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JP2850257B2 - 車輌用盗難防止装置 - Google Patents

車輌用盗難防止装置

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Publication number
JP2850257B2
JP2850257B2 JP29865189A JP29865189A JP2850257B2 JP 2850257 B2 JP2850257 B2 JP 2850257B2 JP 29865189 A JP29865189 A JP 29865189A JP 29865189 A JP29865189 A JP 29865189A JP 2850257 B2 JP2850257 B2 JP 2850257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
magnetic path
coil
iron core
path forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29865189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03159843A (ja
Inventor
伸英 良知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP29865189A priority Critical patent/JP2850257B2/ja
Publication of JPH03159843A publication Critical patent/JPH03159843A/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車輌用盗難防止装置に係り、とくに、無接
点式の点火装置を備えた自動二輪車の盗難防止用として
好適な車輌用盗難防止装置に関する。
〔背景技術〕
従来の自動二輪車の無接点式の点火装置の一例とし
て、一般的なCDI点火装置を第6図に示す。
この第6図において、CDIユニット(コンデンサ放電
式点火ユニット)30には、エンジンストップ線(B/Y)3
2と,マグネト40のピックアップコイル41の出力線B/Pと
エキサイタコイル42の出力線B/Rとを含むワイヤハーネ
ス33とイグニションコイル34に至る点火出力線(B/I)3
5とが接続されている。エンジンストップ線(B/Y)32
は、一方のコネクタ31Aに他端側が接続されている。こ
のコネクタ31Aには、アースに至るアース線(B/E)36が
接続されている。他方のコネクタ31Bには、イグニショ
ンスイッチ37が接続されている。同図(2)に示すよう
に、イグニションスイッチの「オフ(OFF)」ポジショ
ンにてエンジンストップ線(B/Y)32とアース線(B/E)
36とが接続され、エキサイタコイル42の出力がアースさ
れるようになっている。反対に、イグニションスイッチ
37の「オン(ON)」ポジションでは、エンジンストップ
線(B/Y)32とアース線(B/E)36とが接続されないの
で、エキサイタコイル42の出力がアースされず点火が可
能となっている。
イグニションスイッチ37は、実際には、操作の容易性
を考慮して図示しないスピードメータ付近に設置されて
いる。そして、イグニションキー38を用いて、イグニシ
ョンスイッチ37を「ON」状態にして、図示しないスター
タにより点火が行われ、「OFF」にすることにより、エ
ンジン停止が行われていた。
この第6図のものの改良型として、第7図に示す他の
従来例がある。
この第7図において、CDIユニット30には、第7図
(2)に示すエンジンストップ線B/Yと,接続線B/Lとを
含むワイヤハーネス43と、ピックアップコイル41の出力
線(B/P)44と、イグニションコイル34に至る点火出力
線(B/I)35とが接続されている。ワイヤハーネス43
は、コネクタ31Aに他端側が接続されている。このコネ
クタ31Aには、アースに至るアース線(B/E)36が接続さ
れている。さらに、このコネクタ31Aには、マグネト40
のエキサイタコイル42の出力線(B/R)39も接続されて
いる。コネクタ31Bには、イグニションスイッチ45が接
続されている。同図(2)に示すように、イグニション
スイッチ45の「OFF」ポジションにてエンジンストップ
線B/Yとアース線(B/E)36とが接続され、エキサイタコ
イル42の出力がアースされるようになっている。反対
に、イグニションスイッチ45の「ON」ポジションでは、
エキサイタコイル42の出力線(B/R)39と接続線B/Lとが
接続されるようになっている。この場合も、第6図のも
のと同様に、イグニションスイッチ45を「ON」状態にし
て、図示しないスタータにより点火が行われ、「OFF」
にすることにより、エンジン停止が行われていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例の第6図に示すものにあっ
ては、同図から明らかなように、コネクタ31Aと31Bとの
接続を外すことにより、エキサイタコイル42の出力がア
ースされなくなるため、容易にエンジン始動が可能な構
造となっている。このため、容易に盗難されるという不
都合があった。また、上記従来例の第7図に示すものに
あっては、コネクタ31Aとコネクタ31Bとの接続を外した
だけでは、エキサイタコイル42の出力線(B/R)39と接
