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JP2854908B2 - イミド化合物の製造方法 - Google Patents

イミド化合物の製造方法

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JP2854908B2
JP2854908B2 JP2011804A JP1180490A JP2854908B2 JP 2854908 B2 JP2854908 B2 JP 2854908B2 JP 2011804 A JP2011804 A JP 2011804A JP 1180490 A JP1180490 A JP 1180490A JP 2854908 B2 JP2854908 B2 JP 2854908B2
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Japan
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JP2011804A
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章 小木曽
宏行 赤堀
伝美 三沢
尚登 伊藤
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B25/00Quinophthalones

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、顔料、染料、カラー液晶用および偏光板用
材料として用いられるイミド型の黄色系の二色性色素の
新規な製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、一般式(I)のような黄色系のキノフタロン系
色素が知られているが、これは、例えばその原料とし
て、式(V) で示されるキノフタロン−ジカルボン酸、あるいはそ
の酸無水物である式(VI) で示される化合物と、式(III) R−NH2 (III) (式(III)中、Rは置換または無置換アルキル基、
アリール基、複素環基を表わす。) で示される化合物を加熱反応することにより得ること
ができる(特開昭52-10341、特開昭52-10342、特開昭62
-270664)。
この場合、酸無水物(VI)は、大気中の水分で容易に
分解して、ジカルボン酸(V)式との混合物となってい
る。
しかるに、従来の方法では、式(V)で示されるジカ
ルボン酸と式(III)で示されるアミンよりイミドを選
択的に合成することは出来ず、前記特開昭に記載される
方法では、純度よく、目的のイミド化合物を得ることは
できなかった。
そのため、式(V)又は式(VI)を中間体として製造
した式(I)の化合物を樹脂に混合した時は透明の樹脂
成型物が得られない。又、液晶用二色性色素あるいは偏
光板用二色性色素とした時は、不純物により二色比が著
しく低下するという欠点があり、工業的には採用出来る
方法ではなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、キノフタロン−ジカルボン酸系の中
間体を原料として、純度よく、目的の二色性色素イミド
化合物を得る製造方法を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、一般式(I) (式(I)中、Xはハロゲン原子、メチル基、メトキ
シ基を表わし、nは0または1を表わし、Rは置換また
は無置換のアルキル基、アリール基、複素環基を表わ
す。) で示される化合物を製造するに際して、 一般式(II) (式(II)中、X、nは式(I)のX、nと同一の意
味を表わす。) で示されるジカルボン酸と 一般式(III) R−NH2 (III) (式(III)中、Rは式(I)中のRと同一の意味を
表わす。) で示されるアミンを一般式(IV) (式(IV)中、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5は水素原子、置換
または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコ
キシ基、置換または無置換のアルコキシカルボニル基、
ハロゲン原子を表わす。) で示されるフェノール誘導体を溶媒として、100〜170
℃で加熱反応させることを特徴とする式(I)で表わさ
れる化合物を製造方法である。
式(II)中、Xで表わされるキノリン環に置換しても
よいハロゲン原子はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げ
