JP2712567B2 - クッション性を有する靴およびその製造方法 - Google Patents
クッション性を有する靴およびその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、靴底に良好なクッション性を有する、例え
ばスポーツシューズ、カジュアルシューズ、紳士靴、婦
人靴または長靴などの靴に関する。
ばスポーツシューズ、カジュアルシューズ、紳士靴、婦
人靴または長靴などの靴に関する。
今日、靴の軽量化、機能性の向上および履き心地の改
善などが頻繁に行われているが、これを実現させるため
に、例えば靴底内にエアクッション材を埋設させたもの
がある。
善などが頻繁に行われているが、これを実現させるため
に、例えば靴底内にエアクッション材を埋設させたもの
がある。
なお、このエアクッション材は表面露出されることな
く靴底内に完全に埋設されている。
く靴底内に完全に埋設されている。
また、従来、このようなクッション性を有する靴の製
造方法としては、例えば靴底の射出成形時に、あらかじ
め靴底の踵部にエアクッション材を収納する陥没部を形
成させ、そののちこの陥没部内にエアクッション材を収
納させて製造していた。
造方法としては、例えば靴底の射出成形時に、あらかじ
め靴底の踵部にエアクッション材を収納する陥没部を形
成させ、そののちこの陥没部内にエアクッション材を収
納させて製造していた。
ところで、このように従来のクッション性を有する靴
は、エアクッション材が表面露出されることなく靴底内
に完全に埋設されているため、歩行時に衝撃を受ける足
に対して直接エアクッション材が接触しないのでクッシ
ョン材の効果が間接的にしか得られず、良好なクッショ
ン性が得られなかった。
は、エアクッション材が表面露出されることなく靴底内
に完全に埋設されているため、歩行時に衝撃を受ける足
に対して直接エアクッション材が接触しないのでクッシ
ョン材の効果が間接的にしか得られず、良好なクッショ
ン性が得られなかった。
このため、例えばエアクッション材を単に靴の靴底上
に接着・固定させることも考えられるが、このようにす
ると使用時に靴底面が異常に盛り上がって履き心地が悪
くなり、しかもエアクッション材の靴底側面のみが接着
されるため、接着力が弱くなりこのエアクッション材が
靴底から剥離する恐れもある。
に接着・固定させることも考えられるが、このようにす
ると使用時に靴底面が異常に盛り上がって履き心地が悪
くなり、しかもエアクッション材の靴底側面のみが接着
されるため、接着力が弱くなりこのエアクッション材が
靴底から剥離する恐れもある。
また、従来のクッション性を有する靴の製造方法は、
前述したように靴底の射出成形時に、あらかじめ靴底の
表面にエアクッション材を収納する陥没部を形成させ、
そののちこの陥没部内にエアクッション材を収納して製
造させていたため、作業工程数が増加し、製造が煩雑化
していた。
前述したように靴底の射出成形時に、あらかじめ靴底の
表面にエアクッション材を収納する陥没部を形成させ、
そののちこの陥没部内にエアクッション材を収納して製
造させていたため、作業工程数が増加し、製造が煩雑化
していた。
本発明は、このような従来技術を背景になされたもの
で、従来と同様の軽量化が図れ、かつクッション性の向
上、履き心地の良好性、エアクッション材の靴底への固
定化の向上をも同時に満足できるクッション性を有する
靴を提供するものであり、またこのような効果を有する
靴を作業効率良く製造できるクッション性を有する靴の
製造方法を提供するものでもある。
で、従来と同様の軽量化が図れ、かつクッション性の向
上、履き心地の良好性、エアクッション材の靴底への固
定化の向上をも同時に満足できるクッション性を有する
靴を提供するものであり、またこのような効果を有する
靴を作業効率良く製造できるクッション性を有する靴の
製造方法を提供するものでもある。
本発明は、胛被の下部に靴底を備え、またこの靴底内
にチューブ状のエアクッション材を埋設させているクッ
ション性を有する靴において、このエアクッション材の
靴内側面のみを外部露出させたことを特徴とするクッシ
ョン性を有する靴を提供するものである。
にチューブ状のエアクッション材を埋設させているクッ
ション性を有する靴において、このエアクッション材の
靴内側面のみを外部露出させたことを特徴とするクッシ
ョン性を有する靴を提供するものである。
また、本発明は、底部に中底を有する胛被をラストに
