JP2822291B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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Description
性支持体上にエクストルージョン型の塗布ヘッドを用い
て磁性層を形成する磁気記録媒体の製造方法に関するも
のである。
れに伴って従来非磁性支持体上に塗布される磁性層は単
層であったものが、多層化に移行してきていると共に薄
層化が促進されている。磁性分散液からなる磁性層同士
の重層塗布や他の有機溶剤との重層塗布においては、重
合わされる両塗布層が湿潤状態において行う塗布方法が
多く採用されてきている。この重層塗布においては、そ
の一つの製造方法として、一般的に用いられているグラ
ビア塗布、ロール塗布、ブレード塗布、エクストルージ
ョン塗布装置等により、まず下層を塗布し、この下層が
湿潤状態(以下、ウェットと云う場合をある)のうちに
他の塗布装置を用いて、例えば特開昭60−23817
9号や同63−20069号公報に開示されているよう
な塗布装置により上層を塗布する場合、又、特開昭63
−88080号、特開平2−17971号、特開平2−
265672号公報に開示されているように、塗布液を
複数のスリットから同時に吐出して上下をほぼ同時に塗
布する同時重層塗布などがある。また、特開平2−17
4965号公報に開示されているようにバックアップロ
ール付きのエクストルージョン塗布装置を用いた同時重
層塗布方法などもある。
体に用いられている有機溶剤系の塗布液は、非ニュート
ン流体であり、同じ液でもその置かれた諸条件により粘
度が一定でなく変化するものであるために、写真感光材
料の塗布液のように単に粘度を近づけるだけでは解決出
来ず、そのコントロールは極めて困難であり、どの程度
の調整を行えば上述の問題を解決できるのかは殆ど経験
的な領域であった。このような状況下においては、従来
以上に安定した品質で且つさらに高い生産性を得ること
は極めて難しかった。
いて、重層塗布時に良好な塗布が行える塗布方法とし
て、磁性層を形成する塗布液同士の粘度差を塗布装置の
スリット内において50cp以下にして塗布する方法が
特開平3−8471号公報に開示されている。この塗布
方法によれば、重なり合う層が磁性層同士の場合であ
り、かつ同じ塗布装置により同時重層する場合において
は、開示内容のような効果を奏することができた。
ると、非磁性層と磁性層との重層塗布においては、上記
塗布方法によっても良好な塗布が行えないことが判って
きた。特に、同時重層塗布でなく逐次重層塗布において
は、塗布時間の差が大きくなってくるとスリット内の粘
度規定そのものの意味が希薄になる。また、上層を形成
する磁性層が乾燥膜厚で1μm以下の薄層塗布を非磁性
層の上に塗布するような場合においては、上記方法が適
用できないことが判った。
ける問題点を解決すべく、各種の重層塗布方法において
色むらや縦すじ等の発生がなく、磁気記録特性の良好な
磁気記録媒体を製造方法を提供することにある。そこ
で、本発明者らは鋭意研究開発した結果、上記各種の重
層塗布方法で磁性層と非磁性層との塗布方法としては、
従来のように各スリット内や液たまり内の塗布液の粘度
規定ではなく、両層がぶつかり合う合流部における粘度
が薄層の塗膜形成に大きな影響を及ぼすことを見出し、
これについて更に研究を重ねた結果、本発明を成し得た
ものである。
目的は、連続的に走行する非磁性支持体上にエクストル
ージョン型の塗布ヘッドを用いて乾燥膜厚が1μm以下
である磁性層を形成する磁気記録媒体の製造方法であっ
て、前記磁性層と非磁性層との同時重層塗布または湿潤
状態の前記非磁性層上に前記磁性層を逐次重層塗布する
ときに、前記非磁性層と前記磁性層との合流部分におけ
る両層の粘度差を50cp以下にして塗布することを特徴と
する磁気記録媒体の製造方法により達成される。
適用した塗布装置の一実施態様について説明する。図1
に示す塗布装置は、特開平2−174965号公報に開
示された塗布装置を使用したものであり、バックアップ
ロール1と該バックアップロール1にヘッド先端を対向
するように設置された塗布ヘッド3により構成されたバ
ックアップロール付エクストルージョンタイプの塗布装
置である。
性支持体2の走行方向上流側に位置するドクターブレー
