち、偏平容器42の高さ
1だけ薄くなる。このため包埋ブロックの性質上多数
個(例えば万単位)保管しておく際、その保管場所の容
積を従来例と比較して著しく減少させることができる。
【0041】この発明の実施例を添付図面の図1乃至8
及び図10で説明したがこの発明はその実施例のみに限
定されるものでなく、本発明の要旨の範囲内においてそ
の構成を部分的に変更したり付加して実施することが可
能である。
【0042】例えば、包埋カセット4の底面1は前記実
施例のように透明な材料で形成する代わりに、図11に
示すように該底面1の中央部に格子22付の窓孔21を
形成し、その窓孔21に透明な多孔材で形成した通液性
のシート状薄片31を嵌合しておくこともできる。この
場合、通液性のシート状薄片31として通液性のクロス
または和紙等(図示してない)を用いることができる。
なお、この図11、後述の図12中前述の実施例で用い
た図面符号と同一の図面符号の部分はその部分の名称及
び機能についても同様である。
【0043】この図11の実施例のように窓孔21に通
液性のシート状薄片31を嵌合する代りに図12に示す
如く窓孔21に多孔皿24を嵌合し、その周囲に張り出
すように形成した鍔23を該窓孔21の周縁に掛け止め
ておくこともできる。
【0044】さらに前記定着支持剤6は前述の実施例の
ほかに黒皮部分を厚く剥いたこんにゃく芋の荒粉を搗い
て、それを風選して得られる精製マンナン8.4gをホ
ルマリン原液200ml、生理食塩水800mlからな
る20%ホルマリン生理食塩水1000mlの溶媒に溶
解して得ることも可能である。
【0045】またさらに前記定着支持剤6を得る際に用
いる防腐剤は前述の実施例のほかにホルムアルデヒド、
パラホルムアルデヒド、グルタールアルデヒド、氷酢
酸、チモール、クレオソート、クレゾール等を用いるこ
とができる。
【0046】さらにまた前述の実施例はゲル状ブロック
の包埋剤として熔融状態のパラフィン11を注入し、こ
れを冷却固化して包埋する方法について述べているが、
この包埋方法もこれだけに限定されるものでなく、次の
ような二つの実施例のようにすることができる。
【0047】その1つの実施例は、パラプラスト・ピッ
コライト(Paraplast−piccolyte)
二重包埋法と称するものであって、これはテルペン系β
−ピネンから合成された炭水化物樹脂で高い融点(摂氏
115度)をもつ白色物質のピッコライトを乳鉢で細か
くし、それを摂氏60度に熔かしたパラプラストに10
%の割合で熔かし、これを冷却して固化した状態で保存
し、これとは別に用意されたグルコマンナン(定着支持
剤)に支持された生検試料を前述の如く脱水・パラフィ
ン浸透後の最終包埋の段階で前記固化した状態の10%
ピッコライト混合パラプラストを摂氏60度以上に上げ
ないように再度熔かした液に入れて包埋する。
【0048】その他の実施例は、ヒストレジンプラス
(ライカ社)包埋法と称するものであって、下記の〜
の工程からなっている。 生検試料をゲル化したグルコマンナンで固定した後、
脱水をアルコールかアセトンまたはグリコールメタクリ
レート(GMA)のいずれかで行なう。 ベーシックレジン(Basic Resin)(HE
MA:ジヒドロキシエチルメタクリレート及び可塑剤と
してのヒドロキシエーテル)100mlにアクチベータ
ベンゾールペロキシド(Activator benz
oylperoxide)(反応開始剤:ペルオキシド
ルシドールCH50)0.6gを混和させ摂氏4度に冷
却してヒストレジンプラス浸漬液を得る。 摂氏4度に冷却されたヒストレジンプラス浸漬液Aの
中に該定着支持剤で支持された生検試料を入れて浸漬す
る。 その後、ヒストレジンプラス浸漬液A(摂氏4度)3
0mlに硬化剤(Hardener)1mlを摂氏4度
で混和してヒストレジンプラス包埋液Bを得る。 摂氏4度にて浸漬後の該定着支持剤で支持されている
生検試料をヒストレジンプラス包埋液Bの中に入れて、
摂氏4度のまま5分間攪拌する。 予め、冷却しておいたヒストレジン包埋用モールドト
レイの中に摂氏4度のヒストレジンプラス包埋液Bを流
し込み該定着支持剤で支持された試料をその中に入れて
検査薄切面を下にして配置する。 そして素早くPEフォイル(フィルム)を試料の入っ
ている包埋樹脂の上に被せて完全に密封する。この際ヒ
ストレジンプラスは酸素により重合が阻害され固化しな
い(重合固化の時間は摂氏4度で3時間以上)。 その後、ブロックホルダー(支持台)に、試料の包埋
された重合固化した樹脂を支持固定する。
【0049】
【発明の効果】この発明は上述のとおりであり、病理検
査室で生検試料をパラフィン等の包埋剤で包埋する前
に、包埋カセットの中から生検試料を取り出して別の包
埋皿の上に載せ換える際、生検試料を包埋カセットの中
から定着支持剤中に埋設されて一体的になっている熔融
包埋剤の浸透したゲル状ブロックの状態で取り出して、
そのまま包埋皿上に載置するので、そのとき生検試料を
ピンセットで直接摘ままないで定着支持剤を介して摘む
ことができ、その生検試料をピンセットで局部的に挫滅
して検査試料を傷めたり、或いは包埋剤をアルコール等
でゲル化しているので、そのゲル化剤によって検査試料
の中にカルシウムイオン等が入り込まず、その結果生検
試料の検査結果を狂わせるおそれがない。
【0050】また生検試料を包埋カセットの中から定着
支持剤中に埋設されて一体的になっている熔融包埋剤の
浸透したゲル状ブロックの状態で取り出して、そのまま
包埋皿上に載置するので、一つの包埋カセットの中に互