吊り込み、このとき、この中底には、所定間隔をあけて
2個以上の靴底成形材料の流通孔が形成されたものを使
用し、またこの胛被のラストへの吊り込みには、中底と
ラストとの間であって、かつこれらの流通孔の間にチュ
ーブ状のエアクッション材を挟装させて吊り込み、その
のちこのラストをボトムモールドおよびサイドモールド
に嵌合して内部に靴底成形空隙を形成させ、次にまたこ
の靴底成形空隙内にエアクッション材の素材と同一系素
材の靴底成形材料を射出・注入・充填させることで、エ
アクッション材の表面が外部露出され、かつ靴底とエア
クッション材とが一体化された靴を成形することを特徴
とするクッション性を有する靴の製造方法を提供するも
のである。
吊り込み、このとき、この中底には、所定間隔をあけて
2個以上の靴底成形材料の流通孔が形成されたものを使
用し、またこの胛被のラストへの吊り込みには、中底と
ラストとの間であって、かつこれらの流通孔の間にチュ
ーブ状のエアクッション材を挟装させて吊り込み、その
のちこのラストをボトムモールドおよびサイドモールド
に嵌合して内部に靴底成形空隙を形成させ、次にまたこ
の靴底成形空隙内にエアクッション材の素材と同一系素
材の靴底成形材料を射出・注入・充填させることで、エ
アクッション材の表面が外部露出され、かつ靴底とエア
クッション材とが一体化された靴を成形することを特徴
とするクッション性を有する靴の製造方法を提供するも
のである。
本発明のクッション性を有する靴を履いて使用する
と、使用者の足裏に直接エアクッション材が接触するた
め、エアクッション材のクッション性が充分に発揮で
き、従って靴のクッション性の向上ができる。
と、使用者の足裏に直接エアクッション材が接触するた
め、エアクッション材のクッション性が充分に発揮で
き、従って靴のクッション性の向上ができる。
また、このようにエアクッション材の靴内側面のみが
外部露出され、他の面は靴底内に埋設されているため、
エアクッション材の靴底への固定化の向上もできるとと
もに、ほぼ靴底の靴内側面とエアクッション材の靴内側
面との高さが揃うために良好な履き心地をも得られる。
外部露出され、他の面は靴底内に埋設されているため、
エアクッション材の靴底への固定化の向上もできるとと
もに、ほぼ靴底の靴内側面とエアクッション材の靴内側
面との高さが揃うために良好な履き心地をも得られる。
また、クッション性を有する靴の製造方法において
は、まず底部に中底を有する胛被をラストに吊り込む。
は、まず底部に中底を有する胛被をラストに吊り込む。
このとき、この中底には、所定間隔をあけて2個以上
の靴底成形材料の流通孔が形成されたものを使用し、ま
たこの胛被のラストへの吊り込みには、中底とラストと
の間であって、かつこれらの流通孔の間にチューブ状の
エアクッション材を挟装させて吊り込む。
の靴底成形材料の流通孔が形成されたものを使用し、ま
たこの胛被のラストへの吊り込みには、中底とラストと
の間であって、かつこれらの流通孔の間にチューブ状の
エアクッション材を挟装させて吊り込む。
そののち、このラストをボトムモールドおよびサイド
モールドに嵌合して内部に靴底成形空隙を形成させる。
モールドに嵌合して内部に靴底成形空隙を形成させる。
次にまた、この靴底成形空隙内にエアクッション材の
素材と同一系素材の靴底成形材料を射出・注入・充填さ
せてエアクッション材の表面が外部露出され、かつ靴底
とエアクッション材とが一体化された靴を成形する。
素材と同一系素材の靴底成形材料を射出・注入・充填さ
せてエアクッション材の表面が外部露出され、かつ靴底
とエアクッション材とが一体化された靴を成形する。
このようにして製造するため、前述した効果を有する
靴を作業効率良く製造できる。
靴を作業効率良く製造できる。
以下、本発明を図面に基づいて説明するが、本発明は
これらの実施例に限定されない。
これらの実施例に限定されない。
なお、この実施例の述べるにあたって、射出成形によ
り製造されるスポーツ靴を例にとる。
り製造されるスポーツ靴を例にとる。
本発明の第1実施例のクッション性を有する靴の全体
構成は、第1図および第2図に示すように胛被10の下部
10aに靴底20を備え、またこの靴底20内にチューブ状の
エアクッション材30を埋設させているものである。
構成は、第1図および第2図に示すように胛被10の下部
10aに靴底20を備え、またこの靴底20内にチューブ状の
エアクッション材30を埋設させているものである。
