JP2759351B2 - 触媒成分 - Google Patents
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Description
重合(これにより、非常に大きい分子量のポリオレフィ
ンが生成される)において活性な固状触媒成分及び触媒
に係る。さらに、本発明は該触媒成分及び触媒を使用す
る重合法にも係る。
一般のα−オレフィンを重合させることは公知である。
この目的には、一般に周期率表第I族ないし第III族の
元素の有機金属化合物又は水素化合物と混合した周期率
表第IV族ないし第VI族の元素の化合物(遷移金属化合
物)からなる触媒が、溶液中、懸濁液中又は気相で使用
される。さらに、予め物理的及び/又は化学的に処理さ
れた固状の有機又は無機担体に固定された遷移金属でな
る触媒も公知である。これら担体の1つとして、たとえ
ば米国特許第4,421,674号及び同第4,481,342号及び特願
昭63−24100号に開示されている如くアルコール性塩化
マグネシウム溶液をスプレー乾燥することによって得ら
れるミクロ球状固状物がある。
であり、特に、エチレン重合において高収率及び高生産
率を示す。たとえば米国特許第4,109,071号、同第4,15
4,701号、同第4,192,772号、同第4,210,559号、同第4,2
26,964号、同第4,245,071号及び同第4,663,404号及びヨ
ーロッパ特許公開第19,637号及び同第57,050号に開示さ
れた如く、特殊な性質を有するエチレン重合体又は共重
合体を調製する際には、チタンと他の遷移金属(特にバ
ナジウム、ジルコニウム又はハフニウム)との組合せも
使用される。
ンジニアリングポリマーとして使用される非常に大きい
分子量を有するオレフィン系重合体が求められている。
このようなポリオレフィンの製造、特に4−メチル−1
−ペンテン、1−ヘキセン及び1−オクテンの如き室温
において液状の高分子量α−オレフィンの重合に対して
は、従来の触媒は適していない。
あり、室温において液状であるα−オレフィンを原料と
する場合であっても非常に大きい分子量のオレフィン系
重合体を生成できる触媒成分及び触媒を提供することに
より、当分野における現状を打開することにある。
ン又はC3-10α−オレフィンを低圧重合して非常に大き
い分子量を有するポリオレフィンとするための触媒成分
において、粒の少なくとも約80%が粒径30ないし40μm
を有する球粒状であり、比表面積20ないし40m2/g、平均
孔半径5,000ないし40,000Å及び多孔度40ないし90容量
%を有し、式(原子割合) X(1),Mg(1−8),Al(0.2−0.8),Cl(5−2
0),(Et+OEt+OR)(1−3) (ここで、XはHf又はZrであり;Etはエチル基であり;OE
tはエトキシ基であり;ORは直鎖状又は分枝状アルキル基
部に炭素原子2ないし8個を含有するアルコキシ基であ
る)で表されることを特徴とする触媒成分を提供するも
のである。
トリアルキルアルミニウム又はアルキルアルミニウム塩
化物とを含有してなる、非常に大きい分子量を有するポ
リオレフィンを生成するエチレン及びC3-10α−オレフ
ィンの重合用触媒を提供する。
ネシウム溶液をスプレー乾燥してアルコール性ヒドロキ
シル基5ないし30%(w/w)(エタノールとして表
示)、好ましくは20−25%(w/w)を含有する球粒状の
固状担体を形成し;不活性有機液状溶媒に懸濁させた前
記担体と、直鎖状は分枝状アルキル基部に炭素原子2な
いし8個を含有するハフニウム又はジルコニウムのアル
コキシド及びハロゲンアルコキシドの中から選ばれるハ
フニウム化合物又はジルコニウム化合物とを、温度40な
しい100℃、反応時間0.5ないし4時間、Mg/Hf又はZrの
原子比0.5/1ないし8/1で操作して反応させ;このように
処理した担体と、直鎖状又は分枝状アルキル基部に炭素
原子2ないし8個を含有するアルキルアルミニウム塩化
