JP2632112B2 - 電圧発生回路 - Google Patents
電圧発生回路Info
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Description
に関し、特に、半導体基板内に形成される電圧発生回路
の改善に関する。
力消費の要求の下で、電源電圧レベルが低くなる傾向に
ある。すなわち、より低い電源電圧を半導体装置に供給
することにより、MOSトランジスタ,MOSキャパシ
タなどの絶縁膜をより薄くすることが可能となり、集積
度がより高められる。同時に、電力消費をも減少させる
ことができる。
に供給することは、半導体装置内に設けられたいくつか
の電圧発生回路に関し悪い結果をもたらすことになる。
すなわち、一般に半導体装置内には半導体基板を予め定
められた極性にバイアスするための基板バイアス電圧発
生回路が設けられている。基板バイアス電圧発生回路は
チャージポンプ回路によって構成されており、電源電圧
の低下によりバイアス電圧レベルにおける損失が無視で
きなくなる(この問題は後でより詳細に説明される)。
同様に、半導体装置内に設けられる昇圧電圧発生回路
も、チャージポンプ回路によって構成されているため、
電源電圧の低下により昇圧電圧レベルにおける損失が無
視できなくなる。
れた電圧発生回路に適用可能であるが、以下記載では、
この発明がダイナミックランダムアクセスメモリ(以下
「DRAM」という)において適用される例について説
明する。
のブロック図である。図8を参照して、このDRAM1
00は、多数のメモリセルを備えたメモリセルアレイ8
5と、外部から与えられるアドレス信号A0ないしAn
を受けるアドレスバッファ81と、受信されたアドレス
信号に応答してメモリセルアレイ85の行および列をそ
れぞれ指定するためのロウデコーダ82およびカラムデ
コーダ83と、メモリセルから読出されたデータ信号を
増幅するためのセンスアンプ84とを含む。入力データ
Diはデータインバッファ86を介して与えられる。出
力データDoはデータアウトバッファ87を介して出力
される。DRAM100は、その中に設けられた様々な
回路を制御するためのクロック信号を発生するクロック
ジェネレータ88を含む。
板バイアス電圧VB B を発生するための基板バイアス電
圧発生回路(図中、「VB B 発生回路」と示す)89を
含む。基板バイアス電圧発生回路89は、図示されてい
ないリングオシレータから発生されたクロック信号を受
け、電源電圧Vccが供給された後は、与えられたクロ
ック信号により常に駆動される。
与えられるロウアドレスストローブ信号/RASにより
駆動される。すなわち、RAS入力バッファ92は、外
部から与えられた信号/RASを受け、受信された信号
をクロックジェネレータ88および昇圧電圧発生回路9
3に与える。回路93は、与えられた信号により駆動さ
れ、かつ昇圧電圧VP P を発生する。
82を介してワード線(図示せず)に昇圧電圧VP P を
供給する昇圧電圧発生回路96を含む。昇圧電圧発生回
路96も、図示されていないリングオシレータからクロ
ック信号を受け、昇圧電圧VP P を発生する。昇圧電圧
VP P は、ロウデコーダ82により選択されたワード線
に供給される。
9,93および95ならびに昇圧電圧発生回路96は、
いずれもチャージポンプ回路によって構成されており、
与えられたクロック信号に応答して所望の電圧を発生す
る。たとえば、基板バイアス電圧発生回路は、次のよう
な回路構成を有している。
ス電圧発生回路の回路図である。図6を参照して、基板
バイアス電圧発生回路24は、インバータ1および2
と、PMOSキャパシタ3および4と、PMOSトラン
ジスタ5,6および7とを含む。インバータ1および2
は、与えられたクロック信号φ0に応答して、相補クロ
ック信号φ1およびφ2を出力する。各PMOSトラン
ジスタ5,6および7は、しきい電圧Vthpを有する
ものと仮定する。
生回路24の動作を説明するためのタイミングチャート
である。図6および図7を参照して、基板バイアス電圧
発生回路24の動作について説明する。
φ1が接地電位(以下「GNDレベル」という)から電
源電圧レベル(以下「Vccレベル」という)に立上が
る。ここでGNDレベルは0ボルトに相当する。トラン
ジスタ6のゲート電圧6gは、キャパシタ4による結合
によりVccレベルに上昇しようとするが、トランジス
タ5が導通するので、電圧レベルVthpになる。一
方、同じ時刻t1において、インバータ2の出力信号φ
2がVccレベルからGNDレベルに立下がるので、ト
ランジスタ7のゲートおよびドレイン電圧はキャパシタ
3の結合により減少され、トランジスタ7が導通する。
トランジスタ7の導通により、基板の電荷がトランジス
タ7を介して引き抜かれ、引き抜かれた電荷がキャパシ
タ3により保持される。一方、トランジスタ6は、与え
られたゲート電圧Vthpに応答してオフしている。
φ1がVccレベルからGNDレベルに立下がる。トラ
ンジスタ6のゲート電圧6gがキャパシタ4の結合によ
りVthp−Vccになるのでトランジスタ6がオンす
る。引き抜かれた電荷、すなわちキャパシタ3により保
持されていた電荷は、トランジスタ6を介して接地に導
かれる。このとき、トランジスタ7は、ゲートおよびド
レイン電圧の上昇によりオフされ、引き抜かれた電荷の
逆流が防がれる。
下がりの繰返しにより、上記のようにして基板から電荷
が引き抜かれ、最終的には、基板電位VB B は、図7に
示すようにレベル−Vcc+Vthpに達する。
アス電圧発生回路24は、一体接続されたゲートおよび
ドレインを有するトランジスタ7を用いているので、原
理的に基板電位VB B をレベル−Vcc+Vthpより
下げることはできなかった。すでに記載したように、近
年、半導体装置に供給される電源電圧Vccのレベルが
低下される傾向の中で、トランジスタ7によるしきい電
圧Vthp分の損失、言い換えると基板電位VB B のV
thp分の上昇は好ましくない。すなわち、出力電圧V
B B のレベルが−Vcc+Vthpであるため、電源電
圧Vccのレベルが低下すればするほど、出力電圧レベ
ルが上昇することになる。言い換えると、電源電圧レベ
ルが低下すればするほど、出力電圧レベルにおけるしき
い電圧Vthpによる損失は無視できなくなる。
ためになされたもので、電圧発生回路の出力電圧におい
て、出力段の電界効果トランジスタのしきい電圧による
損失を防ぐことを目的とする。
回路は、第1および第2の相補クロック信号を発生する
手段と、第1電極が第1のクロック信号を受けるように
接続された第1のキャパシタ手段と、ソース電極が第1
のキャパシタ手段の第2電極に接続され、かつドレイン
電極が出力ノードに接続された第1の電界効果トランジ
スタと、第1電極が第2のクロック信号を受けるように
接続された第2のキャパシタ手段と、ゲート電極が第2
のキャパシタ手段の第2電極に接続され、かつ第1の電
界効果トランジスタのソース電極と電源電位との間に接
続された第2の電界効果トランジスタとを含む。第1お
よび第2の電界効果トランジスタは、異なった導電形式
を有している。第1の電界効果トランジスタは、ゲート
電極が第2のキャパシタ手段の第2電極に接続される。
界効果トランジスタのゲート電極が第2のキャパシタ手
段の第2電極に接続されているため、第1の電界効果ト
ランジスタのソース電圧を越える電圧が第1の電界効果
トランジスタのゲート電極に与えられる。したがって、
第1の電界効果トランジスタのしきい電圧分の損失なし
に所望の電圧が発生され得る。
アス電圧発生回路の回路図である。図1を参照して、こ
の基板バイアス電圧発生回路21は、インバータ1およ
び2と、PMOSキャパシタ3および4と、PMOSト
ランジスタ5および6と、NMOSトランジスタ8とを
含む。インバータ1は出力信号φ0を受ける。クロック
信号φ0は、場合により、半導体基板内に設けられたリ
ングオシレータ20から供給される。カスケードされた
インバータ1および2は、相補クロック信号φ1および
φ2を発生する。キャパシタ3は、一方電極がインバー
タ2の出力に接続される。キャパシタ4は、一方電極が
インバータ1の出力に接続される。
れ、かつキャパシタ4の他方電極と接地電位との間に接
続される。トランジスタ6は、ゲート電極がキャパシタ
4の他方電極に接続され、かつキャパシタ3の他方電極
と接地電位との間に接続される。トランジスタ8は、ソ
ース電極がキャパシタ3の他方電極に接続され、かつゲ
ート電極がキャパシタ4の他方電極に接続される。トラ
ンジスタ8のドレイン電極を介して基板バイアス電圧V
B B が発生される。
生回路21の動作を説明するためのタイミングチャート
である。図1および図3を参照して、基板バイアス電圧
発生回路21の動作について説明する。
φ1が、接地電位レベル(以下「GNDレベル」とい
う)から電源電圧レベル(以下「Vccレベル」とい
う)に立上がる。トランジスタ6および8のゲート電圧
6g,8gは、キャパシタ4による結合によりVccレ
ベルに上昇しようとするが、トランジスタ5が導通する
ので、電圧レベルVthpになる。一方、同じ時刻t1
において、インバータ2の出力信号φ2がVccレベル
からGNDレベルに立下がるので、トランジスタ8のソ
ース電圧8sはキャパシタ3の結合により−Vccレベ
ルまで立下がる。したがって、トランジスタ8のゲート
電圧8gとソース電圧8s間の差8g−8sがVthp
−(−Vcc)になるので、トランジスタ8が導通し、
基板から電荷が引き抜かれる。トランジスタ6がゲート
電圧Vthpに応答してオフしているので、引き抜かれ
た電荷はキャパシタ3により保持される。
φ1がVccレベルからGNDレベルに立下がる。トラ
ンジスタ6および8のゲート電圧6g,8gがキャパシ
タ4の結合によりVthp−Vccになるので、トラン
ジスタ6がオンする。引き抜かれた電荷、すなわちキャ
パシタ3により保持されていた電荷は、トランジスタ6
を介して接地に導かれる。このとき、トランジスタ8は
オフしているので、キャパシタ3により保持されている
電荷はトランジスタ8を介して基板に戻されない。
上がりおよび立下がりを繰返すことにより、基板から電
荷が引き抜かれ、基板電位VB B が低下され、最終的に
は、基板電位VB B は、レベル−Vccに達し得る。す
なわち、トランジスタ8による電荷の引き抜きが行なわ
れるとき、トランジスタ8のゲート電圧8gはドレイン
電圧(すなわち基板電位)よりも十分に高いので、図6
に示した従来の回路24において生じていたしきい電圧
分Vthpの損失が防がれる。したがって、基板電位V
B B は有効にレベル−Vccに達し得る。
基板電位)が最低レベル−Vccになったときでも、V
thp(トランジスタ5,6のしきい電圧)<Vthn
(トランジスタ8のしきい電圧)の関係が満たされるよ
うにトランジスタ6および8が設計されているので、ト
ランジスタ8の望ましくない導通が防がれる。
ランジスタ8のゲート電極−ソース電極間に容量成分3
1が存在し、トランジスタ6のソース電極−ゲート電極
間にも容量成分32が存在する。入力クロック信号φ0
の立上がりおよび立下がりを繰返すことにより、これら
の容量成分31および32の存在により、トランジスタ
6のゲート電圧が下がりすぎる場合が生じ得る。トラン
ジスタ6のゲート電圧が下がりすぎたとき、トランジス
タ6が完全にはオフできなくなるので、接地から電荷が
戻され得る。言い換えると、トランジスタ6を介して電
荷の逆流が生じ、効率よくポンピング動作が行なわれ得
なくなる。この問題を解決するため,図2に示すような
追加の回路が設けられる。
バイアス電圧発生回路の回路図である。図2を参照し
て、この基板バイアス電圧発生回路22は、図1に示し
た回路21と比較すると、さらに、キャパシタ4の他方
電極と接地電位との間に直列に接続されたPMOSトラ
ンジスタ9,10および11を含む。各トランジスタ
9,10および11は、対応するゲート電極が対応する
ドレイン電極に接続されている。したがって、トランジ
スタ9,10および11は、トランジスタ6のゲート電
圧がレベル3Vthpを越えるように制限するためのク
ランプ回路として働く。このクランプ回路の働きによ
り、容量成分31および32の影響にかかわらず、トラ
ンジスタ6のゲート電圧をレベル3Vthpを越える範
囲に保持することができ(図4参照)、トランジスタ6
を介して電荷が逆流するのが防がれる。その結果、効率
のよいポンピング動作が行なわれ得る。
ンジスタ9,10および11がクランプ回路として設け
られているが、一般に、PMOSトランジスタの数n
は、トランジスタ6がオフする条件より、次の不等式が
満足されるように決定される。
アス電圧発生回路に適用される例が示された。これらの
基板バイアス電圧発生回路21および22は、最終的に
はレベル−Vccに達する出力電圧を発生することがで
きる。一方、この発明を昇圧電圧発生回路に適用するこ
とにより、図5に示すような昇圧電圧発生回路23が得
られる。
す昇圧電圧発生回路の回路図である。図5を参照して、
この昇圧電圧発生回路23は、インバータ1および2
と、NMOSキャパシタ12および13と、NMOSト
ランジスタ14,15,17,18および19と、PM
OSトランジスタ16とを含む。トランジスタ17,1
8および19は、クランプ回路を構成しており、図2に
示した回路22における場合と同様に、トランジスタ1
5および16の容量成分による悪影響を防ぐために設け
られる。トランジスタ15および16における容量成分
が無視できる場合には、これらのトランジスタ17,1
8および19を省くことができる。
理的に、図1に示した基板バイアス電圧発生回路21と
同様に動作する。昇圧電圧発生回路23は、トランジス
タ16のドレインを介して昇圧電圧VP P を出力する。
発生回路21および22は、図8に示したDRAM10
0におけるVB B 発生回路89,93または95として
用いることができる。一方、図5に示した昇圧電圧発生
回路23は、図8に示したDRAM100における昇圧
電圧発生回路96として用いることができる。図1およ
び図2に示した回路21および22では、出力段のトラ
ンジスタ8のゲート電極にソース電圧よりも十分に高い
電圧を与えることができるので、出力電圧VBB におい
てトランジスタ8のしきい電圧Vthn分の損失が生じ
ない。その結果、レベル−Vccを有する基板バイアス
電圧VB B が発生される。同様に、図5に示した昇圧電
圧発生回路23においても、出力電圧VP P において最
終段のトランジスタ16のしきい電圧Vthpによる損
失が生じないので、好ましいレベルを有する昇圧電圧V
P P が得られる。
段に設けられた電界効果トランジスタのしきい電圧分の
損失なしに所望の電圧を発生することのできる電圧発生
回路が得られた。
生回路の回路図である。
発生回路の回路図である。
を説明するためのタイミングチャートである。
を説明するためのタイミングチャートである。
生回路の回路図である。
路の回路図である。
を説明するためのタイミングチャートである。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 出力ノードを介し0予め定められた極性
の電圧を発生する電圧発生回路であって、 第1および第2の相補クロック信号を発生する手段と、 第1電極が第1のクロック信号を受けるように接続され
た第1のキャパシタ手段と、 ソース電極が前記第1のキャパシタ手段の第2電極に接
続され、かつドレイン電極が前記出力ノードに接続され
た第1の電界効果トランジスタと、 第1電極が第2のクロック信号を受けるように接続され
た第2のキャパシタ手段と、 ゲート電極が前記第2のキャパシタ手段の第2電極に接
続され、かつ前記第1の電界効果トランジスタのソース
電極と電源電位との間に接続された第2の電界効果トラ
ンジスタとを含み、 前記第1および第2の電界効果トランジスタは、異なっ
た導電形式を有しており、 前記第1の電界効果トランジスタは、ゲート電極が前記
第2のキャパシタ手段の第2電極に接続される、電圧発
生回路。
Priority Applications (4)
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