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JPH0897212A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH0897212A
JPH0897212A JP23290094A JP23290094A JPH0897212A JP H0897212 A JPH0897212 A JP H0897212A JP 23290094 A JP23290094 A JP 23290094A JP 23290094 A JP23290094 A JP 23290094A JP H0897212 A JPH0897212 A JP H0897212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
wiring
wafer
tungsten
warp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23290094A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichiji Ogawa
吉司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP23290094A priority Critical patent/JPH0897212A/ja
Publication of JPH0897212A publication Critical patent/JPH0897212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 配線を薄膜化すると共にウエハの反り量を低
減でき、微細な配線の形成が歩留り良く実現できる半導
体装置の製造方法を提供する。 【構成】 各種の素子が形成されたp型半導体基板10
1上に層間絶縁膜103を形成後、n型拡散層102と
電気的接続のためコンタクト孔104を形成する。次に
バリア層として窒化チタン膜105をスパッタ法で堆積
後、CVD法でタングステン膜106を堆積する。この
WのCVD膜は相当の引張り応力を含んでいるので、そ
の応力を低減させるためにWイオンを注入した結果、応
力は緩和され6吋ウエハでの反りは約120μmから約
40μmに減少した。さらにW膜106とTiN膜10
5をパターニングしエッチングしてW配線108を形成
後、従来技術により半導体チップを完成する。W配線の
パターニング中ウエハの反りが軽減されているため、ウ
エハの平坦度が確保され、また低抵抗の配線が得られ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に、応力の小さな金属配線の形成する半導体装
置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体産業の急速な発展に伴っ
て、半導体デバイスに対しては高速化及び微細化の要求
がますます高まりつつある。半導体デバイスにおける高
速化及び微細化に対応する効果的な手段として、従来よ
りゲート電極や配線材料として抵抗値の低い高融点金属
を使用することが一般的である。この抵抗値の低い高融
点金属としては、タングステンやタングステンシリサイ
ドが最も広く使用されている。
【0003】次に、従来の金属配線の形成方法について
図面を用いて説明する。図3(a)〜図3(c)のそれ
ぞれは、従来のタングステン配線の形成方法の工程順断
面図である。
【0004】図3(a)に示すように、p型半導体基板
301上に各種の素子(不図示)を形成したうえで、層
間絶縁膜303を形成し、上記各種の素子間をn型拡散
層302を介して接続するためのコンタクト孔304を
形成する。次に、図3(b)に示すようにバリアメタル
及びタングステンとの密着性を向上する目的で窒化チタ
ン膜305をスパッタ法にて堆積させる。次に、タング
ステン膜306をスパッタ法またはCVD法等によって
堆積させる。次に、図3(c)に示すように通常のリソ
グラフィー技術によりパターニングし、エッチングする
ことによりタングステン配線308を形成する。
【0005】一般にタングステンに代表される高融点金
属は強い引張応力を有しており、この特徴は、特に、堆
積膜として形成され、熱処理等が加えられると一層顕著
となる。これは、膜中の空孔と熱ストレス(半導体基板
とタングステン膜それぞれの膨張係数は異なることによ
る)に起因するもので、いずれもタングステン膜中のタ
ングステン源子の密度が小さなことが原因である。
【0006】上述した従来の方法による形成方法で製造
された金属配線は、高融点金属の強い引張応力のため
に、下地との密着性が悪くなって膜はがれが生じたり、
また、たとえはがれなくてもウェハーの反りを増大させ
ることがある。ウェハーの反り量が大きな場合、配線を
形成するためのパターニング工程において、例えば、ス
テッパーによる露光工程で、高低差の増大によるフォー
カスズレが発生し、所望の寸法の配線を形成することが
困難となる。
【0007】上記の問題を解決する方法として、高融点
金属の応力を緩和する方法が考えられており、公知例と
して次の2つが提案されている。一つは、特開平2−2
50319号公報で提案されているようなタングステン
ポリサイド膜にN+イオンをイオン注入する方法、もう
一つは、特開平4−305933号公報で提案されてい
るような、タングステンポリサイド膜に対してリン等の
不純物イオンをイオン注入する方法である。これらのい
ずれにおいても、イオン注入を行うことで堆積膜が非晶
質化されて応力が低減され、反り量を低いものとしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】金属配線の応力によっ
て膜はがれが発生した場合、上述したように配線が形成
できなくなるばかりか、正常に形成された配線について
もはがれた膜がゴミとなって配線間のショート等を引き
起こす。このため、歩留りが著しく低下するという問題
点がある。
【0009】また、ウェハーの反りが増大すると、所望
の寸法の配線を形成することが困難になるため、微細化
が著しく阻害されるという問題点がある。
【0010】これらを解決するために金属配線の応力緩
和方法が提案されているが、従来の高融点金属配線の応
力の緩和方法では、いずれも高融点金属上に、異種の元
素がイオン注入されるため、金属配線の抵抗値が増大し
てしまう。このため、所望の低抵抗配線を得るためには
配線膜厚を厚くする必要があり、そのため後工程での平
坦化が難しくなり、やはり微細化が著しく阻害されると
いう問題点を有する。
【0011】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、配線を薄膜化
するとともに、ウェハーの反り量を軽減することがで
き、微細な配線を形成することを歩留りよく行うことの
できる半導体装置の製造方法を実現することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に金属配線膜を堆積させる第1
の工程と、前記第1の工程により堆積された金属配線膜
をパターニングすることにより金属配線を形成する第2
の工程を具備する半導体装置の製造方法において、前記
第1の工程と第2の工程との間に、金属配線膜と同一の
金属元素の金属イオンをイオン注入する第3の工程を含
むことを特徴とする。
【0013】この場合の金属元素はタングステンであっ