られる。
式(III)中、Rで示される置換または無置換のアル
キル基の例としては、炭素数1〜20の直鎖又は分岐の炭
化水素基:メトキシメチル基、エトキシメチル基、メト
キシエチル基、エトキシエチル基、プロポキシエチル
基、メトキシブチル基、フェノキシエチル基などの直鎖
又は分岐の総炭素数1〜30のアルコキシアルキル基:ク
ロルメチル基、クロルエチル基、クロルブチル基、フロ
ロメチル基、フロロエチル基、ブロムメチル基、ブロム
エチル基、ブロムブチル基、ヨウ化メチル基、ヨウ化エ
チル基、ヨウ化ブチル基などの炭素数1〜20のハロゲノ
アルキル基:トリフロロメチル基、トリクロロメチル
基、ジブロムメチル基、ペンタフロロエチル基、ヘプタ
フロロプロピル基などのパーハロゲノアルキル基:ベン
ジル基、フェニルエチル基などのアラルキル基などが挙
げられる。
置換または無置換のアリール基の例としては、下記一
般式(VII)、(VIII)、(IX)、(X)および(XI) で示される基が挙げられる。
式(VII)〜(XI)において、各芳香族環α、β、
γ、δ、ε、ξ、η、θ、ιおよびκは、ハロゲン原
子;メチル基、エチル基、イソプロピル基などの直鎖又
は分岐又は環状の総炭素数1〜4の炭化水素基;メトキ
シ基、エトキシ基、プロポキシ基などの直鎖又は分岐の
総炭素数1〜6のアルコキシ基などで置換されてもよ
い。又、Aは水素原子;ハロゲン原子;メチル基、エチ
ル基、シクロヘキシル基などの直鎖又は分岐又は環状の
総炭素数1〜20の炭化水素基;メトキシ基、エトキシ
基、フェニルメトキシ基などの直鎖または分岐の総炭素
数1〜30のアルコキシ基;フェノキシ基などの総炭素数
1〜22のアリールオキシ基あるいは、下記一般式(XI
I)、(XIII)、(XIV)、(XV)および(XVI)で表わ
される置換基を示す。
(式(XII)〜(XVI)のZは水素原子;ハロゲン原
子;メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの
分岐又は直鎖の総炭素数1〜20の炭化水素基;メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基など分岐又
は直鎖の総炭素数1〜10のアルコキシ基;フェニル基、
ナフチル基などのアリール基;フェノキシ基などの総炭
素数1〜14のアリールオキシ基;アセトキシ基などのカ
ルボキシ基;クロロメチル基、クロロエチル基などの炭
素数1〜2のハロゲノアルキル基;トリフロロメチル基
などのパーハロゲノアルキル基;ベンジル基、フェニル
エチル基などの総炭素数1〜20のアラルキル基を示す。
置換または無置換の複素環基の例としては、チオフェ
ン、オキサゾール、ベンゾオキサゾール、チアゾール、
ベンゾチアゾール、フラン、ピロール、キノリン、ピリ
ジン、メチルピリジンなどの置換又は無置換の複素環基
が挙げられる。
式(I)で示されるイミド化合物を製造するに際し
て、使用する溶媒は、式(IV) (式(IV)中、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5は水素原子、置換
または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコ
キシ基、置換または無置換のアルコキシカルボニル基、
ハロゲン原子を表わす。) で示されるフェノール誘導体である。
式(IV)中、置換または無置換のアルキル基の例とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基など
の直鎖又は分岐の総炭素数1〜4の炭化水素基;クロル
メチル基、クロルエチル基、フロルメチル基、フロルエ
チル基、ブロムメチル基、ブロムエチル基、ヨウ化メチ
ル基、ヨウ化エチル基などの炭素数1〜2のハロゲノア
ルキル基;トリフロロメチル基、トリクロロメチル基、
ジブロムメチル基、ペンタクロロエチル基などのパーハ
ロゲノアルキル基;ベンジル基などのアラルキル基など
が挙げられる。
置換または無置換のアルコキシ基の例としては、メト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基のような炭素数1〜
3の分岐又は直鎖の炭化水素オキシ基;クロロメトキシ
基のようなハロゲノアルコキシ基などが挙げられる。
置換又は無置換のアルコキシカルボニル基の例として
は、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基のような
炭素数1〜4の分岐又は直鎖の炭化水素オキシカルボニ
ル基;クロロメトキシカルボニル基のようなハロゲノア
