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JP2849223B2 - 直圧式型締装置をもつ射出成形機 - Google Patents

直圧式型締装置をもつ射出成形機

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Publication number
JP2849223B2
JP2849223B2 JP4720891A JP4720891A JP2849223B2 JP 2849223 B2 JP2849223 B2 JP 2849223B2 JP 4720891 A JP4720891 A JP 4720891A JP 4720891 A JP4720891 A JP 4720891A JP 2849223 B2 JP2849223 B2 JP 2849223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold clamping
cylinder
mold
molding machine
injection molding
Prior art date
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Application number
JP4720891A
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JPH04238012A (ja
Inventor
吉哉 谷口
雅也 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Original Assignee
Toyo Machinery and Metal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Machinery and Metal Co Ltd filed Critical Toyo Machinery and Metal Co Ltd
Priority to JP4720891A priority Critical patent/JP2849223B2/ja
Publication of JPH04238012A publication Critical patent/JPH04238012A/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、型締シリンダ(油圧シ
リンダ)によって型締力を直接的に発生させる直圧式型
締装置をもつ射出成形機に関するものである。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】射出成形機においては、型締シリンダ
(油圧シリンダ)によって型締を行ない、この後の適宜
射出タイミングで、射出シリンダ(油圧シリンダ)によ
って溶融樹脂を型締された金型内の成形空間(キャビテ
ィ)ヘ射出・充填するようにしている。また、上記型締
シリンダや射出シリンダ等の油圧アクチュエータは、通
常同一の主可変ポンプからの圧油を制御弁を介して供給
されて、選択的に駆動されるようになっており、射出シ
リンダへの圧油供給時には、型締シリンダへの主可変ポ
ンプからの圧油供給は停止されている。
【0005】
【0003】ところで、直圧式型締装置をもつ射出成形
機においては、型締シリンダのピストンロッドに移動ダ
イプレートを直結しており、トグル式型締装置とは異な
って型締力をダイレクトに型締シリンダで発生させるよ
うにしている。このため、型締完了後に型締シリンダ用
の制御弁を中立位置に切り替えた後、リーク等により型
締力(油圧)が低下することを防止する必要があり、よ
って、従来は副可変ポンプを型締シリンダの油圧系統に
付設し、この副可変ポンプからの補助圧油供給で射出行
程時にも所定の型締力を維持するようにしていた。
【0006】
【0004】図3は斯る従来の射出成形機の油圧回路を
示す図で、同図において、1はモータ、2’は該モータ
1で駆動される主可変ポンプ、3,3は2連構成の型締
シリンダ、4は該型締シリンダ用の制御弁、5は射出シ
リンダ、6は該射出シリンダ用の制御弁、7は安全ドア
弁、8は型締力検出(油圧検出)センサ、9は副モー
タ、10は該副モータ9で駆動され型締シリンダ3の型
閉じ用油室に直結された副可変ポンプである。
【0007】
【0005】上記構成において、安全ドアが閉じている
時には安全ドア弁7は左位置(型締シリンダへの圧油供
給可能位置)にあり、このとき制御弁6を中立位置とし
て、制御弁4を左位置に切り替えることにより、型締シ
リンダ3のピストンロッドは右方向へ移動して型締(型
閉じ)動作が行なわれる。そして、図示せぬ移動ダイプ
レートが型締完了位置に至り、且つ型締力検出センサ8
により設定型締力に達したことが認知されると、制御弁
4は中立位置へ切り替えられて、主可変ポンプ2’から
の型締シリンダ3への圧油供給は断たれる。この際、型
