JP2961676B2 - 塗布方法 - Google Patents
塗布方法Info
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Description
性の支持体表面に塗布液を均一な厚さで塗布するための
塗布方法に関し、特にエクストルージョン型の塗布装置
を用いて写真用フイルムや磁気記録媒体を製造する際に
用いて好適な塗布方法に関する。
気記録媒体や写真用フイルムなどを製造すると際には、
可撓性支持体に所定の塗布液を塗布して製造することが
行われている。この塗布方法としては、例えばロール型
塗布装置を用いた方法、ビード型塗布装置を用いた方
法、スライドコート型塗布装置を用いた方法、エクスト
ルージョン型塗布装置を用いた塗布方法など種々の塗布
方法があるが、中でもエクストージョン型の塗布装置を
用いた塗布方法が多用されている。前記エクストージョ
ン型の塗布装置の基本的構成は、フィルム等ならなる可
撓性の支持体の移動方向に対し上流側にバックエッジを
設けるとともに下流側にドクターエッジを設け、前記バ
ックエッジと前記ドクターエッジとの間に形成したスリ
ットから前記支持体表面に塗布液を押し出し、前記支持
体と前記エッジとの間に塗布液の所定のメニスカスを形
成しながら、該支持体と該エッジとの間隔を一定に保っ
て塗布するように構成されている。
において前記支持体と前記エッジとは一定の間隔で離さ
れているものの、前記支持体の表面、言い換えれば塗布
面が前記エッジに接触することが生じる。この接触は前
記支持体の耳部(両側端部)にて発生し、これにより支
持体の削れが生じ易い問題があった。そこで本願出願人
は、前記問題点を解消するものとして、特開昭61−2
57268号公報により開示された塗布方法を提案し
た。この公開された塗布方法は、前記耳部において、塗
布装置の前記エッジと前記支持体が直接擦動する部分に
溶剤を予め塗布し、湿潤状態の溶剤を前記エッジと前記
支持体との間に介在させて接触力を減少させ、前記削れ
を防止するようにした。一方、磁気記録媒体を例に述べ
ると、近年の技術的動向の一つに薄層化があり、このた
め支持体自体も薄く且つ走行時の挙動を不安定になりや
すくデリケートになっている。このため、前記公開され
た塗布方法であっても、削れを生じてしまうことがあ
る。
布する溶剤の量を増加することにより防止できるが、溶
剤の量を増加すると塗布液と混合する事態が生じる。但
し、或る程度の混合であれば、本願出願人が特開平2−
107381号公報により開示した塗布方法により改善
することができる。しかし混合量が多い場合、更に溶剤
量が極めて多くてオーバーフローが顕著になると、溶剤
が前記エッジを汚してしまう。このエッジ汚れは、塗布
面の表面にスジが発生する一因となり、更に転写不良、
液戻りの発生に繋がるので好ましくない。
願人は特開平3−116524号公報に示す如き塗布方
法を提案した。即ち、少なくとも耳部にポリマー、モノ
マー、UV樹脂を塗布することによって、塗布装置の前
記エッジと前記支持体との接触力を減少させ、削れを防
止するものである。しかし、耳部に塗布されたポリマー
等は、後工程で耳接着等の故障を発生させ、前記支持体
が前記のように薄くなっていることから、支持体強度は
弱くなってきており支持体切断等の重大な事故を引き起
すことがあった。本発明の目的は、可撓性を有する支持
体に塗布液を塗布する際の両側端部(耳部)の削れによ
る故障を解消でき、且つ塗布後の処理工程における耳部
の接着故障を発生させない塗布方法を提供することにあ
る。
は、連続的に移動される可撓性支持体の表面に塗布液を
スリットから押し出して塗布するエクストルージョン型
の塗布装置を使用する塗布方法において、前記支持体の
塗布面に所定幅で乾膜の下塗層を形成した後に、該下塗
層の両縁部及び該縁部外側に溶剤を塗布し、該溶剤が湿
潤状態にあるうちに、最下層を形成する前記塗布液を前
記溶剤よりも支持体幅方内側で該溶剤と非接触な状態に
前記下塗層よりも幅狭に塗布するとともに、その後前記
最下層よりも上の層を形成する前記塗布液の幅方向両縁
部を前記溶剤上に位置させ、かつその塗布幅を前記下塗
層よりも幅広く塗布することを特徴とする塗布方法によ
って達成される。