てもよい。
【0014】
【作用】第1の工程にて堆積された金属配線膜にイオン
を注入することにより金属配線膜中の空孔が埋められて
その応力が低減される。このとき注入されるイオンは、
配線膜と同一の金属元素であるので、金属配線膜の抵抗
値があがることはない。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の半導体装置の製造方法によ
る第1の実施例の工程を順に示す断面図である。
【0016】図1(a)に示すように、p型半導体基板
101上に各種の素子が形成された後、層間絶縁膜10
3が形成され、n型拡散層102と電気的に接続するた
めのコンタクト孔104が形成された後の断面図であ
る。次に、図1(b)に示すように窒化チタン膜105
をスパッタ法にて500Å堆積する。この膜はバリアメ
タルとして使用している。次に、タングステン膜106
をCVD法にて3000Å堆積する。CVD法にて堆積
されたタングステン膜106は条件にもよるが一般的に
1×1010dyn/cm2程度の引張り応力を有してお
り、このために発生するウェハーの反り量は6インチウ
ェハーで約120μm程度である。
【0017】次に、タングステン膜106の応力を低減
するために矢印107にて示されるタングステンイオン
注入を、例えば70keVの加速エネルギーにて1×1
16cm-2の注入量の条件にて実施する。この条件にて
イオン注入を行った場合、タングステンの膜質にもよる
が本実施例の場合、応力が約3×109dyn/cm2
で緩和され、その結果、ウェハーの反り量も約40μm
まで減少した。
【0018】次に、図3(c)に示した従来例と同様に
通常のリソグラフィー技術にてタングステン膜106及
び窒化チタン膜105をパターニングし、エッチングす
ることにより、図1(c)に示すようなタングステン配
線108を形成する。その後は従来と同様の技術を用い
て半導体チップを完成させる。ここでタングステン配線
108のパターニング工程にてウェハーの反り量が軽減
されているため、従来のステッパーでもウェハーをステ
ージ上に真空吸着することにより、ウェハーの平坦度を
確保でき、0.35μm程度のパターンを制御性よく形
成することが可能となった。また、タングステン配線1
08の抵抗値は同種のタングステンがイオン注入されて
いるだけであるため、抵抗値の増大はほとんどなく、3
000Å程度の薄膜でも所望の低抵抗配線を得ることが
できた。
【0019】次に、本発明の第2の実施例として、本発
明による方法をMOSトランジスタのタングステンポリ
サイドゲート電極を形成するのに適用した場合について
説明する。図2は本発明の第2の実施例の工程を順に示
す断面図である。
【0020】図2(a)に示すようにp型半導体基板1
上にLOCOS分離領域209を通常の方法にて形成す
る。次に図2(b)に示すように、ゲート酸化膜210
を熱酸化することにより200Å形成する。次に多結晶
シリコン膜211をLPCVD法にて2000Å堆積
し、通常のリン拡散法にて高濃度のリンドープを行う。
次にスパッタ法にてタングステンシリサイド膜12を2
500Å形成する。次にタングステンシリサイド膜21
2上に表面より、タングステンを加速エネルギー70k
eV、注入量1×1016cm-2の条件でイオン注入す
る。次に図(c)に示すように、通常のリソグラフィー
技術及びエッチング技術により多結晶シリコン膜211
及びタングステンシリサイド膜212をパターニングす
る。その後、図3(c)に示したような従来技術により
ソース・ドレイン領域213、層間絶縁膜203、アル
ミニウム配線214、表面保護膜215等を形成して図
2(d)に示すような半導体デバイスを完成させる。
【0021】上記のような製造方法によれば、矢印20
7にて示されるタングステンイオン注入を行うことによ
り、タングステンシリサイド膜212は応力が緩和さ
れ、6インチウェハーの反り量が約100μm程度から
40μm程度まで軽減され、0.5μm程度の幅のゲー
ト電極の形成が可能となった。
【0022】なお、本実施例では、タングステン膜及び
タングステンポリサイド膜に対する適用例について述べ
たが、その他のすべての金属膜に適用できることは言う
までもない。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるため、以下に記載するような効果を奏する。
【0024】金属配線の応力を同種の元素でイオン注入
することにより、抵抗値を増大させることなく、緩和す
ることができるため、配線が薄膜化でき、かつ、ウェハ
ーの反り量も軽減でき、微細な配線を形成できる効果が
ある。
【0025】また、応力の緩和は金属配線の膜はがれも
防止できるため、歩留りの低下も防止することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の工程順断面図。
【図2】本発明の第2の実施例の工程順断面図。
【図3】従来技術を説明するための工程順断面図。
【符号の説明】
101,201 p型半導体基板 102 n型拡散層 103,203 層間絶縁膜 104 コンタクト孔 105 窒化チタン膜 106 タングステン膜 107,207 タングステンイオン注入 108 タングステン配線 209 LOCOS分離領域 210 ゲート酸化膜 211 多結晶シリコン膜 212 タングステンシリサイド膜 213 ソース・ドレイン領域 214 アルミニウム配線 215 表面保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/768 H01L 21/90 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に金属配線膜を堆積させる
    第1の工程と、前記第1の工程により堆積された金属配
    線膜をパターニングすることにより金属配線を形成する
    第2の工程を具備する半導体装置の製造方法において、 前記第1の工程と第2の工程との間に、金属配線膜と同
    一の金属元素の金属イオンをイオン注入する第3の工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 金属元素がタングステンであることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
JP23290094A 1994-09-28 1994-09-28 半導体装置の製造方法 Pending JPH0897212A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08241895A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
US6080667A (en) * 1997-11-14 2000-06-27 Nec Corporation Method of treating CVD titanium nitride with silicon ions
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JP2009094316A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Nec Electronics Corp 半導体装置の製造方法

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