ド4を有し、下流側にはスムージングブレード5備えた
構造である。そして、第一塗布液である例えば非磁性層
8が塗布された可撓性の支持体2の裏面を支持する前記
バックアップロール1と、前記バックアップロール1に
対向するように設けられた前記ドクターブレード4との
間隙(厳密にはドクターブレード4と支持体2の表面と
の間隙h)が設定自在に構成されている。即ち、前記塗
布へッド3が例えば保持部材10に固定されており、該
保持部材10が前記バックアップロール1の法線に沿っ
て、該ロール1に近づいたり(矢印B方向)、離れたり
(矢印C方向)極めて精度良く調整することができる。
記ドクターブレード4の下流側側面と対向するスロット
側面と前記バックアップロール1に対向するコーティン
グ面を備えており、前記下流側側面と前記スロット側面
とで形成されたスロット6から前記第一塗布層8の上層
となる第二塗布層9を形成する第二の液を吐出するよう
に構成されている。
ト(未乾燥)膜厚を例えば、0.015〜 0.03 mm程度にし
た場合、第一層を形成するための前記ドクターブレード
4と前記支持体2との間隙hは、例えば 0.03 〜 0.06
mm程度の範囲に設定することができる。また、前記ドク
ターブレード4の先端前方角は、図示のようにほぼ直角
に構成しても良いが、この範囲は70〜110度の範囲
が望ましく、前記スロット6のクリアランスは上層であ
る磁性層の塗布厚みを鑑みて適宜設定することができ
る。さらに、前記スムージングブレード5のコーティン
グ面である上端面は、前記ドクターブレード4の上端面
よりも前記バックアップロール1から後退するように構
成されているが、この後退寸法は、例えば0.005 〜0.05
0mm 程度の範囲に設定することができる。
前記バックアップロール1に巻きつくようにして一定方
向(矢印A方向)に走行させた前記支持体2の表面に、
予め前記第一塗布層8(下層)を図示しない別の塗布装
置にて塗布し、前記支持体2の裏面側をバックアップし
た前記バックアップローラ1と該バックアップローラ1
に対向する前記ドクターブレード4との間隙設定により
前記第一塗布層8の塗着量を決定しながら、前記第二塗
布層9を塗布することができる。
前方部分により前記第一の液の余剰分は掻き落とされ、
所定分量だけが該ドクターブレード4と前記バックアッ
プロール1との間を通過した前記第一塗布層8の上に、
給液系11から液溜7に供給されて前記スロット6から
吐出する前記第二塗布層9を形成されるのであるが、こ
の二つの層(塗布液)が合流する合流部4aは前記ドク
ターブレード4の後端縁の所である。そして、前記第一
塗布層8と前記第二塗布層9との合流部4aにおける両
層の粘度差を50cp以下にすることにより、該合流部4a
でのでの両層の流動方向にはずれ等に基づく両層の流動
状態に乱れの発生を回避でき、該合流部4aにおける層
界面付近で渦流の発生を防止できる。この結果、両層の
安定した層状態を維持することができるものと推定する
ことができる。
は、ロトビスコ粘度計を用いて容易に測定することが出
来、任意の剪断速度における各塗布液の固有の粘度曲線
を求めることができる。一方、前記塗布ヘッド3のスリ
ット内における剪断速度γの平均γs は、スリットクリ
アランスをd、スリット幅をW、スリット内流量( 塗布
量) をQとしたときに、式; γs =3Q/Wd2 により非ニュートン流体であっても近似的に求めること
ができる。しかし、本発明においては2層の前記合流部
4aは塗布装置の塗布ヘッド3の壁面上にあるので、剪
断速度γは最大値γSWであり、下記式 γSW=6Q/Wd2 ・・・・(1) により近似的に求めることができる。また、塗布エッジ
上の剪断速度γ1 も、支持体走行速度をv とし、クエッ
ト流を仮定すれば、下記式 γ1 =v2 W/2Q ・・・・(2) により近似的に求めることが出来る。
する塗布液(塗布層)の前記合流部4aにおける粘度差
を小さく出来る前記スリット6のクリアランスdを概ね
推定することが出来る。従って、塗布しようとする二種
類の塗布液を同じグラフ上に描き出したときに、粘度差
が小さい領域を広くとることが出来、粘度差が一定範囲
以内における所望の塗布を行うことが出来る。
従来においては、隣接する層を形成する塗布液の受けた
剪断履歴の差によって塗布時の液物性に差が生じること