物とを、温度60ないし120℃、反応時間0.5ないし5時
間、アルキルアルミニウム塩化物中の塩素原子/アルコ
キシ基の比1/1ないし5/1で操作して反応させ;固状触媒
成分を懸濁液から回収することを特徴とする触媒成分の
製法を提供する。
子量のポリオレフィン及び対応する共重合体を製造する
エチレン及びC3-10α−オレフィンの低圧重合における
前記固状触媒成分及び触媒の使用にも係る。
分含量(好ましくは約1%(w/w)以下)の塩化マグネ
シウムをエタノールに溶解し、得られた溶液をスプレー
ドライヤーにおいてスプレーを乾燥させる。溶液をノズ
ル又は他の同等の装置によってスプレードライヤーの蒸
発チャンバーにスプレーし、液滴を該蒸発チャンバーに
向流又は並流で供給される高純度窒素流と接触させる。
一般に、操作はガス流を使用し、入口温度200−400℃及
び出口温度140−250℃、入口及び出口の間の温度差を少
なくとも40℃に維持して行われる。
タン)、脂環式又は芳香族炭化水素、ヒドロキシル化極
性有機化合物又はエステルの中から選ばれる大気圧下で
の沸点がエタノールのものよりも高い液状化合物をエタ
ノール性塩化マグネシウム溶液に添加する。
の担体として使用され、代表的には下記特性を有する粒
状固形物をスプレードライヤーから回収することが可能
である。
する球状 粒の見掛け密度:0.2ないし0.3g/ml 比表面積 :30ないし100m2/g 平均孔半径 :100,000ないし150,000Å 多孔度 :40ないし80容量% アルコール性ヒドロキシル基含量:5ないし30%(w/w)
(エタノールとして表示)、好ましくは20−25%(w/
w) 固状触媒成分の調製 本発明に従い、上述の如くして得られた固状担体を不
活性有機液体に懸濁させ、得られた懸濁液を、反応条件
下、まず反応媒体に可溶のハフニウム又はジルコニウム
の化合物、ついで、アルキルアルミニウム塩化物と接触
させる。詳述すれば、この目的のため、固状担体を不活
性有機液体、特に分子中に炭素原子6ないし12個を含有
する液状脂肪族炭化水素(たとえば、デカン)に懸濁さ
せ、このようにして得られた懸濁液に、液状媒体に可溶
なハフニウム化合物又はジルコニウム化合物(一般に、
ハフニウム及びジルコニウムのアルコキシド及びハロゲ
ンアルコキシドの中から選ばれる)を添加する。この目
的には、直鎖状又は分枝状アルキル基部に炭素原子2な
いし8個を含有するハフニウム又はジルコニウムのテト
ラアルコキシド、たとえばハフニウム又はジルコニウム
のテトラエトキシド、テトラ−n−プロポキシド、テト
ラ−イソ−プロポキシド、テトラ−n−ブトキシド及び
テトラ−イソ−ブトキシドが好適である。特に、ハフニ
ウム及びジルコニウムのテトラ−n−ブトキシドが好ま
しい。好適には、ハフニウム化合物又はジルコニウム化
合物を、同一の不活性有機液体で希釈した後、担体懸濁
液に添加する。この反応では、担体中のマグネシウム/
ハフニウム又はジルコニウム化合物中のハフニウム又は
ジルコニウムの原子比は0.5/1ないし8/1に維持される。
該反応は、温度40−100℃において、選択した温度に応
じた時間(いずれにしても0.5ないし4時間)で行われ
る。
化合物と反応させた後に得られた懸濁液に、アルキル基
部に炭素原子2ないし8個を含有するアルキルアルミニ
ウム塩化物(ジアルキルアルミニウムモノクロリド、モ
ノアルキルアルミニウムジクロリド及びアルキルアルミ
ニウムセスキクロリドの中から選ばれる)を添加する。
これらアルキルアルミニウム塩化物の中では、エチルア
ルミニウムセスキクロリドが好適である。好ましくは、
アルキルアルミニウム塩化物を、懸濁液を生成するため
に使用したものと同じ不活性有機液体で希釈した後に添
加する。反応では、アルキルアルミニウム塩化物中の塩
素原子/アルコキシ基(エタノール及びハフニウム又は
ジルコニウム化合物から発生する)の総量の比は1/1な
いし5/1、好ましくは約3/1に維持される。反応温度は60