締シリンダ3の型閉じ用油室には、副可変ポンプからの
圧油が供給されているので、この型締完了時点から型開
き開始時点までにリークがあっても、型締力が低下しな
いようになっている。なお、型締完了後の所定秒時をお
いたタイミングで、制御弁5が右位置に切り替えられ
て、公知の射出動作が行なわれる。
【0008】
【0006】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の直圧式型締装置をもつ射出成形機においては、型締完
了後に型締シリンダ用の制御弁4を中立位置に切り替え
るので、リーク等により型締力(油圧)が低下すること
を防止するために、副モータ9並びに副可変ポンプ10
を設けており、この分だけ油圧回路の構成が嵩み、小型
化が困難であるという問題があった。また、例え同一の
モータにより主可変ポンプ2’と副可変ポンプ10とを
駆動する構成であっても、各可変ポンプには比較的煩雑
な流量調整手段を付設する必要があるため、油圧回路構
成の簡素化・小型化には限界があるものであった。
【0010】
【0007】何となれば、前記図3においては前記主可
変ポンプ2’並びに副可変ポンプ10の周辺は、図示の
都合上簡略化してあるが、実際には例えば図4に示すよ
うなポンプ吐出流量調整手段が付加されており、電磁サ
ーボ弁11やサーボ弁12によりレギュレータ13を介
してポンプ吐出流量を制御し、また、圧力計14と傾転
角検出器(流量計)15の各検出信号と指令信号とを対
比しつつサーボ制御を行なうようになっていたため、副
可変ポンプ10が1つ付加されるだけで油圧回路構成の
簡素化・小型化を大きく阻害するものであった。
【0011】
【0008】従って、本発明の解決すべき技術的課題は
上記した従来技術のもつ問題点を解消することにあり、
その目的とするところは、型締完了後にリーク等により
型締力(油圧)が低下することを確実に防止できる機能
をもつ油圧回路構成を、簡略且つ小型化にし得、以っ
て、直圧式型締装置をもつ射出成形機の小型化並びにコ
ストダウンを達成することにある。
【0012】
【0009】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、型締シリンダのピストン体に移動ダイプ
レートを直結し、型締シリンダによって型締力を直接的
に発生させる直圧式型締装置をもつ射出成形機におい
て、同一の可変ポンプで、少なくとも型締シリンダ並び
に射出シリンダに選択的に圧油を供給するようになすと
共に、油圧によって蓄勢されるバネ式のアキュムレータ
を型締シリンダに付設し、該バネ式のアキュムレータの
バネを、型締シリンダによる型締(型閉じ)行程時に同
時に供給される圧油によって蓄勢し、型締完了後はこの
アキュムレータに蓄勢されたバネ力を介する油圧によっ
て型締シリンダの型締力を維持するように、構成され
る。
【0014】
【0010】
【0015】
【作用】型締シリンダの型閉じ用油室とバネ式アキュム
レータのアキュムレータ油室とは油路によって連通して
おり、型締(型閉じ)行程時には可変ポンプからの圧油
が、型閉じ用油室とアキュムレータ油室とに同時に供給
される。これによって、型締シリンダのピストンロッド
が型閉じ方向に駆動されると共に、バネ式アキュムレー
タの多段皿バネ状のバネ体が圧縮されてバネ力が蓄勢さ
れる。そして、型締シリンダのピストンロッドに直結さ
れた移動ダイプレートが型締完了位置に至り、且つ型締
力検出センサにより設定型締力に達したことが認知され
ると、型締シリンダ用の制御弁は中立位置へ切り替えら
れて可変ポンプからの型締シリンダへの圧油供給は断た
れるも、蓄勢されたバネ力による油圧がバネ式アキュム
レータから型締シリンダの型閉じ用油室に加えられ、型
締力がリークによって低下することが確実に防止され
る。
【0016】
【0011】
【0017】
【実施例】以下、本発明を図1並びに図2に示した1実
施例によって説明する。図1は直圧式型締装置をもつ射
出成形機における要部油圧回路を示す説明図、図2は一
部切断した型締装置の説明図である。
【0018】
【0012】図1において、1はモータ、2は該モータ
1で駆動される可変ポンプ(前記主可変モータ2’と対
応するもの)、3,3は2連構成の型締シリンダ、4は
該型締シリンダ用の制御弁、5は射出シリンダ、6は該
射出シリンダ用の制御弁、7は安全ドア弁、8は型締力
検出(油圧検出)センサであり、これらの部材は前記図
3の部材と全く均等なものである。また、20は、型締
シリンダ3,3付設されたバネ式アキュムレータであ
る。
【0019】
【0013】上記バネ式アキュムレータ20は、多数の
皿バネを多段に積層したバネ体20aと、該バネ体20
aにその一端側が当接したピストン体20bと、該ピス
トン体20bの他端側が位置するアキュムレータ油室2
0cとで主として構成されている。そして、アキュムレ
ータ油室20cは対となった型締シリンダ3の型閉じ用
油室3b,3bとそれぞれ油路21を介して連通してい
る。
【0020】