いに異なる複数の生検試料を所定の順番で配置した場合
でも、それを一つの包埋皿に載せ換える際、誤って前記
所定の配置と異なる配置で載せ換えて各検査試料相互間
にコンタミを発生させるおそれが全くなく、前記従来の
方法のようにその後のそれぞれの生検試料の検査の結果
に重大な影響を及すことがない。
【0051】さらにこの発明は包埋カセットの内部に生
検試料を収容し、該生検試料の周囲にグルコマンナンと
生検試料保存防腐安定液とからなる定着支持剤を流し込
んで充填するので、その際臨床医または病理医の希望す
る生検試料の検査面をミクロトームで薄切りできるよう
に、その検査面を包埋カセットの底面と平行に予め前記
定着支持剤で支持しておくことができ、臨床医または病
理医の検査したい検査面を生検試料の包埋作業者に正確
に指示することができる。
【0052】さらにまたこの発明は、蓋と底面の少なく
ともその何れかが透明な多孔板で形成された偏平な包埋
カセットの内部の生検試料の周囲にグルコマンナンと生
検試料保存防腐安定液とからなる透明な定着支持剤を充
填しているので、多孔板上に生検試料を設置する際、透
明な定着支持剤を透して見ながら行うことができ、所望
の検査面を多孔板の上面に正確に密着することができ
る。その包埋カセットの蓋を開けて包埋皿に載せ換える
前に、それに添付されている伝票に記載されている生検
試料の数と、前記透明な蓋又は底面を介して見える生検
試料の状態とその数を容易に比較できる。
【0053】従って本発明によれば包埋作業者が蓋を開
けた際に生検試料のみが脱落して紛失することは生じな
いので、前記従来のように包埋皿に載せ換える際に該伝
票に記載されている数の生検試料が包埋カセットの中に
見当たらない場合は包埋作業者が蓋を開けた際に脱落し
て紛失する以外の作業で紛失したことを確認することが
でき、その生検試料を探す範囲が限定され、再採取を行
う必要性がそれだけ減少する。
【0054】また特にこの発明の包埋カセットは平面状
枠体の中央部に偏平な容器の底面の多孔板を該平面状枠
体の一側面に向けて突設しているので、これをパラフィ
ン等の包埋剤中に埋設して包埋ブロックを形成する際、
その包埋剤を多孔板に充分固定し、かつ平面状枠体上の
包埋剤の厚さを刃の往復動の妨げにならないように従来
と等しくしても、包埋ブロック全体の厚さを前記平面状
枠体の突設高さに相当する厚さだけ薄くすることができ
る。
【0055】従って、本発明の包埋カセットを用いて形
成した包埋ブロックはその全体の厚さが従来のものと比
較して薄くなるので、多数の臨床医から集荷された膨大
な数の包埋カセットをその中の生検試料が変質しないよ
うに保管しておく都合上、その容積が少なくてすみ、極
めて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の生検試料の定着支持方法の実施例に
おける定着支持剤注入過程を示す縦断面図である。
【図2】図1の一部分の拡大断面図である。
【図3】同上の方法におけるゲル化過程を示す縦断面図
である。
【図4】同上の方法における脱水、脱脂、透徹して包埋
剤を浸透する各過程を示す縦断面図である。
【図5】同上の方法における定着支持剤に埋設された生
検試料の状態を示す縦断面図である。
【図6】同上の方法によって得られた生検試料の包埋過
程を示す縦断面図である。
【図7】図6の包埋過程を終了後したの生検試料の状態
を示す縦断面図である。
【図8】図6に示す生検試料を薄切りする状態の縦断面
図である。
【図9】図8によって得られる薄切りされた薄切り切片
である。
【図10】本発明の包埋カセットの実施例の斜面図であ
る。
【図11】この発明の他の実施例における図1に相当す
る状態の縦断面図である。
【図12】また他の実施例の図1と同じ状態の縦断面
図である。
【図13】従来の包埋カセットの斜面図である。
【図14】図13の包埋カセットの蓋の斜面図である。
【図15】図13の包埋カセットを用いた包埋ブロック
における図8の状態に相当する縦断面図である。
【符号の説明】
1 底板 2 多孔板 3 蓋 4 包埋カセット 5 生検試料 6 定着支持剤 7 50%アルコールホルマリン等のゲル化剤 8 脱水処理剤 10 包埋皿 11 パラフィン 14 カプセル 16 検査面 18 包埋ブロック 21 窓孔 22 格子 23 鍔 24 多孔皿 31 通液性の多孔シート状薄片 32 多孔板 41 平面状枠体 42 偏平な容器 44 突條縁 45 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−46560(JP,A) 特開 平2−142701(JP,A) 特開 昭53−87797(JP,A) 実開 平1−61660(JP,U) 実開 昭60−120358(JP,U) 実開 昭63−135166(JP,U) 実開 平1−61659(JP,U) 実開 昭57−144061(JP,U) 実開 昭58−132870(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/36 G01N 33/48

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の蓋と底面の少なくとも一方を透明な
    多孔板で形成された偏平な包埋カセットに生検試料を収
    容し、その生検試料の周囲の空間にマンナンと防腐剤と
    からなる透明な定着支持剤を注入して、その中に生検試
    料を埋め込み、その状態の定着支持剤をアルコール類を
    含むマンナン用のゲル化剤からなる液中に浸漬してゲル