続線B/Lとが接続されないので、エキサイタコイル42の
出力がCDIユニット30に入力されなくなり、エンジンを
始動させることはできなくなっている。この場合、かか
る点において、第6図に示すものの改良が行われている
が、エキサイタコイル42の出力線(B/R)39と接続線B/L
とをペンチ等で切断して直結することにより、エンジン
始動が可能となっている。このように、ワイヤハーネス
を用いたものでは、各線を選択的に切断,接続する改造
を行うことにより、エンジン始動は可能であり、盗難を
完全に防止することはできないという不都合があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善
し、ワイヤハーネスの選択的接続等のイグニションスイ
ッチ付近の改造による盗難を確実に防止し得る車輌用盗
難防止装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、マグネトのロータの回転面の一部に設けら
れた点火タイミング信号発生用の突起と、この突起に対
向する位置に一端面が固定された鉄心と、この鉄心に巻
回された点火タイミング信号発生コイルと、鉄心の他端
面に設けられた永久磁石と、前記鉄心,突起及び永久磁
石とともに点火信号発生コイル用の磁路を形成する一方
及び他方の磁路形成部材とを有している。そして、当該
他方の磁路形成部材を回動可能に支持するとともに当該
他方の磁路形成部材を当該一方の磁路形成部材に対して
接近或いは離間せしめる盗難防止ロック機構を、ロータ
を被冠するマグネトカバーに装備するという構成を採っ
ている。これによって、前述した目的を達成しようとす
るものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づ
いて説明する。
ここで、前述した従来例と同一の構成部分について
は、同一の符号を用いるものとする。
第1図に示す実施例の盗難防止装置1は、第4図に示
すエンジンのマグネトカバー2内に装備されている。す
なわち、この盗難防止装置1は、第1図に示すように、
マグネトカバー2内に装備されたマグネト40(第5図参
照)のロータ4の一部に設けられた点火タイミング信号
発生用の突起4aと、この突起4aに対向し得る位置に設け
られたピックアップコイル部3と、このピックアップコ
イル部3の背面側(図における右側)に配置され且つマ
グネトカバー2に取付けられた盗難防止ロック機構とし
てのB・LOCK5とを備えて構成されている。
これを更に詳述すると、ロータ4は図示しないエンジ
ンのクランク軸に連結され、当該クランク軸の回転に伴
い第1図における上下方向に装備された回転軸(図示せ
ず)を中心として第1図における紙面に直交する面を回
転面として回転するようになっている。このロータ4の
回転端面を成すロータ鉄腕部4bには、前述した突起4aが
突設されている。
ピックアップコイル部3は、突起4aにその一端面が対
向し得る位置に配置された鉄心6と、この鉄心6に巻回
された点火タイミング信号発生コイルとしてのピックア
ップコイル41と、鉄心6の他端面に設けられた永久磁石
7と、これらを全体的に収容するケース8とを備えて構
成されている。このケース8の第1図における低部に
は、鉄心6,突起4a及び永久磁石7とともにピックアップ
コイル41用の磁路を形成する一方の磁路形成部材として
の鉄片9が鉄心6に平行に設けられている。
B・LOCK5は、マグネトカバー2に挿通された状態で
当該マグネトカバー2に固定されたキーシリンダ11と、
このキーシリンダ11内に回転自在に装備されたキー挿入
部材13(第2図参照)と、このキー挿入部材13の外周面
に突設されるとともに,一辺が鉄片9に直交する方向に
配置された他方の磁路形成部材としてのL字状鉄片10と
を備えて構成されている。キーシリンダ11の外周面に
は、L字状鉄片10に対応する位置に円周方向の切り欠き
が形成されている。キー挿入部材13の第1図における上
面には、キー12を挿入するためのキー挿入口が設けられ
ている。そして、このキー挿入口にキーを挿入して、回
動することにより、L字状鉄片10の一辺10aが永久磁石
7に接近したり離れたりするようになっている。
次に、上記のように構成された盗難防止装置1の作用
・動作を説明する。
まず、キーシリンダ11内のキー挿入部材13にキー12を
挿入し、「ON」の位置に設定すると(第4図参照)、第
1図,第2図に示すように、L字状鉄片10の一片10aが
ピックアップコイル部3の永久磁石7に極く接近した状
態となり、ロータ4が回転して突起4aが鉄心6と対向し
た場合に、第1図の点線矢印で示すように、永久磁石7
→鉄心6→突起4a→ロータ鉄腕4b→鉄片9→L字状鉄片
10→永久磁石7からなるピックアップコイル41の磁路が
形成される。
この一方、キー12を「OFF」の位置に設定した場合に
は、第3図(1)ないし(2)に示すように、L字状鉄
片10がピックアップコイル部3の永久磁石7から離れ、
ロータ4が回転しても前述した磁路が形成されなくな
る。
上述のように構成され機能する盗難防止装置1は、実
際には、点火装置の点火タイミング信号発生装置として
用いられる。
第5図は、この盗難防止装置1を点火タイミング信号
発生装置として用いたCDI点火装置の一例を示すもので
ある。
この点火装置は、マグネト40のエキサイタコイル42
と、このエキサイタコイル42の出力線が接続されたCDI
ユニット30と、このCDIユニット30に一端が接続された
イグニションスイッチ37と、同じくCDIユニット30に接
続されたイグニションコイル34と、このイグニションコ
