JP2638165B2 - 水添ジエン系共重合体樹脂組成物、およびその製造方法 - Google Patents
水添ジエン系共重合体樹脂組成物、およびその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、自動車内・外装品、特に自動車のバンパー
などに有用な水添ジエン系共重合体樹脂組成物に関し、
さらに詳細にはポリプロピレン樹脂に特定の水添ジエン
系共重合体を組み合わせた加工性、表面光沢、塗装性お
よび耐衝撃性の改良された水添ジエン系共重合体樹脂組
成物に関する。
などに有用な水添ジエン系共重合体樹脂組成物に関し、
さらに詳細にはポリプロピレン樹脂に特定の水添ジエン
系共重合体を組み合わせた加工性、表面光沢、塗装性お
よび耐衝撃性の改良された水添ジエン系共重合体樹脂組
成物に関する。
b.従来の技術 ポリプロピレン樹脂は、成形性、価格などの面から自
動車内・外装品、特に自動車のバンパーなどに多く使用
されている。しかし、低温における耐衝撃性および塗装
強度などが劣るため、それを改良するためにエチレン−
プロピレン共重合体ゴムなどの改質材を配合している
(例えば特公昭37−8433号、同36−150432号など)。ま
たポリプロピレン樹脂の低温耐衝撃性を高くする方法と
して、エチレン−プロピレン共重合体ゴムの添加量を多
くする、あるいはより高分子量のエチレン−プロピレン
共重合体ゴムを添加するなどの方法が採用されている。
動車内・外装品、特に自動車のバンパーなどに多く使用
されている。しかし、低温における耐衝撃性および塗装
強度などが劣るため、それを改良するためにエチレン−
プロピレン共重合体ゴムなどの改質材を配合している
(例えば特公昭37−8433号、同36−150432号など)。ま
たポリプロピレン樹脂の低温耐衝撃性を高くする方法と
して、エチレン−プロピレン共重合体ゴムの添加量を多
くする、あるいはより高分子量のエチレン−プロピレン
共重合体ゴムを添加するなどの方法が採用されている。
しかしながら、エチレン−プロピレン共重合体ゴムの
添加量を多くすると、剛性が低下する。また、剛性低下
防止のため高分子量のエチレン−プロピレン共重合体ゴ
ムを添加すると、ゴムの分散性が低下し、表面光沢も低
下する。
添加量を多くすると、剛性が低下する。また、剛性低下
防止のため高分子量のエチレン−プロピレン共重合体ゴ
ムを添加すると、ゴムの分散性が低下し、表面光沢も低
下する。
近年自動車のバンパーは、低燃費、ファッション、個
性化などのニーズから形状の変化、大型化が進み、それ
に伴ってバンパー材の要求物性も多様化してきた。要求
物性の1つとして安全性の面から軟質化の指向がある。
従来、ポリプロピレン樹脂組成物を軟質化する方法とし
て、エチレン−プロピレン共重合体ゴムの添加量を多く
する、あるいは鉱物油などの可塑剤を添加するなどの方
法が提案されてきた。
性化などのニーズから形状の変化、大型化が進み、それ
に伴ってバンパー材の要求物性も多様化してきた。要求
物性の1つとして安全性の面から軟質化の指向がある。
従来、ポリプロピレン樹脂組成物を軟質化する方法とし
て、エチレン−プロピレン共重合体ゴムの添加量を多く
する、あるいは鉱物油などの可塑剤を添加するなどの方
法が提案されてきた。
しかしながら、エチレン−プロピレン共重合体ゴムの
添加量を多くすると、成形物表面のベタつき性などの加
工性が劣化するという問題がある。また鉱物油などの可
塑剤を添加すると、軟質化を図ることはできるが、鉱物
油が成形物表面ににじみ出るなどの問題があった。
添加量を多くすると、成形物表面のベタつき性などの加
工性が劣化するという問題がある。また鉱物油などの可
塑剤を添加すると、軟質化を図ることはできるが、鉱物
油が成形物表面ににじみ出るなどの問題があった。
上述した如く、ポリプロピレン樹脂にエチレン−プロ
ピレン共重合体ゴムなどを改質材として添加することが
知られているが、それによる改善は未だ十分でない。ま
た、要求物性の多様化に対応するには、上記のエチレン
−プロピレン共重合体ゴムなどの改質材では不十分であ
る。
ピレン共重合体ゴムなどを改質材として添加することが
知られているが、それによる改善は未だ十分でない。ま
た、要求物性の多様化に対応するには、上記のエチレン
−プロピレン共重合体ゴムなどの改質材では不十分であ
る。
c.発明が解決しようとする課題 本発明は、これらの従来技術の課題を解決するために
なされたもので、ポリプロピレン樹脂の加工性、表面光
沢、塗装性および耐衝撃性を改良し、多様化する要求物
性に幅広く対応できる改質ポリプロピレン樹脂を提供す
ることを目的とする。
なされたもので、ポリプロピレン樹脂の加工性、表面光
沢、塗装性および耐衝撃性を改良し、多様化する要求物
性に幅広く対応できる改質ポリプロピレン樹脂を提供す
ることを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本発明者等は、鋭意検討の結果、特定の水添ジエン系
共重合体をポリプロピレン樹脂に配合することにより、
本発明の目的が達成されることを見出し、本発明を完成
した。
共重合体をポリプロピレン樹脂に配合することにより、
本発明の目的が達成されることを見出し、本発明を完成
した。
すなわち本発明は、(A)ポリプロピレン樹脂95〜30
重量%と、(B)少なくとも1種の共役ジエンと3〜50
重量%のビニル芳香族化合物との有機リチウム開始剤を
用いて得られるランダム共重合体であって、その共重合
体の分子量分布(Mw/Mn)が10以下であり、かつ共重合
体中のジエン部のビニル結合含有率が10〜90%である重
合体を水素添加してなり、該共重合体のオレフィン性不
飽和結合の少なくとも70%が水素添加された水添ジエン
系共重合体5〜70重量%からなる水添ジエン系共重合体
樹脂組成物を提供するものである。
重量%と、(B)少なくとも1種の共役ジエンと3〜50