    化することを特徴とする生検試料の定着支持方法。
  2. 【請求項2】 水と防腐剤及びマンナンの精粉で構成さ
    れていることを特徴とするマンナンと防腐剤とからなる
    透明な定着支持剤。
  3. 【請求項3】 防腐剤の中に少なくともホルムアルデヒ
    ドを含有していることを特徴とする請求項2記載の生検
    試料の定着支持剤。
  4. 【請求項4】容器の蓋と底面の少なくとも一方を透明な
    多孔板で形成した生検試料を収容する偏平な包埋カセッ
    トであって、該容器の開口部の周縁に、そこから外周方
    向に張出す平面状枠体を形成して、該容器の底面を該平
    面状枠体の一側面に向けて突設し、また同容器の開口部
    の周縁における該平面状枠体の他側面に向けて突条縁を
    突設し、さらに該突条縁と前記容器の周囲との間におけ
    る平面状枠体にその両側面に通ずる排気用連通孔を形成
    することを特徴とする生検試料の包埋カセット。
  5. 【請求項5】 透明な多孔板で形成されている容器の底
    面がその中央部に格子付き窓孔を形成され、その窓孔に
    通液性のシート状薄片を嵌合されていることを特徴とす
    る請求項4記載の生検試料の包埋カセット。
  6. 【請求項6】 偏平な容器の底面が、その中央部に形成
    された格子付の窓孔に透明な合成樹脂製の多孔シートで
    形成した通液性のシート状薄片を嵌合することによって
    形成されていることを特徴とする請求項4記載の生検試
    料の包埋カセット。
  7. 【請求項7】 偏平な容器の底面がその中央部に形成さ
    れた格子付の窓孔に透明な織布で形成した通液性のシー
    ト状薄片を嵌合することによって形成されていることを
    特徴とする請求項4記載の生検試料の包埋カセット。
  8. 【請求項8】格子付の窓孔に嵌合される通液性の多孔シ
    ート状薄片が、周囲に鍔を張り出している多孔皿で形成
    されていることを特徴とする請求項6記載の生検試料の
    包埋カセット。
JP7016903A 1995-02-03 1995-02-03 生検試料の定着支持方法とその定着支持剤及び包埋カセット Expired - Fee Related JP3049537B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7016903A JP3049537B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 生検試料の定着支持方法とその定着支持剤及び包埋カセット
DE69630281T DE69630281T2 (de) 1995-02-03 1996-02-01 Verfahren zur befestigenden unterstützung von biopsieproben, befestigungsunterstützungsmittel und einbettungskassette
CN96191716.4A CN1100256C (zh) 1995-02-03 1996-02-01 生物检测样品的固定支持方法及其固定支持剂和包埋盒
AU45479/96A AU4547996A (en) 1995-02-03 1996-02-01 Method of fixedly supporting biopsy specimen, fixedly supporting agent, and embedding cassette
EP96901507A EP0807807B1 (en) 1995-02-03 1996-02-01 Method of fixedly supporting biopsy specimen, fixedly supporting agent, and embedding cassette
PCT/JP1996/000196 WO1996024041A1 (fr) 1995-02-03 1996-02-01 Methode de support fixe d'echantillon biopsique, agent de support fixe et cassette d'inclusion
KR1019970703976A KR100398533B1 (ko) 1995-02-03 1996-02-01 생검시료의정착지지방법과그정착지지제및포매카세트
US08/860,709 US5968436A (en) 1995-02-03 1996-02-01 Method of fixedly supporting biopsy specimen and embedding cassette

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7016903A JP3049537B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 生検試料の定着支持方法とその定着支持剤及び包埋カセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08211047A JPH08211047A (ja) 1996-08-20
JP3049537B2 true JP3049537B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=11929111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7016903A Expired - Fee Related JP3049537B2 (ja) 1995-02-03 1995-02-03 生検試料の定着支持方法とその定着支持剤及び包埋カセット

