JP2784382B2 - 散水ノズル - Google Patents
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Description
る。
ば、実公平6-26366 号や米国特許第4,785,998 号に開示
されているように、二流路に分岐した構造として二流路
を独立して或いは一緒に開放し、更に、開放度合いの調
整により各種散水形態を作ることができるようにしてい
る。すなわち、把持筒からの流出水は、ノズル本体の周
壁に穿設した透孔を通過してノズル本体の外周からシャ
ワー形態として散水されるように構成されていると共
に、透孔からの流路を変換するシール部材をスライドさ
せると、シャワー流路が閉塞されてストレート流路に切
換りストレート形態の散水が行えるように構成されてい
る。
レート流路とは、周壁に透孔を有したノズル本体の外側
に内筒を被せて、ノズル本体と内筒との間をストレート
或は噴霧のための流路とし、内筒の外側をシャワー流路
としている。
設した外側ケースの基端と固着状態で一体に構成されて
いる。
水ノズルは、流路を細かく区分けして、四種類以上の散
水形態が作れるようにしている。すなわち、散水ノズル
本体の主流路の先端を閉塞して、閉塞壁の後方からの流
水路と閉塞壁の先方からの流水路を基本にして、各流水
路を更に複数個区分けして、多数の流水路を構成し、主
流路に形成した流水孔の位置の進退調整により四種類以
上の散水形態を得るようにしたものがある。
国特許第4,785,998 号に開示された散水ノズルにおいて
は、シャワー状や直進状や霧状等の散水形態を内筒の進
退作動にて行えるようにしたものであるが、特に霧状に
噴霧させる形態にあっては、中心部が空洞化して環状の
散水となるおそれがあり、更には噴霧状に散水すると、
散水距離が極端に短くなるおそれがあり、これらの欠点
を解消しながら一個の散水ノズルで、霧状、コーン状、
直進棒状、じょろ状、シャワー状、環状、扇状等多種多
様の散水形態を得るようにした散水ノズルはなかった。
生起したり、破損したりした場合、点検がしにくく、内
筒の破損部品も全体的に取替えなければならない等の欠
点があり、更には組立作業も、固着工程が増してその分
煩雑となる欠点を有しており、各種形態の散水が可能と
なる反面、かかるメンテナンス上の不備が指摘されてい
た。
ズルにおいては、各種流路の仕切りが明確でなく、水流
が途中で混合して明確な散水形態の切換えが確実に行え
ず、また、流水路の中途に各部材の連結部分に形成され
た凹凸が多く、水が円滑に流れないおそれがあり、散水
時の放擲力に支障が生じるおそれがある。
たノズルでありながら、水の流れが円滑で、かつ、各流
路の仕切りが明確に構成され、散水方向へ流れる流水負
荷を可及的に減少して、上記欠点を解消するものであ
る。
ス連結部と連通させた筒型の中空状のノズル本体を構成
し、同ノズル本体は先端部を閉塞すると共にノズル本体
の外周側方に、水流空間としての内部流通路を保持して
内筒を進退自在に囲繞し、同ノズル本体の閉塞部先方に
は、先端を狭窄状に絞った筒状のノズル頭部を突設し、
同ノズル頭部の周壁には内部流通路に連通した水流入孔
を所要数設け、内部流通路の終端は、内筒の先端に設け
たノズル口に連通せしめ、ノズル口は内周面をフラット
面とテーパ面とに形成すると共に、内筒の進退作動によ
り、ノズル頭部の外周面とノズル口との間隔を閉鎖を含
んだ調節可能に構成し、しかも、ノズル本体の中途部周
壁に内筒の進退にともない内部流通路と連通すべき透孔
を穿設し、同透孔の前後外周側面に第1シール部材及び
第2シール部材を設け、同部材は進退自在の内筒の内周
壁面に圧着自在とし、さらに、内筒の外周側方には水流
空間としての外部流通路を保持して最外側筒部を囲繞し
た状態で一体で連設し、同外部流通路は内筒の進退によ
ってノズル本体の透孔と連通すべく構成し、しかも、同
外部流通路の終端は最外側筒部の先端に形成した散水板
と連通せしめてなる散水ノズルを提供せんとするもので
ある。
型の中空状のノズル本体を構成し、同ノズル本体は先端
部を閉塞し、中途部周壁に透孔を穿設すると共に、ノズ
ル本体の外周側方に、水流空間としての内部流通路を保
持して内筒を囲繞し、しかも、ノズル本体は内筒の内部
