JP2800098B2 - メッシュ状のバッグ及びその製造方法 - Google Patents
メッシュ状のバッグ及びその製造方法Info
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- JP2800098B2 JP2800098B2 JP28902594A JP28902594A JP2800098B2 JP 2800098 B2 JP2800098 B2 JP 2800098B2 JP 28902594 A JP28902594 A JP 28902594A JP 28902594 A JP28902594 A JP 28902594A JP 2800098 B2 JP2800098 B2 JP 2800098B2
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- Japan
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- bag
- outer bag
- linings
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメッシュ状のバッグと、
その製造方法に関する。
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファッション性を高めるために、
メッシュ状にしたバッグが存在する。このようなバッグ
は、メッシュ部分を、特に革などの柔かい素材で形成し
たときに、そのメッシュ部分の形状がくずれやすく、フ
ァッション性が損われるという問題があった。
メッシュ状にしたバッグが存在する。このようなバッグ
は、メッシュ部分を、特に革などの柔かい素材で形成し
たときに、そのメッシュ部分の形状がくずれやすく、フ
ァッション性が損われるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保形性が良
くてメッシュ部分の形状がくずれにくく、しかもメッシ
ュ部分が柔軟性を維持してごわごわにならず、メッシュ
の欠点が解消されて、メッシュの長所が生かされる斬新
なメッシュ状のバッグを提供すること、及びそのような
メッシュ状のバッグを容易に得られる製造方法を提供す
ることを目的とする。
くてメッシュ部分の形状がくずれにくく、しかもメッシ
ュ部分が柔軟性を維持してごわごわにならず、メッシュ
の欠点が解消されて、メッシュの長所が生かされる斬新
なメッシュ状のバッグを提供すること、及びそのような
メッシュ状のバッグを容易に得られる製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のメッシュ状のバッグは、多数の紐状体1
を編んで形成したメッシュ状の外袋本体2の内面におけ
る前胴部、後胴部及び底部等に、それらの形状に合せて
裁断した裏地3,4,5を当接し、これら裏地3,4,
5においてその各周辺箇所及び後記の内袋7と縫着すべ
き箇所を接着剤8を介して外袋本体2に止着して構成し
た外袋6と、外袋6の内部に挿入され且つその一部を同
外袋6に縫着した内袋7とより成るものである。
めに、本発明のメッシュ状のバッグは、多数の紐状体1
を編んで形成したメッシュ状の外袋本体2の内面におけ
る前胴部、後胴部及び底部等に、それらの形状に合せて
裁断した裏地3,4,5を当接し、これら裏地3,4,
5においてその各周辺箇所及び後記の内袋7と縫着すべ
き箇所を接着剤8を介して外袋本体2に止着して構成し
た外袋6と、外袋6の内部に挿入され且つその一部を同
外袋6に縫着した内袋7とより成るものである。
【0005】そして、このようなメッシュ状のバッグ
は、多数の紐状体1を編んでメッシュ状の外袋本体2を
形成し、その外袋本体2の前胴部、後胴部及び底部等の
各部位の形状に合せてそれぞれ裏地3,4,5を裁断
し、これら裏地3,4,5においてその各周辺箇所と後
記の内袋7と縫着すべき箇所とに接着剤8を付けて、外
袋本体2の内面における前胴部、後胴部及び底部等にそ
れら裏地3,4,5を当接して上記の接着剤8を介して
それら裏地3,4,5を部分的に外袋本体2に止着する
ことにより外袋6を構成し、又、これとは別個に外袋6
の内部に挿入される内袋7を形成して、その内袋7を外
袋6の開口端部における折り重ね部9と共に外袋6にお
ける上記のように裏地3,4が接着剤を介して止着され
た箇所に縫着することを特徴とする製造方法によって容
易に得ることができる。
は、多数の紐状体1を編んでメッシュ状の外袋本体2を
形成し、その外袋本体2の前胴部、後胴部及び底部等の
各部位の形状に合せてそれぞれ裏地3,4,5を裁断
し、これら裏地3,4,5においてその各周辺箇所と後
記の内袋7と縫着すべき箇所とに接着剤8を付けて、外
袋本体2の内面における前胴部、後胴部及び底部等にそ
れら裏地3,4,5を当接して上記の接着剤8を介して
それら裏地3,4,5を部分的に外袋本体2に止着する
ことにより外袋6を構成し、又、これとは別個に外袋6
の内部に挿入される内袋7を形成して、その内袋7を外
袋6の開口端部における折り重ね部9と共に外袋6にお
ける上記のように裏地3,4が接着剤を介して止着され
た箇所に縫着することを特徴とする製造方法によって容
易に得ることができる。
【0006】
【作用】メッシュ構造の外袋本体2の内面における前胴
部、後胴部及び底部等に、裏地3,4,5が当接される