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5968436A (ja)
EP (1) EP0807807B1 (ja)
JP (1) JP3049537B2 (ja)
KR (1) KR100398533B1 (ja)
CN (1) CN1100256C (ja)
AU (1) AU4547996A (ja)
DE (1) DE69630281T2 (ja)
WO (1) WO1996024041A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105372102A (zh) * 2015-07-14 2016-03-02 黄桂晓 一种医学检验穿刺标本收集固定装置

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU7507296A (en) * 1995-11-17 1997-06-11 Teiji Takezaki Case for fixing and supporting biological sample
US5817032A (en) 1996-05-14 1998-10-06 Biopath Automation Llc. Means and method for harvesting and handling tissue samples for biopsy analysis
JP3777484B2 (ja) * 1997-02-21 2006-05-24 悌二 竹崎 生物試料、生検試料、又は、細胞の保管方法及び保管容器
SE513921C2 (sv) * 1999-02-17 2000-11-27 Volvo Aero Corp Förfarande för framställning av provkutsar
NO992217L (no) * 1999-05-06 2000-11-07 Total Biopsy Biopsikassettenhet og fremgangsmÕte for biopsiprepareringer ved bruk av biopsikassettenheten
US6395234B1 (en) 2000-02-08 2002-05-28 Triangle Biomedical Sciences, Inc. Sample cassette having utility for histological processing of tissue samples
US6780380B2 (en) 2001-01-16 2004-08-24 Triangle Biomedical Sciences, Inc. Tissue processor
JP4707908B2 (ja) * 2001-09-28 2011-06-22 サクラファインテックジャパン株式会社 包埋皿
NO315063B1 (no) 2001-10-19 2003-06-30 Total Biopsy As Anordning og fremgangsmåte ved kassett for preparering av biologiske pröver
AU2003231827A1 (en) * 2002-05-23 2003-12-12 Invitrogen Corporation Pseudo-tissues and uses thereof
CN101435753B (zh) * 2002-09-26 2011-08-03 比欧帕斯自动化公司 用于保持组织标本的盒
US7179424B2 (en) 2002-09-26 2007-02-20 Biopath Automation, L.L.C. Cassette for handling and holding tissue samples during processing, embedding and microtome procedures, and methods therefor
JP4237704B2 (ja) * 2002-09-26 2009-03-11 バイオパス・オートメーション・エル・エル・シー 処理、包埋、およびミクロトームによる切片化手順中に組織標本をハンドリングし保持するカセット、およびそのための方法
US20040219177A1 (en) * 2003-04-29 2004-11-04 Jacobs Randy J. Depleted skin barrier replenishing skin creams composition and method of application
DE10342264C5 (de) * 2003-09-12 2012-10-31 Leica Biosystems Nussloch Gmbh System zum eindeutigen Zuordnen von histologischen Kassetten und Objektträgern
US8518348B2 (en) 2003-11-26 2013-08-27 Leica Biosystems Richmond, Inc. Histological specimen retaining device
