JP2969923B2 - カメラの自動調光装置 - Google Patents
カメラの自動調光装置Info
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- JP2969923B2 JP2969923B2 JP2312487A JP31248790A JP2969923B2 JP 2969923 B2 JP2969923 B2 JP 2969923B2 JP 2312487 A JP2312487 A JP 2312487A JP 31248790 A JP31248790 A JP 31248790A JP 2969923 B2 JP2969923 B2 JP 2969923B2
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- light
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、閃光発光時に被写界を複数の領域に分割し
て測光し、その測光結果に応じて調光を行うカメラの自
動調光装置に関する。
て測光し、その測光結果に応じて調光を行うカメラの自
動調光装置に関する。
B.従来の技術 本出願人は、特願平2−88899号明細書中に示されるT
TL自動調光カメラを先に提案した。これは、予備発光と
本発光とが可能なカメラであって、予備発光時に被写界
を複数の測光領域に分割して測光し、各分割領域のう
ち、測光出力(測光信号)が所定範囲外の領域(所定範
囲を越えるもの、あるいは所定範囲未満のもの)を調光
対象外領域として本発光時の調光対象から除外するもの
である。すなわち本発光時には、上記予備発光時の測光
信号が所定範囲内の領域(調光対象領域)の測光信号に
基づいて本発光を停止させる時期を決定する。これによ
り、例えば被写界内に金屏風などの高反射率の物体があ
る場合、あるいは主要被写体の背景が抜けている場合な
どにはその領域の測光信号が加味されずに調光が行われ
るので、被写体が適正露出で撮影される可能性が高くな
る。
TL自動調光カメラを先に提案した。これは、予備発光と
本発光とが可能なカメラであって、予備発光時に被写界
を複数の測光領域に分割して測光し、各分割領域のう
ち、測光出力(測光信号)が所定範囲外の領域(所定範
囲を越えるもの、あるいは所定範囲未満のもの)を調光
対象外領域として本発光時の調光対象から除外するもの
である。すなわち本発光時には、上記予備発光時の測光
信号が所定範囲内の領域(調光対象領域)の測光信号に
基づいて本発光を停止させる時期を決定する。これによ
り、例えば被写界内に金屏風などの高反射率の物体があ
る場合、あるいは主要被写体の背景が抜けている場合な
どにはその領域の測光信号が加味されずに調光が行われ
るので、被写体が適正露出で撮影される可能性が高くな
る。
C.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述のカメラでは、全ての領域が調光
対象外となった場合の対策が不十分であり、この場合に
適正露出が得られなくなる可能性がある。また一部分の
領域が調光対象外となった場合でも、ただ単にその領域
を本発光時の調光から除外しただけでは適正な露出が得
られない場合がある。
対象外となった場合の対策が不十分であり、この場合に
適正露出が得られなくなる可能性がある。また一部分の
領域が調光対象外となった場合でも、ただ単にその領域
を本発光時の調光から除外しただけでは適正な露出が得
られない場合がある。
本発明の目的は、調光対象外領域が存在する場合に適
正露出が得られる可能性を高めたカメラの自動調光装置
を提供することにある。
正露出が得られる可能性を高めたカメラの自動調光装置
を提供することにある。
D.課題を解決するための手段 クレーム対応図である第1図(a)により説明する
と、請求項1の発明に係るカメラの自動調光装置は、予
備発光と本発光とが可能な閃光手段101と、被写界を複
数の領域に分割し、閃光手段101の予備発光時および本
発光時に各領域を測光して各測光信号を出力する測光手
段102と、複数の分割領域のうち、予備発光時の測光信
号が所定範囲内の領域を調光対象領域とし、所定範囲外
の領域を調光対象外領域とする領域設定手段103と、調
光対象外領域が存在する場合、予備発光時の該領域に対
する測光信号が所定範囲を越えるものか、あるいは所定
範囲未満のものかを判別する判別手段104と、判別手段1
04の判定結果に基づいて本発光を停止させるための調光
条件を決定し、本発光時の調光対象領域に対する測光信
号がこの調光条件を満たした時点で本発光を停止させる
調光手段105とを具備し、これにより上記問題点を解決
する。
と、請求項1の発明に係るカメラの自動調光装置は、予
備発光と本発光とが可能な閃光手段101と、被写界を複
数の領域に分割し、閃光手段101の予備発光時および本
発光時に各領域を測光して各測光信号を出力する測光手
段102と、複数の分割領域のうち、予備発光時の測光信
号が所定範囲内の領域を調光対象領域とし、所定範囲外
の領域を調光対象外領域とする領域設定手段103と、調
光対象外領域が存在する場合、予備発光時の該領域に対
する測光信号が所定範囲を越えるものか、あるいは所定
範囲未満のものかを判別する判別手段104と、判別手段1
04の判定結果に基づいて本発光を停止させるための調光
条件を決定し、本発光時の調光対象領域に対する測光信
号がこの調光条件を満たした時点で本発光を停止させる
調光手段105とを具備し、これにより上記問題点を解決
する。
また、請求項6の発明に係るカメラの自動調光装置
は、第1図(b)に示すように、上述した閃光手段101
と、測光手段102と、複数の分割領域のうち、予備発光
時の測光信号が所定範囲内の領域を調光対象領域とし、
所定範囲外の領域を調光対象外領域とする第1の領域設
定手段201と、全ての領域が調光対象外領域の場合に
は、該領域のうち最も所定範囲に近い領域を調光対象領
域とする第2の領域設定手段202と、本発光開始後、本
発光時の調光対象領域に対する測光信号の総和が所定の
調光レベルに達した時点で本発光を停止させる調光手段
203とを具備し、これにより上記問題点を解決する。
は、第1図(b)に示すように、上述した閃光手段101
と、測光手段102と、複数の分割領域のうち、予備発光
時の測光信号が所定範囲内の領域を調光対象領域とし、
所定範囲外の領域を調光対象外領域とする第1の領域設
定手段201と、全ての領域が調光対象外領域の場合に
は、該領域のうち最も所定範囲に近い領域を調光対象領
域とする第2の領域設定手段202と、本発光開始後、本
発光時の調光対象領域に対する測光信号の総和が所定の
調光レベルに達した時点で本発光を停止させる調光手段
203とを具備し、これにより上記問題点を解決する。
E.作用 (1)請求項1の発明 判別手段104は、調光対象外領域が存在する場合、予
備発光時の該領域に対する測光信号が所定範囲を越える
ものか、あるいは所定範囲未満のものかを判別する。調
光手段105は、判別手段104の判定結果に基づいて本発光
を停止させるための調光条件を決定し、本発光時の調光
対象領域に対する測光信号がこの調光条件を満たした時
点で本発光を停止させる。すなわち、ただ単に調光対象
外領域を本発光の調光から除外しただけでなく、除外さ
れた理由(所定範囲を越えるか、あるいは所定範囲未満
か)をも加味して本発明光時の調光が行われるので、適
正露出が得られる可能性が高くなる。
備発光時の該領域に対する測光信号が所定範囲を越える
ものか、あるいは所定範囲未満のものかを判別する。調
光手段105は、判別手段104の判定結果に基づいて本発光
を停止させるための調光条件を決定し、本発光時の調光
対象領域に対する測光信号がこの調光条件を満たした時
点で本発光を停止させる。すなわち、ただ単に調光対象
外領域を本発光の調光から除外しただけでなく、除外さ
れた理由(所定範囲を越えるか、あるいは所定範囲未満
