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JP2774886B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

スイッチングレギュレータ

Info

Publication number
JP2774886B2
JP2774886B2 JP30378391A JP30378391A JP2774886B2 JP 2774886 B2 JP2774886 B2 JP 2774886B2 JP 30378391 A JP30378391 A JP 30378391A JP 30378391 A JP30378391 A JP 30378391A JP 2774886 B2 JP2774886 B2 JP 2774886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
input
circuit
switching
waveform
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP30378391A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05122924A (ja
Inventor
文昭 中尾
利廣 清水
Original Assignee
富士電気化学株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
Priority to JP30378391A priority Critical patent/JP2774886B2/ja
Publication of JPH05122924A publication Critical patent/JPH05122924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774886B2 publication Critical patent/JP2774886B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流電源を全波整流
した脈流入力を高周波でスイッチングして安定化した直
流出力を得るチョッパ回路方式のスイッチングレギュレ
ータに関し、特に、入力電流波形が入力電圧波形に追従
するようにチョッパ回路のスイッチング動作を制御する
力率改善方式のスイッチングレギュレータの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】力率改善方式のスイッチングレギュレー
タの従来の代表的な構成を図2に示している。これは、
交流電源を全波整流する整流回路10の出力を昇圧型チ
ョッパ回路に加えて安定な直流出力を得るものである。
チョッパ回路はよく知られた構成で、以下のように交流
入力電源より充分に高い周波数でオン・オフ駆動される
スイッチング素子Q1と、このスイッチング素子Q1と
ともに整流回路10の出力間に直列接続されたインダク
タL1と、スイッチング素子Q1のオフ時にインダクタ
L1を通して電流が流れるようにスイッチング素子Q1
の両端に直列接続されたダイオードD1とコンデンサC
1とからなる。コンデンサC1は相当大きな容量があ
り、これの両端から平滑化され電圧安定化された直流出
力が取り出される。なお、入力側のコンデンサ18は高
周波リップルを吸収するための小容量のコンデンサで本
装置に必須のものではない。
【0003】チョッパ回路の出力電圧V2の基準電圧V
sに対する誤差が誤差増幅器11で検出され、誤差信号
ΔVが乗算器12の一方の入力となる。また乗算器12
にはチョッパ回路の入力電圧V1(交流入力の全波整流
波形)が入力され、乗算器12からはチョッパ回路の入
力電圧V1と同位相の全波整流波形で、かつチョッパ回
路の出力電圧V2の誤差分ΔVに対応した振幅の閾値信
号(電流基準値)Vaが出力される。
【0004】チョッパ回路のスイッチング素子Q1を流
れる電流の瞬時値は電流検出用抵抗R1でもって検出さ
れ、この抵抗R1の端子電圧が抵抗R2とコンデンサC
2からなるハイカットフィルタ回路を介して、電流検出
信号Vbとして電流比較器13に入力される。この比較
器13では、電流検出信号Vbと前記乗算器12からの
閾値信号Vaとが比較される。
【0005】スイッチング素子Q1をオン・オフ駆動す
るスイッチング制御回路14は、発振器15からの交流
入力より充分高い周波数のパルス信号に応答してスイッ
チング素子Q1をオンに反転させ、電流比較器13から
の出力に応答してスイッチング素子Q1をオフに反転さ
せるようになっている。スイッチング素子Q1がオンす
るとインダクタL1を通してスイッチング素子Q1に流
れる電流が徐々に増加するが、電流検出信号Vbが閾値
信号Vaのレベルに達したとき電流比較器13の出力が
Hレベルに反転し、この信号によってスイッチング制御
回路14のフリップフロップがリセットされ、スイッチ
ング素子Q1がオフとなる。この動作を発振器15から
の高周波パルスに同期して繰り返す。
【0006】その結果、スイッチング素子Q1が交流電
源より充分高い周波数でオン・オフ駆動され、インダク
タL1を流れる電流の包絡線波形が閾値信号Va(交流
入力の全波整流波形)に一致するように制御がなされ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2の回路構成におい
て、抵抗R1の端子電圧(電流検出信号)を電流比較器
13に入力する系に挿入された抵抗R2とコンデンサC
2からなるハイカットフィルタ回路は、電流比較器13
に各種のノイズが入力されるのを阻止するための回路で
ある。電流検出信号Vbの入力ラインにパルス性のノイ
ズが重畳すると、電流比較器13がノイズにより誤動作
し、スイッチング素子1が正しいタイミングより早くオ
フされてしまう。この誤動作をできるだけ防止するため
に、抵抗R2とコンデンサC2からなるハイカットフィ
ルタ回路を挿入している。従って、抵抗R1の端子電圧
波形はフィルタ回路R2とC2によって濾波され、図3
に示すように、電流検出信号Vbは抵抗R1の端子電圧
波形を包絡線検波した波形となる。
【0008】ここで問題となるのは、スイッチング素子
Q1を流れる電流がゼロになれば抵抗R1の端子電圧も
ゼロになるのであるが、フィルタ回路R2とC2を介し
て得られる電流検出信号Vbは、図3に示すようにC2
とR2の時定数のために完全にゼロにならないことであ
る。スイッチングレギュレータの制御系の消費電力をで
きるだけ小さくするために、抵抗R1の端子電圧を高イ
ンピーダンス回路で受けなければならず、従って抵抗R
2の抵抗値が相当大きくなるので、抵抗R1の端子電圧
がゼロになってもコンデンサC2の端子電圧Vb(電流
検出電圧)の残留電圧が比較的大きくなる。
【0009】このように電流比較器13に入力される電
流検出信号Vbが完全にゼロボルトラインまで降下せず
に残留電圧分だけ浮いた波形になると、その誤った電流
検出信号Vbに基づいてスイッチング素子Q1のスイッ
チング動作が制御されるので(Vbが完全にゼロになっ
ていれば発振器15の出力に応答してスイッチング素子
Q1がオンになるが、Vbがゼロにならないとスイッチ
ング素子Q1がオンしない)、図4に示すように、交流
入力の電流波形(高周波リップルを除いた波形)が実線
のような完全な正弦波にならず、ゼロクロス点の前後で
電流が過小となる歪みを生じる。つまり入力電流波形が
入力電圧波形(正弦波)に正しく追従せず、本方式によ
る力率改善効果が期待どうりに実現されない。このよう
に交流入力のゼロクロス付近で電流が過小となる歪みを
生じると、特に本装置を三相四線式の電源に適用した場
合、比較的大きなニュートラル電流が流れるという顕著
な問題につながる。
【0010】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、チョッパ回路のスイッチング素子を流れ
る電流を検出して制御系に入力する部分に改良を加え、
交流入力のゼロクロス付近で電流が過小になる歪みの発
生を防止することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、前
記スイッチング動作を制御する回路系に対して前記入力
電流波形信号を与える電流検出回路系として、前記チョ
ッパ回路のスイッチング素子と直列に接続された電流検
出用抵抗と、この抵抗の端子電圧を入力とするハイカッ
トフィルタ回路と、このフィルタ回路の出力に所定の直
流を付加するクランプ回路とを設けた。
【0012】
【作用】前記電流検出用抵抗の端子電圧が前記ハイカッ
トフィルタ回路で濾波されるため、このフィルタ回路の
出力が完全にゼロにならずに残留電圧を生じてしまう
が、前記クランプ回路はその残留電圧をゼロレベルに揃
えるように機能し、スイッチング動作を制御する回路系
に対して交流入力のゼロクロス点で正しくゼロレベルに
なる入力電流波形信号を与えることができる。
【0013】
【実施例】すでに詳しく説明した図2の従来のスイッチ
ングレギュレータに対して本発明による改良を加えたも
のを図1に示している。本発明による改良点は、電流比
較器13に電流検出信号Vbを与えるコンデンサC2と
並列に、抵抗R3と定電圧源E1の直列回路からなるク
ランプ回路を接続した構成である。つまり、抵抗R2と
コンデンサC2からなるハイカットフィルタ回路の出力
端に定電圧源E1によって適宜に設定された負電圧を抵
抗R3を介して付加し、これにより図3に示したコンデ
ンサC2の残留電圧を打ち消し、交流入力のゼロクロス
点で電流検出信号Vbがゼロボルトになるように補正し
ている。
【0014】なお図1および図2の構成では発振器15
の出力に応答してスイッチング素子Q1をオンさせてい
るが、スイッチング素子Q1を他の方式でオンに反転さ
せるスイッチングレギュレータも各種知られており、そ
れらの他の方式のスイッチングレギュレータにも本発明
を適用することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、スイッチング動作を制御する回路系に対して入
力電流波形信号を与える電流検出系の残留電圧がなくな
り、交流入力のゼロクロス点で入力電流波形信号もゼロ
になる状態でチョッパ回路のスイッチング動作が制御さ
れる。その結果、交流入力の電流波形が交流入力の電圧
波形に非常に高い精度で追従し、高精度で力率改善効果
が大きなスイッチングレギュレータとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるスイッチングレギュ
レータの回路図である。
【図2】従来のスイッチングレギュレータの回路図であ
る。
【図3】従来のスイッチングレギュレータの問題点を示
す波形図である。
【図4】従来のスイッチングレギュレータの入力電流波
形の歪みを示す波形図である。
【符号の説明】
10 整流回路 11 誤差増幅器 12 乗算器 13 電流比較器 Q1 スイッチング素子 R1 電流検出用抵抗 R2、C2 ハイカットフィルタ回路 R3、E1 クランプ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電流を全波整流した脈流入力を高周
    波でスイッチングして安定化した直流出力を得るチョッ
    パ回路方式のスイッチングレギュレータで、かつ、入力
    電流波形が入力電圧波形に追従するようにチョッパ回路
    のスイッチング動作を制御する力率改善方式のスイッチ
    ングレギュレータにおいて、 前記スイッチング動作を制御する回路系に対して前記入
    力電流波形信号を与える電流検出回路系として、前記チ
    ョッパ回路のスイッチング素子と直列に接続された電流
    検出用抵抗と、この抵抗の端子電圧を入力とするハイカ
    ットフィルタ回路と、このフィルタ回路の出力に所定の
    直流を付加するクランプ回路とを備えたことを特徴とす
    るスイッチングレギュレータ。
JP30378391A 1991-10-24 1991-10-24 スイッチングレギュレータ Expired - Lifetime JP2774886B2 (ja)

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JPH05122924A JPH05122924A (ja) 1993-05-18
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