が明らかになってきているが、この剪断履歴差が層界面
の挙動に大きな影響を与えるのは、両層が類似の組成例
えば磁性層等であると共に各種の剪断を受けてから支持
体上に塗布される時間差が殆ど無い場合であることが判
ってきた。
非磁性層で前記第二塗布層(上層)9が磁性層である本
態様の場合においては、前述のごとく特に前記第一塗布
層8においては塗布後の時間が多少たった上に前記第二
塗布層9が塗布される場合であるために、両層の剪断履
歴差に基づいた物性の安定化への影響は低くなり、むし
ろ、両層が湿潤状態において接触(衝突)する合流部4
aにおける液物性が極めて重大な結果をもたらすものと
思われる。
部4aでの粘度差が塗布条件として大きな要因になる理
由は、どのような場合においても前記合流部4aでの両
層の流動方向にはズレが有るために、該両層はその界面
を境にして互いに押圧する力が生じているために、前記
合流部4aでの両層の粘度差が大きくなると、このバラ
ンスが崩れ易くなるために両層の流動状態に乱れが生じ
易くなり、該部分における層界面付近で渦流が発生す
る。この結果、両層の安定した層状態を維持することが
困難となるものと推定される。特に、前記第二塗布層9
が薄層であると上述の界面の乱れだけにとどまらずに、
磁性層の表面性にも大きな影響が現れることになる。
記合流部4aにおいて、上述のように粘度差を50cp以内
にすることにより、塗布時に互いに接する塗布液の界面
における液の挙動の安定化を図ることができて良好な塗
布ができるものと考察される。このように良好な塗布を
可能にする設定範囲の目安を明確にしたことにより、常
に安定した塗布状態を保障することができた。
変えることで行える。この液処方を変える方法は、例え
ば塗布液( 磁性分散液) の溶剤量を変えることによっ
て、前記粘度曲線をほぼ平行移動させたような粘度特性
を示す塗布液を作り出すことが出来、又、バインダ量を
変化させた場合には傾斜特性の違う粘度曲線を示す塗布
液にすることが出来る。
例えば、前記塗布ヘッドの先端部、即ち塗布液が支持体
に付着する際に直接関与する最小限の先端部分を他のヘ
ッド部分とは別体にして、着脱自在に構成し、この先端
部分をセラミック或いは超硬合金にて形成することによ
り、良好な塗布の実現が可能であると共に廉価で且つス
リット間隔を変更する作業性をよくすることも出来る。
に示すような装置に限るものでなく従来使用されている
例えば図2乃至図4に示すような種々の塗布装置を用い
ることができる。図2においては、特開昭63−200
69号公報に開示された塗布装置20であって、支持体
2の塗布面にあらかじめ塗布された有機溶剤である第一
塗布層8によって液封された状態で、支持体移動方向に
対して上流側に位置するフロントエッジ24と、支持体
移動方向に対して下流側に位置し、その先端が前記フロ
ントエッジ24よりも段差をつけて反支持体方向に後退
していて先端部が鋭角なバックエッジ25とを有する構
造で、バックアップロールのない構造である。そして、
前記第一塗布層8と第二塗布層9との合流部24aは前
記フロントエッジ24の後端縁部分の領域である。尚、
図1と同符号にて示した部分は同じ構成要素であるので
説明を省略する。
が、図示しない塗布手段によりグラビアコーター、ロー
ルコーター、ブレードコーター、エクストルージョンコ
ーターなどの一般的に用いられている公知の塗布装置に
より塗布され、この層により、フロントエッジ上流側か
らの同伴空気の塗布層への浸入が防止された塗布状態が
維持され、高速塗布特性が高められている。
公報に開示された塗布装置30であって、上流側のエッ
ジ31とドクターエッジ33を構成するブロックの間に
中間ブロック32が配置されており、第一塗布液8と第
二塗布液9と吐出する二つのスリット6a、6bが形成
された同時重層タイプの塗布装置である。この装置にお
いては、前記中間ブロック32の先端部分は前記スリッ
トの吐出口よりも内側方向に適当な寸法(B)だけ入り
込んでいる。そして、第一塗布層8と第二塗布層9とが
合流する合流部32aは前記中間ブロック32の先端部
分となる。この塗布装置においては、前記ドクターエッ
ジ33のエッジ面により前記第二塗布液9を比較的高い
押圧力により押しながら塗布が行われる。
号公報に開示された塗布装置40であって、上流側のエ
