JP2678758B2 - 新規なプロパン誘導体 - Google Patents
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- C07D295/16—Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms acylated on ring nitrogen atoms
- C07D295/18—Heterocyclic compounds containing polymethylene-imine rings with at least five ring members, 3-azabicyclo [3.2.2] nonane, piperazine, morpholine or thiomorpholine rings, having only hydrogen atoms directly attached to the ring carbon atoms acylated on ring nitrogen atoms by radicals derived from carboxylic acids, or sulfur or nitrogen analogues thereof
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (式中Rは低級アルキル基、A及びBは相異なつて、一
方は を意味し、ここにR1及びR2は同一でも異なつてもよく、
水素原子、低級アルキル基、アリール基、アリールアル
キル基、R3は置換基を有していてもよい低級アルキル
基、アリール基又はピリジル基、キノリル基、イソキノ
リル基、nは2又は3の数であり、Xはスルホニル基又
はカルボニル基を意味する)で表わされるプロパン誘導
体又はその酸付加塩に関する。
方は を意味し、ここにR1及びR2は同一でも異なつてもよく、
水素原子、低級アルキル基、アリール基、アリールアル
キル基、R3は置換基を有していてもよい低級アルキル
基、アリール基又はピリジル基、キノリル基、イソキノ
リル基、nは2又は3の数であり、Xはスルホニル基又
はカルボニル基を意味する)で表わされるプロパン誘導
体又はその酸付加塩に関する。
次式 で表わされる3−イソブトキシ−2−ピロリジノ−N−
フエニル−N−ペンジルプロピルアミンが、循環器障害
の治療剤であることは既に知られている(特公昭54−29
493号公報参照)。本発明の化合物(I)は、化合物A
のピロリジノ基の代わりにピペラジノ基又はホモピペラ
ジノ基を有する新規化合物であって、同様に循環系に作
用する医薬として有用である。
フエニル−N−ペンジルプロピルアミンが、循環器障害
の治療剤であることは既に知られている(特公昭54−29
493号公報参照)。本発明の化合物(I)は、化合物A
のピロリジノ基の代わりにピペラジノ基又はホモピペラ
ジノ基を有する新規化合物であって、同様に循環系に作
用する医薬として有用である。
式Iの化合物のR、R1、R2及びR3のためのアルキル基
としては、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖のアルキル基
が挙げられる。R1、R2及びR3のためのアリール基として
は、フエニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基な
ど、R2のためのアリール低級アルキル基としては、フエ
ニル低級アルキル基、α−又はβ−ナフチル低級アルキ
ル基など、 R3のための低級アルキル基、アリール基及び複素環残
基は、1〜3個の置換基を有していてもよく、置換基の
例としては、前記の低級アルキル基、弗素原子、塩素原
子、臭素原子等のハロゲン原子、前記の低級アルキル基
よりなるアルコキシ基、ニトロ基、ニトロオキシ基など
が挙げられる。
としては、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖のアルキル基
が挙げられる。R1、R2及びR3のためのアリール基として
は、フエニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基な
ど、R2のためのアリール低級アルキル基としては、フエ
ニル低級アルキル基、α−又はβ−ナフチル低級アルキ
ル基など、 R3のための低級アルキル基、アリール基及び複素環残
基は、1〜3個の置換基を有していてもよく、置換基の
例としては、前記の低級アルキル基、弗素原子、塩素原
子、臭素原子等のハロゲン原子、前記の低級アルキル基
