JP2867537B2 - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路装置の製造方法に関し、特に
アルミニウム配線−半導体基板間のコンタクトの形成方
法に関する。
アルミニウム配線−半導体基板間のコンタクトの形成方
法に関する。
〔従来の技術〕 従来の半導体集積回路装置のアルミニウム配線−半導
体基板間のコンタクトの形成方法について、第3図を参
照して説明する。P型のSiからなる半導体基板1にフォ
トレジスト膜又は、アルミニウム膜をマスクとして、As
を選択的にイオン注入することにより、半導体基板1表
面に、n型の拡散層2を形成する。この拡散層2は、半
導体集積回路装置内で、トランジスタのソース・ドレイ
ン部、回路上の抵抗等として使われる。
体基板間のコンタクトの形成方法について、第3図を参
照して説明する。P型のSiからなる半導体基板1にフォ
トレジスト膜又は、アルミニウム膜をマスクとして、As
を選択的にイオン注入することにより、半導体基板1表
面に、n型の拡散層2を形成する。この拡散層2は、半
導体集積回路装置内で、トランジスタのソース・ドレイ
ン部、回路上の抵抗等として使われる。
このようにしてできた半導体基板1上に、素子間又は
配線間の分離の為に分離絶縁膜3を形成する。
配線間の分離の為に分離絶縁膜3を形成する。
分離絶縁膜3を、フォトレジスト膜をマスクにしてリ
アクティブ・イオンエッチ等によりエッチングを行う
と、拡散層2上の分離絶縁膜3は除去され、コンタクト
部4が形成される。コンタクト部4内の半導体基板2上
に、TiW、Alをスパッタリング法によりそれぞれ0.1μ
m、1.1μmほど堆積させると、バリアメタル膜5及び
アルミニウム配線7が形成される。さらに、バリアメタ
ル膜5及び、アルミニウム配線7を選択的にエッチング
すると第3図に示す構造のn型の拡散層2へのコンタク
トが形成される。このようにして形成されたコンタクト
は、熱処理を水素雰囲気中で行うことにより、アルミニ
ウム配線7−拡散層2間のコンタクト抵抗を低くする事
が可能となる。
アクティブ・イオンエッチ等によりエッチングを行う
と、拡散層2上の分離絶縁膜3は除去され、コンタクト
部4が形成される。コンタクト部4内の半導体基板2上
に、TiW、Alをスパッタリング法によりそれぞれ0.1μ
m、1.1μmほど堆積させると、バリアメタル膜5及び
アルミニウム配線7が形成される。さらに、バリアメタ
ル膜5及び、アルミニウム配線7を選択的にエッチング
すると第3図に示す構造のn型の拡散層2へのコンタク
トが形成される。このようにして形成されたコンタクト
は、熱処理を水素雰囲気中で行うことにより、アルミニ
ウム配線7−拡散層2間のコンタクト抵抗を低くする事
が可能となる。
上述した従来のアルミニウム配線−半導体基板間のコ
ンタクト形成方法においては、拡散層2、バリアメタル
膜5及びアルミニウム配線7間の密着性を高め、拡散層
2−アルミニウム配線7間の抵抗を小さくするために、
水素雰囲気中で、400〜500℃の熱処理を行っているが、
抵抗値を小さくする為に、従来技術のコンタクトにおい
てはTiWのバリア性が保持されず、アルミニウム配線か
ら半導体基板への拡散層洩れ電流が増大してしまうとい
う問題点があった。
ンタクト形成方法においては、拡散層2、バリアメタル
膜5及びアルミニウム配線7間の密着性を高め、拡散層
2−アルミニウム配線7間の抵抗を小さくするために、
水素雰囲気中で、400〜500℃の熱処理を行っているが、
抵抗値を小さくする為に、従来技術のコンタクトにおい
てはTiWのバリア性が保持されず、アルミニウム配線か
ら半導体基板への拡散層洩れ電流が増大してしまうとい
う問題点があった。
本発明の半導体集積回路の製造方法は、半導体基板上
に形成された、素子間又は層間の分離絶縁膜を選択的に
開孔してコンタクト部を形成し、前記コンタクト部にバ
リアメタル膜を形成する工程、前記バリアメタル膜上
に、酸化シリコン膜を形成後、アルミニウム膜を形成す
る工程、及び熱処理を行なって前記酸化シリコン膜の少
なくとも一部を還元する工程を有している。
に形成された、素子間又は層間の分離絶縁膜を選択的に
開孔してコンタクト部を形成し、前記コンタクト部にバ
