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JP2857859B2 - El素子固定装置及びこれを用いた発光時計 - Google Patents

El素子固定装置及びこれを用いた発光時計

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Publication number
JP2857859B2
JP2857859B2 JP8077208A JP7720896A JP2857859B2 JP 2857859 B2 JP2857859 B2 JP 2857859B2 JP 8077208 A JP8077208 A JP 8077208A JP 7720896 A JP7720896 A JP 7720896A JP 2857859 B2 JP2857859 B2 JP 2857859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
emitting portion
protective film
base sheet
light emitting
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP8077208A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09266067A (ja
Inventor
俊明 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKOO KUROTSUKU KK
Original Assignee
SEIKOO KUROTSUKU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SEIKOO KUROTSUKU KK filed Critical SEIKOO KUROTSUKU KK
Priority to JP8077208A priority Critical patent/JP2857859B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、EL素子固定装置及びそ
れを用いた発光時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常のEL素子の裏面側はシリコン系樹
脂の保護膜でコーティングされているが、この保護膜は
被接着性が悪く、一般的な接着テープでは確実な接着は
困難である。しかし、保護膜を他の材質に変更するとE
L素子の発光体としての特性を悪くする。これは、両面
接着テープの粘着材に含まれている有機溶剤がEL素子
内部層に浸入して劣化させることなどに起因しており、
両面接着テープが貼着してある位置の輝度が低下しやす
くなる。EL素子の輝度劣化をできるだけ抑え発光寿命
を長くするためには、裏面側で背面電極の外側にあたる
位置に耐湿性に優れたシリコン系またはフッ素系樹脂の
保護膜を設ける必要がある。
【0003】そこで、EL素子を用いて文字板を発光さ
せる時計などにおいて、EL素子を時計外装枠などの基
材に取り付ける場合には、接着性の高い特殊な両面接着
テープを用いるか、図5に示すようにEL素子20の発
光面と外装枠21とにまたがるように接着テープ22を
配設して接着している。一方、図示しないが時刻指標が
設けられた文字板(前面板)がEL素子20上に積層さ
れ通常の両面接着テープ23により外装枠に固着され
る。このEL素子20は一般的な構成であって、透明電
極が形成された透明ベースシート、発光層、絶縁層、背
面電極、シリコン系樹脂からなる保護膜が順次積層形成
されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
特殊な両面接着テープを用いる場合、テープのコストが
高くなってしまう問題がある。また、特殊な両面接着テ
ープを用いない構成では、基材とEL素子と前面板とを
固定するために2種類の接着テープを用いており、その
使用量が多くなっている。通常のEL素子は全面が発光
するものであるため接着テープは発光部の一部に重なっ
ており、透明性の高い接着テープを用いたとしてもこの
接着テープが発光部内で目立たないようにするために文
字板のデザイン上の制約となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明ではEL素子にリング状に形成した発光部
の内側に、接着テープ貼付用の非発光部を設け、この非
発光部をいわゆる糊代として使用している。つまり、こ
の非発光部と基材とにまたがるように通常の両面接着テ
ープの片面を貼付し、この上に位置する前面板を裏面に
て固着する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のEL素子固定装置は、リ
ング状に形成されている発光部とリング状の発光部の内
側に設けられている非発光部とからなるEL素子と、E
L素子の裏面側が載置される基材と、EL素子の表面側
に配置される透光性を有する前面板と、EL素子の発光
部上を避け、かつ非発光部の表面側端部から外部へはみ
出すように配設されており、片面が非発光部表面と基材
表面とにまたがってこれらに接着し、他面が前面板の裏
面に接着することにより、基材とEL素子と前面板とを
互いに固着させる両面接着テープとを有し、EL素子
は、片面に透明電極が形成され被接着性のよい物質から
なる透明ベースシートと、この透明電極形成面上に順次
積層形成される発光層、絶縁層、背面電極、保護膜とか
らなり、表面には透明ベースシートが、裏面には保護膜
がそれぞれ位置しており、発光層、背面電極は発光部の
みに形成されており、非発光部は、透明ベースシート上
に直接または絶縁層のみを介して保護膜が貼着されてい
る。
【0007】また、上記構成を、基材が時計外装枠であ
り前面板が時刻指標が設けられた文字板である発光時計
に採用すると効果的である。
【0008】
【実施例】図1に本発明に係るEL素子1を示している
が、これは、リング状に形成された発光部1a(ハッチ
ングで図示)と、その内側に位置しているテープ貼着用
の非発光部1bとからなるものである。図3を参照して
詳細に説明すると、片面にインジウム・ティン・オキサ
