JP3040063B2 - 圧延機及び圧延方法 - Google Patents
圧延機及び圧延方法Info
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- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
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- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/16—Adjusting or positioning rolls
- B21B31/20—Adjusting or positioning rolls by moving rolls perpendicularly to roll axis
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
り、特に、小径の作業ロールを用いて硬質、極薄材をレ
バース圧延するのに好適な圧延機及び圧延方法に関す
る。
径の作業ロールが用いられている。しかし、ロール径が
小さくなると曲げ剛性が小さくなり、特に水平面内での
たわみが問題となってくる。このため、センジマーミル
のような多段圧延機や、特開昭60−18206号公報
に見られるような、作業ロール胴部を水平方向から支持
する支持ロールを設け、作業ロールの水平たわみを防止
する圧延機が考えられてきた。しかし、これらの圧延機
においては、ロール胴長方向に分割された支持ロールを
用いているため、分割ロールによるマーク転写により材
料表面性状が悪化するという問題があった。そこで、材
料表面性状の悪化防止を図り、かつ小径の作業ロールが
使用可能な圧延機として、特開平5−50109号公報
に記載のものが提案された。
機は、最大板幅が通過する外側の作業ロール胴部に入出
側より複数列の支持ロールを設置し、その支持ロールの
うち最外側のロールには、作業ロールに水平方向の曲げ
を与えるシリンダが付属している。この圧延機におい
て、水平たわみ防止は、圧延中に作業ロールに働く水平
力が小さくなるよう作業ロールを動かして作業ロールの
オフセット量を調整するとともに、作業ロールの水平た
わみを検出しこれがあらかじめ設定した値以内となるよ
う水平方向の曲げを与えるシリンダを制御することによ
り行う。
来技術には以下の問題点が存在する。すなわち、上記従
来技術は作業ロールに働く水平力を小さくするために作
業ロールのオフセット量の調整を行っているが、この
時、作業ロール前後の張力差があまり無い通常の圧延条
件においては、駆動ロールから発生する接線力と圧延荷
重の分力を力学的に釣り合わせるため、作業ロールを常
にパス方向出側にオフセットさせなければならない。こ
のため、上記圧延機をレバース式の圧延機に適用した場
合、パス方向切り替え時に上下作業ロールの間隙を開い
てその作業ロールのオフセット位置を大きく変更する必
要があると共に、作業ロールの水平方向位置が変わるこ
とにより圧延材の噛み止めた点と作業ロールの位置がず
れるため、作業ロールのオフセット位置を変更した分だ
け圧延材をパス方向へ送る必要があり、これらによりパ
ス方向切り替えに長い時間を要し、生産性が低下すると
いう問題があった。
に行え、生産性を向上させることのできるレバース式の
圧延機及び圧延方法を提供することにある。
めに本発明は次の構成を採用する。すなわち、上下一対
の作業ロールと、前記上下一対の作業ロールを上下方向
から支持する少なくとも上下一対の支持ロールとを有
し、前記上下一対の支持ロールを駆動することにより前
記上下一対の作業ロールに駆動トルクを伝達し、前記上
下一対の作業ロールにより圧延材を減厚するレバース式
の圧延機において、前記上下一対の作業ロールの圧延材
入出側に各々設けられ、前記圧延材の最大板幅より外側
の作業ロール胴部の各端部を水平方向両側から支持する
少なくとも前後一対のサポートローラと、パス方向切り
替え時に前記上下一対の支持ロールのオフセット位置を
前記上下一対の作業ロールに対しパス方向入側に変更す
るオフセット位置変更手段とを有し、前記オフセット位
置変更手段により前記上下一対の支持ロールのオフセッ
ト位置を変更することにより、前記上下一対の作業ロー
ルのオフセット位置を前記上下一対の支持ロールに対し
パス方向出側に切り替える構成とする。
に前記上下一対の作業ロールに加わる水平力の不釣合量
を検出し、その水平力の不釣合量があらかじめ設定した
値以内となるよう前記上下一対の作業ロールのオフセッ
ト量を調整するオフセット量調整手段を更に有する。
段は、前記パス方向切り替え時に前記上下一対の支持ロ
ールを固定量動かすことにより前記上下一対の支持ロー
ルのオフセット位置を変更する手段であり、前記オフセ
ット量調整手段は、圧延時に前記上下一対の作業ロール
を必要量動かすことにより前記上下一対の作業ロールの
オフセット量を調整する手段である。
トローラは、前記パス方向入側及びパス方向出側の一方
に設けられた第1ローラと、前記パス方向入側及びパス
方向出側の他方に設けられた第2ローラとを有し、前記
オフセット量調整手段は、前記第1ローラを支持し前記
上下一対の作業ロールを位置決めする手段と、前記第2
ローラを支持し前記上下一対の作業ロールを押圧する手
段とを有する。
の作業ロールの水平たわみを検出し、その水平たわみが
あらかじめ設定した値以内となるよう前記上下一対の作
業ロールに水平方向の逆曲げ力を与える水平たわみ制御
手段を更に有する。
段は、前記上下一対の作業ロールのロールネック軸受部
に水平方向の逆曲げ力を与える手段である。
後一対のサポートローラの板幅方向の外側で前記作業ロ
ール胴部に水平方向の逆曲げ力を与える手段であっても
よい。
は次の構成を採用する。すなわち、上下一対の作業ロー
ルと、前記上下一対の作業ロールを上下方向から支持す
る少なくとも上下一対の支持ロールとを有し、前記上下
一対の支持ロールを駆動することにより前記上下一対の
作業ロールに駆動トルクを伝達し、前記上下一対の作業
ロールにより圧延材を減厚するレバース式の圧延機の圧
延方法において、圧延時に前記圧延材の最大板幅より外
側の作業ロール胴部の各端部を前後一対のサポートロー
ラにより水平方向両側から支持しながら圧延し、パス方
向切り替え時に前記上下一対の支持ロールのオフセット
位置を前記上下一対の作業ロールに対しパス方向入側に
変更することにより、前記上下一対の作業ロールのオフ
セット位置を前記上下一対の支持ロールに対しパス方向
出側に切り替える方法とする。
パス方向切り替え時に前記上下一対の支持ロールを固定
量動かすことにより前記上下一対の支持ロールのオフセ
ット位置を変更し、圧延時に前記上下一対の作業ロール
を必要量動かすことにより前記上下一対の作業ロールの
オフセット量を調整する。
方向切り替え時に、オフセット位置変更手段により前記
上下一対の支持ロールのオフセット位置を上下一対の作
業ロールに対しパス方向入側となるよう切り替えること
により、上下一対の作業ロールのロール間隙を開かずに
かつ上下一対の作業ロールが圧延材の未圧延部に乗り上
げること無く上下一対の作業ロールのオフセット位置が
切り替えられ、これによりパス方向切り替えが短時間で
行われ、生産性が向上する。この時、圧延荷重を付加し
たまま上下一対の支持ロールを動かすと、上下一対の支
持ロールは上下一対の作業ロールに対して回転しながら
移動するので、上下一対の支持ロールと上下一対の作業
ロールとの間でスリップを発生することはなく、それら
のロールに傷を付けることなくオフセット位置を変更す
ることができる。
上下一対の作業ロールに加わる水平力の不釣合量があら
かじめ設定した値以内となるよう上下一対の作業ロール
のオフセット量を調整することにより、上下一対の作業
ロールの水平たわみをゼロにすることができる。
下一対の作業ロールの水平たわみがあらかじめ設定した
値以内となるよう上下一対の作業ロールに水平方向の逆
曲げ力を与えることにより、速やかに上下一対の作業ロ
ールの水平たわみをゼロにすることができる。このと
き、オフセット量調整手段による上下一対の作業ロール
のオフセット量の調整と併用することにより、速やかに
上下一対の作業ロールの水平たわみをゼロにし、安定し
た圧延を行うことができる。
する。まず、本発明の第1の実施例を図1〜図5により
説明する。図1において、本実施例の圧延機はレバース
式の6重圧延機であり、上下一対の作業ロール1,1a
と、作業ロール1,1aを上下方向から支持する上下一
対の中間ロール2,2aと、中間ロール2,2aを上下
方向から支持する上下一対の補強ロール3,3aとを有
している。作業ロール1,1aは径が小さすぎるため、
作業ロール1,1aを直接駆動して圧延に必要なトルク
を付加することができないので、中間ロール2,2aを
駆動することにより作業ロール1,1aに駆動トルクを
伝達し、作業ロール1,1aにより圧延材14を減厚す
る。
ル1側の一端側を図示するものである。上作業ロール1
の他端側、及び下作業ロール1a側についても同様であ
る。図2において、上作業ロール1は圧延材14の最大
板幅より外側のロール胴部の端部で前後一対のサポート
ローラ4,5によって水平方向両側から支持され、サポ
ートローラ4は図1の圧延方向で見て上作業ロール1の
圧延材14出側に設けられ、ロードセル7を介してネジ
式の位置決め装置6で支持され、サポートローラ5は図
1の圧延方向で見て圧延材14入側に設けられ、サポー
トロール押しつけシリンダー10で支持されている。ロ
ードセル7は後述する上作業ロール1に加わるパス方向
の水平力Fhを検出し、位置決め装置6はその水平力F
hがあらかじめ設定した値以内となるよう上作業ロール
1の位置決めを行い、サポートロール押しつけシリンダ
ー10は上作業ロール1を押圧する。また、サポートロ
ーラ4はフレーム28と接続され、フレーム28には上
作業ロール1の水平たわみを検出するギャップセンサー
26が取り付けられている。
軸受箱19に支持され、作業ロール軸受箱19の両側に
は所定量のすきまを介してプロジェクトブロック17が
設置され、プロジェクトブロック17には上記上作業ロ
ール1の水平たわみがあらかじめ設定した値以内となる
よう作業ロール軸受箱19に水平方向の逆曲げ力を加え
る作業ロール水平たわみ制御用シリンダー11,12が
備えられている。上作業ロール1の端部の作業ロール軸
受箱19より外側にはスラスト軸受13が配置され、ス
ラスト軸受13にはスラスト軸受位置決め装置16及び
キーパープレート15が取り付けられている。スラスト
軸受位置決め装置16は位置決め装置6により上作業ロ
ール1を位置決めしたときにスラスト軸受13が常に上
作業ロール1の中心と一致するようにスラスト軸受13
の位置を調整する。
ール軸受箱18,18aに支持され、中間ロール軸受箱
18,18aとプロジェクトブロック17,17aの間
にも所定量のすきまを持っている。プロジェクトブロッ
ク17,17aには、中間ロール軸受箱18,18aを
動かすことにより中間ロール2,2aのオフセット位置
を作業ロール1,1aに対しパス方向入側となるよう変
更する切替シリンダー8,8a,9,9aが備えられて
いる。なお、図中、下作業ロール1a側についての構成
部材には上作業ロール1に係わるものと同じ番号に添字
aを付して示してある。
小径の作業ロール1,1aを有する圧延機を用いて圧延
の行うときの作業ロール1,1aに働く力の釣り合いを
図3に示す。圧延材14を矢印Aの方向に圧延する場
合、作業ロール1,1aには、圧延荷重P、作業ロール
1,1aにトルクを与えるための接線力F、圧延材14
に付加する前方張力Tf及び後方張力Tbが作用する。
この時、作業ロール1,1aに水平方向のたわみを与え
る水平力Fhの合計は、 Fh=Psinθ−Fcosθ+Tf−Tb … (1) で表される。この時、特に小径の作業ロール1,1aを
持つ圧延機においては、その作業ロール1,1aの剛性
が小さいため水平力Fh≒0となるθの値をとらなけれ