ので、外袋本体2の形状がくずれにくくなる。そして、
裏地3,4,5は周辺箇所等の所要箇所のみ外袋本体2
に接着剤8を介して止着されて、外袋本体2の他の部位
は裏地3,4,5によって拘束されず自由なのでメッシ
ュ部分の柔軟性が維持される。また、内袋7などを縫着
する箇所にも裏地3,4が接着剤8を介して止着されて
いるので縫着しやすい。
部、後胴部及び底部等に、裏地3,4,5が当接される
ので、外袋本体2の形状がくずれにくくなる。そして、
裏地3,4,5は周辺箇所等の所要箇所のみ外袋本体2
に接着剤8を介して止着されて、外袋本体2の他の部位
は裏地3,4,5によって拘束されず自由なのでメッシ
ュ部分の柔軟性が維持される。また、内袋7などを縫着
する箇所にも裏地3,4が接着剤8を介して止着されて
いるので縫着しやすい。
【0007】
【実施例】まず、図1及び図2は本発明の一実施例であ
る抱え型のバッグを示したものである。このバッグは、
外袋6と、その外袋6の内部に取付けた内袋7とから構
成され、両者は共に上端を開口し、内袋7の上端開口部
の内面中央部に磁石で吸着する一対の留具10a,10
bを取付けている。
る抱え型のバッグを示したものである。このバッグは、
外袋6と、その外袋6の内部に取付けた内袋7とから構
成され、両者は共に上端を開口し、内袋7の上端開口部
の内面中央部に磁石で吸着する一対の留具10a,10
bを取付けている。
【0008】外袋6は、図3及び図4に示すように、外
袋本体2と、その内面側に当接した裏地3,4,5とか
ら成り、外袋本体2は多数の細い革製の紐状体1を編ん
で形成されメッシュ構造となっている。裏地3,4,5
は布製で、外袋本体2の前胴部、後胴部及び底部の内面
にそれぞれ当接されている。尚、前胴部と後胴部の裏地
3,4は両側の襠部を含んでいるが、襠部用の裏地を別
個に設けてもよい。裏地3,4,5は、その周辺箇所が
接着剤8によって外袋本体2に対し止着されている。ま
た、前胴部と後胴部の裏地3,4は上縁から少し下がつ
た箇所も上縁に対し平行に接着剤8によって外袋本体2
に止着されていて、その止着箇所には図1及び図2に示
すように、外袋6の開口端部における折り重ね部9と内
袋7とが一体的に縫着されることになる。図中、符号1
1が縫着箇所である。
袋本体2と、その内面側に当接した裏地3,4,5とか
ら成り、外袋本体2は多数の細い革製の紐状体1を編ん
で形成されメッシュ構造となっている。裏地3,4,5
は布製で、外袋本体2の前胴部、後胴部及び底部の内面
にそれぞれ当接されている。尚、前胴部と後胴部の裏地
3,4は両側の襠部を含んでいるが、襠部用の裏地を別
個に設けてもよい。裏地3,4,5は、その周辺箇所が
接着剤8によって外袋本体2に対し止着されている。ま
た、前胴部と後胴部の裏地3,4は上縁から少し下がつ
た箇所も上縁に対し平行に接着剤8によって外袋本体2
に止着されていて、その止着箇所には図1及び図2に示
すように、外袋6の開口端部における折り重ね部9と内
袋7とが一体的に縫着されることになる。図中、符号1
1が縫着箇所である。
【0009】次に、図5乃至図7は上記のバッグの製造
工程の一部を示したものである。まず、図5に示すよう
に、多数の革製の紐状体1を編んでメッシュ状の外袋本
体2を形成する。次に、図6に示すように、外袋本体2
の前胴部、後胴部及び底部の形状に合せてそれぞれ布製
の裏地3,4,5を裁断し、それら裏地3,4,5の内
面の周辺箇所に接着剤8を付け、又、前胴部と後胴部の
裏地3,4には上辺から少し下がった箇所にも上辺に対
し平行に接着剤8を付ける。尚、接着剤8には両面粘着
テープなども含むものとする。そして、それらの裏地
3,4,5を、内外反転させた外袋本体2の内面に当接
して上記の接着剤8を介して外袋本体2対し図7に示す
ように止着する。これにより外袋6が完成する。
工程の一部を示したものである。まず、図5に示すよう
に、多数の革製の紐状体1を編んでメッシュ状の外袋本
体2を形成する。次に、図6に示すように、外袋本体2
の前胴部、後胴部及び底部の形状に合せてそれぞれ布製
の裏地3,4,5を裁断し、それら裏地3,4,5の内
面の周辺箇所に接着剤8を付け、又、前胴部と後胴部の
裏地3,4には上辺から少し下がった箇所にも上辺に対
し平行に接着剤8を付ける。尚、接着剤8には両面粘着
テープなども含むものとする。そして、それらの裏地
3,4,5を、内外反転させた外袋本体2の内面に当接
して上記の接着剤8を介して外袋本体2対し図7に示す
ように止着する。これにより外袋6が完成する。
【0010】次に、内外反転して裏地3,4,5を外に
した状態(図7に示す状態と同じ)の外袋6の開口端部
を折り重ねると共に、別個に形成した内袋7を同様に内
外反転させて外袋6の外周部に被せ、その内袋7の開口
端部と上記の外袋6の折り重ね部9とを重ね合せて、そ
れらを外袋6における上記のように裏地3,4を接着剤
8を介して止着した箇所(裏地3,4の上辺から少し下
がった位置の接着剤8による止着箇所)に一体的に縫着
する。そして、最後に全体をもう一度反転して外袋6と
内袋7をひっくり返せば、図1及び図2に示すようなバ
ッグを得ることができる。
した状態(図7に示す状態と同じ)の外袋6の開口端部
を折り重ねると共に、別個に形成した内袋7を同様に内
外反転させて外袋6の外周部に被せ、その内袋7の開口
端部と上記の外袋6の折り重ね部9とを重ね合せて、そ
れらを外袋6における上記のように裏地3,4を接着剤
