JP2870341B2 - ガスバリヤ性を有する口栓の製造方法 - Google Patents
ガスバリヤ性を有する口栓の製造方法Info
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液体用紙容器に使用さ
れるガスバリヤ性フィルムをインサート成形したガスバ
リヤ性を有する口栓の製造方法に関するものである。
れるガスバリヤ性フィルムをインサート成形したガスバ
リヤ性を有する口栓の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、液体用紙容器の口栓には、円
筒状の周壁の内側に、支柱で連結された引張リングと、
切取部を切り取るための薄肉脆弱線とを有する閉塞板と
を形成した口栓が、一般に広く使用されており、使用時
には、引張リングを上方へ引っ張って、閉塞板の薄肉脆
弱線を引き裂いて、切取部を切り取って注出口を開口
し、内容物を注出していた。そして、液体用紙容器は、
最近の環境保全の風潮と相まって、従来より使用されて
いた酒類、乳製品、調味料、果汁飲料などの食品関係の
みならず、液体洗剤、シャンプー、染料、現像液などの
非食品関係にも使用されるようになって来た。使用範囲
が広がるにつれて、容器だけでなく、口栓にも、内容物
の保護特性からガスバリヤ性が求められるようになって
来た。口栓へガスバリヤ性を付与する方法としては、実
開昭６０−４３５４５号公報で開示されているように、
ガスバリヤ性フィルムをインサート成形した口栓が知ら
れている。
筒状の周壁の内側に、支柱で連結された引張リングと、
切取部を切り取るための薄肉脆弱線とを有する閉塞板と
を形成した口栓が、一般に広く使用されており、使用時
には、引張リングを上方へ引っ張って、閉塞板の薄肉脆
弱線を引き裂いて、切取部を切り取って注出口を開口
し、内容物を注出していた。そして、液体用紙容器は、
最近の環境保全の風潮と相まって、従来より使用されて
いた酒類、乳製品、調味料、果汁飲料などの食品関係の
みならず、液体洗剤、シャンプー、染料、現像液などの
非食品関係にも使用されるようになって来た。使用範囲
が広がるにつれて、容器だけでなく、口栓にも、内容物
の保護特性からガスバリヤ性が求められるようになって
来た。口栓へガスバリヤ性を付与する方法としては、実
開昭６０−４３５４５号公報で開示されているように、
ガスバリヤ性フィルムをインサート成形した口栓が知ら
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガスバリヤ性フィルムをインサート成形した口栓は、閉
塞板の薄肉脆弱線からの切取部の切れが悪かったり、開
口された注出口の周縁にフィルム残りがあったり、フィ
ルムの接着性が弱かったりなどの問題があった。本発明
は、口栓の製造方法に工夫を施して、ガスバリヤ性フィ
ルムをインサート成形することに起因して発生する上述
の問題を解決したのである。
ガスバリヤ性フィルムをインサート成形した口栓は、閉
塞板の薄肉脆弱線からの切取部の切れが悪かったり、開
口された注出口の周縁にフィルム残りがあったり、フィ
ルムの接着性が弱かったりなどの問題があった。本発明
は、口栓の製造方法に工夫を施して、ガスバリヤ性フィ
ルムをインサート成形することに起因して発生する上述
の問題を解決したのである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、図３に示した
円筒状の周壁（３４０）の内側に、支柱（３５１）で連
結された引張リング（３５０）と、切取部（３３２）を
切り取るための薄肉脆弱線（３３１）とを有する閉塞板
（３３０）を形成し、且つ、その閉塞板の下面側にガス
バリヤ性フィルム（３２０）を接着した口栓（３００）
の製造方法において、図１（ａ）及び図１（ｂ）に示し
たように、薄肉脆弱線（３３１）を形成するためのＶ字
状の突起（１２１）を上縁周部に設けた内下型（１２
０）を、バキューム溝（１１１）を介して外下型（１１
０）の内側に、所定位置だけ下げた状態で組み合わせた
下型（１００）に、ガスバリヤ性フィルム（３２０）を
バキュームで装着し、この下型を上昇させてゲート（２
１０）を有する上型（２００）と型締を行い、所定の型
締ストローク（１１３）を残した段階で一旦型締めを停