ルコキシカルボニル基などが挙げられる。
ハロゲン原子の例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素が挙げられる。
使用する溶媒の量は、前述の式(II)で示されるジカ
ルボン酸1重量部に対して1〜100重量部であり、工業
的には5〜20重量部が好ましい。
式(I)で示されるイミド化合物を製造するに際し
て、溶媒を加熱する温度は工業的には100〜170℃が好ま
しい。又、式(II)で表わされるジカルボン酸と式(II
I)で表わされるアミンはほぼ当モル使用する。さら
に、必要に応じてキノリン、イソキノリン、ピリジンな
どの触媒を添加してもよい。
以下、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発
明の範囲はこれらの実施例に限定されるものでないこと
はいうまでもない。
〔実施例〕
実施例1 3′−ヒドロキシキノフタロン−5,6−ジカルボン酸3
77重量部と4−アミノ−4′−(5−メチルベンゾオキ
サゾリル)ビフェニル301重量部をイソキノリン130重量
部、メタクレゾール3600重量部中で150℃に加熱して反
応させ、析出した結晶を濾過温度100℃にて濾別し、メ
タクレゾール720重量部、メタノール6000重量部で洗
浄、乾燥した。こうして得られた化合物を(甲)とす
る。
また、3′−ヒドロキシキノフタロン−5,6−ジカル
ボン酸無水物を原料として特開昭62-270664に記載され
た製造法、すなわちN−メチルピロリドンを溶媒として
加熱還流する方法を用いて得られるイミド化合物(下式
(XVII)) と前記化合物(甲)の赤外線吸収スペクトルの比較を
行った結果、双方のスペクトルピーク値が一致すること
を確認した(表1)。
赤外線吸収スペクトルピーク1780cm-1はイミド基の吸
収を示している。
また、表2に示すように化合物(甲)の元素分析値は
化合物(XVII)の計算値とよく一致している。
表1および表2の結果より、化合物(甲)は、式(XV
II)のイミド化合物であることを確認した。
なお、化合物(甲)の収率は95%、液体クロマトグラ
フによる純度は98%であった。
実施例2 3′−ヒドロキシ−6′−ブロモキノフタロン−5,6
−ジカルボン酸456重量部と4−アミノ−(4′−ベン
ゾチアゾリル)ビフェニル301重量部をイソキノリン130
重量部、o−クロルフェノール9000重量部中で160℃に
加熱して反応させ、析出した結晶を濾過温度130℃にて
濾別し、o−クロロフェノール900重量部、メタノール7
000重量部で洗浄、乾燥し、式(XVIII)の化合物を得
た。
得られた化合物の元素分析値を表3に示す。
また、式(XVIII)の化合物の収率は94%、純度は98
%であった。
実施例3〜9 表4に示すモノ置換アミンと下記一般式(XIX)のジ
カルボン酸誘導体を用いて、各種溶剤中で反応を行い、
相当する式(I)のイミド化合物を得た。
イミド化反応物の確認は、元素分析で行った。その結
果を表5に示す。
〔発明の効果〕 本発明の方法は、キノフタロン系ジカルボン酸を原料
としてイミド化合物を合成し、かつ、従来の方法で製造
した二色性色素以上の高純度色素を得ることが出来る点
において優れた製造方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 25/00 CA(STN) WPIDS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (式(I)中、Xはハロゲン原子、メチル基、メトキシ
    基を表わし、nは0または1を表わし、Rは置換または
    無置換のアルキル基、アリール基、複素環基を表わ
    す。) で示される化合物を製造するに際して、 一般式(II) (式(II)中、X、nは式(I)のX、nと同一の意味
    を表わす。) で示されるジカルボン酸と 一般式(III) R−NH2 (III) (式(III)中、Rは式(I)中のRと同一の意味を表
    わす。) で示されるアミンを一般式(IV) (式(IV)中、Y1、Y2、Y3、Y4、Y5は水素原子、置換ま
    たは無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキ
    シ基、置換または無置換のアルコキシカルボニル基、ハ
    ロゲン原子を表わす。) で示されるフェノール誘導体を溶媒として、100〜170℃
    で加熱反応させることを特徴とする式(I)で表わされ
    る化合物の製造方法。
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