明する。なお、本実施態様は磁気記録媒体への適用例を
示すものであり、図1は本実施例における塗布工程直後
の磁気記録媒体をその幅方向に切断した断面図であり、
図2は溶剤塗布装置の斜視図である。図3はエクストル
ージョン型塗布装置の斜視図であり、図4は図3のB−
B線断面図である。先ず、図1を参照して本実施態様に
おける磁性塗布液を塗布した磁気記録媒体の断面構造を
説明する。支持体1の塗布面には磁性塗布液により形成
される磁性層と該支持体1とを強固に結合する接着性の
高い下塗層2が塗布され、既に乾燥した乾膜として形成
されている。そして、前記下塗層2は支持体1の幅Wの
全域に塗布されるのではなく、両側端部に非塗布域2a
が残されている。前記非塗布域2aと前記下塗層2の両
端部にかかるようにして溶剤3が塗布されており、前記
支持体1の両端部が溶剤3によって覆われるようになっ
ている。前記下塗層2の上面には前記溶剤3に両側から
囲まれた領域に最下層の磁性層を構成する磁性液4が塗
布されている。なお、後述するように前記磁性液4を塗
布するときは、既に塗布されている前記溶剤3との間に
間隙G(塗布後において実際には間隙Gは形成されてい
ない。)を形成するように塗布される。
れている。前記磁性液5はその両縁部(両側端部)が前
記溶剤3上に張り出すように、かつ前記下塗層2よりも
幅広く塗布されている。
明する。先づ、図2を参照して前記溶剤3の塗布につい
て説明する。既に前記支持体1の表面(図2においては
下面)に前記下塗層2が塗布され且つ乾燥されている。
前記下塗層2の乾膜が形成された前記支持体1を所定の
方向に搬送させる。図2に示した塗布装置10は、前記
支持体1の両端部側に前記溶剤3を塗布するものであっ
て、例えば支持体幅方向に並べた構造のリバースロール
11を塗布液パン12内に設けた構成であり、一対のリ
バースロール11の間隔は前記支持体1の両側端部の所
望位置に前記溶剤3を塗布し得るように設定されてい
る。そして、前記リバースロール11を回転させること
により、前記塗布液パン12内に供給されるか或いは溜
められた前記溶剤3を前記支持体1の表面に連続塗布す
る構造となっている。
前記支持体1の前記下塗層2が形成された面の両側端部
が前記リバースロール11に接するようにして搬送す
る。この結果、図2の下流側に示すように、前記非塗布
域2a及び前記下塗層2の両側端部に前記溶剤3が帯状
に塗布される。そして前記溶剤3が湿潤状態にあるうち
に、例えば図3に示す塗布装置100によって前記磁性
液4,5を塗布する。図3に示す塗布装置100は、前
記磁性液4,5を同時重層塗布可能な装置であり、前記
塗布装置10の下流側に設置されている。前記塗布装置
100は、前記磁性液4,5を吐出するスリット10
1,102が2つのドクターエッジ104,105と1
つのバックエッジ106によって形成されている。但
し、前記磁性液4の塗布幅は図1を参照して説明したよ
うに前記磁性液5の塗布幅よりせまいのであるから、前
記スリット101の長さは前記スリット102の長さに
対し長く形成されている。また、前記下塗層2の幅に比
べて前記スリット102の長さは短く、前記スリット1
01の長さは長く構成されている。
持体1に前記溶剤3が塗布された状態で搬送されてくる
と、図4に示すように前記スリット101,102から
前記磁性液4,5が吐出されるのであるが、前記支持体
1には前記溶剤3が予め塗布されているので、前記支持
体1の耳部分が前記ドクターエッジ104、105や前
記バックエッジ106に直に接触することはなく、また
下層の前記磁性液4を塗布するときには、該磁性液4と
前記溶剤3との間に間隙Gが形成されているので、該溶
剤3をかなり多く塗布した場合でも、前記磁性液4のメ
ニスカスの安定状態が崩れることなく、十分な耳削れ防
止効果を発揮することができる。さらに、上層の前記磁
性液5は前記下塗層2の幅よりも幅広く塗布されるの
で、この塗布工程後の乾燥工程により乾燥されたときに
は、前記溶剤3は蒸発し前記磁性液5による最上層が前
記下塗層2を覆うようになる。この結果、前記下塗層3
が露出していないので、前記支持体1が巻き取られた後
においても従来のような前記下塗層2による支持体同士
の接着のトラブルを回避することができる。