ないし120℃である。反応時間は選択した反応温度に左
右され、一般に0.5ないし5時間である。反応は、好ま
しくは温度約90℃、時間約2時間で行われる。
れ、通常の過、遠心分離又はデカンテーションによっ
て固状触媒成分を懸濁液から分離し、ついで不活性有機
液体、好ましくは脂肪族炭化水素によって洗浄する。こ
の固状触媒成分は、上述の組成及び特性を有する。
基部に炭素原子2ないし8個、好ましくは2ないし4個
を含有するトリアルキルアルミニウム又はアルキルアル
ミニウム塩化物とからなる。中でも、トリエチルアルミ
ニウム及びトリイソブチルアルミニウムが好適である。
好ましくは、本発明の触媒では、アルミニウム(トリア
ルキルアルミニウム又はアルキルアルミニウム塩化物
中)/ハフニウム又はジルコニウム(固状触媒成分中)
の原子比は5/1ないし50/1に維持される。この範囲の上
限は重要ではなく、主に経済的理由によって決定され
る。
を含有するα−オレフィン(直鎖状又は分枝状)の低圧
重合又は共重合において活性であり、非常に大きい分子
量のポリオレフィンを生成する。このようなα−オレフ
ィンの例としては、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
キセン及び1−オクテンがある。重合反応は、好ましく
は、不活性有機溶媒の懸濁液中、一般に温度20ないし10
0℃において行われる。室温においてガス状のオレフィ
ンの場合には、可能であれば水素の存在下、室温、常圧
よりも高い温度、圧力条件下で操作することが好まし
い。室温において液状のオレフィンの場合では、水素の
不存在下、低温、大気圧で操作することが好適である。
得られたポリオレフィンはいずれの場合にも高度の立体
規則性を有する。
固有粘度(トリクロロベンゼン中、135℃で測定)約1
0、ジルコニウム含有触媒では固有粘度約4を有する重
合体が生成される。同じ条件下で反応を行って比較する
場合、チタン含有触媒では、固有粘度約1.5を有するポ
リエチレンが生成される。4−メチル−1−ペンテンの
場合には、ハフニウム含有触媒では固有粘度(デカリン
中、135℃で測定)約10−15、ジルコニウム含有触媒で
は固有粘度約7−10を有する重合体を生成できる。同様
に比較する場合、チタン含有触媒は、固有粘度約4.5を
有するポリ(4−メチル−1−ペンテン)を生成する。
1−ヘキセンの場合には、固有粘度(テトラヒドロフラ
ン中、25℃で測定)約7−12を有する重合体が生成さ
れ、得られたポリ(1−ヘキセン)はガラス転移温度約
−50℃、2つの融点約135℃及び165℃を有する。同様に
比較する場合、ジルコニウム含有触媒は固有粘度約5の
ポリ(1−ヘキセン)を生成し、チタン含有触媒は固有
粘度約3のポリ(1−ヘキセン)を生成する。これらの
重合体はガラス転移温度約−50℃を有するが、融点を有
していない。
とえば木材及び金属の代用物の如きエンジニアリング重
合体として使用される高モジュラス材料として特に有用
である。
例を例示する。
w)、直径0.1ないし2mmのフレーク状)33kgをヘプタン1
00中に分散させ、鋼製オートクレーブ内において撹拌
しながら、得られた懸濁液にエタノール55kgを添加し
た。反応混合物を窒素圧力下、130℃で撹拌して均質な
エマルジョンとし、工業用スプレードライヤー(この場
合、NIRO社の閉止サイクルドライヤーを使用)にかかる
温度で供給した。0.7mmオリフィス及びスプレーコーン
角度60゜(これにより、液滴の分散を低減させる)を有
する水圧ノズルを介してエマルジョンを該装置に供給し
た。供給圧は7kg/cm2であり、エマルジョンの供給量は1
5/時間である。窒素流の入口温度は250℃であり、出
口のガス流は温度160℃であり、窒素の供給量は200m3/
時間(常態条件下で算定)である。
有する粒状固形物が反応器の底から得られた。
いし40μmを有する球状 粒の見掛け密度 :0.28g/ml アルコール性ヒドロキシル基含量:22%(w/w)(エタノ
ールとして表示) 比表面積 :32m2/g 平均孔半径 :150,000Å 多孔度 :55容量% 上記の如くして得られた担体2.45gを、反応器(250m
l)中で操作してn−デカン100ml中に懸濁させた。ハフ
ニウムテトラ−n−ブトキシド[Hf(OBu)4]11.1gを
添加し(Mg/Hfの原子比=1/1)、懸濁液を60℃に60分間
加熱した。この時間の経過後、懸濁液を30℃に冷却さ
せ、n−デカン70gに希釈したエチルアルミニウムセス
キクロリド24g[エチルアルミニウムセスキクロリドの
塩素原子/アルコキシ基(OEt+OBu)の比=3/1]を徐
々に滴加した。添加終了後、懸濁液を90℃に120分間加
熱した。固形物をデカンテーションし、n−デカン100m
lずつで3回洗浄した。このようにして、下記の特性を
有する固状触媒成分7.8gを得た。
ム6.4%、アルミニウム1.5%、塩素41.5%、有機フラク
ション17%を含有する。
媒成分は次式で表される。
Bu+Et)(1.5)OEt及びOBuは該触媒成分中にそれぞ0.9
%及び3.6%(w/w)の量で存在する。
50ml)中で操作してn−デカン100ml中に懸濁させた。
ジルコニウムテトラ−n−ブトキシド7.7gを添加し(Mg
/Zrの原子比=1/1)、懸濁液を60℃に60分間加熱した。
この時間の経過後、懸濁液を30℃に冷却させ、n−デカ
ン65gに希釈したエチルアルミニウムセスキクロリド23g
[エチルアルミニウムセスキクロリドの塩素原子/アル
コキシ基(OEt+OBu)の比=3/1]を徐々に滴加した。
添加終了後、懸濁液を90℃に120分間加熱した。固形物
をデカンテーションし、n−デカン100mlずつで3回洗
浄した。このようにして、下記の特性を有する固状触媒
成分8.2gを得た。
ウム6.5%、アルミニウム2%、塩素50.3%、有機フラ
クション19%を含有する。
媒成分は次式で表される。
Bu+Et)(1.3)OEt及びOBuは該触媒成分中にそれぞれ
1.1%及び3.9%(w/w)の量で存在する。
ら反応器(250ml)中で操作してn−デカン100ml中に懸
濁させた。ハフニウムテトラ−n−ブトキシド6.4gを添
加し(Mg/Hfの原子比=8/1)、得られた懸濁液を100℃
に30分間加熱した。この時間の経過後、懸濁液を30℃に
冷却させ、n−デカン120gに希釈したエチルアルミニウ
ムセスキクロリド38g[エチルアルミニウムセスキクロ
リドの塩素原子/アルコキシ基(OEt+OBu)の比=3/
1]を徐々に滴加した。固形物をデカンテーションし、
n−デカン200mlずつで3回洗浄した。このようにし
て、下記の特性を有する固状触媒成分14.5gを得た。
ム16.0%、アルミニウム1.5%、塩素60.2%、有機フラ
クション6%を含有する。
媒成分は次式で表される。
Bu+Et)(1.9)OEt及びOBuは該触媒成分中にそれぞれ
0.6%及び2.4%(w/w)の量で存在する。
がら反応器(500ml)中で操作してn−デカン250ml中に
懸濁させた。ジルコニウムテトラ−n−ブトキシド13.0
gを添加し(Mg/Zrの原子比=4/1)、懸濁液を80℃に30
分間加熱した。この時間の経過後、懸濁液を30℃に冷却
させ、n−デカン180gに希釈したエチルアルミニウムセ
スキクロリド53g[エチルアルミニウムセスキクロリド
の塩素原子/アルコキシ基(OEt+OBu)の比=3/1]を
徐々に滴加した。添加終了後、懸濁液を90℃に120分間
加熱した。固形物をデカンテーションし、n−デカン20
0mlずつで3回洗浄した。このようにして、下記の特性
を有する固状触媒成分21gを得た。
ウム13.4%、アルミニウム1.4%、塩素59.8%、有機フ
ラクション11%を含有する。
媒成分は次式で表される。
+OBu+Et)(1.29)OEt及びOBuは該触媒成分中にそれ
ぞれ1.4%及び3.1%(w/w)の量で存在する。
がら反応器(250ml)中で操作してn−デカン100ml中に
懸濁させた。チタンテトラ−n−ブトキシド7.0gを添加
し(Mg/Tiの原子比=1/1)、懸濁液を60℃に60分間加熱
した。この時間の経過後、懸濁液を30℃に冷却させ、n
−デカン65gに希釈したエチルアルミニウムセスキクロ
リド23g[エチルアルミニウムセスキクロリドの塩素原
子/アルコキシ基(OEt+OBu)の比=3/1]を徐々に滴
加した。添加終了後、懸濁液を90℃に120分間加熱し
た。固形物をデカンテーションし、n−デカン100mlず
つで3回洗浄した。このようにして、下記の特性を有す
る固状触媒成分7gを得た。
%、アルミニウム3.2%、塩素54.0%、有機フラクショ
ン21%を含有する。
媒成分は次式で表される。
OBu+Et)(1.2)OEt及びOBuは該触媒成分中にそれぞれ
1.3%及び4.1%(w/w)の量で存在する。
1−ペンテン5g、トリイソブチルアルミニウム0.6g及び
実施例1に記載の如くして調製した固状触媒成分0.105g
をかかる順序で反応器(100ml)に導入した。トリイソ
ブチルアルミニウム中のアルミニウム/ハフニウムの原
子比は15/1である。重合を25℃で20時間行った。この時
間の経過後、反応器にIonol(2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール)の10%(w/w)アルコール溶液4mlを導入
することによって重合反応を停止させた。生成された重
合体を、エタノール95%(w/w)及び37%(w/w)塩酸水
溶液5%(w/w)でなる溶液100ml中で凝固させた。オー
ブン内において減圧下、50℃で乾燥させた後、下記の値
でポリ(4−メチル−1−ペンテン)4.0gを得た。
て表示) 収率 :115g(固状触媒成分中のハフニウム1g当たりの
重合体のg数として表示) 変化率:80%(重合体に変化した単量体のパーセント割
合) このようにして生成されたポリ(4−メチル−1−ペ
ンテン)は、下記の特性を有する。
定) 数平均分子量:Mn=740,000 なお、数平均分子量については、次式に従って算定し
た。
ブ・ポリマー・サイエンス・シンポジウム(J.Polym.Sc
i.Symp.)」4,109(1963)参照]。
エーテル中に抽出されない重合体のパーセント割合とし
て表示) 実施例7 撹拌しながら、無水ヘプタン80ml、4−メチル−1−
ペンテン10g、トリイソブチルアルミニウム0.4g及び実
施例1に記載の如くして調製した固状触媒成分0.21gを
かかる順序で反応器(150ml)に導入した。トリイソブ
チルアルミニウム中のアルミニウム/ハフニウムの原子
比は5/1である。実施例6と同様にして、25℃で6時間
重合させた。下記の値でポリ(4−メチル−1−ペンテ
ン)2.7gを得た。
り測定)を有する。
ペンテン5g、トリイソブチルアルミニウム1.2g及び実施
例1に記載の如くして調製した固状触媒成分0.105gをか
かる順序で反応器(100ml)に導入した。トリイソブチ
ルアルミニウム中のアルミニウム/ハフニウムの原子比
は30/1である。実施例6と同様にして、60℃で15時間重
合させた。下記の値でポリ(4−メチル−1−ペンテ
ン)2.8gを得た。
り測定)を有する。
ペンテン5g、トリイソブチルアルミニウム0.6g及び実施
例2に記載の如くして調製した固状触媒成分0.081gをか
かる順序で反応器(100ml)に導入した。トリイソブチ
ルアルミニウム中のアルミニウム/ジルコニウムの原子
比は15/1である。実施例6と同様にして、25℃で20時間
重合させた。下記の値でポリ(4−メチル−1−ペンテ
ン)4.6gを得た。
り測定)を有する。
ペンテン5g、トリイソブチルアルミニウム1.2g及び実施
例5に記載の如くして調製した固状触媒成分0.07gをか
かる順序で反応器(100ml)に導入した。トリイソブチ
ルアルミニウム中のアルミニウム/チタンの原子比は30
/1である。実施例6と同様にして、25℃で20時間重合さ
せた。下記の値でポリ(4−メチル−1−ペンテン)4.
7gを得た。
り測定)を有する。
0g、トリイソブチルアルミニウム12g及び実施例1に記
載の如くして調製した固状触媒成分1.0gをかかる順序で
反応器(1000ml)に導入した。トリイソブチルアルミニ
ウム中のアルミニウム/ハフニウムの原子比は30/1であ
る。重合を60℃で6時間行った。この時間の経過後、反
応器にIonolの10%(w/w)アルコール溶液4mlを導入す
ることによって重合反応を停止させた。生成された重合
体を、エタノール95%(w/w)及び37%(w/w)塩酸水溶
液5%(w/w)でなる溶液250mlで凝固させた。オーブン
内において減圧下、50℃で乾燥させた後、下記の値でポ
リ(1−ヘキセン)25.0gを得た。
記の特性を有する。
ン(THF)中、25℃で測定) 重量平均分子量:Mw=2,400,000 なお、重量平均分子量については、次式に従って算定
した。
ル・オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス(J.App
l.Polym.Sci)」17,1073−1090(1973)参照]。
たところ、下記の特性を示した。
る。
ン35g、トリイソブチルアルミニウム1.6g及び実施例1
に記載の如くして調製した固状触媒成分0.4gをかかる順
序で反応器(1000ml)に導入した。トリイソブチルアル
ミニウム中のアルミニウム/ハフニウムの原子比は10/1
である。実施例11と同様にして、25℃で5時間重合を行
い、下記の値でポリ(1−ヘキセン)10.3gを得た。
り測定)を有する。
ン35g、トリイソブチルアルミニウム1.6g及び実施例2
に記載の如くして調製した固状触媒成分0.33gをかかる
順序で反応器(1000ml)に導入した。トリイソブチルア
ルミニウム中のアルミニウム/ジルコニウムの原子比は
10/1である。実施例11と同様にして、25℃で5時間重合
を行い、下記の値でポリ(1−ヘキセン)12gを得た。
り測定)を有する。
10g、トリイソブチルアルミニウム0.5g及び実施例3に
記載の如くして調製した固状触媒成分0.26gをかかる順
序で反応器(250ml)に導入した。トリイソブチルアル
ミニウム中のアルミニウム/ハフニウムの原子比は10/1
である。実施例11と同様にして、25℃で4.5時間重合を
行い、下記の値でポリ(1−ヘキセン)7.61gを得た。
り測定)を有する。
ン25g、トリイソブチルアルミニウム1.2g及び実施例4
に記載の如くして調製した固状触媒成分0.37gをかかる
順序で反応器(250ml)に導入した。トリイソブチルア
ルミニウム中のアルミニウム/ジルコニウムの原子比は
10/1である。実施例11と同様にして、25℃で22時間重合
を行い、下記の値でポリ(1−ヘキセン)14.8gを得
た。
り測定)を有する。
ン25g、トリイソブチルアルミニウム0.9g及び実施例3
に記載の如くして調製した固状触媒成分0.48gをかかる
順序で反応器(250ml)に導入した。トリイソブチルア
ルミニウム中のアルミニウム/ハフニウムの原子比は10
/1である。実施例11と同様にして、25℃で21時間重合を
行い、下記の値でポリ(1−オクテン)22.5gを得た。
載のとおり測定)を有する。
ン50g、トリイソブチルアルミニウム3.6g及び実施例5
に記載の如くして調製した固状触媒成分0.21gをかかる
順序で反応器(1000ml)に導入した。トリイソブチルア
ルミニウム中のアルミニウム/チタンの原子比は30/1で
ある。実施例11と同様にして、60℃で3時間重合を行
い、下記の値でポリ(1−ヘキセン)33gを得た。
り測定)を有する。
チルアルミニウム1.2g及び実施例1に記載の如くして調
製した固状触媒成分0.12gをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を8ataに圧力した。ついで、エチレンを圧力11
ataまで供給し(水素/エチレンのモル比=3.5)、つづ
く4時間、連続してエチレンを供給することにより、こ
の圧力に維持した。時間の経過後、反応器にIonolの10
%(w/w)アルコール溶液20mlを導入することによって
重合反応を停止させた。下記の値でポリエチレン62gを
得た。
のkg数として表示) 収率 :1.6kg(固状触媒成分中のハフニウム1g当たりの
ポリエチレンのkg数として表示) このようにして生成されたポリエチレンは下記の特性
を有する。
ベンゼン(TCB)中、135℃で測定) 粘度平均分子量:Mv=334,000 粘度平均分子量については、次式に従って算定した。
A.M.G.Brands「J.Appl.Polym.Sci.」29,3763(1984)参
照]。
融解ΔH290.37ジュール/gを有する対照ポリエチレンの
融解ΔHの比として測定] 比重 :0.9362g/ml(ASTM D 742) 実施例19 撹拌しながら、無水n−ヘキサン1900ml、トリイソブ
チルアルミニウム1.2g及び実施例1に記載の如くして調
製した固状触媒成分0.12gをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を5.8ataに加圧し、ついでエチレンで11ataに
加圧した(水素/エチレンのモル比=1.29)。実施例18
と同様にして重合4時間行い、下記の値でポリエチレン
370gを得た。
定)を有する。
チルアルミニウム1.2g及び実施例1に記載の如くして調
製した固状触媒成分0.12gをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を3.0ataに加圧し、ついでエチレンで11ataに
加圧した(水素/エチレンのモル比=0.41)。実施例18
と同様にして重合4時間行い、下記の値でポリエチレン
430gを得た。
定)を有する。
チルアルミニウム8.8g及び実施例1に記載の如くして調
製した固状触媒成分0.006gをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を0.5ataに加圧し、ついでエチレンで6ataに加
圧した(水素/エチレンのモル比=0.1)。実施例18と
同様にして重合を4時間行い、下記の値でポリエチレン
180gを得た。
定)を有する。
チルアルミニウム1.2g及び実施例1に記載の如くして調
製した固状触媒成分0.17gをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を75℃に上昇させ、水素
で反応器を5.8ataに加圧し、ついでエチレンで11ataに
加圧した(水素/エチレンのモル比=1.29)。実施例18
と同様にして重合4時間行い、下記の値でポリエチレン
370gを得た。
定)を有する。
チルアルミニウム0.8g及び実施例2に記載の如くして調
製した固状触媒成分0.12gをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を3ataに加圧し、ついで、エチレンで11ataに
加圧した(水素/エチレンのモル比=0.41)。実施例18
と同様にして重合を4時間行い、下記の値でポリエチレ
ン572gを得た。
定)を有する。
チルアルミニウム1.19g及び実施例3に記載の如くして
調製した固状触媒成分219.4gをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を5.8ataに加圧し、ついでエチレンで12ataに
加圧した。実施例18と同様にして重合を4時間行い、下
記の値でポリエチレンを得た。
定)を有する。
チルアルミニウム0.4g及び実施例5に記載の如くして調
製した固状触媒成分3.2mgをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を0.5ataに加圧し、ついでエチレンで6ataに加
圧した(水素/エチレンのモル比=0.1)。実施例18と
同様にして重合を4時間行い、下記の値でポリエチレン
608gを得た。
定)を有する。
チルウアルミニウム0.4g及び実施例5に記載の如くして
調製した固状触媒成分3.2mgをかかる順序で反応器(5
)に導入した。反応器の温度を85℃に上昇させ、水素
で反応器を5.8ataに加圧し、ついでエチレンで11ataに
加圧した(水素/エチレンのモル比=1.29)。実施例18
と同様にして重合を4時間行い、下記の値でポリエチレ
ン280gを得た。
定)を有する。
Claims (9)
- 【請求項1】エチレン又はC3-10α−オレフィンを低圧
重合して非常に大きい分子量を有するポリオレフィンと
するための触媒成分において、粒の少なくとも約80%が
粒径30ないし40μmを有する球粒状であり、比表面積20
ないし40m2/g、平均孔半径5,000ないし40,000Å及び多
孔度40ないし90容量%を有し、式(原子割合) X(1),Mg(1−8),Al(0.2−0.8),Cl(5−2
0),(Et+OEt+OR)(1−3) (ここで、XはHf又はZrであり;Etはエチル基であり;OE
tはエトキシ基であり;ORは直鎖状又は分枝状アルキル基
部に炭素原子2ないし8個を含有するアルコキシ基であ
る)で表されることを特徴とする、触媒成分。 - 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、前記式にお
けるXがHfであり、ORがn−ブトキシ基である、触媒成
分。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の触媒成分を製造する
方法において、エタノール性塩化マグネシウム溶液をス
プレー乾燥してアルコール性ヒドロキシル基5ないし30
%(w/w)(エタノールとして表示)を含有する球粒状
の固状担体を形成し;不活性有機液状溶媒に懸濁させた
前記担体と、直鎖状又は分枝状アルキル基部に炭素原子
2ないし8個を含有するハフニウム又はジルコニウムの
アルコキシド及びハロゲンアルコキシドの中から選ばれ
るハフニウム化合物又はジルコニウム化合物とを、温度
40なしい100℃、反応時間0.5ないし4時間、Mg/Hf又はZ
rの原子比0.5/1ないし8/1で操作して反応させ;このよ
うに処理した担体と、直鎖状又は分枝状アルキル基部に
炭素原子2ないし8個を含有するアルキルアルミニウム
塩化物とを、温度60ないし120℃、反応時間0.5ないし5
時間、アルキルアルミニウム塩化物中の塩素原子/アル
コキシ基の比1/1ないし5/1で操作して反応させ;固状触
媒成分を懸濁液から回収することを特徴とする、触媒成
分の製法。 - 【請求項4】請求項3記載の製法において、前記スプレ
ー乾燥工程に当たり、形成する担体がアルコール性ヒド
ロキシル基含量20−25%(w/w)(エタノールとして表
示)を有する、触媒成分の製法。 - 【請求項5】請求項3記載の製法において、アルキルア
ルミニウム塩化物との反応に当たり、アルキルアルミニ
ウムセスキクロリドを使用し、温度90℃、反応時間2時
間、塩素原子/アルコキシ基の比約3/1で操作を行う、
触媒成分の製法。 - 【請求項6】エチレン又はC3-10α−オレフィンを重合
して非常に大きい分子量を有するポリオレフィンとする
ための触媒において、請求項1又は2記載の固状触媒成
分と、アルキル基部に炭素原子2ないし8個を含有する
トリアルキルアルミニウム又はアルキルアルミニウム塩
化物とを、該トリアルキルアルミニウム又はアルキルア
ルミニウム塩化物中のアルミニウム/固状触媒成分中の
ハフニウム又はジルコニウムの原子比5/1ないし50/1で
含有することを特徴とする、オレフィン重合用触媒。 - 【請求項7】請求項6記載のものにおいて、前記トリア
ルキルアルミニウムがトリエチルアルミニウム又はトリ
イソブチルアルミニウムである、オレフィン重合用触
媒。 - 【請求項8】懸濁重合法によってエチレン又はC3-10α
−オレフィンを重合又は共重合させる方法において、請
求項6又は7記載の触媒を使用することを特徴とする、
オレフィン重合法。 - 【請求項9】請求項8記載の方法において、前記α−オ
レフィンが、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン
及び1−オクテンの中から選ばれるものである、オレフ
ィン重合法。
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