ばならない。ここでθの値は、 sinθ=δ/(r1+r2) … (2) ただし、r1:作業ロール1,1aの半径 r2:中間ロール2,2aの半径 で決まる幾何学的値である。この時、δの値がオフセッ
ト量であり、このオフセット量δを調節することにより
水平力Fh≒0の状態を実現することが可能となる。
てパス方向切り替えを行う本実施例の圧延方法を図4に
より説明する。図4において、パス方向を実線の矢印A
から破線の矢印Bに切り替える場合、先ず、圧延荷重を
かけた状態で圧延機の主モーターの電源回路(図示省
略)を切り駆動ロールである中間ロール2,2aを無駆
動状態(フリー回転可能)にし、巻出し・巻取り装置4
1A,41Bの駆動モーター42A,42Bに付属する
ブレーキ43A,43Bを作動させ圧延材14を固定す
る。また、圧延荷重はかけたままにしておく。この時、
圧延材14は動かずかつ作業ロール1,1aには圧延荷
重がかかっているので、作業ロール1,1aは回転しな
い。
切替シリンダー8,8aを引きオフセット切替シリンダ
ー9,9aを押出し中間ロール軸受箱18,18aを動
かすことにより、中間ロール2,2aの中心位置が作業
ロール1,1aの中心位置に対してδ*だけパス方向入
側になるよう中間ロール2,2aのオフセット位置を実
線C1から破線C2に変更する。この時、中間ロール
2,2aは下記〜のように、作業ロール1,1aの
まわりを回転(公転)しながら自身の軸心のまわりを回
転(自転)して固定量2δ*だけ移動し、補強ロール
3,3aは中間ロール2,2aの回転につれられて回転
する。
固定されて動かない。
されているので、作業ロール1,1aは回転しない。
と、作業ロール1,1aは回転せずかつ圧延荷重が付加
されているので、フリー回転可能である中間ロール2,
2aは作業ロール1,1aのまわりを公転(図中X)し
ながら自身の軸心のまわりを自転(図中Y)して移動す
る。
2,2aが上記のように回転すると、フリー回転可能で
ある補強ロール3,3aは中間ロール2,2aの回転に
つれられて回転(図中Z)する。
ロール1,1a及び補強ロール3,3aに対して回転し
ながら移動することにより、中間ロール2,2aと作業
ロール1,1aとの間及び中間ロール2,2aと補強ロ
ール3,3aとの間でスリップが発生することはなく、
ロールに傷を付けることはなくオフセット位置を変更す
ることができる。
の設定値に変更し、圧延を開始する。但し、このとき中
間ロール2,2aの移動量は上記のように2δ*と固定
であるため、必ずしも水平力Fh≒0とはならないが、
水平力Fhは小さくかつ以下に示す制御を行うことで水
平力Fh≒0とすることが可能となる。
よって発生する作業ロール1,1aの水平たわみはギャ
ップセンサー26により検出されて図示しない計算機に
送られ、計算機は水平たわみがゼロとなるよう作業ロー
ル水平たわみ制御用シリンダー11,12を制御する。
これと同時に、水平力Fhの不釣合量がロードセル17
により検出されて計算機に送られ、計算機は水平力Fh
≒0となるオフセット量を演算し、作業ロール1,1a
のオフセット量が最終的に水平力Fh≒0となる位置に
微調整されるよう位置決め装置6を制御する。このと
き、位置決め装置6による制御だけでも水平力Fhをゼ
ロにしかつ水平たわみをゼロにすることができるが、こ
の位置決め装置6による制御は安定するのに時間がかか
るので、速効性のある作業ロール水平たわみ制御用シリ
ンダー11,12による制御と併用することにより、速
やかに水平たわみをゼロにし、安定した圧延が可能とな
る。
のような効果が得られる。先ず比較例として、従来のよ
うに作業ロールのみを動かして作業ロールのオフセット
位置を変更する場合を図5により説明する。図5におい
て、A方向からB方向にパス方向を切り替える場合、作
業ロール51,51aの中心位置が中間ロール52,5
2aの中心位置に対してパス方向出側となるよう作業ロ
ール51,51aを実線D1から点線D2に移動させる
必要がある。このとき、作業ロール51,51a間隙を
開かずに移動させるためには、まだ圧延を行っていない
斜線部分Sに作業ロール51,51aを乗り上げなけれ