に、前記透孔の前後外周側面に設けた第1シール部材及
び第2シール部材を介して進退自在に挿通し、ノズル本
体の閉塞部先方には、先端を狭窄状に絞った筒状のノズ
ル頭部を突設し、同ノズル頭部の周壁には内部流通路に
連通した水流入孔を所要数設け、内部流通路の終端は、
内筒の先端に設けたノズル口に連通せしめ、ノズル口は
内周面をフラット面とテーパ面とに形成すると共に、ノ
ズル本体の進退作動により、ノズル頭部の外周面とノズ
ル口との間隔を閉鎖を含んだ調節可能に構成し、しか
も、内筒はノズル本体の外周側方に水流空間としての内
部流通路を保持する内側内筒と、同内側内筒の外周側方
に水流空間としての中間部流通路を保持する外側内筒と
から構成し、同中間部流通路はノズル本体の進退によっ
てノズル本体の透孔と連通すべく構成し、同中間部流通
路の終端は外側内筒の先端に形成した散水板の第1の散
水口と連通したことにも特徴を有する。
の外部流通路を保持して最外側筒部を囲繞し、同外部流
通路はノズル本体の進退によってノズル本体の透孔と連
通すべく構成し、しかも、同外部流通路の終端は最外側
筒部の先端に形成した散水板の第2の散水口と連通せし
めてなることにも特徴を有する。
外周縁に向かって多数穿設した散水小孔よりなると共
に、第2の散水口は散水板の周縁部に配設してなること
にも特徴を有する。
対称位置に複数個配設し、扇形散水を形成すべく構成し
た扇形用孔よりなると共に、第2の散水口は散水板の略
全面に穿設した多数の散水小孔よりなることにも特徴を
有する。
割したことにも特徴を有する。
周側面に周方向に一定間隙を設けてリブを突設し、同リ
ブと第1シール部材とを当接状態とすると共に、各リブ
間の間隙を内部流通路とし、更には後段内筒の先端開口
縁部に、前後内筒のリブと嵌合する凹部を形成し、前段
内筒を取外し自在に後段内筒に一定組立する際に、リブ
が後段内筒の凹部に嵌着して一体組立が可能に構成して
なる散水ノズルにも特徴を有している。
て図面を参照して詳細に説明する。
り、1は把持筒であり、把持筒1の下端にホース連結部
2を設けるとともに、把持筒1の前面には、ブラケット
5を介して把持レバー6を回動自在に設けている。把持
筒1中には上下摺動自在に挿通したスライドパイプ3と
同パイプの上端が当接する調整弁7を設け、スライドパ
イプ3の中端は、把持レバー6の中途に介在したレバー
4と連結している。スライドパイプ3の中途部には、突
出部8を形成すると共に、突出部8と把持筒1の内部下
端との間には、スプリング9を介在することにより、ス
ライドパイプ3を調整弁7に常時当接付勢して水流入を
遮断している。
のノズル本体10の終端部を連通連結しており、同終端部
には、調整弁7との間に水流入間隙を形成した弁受部11
が設けられている。したがって、把持筒1の下端に設け
たホース連結部2より水を流入すれば、水は把持筒1中
のスライドパイプ3中を通り調整弁7で閉塞されてお
り、把持レバー6の操作によってスライドパイプ3をス
プリング9の付勢に抗して降下せしめれば、調節弁7に
より閉塞されたスライドパイプ3上端が開口し、ノズル
本体10の終端に設けた弁受部11との間の流通孔より水を
ノズル本体10中に流入させることが出来るものである。
閉塞部10b 前方には、先端を狭窄状に絞った筒状のノズ
ル頭部40を螺設しており、同ノズル頭部40の周壁には、
後述の内部流通路18に連通した水流入孔41を四個設けて
いる。
更に詳説すると、ノズル頭部40は筒状部42と筒状部42の
先端に形成した狭窄状のノズル先端部43とよりなり、ノ
ズル先端部43の先端には細孔44を形成し、細孔44の先方
は、拡開状のテーパ面45を形成している。
形成し、ノズル本体10の閉塞部10bの外周面に形成した
雄ネジ部47と螺合している。更には閉塞部10b の前端面
には、筒状部42内で、水流入孔41と連通する水流通路を
形成するための仕切壁48を放射状に突設しており、同仕
切壁48は、筒状部42内で水路を仕切形成し、多数の水流
入孔41からの流入水を均一に細孔44に案内する機能を果
す。
ル先端部43中に挿入した突起体49が突設されており、そ
の周面には周面螺旋溝50が刻設されている。
設し、しかも透孔13の前後位置には、ノズル本体の外周