止して、ゲートよりキャビティー（５００，上型と下型
との間の空間）内に溶融樹脂（４００）の射出を開始
し、ガスバリヤ性フィルムの薄肉脆弱線形成部が溶融樹
脂で覆われる程度に射出された時点で、再度、下型を前
記残りの型締ストロークだけ上昇させて上型と完全に型
締めし、上型と下型とより形成されたキャビティー内に
溶融樹脂をゲートから射出しながら、同時に、内下型を
定位置に上昇させて薄肉脆弱線を形成したことを特徴と
するガスバリヤ性を有する口栓（３００）の製造方法で
ある。
円筒状の周壁（３４０）の内側に、支柱（３５１）で連
結された引張リング（３５０）と、切取部（３３２）を
切り取るための薄肉脆弱線（３３１）とを有する閉塞板
（３３０）を形成し、且つ、その閉塞板の下面側にガス
バリヤ性フィルム（３２０）を接着した口栓（３００）
の製造方法において、図１（ａ）及び図１（ｂ）に示し
たように、薄肉脆弱線（３３１）を形成するためのＶ字
状の突起（１２１）を上縁周部に設けた内下型（１２
０）を、バキューム溝（１１１）を介して外下型（１１
０）の内側に、所定位置だけ下げた状態で組み合わせた
下型（１００）に、ガスバリヤ性フィルム（３２０）を
バキュームで装着し、この下型を上昇させてゲート（２
１０）を有する上型（２００）と型締を行い、所定の型
締ストローク（１１３）を残した段階で一旦型締めを停
止して、ゲートよりキャビティー（５００，上型と下型
との間の空間）内に溶融樹脂（４００）の射出を開始
し、ガスバリヤ性フィルムの薄肉脆弱線形成部が溶融樹
脂で覆われる程度に射出された時点で、再度、下型を前
記残りの型締ストロークだけ上昇させて上型と完全に型
締めし、上型と下型とより形成されたキャビティー内に
溶融樹脂をゲートから射出しながら、同時に、内下型を
定位置に上昇させて薄肉脆弱線を形成したことを特徴と
するガスバリヤ性を有する口栓（３００）の製造方法で
ある。
【０００５】上述の本発明のガスバリヤ性を有する口栓
の製造方法は、本明細書では、縦型射出成形機で一個取
り金型を使用した場合の記載になっているが、横型射出
成形機を使用しても良く、また、量産時には、多数個取
り金型を使用して良い。
の製造方法は、本明細書では、縦型射出成形機で一個取
り金型を使用した場合の記載になっているが、横型射出
成形機を使用しても良く、また、量産時には、多数個取
り金型を使用して良い。
【０００６】また、口栓本体の材質は、ポリエチレンな
どのポリオレフィン系樹脂が用いられ、ガスバリヤ性フ
ィルムとしては、中間層に塩化ビニリデンフィルム、エ
チレン・ビニルアルコール共重合フィルム及びアルミニ
ウム箔などのガスバリヤ性フィルムを有した積層フィル
ムを使用し、その口栓本体（３１０）と接触するフィル
ム材質は、射出成形時に口栓本体の溶融樹脂と熱融着す
るものを使用する。
どのポリオレフィン系樹脂が用いられ、ガスバリヤ性フ
ィルムとしては、中間層に塩化ビニリデンフィルム、エ
チレン・ビニルアルコール共重合フィルム及びアルミニ
ウム箔などのガスバリヤ性フィルムを有した積層フィル
ムを使用し、その口栓本体（３１０）と接触するフィル
ム材質は、射出成形時に口栓本体の溶融樹脂と熱融着す
るものを使用する。
【０００７】
【作用】本発明の製造方法によると、所定の型締ストロ
ークを残した段階で、一旦型締めが停止して、キャビテ
ィー内に溶融樹脂が射出され、ガスバリヤ性フィルムの
薄肉脆弱線形成部が、射出された溶融樹脂で覆われて、
加熱された状態となり、引き続き、完全に型締めされ
て、キャビティー内にさらに溶融樹脂が射出されると同
時に、内下型が定位置に上昇され、加熱されて軟化した
ガスバリヤ性フィルムが、内下型の上縁周部に設けられ
たＶ字状の突起によって、引き延ばされながら薄肉脆弱
線を形成するため、使用時の引張リングの引張り力によ
って、引き割かれ易くなり、また、口栓本体に対するフ
ィルムの接着性が、従来のものより良好となる。
ークを残した段階で、一旦型締めが停止して、キャビテ
ィー内に溶融樹脂が射出され、ガスバリヤ性フィルムの
薄肉脆弱線形成部が、射出された溶融樹脂で覆われて、
加熱された状態となり、引き続き、完全に型締めされ
て、キャビティー内にさらに溶融樹脂が射出されると同
時に、内下型が定位置に上昇され、加熱されて軟化した