か)をも加味して本発明光時の調光が行われるので、適
正露出が得られる可能性が高くなる。
(2)請求項6の発明 第2の領域設定手段202は、全ての領域が調光対象外
領域の場合には、該領域のうち最も所定範囲に近い領域
を調光対象領域とし、調光手段203は、本発光開始後、
本発光時の調光対象領域に対する測光信号の総和が所定
の調光レベルに達した時点で本発光を停止させる。これ
により全ての領域が調光対象外領域の場合でも適正露出
が得られる可能性が高くなる。
領域の場合には、該領域のうち最も所定範囲に近い領域
を調光対象領域とし、調光手段203は、本発光開始後、
本発光時の調光対象領域に対する測光信号の総和が所定
の調光レベルに達した時点で本発光を停止させる。これ
により全ての領域が調光対象外領域の場合でも適正露出
が得られる可能性が高くなる。
F.実施例 第2図〜第10図により本発明の一実施例を説明する。
第2図はTTL自動調光カメラの構成を示す図である。
撮影レンズ2を通過した光束(定常光)は、破線で示す
ミラーダウン状態のミラー3で反射され、スクリーン4,
ペンタプリズム5を通過して、一部は接眼レンズ6に導
かれ、他の一部は集光レンズ7を通過して露出演算用測
光素子8に導かれる。また、第3図に示すレリーズ釦32
がレリーズ操作されると、ミラー3が実線で示すアップ
位置に駆動された後、絞り9が絞り込まれ、シャッタ10
が開閉され、これにより撮影レンズ2を通過した被写体
光はフィルムFIに導かれてフィルムFIが露光される。
撮影レンズ2を通過した光束(定常光)は、破線で示す
ミラーダウン状態のミラー3で反射され、スクリーン4,
ペンタプリズム5を通過して、一部は接眼レンズ6に導
かれ、他の一部は集光レンズ7を通過して露出演算用測
光素子8に導かれる。また、第3図に示すレリーズ釦32
がレリーズ操作されると、ミラー3が実線で示すアップ
位置に駆動された後、絞り9が絞り込まれ、シャッタ10
が開閉され、これにより撮影レンズ2を通過した被写体
光はフィルムFIに導かれてフィルムFIが露光される。
また閃光撮影時には、シャッタ10の開後に電子閃光装
置11が本発光して被写体を照明し、被写体からの反射光
は撮影レンズ2を介してフィルム面に至り、このフィル
ム面で反射された光束が集光レンズアレイ12を介して調
光用の受光素子13に受光される。さらに本実施例のカメ
ラは、上記本発光の前に被写界の状態を調べるための予
備発光が可能であり、この予備発光による被写界からの
反射光は、シャッタ10が開く前にその幕面で反射されて
受光素子13に受光される。
置11が本発光して被写体を照明し、被写体からの反射光
は撮影レンズ2を介してフィルム面に至り、このフィル
ム面で反射された光束が集光レンズアレイ12を介して調
光用の受光素子13に受光される。さらに本実施例のカメ
ラは、上記本発光の前に被写界の状態を調べるための予
備発光が可能であり、この予備発光による被写界からの
反射光は、シャッタ10が開く前にその幕面で反射されて
受光素子13に受光される。
受光素子13は、第3図に示すように、被写界中央部の
円形の測光領域に対応する分割受光素子13aと、被写界
周辺部の矩形を円弧で切り欠いた形状の測光領域に対応
する分割受光素子13b〜13eとが同一平面上に配置されて
成る。すなわち、本実施例では被写界を5つの測光領域
に分割して分割測光を行う。また集光レンズアレイ12
は、上記受光素子13a〜13eの左、中間、右の3ブロック
に対応する3つのレンズ部分12a〜12cを有する光学部材
である。
円形の測光領域に対応する分割受光素子13aと、被写界
周辺部の矩形を円弧で切り欠いた形状の測光領域に対応
する分割受光素子13b〜13eとが同一平面上に配置されて
成る。すなわち、本実施例では被写界を5つの測光領域
に分割して分割測光を行う。また集光レンズアレイ12
は、上記受光素子13a〜13eの左、中間、右の3ブロック
に対応する3つのレンズ部分12a〜12cを有する光学部材
である。
第3図に示すように、フィルム面の1駒分の露光領域
20を被写界と同様に中央の円形部20aと周辺を4分割し
た20b〜20eの5領域に分割すると、受光素子13a〜13eの
上記左、中間、右の3ブロックは、それぞれ破線で示さ
れるように、集光レンズアレイ12の3つのレンズ部分12
a〜12cを経由してフィルム露光領域20の左半分、中央、
右半分と対峙している。さらに受光素子13の5つの分割
受光素子13a〜13eは、それぞれフィルム露光領域20a〜2
0eと形状を一致させてあるので、5つの領域20a〜20eの
明るさをそれぞれ分割して測光する。
20を被写界と同様に中央の円形部20aと周辺を4分割し
た20b〜20eの5領域に分割すると、受光素子13a〜13eの
上記左、中間、右の3ブロックは、それぞれ破線で示さ
れるように、集光レンズアレイ12の3つのレンズ部分12
a〜12cを経由してフィルム露光領域20の左半分、中央、
右半分と対峙している。さらに受光素子13の5つの分割
受光素子13a〜13eは、それぞれフィルム露光領域20a〜2
0eと形状を一致させてあるので、5つの領域20a〜20eの
明るさをそれぞれ分割して測光する。
第4図は制御系のブロック図を示し、カメラ全体のシ
ーケンスを制御するCPU31には、レリーズ釦32,シャッタ
10が接続されるとともに、撮影レンズ2内の絞り9およ
びレンズ情報出力回路33が接続されている。さらにCPU3
1には、露出制御用測光素子8からの出力に基づいて測
光動作を行う測光回路34と、受光素子13、すなわち分割
受光素子13a〜13eからの出力に基づいて調光動作を行う
調光回路40と、装填されたフィルムFIのISO感度をDXコ
ードから読み取るISO感度検出回路35と、上記電子閃光
装置11の発光制御回路36とが接続されている。
ーケンスを制御するCPU31には、レリーズ釦32,シャッタ
10が接続されるとともに、撮影レンズ2内の絞り9およ
びレンズ情報出力回路33が接続されている。さらにCPU3
1には、露出制御用測光素子8からの出力に基づいて測
光動作を行う測光回路34と、受光素子13、すなわち分割
受光素子13a〜13eからの出力に基づいて調光動作を行う
調光回路40と、装填されたフィルムFIのISO感度をDXコ
ードから読み取るISO感度検出回路35と、上記電子閃光
装置11の発光制御回路36とが接続されている。
ここで、露出制御用測光素子8も受光素子13と同様
に、被写界の各測光領域に対応する5つの分割測光素子
8a〜8eから成る。またレンズ情報出力回路33は、レンズ
固有の情報(開放絞り値や射出瞳距離)などが格納され
たレンズROMと、撮影レンズ2のフォーカシング位置か
ら撮影距離を検出するレンズエンコーダとから成る。
に、被写界の各測光領域に対応する5つの分割測光素子
8a〜8eから成る。またレンズ情報出力回路33は、レンズ
固有の情報(開放絞り値や射出瞳距離)などが格納され
たレンズROMと、撮影レンズ2のフォーカシング位置か
ら撮影距離を検出するレンズエンコーダとから成る。
第5図は上記調光回路40の詳細を示し、この調光回路
40は、各分割受光素子13a〜13eの出力を増幅する増幅器
41a〜41eと、CPU31からの指令に応答して各増幅器41a〜
41eの増幅率をそれぞれ設定するゲイン設定器42a〜42e
とを有し、ゲイン設定器42a〜42eは、CPU31からのデジ
タル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器を含んで
いる。
40は、各分割受光素子13a〜13eの出力を増幅する増幅器
41a〜41eと、CPU31からの指令に応答して各増幅器41a〜
41eの増幅率をそれぞれ設定するゲイン設定器42a〜42e
とを有し、ゲイン設定器42a〜42eは、CPU31からのデジ
タル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器を含んで
いる。
またCPU31からの指令に応答して上記予備発光時の各