US7521021B2 (en) 2003-11-26 2009-04-21 Leica Biosvstems St. Louis Llc System for in situ processing of a tissue specimen
CN100451649C (zh) * 2004-01-08 2009-01-14 中南大学湘雅医学院肿瘤研究所 一种细胞芯片制作方法及其器具
KR100458860B1 (ko) * 2004-04-22 2004-12-03 송영민 생검시료의 검사를 위한 보조기구
JP4642498B2 (ja) * 2005-02-10 2011-03-02 村角工業株式会社 医療検査用カセット及び該カセットを用いたカセットブロックの製造方法
JP4667061B2 (ja) * 2005-02-14 2011-04-06 村角工業株式会社 医療検査用検体薄片の製造方法
US20070116612A1 (en) * 2005-11-02 2007-05-24 Biopath Automation, L.L.C. Prefix tissue cassette
US8283134B2 (en) 2005-12-27 2012-10-09 Kyoto University Cassette for fixing, embedding and slicing biological tissues and method of using the cassette
CN100410652C (zh) * 2006-01-12 2008-08-13 上海交通大学 细胞水平的生物进化的教学试剂盒
JP4797167B2 (ja) * 2006-01-18 2011-10-19 国立大学法人 東京大学 包埋用カセット
US7975586B2 (en) 2006-02-06 2011-07-12 Leica Biosystems Richmond, Inc. Microtome and method of reversibly altering a microtome
EP1829613B1 (de) 2006-03-02 2022-03-30 Nexus Biosystems, Inc. Aufbewahrungseinheit und Transfersystem zum Aufbewahren und Bereitstellen von Biologischen proben
JP2008076347A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Asia Kizai Kk 生検試料の定着支持剤、生検試料の定着支持剤の製造方法、及び生検試料の定着支持方法。
WO2008073387A1 (en) * 2006-12-12 2008-06-19 Biopath Automation, L.L.C. Biopsy support with sectionable resilient cellular material
WO2008112145A1 (en) * 2007-03-09 2008-09-18 Quickmbed, Inc. Tissue sample support and orientation device
DE102008025787B3 (de) * 2008-05-29 2010-02-11 Hirt Zerspanungstechnik Gmbh Vorrichtung zum Entfernen von überschüssigem Einbettmedium
WO2010030358A1 (en) * 2008-09-12 2010-03-18 Quickmbed, Inc. Scaffold for tissue sample orientation
ES2652615T3 (es) 2009-01-22 2018-02-05 Biopath Automation, L.L.C. Soporte de biopsia seccionable de micrótomo para orientar muestras de tejido
DE102010012546B4 (de) * 2010-02-25 2018-09-13 Institut für Pathologie Kaufbeuren-Ravensburg GbR (Vertretungsberechtigter Gesellschafter: Herr PD Dr. med. Stephan Schwarz-Furlan, 87600 Kaufbeuren) Verfahren zur Aufarbeitung und Optimierung von Zell- oder Gewebematerial für die Zytologie bzw. Histologie
NL2005461C2 (nl) * 2010-10-06 2012-04-11 Klinipath B V Gietmal, samenstel van zo een gietmal en opsluitelement, werkwijze voor het prepareren van weefsel en inrichting voor het onttrekken van water uit weefselmateriaal.
ES2391519B1 (es) * 2010-11-18 2013-06-21 María Esther IRIZAR URIBARRI Capsula-molde para el procesado de biopsias.
JP5372899B2 (ja) * 2010-12-14 2013-12-18 サクラファインテックジャパン株式会社 包埋皿およびその製造方法