よりなるアルコキシ基、ニトロ基、ニトロオキシ基など
が挙げられる。
本発明の化合物(I)は、例えば下記の方法によつて
製造することができる。
製造することができる。
式中のYは塩素原子、臭素原子、沃素原子、アルキル
−又はアリールスルホニルオキシ基を示し、その他の記
号は前記の意味を有する。
−又はアリールスルホニルオキシ基を示し、その他の記
号は前記の意味を有する。
(a) 化合物(II)を化合物(III)と反応させる
と、転移反応が起こつて化合物(IV)が得られる。
と、転移反応が起こつて化合物(IV)が得られる。
化合物(II)の2級アルコールを求核反応を起こしや
すい基、例えばメタスルホン酸エステル基、p−トルエ
ンスルホン酸エステル基、ハロゲン原子などに変換した
のち本反応を行うと、好収率で化合物(IV)が得られ
る。
すい基、例えばメタスルホン酸エステル基、p−トルエ
ンスルホン酸エステル基、ハロゲン原子などに変換した
のち本反応を行うと、好収率で化合物(IV)が得られ
る。
2級アルコールをメタンスルホン酸エステルとするに
は、通常の方法例えば化合物(II)をメタンスルホニル
クロライドと塩基の存在下、溶媒中で反応させればよ
い。
は、通常の方法例えば化合物(II)をメタンスルホニル
クロライドと塩基の存在下、溶媒中で反応させればよ
い。
塩基としては例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、トリ
エチルアミン、ジメチルアミノピリジン、ピロリジノピ
リジン等の有機塩基などが用いられる。溶媒としては例
えばクロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、ベン
ゼン、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどが挙げられる。反応は0〜100℃で数分間な
いし数時間で完了する。
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、トリ
エチルアミン、ジメチルアミノピリジン、ピロリジノピ
リジン等の有機塩基などが用いられる。溶媒としては例
えばクロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、ベン
ゼン、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシドなどが挙げられる。反応は0〜100℃で数分間な
いし数時間で完了する。
化合物(II)のエステルと化合物(III)の反応は、
溶媒中で塩基の存在下に行うことが好ましい。溶媒及び
塩基としては、前記のものから選択して用いることがで
きる。反応は0〜200℃で10分間ないし3時間で完了す
る。
溶媒中で塩基の存在下に行うことが好ましい。溶媒及び
塩基としては、前記のものから選択して用いることがで
きる。反応は0〜200℃で10分間ないし3時間で完了す
る。
(b) 化合物(IV)を化合物(V)と反応させると、
目的化合物(I)が得られる。反応は両化合物を溶媒中
で好ましくは塩基の存在下に0〜100℃で数分間ないし
数時間撹拌することによつて完了する。溶媒及び塩基と
しては、前記の化合物が用いられる。
目的化合物(I)が得られる。反応は両化合物を溶媒中
で好ましくは塩基の存在下に0〜100℃で数分間ないし
数時間撹拌することによつて完了する。溶媒及び塩基と
しては、前記の化合物が用いられる。
(c) 化合物(II)を化合物(IV)と直接反応させる
ことによつて目的化合物(I)を得ることもできる。こ
の反応は前記(a)と同様の方法で行うことができる。
ことによつて目的化合物(I)を得ることもできる。こ
の反応は前記(a)と同様の方法で行うことができる。
式中のZはハロゲン原子、アルキル−もしくはアリー
ルスルホニルオキシ基又はニトロオキシ基を示し、その
他の記号は前記の意味を有する。
ルスルホニルオキシ基又はニトロオキシ基を示し、その
他の記号は前記の意味を有する。
(a) 化合物(II)を化合物(VII)と反応させる
と、R2が水素原子である目的化合物(I′)が得られ
る。反応は前記(1a)と同様の方法で行うことができ
る。
と、R2が水素原子である目的化合物(I′)が得られ
る。反応は前記(1a)と同様の方法で行うことができ
る。
(b) 化合物(I′)を化合物(VIII)と反応させる
と、目的化合物(I)が得られる。例えば化合物
(I′)を化合物(VIII)と溶媒中で塩基の存在下又は
不在下に、1〜100℃で数分間ないし数時間反応させる
ことによつて目的化合物(I)が生成する。溶媒及び塩
基としては前記の化合物が用いられる。
と、目的化合物(I)が得られる。例えば化合物
(I′)を化合物(VIII)と溶媒中で塩基の存在下又は
不在下に、1〜100℃で数分間ないし数時間反応させる
ことによつて目的化合物(I)が生成する。溶媒及び塩
基としては前記の化合物が用いられる。
(c) 化合物(II)を化合物(IX)と直接反応させる
ことによつて目的化合物(I)を得ることもできる。こ
の反応は前記(1a)と同様の方法で行うことができる。
ことによつて目的化合物(I)を得ることもできる。こ
の反応は前記(1a)と同様の方法で行うことができる。
出発化合物(II)は、例えば下記の方法で製造するこ
とができる。
とができる。
式中のMはナトリウム原子又はカリウム原子を示し、
その他の記号は前記の意味を有する。
その他の記号は前記の意味を有する。
エピクロルヒドリンを化合物(X)と前記の溶媒中で
反応させると、化合物(XI)が得られる。次いでこの化
合物(XI)を化合物(XII)と前記の溶媒中又は化合物
(XII)に対応するアルコール中で、塩基例えば水素化
ナトリウムの存在下に反応させると、化合物(II)が得
られる。
反応させると、化合物(XI)が得られる。次いでこの化
合物(XI)を化合物(XII)と前記の溶媒中又は化合物
(XII)に対応するアルコール中で、塩基例えば水素化
ナトリウムの存在下に反応させると、化合物(II)が得
られる。
こうして得られる本発明の化合物(I)は、必要に応
じて通常の方法で酸付加塩とすることができる。酸とし
ては硫酸、塩酸、硝酸、燐酸、臭化水素酸等の無機酸、
酢酸、乳酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスル
ホン酸等の有機酸が用いられる。
じて通常の方法で酸付加塩とすることができる。酸とし
ては硫酸、塩酸、硝酸、燐酸、臭化水素酸等の無機酸、
酢酸、乳酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスル
ホン酸等の有機酸が用いられる。
参考例1 3−イソブトキシ−2−ヒドロキシ−N−メチル−N−
ベンジルプロピルアミン(II)の製造: (a) エピクロロヒドリン3g及びN−メチルベンジル
アミン12gをメタノール24mlに溶解し、室温で30分間、
次いで50℃で30分間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮乾
固し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフイ〔溶
媒:クロロホルム・アンモニア飽和メタノール(50:
1)〕で精製すると、無色油状物として3−クロロ−2
−ヒドロキシ−N−メチル−N−ベンジルプロピルアミ
ン7gが得られた。
ベンジルプロピルアミン(II)の製造: (a) エピクロロヒドリン3g及びN−メチルベンジル
アミン12gをメタノール24mlに溶解し、室温で30分間、
次いで50℃で30分間撹拌した。反応液を減圧下で濃縮乾
固し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフイ〔溶
媒:クロロホルム・アンモニア飽和メタノール(50:
1)〕で精製すると、無色油状物として3−クロロ−2
−ヒドロキシ−N−メチル−N−ベンジルプロピルアミ
ン7gが得られた。
2.25(3H、s、NCH3) 4.10〜3.70(1H、m、CH−OH) 7.33(5H、br.s、芳香族H) (b) イソブタノール18mlに50%水素化ナトリウム74
2mgを溶解し、(a)で得られたクロル体1.1gをこれに
加え、室温で30分間、次いで90℃で1時間撹拌した。反
応液を減圧下に濃縮乾固し、残査を酢酸エチルに溶解
し、食塩水で洗浄したのち乾燥して、溶媒を留去した。
残査をシリカルゲルカラムクロマトグライ(溶媒:クロ
ロホルム)で精製すると、無色油状物の目的物864mgが
得られた。
2mgを溶解し、(a)で得られたクロル体1.1gをこれに
加え、室温で30分間、次いで90℃で1時間撹拌した。反
応液を減圧下に濃縮乾固し、残査を酢酸エチルに溶解
し、食塩水で洗浄したのち乾燥して、溶媒を留去した。
残査をシリカルゲルカラムクロマトグライ(溶媒:クロ
ロホルム)で精製すると、無色油状物の目的物864mgが
得られた。
2.25(3H、s、NCH3 ) 4.10〜3.70(1H、m、CH−OH) 7.33(5H、br、s、芳香族H) 参考例2 1−ベンゼンスルホニル−4−(3−イソブトキシ−2
−ヒドロキシプロピル)ビペラジン(II)の製造: (a) エピクロロヒドリン0.5g及び1−ベンゼンスル
ホニルピペラジン3.7gを用い、参考例1(a)と同様に
反応処理すると、融点136〜137℃の無色粉末晶として、
1−ベンゼンスルホニル−4−(3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル)ピペラジン1.7gが得られた。
−ヒドロキシプロピル)ビペラジン(II)の製造: (a) エピクロロヒドリン0.5g及び1−ベンゼンスル
ホニルピペラジン3.7gを用い、参考例1(a)と同様に
反応処理すると、融点136〜137℃の無色粉末晶として、
1−ベンゼンスルホニル−4−(3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル)ピペラジン1.7gが得られた。
3.6〜3.5(2H、m、−CH2 Cl) 3.9〜3.8(1H、m、−CH2OH) 7.8〜7.5(5H、m、芳香族H) 元素分析値:C13H19ClN2O3Sとして C H N 計算値(%) 48.98 6.01 8.79 実測値(%) 48.96 5.89 8.75 (b) (a)で得られたクロロ体1.3g及びナトリウム
イソブトキシド(50%水素化ナトリウム0.59gをイソブ
タノール15mlに溶解したもの)を用い、参考例1(b)
と同様に反応処理すると、融点79〜80℃の無色粉末晶の
目的物1.3gが得られた。
イソブトキシド(50%水素化ナトリウム0.59gをイソブ
タノール15mlに溶解したもの)を用い、参考例1(b)
と同様に反応処理すると、融点79〜80℃の無色粉末晶の
目的物1.3gが得られた。
3.90〜3.70(1H、m、CH−OH) 7.80〜7.50(5H、m、芳香族H) 実施例1 1−(3,4−ジメトキシベンゼンスルホニル)−4−
(3−イソブトキシ−2−メチルベンジルアミノプロピ
ル)ピペラジン(I)の製造: (a) 参考例1で得られたアルコール体48mg及びトリ
エチルアミン29mgをテトラヒドロフラン0.5mlに溶解
し、氷冷撹拌下にメタンスルホニルクロライド33mgを加
えて、室温で30分間撹拌した。反応後、不溶物を去
し、母液を減圧下に濃縮乾固した。残査をジメチルホル
ムアミド0.5mlに溶解し、ピペラジン69mg及び炭酸カリ
ウム111mgを加えて60℃で1.5時間撹拌した。反応液を水
に注加し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗
浄し、乾燥したのち溶媒を留去した。残査をプレパラテ
イブ薄層クロマトグラフイ〔担体:シリカゲル、展開溶
液:クロロホルム・アンモニア飽和メタノール(10:
1)〕で精製すると、無色油状物として1−(3−イソ
ブトキシ−2−メチルベンジルアミノプロピル)ピペラ
ジン37mgが得られた。
(3−イソブトキシ−2−メチルベンジルアミノプロピ
ル)ピペラジン(I)の製造: (a) 参考例1で得られたアルコール体48mg及びトリ
エチルアミン29mgをテトラヒドロフラン0.5mlに溶解
し、氷冷撹拌下にメタンスルホニルクロライド33mgを加
えて、室温で30分間撹拌した。反応後、不溶物を去
し、母液を減圧下に濃縮乾固した。残査をジメチルホル
ムアミド0.5mlに溶解し、ピペラジン69mg及び炭酸カリ
ウム111mgを加えて60℃で1.5時間撹拌した。反応液を水
に注加し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗
浄し、乾燥したのち溶媒を留去した。残査をプレパラテ
イブ薄層クロマトグラフイ〔担体:シリカゲル、展開溶
液:クロロホルム・アンモニア飽和メタノール(10:
1)〕で精製すると、無色油状物として1−(3−イソ
ブトキシ−2−メチルベンジルアミノプロピル)ピペラ
ジン37mgが得られた。
0.229(3H、s、NCH3 ) 7.40〜7.20(5H、m、芳香族H) (b) (a)で得られた化合物129mgをテトラヒドロ
フラン2mlに溶解し、トリエチルアミン45mgを加え、氷
冷撹拌下に3,4−ジメトキシベンゼンスルホニルクロラ
イド90mgを加えて室温で5分間撹拌した。反応液を減圧
下に濃縮乾固して、残査を酢酸エチルに溶解し、食塩水
で洗浄して、乾燥したのち溶媒を留去した。残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ〔溶媒:クロロホルム−
メタノール(100:1)〕で精製すると、淡黄色油状物と
して目的物147mgで得られた。
フラン2mlに溶解し、トリエチルアミン45mgを加え、氷
冷撹拌下に3,4−ジメトキシベンゼンスルホニルクロラ
イド90mgを加えて室温で5分間撹拌した。反応液を減圧
下に濃縮乾固して、残査を酢酸エチルに溶解し、食塩水
で洗浄して、乾燥したのち溶媒を留去した。残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ〔溶媒:クロロホルム−
メタノール(100:1)〕で精製すると、淡黄色油状物と
して目的物147mgで得られた。
2.25(3H、s、N−CH3 ) 3.94、3.96(6H、s、OCH3 ) 7.40〜6.99(8H、m、芳香族H) 実施例2 1−ベンゼンスルホニル−4−〔(3−イソブトキシ−
2−メチルベンジルアミノ)プロピル〕ホモピペラジン
(I)の製造: 参考例1で得られたアルコール体310mg及び4−ベン
ゼンスホニル−1−ホモピペラジン591mgを用い、実施
例1(a)と同様に反応処理すると、油状物の目的物57
7mgが得られた。
2−メチルベンジルアミノ)プロピル〕ホモピペラジン
(I)の製造: 参考例1で得られたアルコール体310mg及び4−ベン
ゼンスホニル−1−ホモピペラジン591mgを用い、実施
例1(a)と同様に反応処理すると、油状物の目的物57
7mgが得られた。
2.95(3H、s、N−CH3 ) 7.80〜7.20(10H、m、芳香族H) 実施例3 1−ベンゼンスルホニル−4−〔2−(3−イソブトキ
シ−1−ベンジルアミノ)プロピル〕ピペラジン(I)
の製造: 参考例2で得られた1−ベンゼンスルホニル−4−
(3−イソブトキシ−2−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン1.8g及びベンジルアミン1.2gを用いて実施例1
(a)と同様に反応処理すると、目的の遊離塩基0.7gが
得られた。このものの2塩酸塩は、融点60〜90℃(分
解)を示す微黄色粉末である。
シ−1−ベンジルアミノ)プロピル〕ピペラジン(I)
の製造: 参考例2で得られた1−ベンゼンスルホニル−4−
(3−イソブトキシ−2−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン1.8g及びベンジルアミン1.2gを用いて実施例1
(a)と同様に反応処理すると、目的の遊離塩基0.7gが
得られた。このものの2塩酸塩は、融点60〜90℃(分
解)を示す微黄色粉末である。
7.90〜7.40(10H、m、芳香族H) 元素分析値:C24H35N3O3S・2HCl・1/2H2Oとして C H N 計算値(%) 54.65 7.26 7.97 実測値(%) 54.46 7.13 8.27 実施例4 1−ベンゼンスルホニル−4−〔2−(3−イソブトキ
シ−1−メチルベンジルアミノプロピル)〕ピペラジン
(I)の製造: 実施例3で得られた化合物480mg、沃化メチル153mg及
び炭酸カリウム149mgをアセトン11mlに加え、室温で1
時間撹拌した。反応液より不溶物を去し、溶液を留去
して残査をシリカゲルカラムクロマトグラフイ〔溶媒:
クロロホルム・メタノール(100:1)〕で精製すると、
無色油状物の目的物300mgが得られた。
シ−1−メチルベンジルアミノプロピル)〕ピペラジン
(I)の製造: 実施例3で得られた化合物480mg、沃化メチル153mg及
び炭酸カリウム149mgをアセトン11mlに加え、室温で1
時間撹拌した。反応液より不溶物を去し、溶液を留去
して残査をシリカゲルカラムクロマトグラフイ〔溶媒:
クロロホルム・メタノール(100:1)〕で精製すると、
無色油状物の目的物300mgが得られた。
2.17(3H、s、NCH3 ) 7.80〜7.20(10H、m、芳香族H) マススペクトル値: 459(M+) 実施例5〜15 実施例1〜4と同様にして、下記の化合物を製造し
た。
た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 A61K 31/55
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 (式中Rは低級アルキル基、A及びBは相異なって、一
方は 他方は を意味し、ここにR1及びR2は同一でも異なってもよく、
水素原子、低級アルキル基、アリール基、アリールアル
キル基、R3は置換基を有していてもよい低級アルキル
基、アリール基、ピリジル基、キノリル基又はイソキノ
リル基、nは2又は3の数であり、Xはスルホニル基又
はカルボニル基を意味する)で表されるプロパン誘導体
又はその酸付加物。
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