増幅器41a〜41eの出力をそれぞれ時間で積分する積分回
路43a〜43eと、本発光時の各増幅器41a〜41eの出力を加
算する加算回路44と、CPU31からの指令に応答して加算
回路44の加算結果を時間で積分する積分回路45と、CPU3
1内に予め格納されたアナログ信号としての調光レベル
(後で詳述する)をデジタル信号に変換する変換回路46
と、この変換された調光レベルと上記積分回路45の出力
とを比較し、積分回路45の出力が上記調光レベルに達し
た時に発光停止信号を出力する比較器47とを有する。
増幅器41a〜41eの出力をそれぞれ時間で積分する積分回
路43a〜43eと、本発光時の各増幅器41a〜41eの出力を加
算する加算回路44と、CPU31からの指令に応答して加算
回路44の加算結果を時間で積分する積分回路45と、CPU3
1内に予め格納されたアナログ信号としての調光レベル
(後で詳述する)をデジタル信号に変換する変換回路46
と、この変換された調光レベルと上記積分回路45の出力
とを比較し、積分回路45の出力が上記調光レベルに達し
た時に発光停止信号を出力する比較器47とを有する。
次に、第6図〜第10図のフローチャートによりCPU31
による制御の手順を説明する。
による制御の手順を説明する。
第6図はメインのフローチャートであり、レリーズ釦
32(第4図)が、半押し操作に引続いて全押し(レリー
ズ)操作されるとステップS1以下の処理が開始される。
まずステップS1でISO感度検出回路35から装填されたフ
ィルムFIのISO感度SVを読み込む。次いでステップS2で
撮影レンズ2のレンズ情報出力回路33から開放絞り値F0
を、ステップS3で射出瞳距離POをそれぞれ読み込む。
32(第4図)が、半押し操作に引続いて全押し(レリー
ズ)操作されるとステップS1以下の処理が開始される。
まずステップS1でISO感度検出回路35から装填されたフ
ィルムFIのISO感度SVを読み込む。次いでステップS2で
撮影レンズ2のレンズ情報出力回路33から開放絞り値F0
を、ステップS3で射出瞳距離POをそれぞれ読み込む。
ステップS4では、距離検出が可能か否かを判別する。
例えば撮影レンズ2が距離エンコーダを内蔵していれば
距離検出可能であり、この場合にはステップS5でフラグ
FLDに1を代入する。また撮影レンズ2が距離エンコー
ダを内蔵していなければ距離検出不可能であり、この場
合にはステップS7でフラグFLDに零を代入する。ステッ
プS5の後は、ステップS6で上記撮影距離Xを読み込み、
次いでステップS8に進む。またステップS7の後は直接ス
テップS8に進む。ここで、上記撮影距離Xは、例えばレ
リーズ釦32の半押し操作に伴い、自動焦点装置によって
駆動されたレンズの位置をエンコーダで検出した値であ
る。
例えば撮影レンズ2が距離エンコーダを内蔵していれば
距離検出可能であり、この場合にはステップS5でフラグ
FLDに1を代入する。また撮影レンズ2が距離エンコー
ダを内蔵していなければ距離検出不可能であり、この場
合にはステップS7でフラグFLDに零を代入する。ステッ
プS5の後は、ステップS6で上記撮影距離Xを読み込み、
次いでステップS8に進む。またステップS7の後は直接ス
テップS8に進む。ここで、上記撮影距離Xは、例えばレ
リーズ釦32の半押し操作に伴い、自動焦点装置によって
駆動されたレンズの位置をエンコーダで検出した値であ
る。
ステップS8では定常光での測光を行う。すなわち上述
した5分割の測光素子8a〜8e(第4図)の出力を測光回
路34に取り込み、この測光回路34で対数圧縮された各測
光領域に対応する輝度値BV(n)(n=1〜5)を読み
込む。ここで、本実施例におけるnの値1〜5は、5つ
の測光素子8a〜8eまたは分割受光素子13a〜13eにそれぞ
れ対応しているものとする。次いでステップS9では、読
み込んだ各輝度値BV(n)およびISO感度SVから定常光
露出BVansを演算する。この演算方式は、例えば本出願
人による特開平1−285925号公報の第7図に開示されて
いるような方式を用いる。
した5分割の測光素子8a〜8e(第4図)の出力を測光回
路34に取り込み、この測光回路34で対数圧縮された各測
光領域に対応する輝度値BV(n)(n=1〜5)を読み
込む。ここで、本実施例におけるnの値1〜5は、5つ
の測光素子8a〜8eまたは分割受光素子13a〜13eにそれぞ
れ対応しているものとする。次いでステップS9では、読
み込んだ各輝度値BV(n)およびISO感度SVから定常光
露出BVansを演算する。この演算方式は、例えば本出願
人による特開平1−285925号公報の第7図に開示されて
いるような方式を用いる。
その後、ステップS10に進み、演算された定常光露出B
Vansからシャッタ速度TVおよび絞り値AVを決定し、ステ
ップS11でミラー3を第2図の破線の状態から実線の状
態までアップするとともに、絞り9をステップS10で決
定された絞り値AVまで絞り込んでステップS12に進む。
Vansからシャッタ速度TVおよび絞り値AVを決定し、ステ
ップS11でミラー3を第2図の破線の状態から実線の状
態までアップするとともに、絞り9をステップS10で決
定された絞り値AVまで絞り込んでステップS12に進む。
ステップS12では、予備発光を行うか否かを判定す
る。例えば定常光が十分明るかったり、上記ステップS1
0で決定された絞り値AVが所定値以上暗い絞りの場合に
は予備発光を行っても意味がないのでこれを行わずにス
テップS19に進み、その他の場合にはステップS13に進
む。ステップS19ではTTL−BL調光処理を行って処理を終
了させる。このTTL−BL調光処理は、本出願人による特
願平1−227221号明細書中や特開昭63−83713号公報に
示されているもので、その詳細は省略する。
る。例えば定常光が十分明るかったり、上記ステップS1
0で決定された絞り値AVが所定値以上暗い絞りの場合に
は予備発光を行っても意味がないのでこれを行わずにス
テップS19に進み、その他の場合にはステップS13に進
む。ステップS19ではTTL−BL調光処理を行って処理を終
了させる。このTTL−BL調光処理は、本出願人による特
願平1−227221号明細書中や特開昭63−83713号公報に
示されているもので、その詳細は省略する。
ステップS13では、次式に基づいてシャッタ幕面反射
測光時のレンズの補正係数L(n)の演算を行う。
測光時のレンズの補正係数L(n)の演算を行う。
L(1)=1 L(2)=1−(1.2×10-3)・PO L(3)=1−(1.2×10-3)・PO L(4)=1+(1.7×10-3)・PO L(5)=1+(1.7×10-3)・PO ここで、POは撮影レンズ2の射出瞳距離を示している。
すなわち、撮影レンズ2の射出瞳距離POによって上述の
受光素子13a〜13eの受光条件は異なるので、このステッ
プS13の処理では、全ての受光素子の測光信号を同一条
件で評価するために上記レンズ補正係数L(n)を求め
るのである。
すなわち、撮影レンズ2の射出瞳距離POによって上述の
受光素子13a〜13eの受光条件は異なるので、このステッ
プS13の処理では、全ての受光素子の測光信号を同一条
件で評価するために上記レンズ補正係数L(n)を求め
るのである。
ステップS14では予備発光を行い、シャッタ幕面から
の反射光を分割測光し、ステップS15ではその測光結果
に基づいてカット領域(調光対象外領域)の決定を行
う。またステップS16では、調光領域を決定するととも
に、調光補正量ΔYを決定する。これらのステップS14
〜S16の処理は、後で詳述する。
の反射光を分割測光し、ステップS15ではその測光結果
に基づいてカット領域(調光対象外領域)の決定を行
う。またステップS16では、調光領域を決定するととも
に、調光補正量ΔYを決定する。これらのステップS14
〜S16の処理は、後で詳述する。
ステップS17では、フィルム面反射測光時のレンズ補
正係数L(n)を算出し、さらにステップS18では、シ