ガスバリヤ性フィルムが、内下型の上縁周部に設けられ
たＶ字状の突起によって、引き延ばされながら薄肉脆弱
線を形成するため、使用時の引張リングの引張り力によ
って、引き割かれ易くなり、また、口栓本体に対するフ
ィルムの接着性が、従来のものより良好となる。
【０００８】また、下型にガスバリヤ性フィルムを装着
する際に、内下型が外金型に対して所定位置だけ下げた
状態で組み合わされており、内下型の上縁周部に設けら
れた薄肉脆弱線を形成するためのＶ字状の突起が、金型
内に突出していないため、金型内に、ガスバリヤ性フィ
ルムを装着し易くなる。
する際に、内下型が外金型に対して所定位置だけ下げた
状態で組み合わされており、内下型の上縁周部に設けら
れた薄肉脆弱線を形成するためのＶ字状の突起が、金型
内に突出していないため、金型内に、ガスバリヤ性フィ
ルムを装着し易くなる。
【０００９】
【実施例】通常の縦型射出成形機に、本実施例のための
フィルムインサート成形用一個取り口栓金型の上型及び
下型を取り付た。この下型（１００）は、図１（ａ）に
示したように、薄肉脆弱線を形成するためのＶ字状の突
起（１２１）を上縁周部に設けた内下型（１２０）を、
突起の高さ分だけ定位置より下げた状態で外下型（１１
０）に組み合わせたもので、この下型内に、まず、（上
層）ポリエチレン／アルミニウム箔／ポリエチレンテレ
フタレート（下層）構成のガスバリヤ性フィルム（３２
０）を、バキューム孔（１１２）でバキュームポンプと
連結した内下型外周に設けられたバキューム溝（１１
１）で吸引して装着した。次に、この下型を上昇させて
ゲート（２１０）を有する上型と型締めを行い、１．０
ｍｍの型締ストロークを残した段階で一旦型締めを停止
して、ゲートよりキャビティー（５００）内に溶融した
ポリエチレン（４００）を射出し、ガスバリヤ性フィル
ムの薄肉脆弱線形成部を覆う程度に溶融したポリエチレ
ンが射出された時点で、再度、下型を前記の残りの型締
ストロークだけ上昇させて、上型と完全に型締めし、上
型と下型とより形成されたキャビティー内に溶融したポ
リエチレンをゲートから射出しながら、同時に、図１
（ｂ）に示したように、内下型（１２０）を定位置に上
昇させて、加熱されて軟化したガスバリヤ性フィルム
（３２０）を、内下型の上縁周部に設けられたＶ字状の
突起（１２１）によって、引き延ばしながら薄肉脆弱線
（３３１）を形成して、本実施例のガスバリヤ性を有す
る口栓（３００）を作製した。薄肉脆弱線の肉厚は、
０．２０±０．１５ｍｍであった。
フィルムインサート成形用一個取り口栓金型の上型及び
下型を取り付た。この下型（１００）は、図１（ａ）に
示したように、薄肉脆弱線を形成するためのＶ字状の突
起（１２１）を上縁周部に設けた内下型（１２０）を、
突起の高さ分だけ定位置より下げた状態で外下型（１１
０）に組み合わせたもので、この下型内に、まず、（上
層）ポリエチレン／アルミニウム箔／ポリエチレンテレ
フタレート（下層）構成のガスバリヤ性フィルム（３２
０）を、バキューム孔（１１２）でバキュームポンプと
連結した内下型外周に設けられたバキューム溝（１１
１）で吸引して装着した。次に、この下型を上昇させて
ゲート（２１０）を有する上型と型締めを行い、１．０
ｍｍの型締ストロークを残した段階で一旦型締めを停止
して、ゲートよりキャビティー（５００）内に溶融した
ポリエチレン（４００）を射出し、ガスバリヤ性フィル
ムの薄肉脆弱線形成部を覆う程度に溶融したポリエチレ
ンが射出された時点で、再度、下型を前記の残りの型締
ストロークだけ上昇させて、上型と完全に型締めし、上
型と下型とより形成されたキャビティー内に溶融したポ
リエチレンをゲートから射出しながら、同時に、図１
（ｂ）に示したように、内下型（１２０）を定位置に上
昇させて、加熱されて軟化したガスバリヤ性フィルム
（３２０）を、内下型の上縁周部に設けられたＶ字状の
突起（１２１）によって、引き延ばしながら薄肉脆弱線
（３３１）を形成して、本実施例のガスバリヤ性を有す
る口栓（３００）を作製した。薄肉脆弱線の肉厚は、
０．２０±０．１５ｍｍであった。
【００１０】作製した図２に示した口栓（３００）を、
最内層にポリエチレンフィルムを有する液体用紙容器の
スリーブ（ブランクをサック貼りしたもの）の注出口用