重量%のビニル芳香族化合物との有機リチウム開始剤を
用いて得られるランダム共重合体であって、その共重合
体の分子量分布(Mw/Mn)が10以下であり、かつ共重合
体中のジエン部のビニル結合含有率が10〜90%である重
合体を水素添加してなり、該共重合体のオレフィン性不
飽和結合の少なくとも70%が水素添加された水添ジエン
系共重合体5〜70重量%からなる水添ジエン系共重合体
樹脂組成物を提供するものである。
さらに本発明は、(A)ポリプロピレン樹脂50〜20重
量%と、上記(B)水添ジエン系共重合体50〜80重量%
とを溶融混合して得られたペレット状または塊状の配合
物を、結晶性ポリプロピレン樹脂とさらに溶融混合し、
それによって、最終的に上記の組成比をもつ水添ジエン
系共重合体樹脂組成物を製造する方法を提供するもので
ある。
量%と、上記(B)水添ジエン系共重合体50〜80重量%
とを溶融混合して得られたペレット状または塊状の配合
物を、結晶性ポリプロピレン樹脂とさらに溶融混合し、
それによって、最終的に上記の組成比をもつ水添ジエン
系共重合体樹脂組成物を製造する方法を提供するもので
ある。
本発明に用いるポリプロピレン樹脂(A)は、特に限
定されないが、一般にチーグラー・ナッタ触媒と呼ばれ
ている遷移金属触媒を用い、プロピレンを単独重合する
とによって得られるプロピレン単独重合体、またはプロ
ピレンと少量のエチレンもしくは炭素数4ないし12のα
−オレフィンとを共重合することによって得られるプロ
ピレンとエチレンもしくはα−オレフィンとの共重合体
が用いられる。
定されないが、一般にチーグラー・ナッタ触媒と呼ばれ
ている遷移金属触媒を用い、プロピレンを単独重合する
とによって得られるプロピレン単独重合体、またはプロ
ピレンと少量のエチレンもしくは炭素数4ないし12のα
−オレフィンとを共重合することによって得られるプロ
ピレンとエチレンもしくはα−オレフィンとの共重合体
が用いられる。
上記ポリプロピレン樹脂が共重合体である場合は、該
共重合体中のエチレンもしくはα−オレフィンの共重合
体の割合は通常3〜25重量%であり、ランダムまたはブ
ロック共重合体のいずれであってもよい。
共重合体中のエチレンもしくはα−オレフィンの共重合
体の割合は通常3〜25重量%であり、ランダムまたはブ
ロック共重合体のいずれであってもよい。
なお、かかるポリプロピレン樹脂のメルトフローレー
トは、0.3〜100g/10分(230℃)、好ましくは2〜70g/1
0分(230℃)である。
トは、0.3〜100g/10分(230℃)、好ましくは2〜70g/1
0分(230℃)である。
また、本発明を実施するにあたり、これらのポリプロ
ピレン樹脂は、単独または2種以上を併用してもよい。
ピレン樹脂は、単独または2種以上を併用してもよい。
本発明に使用される水添ジエン系共重合体(B)は水
素添加される前の、少なくとも1種の共役ジエンと3〜
50重量%のビニル芳香族化合物とのランダム共重合体
(これらのランダム共重合体を、以降ランダム共重合体
と称する。)は、有機リチウム開始剤を用い炭化水素溶
媒中でアニオンリビング重合により得られる。これらの
重合体は、さらに3官能以上のカップリング剤を重合終
了時に必要量添加してカップリング反応を行うことによ
り、分岐状重合体を得ることができる。
素添加される前の、少なくとも1種の共役ジエンと3〜
50重量%のビニル芳香族化合物とのランダム共重合体
(これらのランダム共重合体を、以降ランダム共重合体
と称する。)は、有機リチウム開始剤を用い炭化水素溶
媒中でアニオンリビング重合により得られる。これらの
重合体は、さらに3官能以上のカップリング剤を重合終
了時に必要量添加してカップリング反応を行うことによ
り、分岐状重合体を得ることができる。
ランダム共重合体に用いられる共役ジエン単量体とし
ては、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペン
タジエン、2,2′−ジメチルブタジエン、3−エチルブ
タジエンなどがあげられる。好ましくは1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエンであり、さらに好
ましくは1,3−ブタジエンである。また、ビニル芳香族
化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、ビニルナフタレ
ンなどがあげられる。好ましくはスチレン、p−メチル
スチレン、p−エチルスチレンであり、さらに好ましく
はスチレンである。
ては、例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペン
タジエン、2,2′−ジメチルブタジエン、3−エチルブ
タジエンなどがあげられる。好ましくは1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジエンであり、さらに好
ましくは1,3−ブタジエンである。また、ビニル芳香族
化合物としては、スチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、ビニルナフタレ
ンなどがあげられる。好ましくはスチレン、p−メチル
スチレン、p−エチルスチレンであり、さらに好ましく
はスチレンである。
有機リチウム開始剤としては、n−ブチルリチウム、
sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウムなどが用
いられる。重合の際には炭化水素溶媒として、ヘキサ
ン、ヘプタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、2−メチルブテン
−1、2−メチルブテン−2などが用いられる。
sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウムなどが用
いられる。重合の際には炭化水素溶媒として、ヘキサ
ン、ヘプタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、2−メチルブテン
−1、2−メチルブテン−2などが用いられる。
1,2−、3,4−結合などのビニル結合含有率のコントロ
ールには、エーテル、3級アミン化合物、ナトリウム、
カリウムなどのアルカリ金属のアルコキシド、フェノキ
シド、スルフォン酸塩が用いられる。
ールには、エーテル、3級アミン化合物、ナトリウム、
カリウムなどのアルカリ金属のアルコキシド、フェノキ
シド、スルフォン酸塩が用いられる。
重合はバッチ方式でも連続方式でもよく、重合温度は
通常0〜120℃の範囲で重合時間は10分〜3時間の範囲
で行われる。カップリング剤は官能以上のカップリング
剤でテトラクロロケイ素、ブチルトリクロロケイ素、テ
トラクロロ錫、ブチルトリクロロ錫、テトラクロロゲル
マニウム、ビス(トリクロロシリル)エタン、エポキシ
化亜麻仁油、トリレンジイソシアネート、1,2,4−ベン
ゼントリイソシアネートなどがあげられる。
通常0〜120℃の範囲で重合時間は10分〜3時間の範囲
で行われる。カップリング剤は官能以上のカップリング
剤でテトラクロロケイ素、ブチルトリクロロケイ素、テ
トラクロロ錫、ブチルトリクロロ錫、テトラクロロゲル
マニウム、ビス(トリクロロシリル)エタン、エポキシ
化亜麻仁油、トリレンジイソシアネート、1,2,4−ベン
ゼントリイソシアネートなどがあげられる。
このようにして重合されたランダム共重合体を水素添
加することにより、本発明の水添ジエン系共重合体
(B)が得られる。
加することにより、本発明の水添ジエン系共重合体
(B)が得られる。
本発明の水添ジエン系共重合体(B)のオレフィン性
不飽和結合の水添率は70%以上であり、好ましくは80%
以上である。水添率が70%未満であると重合体の耐候性
や耐熱性の改良効果が不十分であるため、用途が限定さ
れる。
不飽和結合の水添率は70%以上であり、好ましくは80%
以上である。水添率が70%未満であると重合体の耐候性
や耐熱性の改良効果が不十分であるため、用途が限定さ
れる。
水素化反応は、前記のランダム共重合体を炭化水素溶
媒中に溶解し、20〜150℃、1kg/cm2〜100kg/cm2の加圧
水素下にて水素化触媒の存在下で行なわれる。
媒中に溶解し、20〜150℃、1kg/cm2〜100kg/cm2の加圧
水素下にて水素化触媒の存在下で行なわれる。
水素化触媒としては、パラジウム、ルテニウム、ロジ
ウム、白金などの貴金属をシリカ、カーボン、ケイソウ
土などに担持した触媒、ロジウム、ルテニウム、白金な
どの錯体触媒、コバルト、ニッケルなどの有機カルボン
酸と有機アルミニウムまたは有機リチウムからなる触
媒、ジシクロペンタジエニルチタンジクロリド、ジシク
ロペンタジエニルジフェニルチタン、ジシクロペンタジ
エニルチタンジトリル、ジシクロペンタジエニルチタン
ベンジルなどのチタン化合物とリチウム、アルミニウム
またはマグネシウムよりなる有機金属化合物からなる水
素化触媒等が用いられる。
ウム、白金などの貴金属をシリカ、カーボン、ケイソウ
土などに担持した触媒、ロジウム、ルテニウム、白金な
どの錯体触媒、コバルト、ニッケルなどの有機カルボン
酸と有機アルミニウムまたは有機リチウムからなる触
媒、ジシクロペンタジエニルチタンジクロリド、ジシク
ロペンタジエニルジフェニルチタン、ジシクロペンタジ
エニルチタンジトリル、ジシクロペンタジエニルチタン
ベンジルなどのチタン化合物とリチウム、アルミニウム
またはマグネシウムよりなる有機金属化合物からなる水
素化触媒等が用いられる。
本発明に用いられる水添ジエン系重合体(B)におい
ては、その原料であるランダム共重合体の共役ジエン部
のビニル結合含有率とビニル芳香族化合物の含有量が最
終的に得られる水添ジエン系共重合体樹脂組成物の物性
改良のための重要な因子となる。
ては、その原料であるランダム共重合体の共役ジエン部
のビニル結合含有率とビニル芳香族化合物の含有量が最
終的に得られる水添ジエン系共重合体樹脂組成物の物性
改良のための重要な因子となる。
ランダム共重合体中の共役ジエンの結合状態は、主に
水添ジエン系共重合体樹脂組成物の剛性と柔軟性を改良
する因子となり、ビニル芳香族化合物の含有量は、剛性
と耐衝撃性をバランス良く改良する因子となる。
水添ジエン系共重合体樹脂組成物の剛性と柔軟性を改良
する因子となり、ビニル芳香族化合物の含有量は、剛性
と耐衝撃性をバランス良く改良する因子となる。
すなわち、本発明の組成物で剛性改良を重視する場合
共役ジエンのビニル結合含有率をx%、ビニル芳香族化
合物の含有量をy%としたとき、10≦x≦65、好ましく
は15≦x≦65、かつ3≦y≦50、好ましくは3≦y≦4
0、より好ましくは5≦y≦35であって、x=y+50の
相関式で表わされた線より低ビニル結合含有率側の領域
のランダム共重合体より誘導された水添ジエン系共重合
体(B)が好ましく、(B)が5〜70重量%、好ましく
は10〜40重量%と、プロピレン樹脂(A)95〜30重量%
とからなる水添ジエン系共重合体樹脂組成物は、剛性が
高くかつ低温耐衝撃性が高いという特性を有する。
共役ジエンのビニル結合含有率をx%、ビニル芳香族化
合物の含有量をy%としたとき、10≦x≦65、好ましく
は15≦x≦65、かつ3≦y≦50、好ましくは3≦y≦4
0、より好ましくは5≦y≦35であって、x=y+50の
相関式で表わされた線より低ビニル結合含有率側の領域
のランダム共重合体より誘導された水添ジエン系共重合
体(B)が好ましく、(B)が5〜70重量%、好ましく
は10〜40重量%と、プロピレン樹脂(A)95〜30重量%
とからなる水添ジエン系共重合体樹脂組成物は、剛性が
高くかつ低温耐衝撃性が高いという特性を有する。
この目的において使用されるランダム共重合体のビニ
ル結合含有率が10%未満では、本発明の最終組成物であ
る水添ジエン系共重合体樹脂組成物の低温耐衝撃性改質
効果が小さい。またビニル結合含有率xがx=y+50の
相関線を越えると、剛性が低下する。
ル結合含有率が10%未満では、本発明の最終組成物であ
る水添ジエン系共重合体樹脂組成物の低温耐衝撃性改質
効果が小さい。またビニル結合含有率xがx=y+50の
相関線を越えると、剛性が低下する。
ビニル芳香族化合物の含有量は増加は剛性を向上させ
る因子として効果的であるが、50重量%を越えると低温
耐衝撃性改質効果が低下する。
る因子として効果的であるが、50重量%を越えると低温
耐衝撃性改質効果が低下する。
またyで示されるビニル芳香族化合物含有量が3重量
%未満では、塗装強度の低下、および剛性の不足を示
す。
%未満では、塗装強度の低下、および剛性の不足を示
す。
一方、本発明の組成物で柔軟性改良を重視する場合ビ
ニル結合含有率xが50≦x≦90、好ましくは60≦x≦8
5、ビニル芳香族化合物の含有量yが3≦y≦20で、x
=y+50の相関線より高いビニル結合含有率のランダム
共重合体より誘導された水添ジエン系共重合体(B)が
好ましく、(B)が5〜70重量%と、ポリプロピレン樹
脂(A)95〜30重量%とからなる水添ジエン系共重合体
樹脂組成物は柔軟性および流動性に優れた特性を示す。
ニル結合含有率xが50≦x≦90、好ましくは60≦x≦8
5、ビニル芳香族化合物の含有量yが3≦y≦20で、x
=y+50の相関線より高いビニル結合含有率のランダム
共重合体より誘導された水添ジエン系共重合体(B)が
好ましく、(B)が5〜70重量%と、ポリプロピレン樹
脂(A)95〜30重量%とからなる水添ジエン系共重合体
樹脂組成物は柔軟性および流動性に優れた特性を示す。
この目的において使用されるランダム共重合体のビニ
ル結合含有率xが、x=y+50の相関式より低ビニル結
合含有率になると軟質効果は小さくなる。
ル結合含有率xが、x=y+50の相関式より低ビニル結
合含有率になると軟質効果は小さくなる。
ビニル結合含有率xが90%を越えると、低温耐衝撃性
が損なわれる。ビニル芳香族化合物の含有量yが20重量
%以上になると、柔軟性および低温耐衝撃性が不十分と
なる。
が損なわれる。ビニル芳香族化合物の含有量yが20重量
%以上になると、柔軟性および低温耐衝撃性が不十分と
なる。
このように、本発明の水添ジエン系ランダム共重合体
は、ビニル結合含有率とビニル芳香族化合物の含有量の
バランスに依存する相反する特性をそなえており、多様
化するポリプロピレン樹脂の改質に関して幅広く対応で
きるものである。
は、ビニル結合含有率とビニル芳香族化合物の含有量の
バランスに依存する相反する特性をそなえており、多様
化するポリプロピレン樹脂の改質に関して幅広く対応で
きるものである。
以上の用いられた方に共通して、ランダム共重合体の
分子量Mnは5,000から1,000,000、好ましくは30,000〜30
0,000である。5,000未満であると、本発明に用いられる
水添ジエン系共重合体がゴム状とならず液状となり、期
待する剛性と低温耐衝撃性の十分な改良ができない。1,
000,000を越えると、流動性が小さくなりすぎ、最終組
成物中での水添ジエン系共重合体の分散が悪くなり、表
面光沢が悪化する。
分子量Mnは5,000から1,000,000、好ましくは30,000〜30
0,000である。5,000未満であると、本発明に用いられる
水添ジエン系共重合体がゴム状とならず液状となり、期
待する剛性と低温耐衝撃性の十分な改良ができない。1,
000,000を越えると、流動性が小さくなりすぎ、最終組
成物中での水添ジエン系共重合体の分散が悪くなり、表
面光沢が悪化する。
また分子量分布(Mw/Mn)は10以下、好ましくは6以
下である。10を越えると流動性が悪化し表面光沢が低下
する。また、低分子量による表面ベタ付が発生する。
下である。10を越えると流動性が悪化し表面光沢が低下
する。また、低分子量による表面ベタ付が発生する。
本発明の水添ジエン系共重合体樹脂組成物は、ポリプ
ロピレン樹脂(A)と水添ジエン系共重合体(B)とを
用いて、一般的に行われている方法に従って製造するこ
とができる。例えば、ポリプロピレン(A)と水添ジエ
ン系共重合体(B)とを、押出機、ニーダーブレンダ
ー、バンバリーブレンダーなどを用いて溶融・混合す
る。このとき、好ましくは最終的に170℃以上の温度に
なるように溶融・混合する。混合方法の順序は得に限定
されるものではなく、混練りしたのち最終的に水添ジエ
ン系共重合体(A)とポリプロピレン(B)の割合が本
発明の範囲になるようにすることにより、本発明の樹脂
組成物を得ることができる。
ロピレン樹脂(A)と水添ジエン系共重合体(B)とを
用いて、一般的に行われている方法に従って製造するこ
とができる。例えば、ポリプロピレン(A)と水添ジエ
ン系共重合体(B)とを、押出機、ニーダーブレンダ
ー、バンバリーブレンダーなどを用いて溶融・混合す
る。このとき、好ましくは最終的に170℃以上の温度に
なるように溶融・混合する。混合方法の順序は得に限定
されるものではなく、混練りしたのち最終的に水添ジエ
ン系共重合体(A)とポリプロピレン(B)の割合が本
発明の範囲になるようにすることにより、本発明の樹脂
組成物を得ることができる。
さらによい方法として、ポリプロピレン樹脂(A)50
〜20重量%と水添ジエン系共重合体(B)50〜80重量%
とを溶融混合して得られたペレット状または塊状の配合
物を、ポリプロピレン樹脂とさらに溶融混合する方法は
より好ましい方法であり、この方法によると耐衝撃性、
表面光沢および外観の選れた成形物が得られ、かつ水添
ジエン系共重合体(B)の取り扱いが改善される。すな
わち水添ジエン系共重合体(B)のブロッキングを完全
に防止することができ、その後の加工作業が容易にな
る。
〜20重量%と水添ジエン系共重合体(B)50〜80重量%
とを溶融混合して得られたペレット状または塊状の配合
物を、ポリプロピレン樹脂とさらに溶融混合する方法は
より好ましい方法であり、この方法によると耐衝撃性、
表面光沢および外観の選れた成形物が得られ、かつ水添
ジエン系共重合体(B)の取り扱いが改善される。すな
わち水添ジエン系共重合体(B)のブロッキングを完全
に防止することができ、その後の加工作業が容易にな
る。
本発明の水添ジエン系共重合体樹脂組成物には、慣用
の補助添加成分例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸
収剤、カーボンブラック、着色剤などを添加することが
できる。また、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、ア
スベスト、ガラス繊維などの充填剤、さらにエチレン−
プロピレン・ランダム共重合体、オレフィン系(共)重
合ゴム、(例えばブチルゴム)、低密度ポリエチレン樹
脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体および/またはその水添物、
ポリブタジエン樹脂などのゴム、樹脂を配合することも
できる。また樹脂を軟化させるために、鉱油、液状ある
いは低分子量のオレフィン(共)重合体など配合するこ
ともできる。
の補助添加成分例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸
収剤、カーボンブラック、着色剤などを添加することが
できる。また、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、ア
スベスト、ガラス繊維などの充填剤、さらにエチレン−
プロピレン・ランダム共重合体、オレフィン系(共)重
合ゴム、(例えばブチルゴム)、低密度ポリエチレン樹
脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体および/またはその水添物、
ポリブタジエン樹脂などのゴム、樹脂を配合することも
できる。また樹脂を軟化させるために、鉱油、液状ある
いは低分子量のオレフィン(共)重合体など配合するこ
ともできる。
このようにして得られる本発明の水添ジエン系共重合
体樹脂組成物は、自動車内・外装品、工業用品、玩具、
電器製品、その他フィルム・シート製品などに有用であ
る。特に自動車のバンパーなどに有用である。
体樹脂組成物は、自動車内・外装品、工業用品、玩具、
電器製品、その他フィルム・シート製品などに有用であ
る。特に自動車のバンパーなどに有用である。
e.実施例 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はその主旨を越えないかぎり、以下の実施例
に制約されるものではない。
が、本発明はその主旨を越えないかぎり、以下の実施例
に制約されるものではない。
なお、以下の各例においては、重合体100重量部に対
する割合(重量部)をPHR単位で示す。
する割合(重量部)をPHR単位で示す。
1) 水添ジエン系共重合体の製造: 5オートクレーブに脱気脱水したシクロヘキサン25
00g、スチレン75gおよび1,3−ブタジエン425gを仕込ん
だのち、テトラヒドロフラン1.5gおよびn−ブチルリチ
ウム0.35gを加えて、重合温度が30〜80℃の昇温重合を
行なった。点火率がほぼ100%となったのち、SiCl40.13
を加えた。そののち2,6−ジ−tert−ブチルカテコール
を加えてスチームストリッピング法により脱溶媒し、12
0℃熱ロールにて乾燥して重合体を得た。
00g、スチレン75gおよび1,3−ブタジエン425gを仕込ん
だのち、テトラヒドロフラン1.5gおよびn−ブチルリチ
ウム0.35gを加えて、重合温度が30〜80℃の昇温重合を
行なった。点火率がほぼ100%となったのち、SiCl40.13
を加えた。そののち2,6−ジ−tert−ブチルカテコール
を加えてスチームストリッピング法により脱溶媒し、12
0℃熱ロールにて乾燥して重合体を得た。
得られたスチレン−ブタジエンランダム共重合体はビ
ニル結合含有率18%、スチレン含有量15重量%、3分岐
以上の分岐重合体の含有量42重量%であった。GPC分析
による数平均分子量は160,000、Mw/Mnは1.7であった。
ニル結合含有率18%、スチレン含有量15重量%、3分岐
以上の分岐重合体の含有量42重量%であった。GPC分析
による数平均分子量は160,000、Mw/Mnは1.7であった。
このランダム共重合体を3オートクレーブに仕込
み、15%シクロヘキサン溶液とした。系内を窒素で置換
したのち、あらかじめ別容器で調製したナフテン酸ニッ
ケル:n−ブチルリチウム:テトラヒドロフラン=1:8:20
(モル比)の触媒液をオレフィン部分2000モルに対し、
ニッケルとして1モルになるように仕込んだ。そのの
ち、反応系内に水素を導入し、70℃で水素添加反応を行
った。水素の吸収消費量より水添率をコントロールした
ち、窒素で系内の水素を置換し、老化防止剤として2,6
−ジ−tert−ブチルクレゾールを1PHR点火した。触媒・
凝固を行なったのち常法によりロール乾燥を行なった。
み、15%シクロヘキサン溶液とした。系内を窒素で置換
したのち、あらかじめ別容器で調製したナフテン酸ニッ
ケル:n−ブチルリチウム:テトラヒドロフラン=1:8:20
(モル比)の触媒液をオレフィン部分2000モルに対し、
ニッケルとして1モルになるように仕込んだ。そのの
ち、反応系内に水素を導入し、70℃で水素添加反応を行
った。水素の吸収消費量より水添率をコントロールした
ち、窒素で系内の水素を置換し、老化防止剤として2,6
−ジ−tert−ブチルクレゾールを1PHR点火した。触媒・
凝固を行なったのち常法によりロール乾燥を行なった。
得られた水添ジエン系共重合体の水添率は85%であっ
た(試料No.1)。
た(試料No.1)。
以下、同様の方法により、ビニル芳香族化合物の種
類、仕込み量、n−ブチルリチウムの添加量およびテト
ラヒドロフランの添加量を表−1に示すように変化させ
て、種々のランダム共重合体を重合した。このとき、所
望によりSiCl4無添加、および添加量の異なる条件での
カップリング反応を実施し、そののちの水添反応は上述
と同様に行なった。
類、仕込み量、n−ブチルリチウムの添加量およびテト
ラヒドロフランの添加量を表−1に示すように変化させ
て、種々のランダム共重合体を重合した。このとき、所
望によりSiCl4無添加、および添加量の異なる条件での
カップリング反応を実施し、そののちの水添反応は上述
と同様に行なった。
得られた各種水添ジエン系共重合体(試料No.2〜13)
を表−1に示す。
を表−1に示す。
実施例−1〜7、比較例−1〜6 表−1に示した水添ジエン系共重合体試料No.1〜7を
用いて、水添ジエン系共重合体1890gと、ポリプロピレ
ン樹脂(三菱油化(株)製ノーブレンBC−2)810gを、
4テストバンバリーを用いて溶融混練りした。この混
練物を50mm一軸フルフライトスクリュータイプの押出機
を用いてペレットを作製した。
用いて、水添ジエン系共重合体1890gと、ポリプロピレ
ン樹脂(三菱油化(株)製ノーブレンBC−2)810gを、
4テストバンバリーを用いて溶融混練りした。この混
練物を50mm一軸フルフライトスクリュータイプの押出機
を用いてペレットを作製した。
用いた水添ジエン系共重合体は、すべてこのペレット
化で付着性のないペレットを得ることができた。(これ
らのペレットを以後マスターペレットと称する) これらのマスターペレットを用いてポリプロピレン樹
脂(A)と、水添ジエン系共重合体(B)の組成比が最
終的に75/25(重量比)の値になるようにポリプロピレ
ン樹脂(三菱油化(株)製ノーブレンBC−2)を追加し
て改めて4バンバリーで溶融混練し、本発明の樹脂組
成物を得た。
化で付着性のないペレットを得ることができた。(これ
らのペレットを以後マスターペレットと称する) これらのマスターペレットを用いてポリプロピレン樹
脂(A)と、水添ジエン系共重合体(B)の組成比が最
終的に75/25(重量比)の値になるようにポリプロピレ
ン樹脂(三菱油化(株)製ノーブレンBC−2)を追加し
て改めて4バンバリーで溶融混練し、本発明の樹脂組
成物を得た。
混練り後、ペレタイザーでペレット化し、その後6.5
オンス射出成形機(日本製鋼(株)製、6.5オンスイン
ラインスクリュウタイプ)でテストピースを作製した。
射出成形条件を下記に示す。
オンス射出成形機(日本製鋼(株)製、6.5オンスイン
ラインスクリュウタイプ)でテストピースを作製した。
射出成形条件を下記に示す。
また、物性試験の結果を、表−2に示す。
射出圧; 一次圧 500kg/cm2 二次圧 400kg/cm2 射出時間;一次圧+二次圧で15秒 成形温度;240℃ 冷却時間;40℃ 各物性の測定方法は次の方法に従った。
(1) メルトフローレート(MFR)(加工性の指標):
JIS K7210に従い、温度230℃、荷重2.16kgで測定した。
JIS K7210に従い、温度230℃、荷重2.16kgで測定した。
(2) アイゾット衝撃強度;JIS K7110に従った。
(3) 曲げ弾性率(FM)(剛性の指標);JIS K7203に
従って測定した。
従って測定した。
(4) 表面光沢(GL);JIS K7105に従って測定した。
(5) 塗膜の接着強度(塗装性の指標);射出成形に
よって得られた厚さ2mmのシートを、エタノールで脱脂
したのち、トリクロルエタン蒸気で表面処理し、このシ
ートにまずプライマー(日本ビーケミカル(株)製RB29
1H)を塗布し、次にポリウレタン系塗料(日本ビーケミ
カル(株)製R263)を乾燥厚膜で約50μmに塗布した。
乾燥・硬化後塗膜を引張速度30mm/分で180゜剥離し、接
着強度を測定した。
よって得られた厚さ2mmのシートを、エタノールで脱脂
したのち、トリクロルエタン蒸気で表面処理し、このシ
ートにまずプライマー(日本ビーケミカル(株)製RB29
1H)を塗布し、次にポリウレタン系塗料(日本ビーケミ
カル(株)製R263)を乾燥厚膜で約50μmに塗布した。
乾燥・硬化後塗膜を引張速度30mm/分で180゜剥離し、接
着強度を測定した。
結果を表−2に示す。
比較のために、表−1に示した水添ジエン系共重合体
試料No.12、13を実施例−1〜7に示した水添ジエン系
共重合体試料No.1〜7と同様にマスターペレットを作製
し、またエチレン−プロピレン共重合体−I(日本合成
ゴム(株)製EP02P)およびエチレン−プロピレン共重
合体−II(日本合成ゴム(株)製EP07P)エチレン−1
−ブテン共重合体(三井石油化学(株)製タフマーA408
5)およびブタジエン−スチレン−ブタジエン(BD−ST
−BD)−トリブロック共重合体水添物(SHELL製クレイ
トンG1650)を用いて、同様の方法でポリプロピレン樹
脂と溶融混練を行ない、射出成形品の各物性を測定し
た。結果を表−2に示す。
試料No.12、13を実施例−1〜7に示した水添ジエン系
共重合体試料No.1〜7と同様にマスターペレットを作製
し、またエチレン−プロピレン共重合体−I(日本合成
ゴム(株)製EP02P)およびエチレン−プロピレン共重
合体−II(日本合成ゴム(株)製EP07P)エチレン−1
−ブテン共重合体(三井石油化学(株)製タフマーA408
5)およびブタジエン−スチレン−ブタジエン(BD−ST
−BD)−トリブロック共重合体水添物(SHELL製クレイ
トンG1650)を用いて、同様の方法でポリプロピレン樹
脂と溶融混練を行ない、射出成形品の各物性を測定し
た。結果を表−2に示す。
このとき、最終組成物のポリプロピレン樹脂との比が
75/25になるようにした。
75/25になるようにした。
表−2に示す結果から明らかなように、本発明の水添
ジエン系共重合体樹脂組成物の中でランダム共重合体の
ビニル結合含有率をx%、ビニル芳香族化合物の含有量
をy%としたとき、10≦x≦65、3≦y≦50であり、x
=y+50の相関式より低ビニル結合含有量の領域にある
水添ジエン系共重合体を用いた実施例−1〜7の組成物
は、加工性、低温アイゾット衝撃性、曲げ弾性率、表面
光沢、および塗膜強度において優れていることは明らか
である。これに対し、ビニル芳香族化合物を含有しない
水添ジエン系共重合体を用いた比較例−1では塗装強度
において劣り、またビニル芳香族化合物含有量が55重量
%と多い水添ジエン系共重合体を用いた比較例−2では
アイゾット衝撃性で劣ることは明らかである。また比較
例−3〜4に示すエチレン−プロピレン共重合体を用い
た組成物は、極低温(−40℃)でのアイゾット衝撃値お
よび曲げ弾性率がともに劣ることが判る。
ジエン系共重合体樹脂組成物の中でランダム共重合体の
ビニル結合含有率をx%、ビニル芳香族化合物の含有量
をy%としたとき、10≦x≦65、3≦y≦50であり、x
=y+50の相関式より低ビニル結合含有量の領域にある
水添ジエン系共重合体を用いた実施例−1〜7の組成物
は、加工性、低温アイゾット衝撃性、曲げ弾性率、表面
光沢、および塗膜強度において優れていることは明らか
である。これに対し、ビニル芳香族化合物を含有しない
水添ジエン系共重合体を用いた比較例−1では塗装強度
において劣り、またビニル芳香族化合物含有量が55重量
%と多い水添ジエン系共重合体を用いた比較例−2では
アイゾット衝撃性で劣ることは明らかである。また比較
例−3〜4に示すエチレン−プロピレン共重合体を用い
た組成物は、極低温(−40℃)でのアイゾット衝撃値お
よび曲げ弾性率がともに劣ることが判る。
比較例−5のエチレン−1−ブテン共重合体を用いた
組成物では低温でのアイゾット衝撃値が劣る。また、比
較例−6のブタジエン−スチレン−ブタジエントリブロ
ック共重合体水添物を用いた組成物では、低温アイゾッ
ト衝撃、および曲げ弾性率のバランス性は比較的良いも
のの、表面光沢に劣り、十分でない。
組成物では低温でのアイゾット衝撃値が劣る。また、比
較例−6のブタジエン−スチレン−ブタジエントリブロ
ック共重合体水添物を用いた組成物では、低温アイゾッ
ト衝撃、および曲げ弾性率のバランス性は比較的良いも
のの、表面光沢に劣り、十分でない。
すなわち、実施例−1〜7の組成物は、アイゾット衝
撃、曲げ弾性、表面光沢および塗膜強度の点から高い位
置付にあり物性バランスのとれたものである。
撃、曲げ弾性、表面光沢および塗膜強度の点から高い位
置付にあり物性バランスのとれたものである。
実施例−8〜11、比較例7〜10 実施例1〜7と同様の方法で、表−1の水添ジエン系
共重合体試料8〜11を用いてマスターペレットを作製し
た。これらのペレットはすべて付着性のないペレットで
あった。これらのマスターペレットとポリプロピレン樹
脂を用いて実施例1〜7と同様の方法で本発明の樹脂組
成物を得た。同時に比較例−1で用いたエチレン−プロ
ピレン共重合体Iを用いてポリプロピレン樹脂との組成
が重量比で20/80および30/70、60/40、50/50になるよう
に溶融混合して、実施例−1〜7と同様の方法でテスト
ピースを作製し、各物性を測定した。結果を表−3に示
す。
共重合体試料8〜11を用いてマスターペレットを作製し
た。これらのペレットはすべて付着性のないペレットで
あった。これらのマスターペレットとポリプロピレン樹
脂を用いて実施例1〜7と同様の方法で本発明の樹脂組
成物を得た。同時に比較例−1で用いたエチレン−プロ
ピレン共重合体Iを用いてポリプロピレン樹脂との組成
が重量比で20/80および30/70、60/40、50/50になるよう
に溶融混合して、実施例−1〜7と同様の方法でテスト
ピースを作製し、各物性を測定した。結果を表−3に示
す。
表−3に示す結果から明らかなように、本発明の水添
ジエン系共重合体樹脂組成物の中で、ランダム共重合体
のビニル結合含有率をx%、ビニル芳香族化合物の含有
量をy%としたとき、50≦x≦90、y≦20であり、x=
y+50の相関式より高ビニル結合含有量側にある水添ジ
エン系共重合体を用いた実施例−8〜11の組成物は加工
性、低温アイゾット衝撃性、表面光沢に優れていること
は明らかである。同量のポリプロピレン樹脂を配合した
比較例−3〜6の組成物と比較して、柔軟性が改良され
た低温耐衝撃性が著しく改良されたものである。
ジエン系共重合体樹脂組成物の中で、ランダム共重合体
のビニル結合含有率をx%、ビニル芳香族化合物の含有
量をy%としたとき、50≦x≦90、y≦20であり、x=
y+50の相関式より高ビニル結合含有量側にある水添ジ
エン系共重合体を用いた実施例−8〜11の組成物は加工
性、低温アイゾット衝撃性、表面光沢に優れていること
は明らかである。同量のポリプロピレン樹脂を配合した
比較例−3〜6の組成物と比較して、柔軟性が改良され
た低温耐衝撃性が著しく改良されたものである。
一方、比較例−8〜10の組成物は、エチレン−プロピ
レン共重合体の比率を高くすることにより、曲げ弾性率
の低い組成物を得ることも可能であるが、組成物の流れ
性が大きく低下して加工性が低下する。
レン共重合体の比率を高くすることにより、曲げ弾性率
の低い組成物を得ることも可能であるが、組成物の流れ
性が大きく低下して加工性が低下する。
実施例−12〜14は(A)、(B)成分のブレンド比を
変えた例であるが、本発明の効果が明らかである。
変えた例であるが、本発明の効果が明らかである。
本発明の水添ジエン系共重合体樹脂組成物は、ポリプ
ロピレン樹脂(A)と、水添ジエン系ランダム共重合体
(B)とを含有することを特徴とするものであるが、水
添ジエン系共重合体(B)と、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニルまたはポリスチレンを含有する組成物では、本発
明の組成物と同様の効果を得ることができない。
ロピレン樹脂(A)と、水添ジエン系ランダム共重合体
(B)とを含有することを特徴とするものであるが、水
添ジエン系共重合体(B)と、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニルまたはポリスチレンを含有する組成物では、本発
明の組成物と同様の効果を得ることができない。
f.発明の効果 本発明のポリプロピレン樹脂(A)と水添ジエン系共
重合体(B)とからなる樹脂組成物は、従来、工業化さ
れているポリプロピレンとエチレン−プロピレン系ゴム
とからなる樹脂組成物に比べ、加工性、表面光沢、塗装
性および耐衝撃性に優れており、さらに用いる水添ジエ
ン系共重合体の分子特性を適正な領域にコントロールす
ることにより、高い剛性を持つポリプロピレン樹脂組成
物、あるいは非常に軟らかいポリプロピレン樹脂組成物
を得ることができる。
重合体(B)とからなる樹脂組成物は、従来、工業化さ
れているポリプロピレンとエチレン−プロピレン系ゴム
とからなる樹脂組成物に比べ、加工性、表面光沢、塗装
性および耐衝撃性に優れており、さらに用いる水添ジエ
ン系共重合体の分子特性を適正な領域にコントロールす
ることにより、高い剛性を持つポリプロピレン樹脂組成
物、あるいは非常に軟らかいポリプロピレン樹脂組成物
を得ることができる。
このような特性は従来知られているエチレン−プロピ
レン系ゴム、水添ブロック共重合体などのポリプロピレ
ン樹脂用改質剤ではなし得なかったことである。
レン系ゴム、水添ブロック共重合体などのポリプロピレ
ン樹脂用改質剤ではなし得なかったことである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 47/00 LKJ C08L 47/00 LKJ // C08L 23:10 (72)発明者 牧野 健哉 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−222132(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】(A)ポリプロピレン樹脂 95〜30重量%
と、 (B)有機リチウム開始剤を用いて得られる、少なくと
も1種の共役ジエンと3〜50重量%のビニル芳香族化合
物とのランダム共重合体であって、分子量分布(Mw/
Mn)が10以下であり、かつ共重合体中のジエン部のビニ
ル結合含有率が10〜90%である共重合体のオレフィン性
不飽和結合の少なくとも70%を水素添加した水添ジエン
系共重合体5〜70重量%からなることを特徴とする水添
ジエン系共重合体樹脂組成物。 - 【請求項2】(A)ポリプロピレン樹脂50〜20重量%
と、 上記(B)水添ジエン系共重合体50〜80重量%とを溶融
混合して得られたペレット状または塊状の配合物を、結
晶性ポリプロピレン樹脂とさらに溶融混合することを特
徴とする請求項(1)記載の水添ジエン系共重合体樹脂
組成物の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63311575A JP2638165B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 水添ジエン系共重合体樹脂組成物、およびその製造方法 |
US07/446,692 US5109069A (en) | 1988-12-09 | 1989-12-06 | Hydrogenated diene copolymer-containing resin composition and process for producing the same |
DE68919194T DE68919194T2 (de) | 1988-12-09 | 1989-12-08 | Hydrogenierte Dien-copolymer-Zusammensetzung und Verfahren zu deren Herstellung. |
EP89312821A EP0373834B1 (en) | 1988-12-09 | 1989-12-08 | Hydrogenated diene copolymer-containing resin composition and process for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63311575A JP2638165B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 水添ジエン系共重合体樹脂組成物、およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02158643A JPH02158643A (ja) | 1990-06-19 |
JP2638165B2 true JP2638165B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=18018882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63311575A Expired - Lifetime JP2638165B2 (ja) | 1988-12-09 | 1988-12-09 | 水添ジエン系共重合体樹脂組成物、およびその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
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