ャッタ10を全開して本発光を行うとともに、フィルム面
からの反射光を分割測光し調光動作を行う。この処理も
後で詳述する。
正係数L(n)を算出し、さらにステップS18では、シ
ャッタ10を全開して本発光を行うとともに、フィルム面
からの反射光を分割測光し調光動作を行う。この処理も
後で詳述する。
第7図は上記第6図のステップS14の処理、すなわち
予備発光処理の詳細を示すフローチャートである。
予備発光処理の詳細を示すフローチャートである。
第7図において、ステップS101では、予備発光の1回
あたりのガイドナンバーGNp1を2とする。すなわち本実
施例では、予備発光としてガイドナンバー2のチョップ
発光を複数回行うものとする。ステップS102では、上記
ステップS13で得られたレンズ補正係数L(n)を用い
て、 により、上記調光回路40のゲイン設定器42a〜42e(第5
図)に与えるゲインGpre(n)を求める。ステップS103
では、チョップ発光の回数Qpreを零リセットし、次いで
ステップS104でQpreを「1」だけ歩進してステップS105
に進む。ステップS105では、上記ガイドナンバーGNp1
(GNp1=2)で1回のチョップ発光を行い、ステップS1
06ではその測光を行う。すなわち、チョップ発光の光束
は被写界で反射され、撮影レンズ2を通過してシャッタ
10の幕面に1次像として結像する。この1次像は5つに
分割され、その各々は第3図の集光レンズアレイ12を介
して5つの分割受光素子13a〜13eにそれぞれ受光され
る。各分割受光素子13a〜13eは、それぞれの受光量に応
じた測光信号を逐次上記調光回路40の増幅器41a〜41eに
入力する。
あたりのガイドナンバーGNp1を2とする。すなわち本実
施例では、予備発光としてガイドナンバー2のチョップ
発光を複数回行うものとする。ステップS102では、上記
ステップS13で得られたレンズ補正係数L(n)を用い
て、 により、上記調光回路40のゲイン設定器42a〜42e(第5
図)に与えるゲインGpre(n)を求める。ステップS103
では、チョップ発光の回数Qpreを零リセットし、次いで
ステップS104でQpreを「1」だけ歩進してステップS105
に進む。ステップS105では、上記ガイドナンバーGNp1
(GNp1=2)で1回のチョップ発光を行い、ステップS1
06ではその測光を行う。すなわち、チョップ発光の光束
は被写界で反射され、撮影レンズ2を通過してシャッタ
10の幕面に1次像として結像する。この1次像は5つに
分割され、その各々は第3図の集光レンズアレイ12を介
して5つの分割受光素子13a〜13eにそれぞれ受光され
る。各分割受光素子13a〜13eは、それぞれの受光量に応
じた測光信号を逐次上記調光回路40の増幅器41a〜41eに
入力する。
増幅器41a〜41eは、入力された信号をゲイン設定器42
a〜42eのゲインGpre(n)(ステップS102で求められた
もの)でそれぞれ増幅して積分回路43a〜43eに入力す
る。CPU31は積分回路43a〜43eに作動信号を出力し、積
分回路43a〜43eは、この作動信号に応答して上記増幅さ
れた信号をそれぞれ時間で積分し、IG(n)(n=1〜
5)としてCPU31に入力する。
a〜42eのゲインGpre(n)(ステップS102で求められた
もの)でそれぞれ増幅して積分回路43a〜43eに入力す
る。CPU31は積分回路43a〜43eに作動信号を出力し、積
分回路43a〜43eは、この作動信号に応答して上記増幅さ
れた信号をそれぞれ時間で積分し、IG(n)(n=1〜
5)としてCPU31に入力する。
次にステップS107では、上記5つの測光信号IG(n)
の総和を求め、これを前回のIG(当初はIG=0)に加算
して新たなIGとしてステップS108に進む。ステップS108
で上記IGが所定量(ここでは230)未満と判定されると
ステップS109に進み、ここでチョップ発光の回数Qpreが
16未満と判定されるとステップ104に戻って上述の処理
を繰返す。ステップS108でIGが230に達するか、あるい
はステップS109でQpreが16に達するかするとステップS1
10に進み、 によりGNrtn(n)を求める。上式によればGNrtn(n)
は、各領域の被写体が標準反射率を有する場合には絞り
値Fに撮影距離Xを乗じた値となる。換言すれば、F・
X=GNrtn(n)の領域は距離Xの位置に標準反射率の
被写体があると考えられ、F・X>GNrtn(n)の領域
はXの位置に標準反射率よりも高い反射率の物体が存在
すると考えられ、またF・X<GNrtn(n)の領域はX
の位置に標準反射率よりも低い反射率の物体が存在する
と考えられる。すなわち、物体の反射率が高いほどGNrt
n(n)は小さくなる。
の総和を求め、これを前回のIG(当初はIG=0)に加算
して新たなIGとしてステップS108に進む。ステップS108
で上記IGが所定量(ここでは230)未満と判定されると
ステップS109に進み、ここでチョップ発光の回数Qpreが
16未満と判定されるとステップ104に戻って上述の処理
を繰返す。ステップS108でIGが230に達するか、あるい
はステップS109でQpreが16に達するかするとステップS1
10に進み、 によりGNrtn(n)を求める。上式によればGNrtn(n)
は、各領域の被写体が標準反射率を有する場合には絞り
値Fに撮影距離Xを乗じた値となる。換言すれば、F・
X=GNrtn(n)の領域は距離Xの位置に標準反射率の
被写体があると考えられ、F・X>GNrtn(n)の領域
はXの位置に標準反射率よりも高い反射率の物体が存在
すると考えられ、またF・X<GNrtn(n)の領域はX
の位置に標準反射率よりも低い反射率の物体が存在する
と考えられる。すなわち、物体の反射率が高いほどGNrt
n(n)は小さくなる。
第8図はステップS15(第6図)のHi,Loカット領域決
定処理の詳細を示している。
定処理の詳細を示している。
まずステップS201で有効領域数Mvalを零リセットする
とともに、ステップS202でnを零リセットする。ステッ
プS203ではnを「1」だけ歩進し、次いでステップS204
でフラグFLDが1か否かを判定する。ここで、フラグFLD
が1でないということは、撮影距離Xが検出されていな
いことを示している。ステップS204が肯定されると、す
なわち撮影距離Xが検出されていればステップS206に進
み、否定されるとステップS205で、 により電子閃光装置11を使用した通常の撮影距離の至近
端距離を求め、これをXとしてステップS206に進む。例
えば、f=24mmのときはx=1.0m、f=50mmのときはX
=1.5m、f=105mmのときはX=2.2mとなる。
とともに、ステップS202でnを零リセットする。ステッ
プS203ではnを「1」だけ歩進し、次いでステップS204
でフラグFLDが1か否かを判定する。ここで、フラグFLD
が1でないということは、撮影距離Xが検出されていな
いことを示している。ステップS204が肯定されると、す
なわち撮影距離Xが検出されていればステップS206に進
み、否定されるとステップS205で、 により電子閃光装置11を使用した通常の撮影距離の至近
端距離を求め、これをXとしてステップS206に進む。例
えば、f=24mmのときはx=1.0m、f=50mmのときはX
=1.5m、f=105mmのときはX=2.2mとなる。
ステップS206では、上記ステップS110(第7図)で演
算されたGNrtn(n)が GNrtn(n)<Khi・X・F であるか否かを判定する。これが否定されるとステップ
S207に進み、肯定されると、その領域に金屏風や鏡など
の高反射率の物体が存在する、あるいは撮影距離Xより
も至近側に被写体(主要被写体ではない)が存在すると
判断してステップS212に進み、その領域をHiカット領域
としてステップS214に進む。
算されたGNrtn(n)が GNrtn(n)<Khi・X・F であるか否かを判定する。これが否定されるとステップ
S207に進み、肯定されると、その領域に金屏風や鏡など
の高反射率の物体が存在する、あるいは撮影距離Xより
も至近側に被写体(主要被写体ではない)が存在すると
判断してステップS212に進み、その領域をHiカット領域
としてステップS214に進む。
ステップS207ではフラグFLDが1か否かを再び判定
し、肯定されるとステップS209に進み、否定されるとス
テップS208で、 により電子閃光装置を使用した通常の撮影距離Xの最遠
端距離を求め、これをXとしてステップS209に進む。例
えば、f=24mmのときはX=3.5m、f=50mmのときはX
=5.0m、f=105mmのときはX=7.2mとなる。
し、肯定されるとステップS209に進み、否定されるとス
テップS208で、 により電子閃光装置を使用した通常の撮影距離Xの最遠
端距離を求め、これをXとしてステップS209に進む。例
えば、f=24mmのときはX=3.5m、f=50mmのときはX
=5.0m、f=105mmのときはX=7.2mとなる。
ステップS209では、上記GNrtn(n)が、 GNrtn(n)>Klo・X・F であるか否かを判定する。これが否定されるとステップ
S210に進み、肯定されるとその領域に低反射率の物体が
存在する(例えば背景が抜けている場合など)と判断し
てステップS212に進み、その領域をLoカット領域として
ステップS214に進む。ここで、上記Hiカット領域および
Loカット領域が調光対象外領域に相当する。
S210に進み、肯定されるとその領域に低反射率の物体が
存在する(例えば背景が抜けている場合など)と判断し
てステップS212に進み、その領域をLoカット領域として
ステップS214に進む。ここで、上記Hiカット領域および
Loカット領域が調光対象外領域に相当する。
またステップS206,S209が共に否定された場合には、
その領域を有効領域、すなわち調光対象領域とし、ステ
ップS213で有効領域の個数Mvalを「1」だけ歩進してス
テップS214に進む。
その領域を有効領域、すなわち調光対象領域とし、ステ
ップS213で有効領域の個数Mvalを「1」だけ歩進してス
テップS214に進む。
ステップS214ではn=5か否か、すなわち全ての領域
に対して上記処理が行われたか否かを判定し、否定され
るとステップS203に戻り、肯定されると第6図の処理に
リターンする。
に対して上記処理が行われたか否かを判定し、否定され
るとステップS203に戻り、肯定されると第6図の処理に
リターンする。
以上の第8図の処理によれば、各領域の予備発光時の
測光信号に基づいて演算されたGNrtn(n)が GNrtn(n)<Khi・X・F の場合にはその領域がHiカット領域となり、 GNrtn(n)>Klo・X・F の場合にはその領域がLoカット領域となり、 Klo・X・F>GNrtn(n)>Khi・X・F の場合には有効領域となる。すなわち、予備発光時の測
光信号が所定範囲内の領域が調光対象内領域となり、所
定範囲外の領域が調光対象外領域となる。
測光信号に基づいて演算されたGNrtn(n)が GNrtn(n)<Khi・X・F の場合にはその領域がHiカット領域となり、 GNrtn(n)>Klo・X・F の場合にはその領域がLoカット領域となり、 Klo・X・F>GNrtn(n)>Khi・X・F の場合には有効領域となる。すなわち、予備発光時の測
光信号が所定範囲内の領域が調光対象内領域となり、所
定範囲外の領域が調光対象外領域となる。
第9A図,第9B図は、ステップS16(第7図)の処理の
詳細を示している。
詳細を示している。
この処理は、最終的な調光対象領域の決定と、調光補
正量ΔYを求める処理である。調光補正量ΔYとは、後
述する第10図のステップS404に示すように本発光時に上
記調光回路40のゲイン設定器42a〜42eに与えるゲインを
求める際に用いられるものであり、ΔY>0の場合に
は、その値が大きいほど本発光の発光停止期間が遅くな
り発光量が多くなる。またΔY<0の場合には、|ΔY|
が大きいほど本発光の発光停止時期が速くなり発光量が
少なくなる。
正量ΔYを求める処理である。調光補正量ΔYとは、後
述する第10図のステップS404に示すように本発光時に上
記調光回路40のゲイン設定器42a〜42eに与えるゲインを
求める際に用いられるものであり、ΔY>0の場合に
は、その値が大きいほど本発光の発光停止期間が遅くな
り発光量が多くなる。またΔY<0の場合には、|ΔY|
が大きいほど本発光の発光停止時期が速くなり発光量が
少なくなる。
第9A図において、ステップS301〜S304の処理は、上記
第8図の処理の結果、(1)カット領域がなかった、
(2)5領域の全てがHiカット領域であったか、(3)
5領域の全てがLoカット領域であったか、(4)5領域
の全てがカット領域でありかつHiカット領域とLoカット
領域が混在しているか、(5)カット領域と非カット領
域が混在しているかを判定する処理である。そして、こ
れらの判定結果により以下に示す処理が行われる。
第8図の処理の結果、(1)カット領域がなかった、
(2)5領域の全てがHiカット領域であったか、(3)
5領域の全てがLoカット領域であったか、(4)5領域
の全てがカット領域でありかつHiカット領域とLoカット
領域が混在しているか、(5)カット領域と非カット領
域が混在しているかを判定する処理である。そして、こ
れらの判定結果により以下に示す処理が行われる。
(1)カット領域がない場合(全ての領域が調光対象領
域の場合): この場合はステップS301が肯定されてステップS322に
進み、有効領域の数Mvalを5とするとともに、調光対象
領域として5領域全てを設定して第9B図のステップS324
に進む。ステップS324では、 によりQgnr(5領域の予備発光時の測光信号の総和に依
存する)を演算し、次いでステップS325で、 により5領域の測光信号の総和を1とした場合の各領域
の測光信号の分布R(n)を求める。
域の場合): この場合はステップS301が肯定されてステップS322に
進み、有効領域の数Mvalを5とするとともに、調光対象
領域として5領域全てを設定して第9B図のステップS324
に進む。ステップS324では、 によりQgnr(5領域の予備発光時の測光信号の総和に依
存する)を演算し、次いでステップS325で、 により5領域の測光信号の総和を1とした場合の各領域
の測光信号の分布R(n)を求める。
ステップS326ではnを零とし、ステップS327〜S331で
は、5領域に対する分布R(n)(n=1〜5)に基づ
いてTRを求める処理を行う。すなわち、R(n)が1/5
以上であれば前回のTRに1/5を加えて新たなTRとし、R
(n)が1/5未満であれば、 を前回のTRに加えて新たなTRとする。ここで、MAX
((R(n))はR(n)の最大値である。ステップS3
32では、上記最終的に求められたTRを用い、 により調光補正量ΔYの値を求める。
は、5領域に対する分布R(n)(n=1〜5)に基づ
いてTRを求める処理を行う。すなわち、R(n)が1/5
以上であれば前回のTRに1/5を加えて新たなTRとし、R
(n)が1/5未満であれば、 を前回のTRに加えて新たなTRとする。ここで、MAX
((R(n))はR(n)の最大値である。ステップS3
32では、上記最終的に求められたTRを用い、 により調光補正量ΔYの値を求める。
以上によれば、各領域の測光信号の分布に基づいて調
光補正量ΔYが求められるので、後述する第10図の本発
光処理において、本発光の停止時期を的確に制御するこ
とが可能となる。
光補正量ΔYが求められるので、後述する第10図の本発
光処理において、本発光の停止時期を的確に制御するこ
とが可能となる。
(2)全ての領域がHiカット領域の場合(予備発光時に
おける全ての領域の測光信号が所定範囲を越える場
合): この場合には、第9A図のステップS302が肯定されてス
テップS319に進み、Mvalを1とするとともに、ステップ