ッジ41と第一ドクターエッジ42と第二ドクターエッ
ジ43とによりスリット6a,6bが形成されている。
また、各ドクターエッジ面45、46はそれぞれ適宜曲
率R1 、R2 を有している。そして、第一塗布液8と第
二塗布液9とが前記スリット6a、6bから吐出して両
層をほぼ同時に重層するタイプの塗布装置である。この
装置においては、前記第一塗布層8と前記第二塗布層9
とが合流する合流部42aは前記第一ドクターエッジ4
2のドクターエッジ面後方端部の部分となる。この塗布
装置においては、前記ドクターエッジ面45のエッジ面
により第一塗布液8を、前記ドクターエッジ面46によ
り前記第二塗布液9を比較的高い押圧力により押しなが
ら塗布が行われる。
体の製造方法は、走行する支持体上に磁性層と非磁性層
との同時重層塗布または湿潤状態の前記非磁性層上に薄
層の前記磁性層を逐次重層塗布するときに、前記非磁性
層と前記磁性層との合流部分における両層の粘度差を50
cp以下にして塗布するようにしたので、合流部での両層
の流動状態に乱れの発生を効果的に防止でき、該合流部
における層界面付近での渦流の発生もなく両層の安定し
た層状態を維持でき、良好な塗布ができる。この結果、
塗布液層間の混じり合いもなく上層が極めて薄層であっ
ても色むらや縦すじのない良好な塗布を安定して行うこ
とができる。
確にすることができる。 (実施例-1)以下、本発明の一実施例により詳細に説明
する。塗布液については、以下に示す組成成分を調整
し、塗布液を作製した。
はロトビスコ粘度計を用いて測定し、剪断速度と粘度と
の関係を示す前記各塗布液A,B,C,D,液特有の粘
度曲線を作成した。この結果を図5に示す。そして、厚
さ10μm のポリエチレンテレフタレートの支持体上に、
塗布幅300mm 、張力5 kg/300mm 、塗布速度600/分、
磁性層である上層塗布量450g/ 分(乾燥膜厚0.5 μm)の
条件で前記液A, Bを下層として前記液C,Dを上層と
して表2のように組み合わせて塗布を実施した。この結
果を表2に示す。なお、塗布方法及び塗布装置について
は、下記の装置の組み合わせにて塗布を実施し、その塗
布装置の組み合わせにおける各液の合流部に近似した粘
度を表1に4つのタイプのサンプルNO.1〜NO.4として明
示する。
図1に示された塗布装置(図4に示した装置の単層塗布
タイプの装置)により、10cc/m2 塗布したのち、特開昭
63−20069号公報(図2の塗布装置20)に示し
た装置により上層の塗布液を塗布した。
記の二つのタイプの塗布装置を用いた。 スリットクリアランス: d0 =0.15mm スリットクリアランス: d0 =0.20mm (2)下層の塗布液を特開平2−17971号公報(図
3に示した塗布装置30)により、10cc/m2 塗布すると
共に、上層を塗布した。
層側),d2 (上層側)が下記の二つのタイプの塗布装
置を用いた。 スリットクリアランス: d1 =0.30mm、d2 =0.20
mm スリットクリアランス: d1 =0.30mm、d2 =0.30
mm
分に於ける粘度差が50cp以下した場合においてスジムラ
が発生せず良好な塗布ができた。
態様の要部概略図である。
施態様の要部概略図である。
施態様の要部概略図である。
施態様の要部概略図である。
線を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 連続的に走行する非磁性支持体上にエク
ストルージョン型の塗布ヘッドを用いて乾燥膜厚が1μ
m以下である磁性層を形成する磁気記録媒体の製造方法
であって、前記磁性層と非磁性層との同時重層塗布また
は湿潤状態の前記非磁性層上に前記磁性層を逐次重層塗
布するときに、前記非磁性層と前記磁性層との合流部分
における両層の粘度差を50cp以下にして塗布することを
特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16165392A JP2822291B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 磁気記録媒体の製造方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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