リアメタル膜を形成する工程、前記バリアメタル膜上
に、酸化シリコン膜を形成後、アルミニウム膜を形成す
る工程、及び熱処理を行なって前記酸化シリコン膜の少
なくとも一部を還元する工程を有している。
次に本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を説明するための工程順に
示す半導体チップの断面図である。
示す半導体チップの断面図である。
P型Siからなる半導体基板1にフォトレジスト膜又
は、アルミニウム膜をマスクとしてAsを選択的に、30ke
V程度のエネルギーで、イオン注入することにより、半
導体基板1の表面上に薄いn型の拡散層2を形成する。
この拡散層は、従来技術の時と同様、トランジスタのソ
ース・ドレイン部、又は回路上の抵抗等として使われて
いる。このようにしてできた半導体基板1上には、一般
に素子間又は層間の分離用としてボロン又はリンをドー
プしたPSG膜、酸化シリコン膜等が設けられる。ここで
は1.0μmの酸化シリコン膜を気相成長することにより
堆積させ、分離絶縁膜3を形成した。この分離絶縁膜3
をリアクティブ・イオン・エッチによりエッチングし、
n型の拡散層2の表面がむき出しになるようにコンタク
ト4部を形成する。拡散層2の表面に表面処理を施した
後、TiWをスパッタし、バリアメタル膜5を0.1μmほど
堆積させる。さらに、酸化シリコン膜6を厚さ1〜2nm
ほど気相成長、又はスパッタリング法により形成する
(第1図(a))。
は、アルミニウム膜をマスクとしてAsを選択的に、30ke
V程度のエネルギーで、イオン注入することにより、半
導体基板1の表面上に薄いn型の拡散層2を形成する。
この拡散層は、従来技術の時と同様、トランジスタのソ
ース・ドレイン部、又は回路上の抵抗等として使われて
いる。このようにしてできた半導体基板1上には、一般
に素子間又は層間の分離用としてボロン又はリンをドー
プしたPSG膜、酸化シリコン膜等が設けられる。ここで
は1.0μmの酸化シリコン膜を気相成長することにより
堆積させ、分離絶縁膜3を形成した。この分離絶縁膜3
をリアクティブ・イオン・エッチによりエッチングし、
n型の拡散層2の表面がむき出しになるようにコンタク
ト4部を形成する。拡散層2の表面に表面処理を施した
後、TiWをスパッタし、バリアメタル膜5を0.1μmほど
堆積させる。さらに、酸化シリコン膜6を厚さ1〜2nm
ほど気相成長、又はスパッタリング法により形成する
(第1図(a))。
さらに酸化シリコン膜6、アルミニウム膜の積層膜を
フォトレジストをマスクにしてエッチングしてアルミニ
ウム配線7を形成すると、第1図(b)に示す構造のn
型拡散層へのコンタクトの形成が可能となる。
フォトレジストをマスクにしてエッチングしてアルミニ
ウム配線7を形成すると、第1図(b)に示す構造のn
型拡散層へのコンタクトの形成が可能となる。
上述した構造のコンタクトは、十分アルミニウム配線
7−拡散層2間の抵抗が低くなるように、熱処理を行う
必要がある。この熱処理により酸化シリコンはアルミニ
ウムにより還元され、酸化アルミニウム、Si,Alの混合
物からなる中間層が形成され、十分低抵抗のコンタクト
が得られる。例えば1nmの酸化シリコン膜の場合は450℃
の熱処理を20分行えばよい。
7−拡散層2間の抵抗が低くなるように、熱処理を行う
必要がある。この熱処理により酸化シリコンはアルミニ
ウムにより還元され、酸化アルミニウム、Si,Alの混合
物からなる中間層が形成され、十分低抵抗のコンタクト
が得られる。例えば1nmの酸化シリコン膜の場合は450℃
の熱処理を20分行えばよい。
このようにして形成したコンタクトの洩れ電流(p−
n接合の逆バイアス電流)と熱処理温度の関係を第2図
に実線で示す。但し、熱処理時間は20分とする。低温で
は酸化シリコン膜がほとんどそのまま残るので洩れ電流
が小さいのは当然である。
n接合の逆バイアス電流)と熱処理温度の関係を第2図
に実線で示す。但し、熱処理時間は20分とする。低温で
は酸化シリコン膜がほとんどそのまま残るので洩れ電流
が小さいのは当然である。
n型の拡散層とアルミニウム配線7とのコンタクトの
形成を例にあげたが、p型の拡散層とアルミニウム配線