S320でGNrtn(n)が最大の領域を新たに調光対象領域
とする。GNrtn(n)が最大ということは予備発光時の
測光信号が最小ということ、すなわちカット領域か否か
の判断を行う上記所定範囲に最も近いということであ
り、この領域は、高反射率の物体による影響が最も少な
いと予想される領域である。ただし、該当する領域が複
数ある場合には、中央の領域を優先する。次いでステッ
プS321に進み、調光補正量ΔYを「+1」とする。つま
り全ての領域がHiカット領域の場合には、露出アンダー
を防止するために調光停止時期を通常よりも遅らせる。
おける全ての領域の測光信号が所定範囲を越える場
合): この場合には、第9A図のステップS302が肯定されてス
テップS319に進み、Mvalを1とするとともに、ステップ
S320でGNrtn(n)が最大の領域を新たに調光対象領域
とする。GNrtn(n)が最大ということは予備発光時の
測光信号が最小ということ、すなわちカット領域か否か
の判断を行う上記所定範囲に最も近いということであ
り、この領域は、高反射率の物体による影響が最も少な
いと予想される領域である。ただし、該当する領域が複
数ある場合には、中央の領域を優先する。次いでステッ
プS321に進み、調光補正量ΔYを「+1」とする。つま
り全ての領域がHiカット領域の場合には、露出アンダー
を防止するために調光停止時期を通常よりも遅らせる。
(3)全ての領域がLoカット領域の場合(予備発光時に
おける全ての領域の測光信号が所定範囲未満の場合): この場合には、第9A図のステップS303が肯定されてス
テップS316に進み、Mvalを1とするとともに、ステップ
S317でGNrtn(n)が最小の領域を新たに調光対象領域
とする。GNrtn(n)が最小ということは予備発光時の
測光信号が最大ということ、すなわちカット領域か否か
の判断を行う上記所定範囲に最も近いということであ
り、この領域は、閃光の反射光が戻ってこないことによ
る影響が最も少ないと予想される領域である。ただし、
該当する領域が複数ある場合には、中央の領域を優先す
る。次いでステップS318に進み、調光補正量ΔYを「−
1」とする。つまり全ての領域がLoカット領域の場合に
は、露出オーバを防止するために調光停止時期を通常よ
りも早くする。
おける全ての領域の測光信号が所定範囲未満の場合): この場合には、第9A図のステップS303が肯定されてス
テップS316に進み、Mvalを1とするとともに、ステップ
S317でGNrtn(n)が最小の領域を新たに調光対象領域
とする。GNrtn(n)が最小ということは予備発光時の
測光信号が最大ということ、すなわちカット領域か否か
の判断を行う上記所定範囲に最も近いということであ
り、この領域は、閃光の反射光が戻ってこないことによ
る影響が最も少ないと予想される領域である。ただし、
該当する領域が複数ある場合には、中央の領域を優先す
る。次いでステップS318に進み、調光補正量ΔYを「−
1」とする。つまり全ての領域がLoカット領域の場合に
は、露出オーバを防止するために調光停止時期を通常よ
りも早くする。
(4)全ての領域がカット領域であり、かつHiカット領
域とLoカット領域が混在している場合: この場合には、ステップS304が肯定されてステップS3
13に進み、Mvalを1とするとともに、ステップS314にお
いて、上記(2)の場合と同様にGNrtn(n)が最大の
領域を新たに調光対象領域とし、さらにステップS315で
調光補正量ΔYを「+1」とする。すなわち、Loカット
領域は、後方に抜けていてその位置に物体が存在せず、
これに対してHiカット領域には必ず高反射率の物体(例
えば金屏風や鏡)が存在しているはずであるから、主要
被写体はこのHiカット領域に埋もれていると考えられ
る。したがって高反射率の物体の影響をなくすために
(2)の場合と同様にΔYを「+1」とするのである。
域とLoカット領域が混在している場合: この場合には、ステップS304が肯定されてステップS3
13に進み、Mvalを1とするとともに、ステップS314にお
いて、上記(2)の場合と同様にGNrtn(n)が最大の
領域を新たに調光対象領域とし、さらにステップS315で
調光補正量ΔYを「+1」とする。すなわち、Loカット
領域は、後方に抜けていてその位置に物体が存在せず、
これに対してHiカット領域には必ず高反射率の物体(例
えば金屏風や鏡)が存在しているはずであるから、主要
被写体はこのHiカット領域に埋もれていると考えられ
る。したがって高反射率の物体の影響をなくすために
(2)の場合と同様にΔYを「+1」とするのである。
(5)カット領域と有効領域が混在している場合: この場合には、ステップS304が否定されてステップS3
05に進み、Mvalを上記ステップS213(第8図)で得られ
たMvalに設定するとともに、カットされなかった領域を
調光対象領域とする。次いで第9B図のステップS307に進
み、Hiカット領域があるか否かを判定する。Hiカット領
域が1つでもあればステップS309で調光補正量ΔYを
「+1/3」とし、Hiカット領域がなければステップS308
でΔYを零としてステップS310に進む。ステップS310で
はLoカット領域があるか否かを判定し、Loカット領域が
あればステップS312で とし、Loカット領域がなければそのときのΔYを新たに
ΔYとする。
05に進み、Mvalを上記ステップS213(第8図)で得られ
たMvalに設定するとともに、カットされなかった領域を
調光対象領域とする。次いで第9B図のステップS307に進
み、Hiカット領域があるか否かを判定する。Hiカット領
域が1つでもあればステップS309で調光補正量ΔYを
「+1/3」とし、Hiカット領域がなければステップS308
でΔYを零としてステップS310に進む。ステップS310で
はLoカット領域があるか否かを判定し、Loカット領域が
あればステップS312で とし、Loカット領域がなければそのときのΔYを新たに
ΔYとする。
すなわち、Hiカット領域が存在する場合には、上述し
たようにそこに高反射率の物体が存在する場合であり、
たとえ隣接する領域がHiカット領域にならなくても、そ
の物体の影響を浮けている場合が多いので、ΔYを「+
1/3」とする。
たようにそこに高反射率の物体が存在する場合であり、
たとえ隣接する領域がHiカット領域にならなくても、そ
の物体の影響を浮けている場合が多いので、ΔYを「+
1/3」とする。
一方、Loカット領域が存在する場合について以下に説
明する。
明する。
今、主要被写体の背後になにも存在しない場合を考え
る。この場合、同一倍率の被写体であってもその被写体
が画面の端に存在する場合と、画面の中央寄りに存在す
る場合とでは有効領域の数が異なる。つまり画面の端に
存在する場合にはその被写体が含まれる領域は少なくな
り、有効領域(Loカットされない領域)は少なくなる。
また被写体が画面の中央寄りに位置している場合には、
その被写体が含まれる領域が多くなり有効領域の数は多
くなる。そして、被写体の倍率が同一であれば、有効領
域、すなわち被写体の含まれる領域が多いほど個々の領
域に占める被写体の面積は小さなものとなり、予備発光
時の測光信号も小さく(GNrtn(n)は大きく)なる。
したがって本実施例では、上記ステップS312の式に示さ
れるように、有効領域の数Mvalが多いほどΔYを−側に
大きくしている。
る。この場合、同一倍率の被写体であってもその被写体
が画面の端に存在する場合と、画面の中央寄りに存在す
る場合とでは有効領域の数が異なる。つまり画面の端に
存在する場合にはその被写体が含まれる領域は少なくな
り、有効領域(Loカットされない領域)は少なくなる。
また被写体が画面の中央寄りに位置している場合には、
その被写体が含まれる領域が多くなり有効領域の数は多
くなる。そして、被写体の倍率が同一であれば、有効領
域、すなわち被写体の含まれる領域が多いほど個々の領
域に占める被写体の面積は小さなものとなり、予備発光
時の測光信号も小さく(GNrtn(n)は大きく)なる。
したがって本実施例では、上記ステップS312の式に示さ
れるように、有効領域の数Mvalが多いほどΔYを−側に
大きくしている。
第10図は、第6図のステップS18の本発光処理の詳細
を示している。
を示している。
第10図において、ステップS401ではnを零リセット
し、次いでステップS402でnを「1」だけ歩進し、ステ
ップS403でnが示す領域が調光対象領域であるか否かを
判定する。ステップS403が否定されるとステップS405に
進み、調光回路40のゲイン設定器に与えるゲインGhon
(n)を十分小さな値(例えば、−10)としてステップ
S406に進む。一方、ステップS403が肯定された場合に
は、ステップS404において、上記第9B図で求めた調光補
正量ΔYを用いてゲインGhon(n)を、 により求めてステップS404に進む。ここで、SVはフィル
ムISO感度、L(n)はステップS17で得られたレンズ補
正係数、ΔYは第9B図の処理で得られた調光補正量、γ
は定数である。ステップS404では、n=5か否かを判定
し、否定されるとステップS402に戻って上述の処理を繰
返し、肯定されるとステップS407に進む。
し、次いでステップS402でnを「1」だけ歩進し、ステ
ップS403でnが示す領域が調光対象領域であるか否かを
判定する。ステップS403が否定されるとステップS405に
進み、調光回路40のゲイン設定器に与えるゲインGhon
(n)を十分小さな値(例えば、−10)としてステップ
S406に進む。一方、ステップS403が肯定された場合に
は、ステップS404において、上記第9B図で求めた調光補
正量ΔYを用いてゲインGhon(n)を、 により求めてステップS404に進む。ここで、SVはフィル
ムISO感度、L(n)はステップS17で得られたレンズ補
正係数、ΔYは第9B図の処理で得られた調光補正量、γ
は定数である。ステップS404では、n=5か否かを判定
し、否定されるとステップS402に戻って上述の処理を繰
返し、肯定されるとステップS407に進む。
以上の処理によりゲイン設定器42a〜42eにゲインGhon
(1)〜Ghon(5)がそれぞれ与えられる。
(1)〜Ghon(5)がそれぞれ与えられる。
次にステップS407では、電子閃光装置11の本発光を開
始させ、ステップS408で測光を行う。すなわち、本発光
による照明光は被写体で反射され撮影レンズ2を透過し
フィルム面で反射された後、5つの受光素子13a〜13eに
受光され、受光素子13a〜13eの測光信号IG(1)〜IG
(5)は、調光回路40の増幅器41a〜41eにそれぞれ入力
される。
始させ、ステップS408で測光を行う。すなわち、本発光
による照明光は被写体で反射され撮影レンズ2を透過し
フィルム面で反射された後、5つの受光素子13a〜13eに
受光され、受光素子13a〜13eの測光信号IG(1)〜IG
(5)は、調光回路40の増幅器41a〜41eにそれぞれ入力
される。
増幅器41a〜41eは、ゲイン設定器42a〜42eで設定され
たゲインGhon(1)〜Ghon(5)により測光信号IG
(1)〜IG(5)を増幅して加算回路44に入力し、加算
回路44は入力された増幅信号を加算する。積分回路45は
加算回路44の加算結果、すなわち、増幅された測光信号
IG(1)〜IG(5)の総和を時間で積分し、その値をIG
とする(ステップS409)。
たゲインGhon(1)〜Ghon(5)により測光信号IG
(1)〜IG(5)を増幅して加算回路44に入力し、加算
回路44は入力された増幅信号を加算する。積分回路45は
加算回路44の加算結果、すなわち、増幅された測光信号
IG(1)〜IG(5)の総和を時間で積分し、その値をIG
とする(ステップS409)。
一方、予め設定された調光レベルは変換回路46に出力
され、変換回路46はこれをアナログ信号に変換する。こ
の変換された調光レベルおよび上記積分回路45の出力IG
は比較器47に入力され、比較器47は、IGが上記調光レベ
ルLVに達したか否かを判定する(ステップS410)。これ
が否定されるとステップS408に戻り、肯定されるとステ
ップS411でで電子閃光装置11の発光制御回路36を制御し
て上記本発光を停止させ、その後、処理を終了させる。
され、変換回路46はこれをアナログ信号に変換する。こ
の変換された調光レベルおよび上記積分回路45の出力IG
は比較器47に入力され、比較器47は、IGが上記調光レベ
ルLVに達したか否かを判定する(ステップS410)。これ
が否定されるとステップS408に戻り、肯定されるとステ
ップS411でで電子閃光装置11の発光制御回路36を制御し
て上記本発光を停止させ、その後、処理を終了させる。
以上説明した手順によれば、調光補正量ΔYに基づい
てゲインGhon(n)が求められ、ΔY>0の場合に
は、その値が大きいほど本発光の発光停止時期が遅くな
り発光量が多くなる。またΔY<0の場合には、|ΔY|
が大きいほど本発光の発光停止時期が速くなり発光量が
少なくなる。
てゲインGhon(n)が求められ、ΔY>0の場合に
は、その値が大きいほど本発光の発光停止時期が遅くな
り発光量が多くなる。またΔY<0の場合には、|ΔY|
が大きいほど本発光の発光停止時期が速くなり発光量が
少なくなる。
以上の実施例の構成において、電子閃光装置11が閃光
手段101を、分割測光素子13a〜13eが測光手段102を、CP
U31が領域設定手段103,201,202、判別手段104を、CPU31
および調光回路40が調光手段105,203をそれぞれ構成す
る。
手段101を、分割測光素子13a〜13eが測光手段102を、CP
U31が領域設定手段103,201,202、判別手段104を、CPU31
および調光回路40が調光手段105,203をそれぞれ構成す
る。
なお上記実施例では、Hiカット領域か、Loカット領域
かにより調光補正量ΔYを決定し、このΔYに基づいて
ゲイン設定器のゲインを求め、このゲインにより補正さ
れた本発光時の測光信号の総和が所定の調光レベル(予
め設定される)に達した時点で本発光を停止するように
したが、例えば上記ΔYに基づいて調光レベルを決定
し、本発光時の測光信号(補正なし)の総和が上記決定
された調光レベルに達した時点で本発光を停止させるよ
うにしても上述と同様の効果が得られる。
かにより調光補正量ΔYを決定し、このΔYに基づいて
ゲイン設定器のゲインを求め、このゲインにより補正さ
れた本発光時の測光信号の総和が所定の調光レベル(予
め設定される)に達した時点で本発光を停止するように
したが、例えば上記ΔYに基づいて調光レベルを決定
し、本発光時の測光信号(補正なし)の総和が上記決定
された調光レベルに達した時点で本発光を停止させるよ
うにしても上述と同様の効果が得られる。
また、予備発光時の測光信号から調光対象領域および
調光対象外領域を求める方法や、調光補正量ΔYの値は
方向は上述のものに限定されない。さらに、被写界分割
のし方や分割個数も実施例に限定されない。
調光対象外領域を求める方法や、調光補正量ΔYの値は
方向は上述のものに限定されない。さらに、被写界分割
のし方や分割個数も実施例に限定されない。
G.発明の効果 請求項1の発明によれば、調光対象外領域が存在する
場合、その領域の予備発光時の測光信号が所定範囲を越
えるのか、あるいは所定範囲未満なのかに基づいて本発
光を停止させるための調光条件を決定するようにしたの
で、ただ単に除外するものと異なり、適正な露出が得ら
れる可能性が高くなる。
場合、その領域の予備発光時の測光信号が所定範囲を越
えるのか、あるいは所定範囲未満なのかに基づいて本発
光を停止させるための調光条件を決定するようにしたの
で、ただ単に除外するものと異なり、適正な露出が得ら
れる可能性が高くなる。
また請求項6の発明によれば、全ての領域が調光対象
外領域の場合には、その領域のうち最も所定範囲(調光
対象領域と判定される範囲)に近い領域を調光対象領域
として調光を行うようにしたので、全ての領域が調光対
象外となった場合でも適正露出が得られる可能性が増大
する。
外領域の場合には、その領域のうち最も所定範囲(調光
対象領域と判定される範囲)に近い領域を調光対象領域
として調光を行うようにしたので、全ての領域が調光対
象外となった場合でも適正露出が得られる可能性が増大
する。
第1図はクレーム対応図である、 第2図〜第10図は本発明の一実施例を示し、第2図はカ
メラの動作を説明する図、第3図は集光レンズアレイ,
分割測光素子およびフィルムの位置関係を示す斜視図、
第4図は本発明に係るカメラの自動調光装置の構成を示
すブロック図、第5図は調光回路の詳細を示す図、第6
図はメインのフローチャート、第7図〜第10図はそれぞ
れサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。 11:電子閃光装置、13:測光素子 13a〜13e:分割測光素子 31:CPU、36:発光制御回路 40:調光回路、101:閃光手段 102:測光手段、103:領域設定手段 104:判別手段、105:調光手段 201:第1の領域設定手段 202:第2の領域設定手段 203:調光手段
メラの動作を説明する図、第3図は集光レンズアレイ,
分割測光素子およびフィルムの位置関係を示す斜視図、
第4図は本発明に係るカメラの自動調光装置の構成を示
すブロック図、第5図は調光回路の詳細を示す図、第6
図はメインのフローチャート、第7図〜第10図はそれぞ
れサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。 11:電子閃光装置、13:測光素子 13a〜13e:分割測光素子 31:CPU、36:発光制御回路 40:調光回路、101:閃光手段 102:測光手段、103:領域設定手段 104:判別手段、105:調光手段 201:第1の領域設定手段 202:第2の領域設定手段 203:調光手段
Claims (7)
- 【請求項1】予備発光と本発光とが可能な閃光手段と、
被写界を複数の領域に分割し、前記閃光手段の予備発光
時および本発光時に各領域を測光して各測光信号を出力
する測光手段と、 前記複数の分割領域のうち、前記予備発光時の前記測光
信号が所定範囲内の領域を調光対象領域とし、所定範囲
外の領域を調光対象外領域とする領域設定手段と、 前記調光対象外領域が存在する場合、前記予備発光時の
該領域に対する測光信号が前記所定範囲を越えるもの
か、あるいは所定範囲未満のものかを判別する判別手段
と、 該判別手段の判定結果に基づいて前記本発光を停止させ
るための調光条件を決定し、本発光時の前記調光対象領
域に対する測光信号が該調光条件を満たした時点で本発
光を停止させる調光手段とを具備することを特徴とする
カメラの自動調光装置。 - 【請求項2】前記調光手段は、本発光時の前記調光対象
領域に対する測光信号を前記判別手段の判定結果に基づ
いてそれぞれ補正し、この補正された信号と総和が所定
の調光レベルに達した時点で前記本発光を停止させるこ
とを特徴とする請求項1に記載のカメラの自動調光装
置。 - 【請求項3】前記調光手段は、前記判別手段の判定結果
に基づいて調光レベルを決定し、本発光時の前記調光対
象領域に対する測光信号の総和がその調光レベルに達し
た時点で前記本発光を停止させることを特徴とする請求
項1に記載のカメラの自動調光装置。 - 【請求項4】前記調光手段は、前記判別手段により所定
範囲を越えると判定された場合には、前記本発光の停止
時期を通常よりも遅くなるようにすることを特徴とする
請求項1〜3のいずれかの項に記載のカメラの自動調光
装置。 - 【請求項5】前記調光手段は、前記判別手段により所定
範囲未満と判定された場合には、本発光の停止時期を通
常よりも早くなるようにすることを特徴とする請求項1
〜3のいずれかの項に記載のカメラの自動調光装置。 - 【請求項6】予備発光と本発光とが可能な閃光手段と、
被写界を複数の領域に分割し、前記閃光手段の予備発光
時および本発光時に各領域を測光して各測光信号を出力
する測光手段と、 前記複数の分割領域のうち、前記予備発光時の前記測光
信号が所定範囲内の領域を調光対象領域とし、所定範囲
外の領域を調光対象外領域とする第1の領域設定手段
と、 全ての領域が調光対象外領域の場合には、該領域のうち
最も前記所定範囲に近い領域を調光対象領域とする第2
の領域設定手段と、 前記本発光開始後、該本発光時の前記調光対象領域に対
する測光信号の総和が所定の調光レベルに達した時点で
本発光を停止させる調光手段とを具備することを特徴と
するカメラの自動調光装置。 - 【請求項7】前記調光対象外領域が存在する場合、前記
予備発光時の該領域に対する測光信号が前記所定範囲を
越えるものか、あるいは所定範囲未満のものかを判別す
る判別手段を更に備え、 前記調光手段は、前記分割領域の全てが調光対象外領域
のときには、前記判別手段の判別結果に応じて本発光の
停止時期を変えることを特徴とする請求項6に記載のカ
メラの自動調光装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312487A JP2969923B2 (ja) | 1990-11-17 | 1990-11-17 | カメラの自動調光装置 |
US07/789,967 US5172157A (en) | 1990-11-17 | 1991-11-12 | Automatic light adjustment device for cameras |
US08/411,910 US5576798A (en) | 1990-11-17 | 1995-03-28 | Automatic flash amount control apparatus of camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2312487A JP2969923B2 (ja) | 1990-11-17 | 1990-11-17 | カメラの自動調光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04182631A JPH04182631A (ja) | 1992-06-30 |
JP2969923B2 true JP2969923B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=18029803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2312487A Expired - Lifetime JP2969923B2 (ja) | 1990-11-17 | 1990-11-17 | カメラの自動調光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969923B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5442417A (en) * | 1992-07-22 | 1995-08-15 | Nikon Corporation | Automatic flash amount control apparatus of camera |
JP4882159B2 (ja) | 2001-04-18 | 2012-02-22 | 株式会社ニコン | 閃光制御装置及びカメラシステム |
-
1990
- 1990-11-17 JP JP2312487A patent/JP2969923B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04182631A (ja) | 1992-06-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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