JP2789865B2 - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
- Publication number
- JP2789865B2 JP2789865B2 JP19601291A JP19601291A JP2789865B2 JP 2789865 B2 JP2789865 B2 JP 2789865B2 JP 19601291 A JP19601291 A JP 19601291A JP 19601291 A JP19601291 A JP 19601291A JP 2789865 B2 JP2789865 B2 JP 2789865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- pipe
- capacitor element
- capacitor
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミ電解コンデンサ等
のコンデンサに関する。
のコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミ電解コンデンサ等のコンデンサ
は、コンデンサ素子をケースに収納し、蓋により密封し
た構造になっている。そして、一般的に、コンデンサ素
子をケースに固定するために、タールやアスファルトを
入れている。また、コンデンサは動作によりガスを発生
し爆発する恐れがあり、その対策として蓋やケースに防
爆機構を設けている。
は、コンデンサ素子をケースに収納し、蓋により密封し
た構造になっている。そして、一般的に、コンデンサ素
子をケースに固定するために、タールやアスファルトを
入れている。また、コンデンサは動作によりガスを発生
し爆発する恐れがあり、その対策として蓋やケースに防
爆機構を設けている。
【0003】しかし、タール等は、加熱して溶融状態に
してケースに注入するため、コンデンサ素子を劣化させ
る。また、ケース内にタール等があると、ケース内の空
間がその分減少し、タール等を入れない場合に比較して
防爆機構が早めに動作してしまい、コンデンサはその機
能を失ってしまう。さらに、タール等により放熱を妨げ
られ、コンデンサの劣化が促進される。
してケースに注入するため、コンデンサ素子を劣化させ
る。また、ケース内にタール等があると、ケース内の空
間がその分減少し、タール等を入れない場合に比較して
防爆機構が早めに動作してしまい、コンデンサはその機
能を失ってしまう。さらに、タール等により放熱を妨げ
られ、コンデンサの劣化が促進される。
【0004】これ等の問題を解決するために、コンデン
サ素子の巻心部にアルミ等の金属製のパイプを設けると
ともに蓋の裏面に突起を形成し、この突起をパイプに挿
入してコンデンサ素子を固定する構造のコンデンサが考
えられる。
サ素子の巻心部にアルミ等の金属製のパイプを設けると
ともに蓋の裏面に突起を形成し、この突起をパイプに挿
入してコンデンサ素子を固定する構造のコンデンサが考
えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金属製のパイ
プを用いる構成のコンデンサは、コンデンサ素子から引
き出したリードがパイプに接触してショート不良を生じ
易い欠点がある。
プを用いる構成のコンデンサは、コンデンサ素子から引
き出したリードがパイプに接触してショート不良を生じ
易い欠点がある。
【0006】本発明の目的は、以上の欠点を改良し、シ
ョート不良を防止し、コンデンサ素子を確実に固定でき
るコンデンサを提供するものである。
ョート不良を防止し、コンデンサ素子を確実に固定でき
るコンデンサを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、巻心部に金属製のパイプを設けたコン
デンサ素子をケースに収納し、蓋の裏面に設けた固定用
突起を前記パイプに挿入するとともに、前記コンデンサ
素子から引き出したリードを前記蓋を貫通して設けた端
子に接続し、前記蓋により前記ケースを密封したコンデ
ンサにおいて、蓋にパイプとリードとの間に配置する絶
縁用突起を設けることを特徴とするコンデンサを提供す
るものである。
達成するために、巻心部に金属製のパイプを設けたコン
デンサ素子をケースに収納し、蓋の裏面に設けた固定用
突起を前記パイプに挿入するとともに、前記コンデンサ
素子から引き出したリードを前記蓋を貫通して設けた端
子に接続し、前記蓋により前記ケースを密封したコンデ
ンサにおいて、蓋にパイプとリードとの間に配置する絶
縁用突起を設けることを特徴とするコンデンサを提供す
るものである。
【0008】
【作用】蓋の裏面に絶縁用突起を設け、これをコンデン
サ素子から引き出したリードと、巻心部に挿入したパイ
プの端部との間に配置しているため、リードをパイプか
ら絶縁でき、ショート不良を防止できる。
サ素子から引き出したリードと、巻心部に挿入したパイ
プの端部との間に配置しているため、リードをパイプか
ら絶縁でき、ショート不良を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1において、1は巻回形のコンデンサ素子であり、リ
ード2を引き出している。3はこのコンデンサ素子1の
巻心部に挿入したアルミ等の金属製のパイプである。4
はコンデンサ素子1を収納するケースである。5はケー
ス4を密封する蓋である。6は、図2にも示す通り、蓋
5の裏面の中心部に設けたテーパー状の固定用突起であ
り、パイプ3に挿入している。7は、蓋5の裏面で固定
用突起6の近傍にこれを囲んで設けた弧形状の絶縁用突
起であり、リード2とパイプ3の間に配置していて、コ
ンデンサ素子1の端面に当てている。8は、蓋5の裏面
に中心部に向かって放射状に設けた長細い突起であり、
コンデンサ素子1の端面に当て、これを押さえている。
9は、蓋5を貫通して設けた端子であり、リード2を接
続している。10は、防爆弁である。
図1において、1は巻回形のコンデンサ素子であり、リ
ード2を引き出している。3はこのコンデンサ素子1の
巻心部に挿入したアルミ等の金属製のパイプである。4
はコンデンサ素子1を収納するケースである。5はケー
ス4を密封する蓋である。6は、図2にも示す通り、蓋
5の裏面の中心部に設けたテーパー状の固定用突起であ
り、パイプ3に挿入している。7は、蓋5の裏面で固定
用突起6の近傍にこれを囲んで設けた弧形状の絶縁用突
起であり、リード2とパイプ3の間に配置していて、コ
ンデンサ素子1の端面に当てている。8は、蓋5の裏面
に中心部に向かって放射状に設けた長細い突起であり、
コンデンサ素子1の端面に当て、これを押さえている。
9は、蓋5を貫通して設けた端子であり、リード2を接
続している。10は、防爆弁である。
【0010】上記実施例によれば、絶縁用突起7をリー
ド2とパイプ3との間に配置しているため、リード2が
パイプ3に接触しこれを介してショート不良となるのを
防止できる。
ド2とパイプ3との間に配置しているため、リード2が
パイプ3に接触しこれを介してショート不良となるのを
防止できる。
【0011】また、絶縁用突起7をコンデンサ素子1の
端面に当たる長さにしているために、コンデンサ素子1
を固定用突起6及び突起8とともに固定できる。従っ
て、コンデンサ素子1が重い場合には、固定用突起6だ
けではこれが折れてしまうこともあるが、上記実施例で
は折れることなく、コンデンサ素子1をケース4により
強固に固定できる。
端面に当たる長さにしているために、コンデンサ素子1
を固定用突起6及び突起8とともに固定できる。従っ
て、コンデンサ素子1が重い場合には、固定用突起6だ
けではこれが折れてしまうこともあるが、上記実施例で
は折れることなく、コンデンサ素子1をケース4により
強固に固定できる。
【0012】さらに、パイプ4は金属製であり、これを
ケース4の底面に接触しているために、発熱した際に最
も温度が上昇する巻心部の熱を放熱し易くなり、特性を
改善できる。
ケース4の底面に接触しているために、発熱した際に最
も温度が上昇する巻心部の熱を放熱し易くなり、特性を
改善できる。
【0013】そしてこのパイプ4を巻心としてコンデン
サ素子1を巻回して形成する場合に、合成樹脂等の材質
に比べて機械的強度が大きいために、変形したりしてパ
イプ4が損傷するのを防止し易い。
サ素子1を巻回して形成する場合に、合成樹脂等の材質
に比べて機械的強度が大きいために、変形したりしてパ
イプ4が損傷するのを防止し易い。
【0014】なお、パイプ4がアルミ製であれば、コン
デンサ素子1に一般的に用いる電解液を含浸した場合
に、腐食し難い。
デンサ素子1に一般的に用いる電解液を含浸した場合
に、腐食し難い。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、コンデン
サ素子にパイプを挿入し、このパイプに蓋に設けた固定
用突起を挿入するとともに、蓋に絶縁用突起を設けこれ
をパイプとリードとの間に配置してリードを絶縁してい
るため、コンデンサ素子を固定でき放熱効率を改良でき
るとともに、リードのショート不良を防止できるコンデ
ンサが得られる。
サ素子にパイプを挿入し、このパイプに蓋に設けた固定
用突起を挿入するとともに、蓋に絶縁用突起を設けこれ
をパイプとリードとの間に配置してリードを絶縁してい
るため、コンデンサ素子を固定でき放熱効率を改良でき
るとともに、リードのショート不良を防止できるコンデ
ンサが得られる。
【図1】本発明の実施例の断面図
【図2】図1の実施例に用いる蓋の裏面図
1…コンデンサ素子、 2…リード、 3…パイプ、
4…ケース、5…蓋、 6…固定用突起、 7…絶縁用
突起、 9…端子。
4…ケース、5…蓋、 6…固定用突起、 7…絶縁用
突起、 9…端子。
Claims (1)
- 【請求項1】 巻心部に金属製のパイプを設けたコンデ
ンサ素子をケースに収納し、蓋の裏面に設けた固定用突
起を前記パイプに挿入するとともに、前記コンデンサ素
子から引き出したリードを前記蓋を貫通して設けた端子
に接続し、前記蓋により前記ケースを密封したコンデン
サにおいて、蓋にパイプとリードとの間に配置する絶縁
用突起を設けることを特徴とするコンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19601291A JP2789865B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19601291A JP2789865B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521292A JPH0521292A (ja) | 1993-01-29 |
JP2789865B2 true JP2789865B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=16350763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19601291A Expired - Lifetime JP2789865B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2789865B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101535769B1 (ko) * | 2015-02-11 | 2015-07-09 | 대동콘덴서공업(주) | Dc 링크용 커패시터 커버 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2577818Y2 (ja) * | 1992-02-14 | 1998-08-06 | ニチコン株式会社 | 電解コンデンサ |
JP3871077B2 (ja) * | 1996-11-20 | 2007-01-24 | 日立エーアイシー株式会社 | 電解コンデンサ |
TWI546836B (zh) * | 2014-10-28 | 2016-08-21 | 鈺邦科技股份有限公司 | 封口元件及其捲繞型固態電解電容器 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP19601291A patent/JP2789865B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101535769B1 (ko) * | 2015-02-11 | 2015-07-09 | 대동콘덴서공업(주) | Dc 링크용 커패시터 커버 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0521292A (ja) | 1993-01-29 |
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