とのコンタクトの形成においても同様に本発明を適用で
きる。さらにバリアメタルとしてTiWだけでなくその他
のバリアメタルでもよい。
形成を例にあげたが、p型の拡散層とアルミニウム配線
とのコンタクトの形成においても同様に本発明を適用で
きる。さらにバリアメタルとしてTiWだけでなくその他
のバリアメタルでもよい。
以上説明したように本発明は、バリアメタル膜とアル
ミニウム配線との間に酸化シリコン膜を形成することに
より、アルミニウム配線−拡散層間の密着性をよくする
ための熱処理を行っても、洩れ電流を小さく抑える事が
できるので、良好なコンタクトをもつ半導体集積回路装
置を実現することが可能となる。
ミニウム配線との間に酸化シリコン膜を形成することに
より、アルミニウム配線−拡散層間の密着性をよくする
ための熱処理を行っても、洩れ電流を小さく抑える事が
できるので、良好なコンタクトをもつ半導体集積回路装
置を実現することが可能となる。
第1図(a),(b)は本発明の一実施例を説明するた
めの工程順に示す半導体チップの断面図、第2図は、拡
散層2とアルミニウム配線7の間にp−n接合に対して
逆方向に電流を流した時の熱処理温度と洩れ電流のとの
関係を示す特性図、第3図は従来のコンタクト形成方法
を説明するための縦断面図である。 1……半導体基板、2……拡散層、3……分離絶縁膜、
4……コンタクト部、5……バリアメタル膜、6……絶
縁膜、アルミニウム配線膜。
めの工程順に示す半導体チップの断面図、第2図は、拡
散層2とアルミニウム配線7の間にp−n接合に対して
逆方向に電流を流した時の熱処理温度と洩れ電流のとの
関係を示す特性図、第3図は従来のコンタクト形成方法
を説明するための縦断面図である。 1……半導体基板、2……拡散層、3……分離絶縁膜、
4……コンタクト部、5……バリアメタル膜、6……絶
縁膜、アルミニウム配線膜。
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板上に形成された、素子間又は層
間の分離絶縁膜を選択的に開孔してコンタクト部を形成
し、前記コンタクト部にバリアメタル膜を形成する工
程、前記バリアメタル膜上に、酸化シリコン膜を形成
後、アルミニウム膜を形成する工程、及び熱処理を行な
って前記酸化シリコン膜の少なくとも一部を還元する工
程を有する事を特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977890A JP2867537B2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977890A JP2867537B2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03222414A JPH03222414A (ja) | 1991-10-01 |
JP2867537B2 true JP2867537B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=12008784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977890A Expired - Lifetime JP2867537B2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867537B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6770564B1 (en) | 1998-07-29 | 2004-08-03 | Denso Corporation | Method of etching metallic thin film on thin film resistor |
-
1990
- 1990-01-29 JP JP1977890A patent/JP2867537B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03222414A (ja) | 1991-10-01 |
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