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JP2696523B2 - ふけ防止剤及び頭髪化粧料 - Google Patents

ふけ防止剤及び頭髪化粧料

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Publication number
JP2696523B2
JP2696523B2 JP63103480A JP10348088A JP2696523B2 JP 2696523 B2 JP2696523 B2 JP 2696523B2 JP 63103480 A JP63103480 A JP 63103480A JP 10348088 A JP10348088 A JP 10348088A JP 2696523 B2 JP2696523 B2 JP 2696523B2
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dandruff
hair
betaine
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善行 河野
哲夫 坂本
嘉子 佐藤
聖二 西山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はふけ防止剤及び頭髪化粧料、特にそのふけ抑
制作用を有する物質の改良に関する。
[従来の技術] 一般に、ふけは皮脂腺の分泌物、汗腺の分泌物、表皮
層の剥離物等からなり、通常は皮脂腺等の分泌亢進によ
り発生するが、皮膚に細菌や酵母が感染すると、ふけの
発生は病的に助長されるといわれている。このため、従
来から殺菌剤や抗菌剤を添加したふけ防止剤あるいは頭
髪化粧料がふけ防止のために使用されてきた。
しかし、殺菌剤や抗菌剤の中には皮膚刺激性等の点
で、人体に対する安全性に問題があるものがあり、また
抗菌剤や殺菌剤を含むふけ防止剤あるいは頭髪化粧料
は、連日の使用により皮膚常在菌の微妙なバランスをく
ずしてしまうといった、いわゆるエコロジーの観点か
ら、時には好ましくない事態を引起こすことが指摘され
ている。例えば、従来からふけ防止用薬剤として最も効
果があると認められているジンクピリチオン(ZPT)も
抗菌剤の範疇に含まれるものであり、これを多量に使用
することはできる限り避けることが好ましいと考えられ
ている。
そこで、かかる抗菌剤や殺菌剤を使用せずにふけの発
生を防止することが広く要望されるにいたり、有効なふ
け抑制作用をもち、しかも抗菌剤や殺菌剤を用いない安
全な物質の探求が行なわれてきた。
これまで、抗菌性や殺菌性に基づかない、ふけ抑制作
用をもつ物質としては、α−トコフェロール・ビタミン
A酸エステル(特開昭51−73137号公報)やビタミンE
・ニコチン酸エステル(ドイツ特許第2301585号及び第2
301660号明細書)が報告されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来技術の問題点 しかし、これらビタミンE(すなわち、トコフェロー
ル)のエステル類は、皮膚上での安定性に欠け、ふけ抑
制の持続的作用は期待できない。
更に、前記のビタミンEのエステル類は水に不溶性で
あるので、剤形によっては油状の沈殿を生じるといった
欠点を有していた。
また、必要量の前記物質を添加するためには多量の界
面活性剤を必要とするという問題点も有していた。
発明の目的 本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的はふけ防止効果、及び安定性、安全性の
点で優れたふけ防止剤及び頭髪化粧料を提供することに
ある。
前記目的を達成するために、本発明者らは広く種々の
物質についてふけ防止作用を調べた結果、尿酸及びその
誘導体、ベタイン類及びそれらの塩、ルチンがふけ防止
に対して極めて有効であり、更に安全性、安定性につい
ても改善できることを見出し、本発明を完成させるに至
った。
[課題を解決するための手段] すなわち、請求項1記載の発明は、尿酸及びその誘導
体からなる群より選ばれた一種または二種以上の化合物
よりなることを特徴とするふけ防止剤である。
請求項2記載の発明は、リジンベタイン、オルニチン
ベタイン、ホマリン、トリゴネリン、アラニンベタイ
ン、タウロベタイン、スタキドリン、グルタミン酸ベタ
イン、フェニルアラニンベタイン、γーブチロベタイ
ン、ベタイン及びそれらの塩からなる群より選ばれた一
種または二種以上の化合物よりなることを特徴とするふ
け防止剤である。
請求項3記載の発明は、リジンベタイン、オルニチン
ベタイン、ホマリン、トリゴネリン、アラニンベタイ
ン、タウロベタイン、スタキドリン、グルタミン酸ベタ
イン、フェニルアラニンベタイン、γ−ブチロベタイ
ン、ベタイン及びそれらの塩からなる群より選ばれた一
種または二種以上の化合物を含むことを特徴とする頭髪
化粧料である。
請求項4記載の発明は、ルチンよりなることを特徴と
するふけ防止剤である。
以下、本発明の構成について詳述する。
尿酸及びその誘導体よりなるふけ防止剤 本発明に用いられる尿酸及びその誘導体としては、尿
酸、尿酸ナトリウム、尿酸カリウム、尿酸アンモニウム
等の尿酸またはその塩、3−N−メチル尿酸、3−N−
ラウリル尿酸、7−N−ブチル尿酸、1−N−エチル尿
酸、9−N−ラウリル尿酸、3,7−N−ジメチル尿酸な
どの尿酸N−アルキル変性物、3−N−リボシル尿酸、
9−N−グリコシル尿酸などの尿酸配糖体などが挙げら
れる。
これらの尿酸及びその塩や尿酸配糖体は血清中にも見
出されており、哺乳類の平均生存年齢と血清中尿酸濃度
との関連や、癌の発生率と血清尿酸値との関連より最近
注目されている物質であるが、ふけ防止剤あるいは頭髪
化粧料としての適用例は現在のところ見当らない。
かかる尿酸及びその誘導体の頭髪化粧料等への配合量
は、全量に対してとくに限定されないが、通常配合量
は、0.001重量%〜0.5重量%である。
0.001重量%未満ではふけ防止効果が乏しくなる傾向
があり、逆に0.5重量%をこえて配合しても効果の大き
な増加は望めない。
ベタイン類およびそれらの塩を含むふけ防止剤ないし頭
髪化粧料 本発明に用いられるベタイン類は、リジンベタイン、
オルニチンベタイン、ホマリン、トリゴネリン、アラニ
ンベタイン、タウロベタイン、スタキドリン、グルタミ
ン酸ベタイン、フェニルアラニンベタイン、γ−ブチロ
ベタイン、ベタイン及びそれらの塩からなる群より選ば
れた一種または二種以上の化合物である。
これらのベタイン類またはその塩は海藻中や魚類、甲
殻類に見出されているが、その生理学上の存在意義は必
ずしも明らかになっておらず、ふけ防止剤あるいは頭髪
化粧料としての適用例は現在のところ見当らない。
かかるベタイン類及びそれらの塩の頭髪化粧料等への
配合量は、全量に対してとくに限定されないが、通常
は、0.001〜5重量%である。
0.001重量%未満ではふけ防止効果が乏しくなる傾向
があり、逆に5重量%をこえて配合しても効果の大きな
増加は望めない。
ルチンよりなるふけ防止剤 本発明で用いられるルチンは植物(エンジュのつぼ
み、ソバの全草)から抽出して得られるもので、血管補
強・脳溢血予防剤として用いられている経口投与の医薬
品である。その薬効としては、毛細血管の脆弱性及び異
常な透過性を回復させることが報告されている。又、ヒ
アルロニダーゼ阻害作用も知られている。
本発明におけるルチンの頭髪化粧料等への配合量は、
全量に対してとくに限定されないが、通常は、0.000001
〜5重量%である。
0.000001重量%未満ではふけ防止効果が乏しくなる傾
向があり、逆に5重量%をこえて配合しても効果の大き
な増加は望めない。
本発明の尿酸及びその誘導体、あるいはベタイン類お
よびそれらの塩は水に易溶で、油脂や有機性溶媒には不
溶または溶けにくい物質であるが、懸濁状態でもふけ防
止剤ないし頭髪化粧料への配合は可能であり、効果に対
して何の影響も与えない。
又、ルチンも、水やアルコール等の極性溶媒に易溶な
物質であるが、懸濁状態でもふけ防止剤ないし頭髪化粧
料への配合は可能であり、効果に対して何の影響も与え
ない。
なお、本発明において、ふけ防止剤は、医薬品、医薬
部外品、化粧品とすることが好適である。
又、本発明における頭髪化粧料(薬用化粧料、すなわ
ち医薬部外品をも含む)は、頭皮ないし頭髪に使用する
ものを広く指し、例えば、ヘアトニック、頭皮用乳液、
ヘアリキッド、ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアクリ
ーム、ヘアスプレー等が含まれる。
さらに、本発明のふけ防止剤あるいは頭髪化粧料に
は、前記必須成分の他、一般の医薬品、医薬部外品、化
粧品に配合される通常の成分、例えば、油性成分、紫外
線吸収剤、防腐剤、保湿剤、界面活性剤、香料、水、ア
ルコール、増粘剤、色剤、薬剤等を配合することができ
る。
また、尿酸及びその誘導体、ベタイン類及びそれらの
塩あるいはルチンを併せ配合することも可能である。
[作用] 本発明によるふけ防止剤及び頭髪化粧料が有効なふけ
防止作用を示す機構は、頭皮組織内の代謝反応が適度に
調整されるとともに、ふけの発生要因である過酸化脂質
の頭皮上での形成を尿酸及びその誘導体、ベタイン類及
びそれらの塩あるいはルチンが阻害するためと考えられ
る。
[実施例] 次に実施例により本発明を更に詳細に説明する。
なお、本発明はこれによって限定されるものではな
い。また、配合量は重量%で示している。
尿酸およびその誘導体の使用 まず、尿酸及びその誘導体のふけ防止に対する効果を
調べるため、次の様な試験を行なった。
実施例1 尿酸0.001重量%を、ヘアシャンプーに配合してふけ
抑制効果を測定した。
すなわち、精製水79.999gに、ラウリル硫酸トリエタ
ノールアミン15g、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド5
g、尿酸0.001g及び香料・色素を適量、順次添加し、加
熱後冷却してヘアシャンプーを得た。
ふけ防止効果の測定は次の様にして行なった。
対象者として28〜42才で、ふけの比較的多い男性7名
を選び、テストを行なった。
試験開始前に尿酸類無添加のシャンプーで洗髪し、洗
髪後2日間に累積したふけを採取し、採取したふけ中の
蛋白質量を測定した(コントロール期)。
次いで、尿酸を添加したシャンプーを1ヵ月使用さ
せ、その間、コントロール期と同様にふけを採取し蛋白
質量を測定した(試料期)。
コントロール期の1ヵ月間の平均ふけ蛋白質量と試料
期の後半2週間の平均ふけ蛋白質量とを比較し、ふけの
減少率が 50%以上であった場合 …A 30%以上、50%未満の場合 …B 20%以上、30%未満の場合 …C 20%未満の場合 …D とランク付けをした。
この結果を次の第1表に示す。
この結果、尿酸を配合したものは優れたふけ防止効果
を有することが認められた。
以下にその他の実施例を示す。いずれも前記同様の使
用試験の結果、ふけ防止に優れた効果を示した。
実施例2 ヘアシャンプー 次の配合組成よりなるヘアシャンプーを調製した。製
造法は前記第1実施例に準じる。
ラウリルサルフェート・Na 5.0 ラウリルサルフェートトリエタノールアミン 5.0 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 6.0 エチレングリコール脂肪酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール 5.0 3−N−ラウリル尿酸 0.05 香料 0.3 水 残余 実施例3 ヘアリンス 次の配合組成よりなるヘアリンスを調製した。製造法
は常法によった。
ジプロピレングリコール 4.0 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0 ステアリルアルコール 1.0 ポリオキシエチレン(60モル付加)硬化ヒマシ油 0.5 グリセリンステアリン酸エステル 0.5 9−N−ラウリル尿酸 0.02 水 残余 実施例4 ヘアトニック エチルアルコール55gにポリオキシエチレン(8モル
付加)オレイルアルコールエーテル2g及び7−N−ブチ
ル尿酸0.01g、香料を適量加え、室温下に溶解させてア
ルコール相を得た。別に精製水37.99gにグリセリン5gを
加えて溶解させた。冷却後、色素を適量加え、この水相
部にアルコール相を加えて可溶化してふけ防止効果のあ
るヘアトニックを得た。
実施例5 ヘアシャンプー エチルアルコール52.5gにポリオキシプロピレンブチ
ルエーテル20g、スクワラン2g、3,7−ジメチル尿酸0.00
5g及び香料を適量加え室温下に溶解させたアルコール相
に、精製水25.495gに色素を適量加えた分を添加し攪拌
して、ふけ抑制効果のあるヘアリキッドを得た。
実施例6 頭皮用乳液 ステアリン酸2g、セチルアルコール1.5g、ワセリン3
g、流動パラフィン12g、ポリオキシエチレン(10モル付
加)モノオレイン酸エステル2g、尿酸ナトリウム0.1g、
及び香料適量を混合し80℃に加熱し油相を得た。別にプ
ロピレングリコール5g、トリエタノールアミン1g、及び
精製水73.4gを80℃に加熱して、前記油相部を攪拌しな
がら徐々に加え、冷却してふけ防止効果のある頭皮用乳
液を得た。
実施例7 ヘアクリーム ステアリン酸2g、ステアリルアルコール7g、オクチル
ドデカノール6g、ポリオキシエチレン(10モル付加)セ
チルエーテル3g、3−N−リボシル尿酸0.2g及び香料を
適量加えて80℃に加熱して油相を得た。別にプロピレン
グリコール5g、及び精製水76.8gを80℃に加熱し、この
水相に前記油相部を攪拌しつつ徐々に加え、冷却してふ
け抑制効果のあるヘアクリームを得た。
実施例8 頭髪用乳液 ポリエチレングリコール1500 3.5g、トリエタノール
アミン1gを精製水74.999gに加温溶解し70℃に保った。
ステアリン酸2.5g、セチルアルコール1.5g、ワセリン5
g、スクワラン10g、ポリオキシエチレン(10モル付加)
モノオレイン酸エステル2g、尿酸0.001gを加温溶解し、
70℃に保ち水相部に加えた。予備乳化後、ホモミキサー
で均一に乳化し徐冷してふけ防止効果のある頭髪用乳液
を調製した。
ベタイン類及びそれらの塩の使用 まず、ベタイン類及びそれらの塩のふけ防止に対する
効果を調べるため、次の様な試験を行なった。
実施例9 ベタイン類としてホマリン0.02重量%を、ヘアトニッ
クに配合してふけ抑制効果を測定した。
すなわち、エチルアルコール55gにポリオキシエチレ
ン(8モル付加)オレイルアルコールエーテル2g及びホ
マリン0.02g、香料を適量加え、室温下に溶解させてア
ルコール相を得た。別に精製水37.98gにグリセリン5gを
加えて溶解させた。冷却後色素を適量加え、この水相部
にアルコール相を加えて可溶化してヘアトニックを得
た。
ふけ防止効果の測定は次の様にして行なった。
対象者として28〜42才で、ふけの比較的多い男性7名
を選び、テストを行なった。
試験開始前にベタイン類無添加のシャンプーで洗髪
し、洗髪後2日間にわたり朝夕2回ベタイン類抜去のヘ
アトニックを使用し累積したふけを採取し、採取したふ
け中の蛋白質量を測定した(コントロール期)。
次いで、ホマリンを添加したヘアトニックを1ヵ月間
使用させ、その間、コントロール期と同様にふけを採取
し蛋白質量を測定した(試料期)。
評価法は尿酸を使用した前記実施例1に準じる。
評価結果を次の第2表に示す。
この結果、ホマリンを配合したものは優れたふけ防止
効果を有することが認められた。
以下にその他の実施例を示す。いずれも前記同様の使
用試験の結果、ふけ防止に優れた効果を示した。
実施例10 ヘアシャンプー 次の配合組成よりなるヘアシャンプーを調製した。製
造法は前記第1実施例に準じる。
ラウリルサルフェート・Na 5.0 ラウリルサルフェートトリエタノールアミン 5.0 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 6.0 エチレングリコール脂肪酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール 5.0 トリゴネリン 0.03 香料 0.3 水 残余 実施例11 ヘアリンス 次の配合組成よりなるヘアリンスを調製した。製造法
は常法によった。
ジプロピレングリコール 4.0 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0 ステアリルアルコール 1.0 ポリオキシエチレン(60モル付加)硬化ヒマシ油 0.5 グリセリンステアリン酸エステル 0.5 タウロベタイン 0.5 水 残余 実施例12 ヘアトニック エチルアルコール55gにポリオキシエチレン(8モル
付加)オレイルアルコールエーテル2g及びリジンベタイ
ン0.2g、香料を適量加え、室温下に溶解させてアルコー
ル相を得た。別に精製水37.8gにグリセリン5gを加えて
溶解させた。冷却後、色素を適量加え、この水相部にア
ルコール相を加えて可溶化してふけ防止効果のあるヘア
トニックを得た。
実施例13 ヘアリキッド エチルアルコール52.5gにポリオキシプロピレンブチ
ルエーテル20g、スクワラン2g、オルニチンベタイン0.0
5g及び香料を適量加え室温下に溶解させたアルコール相
に、精製水25.45gに色素を適量加えた分を添加し攪拌し
て、ふけ抑制効果のあるヘアリキッドを得た。
実施例14 頭皮用乳液 ステアリン酸2g、セチルアルコール1.5g、ワセリン3
g、流動パラフィン12g、ポリオキシエチレン(10モル付
加)モノオレイン酸エステル2g、γ−ブチロベタイン0.
08g、及び香料適量を混合し80℃に加熱し油相を得た。
別にプロピレングリコール5g、トリエタノールアミン1
g、及び精製水73.42gを80℃に加熱して、前記油相部を
攪拌しながら徐々に加え、冷却してふけ防止効果のある
頭皮用乳液を得た。
実施例16 頭髪用乳液 ポリエチレングリコール1500 3.5g、トリエタノール
アミン1gを精製水74.49gに加温溶解し70℃に保った。ス
テアリン酸2.5g、セチルアルコール1.5g、ワセリン5g、
スクワラン10g、ポリオキシエチレン(10モル付加)モ
ノオレイン酸エステル2g、スタキドリン0.01gを加温溶
解し、70℃に保ち水相部に加えた。予備乳化後、ホモミ
キサーで均一に乳化し徐冷してふけ防止効果のある頭髪
用乳液を調製した。
ルチンの使用 まず、ルチンのふけ防止に対する効果を調べるため、
次の様な試験を行なった。
実施例17 ルチン0.0002重量%を、ヘアトニックに配合してふけ
抑制効果を測定した。
なお、ヘアトニックの調製及びふけ防止効果の測定法
は前記実施例9に準じる。
評価結果を次の第3表に示す。
この結果、ルチンを配合したものは優れたふけ防止効
果を有することが認められた。
以下にその他の実施例を示す。いずれも前記同様の使
用試験の結果、ふけ防止に優れた効果を示した。
実施例18 ヘアシャンプー 次の配合組成よりなるヘアシャンプーを調製した。製
造法は前記第1実施例に準じる。
ラウリルサルフェート・Na 5.0 ラウリルサルフェートトリエタノールアミン 5.0 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 6.0 エチレングリコール脂肪酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール 5.0 ルチン 0.003 香料 0.3 水 残余 実施例19 ヘアリンス 次の配合組成よりなるヘアリンスを調製した。製造法
は常法によった。
ジプロピレングリコール 4.0 ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 2.0 ステアリルアルコール 1.0 ポリオキシエチレン(60モル付加)硬化ヒマシ油0.5 グリセリンステアリン酸エステル 0.5 ルチン 0.0005 水 残余 実施例20 ヘアトニック エチルアルコール55gにポリオキシエチレン(8モル
付加)オレイルアルコールエーテル2g及びルチン0.0000
1g、香料を適量加え、室温下に溶解させてアルコール相
を得た。別に精製水37.99999gにグリセリン5gを加えて
溶解させた。冷却後、色素を適量加え、この水相部にア
ルコール相を加えて可溶化してふけ防止効果のあるヘア
トニックを得た。
実施例21 ヘアリキッド エチルアルコール52.5gにポリオキシプロピレンブチ
ルエーテル20g、スクワラン2g、ルチン0.0005g及び香料
を適量加え室温下に溶解させたアルコール相に、精製水
25.4995gに色素を適量加えた分を添加し攪拌して、ふけ
抑制効果のあるヘアリキッドを得た。
実施例22 頭皮用乳液 ステアリン酸2g、セチルアルコール1.5g、ワセリン3
g、流動パラフィン12g、ポリオキシエチレン(10モル付
加)モノオレイン酸エステル2g、ルチン0.0008g、及び
香料適量を混合し80℃に加熱し油相を得た。別にプロピ
レングリコール5g、トリエタノールアミン1g、及び精製
水73.4992gを80℃に加熱して、前記油相部を攪拌しなが
ら徐々に加え、冷却してふけ防止効果のある頭皮用乳液
を得た。
実施例23 ヘアクリーム ステアリン酸2g、ステアリルアルコール7g、オクチル
ドデカノール6g、ポリオキシエチレン(10モル付加)セ
チルエーテル3g、ルチン0.02g及び香料を適量加えて80
℃に加熱して油相を得た。別にプロピレングリコール5
g、及び精製水76.98gを80℃に加熱し、この水相に前記
油相部を攪拌しつつ徐々に加え、冷却してふけ抑制効果
のあるヘアクリームを得た。
実施例24 頭髪用乳液 ポリエチレングリコール1500 3.5g、トリエタノール
アミン1gを精製水74.4999gに加温溶解し70℃に保った。
ステアリン酸2.5g、セチルアルコール1.5g、ワセリン5
g、スクワラン10g、ポリオキシエチレン(10モル付加)
モノオレイン酸エステル2g、ルチン0.0001gを加温溶解
し、70℃に保ち水相部に加えた。予備乳化後、ホモミキ
サーで均一に乳化し徐冷してふけ防止効果のある頭髪用
乳液を調製した。
[発明の効果] 本発明は以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載のふけ防止剤によれば、尿酸及びその誘
導体を含むこととしたので、安全性、安定性が良好で、
しかもふけ防止効果に優れている。
請求項2または3記載のふけ防止剤ないし頭髪化粧料
によれば、ベタイン類及びそれらの塩を含むこととした
ので、安全性、安定性が良好で、しかもふけ防止効果に
優れている。
請求項4記載のふけ防止剤によれば、ルチンを含むこ
ととしたので、安全性、安定性が良好で、しかも配合量
が極めて微量であってもふけ防止効果に優れている。
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 嘉子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 (72)発明者 西山 聖二 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−289020(JP,A) 特開 昭62−298566(JP,A) 特開 昭62−153211(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿酸及びその誘導体からなる群より選ばれ
    た一種または二種以上の化合物よりなることを特徴とす
    るふけ防止剤。
  2. 【請求項2】リジンベタイン、オルニチンベタイン、ホ
    マリン、トリゴネリン、アラニンベタイン、タウロベタ
    イン、スタキドリン、グルタミン酸ベタイン、フェニル
    アラニンベタイン、γーブチロベタイン、ベタイン及び
    それらの塩からなる群より選ばれた一種または二種以上
    の化合物よりなることを特徴とするふけ防止剤。
  3. 【請求項3】リジンベタイン、オルニチンベタイン、ホ
    マリン、トリゴネリン、アラニンベタイン、タウロベタ
    イン、スタキドリン、グルタミン酸ベタイン、フェニル
    アラニンベタイン、γ−ブチロベタイン、ベタイン及び
    それらの塩からなる群より選ばれた一種または二種以上
    の化合物を含むことを特徴とする頭髪化粧料。
  4. 【請求項4】ルチンよりなることを特徴とするふけ防止
    剤。
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