イル34に接続された点火プラグ50とを備えている。ま
た、CDIユニット30には、前述した盗難防止装置1を構
成するピックアップコイル41の出力線が接続されてい
る。
ここで、この点火装置の全体的動作を説明する。
まず、エンジン始動時には、キー12を回して、B・LO
CK5を「ON」に設定し、イグニションスイッチ37を「O
N」にして、図示しないスタータを作動させると、マグ
ネト40のロータ4が回転して、エキサイタコイル42に出
力が発生し、CDIユニット30内の図示しないコンデンサ
が充電される。この時、ロータ4の突起4aがピックアッ
プコイル41の鉄心6に接近した時に前述したようにして
ピックアップコイル41の磁路が形成される。このため、
ロータ4の接近・離間に伴い、ピックアップコイル41に
電圧パルスが発生し、この電圧パルスが点火タイミング
信号としてコンデンサの放電を制御する半導体スイッチ
ング素子(図示せず)に印加され、コンデンサに蓄えら
れた電気エネルギがイグニションコイル34の一次側を通
して急激に放電される。この一次側の急激な電流変化に
より、イグニションコイルの二次側に立ち上がりの早い
高電圧が発生し、点火プラグ50の点火が行われる。この
ようにして、エンジン始動が可能となる。
この一方、B・LOCK5を「OFF」に設定した場合には、
イグニションスイッチ37を「ON」にして、図示しないス
タータを作動させると、同様にしてエキサイタコイル42
に出力が発生し、CDIユニット30内の図示しないコンデ
ンサが充電される。しかし、この場合は、ロータ4の突
起4aが鉄心6に接近しても、ピックアップコイル41の磁
路が形成されないため、結果的にピックアップコイル41
に電圧パルスが発生せず、点火が行われることがない。
以上説明した本実施例によると、B・LOCK5を「OFF」
に設定することにより、点火タイミング信号発生用のピ
ックアップコイル41の磁路が形成されなくなるため、CD
I点火装置が点火を行わなくなり、エンジン始動が不可
能となる。これがため、ワイヤハーネス等を選択的に接
続するイグニションスイッチ部分の改造による盗難をほ
ぼ確実に防止できる。
なお、上記実施例においては、B・LOCK5をマグネト
カバー2に設け、これをキー12にて直接外部から操作す
る構造とする場合を例示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、B・LOCKの「ON」・「OF
F」をワイヤ等を介してイグニションキーの操作により
行うように構成しても良い。この場合には、操作が一層
容易になるという利点がある。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のように構成され機能するので、これ
によると、盗難防止ロック機構の作用により、点火タイ
ミング信号発生コイルの磁路が形成されないようにする
ことができ、これにより、点火を阻止することができ、
ワイヤハーネスの選択的接続等のイグニションスイッチ
付近の改造により、これを装備した車輌が盗難されるの
を確実に防止することができるという従来にない優れた
車輌用盗難防止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の構成を示す一部断面した説
明図、第2図は第1図の上方からみた各構成部分の配置
を示す説明図、第3図は第1図の実施例の動作説明図で
あり、この内、第3図(1)は第2図に対応して各構成
部分の配置を示した説明図、第3図(2)は第1図に対
応して各構成部分の状態を示した説明図、第4図は第1
図の装置が装備されるマグネトカバーの外観説明図、第
5図は第1図の装置を点火タイミング信号発生装置とし
て用いたCDI点火装置の全体構成を示す回路図、第6図
ないし第7図は従来例を示す説明図である。 1……盗難防止装置、2……マグネトカバー、4……ロ
ータ、4a……突起、5……盗難防止ロック機構としての
B・LOCK、6……鉄心、7……永久磁石、9……一方の
磁路形成部材としての鉄片、10……他方の磁路形成部材
としてのL字状鉄片、40……マグネト、41……点火信号
発生コイルとしてのピックアップコイル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネトのロータの回転面の一部に設けら
    れた点火タイミング信号発生用の突起と、この突起に対
    向する位置に一端面が固定された鉄心と、この鉄心に巻
    回された点火タイミング信号発生コイルと、前記鉄心の
    他端面に設けられた永久磁石と、前記鉄心,突起及び永
    久磁石とともに点火信号発生コイル用の磁路を形成する
    一方及び他方の磁路形成部材とを有し、 当該他方の磁路形成部材を回動可能に支持するとともに
    当該他方の磁路形成部材を当該一方の磁路形成部材に対
    して接近或いは離間せしめる盗難防止ロック機構を、前
    記ロータを被冠するマグネトカバーに装備したことを特
    徴とする車輌用盗難防止装置。
JP29865189A 1989-11-16 1989-11-16 車輌用盗難防止装置 Expired - Lifetime JP2850257B2 (ja)

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JPH03159843A JPH03159843A (ja) 1991-07-09
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