も異なった組成であってもよい。また、前記溶剤3とし
ては例えば、シクロヘキサノン、メチルセロソルブ、ア
セトン、メタノール、トリフルオロ酢酸などを使用する
ことができる。
成につき、具体的に更に詳述すると、熱可塑製樹脂とし
ては軟化温度が150℃以下、平均分子量が10,00
0〜300,000、重合量が約50〜2,000程度
のもので、例えば塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニルアクリロニ
トリル共重合体、アクリル酸エステルアクリルニトリル
共重合体、アクリル酸エステル塩化ビニリデン共重合
体、アクリル酸エステルスチレン共重合体、メタクリル
酸エステルアクリロニトリル共重合体、メタクリル酸エ
ステル塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
スチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ナイロン−
シリコン系樹脂、ニトロセルロース−ポリアミド樹脂、
ポリフッ化ビニル、塩化ビニリデンアクリロニトリル共
重合体、ブタジエンアクリロニトリル共重合体、ポリア
ミド樹脂、ポエイビニルブチラール、セルロース誘導体
(セルロースアセテートブチレート、セルロースジアセ
テート、セルローストリアセテート、セルロースプロピ
オネート、ニトロセルロース等)、スチレンブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテルア
クリル酸エステル共重合体、アミノ樹脂、各種の合成ゴ
ム系の熱可塑性樹脂およびこれらの混合物等が使用され
る。
塗布液の状態では200,000以下の分子量のもので
あり、磁性層形成用組成物を塗布し、乾燥させた後、加
熱すると、これらの樹脂が縮合、付加等の反応を生じて
分子量が無限大のものとなり得る。また、これらの樹脂
の中で、樹脂が熱分解するまでの間に軟化または溶融し
ないものであることが望ましい。具体的には、例えば、
フエノール樹脂、エポキシ樹脂、硬化型ポリウレタン樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコ
ン樹脂、反応型アクリル系樹脂、エポキシポリアミド樹
脂、ニトロセルローズメラミン樹脂、高分子量ポリエス
テル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、メタ
クリル酸共重合体とジイソシアネートプレポリマーの混
合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートと
の混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコ
ール/高分子量ジオール/トリフエニルメタントリイソ
シアネートの混合物、ポリアミド樹脂およびこれらの混
合物などがある。バインダー中に分散する強磁性微粉
末、溶剤、又、添加剤としての分散剤、潤滑剤、研磨
剤、帯電防止剤及び非磁性支持体等は従来使用されてい
たものが同様に使用される。
ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン
酸、ステアロール酸、等の炭素数12〜18個の脂肪酸
(R1 COOH、R1 は炭素数11〜17個のアルキル
またはアルケニル基):前記の脂肪酸のアルカリ金属
(Li、Na、K等)またはアルカリ土類金属(Mg、
Ca、Ba)から成る金属石鹸:前記の脂肪酸エステル
の弗素を含有した化合物:前記の脂肪酸のアミド:ポリ
アルキレンオキサイドアルキルリン酸エステル:レシチ
ン:トリアルキルポリオレフインオキシ第四アンモニウ
ム塩:(アルキルは炭素数1〜5個、オレフインはエチ
レン、プロピレンなど):等が使用される。この他に炭
素数12以上の高級アルコール、およびこれらの他に硫
酸エステル等も使用可能である。
認められるが、ジアルキルポリシロキサン(アルキルは
炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリシロキサン(アル
キルは炭素数1〜4個)、モノアルキルモノアルコキシ
ポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、アルコキ