開口部に挿入し、口栓の台座リング（３６０）上面と紙
容器の内面とを超音波で熱融着して取り付け、口栓に口
栓の周壁（３４０）の雄ネジ（３４１）と螺合するキャ
ップを装着し、紙容器を製箱して底部を閉鎖し、天部の
開口部から水を充填した後、天部を閉鎖した。
最内層にポリエチレンフィルムを有する液体用紙容器の
スリーブ（ブランクをサック貼りしたもの）の注出口用
開口部に挿入し、口栓の台座リング（３６０）上面と紙
容器の内面とを超音波で熱融着して取り付け、口栓に口
栓の周壁（３４０）の雄ネジ（３４１）と螺合するキャ
ップを装着し、紙容器を製箱して底部を閉鎖し、天部の
開口部から水を充填した後、天部を閉鎖した。
【００１１】次に、作製した水を充填した液体用紙容器
を用いて、２００Ｋｍの輸送試験を行ったが、口栓の薄
肉脆弱線からの水漏れやガスバリヤフィルムの剥離など
は、全く発生しなかった。次に、開封試験のため引張リ
ングを上方に引っ張ると、周壁内部に形成された閉塞板
の薄肉脆弱線が引き裂かれ、切取部が切り離れて容易に
開口された。開口部の周縁には、フィルムの切れ残りな
どがなく、良好であった。
を用いて、２００Ｋｍの輸送試験を行ったが、口栓の薄
肉脆弱線からの水漏れやガスバリヤフィルムの剥離など
は、全く発生しなかった。次に、開封試験のため引張リ
ングを上方に引っ張ると、周壁内部に形成された閉塞板
の薄肉脆弱線が引き裂かれ、切取部が切り離れて容易に
開口された。開口部の周縁には、フィルムの切れ残りな
どがなく、良好であった。
【００１２】
【発明の効果】本発明のガスバリヤ性を有する口栓の製
造方法によると、ガスバリヤ性フィルムの型内への挿入
がし易く、作製された口栓の周壁内部に形成された閉塞
板の薄肉脆弱線の使用時の切れが良好で、しかも、切取
部が切り取られた開口部の周縁に、フィルムの切れ残り
がなく良好である。また、ガスバリヤ性フィルムの口栓
本体への接着が、従来の口栓よりも安定している。
造方法によると、ガスバリヤ性フィルムの型内への挿入
がし易く、作製された口栓の周壁内部に形成された閉塞
板の薄肉脆弱線の使用時の切れが良好で、しかも、切取
部が切り取られた開口部の周縁に、フィルムの切れ残り
がなく良好である。また、ガスバリヤ性フィルムの口栓
本体への接着が、従来の口栓よりも安定している。
【図１】図（ａ）は、本発明の製造方法における、所定
の型締ストロークを残した段階で一旦型締めを停止し
て、ゲートよりキャビティー内に溶融樹脂の射出を開始
し、ガスバリヤ性フィルムの薄肉脆弱線形成部が射出樹
脂で覆われた時点の状態を示す金型の部分断面図であ
り、図（ｂ）は、下型と上型とを完全に型締めし、キャ
ビティー内に溶融樹脂を射出しながら、内下型を定位置
に上昇させて薄肉脆弱線を形成した時点の状態を示す金
型の部分断面図である。
の型締ストロークを残した段階で一旦型締めを停止し
て、ゲートよりキャビティー内に溶融樹脂の射出を開始
し、ガスバリヤ性フィルムの薄肉脆弱線形成部が射出樹
脂で覆われた時点の状態を示す金型の部分断面図であ
り、図（ｂ）は、下型と上型とを完全に型締めし、キャ
ビティー内に溶融樹脂を射出しながら、内下型を定位置
に上昇させて薄肉脆弱線を形成した時点の状態を示す金
型の部分断面図である。
【図２】本発明の製造方法によって作製された本実施例
のガスバリヤ性を有した口栓の断面図である。
のガスバリヤ性を有した口栓の断面図である。
１００……下型 １１０……外下型 １１１……バキューム溝 １１２……バキューム孔 １１３……型締ストローク １２０……内下型 １２１……Ｖ字状突起 ２００……上型 ２１０……ゲート ３００……口栓 ３１０……口栓本体 ３２０……ガスバリヤ性フィルム ３３０……閉塞板 ３３１……薄肉脆弱線 ３３２……切取部 ３４０……周壁 ３４１……雄ネジ ３５０……引張リング ３５１……支柱 ３６０……台座リング ４００……溶融樹脂又は溶融したポリエチレン ４１０……ランナー ５００……キャビティー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−58813（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−23216（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−33109（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−109818（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−92605（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−5031（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−192261（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/24 B29D 22/00 B65D 47/36
Claims (1)
- 【請求項１】円筒状の周壁の内側に、支柱で連結された
引張リングと、切取部を切り取るための薄肉脆弱線とを
有する閉塞板を形成し、且つ、その閉塞板の下面側にガ
スバリヤ性フィルムを接着した口栓の製造方法におい
て、薄肉脆弱線を形成するためのＶ字状の突起を上縁周
部に設けた内下型を、バキューム溝を介して外下型の内
側に、所定位置だけ下げた状態で組み合わせた下型に、
ガスバリヤ性フィルムをバキュームで装着し、この下型
を上昇させてゲートを有する上型と型締を行い、所定の
型締ストロークを残した段階で一旦型締めを停止して、
ゲートよりキャビティー内に溶融樹脂の射出を開始し、
ガスバリヤ性フィルムの薄肉脆弱線形成部が溶融樹脂で
覆われる程度に射出された時点で、再度、下型を前記残
りの型締ストロークだけ上昇させて上型と完全に型締め
し、上型と下型とより形成されたキャビティー内に溶融
樹脂をゲートから射出しながら、同時に、内下型を定位
置に上昇させて薄肉脆弱線を形成したことを特徴とする
ガスバリヤ性を有する口栓の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5011420A JP2870341B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | ガスバリヤ性を有する口栓の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5011420A JP2870341B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | ガスバリヤ性を有する口栓の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218762A JPH06218762A (ja) | 1994-08-09 |
| JP2870341B2 true JP2870341B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=11777569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5011420A Expired - Fee Related JP2870341B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | ガスバリヤ性を有する口栓の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2870341B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017050881A1 (en) * | 2015-09-25 | 2017-03-30 | Gr8 Engineering Limited | Injection moulding method |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Also Published As
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|---|---|
| JPH06218762A (ja) | 1994-08-09 |
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