JP5225437B2 (ja) * 2011-08-01 2013-07-03 村角工業株式会社 医療検査用カセット
US20130130224A1 (en) * 2011-11-23 2013-05-23 Clorinda Victoria Contreras Villasmil Method For The Analysis of Biological Samples Through Medical Ultrasound
ES2832554T3 (es) 2012-06-22 2021-06-10 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Recipiente para muestras de tejido
WO2013192606A1 (en) 2012-06-22 2013-12-27 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Biopsy tissue sample transport device and method of using thereof
WO2014025392A1 (en) * 2012-08-09 2014-02-13 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Methods and compositions for preparing biological specimens for microscopic analysis
CN104995498B (zh) * 2012-12-17 2018-04-03 尤西-凯尔有限公司 用于将生物样本包埋在块体中的模具和模塑设备以及相关方法
CA2845832C (en) 2013-03-15 2020-09-22 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Tissue cassette with biasing element
US9097629B2 (en) 2013-03-15 2015-08-04 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Tissue cassette with retractable member
US9052256B2 (en) 2013-03-15 2015-06-09 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Method for processing and embedding tissue
WO2016001126A1 (en) * 2014-06-30 2016-01-07 Koninklijke Philips N.V. Sample holder for biological samples
CN104597094B (zh) * 2015-01-22 2017-02-22 北京农业智能装备技术研究中心 一种植物活体动态离子流检测装置
JP6284241B2 (ja) * 2015-04-27 2018-02-28 学校法人北里研究所 生体組織固定用組成物入り容器
WO2017023666A1 (en) * 2015-08-04 2017-02-09 Biopath Automation, L.L.C. Sectionable cassette and embedding frame with tissue immobilizing separable lid, and methods for preparing biopsy tissue samples
CN107045190A (zh) * 2016-02-05 2017-08-15 亿观生物科技股份有限公司 样品承载模块与可携式显微镜装置
CN110057647A (zh) * 2019-04-15 2019-07-26 中国人民解放军第八一医院 非离子型kgm固定病理组织样本的新方法
CN110608934B (zh) * 2019-10-19 2022-04-05 杭州海世嘉生物科技有限公司 一种独立脱水包埋组件及其使用方法
CN113970472B (zh) * 2020-07-23 2023-08-22 北京仁诚神经肿瘤生物技术工程研究中心有限公司 组织切片方法以及用于组织切片的成型装置
CN115322501B (zh) * 2021-05-25 2023-11-24 浙江大学 一种用于固定脆弱物品的可逆可循环利用固定剂及固定提取方法
CN115399310B (zh) * 2022-08-23 2024-01-16 贵州大学 一种环氧树脂包埋动物组织标本的制作方法及应用
WO2024181442A1 (ja) * 2023-02-27 2024-09-06 株式会社ニコン 包埋用容器、包埋方法、および包埋装置

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US236383A (en) * 1881-01-04 And wilson pratt
US1952528A (en) * 1930-02-27 1934-03-27 Bedford Bruce Method of making molded articles
US3489265A (en) * 1967-05-22 1970-01-13 Product Packaging Corp Fragile plate carrier
US3596317A (en) * 1969-08-15 1971-08-03 Donald C Nicholson Apparatus for making plastic-embedded specimens
US3733768A (en) * 1971-02-12 1973-05-22 B Carls Storage of histology specimens
US3752306A (en) * 1971-07-06 1973-08-14 J Thompson Gel encapsulating enclosure and method
US3940219A (en) * 1974-07-11 1976-02-24 Pickett John E P Compact telescoping tissue processing, embedding microtome holder and storage receptacle
US3994763A (en) * 1975-02-06 1976-11-30 Robert Sheath Method of making a decorative article containing encapsulated material
JPS6023299B2 (ja) * 1977-01-12 1985-06-06 富士写真フイルム株式会社 電気泳動膜
US4278626A (en) * 1979-08-13 1981-07-14 Marin Atanasovski Method of casting photographs in dome-shaped structures
JPS6335412Y2 (ja) * 1981-03-05 1988-09-20
JPS58132870U (ja) * 1982-03-02 1983-09-07 サクラ精機株式会社 微小組織片の固定包埋処理用容器
JPS59183347A (ja) * 1983-04-01 1984-10-18 Chiyoda Seisakusho:Kk 顕微鏡標本の包埋方法
US4724110A (en) * 1983-11-28 1988-02-09 Arnold Ben A Method of making a test phantom
JPS60120358U (ja) * 1984-01-25 1985-08-14 株式会社 記録社 極小組織片の採収容器
JPS62236839A (ja) * 1986-04-08 1987-10-16 Yoshiaki Motozato 架橋されたグルコマンナン球状粒子及びその製法
US4851394A (en) * 1986-12-30 1989-07-25 Uni Colloid Kabushiki Kaisha Glucomannan/polyhydric alcohol composition and film prepared therefrom
JPH0355090Y2 (ja) * 1987-02-25 1991-12-06
JPH0540450Y2 (ja) * 1987-10-14 1993-10-14
JPH0540449Y2 (ja) * 1987-10-14 1993-10-14
JPH068818B2 (ja) * 1987-11-27 1994-02-02 サクラ精機株式会社 生体組織検査用固定液
JPH0729881B2 (ja) * 1988-11-24 1995-04-05 農林水産省畜産試験場長 哺乳動物の胚または卵子の包埋剤、包埋体およびその製造方法
GB8915759D0 (en) * 1989-07-10 1989-08-31 Shandon Scient Ltd Cell block preparation
US5044500A (en) * 1989-09-01 1991-09-03 Erie Scientific Company Package for handling and transporting glass slides
JP2558699Y2 (ja) * 1990-06-01 1997-12-24 村▲かく▼工業株式会社 病理組織検査用フレームカセット
JP2722273B2 (ja) * 1990-06-28 1998-03-04 株式会社荏原総合研究所 洗浄処理方法
US5256571A (en) * 1991-05-01 1993-10-26 Cytyc Corporation Cell preservative solution
US5168993A (en) * 1991-08-26 1992-12-08 Yen Yung Tsai Optical pellicle holder
US5263579A (en) * 1993-01-12 1993-11-23 Eastman Kodak Company Container for index print sheet and cassette
GB2278441B (en) * 1993-04-06 1997-03-05 Cellpath Plc Adaptor, holder or container for processing small tissue samples
JP3402719B2 (ja) * 1993-12-29 2003-05-06 ニチアス株式会社 フッ素樹脂を表面材とする板状インサート成形体の製造法
US5427742A (en) * 1994-04-26 1995-06-27 Holland; Wayne Tissue processing cassette
