JP2824316B2 - シリンダ錠 - Google Patents
シリンダ錠Info
- Publication number
- JP2824316B2 JP2824316B2 JP13086490A JP13086490A JP2824316B2 JP 2824316 B2 JP2824316 B2 JP 2824316B2 JP 13086490 A JP13086490 A JP 13086490A JP 13086490 A JP13086490 A JP 13086490A JP 2824316 B2 JP2824316 B2 JP 2824316B2
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- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- lever
- rear end
- peripheral surface
- cylinder inner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシリンダ錠に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車用ドアに用いられるシリンダ錠は、第7
図に示すように、大略、シリンダアウタ21,シリンダイ
ンナ22およびレバー26から構成されている。
図に示すように、大略、シリンダアウタ21,シリンダイ
ンナ22およびレバー26から構成されている。
前記シリンダインナ22は、シリンダアウタ21に回転自
在に収容され、後端部24が前記シリンダアウタ21の後端
に設けた貫通孔25から突出している。前記レバー26は、
前記後端部24に嵌入し、ばね座金27およびE形止め輪28
で挟着されて取り付けられている。
在に収容され、後端部24が前記シリンダアウタ21の後端
に設けた貫通孔25から突出している。前記レバー26は、
前記後端部24に嵌入し、ばね座金27およびE形止め輪28
で挟着されて取り付けられている。
そして、前記シリンダインナ22に図示しないキーを差
し込んでタンブラー23をシリンダインナ22内に没入さ
せ、このシリンダインナ22とともにレバー26を回転する
ことにより、レバー26に連結したロッドを介してドアロ
ック装置を作動してドアを施錠,解錠できるようになっ
ている。
し込んでタンブラー23をシリンダインナ22内に没入さ
せ、このシリンダインナ22とともにレバー26を回転する
ことにより、レバー26に連結したロッドを介してドアロ
ック装置を作動してドアを施錠,解錠できるようになっ
ている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前記シリンダ錠は、通常、ドアパネル間に
配設される関係上、ドアの厚さおよびウインドガラスの
挿入スペース等の制約があり、できるだけ短くすること
が望まれている。
配設される関係上、ドアの厚さおよびウインドガラスの
挿入スペース等の制約があり、できるだけ短くすること
が望まれている。
しかしながら、従来のシリンダ錠では、シリンダイン
ナ22の後端部24にE形止め輪27の取付代Aが必要であ
り、この分シリンダ錠の全長が長くなり、設計上種々の
制約があった。
ナ22の後端部24にE形止め輪27の取付代Aが必要であ
り、この分シリンダ錠の全長が長くなり、設計上種々の
制約があった。
また、E形止め輪26等の別部品を必要とするため、部
品点数が多くなり、取付作業が困難となっていた。
品点数が多くなり、取付作業が困難となっていた。
そこで、本発明は全長が短く、しかもレバーの取付作
業の容易なシリンダ錠を提供することを目的とする。
業の容易なシリンダ錠を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するために、シリンダアウタ
にシリンダインナを回転自在に収容するとともに、前記
シリンダアウタの後端に形成した貫通孔から突出する前
記シリンダインナの後端部に、シリンダインナの回転に
より回動するレバーを取り付けたシリンダ錠において、
前記シリンダアウタの貫通孔に切欠凹部を、前記シリン
ダインナの後端部に係合凹部をそれぞれ設ける一方、前
記レバーを樹脂材料で構成するとともに、該レバーに弾
性係合部を設けて、該弾性係合部が前記切欠凹部と係合
凹部とを対向させた状態で切欠凹部を介して係合凹部に
係合し、キーの回動操作時には弾性係合部が貫通孔の内
周面と後端部の外周面との間で摺動するようにしたもの
である。
にシリンダインナを回転自在に収容するとともに、前記
シリンダアウタの後端に形成した貫通孔から突出する前
記シリンダインナの後端部に、シリンダインナの回転に
より回動するレバーを取り付けたシリンダ錠において、
前記シリンダアウタの貫通孔に切欠凹部を、前記シリン
ダインナの後端部に係合凹部をそれぞれ設ける一方、前
記レバーを樹脂材料で構成するとともに、該レバーに弾
性係合部を設けて、該弾性係合部が前記切欠凹部と係合
凹部とを対向させた状態で切欠凹部を介して係合凹部に
係合し、キーの回動操作時には弾性係合部が貫通孔の内
周面と後端部の外周面との間で摺動するようにしたもの
である。
(作用) したがって、レバーの弾性係合部が切欠凹部に係合
し、貫通孔の内周面と後端部の外周面との間で摺動して
抜け止めされるので、シリンダインナの後端部をレバー
から突出させる必要がなくなる。
し、貫通孔の内周面と後端部の外周面との間で摺動して
抜け止めされるので、シリンダインナの後端部をレバー
から突出させる必要がなくなる。
(実施例) 次に、本発明に係るシリンダ錠の一実施例について第
1図ないし第6図を参照して説明する。
1図ないし第6図を参照して説明する。
第1図において、1はシリンダアウタで、その後端
(キー差込側とは反対側の端部)には貫通孔4が設けら
れ、その内周面には切欠凹部5が形成されている(第3
図参照)。
(キー差込側とは反対側の端部)には貫通孔4が設けら
れ、その内周面には切欠凹部5が形成されている(第3
図参照)。
2はシリンダインナで、その後端部6は、径が細くな
って前記シリンダアウタ1の貫通孔4より突出してい
る。この後端部6の先端には、外周180度の範囲にわた
って径が細くなり、小径部7が形成されている。そし
て、この小径部7により、前記後端部6には円周方向に
向かって対向する押圧面8,8が形成されている。また、
後端部6の前記小径部7とは反対側の前方寄りには、外
周90度の範囲にわたって切り欠かれ、係合凹部9が設け
られている。
って前記シリンダアウタ1の貫通孔4より突出してい
る。この後端部6の先端には、外周180度の範囲にわた
って径が細くなり、小径部7が形成されている。そし
て、この小径部7により、前記後端部6には円周方向に
向かって対向する押圧面8,8が形成されている。また、
後端部6の前記小径部7とは反対側の前方寄りには、外
周90度の範囲にわたって切り欠かれ、係合凹部9が設け
られている。
3はタンブラーで、キー(図示せず)の抜脱時にはシ
リンダインナ2の外周面より突出し、シリンダインナ2
の回動を可能とするとともに、キーの挿入時にはシリン
ダインナ2内に没入し、シリンダインナ2の回動を可能
とするものである。
リンダインナ2の外周面より突出し、シリンダインナ2
の回動を可能とするとともに、キーの挿入時にはシリン
ダインナ2内に没入し、シリンダインナ2の回動を可能
とするものである。
なお、シリンダインナ2は、中立位置より正逆方向に
それぞれ90度回動可能となっており、中立位置でのみキ
ーが挿脱できるようになっている。
それぞれ90度回動可能となっており、中立位置でのみキ
ーが挿脱できるようになっている。
11は樹脂材料からなるレバーで、第5図および第6図
に示すように、一端部に筒部12が形成され、その外周面
は前記シリンダアウタ1の貫通孔4に嵌合し、その内周
面は前記シリンダインナ2の後端部6に嵌入する嵌合孔
13となっている。前記筒部12には、スリットを設けるこ
とにより、弾性係合部14が形成され、その先端部は爪部
15となって内方に突出し、前記シリンダインナ2の係合
凹部9に係合するようになっている。また、この弾性係
合部14に対向する嵌合孔13の内周面には、突部16が内方
に突設されており、この突部16は前記シリンダインナ2
の小径部7に摺接するようになっている。ただし、前記
突部16の縁部17,17と前記シリンダインナ2の押圧面8,8
との間には所定の隙間、すなわち遊びが設けられてい
る。
に示すように、一端部に筒部12が形成され、その外周面
は前記シリンダアウタ1の貫通孔4に嵌合し、その内周
面は前記シリンダインナ2の後端部6に嵌入する嵌合孔
13となっている。前記筒部12には、スリットを設けるこ
とにより、弾性係合部14が形成され、その先端部は爪部
15となって内方に突出し、前記シリンダインナ2の係合
凹部9に係合するようになっている。また、この弾性係
合部14に対向する嵌合孔13の内周面には、突部16が内方
に突設されており、この突部16は前記シリンダインナ2
の小径部7に摺接するようになっている。ただし、前記
突部16の縁部17,17と前記シリンダインナ2の押圧面8,8
との間には所定の隙間、すなわち遊びが設けられてい
る。
一方、レバー11の他端部にはロッドが連結され、この
ロッドを介してドアロック装置が駆動するようになって
いる(ともに図示せず)。
ロッドを介してドアロック装置が駆動するようになって
いる(ともに図示せず)。
次に、前記レバー11の取付方法について説明する。
まず、シリンダインナ2を、第3図に示す状態から矢
印方向に90度回転させ、第4図に示すように、係合凹部
9の端部と切欠凹部5とを対向させる。続いて、レバー
11を2点鎖線で示すように、弾性係合部14が前記切欠凹
部5に対向するように位置決めして、その筒部12をシリ
ンダインナ2の後端部6に嵌合して押し込む。
印方向に90度回転させ、第4図に示すように、係合凹部
9の端部と切欠凹部5とを対向させる。続いて、レバー
11を2点鎖線で示すように、弾性係合部14が前記切欠凹
部5に対向するように位置決めして、その筒部12をシリ
ンダインナ2の後端部6に嵌合して押し込む。
これにより、レバー11の筒部12は、前記後端部6の外
周面とシリンダアウタ1の貫通孔4の内周面との間に嵌
入する。また、レバー11の突部16は小径部7の外周面を
摺接し、前記弾性係合部14は前記後端部6の外周面によ
って爪部15を外方に押され、切欠凹部5内を撓んだ後、
その爪部15がシリンダインナ2の係合凹部9に係合す
る。そして、シリンダインナ2を元の位置に戻すととも
に、レバー11の端部にロッドを連結する。
周面とシリンダアウタ1の貫通孔4の内周面との間に嵌
入する。また、レバー11の突部16は小径部7の外周面を
摺接し、前記弾性係合部14は前記後端部6の外周面によ
って爪部15を外方に押され、切欠凹部5内を撓んだ後、
その爪部15がシリンダインナ2の係合凹部9に係合す
る。そして、シリンダインナ2を元の位置に戻すととも