シは炭素数1〜4個)、フエニルポリシロキサン、フロ
ロアルキルポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5
個)などのシリコンオイル、グラファイトなどの誘電性
微粉末:二硫化モリブデン、二酸化タングステンなどの
無機微粉末:ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レン塩化ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン
などのプラスチック微粉末:α−オレフィン重合物:常
温で液状の不飽和脂肪属炭化水素(二重結合が末端の炭
素に結合したα−オレフィン、炭素数約20):炭素数
12〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12個の一
価のアルコールからなる脂肪酸エステル類、フルオロカ
ーボンなどが使用できる。
素、酸化クロム(Cr2 O3 )、コランダム、人造コラ
ンダム、ダイアモンド、人造ダイアモンド、ザクロ石、
エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用され
る。
ーボンブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末:
サポニンなどの天然界面活性剤:アルキレンオキサイド
系、グリセリン系、グリシドール系などの、ノニオン界
面活性剤:高級アルキルアミン類、第4級アンモニウム
塩類、ピリジンその他の複素環類、ホスホニウム又はス
ルホニウム類などのカチオン界面活性剤:カルボン酸
基、スルホン酸基、燐酸基、硫酸エステル基、燐酸エス
テル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤:アミノ酸
類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸また
は燐酸エステル類等の両性活性剤などが使用される。
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン系:酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコールモノ
エチルエーテル等のエステル系:ベンゼン、トルエン、
キシレン等のタール系(芳香族炭素化水素):メチレン
クロライド、エツレンクロライド、四塩化炭素、クロロ
ホルム、エチレンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等
の塩素化炭化水素等がある。溶剤の量は磁性微粉末の2
〜3倍である。バインダー100重量部に対して、分散
剤は0.5〜20重量部、潤滑剤は0.2〜20重量
部、研磨剤は0.5〜20重量部、帯電防止剤として使
用する導電性微粉末は0.2〜20重量部、同じく帯電
防止剤として使用する界面活性剤は0.1〜10重量部
である。磁性粉末及び前述の結合剤、分散剤、潤滑剤、
研磨剤、帯電防止剤、溶剤等は混練されて磁性塗料とさ
れる。
レフタレートやポリエチレンナフタレートなどの如きポ
リエステル、ポリプロピレンの如きポリオレフィン、三
酢酸セルローズや二酢酸セルローズの如きセルローズ誘
導体、ポリ塩化ビニルの如きビニル系樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリアミド樹脂、ポリスルホンなどのプラスチ
ックシャッターのフイルム、アルミニウム、銅などの金
属材料、ガラスなどのセラミックなどがある。これらの
支持体は、あらかじめコロナ放電処理、プラズマ処理、
下塗処理、熱処理、金属蒸着処理、カルカリ処理などの
前処理が施されていてもよい。支持体は、種々所望の形
状のものでよい。
間に設置され、該塗布装置100における支持体のラッ
プ角度は2°〜60程度であり、また該塗布装置100
において前記ラップを形成するためのガイドロールスパ
ンは例えば50〜300mm程度にすることができるが
これに限るものではない。送液系は、塗布液の性質に応
じた公知の技術を用いる。特に、磁性塗布液の場合に