イド(ITO)からなる透明電極2が形成されたポリエ
チレンテレフタレート(PET)などからなる透明ベー
スシート3の透明電極形成面上に、硫化亜鉛に銅がドー
プされた発光体をフッ素樹脂バインダーに混合して印刷
した発光層4と、強誘電体であるチタン酸バリウムをフ
ッ素樹脂バインダーに混合して印刷した絶縁層5とが積
層形成されている。さらに、絶縁層5上にカーボンイン
クからなる背面電極6と、シリコン系樹脂からなる保護
膜7が積層されている。非発光部1bは、上記のうち、
透明電極2が形成された透明ベースシート3と保護膜7
とが絶縁層5のみを介して貼着されており、発光層4、
背面電極6が省かれている。なお、保護膜7を構成する
シリコン系樹脂は一般的な接着テープに対し被接着性が
悪く、透明ベースシート3を構成するPETは被接着性
がよい。
【0009】図2,3には、上記EL素子1を組み込ん
だ発光時計が示されている。図2は、基材となる時計外
装枠8上に上記EL素子1を載置した状態であり、非発
光部1bと時計外装枠8とにまたがるように通常の両面
接着テープ9が貼着されている。このとき、両面接着テ
ープ9は発光部1a上にはかからないようにしてある。
さらに、図3に示すように、時刻指標(図示せず)が設
けられた透光性の文字板(前面板)10が積層されてい
る。図3(B)には、図3(A)のA部を拡大して示し
ているが、この文字板10は両面接着テープ9によって
固着される。従って、両面接着テープ9の片面(裏面)
がEL素子1の非発光部1bの表面と外装枠8の表面と
に接着し、他面(表面)が文字板10の裏面に接着する
ことにより、外装枠8とEL素子1と文字板10とが互
いに固定される。時計外装枠8には時計機械体11が配
設され、時計外装枠8、EL素子1、文字板10を貫通
する指針軸11aに指針12が配設されている。これに
より、EL素子1と透光性を有する文字板10との2層
構造の発光文字板の前方で指針12が回転する。
【0010】図4には他の実施例を示している。このよ
うに、EL素子1の非発光部1bにおいては、透明電極
2が形成された透明ベースシート3と保護膜7とが直接
貼着されており、発光層4、背面電極6に加えて絶縁層
5も省いた構成とすることも可能である。
【0011】上記の通り本発明では、EL素子1と文字
板10と外装枠8とを互いに固定する両面接着テープ9
をEL素子1の非発光部1bに配設しているため、両面
接着テープ9の粘着材に含まれる有機溶剤がEL素子1
の内部層に浸入することによる輝度の劣化を生じること
がない。したがって、長期に亘って発光部1a内には輝
度の低い部分はなく均一に発光する。また、リング状の
発光部1aの内側は通常は製造時に切断して廃棄される
部分であるため、ここに非発光部1bを設けることによ
るコスト増は生じない。
【0012】なお、文字板10として集光性を有するも
のを用いると、発光部1aがリング状であるにもかかわ
らず、その内側の非発光部1bにも光が伝わりあたかも
EL素子全面が発光しているかのように視認される。
【0013】なお本発明は、時計以外にも、EL素子の
前方に適宜の図柄を形成した透明または半透明の化粧シ
ート等を配置する種々の表示装置にも広く採用すること
ができる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明によると、基材とEL
素子との固定と、前面板と基材との固定とを、単一の両
面接着テープのみによって行うことができ、また、リン
グ状の発光部の内側の非発光部に接着テープを貼るよう
にしているため、小型化の妨げとなることがなく、デザ
イン上の制約も小さい。さらに、被接着性の悪いEL素
子の裏面ではなく、比較的被接着性の良い表面側に接着
テープを接着するので安定的に確実な固定が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEL素子の正面図
【図2】発光時計の基材にEL素子を貼着した状態の正
面図
【図3】(A)は発光時計の断面図、(B)はA部の拡
大図
【図4】発光時計の他の実施例の要部拡大断面図
【図5】従来の発光時計の基材にEL素子を貼着した状
態の正面図
【符号の説明】
1 EL素子 1a 発光部 1b 非発光部 2 透明電極 3 透明ベースシート 4 発光層 5 絶縁層 6 背面電極 7 保護膜 8 基材(時計外装枠) 9 両面接着テープ 10 前面板(文字板)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状に形成されている発光部と、上
    記リング状の発光部の内側に設けられている非発光部と
    からなるEL素子と、 上記EL素子の裏面側が載置される基材と、 上記EL素子の表面側に配置される透光性を有する前面
    板と、 上記EL素子の上記発光部上を避け、かつ上記非発光部
    の表面側端部から外部へはみ出すように配設されてお
    り、片面が上記非発光部表面と上記基材表面とにまたが
    ってこれらに接着し、他面が上記前面板の裏面に接着す
    ることにより、上記基材と上記EL素子と上記前面板と
    を互いに固着させる両面接着テープとを有し、 上記EL素子は、片面に透明電極が形成され被接着性の
    よい物質からなる透明ベースシートと、この透明電極形
    成面上に順次積層形成される発光層、絶縁層、背面電
    極、保護膜とからなり、表面には上記透明ベースシート
    が、裏面には上記保護膜がそれぞれ位置しており、上記
    発光層、上記背面電極は上記発光部のみに形成されてお
    り、上記非発光部は、上記透明ベースシート上に直接ま
    たは上記絶縁層のみを介して上記保護膜が貼着されてい
    ることを特徴とするEL素子固定装置。
  2. 【請求項2】 上記基材は時計外装枠であり、上記前面
    板は時刻指標が設けられた文字板であることを特徴とす
    る請求項1に記載のEL素子固定装置を用いた発光時
    計。
JP8077208A 1996-03-29 1996-03-29 El素子固定装置及びこれを用いた発光時計 Expired - Fee Related JP2857859B2 (ja)

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