ばならず、点線D2の位置に作業ロール51,51aを
移動させるためには膨大な力で圧延材54を圧延しなが
ら行う必要があり、これは剛性の小さい小径の作業ロー
ル51,51aにとっては困難である。そこでパス切り
替えの際には、作業ロール51,51a間隙を開いて作
業ロール51,51aを点線D2の位置に移動させ、且
つ圧延材54の未圧延部Sに作業ロール51,51aが
乗り上げないように圧延材54も点線のB方向へ移動し
なければならず、パス方向切り替えに長い時間を要し、
生産性が低下する。
すように、A方向からB方向にパス方向を切り替える場
合、中間ロール2,2aの中心位置が作業ロール1,1
aの中心位置に対してδ*だけパス方向入側となるよう
中間ロール2,2aを実線C1から破線C2に固定量2
δ*だけ移動させるので、作業ロール1,1a間隙を開
かずにかつ作業ロール1,1aが圧延材14の未圧延部
に乗り上げること無く作業ロール1,1aのオフセット
位置が変更され、これによりパス方向切り替えを短時間
で行うことができ、硬質、極薄材の生産を能率良く行え
る。この時、圧延荷重が付加されたままパス方向切り替
えを行うので、中間ロール2,2aが作業ロール1,1
a及び補強ロール3,3aに対して回転しながら移動
し、中間ロール2,2aと作業ロール1,1aとの間及
び中間ロール2,2aと補強ロール3,3aとの間でス
リップが発生することはなく、ロールに傷を付けること
はなくオフセット位置を変更することができる。また、
圧延時、作業ロール水平たわみ制御用シリンダー11,
12により作業ロール1,1aの水平たわみをゼロにな
るよう制御すると共に、位置決め装置6により作業ロー
ル1,1aに加わる水平力Fhをゼロにするよう作業ロ
ール1,1aのオフセット量を微調整するので、速やか
に作業ロール1,1aの水平たわみをゼロにし、安定し
た圧延を行うことができる。
る。本実施例は第1の実施例の図1に示すものと同様の
構成の圧延機において、作業ロール1,1aのロール胴
部の端部に水平方向の逆曲げ力を加える手段を設けたも
のである。図中、図2に示す部材と同等の部材には同じ
符号を付し、その説明を省略する。
々剛性ビーム22,23に取り付けられ、サポートロー
ラ4,5の板幅方向の外側には上作業ロール1の胴部に
は上作業ロール1を水平方向に支持するサポートローラ
20,21が配置されている。これらサポートローラ2
0,21は上作業ロール1の胴部に水平方向の逆曲げ力
を加える作業ロール水平たわみ制御用シリンダー24,
25により上作業ロール1に押しつけられている。
行う場合、圧延時、水平力Fhの不釣合によって発生す
る作業ロール1,1aの水平たわみがギャップセンサー
26により検出されて図示しない計算機に送られ、計算
機は水平たわみがゼロとなるように作業ロール水平たわ
み制御用シリンダー24,25を制御する。それ以外に
ついては第1の実施例と全く同様である。
に、パス方向切り替えを短時間で行い、硬質、極薄材の
生産を能率良く行うことができると共に、速やかに作業
ロール1,1aの水平たわみをゼロにし、安定した圧延
を行うことができる。
ロール水平たわみ制御用シリンダー11,12;24,
25により作業ロール1,1aの水平たわみをゼロとな
るように制御するとともに、位置決め装置6により作業
ロール1,1aに加わる水平力Fh≒0となるよう作業
ロール1,1aのオフセット量を微調整しているが、こ
れに限らず、作業ロール水平たわみ制御用シリンダー1
1,12;24,25による作業ロール1,1aの水平
たわみの制御だけ、あるいは位置決め装置6による作業
ロール1,1aのオフセット量の調整だけを行っても良
く、いずれの場合にも作業ロール1,1aの水平たわみ
をゼロにすることができる。
え時にオフセット切替シリンダー8,8a,9,9aに
より中間ロール2,2aのオフセット位置を作業ロール
1,1aに対し固定量δ*だけ圧延材14のパス方向入
側となるよう変更することに加えて、圧延時に、作業ロ
ール水平たわみ制御用シリンダー11,12;24,2
5による作業ロール1,1aの水平たわみの制御及び位