は、一般的には凝集性を持っており、したがって、凝集
をしない程度の剪断を与えることが好ましい。具体的に
は、例えば配管径はφ50mm以下、塗布装置のポケッ
ト径(液溜まり内径)はφ2〜20mm、スリット幅は
0.05mm〜1mm、液溜まりからスリット先端まで
の長さは5mm〜150mmとすることができるが、こ
れに限られるものではない。
に示した装置や図3および図4に示した装置に何ら限定
されるものではなく、種々の装置を用いることができ
る。本発明においては前記磁性液の塗布は同時重層塗布
でなくてもよく、また3層以上の塗布液の場合にも当然
適用できるものである。
の塗布面に所定幅で乾膜の下塗層を形成した後に、該下
塗層の両縁部及び該縁部外側に溶剤を塗布し、該溶剤が
湿潤状態にあるうちに、最下層を形成する前記塗布液を
前記溶剤よりも支持体幅方内側で該溶剤と非接触な状態
に前記下塗層よりも幅狭に塗布するとともに、その後前
記最下層よりも上の層を形成する前記塗布液の幅方向両
縁部を前記溶剤上に位置させ、かつその塗布幅を前記下
塗層よりも幅広く塗布する方法である。したがって、前
記支持体に前記溶剤が塗布された状態で前記塗布液を塗
布するスリットから該塗布液が吐出されるとこに、前記
支持体には前記溶剤が既に塗布されているので、前記支
持体の耳部分が塗布装置のエッジ面に直接接触すること
はなく、また、下層側の前記塗布液を塗布するときに、
該塗布液と前記溶剤とが非接触となる間隙が形成されて
いるので、該溶剤を多く塗布した場合でも、前記塗布液
のメニスカスの安定状態が崩れることなく、十分な耳削
れ防止効果を発揮することができる。さらに、上層側の
前記塗布液は前記下塗層の幅よりも幅広く塗布されるこ
とから、この塗布工程後の乾燥工程により乾燥されたと
きに、前記溶剤は蒸発し該塗布液による最上層が前記下
塗層を覆うようになるので、前記下塗層の露出を回避で
き、前記支持体が巻き取られた後においても従来のよう
な前記下塗層による支持体同士の接着のトラブルを回避
することができる。
確にすることができる。表1に示す組成の各成分をボー
ルミルに入れて十分混合分散させた後、エポキシ樹脂
(エポキシ当量500)を30重量部加えて均一に混合
したものを前記磁性液4(下層),5(上層)とした。
説明したエクストルージョン型の塗布装置100を用
い、前記支持体1の材質はポリエチレンテレフタレート
フイルムを厚さ9μmに形成したものを用いた。塗布装
置の寸法は表2に示す通りであるが、塗布速度を300
m/分、テンションを20kgf/m、塗布厚みについ
ては上層を乾燥膜厚1.0μm(塗布量5cc/m2 相
当)、下層を乾燥膜厚3.0μm(塗布量15cc/m
2 相当)とした。
し、耳部の溶剤の位置を下層の端部からの距離で0〜3
mmの範囲で変化させ塗布を実施した。
しベース削れを中心に観察を行い、耳接着に関しては、
ロール状に巻いた状態で3時間おいてから観察し、表3
に示す如き評価結果を得た。これにより、本発明の条件
を満たした場合において良好な結果を得ることができ
た。
る。
図である。
ジョン型塗布装置の斜視図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 連続的に移動される可撓性支持体の表面
に塗布液をスリットから押し出して塗布するエクストル
ージョン型の塗布装置を使用する塗布方法において、前
記支持体の塗布面に所定幅で乾膜の下塗層を形成した後
に、該下塗層の両縁部及び該縁部外側に溶剤を塗布し、
該溶剤が湿潤状態にあるうちに、最下層を形成する前記
塗布液を前記溶剤よりも支持体幅方内側で該溶剤と非接
触な状態に前記下塗層よりも幅狭に塗布するとともに、
その後前記最下層よりも上の層を形成する前記塗布液の
幅方向両縁部を前記溶剤上に位置させ、かつその塗布幅
を前記下塗層よりも幅広く塗布することを特徴とする塗
布方法。
Priority Applications (1)
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JPH05309317A JPH05309317A (ja) | 1993-11-22 |
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