【0014】図2に示すように、前記型締シリンダ3,
3並びにバネ式アキュムレータ20は、固定金型23を
取付けた固定ダイプレート22に設置されている。ま
た、型締シリンダ3,3のピストンロッド3a,3aの
一端は、移動金型25を取付けた移動ダイプレート24
に固定・連結されている。なお、図1,2において、3
cは型締シリンダ3の型開き用油室である。
【0021】
【0015】上記した構成において、安全ドアが閉じて
いる時には前記安全ドア弁7は図1において左位置(型
締シリンダへの圧油供給可能位置)にあり、このとき前
記制御弁6を中立位置として、前記制御弁4を左位置に
切り替えることにより、前記可変ポンプ2から圧油が、
前記型閉じ用油室3bとアキュムレータ油室20cとに
同時に供給される。これによって、型締シリンダ3のピ
ストンロッド3aが図1,2において右方向に移動し
て、移動ダイプレート24が図2において同方向に駆動
されて型締(型閉じ)動作が行なわれると共に、バネ式
アキュムレータ20のピストン体20bがバネ体20a
に抗して移動し、バネ体20aが圧縮されてバネ力が蓄
勢される。そして、移動ダイプレート24が型締完了位
置に至り、且つ前記型締力検出センサ8により設定型締
力に達したことが認知されると、制御弁4は中立位置へ
切り替えられて可変ポンプ2からの型締シリンダ3への
圧油供給は断たれる。
【0022】
【0016】この後は、可変ポンプ2からの型締シリン
ダ3への圧油供給は断たれているも、蓄勢されたバネ力
による油圧がバネ式アキュムレータ20から型締シリン
ダ3の型閉じ用油室3bに加えられているので、リーク
によって型締力が低下する虞はなく、型締完了後の所定
秒時をおいたタイミングで、前記制御弁5が右位置に切
り替えられて、射出動作が支障なく行なわれることにな
る。
【0023】
【0017】斯様な構成をとる本実施例においては、副
可変ポンプ並びにこれに付随するサーボ弁等を必要とし
た従来技術に比して、シンプルな構成のバネ式アキュム
レータ20を付加するだけのものであるから、油圧回路
の構成を簡素且つ小型のものにすることができる。
【0024】
【0018】
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、型締完了
後にリーク等により型締力(油圧)が低下することを確
実に防止できる機能をもつ油圧回路構成を、簡略且つ小
型化にし得、以って、直圧式型締装置をもつ射出成形機
の小型化並びにコストダウンを達成することが可能とな
り、その価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による直圧式型締装置をもつ射
出成形機における要部油圧回路を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例による直圧式型締装置をもつ射
出成形機の型締装置の一部切断した説明図である。
【図3】従来技術による直圧式型締装置をもつ射出成形
機における要部油圧回路を示す説明図である。
【図4】図3における可変ポンプ周辺の油圧回路の詳細
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 可変ポンプ 3 型締シリンダ 4 制御弁 5 射出シリンダ 6 制御弁 8 型締力検出センサ 20 バネ式アキュムレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/64 - 45/68,45/82,33/20 - 33/28 B22D 17/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダよりなる型締シリンダのピ
    ストン体に移動ダイプレートを直結し、型締シリンダに
    よって型締力を直接的に発生させる直圧式型締装置をも
    つ射出成形機において、同一の可変ポンプで、少なくと
    も前記型締シリンダ並びに油圧シリンダよりなる射出シ
    リンダに選択的に圧油を供給するようになすと共に、油
    圧によって蓄勢されるバネ式のアキュムレータを前記型
    締シリンダに付設したことを特徴とする直圧式型締装置
    をもつ射出成形機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記バネ式のア
    キュムレータは、前記型締シリンダによる型締(型閉
    じ)行程時に同時に供給される圧油によってバネが蓄勢
    され、型締完了後はこのアキュムレータに蓄勢されたバ
    ネ力を介する油圧によって型締シリンダの型締力が維持
    されるようにしたことを特徴とする直圧式型締装置をも
    つ射出成形機。
JP4720891A 1991-01-21 1991-01-21 直圧式型締装置をもつ射出成形機 Expired - Fee Related JP2849223B2 (ja)

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