前記胛被10は、靴の上部を構成する表皮部材で、その
材料は一般に使用されている織布、不織布もしくは編布
などの布帛、または天然皮革もしくは合成皮革などの胛
被材料が使用できる。
材料は一般に使用されている織布、不織布もしくは編布
などの布帛、または天然皮革もしくは合成皮革などの胛
被材料が使用できる。
なお、この胛被10の底部10bには中底11が縫着されて
いる。
いる。
また、この第1実施例の中底11は、その踵部11aであ
って、かつ靴の長さ方向に平行に所定間隔をあけて一組
の靴底材料Zの流通孔12、12が形成されているが、これ
らの流通孔12、12は踵部11aに限定させなくとも他の箇
所に形成させてもよいとともに、少なくとも2個以上が
形成されていればよい。
って、かつ靴の長さ方向に平行に所定間隔をあけて一組
の靴底材料Zの流通孔12、12が形成されているが、これ
らの流通孔12、12は踵部11aに限定させなくとも他の箇
所に形成させてもよいとともに、少なくとも2個以上が
形成されていればよい。
前記靴底20は、靴の底部を構成する部材で、この実施
例では射出成形により製造される射出成形靴底が採用さ
れているが、これに限定されるものではなく、例えば加
熱・加圧して成形されるプレス成形靴底などのような他
の方法により製造される靴底であってもよい。
例では射出成形により製造される射出成形靴底が採用さ
れているが、これに限定されるものではなく、例えば加
熱・加圧して成形されるプレス成形靴底などのような他
の方法により製造される靴底であってもよい。
なお、靴底20の素材としては、塩化ビニル系樹脂組成
物が採用されているが、そのほかポリウレタン、熱可塑
性ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、
ブタジエンゴムなども使用することができる。
物が採用されているが、そのほかポリウレタン、熱可塑
性ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、
ブタジエンゴムなども使用することができる。
前記エアクッション材30は、第3図に示すように靴底
20に良好なクッション性を与えるための両端が密封され
た弾性を有するチューブ体で、その素材としては例えば
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの
プラスチック、あるいはポリウレタン、スチレン−ブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴ
ムなどのエラストマーが使用できる。
20に良好なクッション性を与えるための両端が密封され
た弾性を有するチューブ体で、その素材としては例えば
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの
プラスチック、あるいはポリウレタン、スチレン−ブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴ
ムなどのエラストマーが使用できる。
なお、前記靴底20とエアクッション材30は、靴底20と
エアクッション材30との接着を、靴底20の素材によって
なす場合には、互いに同一系素材の組合せが好ましい。
エアクッション材30との接着を、靴底20の素材によって
なす場合には、互いに同一系素材の組合せが好ましい。
また、この第1実施例のエアクッション材30では、第
1図および第2図に示すように靴底20の踵部20a内にチ
ューブ軸方向を靴長さ方向に揃え、かつ中底11上に載置
状態で埋設されているが、この踵部20aに限定させなく
も例えば靴底20の全範囲などのように適宜箇所に埋設さ
せてもよく、またこのようにチューブ軸方向を靴長さ方
向に揃えているが任意方向でかまわない。
1図および第2図に示すように靴底20の踵部20a内にチ
ューブ軸方向を靴長さ方向に揃え、かつ中底11上に載置
状態で埋設されているが、この踵部20aに限定させなく
も例えば靴底20の全範囲などのように適宜箇所に埋設さ
せてもよく、またこのようにチューブ軸方向を靴長さ方
向に揃えているが任意方向でかまわない。
さらに、この第1実施例のエアクッション材30は、3
本の小径のチューブ構成体31、31、31からなっている
が、これに限定させなくも1本、2本または4本以上の
ものから構成させてもよい。なお、この第1実施例での
具体的なこれらのチューブ構成体31、31、31の大きさ
は、外径が約8mm±3mm、チューブの厚みが約1.5mm±1mm
のものを使用しているが、必ずしもこれらの数値のもの
に限定させなくともよい。
本の小径のチューブ構成体31、31、31からなっている
が、これに限定させなくも1本、2本または4本以上の
ものから構成させてもよい。なお、この第1実施例での
具体的なこれらのチューブ構成体31、31、31の大きさ
は、外径が約8mm±3mm、チューブの厚みが約1.5mm±1mm
のものを使用しているが、必ずしもこれらの数値のもの
に限定させなくともよい。
また、このエアクッション材30内のエア注入量および
チューブの大きさは、歩行時の衝撃度合によって調整す
ることができる。
チューブの大きさは、歩行時の衝撃度合によって調整す
ることができる。
さらに、このエアクッション材30の色を靴色によって
代えることでデザイン性の向上もできる。
代えることでデザイン性の向上もできる。
次に、本発明のクッション性を有する靴の特徴は、こ
のエアクッション材30の靴内側面30aのみを外部露出さ
せた点である。
のエアクッション材30の靴内側面30aのみを外部露出さ
せた点である。
すなわち、この第1実施例のエアクッション材30で
は、後述する靴底20の射出成形時に靴長さ方向の両端部
のみを流通孔12、12から流出した靴底成形材料Zで一体
的に固定させることでエアクッション材30の靴内側面30
aのみを外部露出させている。しかし、これに限定させ
なくともこのエアクッション材30の靴内側面30aのみが
外部露出できればその他の任意箇所を固着させてもよ
く、また必ずしもこの流通孔12、12から流出した靴底成
形材料Zを利用して固定させる必要もなく、例えば他の
接着剤などの固定手段により固定させてもよい。
は、後述する靴底20の射出成形時に靴長さ方向の両端部
のみを流通孔12、12から流出した靴底成形材料Zで一体
的に固定させることでエアクッション材30の靴内側面30
aのみを外部露出させている。しかし、これに限定させ
なくともこのエアクッション材30の靴内側面30aのみが
外部露出できればその他の任意箇所を固着させてもよ
く、また必ずしもこの流通孔12、12から流出した靴底成
形材料Zを利用して固定させる必要もなく、例えば他の
接着剤などの固定手段により固定させてもよい。
この第1実施例のクッション性を有する靴を履いて使
用すると、使用者の足裏に直接エアクッション材30が接
触するため、エアクッション材30のクッション性が充分
に発揮でき、従って靴のクッション性の向上ができる。
用すると、使用者の足裏に直接エアクッション材30が接
触するため、エアクッション材30のクッション性が充分
に発揮でき、従って靴のクッション性の向上ができる。
また、このようにエアクッション材30の靴内側面30a
のみが外部露出され、他の面は靴底20内に埋設されてい
るため、エアクッション材30の靴底20への固定化の向上
もできるとともに、ほぼ靴底20の靴内側面20bとエアク
ッション材30の靴内側面30aとの高さが揃うために良好
な履き心地をも得られる。
のみが外部露出され、他の面は靴底20内に埋設されてい
るため、エアクッション材30の靴底20への固定化の向上
もできるとともに、ほぼ靴底20の靴内側面20bとエアク
ッション材30の靴内側面30aとの高さが揃うために良好
な履き心地をも得られる。
さらに、この第1実施例の靴では、エアクッション材
30が複数本(3本)の小径のチューブ構成体31、31、31
からなっているため、歩行時にかかる衝撃負荷が各チュ
ーブ構成体31、31、31によって調節され、これにより良
好な歩行時の衝撃調節ができる。
30が複数本(3本)の小径のチューブ構成体31、31、31
からなっているため、歩行時にかかる衝撃負荷が各チュ
ーブ構成体31、31、31によって調節され、これにより良
好な歩行時の衝撃調節ができる。
次に、本発明の第1実施例のクッション性を有する靴
の製造方法を説明する。
の製造方法を説明する。
本発明の第1実施例のクッション性を有する靴の製造
方法は、第4図および第5図に示すようにまず底部10b
に中底11を有する胛被10をラスト40に吊り込む。
方法は、第4図および第5図に示すようにまず底部10b
に中底11を有する胛被10をラスト40に吊り込む。
このとき、この中底11には、踵部11aに所定間隔をあ
けて少なくとも一組の靴底成形材料Zの流通孔12、12が
形成されたものを使用し、またこの胛被10のラスト40へ
の吊り込みには、中底11とラスト40との間であって、か
つこれらの流通孔12、12の間にチューブ状のエアクッシ
ョン材30を挟装させて吊り込む。
けて少なくとも一組の靴底成形材料Zの流通孔12、12が
形成されたものを使用し、またこの胛被10のラスト40へ
の吊り込みには、中底11とラスト40との間であって、か
つこれらの流通孔12、12の間にチューブ状のエアクッシ
ョン材30を挟装させて吊り込む。
なお、この第1実施例のエアクッション材30の挟装に
際しては、中底11またはラスト40にエアクッション材30
を図示しない両面テープを介して仮止めがなされてい
る。
際しては、中底11またはラスト40にエアクッション材30
を図示しない両面テープを介して仮止めがなされてい
る。
そののち、このラスト40をボトムモールド50およびサ
イドモールド60に嵌合して内部に靴底成形空隙70を形成
させる。
イドモールド60に嵌合して内部に靴底成形空隙70を形成
させる。
次にまた、この靴底成形空隙70内にエアクッション材
30の素材と同一系素材の靴底成形材料Zを射出・注入・
充填させてエアクッション材30の表面が外部露出され、
かつ靴底20とエアクッション材30とが素材の相容性によ
り一体化された靴を成形する。
30の素材と同一系素材の靴底成形材料Zを射出・注入・
充填させてエアクッション材30の表面が外部露出され、
かつ靴底20とエアクッション材30とが素材の相容性によ
り一体化された靴を成形する。
このようにして製造するため、前述した効果を有する
靴を作業効率良く製造できる。
靴を作業効率良く製造できる。
次に、本発明の第2実施例のクッション性を有する靴
を説明する。
を説明する。
本発明の第2実施例のクッション性を有する靴は、第
6図に示すようにエアクッション材30として比較的大き
な1本のチューブ構成体31からなるものを使用し、また
このエアクッション材30の中央部に、このエアクッショ
ン材30の空気室を連通状態で区別するH字形の融着部32
を形成させたものである。
6図に示すようにエアクッション材30として比較的大き
な1本のチューブ構成体31からなるものを使用し、また
このエアクッション材30の中央部に、このエアクッショ
ン材30の空気室を連通状態で区別するH字形の融着部32
を形成させたものである。
このようにすることで、複数本のチューブ構成体31、
・・・からなるエアクッション材30の効果である良好な
歩行時の衝撃調節とほぼ同様の効果を、1本のチューブ
構成体31で得ることができる。
・・・からなるエアクッション材30の効果である良好な
歩行時の衝撃調節とほぼ同様の効果を、1本のチューブ
構成体31で得ることができる。
なお、その他の構成および作用は第1実施例と同様で
あるために省略する。
あるために省略する。
以上、本発明のクッション性を有する靴およびその製
造方法を説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、要旨を逸脱しない範囲での構成およ
び作用の変更があっても本発明に含まれる。
造方法を説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、要旨を逸脱しない範囲での構成およ
び作用の変更があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、射出成形により製造されるスポ
ーツ靴を例にとったが、本発明はこれに限定させなくと
も例えば本発明のクッション性を有する靴の場合には、
射出成形による製造の有無に関係なく紳士靴、婦人靴、
カジュアル靴またはブーツなどのどのような靴にでも使
用でき、またこの靴の製造方法の場合には、射出成形さ
れる紳士靴、婦人靴、カジュアル靴またはブーツなどの
どのような靴にでも使用できる。
ーツ靴を例にとったが、本発明はこれに限定させなくと
も例えば本発明のクッション性を有する靴の場合には、
射出成形による製造の有無に関係なく紳士靴、婦人靴、
カジュアル靴またはブーツなどのどのような靴にでも使
用でき、またこの靴の製造方法の場合には、射出成形さ
れる紳士靴、婦人靴、カジュアル靴またはブーツなどの
どのような靴にでも使用できる。
また、この中底上にさらにカップインソールまたはイ
ンソールを載置させて使用してもよい。
ンソールを載置させて使用してもよい。
本発明のクッション性を有する靴は、このようなもの
であるため、従来と同様の軽量化が図れ、かつクッショ
ン性の向上、履き心地の良好性、エアクッション材の靴
底への固定化の向上をも同時に満足できるという効果が
得られる。
であるため、従来と同様の軽量化が図れ、かつクッショ
ン性の向上、履き心地の良好性、エアクッション材の靴
底への固定化の向上をも同時に満足できるという効果が
得られる。
また、本発明のクッション性を有する靴の製造方法
は、このような効果を有する靴を作業効率良く製造でき
るという効果が得られる。
は、このような効果を有する靴を作業効率良く製造でき
るという効果が得られる。
第1図〜第5図は本発明の第1実施例のクッション性を
有する靴およびその製造方法を示し、第1図は靴の踵部
の縦断面図、第2図は第1図のII−II位置での靴の断面
図、第3図は使用されるエアクッション材の拡大斜視
図、第4図は靴の射出成形工程における射出成形装置を
示す縦断面図、第5図は第4図のV−V位置での射出成
形装置の断面図であり、第6図は本発明の第2実施例の
クッション性を有する靴およびその製造方法に使用され
るエアクッション材の拡大斜視図である。 Z;靴底成形材料 10;胛被 10a;下部 10b;底部 11;中底 12、12;流通孔 20;靴底 30;エアクッション材 30a;靴内側面 40;ラスト 50;ボトムモールド 60:サイドモールド 70;靴底成形空隙
有する靴およびその製造方法を示し、第1図は靴の踵部
の縦断面図、第2図は第1図のII−II位置での靴の断面
図、第3図は使用されるエアクッション材の拡大斜視
図、第4図は靴の射出成形工程における射出成形装置を
示す縦断面図、第5図は第4図のV−V位置での射出成
形装置の断面図であり、第6図は本発明の第2実施例の
クッション性を有する靴およびその製造方法に使用され
るエアクッション材の拡大斜視図である。 Z;靴底成形材料 10;胛被 10a;下部 10b;底部 11;中底 12、12;流通孔 20;靴底 30;エアクッション材 30a;靴内側面 40;ラスト 50;ボトムモールド 60:サイドモールド 70;靴底成形空隙
Claims (2)
- 【請求項1】胛被の下部に靴底を備え、またこの靴底内
にチューブ状のエアクッション材を埋設させているクッ
ション性を有する靴において、このエアクッション材の
靴内側面のみを外部露出させたことを特徴とするクッシ
ョン性を有する靴。 - 【請求項2】底部に中底を有する胛被をラストに吊り込
み、このとき、この中底には、所定間隔をあけて2個以
上の靴底成形材料の流通孔が形成されたものを使用し、
またこの胛被のラストへの吊り込みには、中底とラスト
との間であって、かつこれらの流通孔の間にチューブ状
のエアクッション材を挟装させて吊り込み、そののちこ
のラストをボトムモールドおよびサイドモールドに嵌合
して内部に靴底成形空隙を形成させ、次にまたこの靴底
成形空隙内にエアクッション材の素材と同一系素材の靴
底成形材料を射出・注入・充填させることで、エアクッ
ション材の表面が外部露出され、かつ靴底とエアクッシ
ョン材とが一体化された靴を成形することを特徴とする
クッション性を有する靴の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14097389A JP2712567B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | クッション性を有する靴およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14097389A JP2712567B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | クッション性を有する靴およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH037102A JPH037102A (ja) | 1991-01-14 |
JP2712567B2 true JP2712567B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=15281146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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