側面にゴム素材の第1シール部材14および第2シール部
材15とを装着している。なお、16はノズル本体10の後部
に装着した第3シール部材である。
部流通路18を保持して、進退自在に囲繞されている。内
筒17を前進させると、内部流通路18は、ノズル本体10の
透孔13と連通した時には、ノズル本体10の前半部と内筒
17の前半部との間に形成された間隙すなわち内部流通路
18を介して内部流通路18の開口部であるノズル口23とノ
ズル本体10先端に連設したノズル頭部40のノズル先端部
43との間隙から放水されるように構成されている。同時
に、内部流通路18が透孔13と連通した時には、図4に示
すように、内部流通路18の終端近傍に位置した水流入孔
41を介して水がノズル頭部40中にも流入し、仕切壁48間
を流通して周面螺旋溝50を通過しながら先端の細孔44よ
り細棒状或は狭幅霧状の散水が行われる。
されており、同連通路19は、内筒17のさらに外周側方に
囲繞した最外側筒部20との間の外部流通路21に連通して
いるものであり、最外側筒部20と内筒17とは一体に前後
摺動すべく構成され、且つ最外側筒部20の基端内周側面
はノズル本体10の中途部外周面に設けた雄ネジ筒10aと
螺合されている。
して回転せしめれば、一体に連設された内筒17は、最外
筒部20と一体となって前後摺動することになるものであ
り、最外側筒部20と内筒17との間に形成された外部流通
路21の先端部には、多孔板等の散水板22が設けられてい
る。
て、把持筒1から流入した水は、ノズル本体10の透孔13
を通り、内筒17の進退位置により一次的には内部流通路
18と連通してそのノズル口23を介して放水されることと
なり、ノズル口23とノズル頭部40との相対的な位置関係
によって、図2〜図4に示すように、霧状、コーン状、
及び棒状の調整を行うことが出来る。
も、散水中心部に向って細棒状等の散水がなされること
になり、従って、ノズル口23からの棒状、コーン状、霧
状等の散水時には、その中心部に細孔44からの細棒状等
の散水が含まれ、霧状散水時の中心空洞化を防止し、周
辺散水を誘引して飛距離も延びることができる。
a とテーパ面23b とを形成しており、従って、内筒17の
進退作動によりノズル頭部40の外周面とノズル口23との
間隔の調節及び閉鎖調節を可能に構成している。
ことによって、内筒17を前方に進出すれば、第1シール
部材14と内筒17の内周面とはシール状態となり、第2シ
ール部材15と内筒17の内周面とはシールされない状態と
なり、ノズル本体10の透孔13と内筒17の連通路19とが連
通して、外部流通路21に通水することにより、図5及び
図6に示すように、シャワー状に放水されるものであ
る。
19と透孔13との連通面積が変化し、連通面積が少い場合
は、図5に示すように、じょろ状の散水となり、大きい
場合には、図6に示すように、シャワー状の散水とな
る。
位置に調節して後段内筒17b の外周面と第1シール部材
14及び第2シール部材15とがシール状態となると、透孔
13が完全に閉塞されて散水が停止することになる。
されており、前段内筒17a は、取外し自在となってお
り、最外側筒部20の先端の散水板22を形成するカバーを
取外して前段内筒17a を取外しうる。
に目づまりや破損等の事故が生起した場合に、散水板22
を取外した後、内筒17の前段内筒17a を取外し、ノズル
頭部40を露出させて所定のメンテナンスを行うことがで
きるようにしている。
周側面を囲繞するように構成されており、その先端は、
小形のノズル口23にしぼりこみ、同ノズル口23にノズル
本体10のノズル頭部40が摺動自在に挿通されていること
になる。
との間には、図1に示したように一定の間隙すなわち内
部流通路18が形成される。すなわち、前段内筒17a 内周
面には、一定間隙を保持して細状のリブ25が多数並列し
て形成され、リブ25とリブ25との間には水流のための長
手状溝が形成されており、従って、第1シール部材14
が、前段内筒17a のリブ25の内周面と当接しても、第1
シール部材14と各リブ25間の長手状溝との間は水が流通
するだけの間隙を形成しており、この間隙が内部流通路
18を構成したことになる。すなわち、第1シール部材14
がリブ25の内側面と圧着状態になっていても、水はリブ
25間の間隙を通り放水される。また、同リブ25を設けた
ことによって、第1シール部材14との摩擦抵抗が少な
く、ノズル本体10の外周側面に設けられたシール部材と
の摺動をスムーズに行うことができ、前記シール部材の
摩耗、剥がれ等を防止することができる。
すように前段内筒17a の内周側面に嵌入密着するように
構成されていると共に、同先端開口縁部には、前段内筒
17aに設けたリブ25と嵌着する凹部27を形成している。
本体10の透孔13と連通して外部流通路21へと通じる連通
路19が設けられ、同連通路19の外周側面には鍔部が突設
されており、同鍔部は最外側筒部20の内周側面と連結さ
れ、一定に摺動すべく構成されている。
前部内周面には膨出した摺動部29を形成し、同摺動部29
は、ノズル本体10の第1シール部材14及び第2シール部
材15が圧着摺動して内部流通路18と外部流通路21との切
り替えを行うものである。
される突出片28の内周面は、先端開口縁部にわたって傾
斜面を形成しており、しかもかかる傾斜面は、先端方向
にむかって、漸次拡開状の勾配としている。
および第2シール部材15と、内筒17の内周側面とが摺動
する時に、ノズル本体10のシール面が円滑に後段内筒17
b の内部に進入後退し易いように形成しているものであ
る。
から連通路19にいたる面にも勾配面を有し、かかる勾配
面は連通路19に向かって漸次拡開状の勾配とし、前記傾
斜面と同様ノズル本体10のスムーズな進入後退動作及び
円滑な流量の変化に寄与するものである。
ズルを示した図であり、図10〜図18において、散水ノズ
ルの先端部分は図19のI−I断面を示した図としてい
る。
断面図であり、前記実施例と同様に、把持筒1の下端に
ホース連結部2を設けるとともに、把持筒1の上端にノ
ズル本体10の終端部を連通連結し、把持筒1の前面に設
けた把持レバー6の回動操作により、水をノズル本体10
中に流入させることができるようにしている。
に、先端を閉塞するとともに、中途部周壁に透孔13を穿
設しており、閉塞部10b 前方には、図10に示すノズル頭
部40を螺設し、透孔13の前後位置には第1シール部材14
及び第2シール部材15を装着している。
終端部との間にはノズル本体摺動機構51及び流量調整機
構52を介設している。
示すように、筒型の固定筒53の基端に円筒状の中心筒54
の基端を同軸状に取付け、同中心筒54の基端に筒型の回
動筒55の基端を回動自在に取付けており、同回動筒55の
周壁に円周方向に間隔を開けて4本の案内溝55a を回動
筒55の軸線に沿って形成し、同案内溝55a にノズル本体
10の基端に形成した雄ネジ部10c を摺動自在に遊嵌さ
せ、かつ、固定筒53の内周面に刻設した雌ネジ溝53a に
雄ネジ部10c 上面の雄ネジ10d を螺合させている。従っ
て、中心筒54はノズル本体10の内部に進退自在に収納さ
れている。
55b を突設し、係合フレーム55b の内側は案内溝55a に
連通した4ケ所の係合凹部を形成する一方、最外側筒部
20の基端内周面に、図22に示すように、係合片20a を円
周方向に間隔を開けて4ケ所形成し、各係合片20a に前
記係合フレーム55b の係合凹部を係合させることによ
り、最外側筒部20の基端に回動筒55の先端を連動連結し
ている。
て回動筒55が回動するとともに、ノズル本体10が回動筒
55の案内溝55a に案内されて前後方向に進退移動するよ
うにしている。
ように、内筒17が内部流通路18及び中間部流通路12を保
持して囲繞され、同内筒17の外周側方には、最外側筒部
20が外部流通路21を保持して囲繞され、さらに、内筒17
及び最外側筒部20の先端開口部には、散水板22が覆設さ
れており、ノズル本体10は、前記ノズル本体摺動機構51
によって内筒17内部を前後方向に進退移動するようにし
ている。
2分割されて構成され、前段内筒17a の内部に後段内筒
17b を挿入しており、後段内筒17b は更に前方後段内筒
17cと後方後段内筒17d とに分割されて構成されてい
る。
に目づまりや破損等の事故が生起した場合に、散水板22
をを取外した後、内筒17を取外し、ノズル頭部40を露出
させて所定のメンテナンスを行うことができるようにし
ている。
周側方に囲繞され内部流通路18を保持する内側内筒17e
と、同内側内筒17e の外周側方に囲繞され中間部流通路
12を保持する外側内筒17f とから構成している。
外周側面を囲繞するように構成されており、その先端
は、小形のノズル口23にしぼりこみ、同ノズル口23にノ
ズル本体10のノズル頭部40が摺動自在に挿通されてい
る。
間には、図10に示したように一定の間隙すなわち内部流
通路18が形成される。すなわち、内側内筒17e 内周面に
は、一定間隙を保持して細状のリブ25が多数並列して形
成され、リブ25とリブ25との間には水流のための長手状
溝が形成されており、従って、第1シール部材14が、内
側内筒17e のリブ25の内周面と当接しても、第1シール
部材14と各リブ25間の長手状溝との間は水が流通するだ
けの間隙を形成しており、この間隙が内部流通路18を構
成したことになる。すなわち、第1シール部材14がリブ
25の内側面と圧着状態になっていても、水はリブ25間の
間隙を通り放水される。また、同リブ25を設けたことに
よって、第1シール部材14との摩擦抵抗が少なく、ノズ
ル本体10の外周側面に設けられたシール部材との摺動を
スムーズに行うことができ、前記シール部材の摩耗、剥
がれ等を防止することができる。
の一部となる空間を保持して外側内筒17f が配設されて
おり、外側内筒17f の基端は漸次狭窄状となって内側内
筒17e の外周に固設されている。
は、中空連通壁17h が連設されている。しかも、同中空
連通壁17h の中空終端開口部は、内側内筒17e と外側内
筒17fとの間の空間に連通するとともに、同中空連通壁1
7h の中空始端開口部は、内側内筒17e の周壁に形成し
た連通路19a と連通する。
空部と内側内筒17e の外周空間とによって、中間部流通
路12が形成される。
ように、先端開口縁部が前段内筒17a の内周側面に嵌入
密着するように構成されており、同先端開口縁部には、
内側内筒17e の内周側面に設けたリブ25と嵌着する凹部
27を形成している。
ズル本体10の透孔13と連通するとともに、内側内筒17e
の連通路19b と連通して外部流通路21へと通ずる連通路
56bが設けられ、前記先端開口縁部と連通路56b との間
の内周側面には、膨出状の摺動部57b を形成し、同摺動
部57b は、ノズル本体10の第1シール部材14及び第2シ
ール部材15と圧着及び離反することにより内部流通路18
と外部流通路21との切り替えを行うものである。
される突出片28の内周面には、先端方向に向けて漸次拡
開状の勾配を有する傾斜面を形成しており、ノズル本体
10の第1シール部材14および第2シール部材15と内筒17
の内周側面とが摺動する時に、ノズル本体10のシール面
が円滑に前方後段内筒17c の内部に進入後退し易いよう
に形成している。
部57b から連通路56b にいたる面にも連通路56b に向け
て漸次拡開状の勾配を有する傾斜面を形成し、前記傾斜
面と同様に、ノズル本体10のスムーズな進入後退動作及
び円滑な流量の変化に寄与するようにしている。
ように、先端開口縁部が前方後段内筒17c の内周側面に
嵌入密着するように構成されている。しかも、後方後段
内筒17d は、前記前方後段内筒17c と同様に、同先端開
口縁部に前方後段内筒17c の内周側面に設けたリブ25と
嵌着する凹部を形成している。また、後方後段内筒17d
の中途部に連通路56a を穿設し、同連通路56a は、ノズ
ル本体10の透孔13と連通するとともに、内側内筒17e の
連通路19a と連通して中間部流通路12へと通ずる。ま
た、前記先端開口縁部と連通路56a との間の内周側面に
は、膨出状の摺動部57a を形成し、同摺動部57a は、ノ
ズル本体10の第1シール部材14及び第2シール部材15と
圧着及び離反して中間部流通路12と外部流通路21との切
り替えを行うものである。
a から連通路56a にいたる面にも連通路56a に向けて漸
次拡開状の勾配を有する傾斜面を形成し、前述したよう
に、ノズル本体10のスムーズな進入後退動作及び円滑な
流量の変化に寄与するようにしている。
外周に向けて放射状に穿設した円板状の多孔板の中心部
に、内側内筒17e の先端に形成されたノズル口23に連通
する連通孔22a を穿設するとともに、多孔板の周縁部に
外周孔を放射状に形成しており、連通孔22a は内部流通
路18に連通し、第1の散水口22b としての散水小孔は中
間部流通路12に連通し、第2の散水口22c としての外周
孔は外部流通路21に連通している。
持筒1の上端とノズル本体摺動機構51を構成する中心筒
54との間に流量調整筒58を回動自在に介設し、同流量調
整筒58の後端に流量調整ツマミ59を取付けており、流量
調整筒58の周壁には、図21に示すように、円周方向に向
けて漸次拡開状の流量調整孔58a を形成し、前記流量調
整ツマミ59の回動操作により把持筒1とノズル本体10と
の連通面積を変更自在として、把持筒1からノズル本体
10は流入する水の流量を調整できるようにしている。
本体10中に水を流入させ、最外側筒部20を回動操作して
ノズル本体10を進退移動させることにより、以下に説明
する形態の散水が行える。
の内周面にノズル頭部40の外周面を当接して内部流通路
18終端を閉塞すれば、水は透孔13から内部流通路18を介
して水流入孔41に流入し、ノズル頭部40の先端から直進
状を含んだ霧状の散水が行われる。
ば、図12に示すように、ノズル口23とノズル頭部40との
間に間隙がやや生起し、内部流通路18の終端が少し開放
されるため、ノズル頭部40の先端からの直進状の散水を
含んだ霧状の散水が行われる。
頭部40先端からの直進状の放水が一緒に含まれて、飛距
離を出し、かつ散水時の空洞化を防止している。
図13に示すように、ノズル口23のフラット面23a がノズ
ル頭部40の先端外周と相対した位置にくると、その間隙
からは直進の棒状の散水が行われる。
に示すように、ノズル本体10の透孔13が前方後段内筒17
c の外周面で完全に閉塞され、散水が停止される。
に示すように、ノズル本体10の透孔13は連通路19b を介
して外部流通路21と連通し、散水板22の第2の散水口22
c(外周孔) から環状の散水が行われる。
に示すように、ノズル本体10の透孔13が後方後段内筒17
d の外周面で完全に閉塞され、散水が再び停止される。
に示すように、ノズル本体10の透孔13は連通路19a を介
して中間部流通路12と連通し、連通間隙を少くすれば、
散水板22の第1の散水口22b(散水小孔) から、じょろ状
の散水が行われる。
すように、透孔13と中間部流通路12との連通間隙を大き
くすれば、散水板22の第1の散水口22b(散水小孔) か
ら、シャワー散水が行われる。
させても、上記の各散水形態を選択することができるも
のである。
ズルを示した図であり、図23〜図31において、散水ノズ
ルの先端部分は図32のII−II断面を示した図としてい
る。
断面図であり、前記第2実施例と同様の構成としている
が、本実施例においては、散水ノズルの先端に取付けた
散水板22の形状を異ならせて、前記第2実施例と異なる
形態の散水を行えるようにしている。なお、本実施例に
おいては、流量調整機構52は設けていない。
す散水板22を用いており、同散水板22は、多数の散水小
孔を略全面に穿設した円板状の多孔板の中心部に、内側
内筒17e の先端に形成されたノズル口23に連通する連通
孔22a を穿設するとともに、同連通孔22a を中心として
対称位置に傾斜した細長手状の扇形用孔を2個穿設して
いる。なお、両扇形用孔の細長手方向中心線は互いに平
行した状態となるように構成されている。連通孔22a は
内部流通路18に連通し、第1の散水口22b としての扇形
用孔は中間部流通路12に連通し、第2の散水口22c とし
ての散水小孔は外部流通路21に連通している。
水を流入させ、最外側筒部20を回動操作してノズル本体
10を進退移動させることにより、以下に説明する形態の
散水が行える。
の内周面にノズル頭部40の外周面を当接して内部流通路
18終端を閉塞すれば、水は透孔13から内部流通路18を介
して水流入孔41に流入し、ノズル頭部40の先端から直進
状の散水を含んだ霧状の散水が行われる。
ば、図25に示すように、ノズル口23とノズル頭部40との
間に間隙がやや生起し、内部流通路18の終端が少し開放
されるため、ノズル頭部40の先端からの直進状の散水を
含んだ霧状の散水が行われる。
頭部40先端からの直進状の放水が一緒に含まれて、飛距
離を出し、かつ散水時の空洞化を防止している。
図26に示すように、ノズル口23のフラット面23a がノズ
ル頭部40の先端外周と相対した位置にくると、その間隙
からは直進の棒状の散水が行われる。
に示すように、ノズル本体10の透孔13が前方後段内筒17
c の外周面で完全に閉塞され、散水が停止される。
に示すように、ノズル本体10の透孔13は連通路19b を介
して外部流通路21と連通し、連通間隙を少なくすれば、
散水板22の第1の散水口22b(散水小孔) から、じょろ散
水が行われる。
すように、透孔13と外部流通路21との連通間隙を大きく
すれば、散水板22の第1の散水口22b(散水小孔) から、
シャワー散水が行われる。
に示すように、ノズル本体10の透孔13が後方後段内筒17
d の外周面で完全に閉塞され、散水が再び停止される。
に示すように、ノズル本体10の透孔13は連通路19a を介
して中間部流通路12と連通し、散水板22の第2の散水口
22c(細目型孔) から、扇状の散水が行われる。
させても、上記の各散水形態を選択することができるも
のである。
方を内筒で囲繞し、内筒の内外周側方に内部流通路及び
外部流通路を形成し、内筒の周壁に穿設した透孔の位置
を、内筒の進退操作により、内部流通路或は外部流通路
に選択的に連通させ、更にはノズル本体の閉塞先端に、
周壁に水流入孔を有したノズル頭部を連設すると共に同
水流入孔を内筒内の内部流通路と連通せしめたことによ
り、内筒の操作でコーン状や霧状や直進棒状や、じょろ
状やシャワー状の各種散水形態を得ることができ、特に
霧状やコーン状の散水形態の時に散水中心部に内部流通
路から水流入孔に流入した水が、ノズル頭部の先端から
中心空洞部分を埋める状態で噴射されるので、中心部の
空洞化がなくなり、かつ直進状の水勢に伴ってその周辺
の散水も散水飛距離が延びる効果を有する。
するとともに、同内筒を、ノズル本体の外周側方に内部
流通路を保持する内側内筒と、同内側内筒の外周側方に
中間部流通路を保持する外周内筒とから構成し、さら
に、同外側内筒の外周側方に外部流通路を形成し、ノズ
ル本体の進退操作によりノズル本体に内部流通路、中間
部流通路又は外部流通路を選択的に連通させ、更にはノ
ズル本体の閉塞先端に、周壁に水流入孔を有したノズル
頭部を連設すると共に同水流入孔を内筒内の内部流通路
と連通せしめたことにより、ノズル本体の進退操作によ
り、上記コーン状、霧状、棒状、じょろ状、シャワー状
の各種散水形態に加え、環状或いは扇状等の散水形態を
得ることができる効果を有する。
し自在としたので、ノズル本体の先端部の目づまりが生
起したり、破損したりした場合でも、内筒の前段内筒を
取外し、ノズル頭部を露出させて所定のメンテナンスを
容易に行うことができ、メンテナンス性も向上する効果
を有する。
流通路の各流通路の仕切が明確に構成されているため、
各種形態の散水を可能としたノズルでありながら、散水
方向へ流れる流水負荷を可及的に減少して、円滑な散水
が行える効果を有する。
図。
明図。
明図。
図。
図。
断面説明図。
図。
図。
明図。
図。
図。
図。
図。
断面説明図。
Claims (7)
- 【請求項1】 基端をホース連結部(2) と連通させた筒
型の中空状のノズル本体(10)を構成し、 同ノズル本体(10)は先端部を閉塞すると共にノズル本体
(10)の外周側方に、水流空間としての内部流通路(18)を
保持して内筒(17)を進退自在に囲繞し、 同ノズル本体(10)の閉塞部(10b) 先方には、先端を狭窄
状に絞った筒状のノズル頭部(40)を突設し、同ノズル頭
部(40)の周壁には内部流通路(18)に連通した水流入孔(4
1)を所要数設け、内部流通路(18)の終端は、内筒(17)の
先端に設けたノズル口(23)に連通せしめ、ノズル口(23)
は内周面をフラット面(23a) とテーパ面(23b) とに形成
すると共に、内筒(17)の進退作動により、ノズル頭部(4
0)の外周面とノズル口(23)との間隔を閉鎖を含んだ調節
可能に構成し、 しかも、ノズル本体(10)の中途部周壁に内筒(17)の進退
にともない内部流通路(18)と連通すべき透孔(13)を穿設
し、同透孔(13)の前後外周側面に第1シール部材(14)及
び第2シール部材(15)を設け、同部材(14),(15) は進退
自在の内筒(17)の内周壁面に圧着自在とし、 さらに、内筒(17)の外周側方には水流空間としての外部
流通路(21)を保持して最外側筒部(20)を囲繞した状態で
一体で連設し、同外部流通路(21)は内筒(17)の進退によ
ってノズル本体(10)の透孔(13)と連通すべく構成し、し
かも、同外部流通路(21)の終端は最外側筒部(20)の先端
に形成した散水板(22)と連通せしめてなる散水ノズル。 - 【請求項2】 基端をホース連結部(2) と連通させた筒
型の中空状のノズル本体(10)を構成し、 同ノズル本体(10)は先端部を閉塞し、中途部周壁に透孔
(13)を穿設すると共に、ノズル本体(10)の外周側方に、
水流空間としての内部流通路(18)を保持して内筒(17)を
囲繞し、しかも、ノズル本体(10)は内筒(17)の内部に、
前記透孔(13)の前後外周側面に設けた第1シール部材(1
4)及び第2シール部材(15)を介して進退自在に挿通し、 ノズル本体(10)の閉塞部(10b) 先方には、先端を狭窄状
に絞った筒状のノズル頭部(40)を突設し、同ノズル頭部
(40)の周壁には内部流通路(18)に連通した水流入孔(41)
を所要数設け、内部流通路(18)の終端は、内筒(17)の先
端に設けたノズル口(23)に連通せしめ、ノズル口(23)は
内周面をフラット面(23a) とテーパ面(23b) とに形成す
ると共に、ノズル本体(10)の進退作動により、ノズル頭
部(40)の外周面とノズル口(23)との間隔を閉鎖を含んだ
調節可能に構成し、 しかも、内筒(17)はノズル本体(10)の外周側方に水流空
間としての内部流通路(18)を保持する内側内筒(17e)
と、同内側内筒(17e) の外周側方に水流空間としての中
間部流通路(12)を保持する外側内筒(17f) とから構成
し、同中間部流通路(12)はノズル本体(10)の進退によっ
てノズル本体(10)の透孔(13)と連通すべく構成し、同中
間部流通路(12)の終端は外側内筒(17f) の先端に形成し
た散水板(22)の第1の散水口(22b) と連通してなる散水
ノズル。 - 【請求項3】 内筒(17)の外周側方に水流空間としての
外部流通路(21)を保持して最外側筒部(20)を囲繞し、同
外部流通路(21)はノズル本体(10)の進退によってノズル
本体(10)の透孔(13)と連通すべく構成し、しかも、同外
部流通路(21)の終端は最外側筒部(20)の先端に形成した
散水板(22)の第2の散水口(22c) と連通せしめてなる請
求項2記載の散水ノズル。 - 【請求項4】 第1の散水口(22b) は、散水板(22)の中
心より外周縁に向かって多数穿設した散水小孔よりなる
と共に、第2の散水口(22c) は散水板(22)の周縁部に配
設してなる請求項3記載の散水ノズル。 - 【請求項5】 第1の散水口(22b) は、散水板(22)の中
心から対称位置に複数個配設し、扇形散水を形成すべく
構成した扇形用孔よりなると共に、第2の散水口(22c)
は散水板(22)の略全面に穿設した多数の散水小孔よりな
る請求項3記載の散水ノズル。 - 【請求項6】 内筒(17)は、前段内筒(17a) と後段内筒
(17b) とに分割してなる請求項1〜請求項3のいずれか
に記載の散水ノズル。 - 【請求項7】 内筒(17)は、前段内筒(17a) と後段内筒
(17b) とに分割し、前段内筒(17a) の内周側面に周方向
に一定間隙を設けてリブ(25)を突設し、同リブ(25)と第
1シール部材(14)とを当接状態とすると共に、各リブ間
の間隙を内部流通路(18)とし、更には後段内筒(17b) の
先端開口縁部に、前後内筒(17a) のリブ(25)と嵌合する
凹部(27)を形成し、前段内筒(17a) を取外し自在に後段
内筒(17b) に一体組立する際に、リブ(25)が後段内筒(1
7b) の凹部(27)に嵌着して一体組立が可能に構成してな
る請求項1〜請求項3のいずれかに記載の散水ノズル。
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