8を介して止着した箇所(裏地3,4の上辺から少し下
がった位置の接着剤8による止着箇所)に一体的に縫着
する。そして、最後に全体をもう一度反転して外袋6と
内袋7をひっくり返せば、図1及び図2に示すようなバ
ッグを得ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明のメッシュ状のバッグは叙上の通
りであり、保形性が良くメッシュ部分の形状がくずれに
くくなるので外観の見映えが良く、しかもメッシュ部分
は柔軟性を維持してごわごわすることもないので触感が
良く、使用者を十分に満足させることができる。また、
本発明の製造方法は、上記のメッシュ状のバッグを容易
に製造できるものである。
りであり、保形性が良くメッシュ部分の形状がくずれに
くくなるので外観の見映えが良く、しかもメッシュ部分
は柔軟性を維持してごわごわすることもないので触感が
良く、使用者を十分に満足させることができる。また、
本発明の製造方法は、上記のメッシュ状のバッグを容易
に製造できるものである。
【図1】完成状態のバッグの斜視図である。
【図2】完成状態のバッグの略中央部の縦断面図であ
る。
る。
【図3】外袋のみの斜視図である。
【図4】外袋の略中央部の縦断面図である。
【図5】外袋本体のみの斜視図である。
【図6】外袋本体とそこに止着する裏地の斜視図であ
る。
る。
【図7】外袋本体に裏地を止着して成る外袋を内外反転
させた状態の斜視図である。
させた状態の斜視図である。
【符号の説明】 1 紐状体 2 外袋本体 3 裏地 4 裏地 5 裏地 6 外袋 7 内袋 8 接着剤 9 折り重ね部 10a 留具 10b 留具 11 縫着箇所
Claims (2)
- 【請求項1】 多数の紐状体1を編んで形成したメッシ
ュ状の外袋本体2の内面における前胴部、後胴部及び底
部等に、それらの形状に合せて裁断した裏地3,4,5
を当接し、これら裏地3,4,5においてその各周辺箇
所及び後記の内袋7と縫着すべき箇所を接着剤8を介し
て外袋本体2に止着して構成した外袋6と、外袋6の内
部に挿入され且つその一部を同外袋6に縫着した内袋7
とより成るメッシュ状のバッグ。 - 【請求項2】 多数の紐状体1を編んでメッシュ状の外
袋本体2を形成し、その外袋本体2の前胴部、後胴部及
び底部等の各部位の形状に合せてそれぞれ裏地3,4,
5を裁断し、これら裏地3,4,5においてその各周辺
箇所と後記の内袋7と縫着すべき箇所とに接着剤8を付
けて、外袋本体2の内面における前胴部、後胴部及び底
部等にそれら裏地3,4,5を当接して上記の接着剤8
を介してそれら裏地3,4,5を部分的に外袋本体2に
止着することにより外袋6を構成し、又、これとは別個
に外袋6の内部に挿入される内袋7を形成して、その内
袋7を外袋6の開口端部における折り重ね部9と共に外
袋6における上記のように裏地3,4が接着剤を介して
止着された箇所に縫着することを特徴とするメッシュ状
のバッグの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28902594A JP2800098B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | メッシュ状のバッグ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28902594A JP2800098B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | メッシュ状のバッグ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08117008A JPH08117008A (ja) | 1996-05-14 |
JP2800098B2 true JP2800098B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=17737858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28902594A Expired - Fee Related JP2800098B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | メッシュ状のバッグ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2800098B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296554A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Nishizawa:Kk | バッグ |
KR102528275B1 (ko) * | 2022-08-02 | 2023-05-04 | 주식회사 엘노이 | 원단만으로 봉제되는 가방류의 제작방법 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP28902594A patent/JP2800098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08117008A (ja) | 1996-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |