JP2506259B2 - 軒先構造 - Google Patents
軒先構造Info
- Publication number
- JP2506259B2 JP2506259B2 JP5014686A JP1468693A JP2506259B2 JP 2506259 B2 JP2506259 B2 JP 2506259B2 JP 5014686 A JP5014686 A JP 5014686A JP 1468693 A JP1468693 A JP 1468693A JP 2506259 B2 JP2506259 B2 JP 2506259B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling material
- eaves ceiling
- eaves
- wall panel
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軒先構造に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の軒先構造を示し、51は屋
根パネルであり、その下端はトラス52に固着した支持
金物53にて支持される。支持金物53の下端は外壁パ
ネル54に接合される。また、屋根パネル51と外壁パ
ネル54の間には、鼻板55および軒天井材56が配設
される。すなわち、施工時において、屋根パネル51の
下端に固定した下地材51aに鼻板55の上端を固定
し、鼻板55の下端に下地材59を取付けてこれに軒天
井材56の先端を固定し、軒天井材56の基端を壁際廻
り縁57を介して外壁パネル54の上端に固定してい
た。なお、固定する箇所はいずれも釘等の固着具を使用
していた。58は雨樋である。
根パネルであり、その下端はトラス52に固着した支持
金物53にて支持される。支持金物53の下端は外壁パ
ネル54に接合される。また、屋根パネル51と外壁パ
ネル54の間には、鼻板55および軒天井材56が配設
される。すなわち、施工時において、屋根パネル51の
下端に固定した下地材51aに鼻板55の上端を固定
し、鼻板55の下端に下地材59を取付けてこれに軒天
井材56の先端を固定し、軒天井材56の基端を壁際廻
り縁57を介して外壁パネル54の上端に固定してい
た。なお、固定する箇所はいずれも釘等の固着具を使用
していた。58は雨樋である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の軒先構造では、
上記のように鼻板55と軒天井材56の現場での固着具
による固定作業が多く、しかも壁際廻り縁57と外壁パ
ネル54の固定作業においては建物の屋内側から作業し
なければならず、施工性が低下するという問題点があっ
た。
上記のように鼻板55と軒天井材56の現場での固着具
による固定作業が多く、しかも壁際廻り縁57と外壁パ
ネル54の固定作業においては建物の屋内側から作業し
なければならず、施工性が低下するという問題点があっ
た。
【0004】したがって、この発明の目的は、施工性の
向上を図った軒先構造を提供することである。
向上を図った軒先構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の軒先構造は、
屋根の下端と外壁パネルの上端の間に配設され略直角に
一体化した鼻板および軒天井材と、基端部が前記軒天井
材の上面に取付けられ前記軒天井材から前記外壁パネル
側に突出した突出部の先端に略V字形に折曲するととも
に端縁部を略水平に折曲したフック部が形成された略平
板状の軒天井材取付金物とを備え、前記軒天井材取付金
物の突出部を前記外壁パネルの上枠に載置するとともに
前記フック部を前記上枠に穿設した孔に挿入し、前記フ
ック部の端縁部を前記孔の裏側の縁部に係止したことを
特徴とするものである。
屋根の下端と外壁パネルの上端の間に配設され略直角に
一体化した鼻板および軒天井材と、基端部が前記軒天井
材の上面に取付けられ前記軒天井材から前記外壁パネル
側に突出した突出部の先端に略V字形に折曲するととも
に端縁部を略水平に折曲したフック部が形成された略平
板状の軒天井材取付金物とを備え、前記軒天井材取付金
物の突出部を前記外壁パネルの上枠に載置するとともに
前記フック部を前記上枠に穿設した孔に挿入し、前記フ
ック部の端縁部を前記孔の裏側の縁部に係止したことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明の構成によれば、軒天井材取付金物の
フック部を外壁パネルの上枠の孔に係止させることによ
り、鼻板と軒天井材を所定位置に簡単に仮固定でき、施
工の省力化を図ることができる。この際、軒天井材取付
金物が略平板状であり、その基端部が軒天井材の上面に
取付けられ、軒天井材から外壁パネル側へ突出した突出
部を外壁パネルの上枠に載置したので、外壁パネルの上
端レベルに軒天井材の水平レベルを合わせることができ
る。 また、突出部の先端に上記フック部を形成するとと
もに、このフック部が略V字形に折曲したものであるの
で、フック部を孔に挿入しやすく作業性が向上する。ま
た、フック部の端縁部を略水平に折曲したことにより、
この端縁部が孔の裏側の縁部に当接した状態で確実に係
止できる。また、鼻板、軒天井材および軒天井材取付金
物をユニット化することにより、現場での固着具による
固定箇所は鼻板の上端のみとすることができる。
フック部を外壁パネルの上枠の孔に係止させることによ
り、鼻板と軒天井材を所定位置に簡単に仮固定でき、施
工の省力化を図ることができる。この際、軒天井材取付
金物が略平板状であり、その基端部が軒天井材の上面に
取付けられ、軒天井材から外壁パネル側へ突出した突出
部を外壁パネルの上枠に載置したので、外壁パネルの上
端レベルに軒天井材の水平レベルを合わせることができ
る。 また、突出部の先端に上記フック部を形成するとと
もに、このフック部が略V字形に折曲したものであるの
で、フック部を孔に挿入しやすく作業性が向上する。ま
た、フック部の端縁部を略水平に折曲したことにより、
この端縁部が孔の裏側の縁部に当接した状態で確実に係
止できる。また、鼻板、軒天井材および軒天井材取付金
物をユニット化することにより、現場での固着具による
固定箇所は鼻板の上端のみとすることができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例の軒先構造を図1および
図2に基づいて説明する。1は屋根パネルであり、その
下端はトラスに固着した支持金物に支持され支持金物の
下端は外壁パネル2に接合される(図3参照)。屋根パ
ネル1と外壁パネル2の間に、ユニット化した鼻板3、
軒天井材4および軒天井材取付金物5が取付けてある。
図2に基づいて説明する。1は屋根パネルであり、その
下端はトラスに固着した支持金物に支持され支持金物の
下端は外壁パネル2に接合される(図3参照)。屋根パ
ネル1と外壁パネル2の間に、ユニット化した鼻板3、
軒天井材4および軒天井材取付金物5が取付けてある。
【0008】すなわち、図2に示すように、鼻板3と軒
天井材4を略直角に配置するとともにその入隅部に下地
桟6を配置し、鼻板3の下端と下地桟6、軒天井材4の
一端と下地桟6をそれぞれ接合し、鼻板3と軒天井材4
を一体化している。また、軒天井材4の他端には軒天井
材取付金物5が取付けてある。この軒天井材取付金物5
は略平板状であり、その基端部11が軒天井材4の上面
に取付けられ、軒天井材から外壁パネル2側に突出した
突出部12の先端に略V字形に折曲するとともに端縁部
7aを略水平に折曲したフック部7が形成してある。一
方、外壁パネル2の上枠2aに、フック部7が係止する
角形の孔8が穿設してある。
天井材4を略直角に配置するとともにその入隅部に下地
桟6を配置し、鼻板3の下端と下地桟6、軒天井材4の
一端と下地桟6をそれぞれ接合し、鼻板3と軒天井材4
を一体化している。また、軒天井材4の他端には軒天井
材取付金物5が取付けてある。この軒天井材取付金物5
は略平板状であり、その基端部11が軒天井材4の上面
に取付けられ、軒天井材から外壁パネル2側に突出した
突出部12の先端に略V字形に折曲するとともに端縁部
7aを略水平に折曲したフック部7が形成してある。一
方、外壁パネル2の上枠2aに、フック部7が係止する
角形の孔8が穿設してある。
【0009】施工時には、軒天井材取付金物5の突出部
12を外壁パネル2の上枠2aに載置するとともにフッ
ク部7を上枠2aに穿設した孔8に挿入し、フック部7
の端縁部7aを孔8の裏側の縁部に係止する。これによ
り、鼻板3と軒天井材4が所定位置に配置される。そし
て、鼻板3の上端を屋根パネル1の下端に固定した下地
材9にドリルビス等の固着具10で固定する。また、図
3と同様に、鼻板3の屋外側面に雨樋を設ける。この実
施例では、図1および図2に示すように、軒天井材取付
金物5のフック部7を外壁パネル2の上枠2aの孔8に
係止させることにより、鼻板3と軒天井材4を所定位置
に簡単に仮固定でき、施工の省力化を図ることができ
る。この際、軒天井材取付金物5は略平板状であり、そ
の基端部11が軒天井材4の上面に取付けられ、軒天井
材4から外壁パネル2側へ突出した突出部12を外壁パ
ネル2の上枠2aに載置したので、外壁パネル2の上端
レベルに軒天井材4の水平レベルを合わせることができ
る。 また、突出部12の先端に上記フック部7を形成す
るとともに、このフック部7が略V字形に折曲したもの
であるので、フック部7を孔8に挿入しやすく作業性が
向上する。また、フック部7の端縁部を略水平に折曲し
たことにより、この端縁部が孔8の裏側の縁部に当接し
た状態で確実に係止できる。また、鼻板3、軒天井材4
および軒天井材取付金物5をユニット化することによ
り、現場での固着具による固定箇所は鼻板3の上端のみ
とすることができる。
12を外壁パネル2の上枠2aに載置するとともにフッ
ク部7を上枠2aに穿設した孔8に挿入し、フック部7
の端縁部7aを孔8の裏側の縁部に係止する。これによ
り、鼻板3と軒天井材4が所定位置に配置される。そし
て、鼻板3の上端を屋根パネル1の下端に固定した下地
材9にドリルビス等の固着具10で固定する。また、図
3と同様に、鼻板3の屋外側面に雨樋を設ける。この実
施例では、図1および図2に示すように、軒天井材取付
金物5のフック部7を外壁パネル2の上枠2aの孔8に
係止させることにより、鼻板3と軒天井材4を所定位置
に簡単に仮固定でき、施工の省力化を図ることができ
る。この際、軒天井材取付金物5は略平板状であり、そ
の基端部11が軒天井材4の上面に取付けられ、軒天井
材4から外壁パネル2側へ突出した突出部12を外壁パ
ネル2の上枠2aに載置したので、外壁パネル2の上端
レベルに軒天井材4の水平レベルを合わせることができ
る。 また、突出部12の先端に上記フック部7を形成す
るとともに、このフック部7が略V字形に折曲したもの
であるので、フック部7を孔8に挿入しやすく作業性が
向上する。また、フック部7の端縁部を略水平に折曲し
たことにより、この端縁部が孔8の裏側の縁部に当接し
た状態で確実に係止できる。また、鼻板3、軒天井材4
および軒天井材取付金物5をユニット化することによ
り、現場での固着具による固定箇所は鼻板3の上端のみ
とすることができる。
【0010】
【発明の効果】この発明の軒先構造によれば、軒天井材
取付金物のフック部を外壁パネルの上枠の孔に係止させ
ることにより、鼻板と軒天井材を所定位置に簡単に仮固
定でき、施工の省力化を図ることができる。この際、軒
天井材取付金物が略平板状であり、その基端部が軒天井
材の上面に取付けられ、軒天井材から外壁パネル側へ突
出した突出部を外壁パネルの上枠に載置したので、外壁
パネルの上端レベルに軒天井材の水平レベルを合わせる
ことができる。 また、突出部の先端に上記フック部を形
成するとともに、このフック部が略V字形に折曲したも
のであるので、フック部を孔に挿入しやすく作業性が向
上する。また、フック部の端縁部を略水平に折曲したこ
とにより、この端縁部が孔の裏側の縁部に当接した状態
で確実に係止できる。また、鼻板、軒天井材および軒天
井材取付金物をユニット化することにより、現場での固
着具による固定箇所は鼻板の上端のみとすることができ
る。
取付金物のフック部を外壁パネルの上枠の孔に係止させ
ることにより、鼻板と軒天井材を所定位置に簡単に仮固
定でき、施工の省力化を図ることができる。この際、軒
天井材取付金物が略平板状であり、その基端部が軒天井
材の上面に取付けられ、軒天井材から外壁パネル側へ突
出した突出部を外壁パネルの上枠に載置したので、外壁
パネルの上端レベルに軒天井材の水平レベルを合わせる
ことができる。 また、突出部の先端に上記フック部を形
成するとともに、このフック部が略V字形に折曲したも
のであるので、フック部を孔に挿入しやすく作業性が向
上する。また、フック部の端縁部を略水平に折曲したこ
とにより、この端縁部が孔の裏側の縁部に当接した状態
で確実に係止できる。また、鼻板、軒天井材および軒天
井材取付金物をユニット化することにより、現場での固
着具による固定箇所は鼻板の上端のみとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の断面側面図である。
【図2】その要部分解斜視図である。
【図3】従来例の断面側面図である。
1 屋根パネル 2 外壁パネル 3 鼻板 4 軒天井材 5 軒天井材取付金物 7 フック部 8 孔
Claims (1)
- 【請求項1】 屋根の下端と外壁パネルの上端の間に配
設され略直角に一体化した鼻板および軒天井材と、基端
部が前記軒天井材の上面に取付けられ前記軒天井材から
前記外壁パネル側に突出した突出部の先端に略V字形に
折曲するとともに端縁部を略水平に折曲したフック部が
形成された略平板状の軒天井材取付金物とを備え、前記
軒天井材取付金物の突出部を前記外壁パネルの上枠に載
置するとともに前記フック部を前記上枠に穿設した孔に
挿入し、前記フック部の端縁部を前記孔の裏側の縁部に
係止したことを特徴とする軒先構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014686A JP2506259B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 軒先構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5014686A JP2506259B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 軒先構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06229087A JPH06229087A (ja) | 1994-08-16 |
JP2506259B2 true JP2506259B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=11868093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5014686A Expired - Lifetime JP2506259B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 軒先構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2506259B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4745570B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2011-08-10 | 大和ハウス工業株式会社 | 軒先の施工方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5622507U (ja) * | 1979-07-27 | 1981-02-28 | ||
JPH0649695Y2 (ja) * | 1988-11-14 | 1994-12-14 | ナショナル住宅産業株式会社 | 軒天井の構造 |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP5014686A patent/JP2506259B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06229087A (ja) | 1994-08-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960227 |