に、レバー11の端部にロッドを連結する。
このようにして取り付けられたレバー11は、キー操作
によって回転するシリンダインナ2の回転範囲に対し
て、前述のように遊びの分は回動しないので、第4図中
1点鎖線で示す角度θの範囲内でしか回動しないことに
なる。したがって、レバー11の弾性係合部14は、切欠凹
部5に位置せず、前記貫通孔4の内周面によって変形を
阻止されるので、爪部15は係合凹部9に係合した状態を
維持し、レバー11は外れることはない。
によって回転するシリンダインナ2の回転範囲に対し
て、前述のように遊びの分は回動しないので、第4図中
1点鎖線で示す角度θの範囲内でしか回動しないことに
なる。したがって、レバー11の弾性係合部14は、切欠凹
部5に位置せず、前記貫通孔4の内周面によって変形を
阻止されるので、爪部15は係合凹部9に係合した状態を
維持し、レバー11は外れることはない。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に係るシリン
ダ錠によれば、レバーからシリンダインナの後端部を突
出させてE形止め輪でこのレバーの抜止めを行わなくて
もよいので、この分シリンダ錠の全長を短くすることが
できる。
ダ錠によれば、レバーからシリンダインナの後端部を突
出させてE形止め輪でこのレバーの抜止めを行わなくて
もよいので、この分シリンダ錠の全長を短くすることが
できる。
しかも、弾性係合部を係合凹部に係合させるだけで、
容易にレバーの取付作業を行うことができる。
容易にレバーの取付作業を行うことができる。
第1図は本発明に係るシリンダ錠の側面断面図、第2図
は第1図の後端部の正面図、第3図はレバー取付前の後
端部の説明図、第4図はレバーの取付説明図、第5図は
レバーの斜視図、第6図は第5図の部分断面斜視図、第
7図は従来例に係るシリンダ錠の側面断面図である。 1……シリンダアウタ、2……シリンダインナ、4……
貫通孔、5……切欠凹部、6……後端部、7……小径
部、9……係合凹部、11……レバー、14……弾性係合
部。
は第1図の後端部の正面図、第3図はレバー取付前の後
端部の説明図、第4図はレバーの取付説明図、第5図は
レバーの斜視図、第6図は第5図の部分断面斜視図、第
7図は従来例に係るシリンダ錠の側面断面図である。 1……シリンダアウタ、2……シリンダインナ、4……
貫通孔、5……切欠凹部、6……後端部、7……小径
部、9……係合凹部、11……レバー、14……弾性係合
部。
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダアウタにシリンダインナを回転自
在に収容するとともに、前記シリンダアウタの後端に形
成した貫通孔から突出する前記シリンダインナの後端部
に、シリンダインナの回転により回動するレバーを取り
付けたシリンダ錠において、前記シリンダアウタの貫通
孔に切欠凹部を、前記シリンダインナの後端部に係合凹
部をそれぞれ設ける一方、前記レバーを樹脂材料で構成
するとともに、該レバーに弾性係合部を設けて、該弾性
係合部が前記切欠凹部と係合凹部とを対向させた状態で
切欠凹部を介して係合凹部に係合し、キーの回動操作時
には弾性係合部が貫通孔の内周面と後端部の外周面との
間で摺動するようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13086490A JP2824316B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | シリンダ錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13086490A JP2824316B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | シリンダ錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0424378A JPH0424378A (ja) | 1992-01-28 |
JP2824316B2 true JP2824316B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=15044489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13086490A Expired - Fee Related JP2824316B2 (ja) | 1990-05-21 | 1990-05-21 | シリンダ錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2824316B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2146307C (en) * | 1994-04-05 | 2005-07-05 | David A. Huebschen | Removable core lock with latch alignment and limited latch rotation |
-
1990
- 1990-05-21 JP JP13086490A patent/JP2824316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0424378A (ja) | 1992-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |