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JP2709008B2 - 半導体光検出器の製造方法 - Google Patents

半導体光検出器の製造方法

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Publication number
JP2709008B2
JP2709008B2 JP4298272A JP29827292A JP2709008B2 JP 2709008 B2 JP2709008 B2 JP 2709008B2 JP 4298272 A JP4298272 A JP 4298272A JP 29827292 A JP29827292 A JP 29827292A JP 2709008 B2 JP2709008 B2 JP 2709008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive layer
layer
semiconductor
type
semiconductor photodetector
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4298272A
Other languages
English (en)
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JPH06151939A (ja
Inventor
和利 加藤
進 秦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーミック電極による
寄生抵抗を低減した、pn接合を有する半導体光検出器
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な半導体光検出器は、信号
光波長が1.55μmの場合を例にとると、図3に示す
ように、低キャリア濃度の光吸収層203(図3の場合
はノンドープInGaAs)の上下に、p型導電層204
とn型導電層202をそれぞれ配置して形成している
(櫛原勝利 他、「直列抵抗を低減した高速GaInAs/
InP PINフォトダイオード」、1991年春季応用
物理学会学術講演会予稿集、953頁、28p-F-
1)。上記半導体光検出器においては、p型導電層20
4とn型導電層202との間に逆バイアス電圧を印加し
て、上記ノンドープ光吸収層203内に空乏層を形成
し、上記空乏層にかかる高電界を利用して、半導体光検
出器の上面あるいは裏面より上記光吸収層203に入射
された信号光を光電変換するものである。なお図におけ
る201は基板、206および207はそれぞれn型オ
ーミック電極およびp型オーミック電極である。
【0003】ところで上記半導体光検出器の応答速度
は、CR時定数と光励起キャリアの走行時間とで決定さ
れる。光励起キャリアの走行時間を小さくするためには
光吸収層を薄くする必要があるが、一方、光吸収層を薄
くすることによる静電容量Cの増加を抑えるために、上
記光吸収層の面積を小さくしなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上部p
型導電層上面の一部には図3に示すようにp型オーミッ
ク電極を形成する必要があるため、従来のようにほぼ垂
直な側面をもつ半導体光検出器においては、光吸収層の
面積を小さくした場合にp型オーミック電極の面積も必
然的に小さくなり、その結果オーミック抵抗Rが増加し
てCR時定数が増大し、結局は高速応答ができないとい
う問題があった。
【0005】本発明は、従来技術におけるオーミック抵
抗の増大を解消し、高速応答が可能な半導体光検出器
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、半導体基板
上に設けた、上部p型導電層と低キャリア濃度層と下部
n型導電層、または上部n型導電層と低キャリア濃度層
と下部p型導電層の、少なくとも3つの層を有するpi
n型半導体光検出器の製造方法において、半導体基板上
に下部導電層と低キャリア濃度層との少なくとも2つの
層からなる半導体層を積層し、上記半導体層をエッチン
グにより島状に加工して上記下部導電層または半導体基
板を露出させ、上記露出させた下部導電層または半導体
基板の上面および島状に加工した半導体層の側面に選択
成長マスクを形成し、上記半導体層上部に少なくとも上
部導電層を積層することにより達成される。
【0007】
【作用】本発明による半導体光検出器は、半導体基板上
に形成した少なくとも下部導電層と低キャリア濃度層を
有する半導体層を、島状にエッチングして上記下部導電
層または半導体基板を露出させ、上記島状の半導体層側
面と露出した上記下部導電層または半導体基板に選択成
長マスクを形成したのち、選択成長における水平方向の
成長を利用して上部導電層を形成し、上記上部導電層表
面の面積を、光吸収層に対して増大させている。したが
って、光吸収層の面積を小さく保ちながら、上部導電層
上に大きな面積の上部電極を形成することが可能にな
り、オーミック抵抗を低減し高速応答が可能な半導体光
検出器を実現することができる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明に係る半導体光検出器の製造方法の一
実施例によって製造した半導体光検出器を示す構造図、
図2は本発明に係る半導体光検出器の製造方法の実施例
の製造工程を(a)〜(f)に示す図である。図1にお
いて、101は半絶縁性InP基板、102はn型InP
下部導電層、103はノンドープInGaAs光吸収層、
104はp型InP上部導電層、105は選択成長マス
(SiO 2 膜)、106はn型オーミック電極、107
はp型オーミック電極である。この光検出器はノンドー
プInGaAs光吸収層を光電変換層とするpinホトダイ
オードの構成となっている。図に明らかなようにp型I
nP上部導電層104の上面面積は、n型InP下部導電
層102および低キャリア濃度層である光吸収層103
の面積よりも大きく、したがって、大きな面積のp型オ
ーミック電極107が形成でき、オーミック抵抗が小さ
い高速応答可能な半導体光検出器が得られる。
【0009】本発明に係る半導体光検出器の製造方法の
実施例の製造工程は以下の通りである。まず、図2
(a)に示すように半絶縁性InP基板101上に、厚
さ1μmのn型InP下部導電層102と厚さ0.5μm
のノンドープInGaAs光吸収層103とを、順次エピ
タキシャル成長させる。つぎに上記ノンドープInGaA
s光吸収層103の一部を図2(b)のようにドライエ
ッチングし、上記n型InP下部導電層102を露出さ
せる。上記半導体層全面に図2(c)に示すようにSi
2膜105を堆積し、さらに上記SiO2膜105上に
レジスト108を塗布する。ここで、レジストが持つ粘
性により上記半導体層の段差上部のレジストは、上記段
差の下部におけるレジストよりも薄く形成される。つぎ
に図2(d)に示すように、酸素を用いた反応性イオン
エッチング(RIE)により、上記段差上部のレジスト
がなくなるまでレジスト108全体をエッチングする。
ふつ素化合物を用いたRIEにより上記段差上部のSi
2膜105をエッチングし、図2(e)に示すように
ノンドープInGaAs光吸収層103を露出させたの
ち、残りのレジストを除去する。つぎに、上記ノンドー
プInGaAs光吸収層103上に、図2(f)に示すよ
うに厚さ1μmのp型InP上部導電層104をエピタ
キシャル成長させる。さらに、上記SiO2膜105の一
部分をエッチングして、そこにn型オーミック電極を形
成し、p型InP上部導電層104上の一部にp型オー
ミック電極を形成すれば、図1に示した半導体光検出器
が得られる。
【0010】上記した図2(f)に示すp型InP上部
導電層104の形成においては、選択成長によって形成
されるエピタキシャル層が、上面からの成長だけでなく
側面からの成長も促進されるため、上記光吸収層103
の上面積に対して2倍以上の上面積をもつ上部導電層1
04を形成することができる。実際に、本発明によって
製作した半導体光検出器においては、5μm四方の光吸
収層103に対して、上部導電層104の面積は7μm
四方になった。そして、上記上部導電層104の上面の
周囲に幅2μmのp型オーミック電極を形成した結果、
従来構造の半導体光検出器に較べて、容量は同程度でも
オーミック抵抗は約3分の1に減少し、応答速度は40
GHZと従来の約2.5倍の性能を実現することが可能
になった。
【0011】上記実施例においては、半導体材料として
InP基板と格子整合する材料を用いた例を示したが、
これらの一部または全部をInPと格子整合しない材料
としても同様の効果が実現できる。また、信号光波長が
1.55μmの場合について例を示したが、材料を適当に
選ぶことにより、波長1.55μm以外の信号光に対し
て、本実施例によって製造した半導体光検出器と同様の
効果がある半導体光検出器が実現できる。さらに、本実
施例によって製造した構造を半導体レーザあるいは半導
体光変調器などの他の光素子に適用することも可能であ
る。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明の半導体光検出器製
造方法によれば、半導体基板上に設けた、上部p型導電
層と低キャリア濃度層と下部n型導電層、または上部n
型導電層と低キャリア濃度層と下部p型導電層の、少な
くとも3つの層を有するpin型半導体光検出器におい
て、上記上部導電層の上面の面積、選択成長における
水平方向成長を利用することにより、上記低キャリア濃
度層または下部導電層の面積よりも大きくすることがで
きるため、オーミック抵抗が低く、高速応答が可能な半
導体光検出器を製造することが可能となるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体光検出器の製造方法の一実
施例によって製造した半導体光検出器を示す構造図であ
る。
【図2】本発明に係る半導体光検出器の製造方法の実施
例の製造工程を、(a)〜(f)にそれぞれ示す図であ
る。
【図3】従来の半導体光検出器を示す模式図である。
【符号の説明】
101…半導体基板 102…下部導電層 103…低キャリア濃度層(ノンドープ光吸収層) 104…上部導電層 105…選択成長マスク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に設けた、上部p型導電層と
    低キャリア濃度層と下部n型導電層、または上部n型導
    電層と低キャリア濃度層と下部p型導電層の、少なくと
    も3つの層を有するpin型半導体光検出器の製造方法
    において、半導体基板上に下部導電層と低キャリア濃度
    層との少なくとも2つの層からなる半導体層を積層する
    工程と、上記半導体層をエッチングにより島状に加工
    し、上記下部導電層または半導体基板を露出させる工程
    と、上記露出させた下部導電層または半導体基板の上面
    および島状に加工した半導体層の側面に、選択成長マス
    クを形成する工程と、上記半導体層上部に少なくとも上
    部導電層を積層する工程とを、有することを特徴とする
    半導体光検出器の製造方法。
JP4298272A 1992-11-09 1992-11-09 半導体光検出器の製造方法 Expired - Lifetime JP2709008B2 (ja)

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