置決め装置6による作業ロール1,1aのオフセット量
の調整を行っているが、作業ロール1,1aのロール径
がある程度大きければ、中間ロール2,2aのオフセッ
ト位置の変更だけで作業ロール1,1aの水平たわみを
ゼロにすることが可能となるので、この場合には作業ロ
ール水平たわみ制御用シリンダー11,12;24,2
5及び位置決め装置6は無くてもよい。
て説明したが、これに限らず中間ロールの無い4重圧延
機においても、上述と同様に、パス方向切り替え時に補
強ロールのオフセット位置を作業ロールに対しパス方向
入側となるよう変更することにより作業ロール1,1a
のオフセット位置を切り替えることによって、本発明を
適用できる。
を有する圧延機とほぼ同じ時間にて迅速にパス方向切り
替えを行うことができ、硬質、極薄材の生産を能率良く
行うことができる。
ある。
ある。
ルに働く力を示す図である。
ルの動作を示す図である。
パス方向切り替えの様子を示す図である。
図である。
ール部の平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 上下一対の作業ロールと、前記上下一対
の作業ロールを上下方向から支持する少なくとも上下一
対の支持ロールとを有し、前記上下一対の支持ロールを
駆動することにより前記上下一対の作業ロールに駆動ト
ルクを伝達し、前記上下一対の作業ロールにより圧延材
を減厚するレバース式の圧延機において、 前記上下一対の作業ロールの圧延材入出側に各々設けら
れ、前記圧延材の最大板幅より外側の作業ロール胴部の
各端部を水平方向両側から支持する少なくとも前後一対
のサポートローラと、パス方向切り替え時に前記上下一
対の支持ロールのオフセット位置を前記上下一対の作業
ロールに対しパス方向入側に変更するオフセット位置変
更手段とを有し、前記オフセット位置変更手段により前
記上下一対の支持ロールのオフセット位置を変更するこ
とにより、前記上下一対の作業ロールのオフセット位置
を前記上下一対の支持ロールに対しパス方向出側に切り
替えることを特徴とする圧延機。 - 【請求項2】 請求項1記載の圧延機において、圧延時
に前記上下一対の作業ロールに加わる水平力の不釣合量
を検出し、その水平力の不釣合量があらかじめ設定した
値以内となるよう前記上下一対の作業ロールのオフセッ
ト量を調整するオフセット量調整手段を更に有すること
を特徴とする圧延機。 - 【請求項3】 上下一対の作業ロールと、前記上下一対
の作業ロールを上下方向から支持する少なくとも上下一
対の支持ロールとを有し、前記上下一対の支持ロールを
駆動することにより前記上下一対の作業ロールに駆動ト
ルクを伝達し、前記上下一対の作業ロールにより圧延材
を減厚するレバース式の圧延機の圧延方法において、 圧延時に前記圧延材の最大板幅より外側の作業ロール胴
部の各端部を前後一対のサポートローラにより水平方向
両側から支持しながら圧延し、パス方向切り替え時に前
記上下一対の支持ロールのオフセット位置を前記上下一
対の作業ロールに対しパス方向入側に変更することによ
り、前記上下一対の作業ロールのオフセット位置を前記
上下一対の支持ロールに対しパス方向出側に切り替える
ことを特徴とする圧延方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の圧延方法において、前記
パス方向切り替え時に前記上下一対の支持ロールを固定
量動かすことにより前記上下一対の支持ロールのオフセ
ット位置を変更し、圧延時に前記上下一対の作業ロール
を必要量動かすことにより前記上下一対の作業ロールの
オフセット量を調整することを特徴とする圧延方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7122697A JP3040063B2 (ja) | 1995-05-22 | 1995-05-22 | 圧延機及び圧延方法 |
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