DE4435802A1 (de) * 1994-10-06 1996-04-11 Giesecke & Devrient Gmbh Verfahren zur Herstellung von Datenträgern mit eingebetteten Elementen und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105372102A (zh) * 2015-07-14 2016-03-02 黄桂晓 一种医学检验穿刺标本收集固定装置
CN105372102B (zh) * 2015-07-14 2017-11-28 黄桂晓 一种医学检验穿刺标本收集固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1100256C (zh) 2003-01-29
WO1996024041A1 (fr) 1996-08-08
KR100398533B1 (ko) 2003-11-14
DE69630281T2 (de) 2004-08-19
JPH08211047A (ja) 1996-08-20
DE69630281D1 (de) 2003-11-13
AU4547996A (en) 1996-08-21
US5968436A (en) 1999-10-19
CN1172529A (zh) 1998-02-04
EP0807807A4 (en) 1999-03-31
EP0807807A1 (en) 1997-11-19
EP0807807B1 (en) 2003-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3049537B2 (ja) 生検試料の定着支持方法とその定着支持剤及び包埋カセット
EP2091440B1 (en) Biopsy support with sectionable resilient cellular material
US8080219B2 (en) Card member for receiving a tissue specimen to be processed for histological examination
CN102781226B (zh) 通过超声波及温度控制的标准化组织样本保护
JPH0346560A (ja) 細胞組織塊の調製
JP2003215004A (ja) スライスされる組織標本の製造方法および装置
US6017725A (en) Cytological fixative and dehydrating agent for treating histological and cytological tissue
KR100458860B1 (ko) 생검시료의 검사를 위한 보조기구
JP3723652B2 (ja) 電子顕微鏡観察用、生体標本作成方法および生体標本カード
US6379921B1 (en) Method for fixing and embedding tissues for histological preparations
JP3008078B2 (ja) 生物試料の包埋カセット
An et al. Principles of embedding and common protocols
EP1155300A1 (en) Combined en bloc staining and embedding process
Vriend et al. An improved direct intermicroscopic (LM→ SEM‐→ TEM) correlative procedure for the examination of mammalian skeletal muscle
Lai-Fook et al. The importance of methods of fixation in the study of insect blood cells
WO2019111427A1 (ja) 切片封入用デバイスおよびその製造方法と用途
Armstrong et al. Backprocessing paraffin wax blocks for subgross examination.
KR200358176Y1 (ko) 생검시료의 검사를 위한 보조기구
Stirling General tissue preparation methods
NAGATO et al. Fixation of Semi-thin Sections for Combined Light and Electron Microscopy
Inman Nongraded dehydration and low-pressure infiltration for rapid celloidin embedding of brain tissue
Scarano et al. Infiltration techniques and results in different types of resin
Seifert et al. Histological and Immunohistochemical Methods for Vascular Animal Model Studies
Sousa et al. The Histo-CLEM WOrkflow fOr tjSSUes Of model
CS250756B1 (en) Method of epoxy bitumen removal from animal tissues' and organs' samples

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees