JP2504365Y2 - 自動充電器 - Google Patents
自動充電器Info
- Publication number
- JP2504365Y2 JP2504365Y2 JP20991U JP20991U JP2504365Y2 JP 2504365 Y2 JP2504365 Y2 JP 2504365Y2 JP 20991 U JP20991 U JP 20991U JP 20991 U JP20991 U JP 20991U JP 2504365 Y2 JP2504365 Y2 JP 2504365Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- voltage
- connector
- storage battery
- charging voltage
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば電気車に搭載
された蓄電池を、ほゞ一定電圧で充電し、充電電圧が所
定値になると充電完了とする準定電圧式自動充電器に関
する。
された蓄電池を、ほゞ一定電圧で充電し、充電電圧が所
定値になると充電完了とする準定電圧式自動充電器に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3に、フォークリフトなどの電気車の
蓄電池を充電する場合に多く用いられている準定電圧式
充電器を示す。入力端子11が商用電源などの交流電源
12に接続され、この入力端子11はヒューズ13−接
点14−トランス15−整流器16−ヒューズ17を通
じて、例えば電気車18内の蓄電池19にコネクタ21
を介して接続される。これによりほゞ一定電圧で蓄電池
19に対する充電が行われる。充電制御部22は入力端
子11からの入力交流を検出して動作し、整流器16の
出力電圧、つまり充電電圧を検出する。図4Aに示すよ
うに充電を開始すると、充電電流が時間の経過と共に減
少し、逆に充電電圧は時間の経過と共に増加する。充電
電圧が所定値になると、これを制御部22で検出して、
充電終了と判断して、接点14をオフにして充電を停止
すると共に図に示していない充電完了表示灯を点灯す
る。
蓄電池を充電する場合に多く用いられている準定電圧式
充電器を示す。入力端子11が商用電源などの交流電源
12に接続され、この入力端子11はヒューズ13−接
点14−トランス15−整流器16−ヒューズ17を通
じて、例えば電気車18内の蓄電池19にコネクタ21
を介して接続される。これによりほゞ一定電圧で蓄電池
19に対する充電が行われる。充電制御部22は入力端
子11からの入力交流を検出して動作し、整流器16の
出力電圧、つまり充電電圧を検出する。図4Aに示すよ
うに充電を開始すると、充電電流が時間の経過と共に減
少し、逆に充電電圧は時間の経過と共に増加する。充電
電圧が所定値になると、これを制御部22で検出して、
充電終了と判断して、接点14をオフにして充電を停止
すると共に図に示していない充電完了表示灯を点灯す
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】充電中に誤ってコネク
タ21が外れると、整流器16の出力側が無負荷状態と
なって制御部22に入力される充電電圧が高くなり、充
電が完了した時の電圧を越え、従って制御部22は充電
が完了したと判断し、充電を停止すると共に充電完了表
示を行う。このため、保守者は蓄電池19の充電が不完
全な状態にあることを知ることができず、充電が完了し
ていると処理してしまい、このような充電不足の蓄電池
を用いて電気車18を動作させるとその稼動中に、蓄電
池22の放電終了により電気車18の動作が停止してし
まうなどの問題が発生していた。
タ21が外れると、整流器16の出力側が無負荷状態と
なって制御部22に入力される充電電圧が高くなり、充
電が完了した時の電圧を越え、従って制御部22は充電
が完了したと判断し、充電を停止すると共に充電完了表
示を行う。このため、保守者は蓄電池19の充電が不完
全な状態にあることを知ることができず、充電が完了し
ていると処理してしまい、このような充電不足の蓄電池
を用いて電気車18を動作させるとその稼動中に、蓄電
池22の放電終了により電気車18の動作が停止してし
まうなどの問題が発生していた。
【0004】この考案の目的は、蓄電池に接続するコネ
クタの外れを検出して、充電不足状態を充電完了として
処理しないようにすることを可能とする自動充電器を提
供することにある。
クタの外れを検出して、充電不足状態を充電完了として
処理しないようにすることを可能とする自動充電器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案によれば、蓄電
池に接続するコネクタの前段で充電電圧の所定時間当た
りの変化量が検出され、その検出値が所定値以上の場合
は、充電不完全を示す警報が出される。
池に接続するコネクタの前段で充電電圧の所定時間当た
りの変化量が検出され、その検出値が所定値以上の場合
は、充電不完全を示す警報が出される。
【0006】
【実施例】図1にこの考案の実施例の要部である制御部
の処理動作の一部を示し、図2にこの考案の実施例の構
成を示し、図3と対応する部分に同一符号を付けてあ
る。制御部22は、入力端子11が交流電源12に接続
されると、発光ダイオード23が、その交流電力により
点灯され、その光がフオトトランジスタ24で受光さ
れ、その受光されたことが1チップマイクロコンピュー
タ25に取り込まれ、マイクロコンピュータ25は交流
電力が印加されたことを検出する。整流器16の出力は
蓄電池19を充電すると共に、制御部22に分岐供給さ
れ、DC−DCコンバータよりなる電源回路26が動作
され、電源回路26の出力により制御部22が動作可能
状態になる。
の処理動作の一部を示し、図2にこの考案の実施例の構
成を示し、図3と対応する部分に同一符号を付けてあ
る。制御部22は、入力端子11が交流電源12に接続
されると、発光ダイオード23が、その交流電力により
点灯され、その光がフオトトランジスタ24で受光さ
れ、その受光されたことが1チップマイクロコンピュー
タ25に取り込まれ、マイクロコンピュータ25は交流
電力が印加されたことを検出する。整流器16の出力は
蓄電池19を充電すると共に、制御部22に分岐供給さ
れ、DC−DCコンバータよりなる電源回路26が動作
され、電源回路26の出力により制御部22が動作可能
状態になる。
【0007】また整流器16の出力電圧、つまり充電電
圧が、抵抗器27,28で分圧されてマイクロコンピュ
ータ25へ供給され、その内のAD変換部でデジタル信
号に変換されて取り込まれる。充電電流Iに対する充電
電圧Vの関係は図4Bの実線に示すように、充電電流I
の増加と共に充電電圧Vが減少する。充電開始時の充電
電流はI2 で充電電圧はV1 であり、充電終了時の充電
電流はI2 より小さいI1 で充電電圧はV1 より大きい
V2 である。実線に交流電源12(通常商用電源)の電
圧が定格値の場合であり、この交流電圧が最大の時は点
線31の特性となり、交流電圧が最小の時は点線32の
特性となる。何れにしても充電電流ゼロの無負荷状態に
なると、充電終了時の充電電圧V2 より大きな充電電圧
となる。従って、整流器16の出力電圧、つまり充電電
圧が、充電完了電圧V2 を越えた時に、コネクタ21が
外れて無負荷状態になったと検出することができる。
圧が、抵抗器27,28で分圧されてマイクロコンピュ
ータ25へ供給され、その内のAD変換部でデジタル信
号に変換されて取り込まれる。充電電流Iに対する充電
電圧Vの関係は図4Bの実線に示すように、充電電流I
の増加と共に充電電圧Vが減少する。充電開始時の充電
電流はI2 で充電電圧はV1 であり、充電終了時の充電
電流はI2 より小さいI1 で充電電圧はV1 より大きい
V2 である。実線に交流電源12(通常商用電源)の電
圧が定格値の場合であり、この交流電圧が最大の時は点
線31の特性となり、交流電圧が最小の時は点線32の
特性となる。何れにしても充電電流ゼロの無負荷状態に
なると、充電終了時の充電電圧V2 より大きな充電電圧
となる。従って、整流器16の出力電圧、つまり充電電
圧が、充電完了電圧V2 を越えた時に、コネクタ21が
外れて無負荷状態になったと検出することができる。
【0008】具体的検出としては、この考案では充電開
始より一定時間T1 ごとの充電電圧の上昇値の規準値Δ
VS1,ΔVS2,…を予め定めておき、これをマイク
ロコンピュータ25内のRAM33内の領域33aに記
憶しておく。充電を開始すると、制御部22は図1に示
すように、前記一定時間T1 ごとに充電電圧Viを読み
込み(S1),これと前回の充電電圧Vi−1との差ΔV
iを求める(S2)。この差ΔViが対応する取り込み時
点iに対する規準値ΔVSiと比較し、ΔVSi以下か
否かを調べる(S3),ΔViがΔVSi以下の場合は、
今回の読み取り値Viを前回の読み取り値Vi−1とし
て記憶する(S4)。ΔViがΔVSiより大きい場合は
蓄電池接続のためのコネクタ21が外れたと判定し(S
5),充電不良を示す警報用表示灯34を点灯して警報を
出し、リレー35を不動作としてその接点14をオフと
して充電を停止する(S6)。
始より一定時間T1 ごとの充電電圧の上昇値の規準値Δ
VS1,ΔVS2,…を予め定めておき、これをマイク
ロコンピュータ25内のRAM33内の領域33aに記
憶しておく。充電を開始すると、制御部22は図1に示
すように、前記一定時間T1 ごとに充電電圧Viを読み
込み(S1),これと前回の充電電圧Vi−1との差ΔV
iを求める(S2)。この差ΔViが対応する取り込み時
点iに対する規準値ΔVSiと比較し、ΔVSi以下か
否かを調べる(S3),ΔViがΔVSi以下の場合は、
今回の読み取り値Viを前回の読み取り値Vi−1とし
て記憶する(S4)。ΔViがΔVSiより大きい場合は
蓄電池接続のためのコネクタ21が外れたと判定し(S
5),充電不良を示す警報用表示灯34を点灯して警報を
出し、リレー35を不動作としてその接点14をオフと
して充電を停止する(S6)。
【0009】なお、充電電圧VがV2 になると、充電が
完了したとして充電完了表示灯36が点灯する。従って
コネクタ外れが生じると、充電完了表示灯36も点灯す
るが、警報用表示灯34が点灯するため、正しく充電が
なされていないことを知ることができる。上述におい
て、コネクタ外れと判定した時に、必ずしも充電停止操
作は行わなくてもよい。
完了したとして充電完了表示灯36が点灯する。従って
コネクタ外れが生じると、充電完了表示灯36も点灯す
るが、警報用表示灯34が点灯するため、正しく充電が
なされていないことを知ることができる。上述におい
て、コネクタ外れと判定した時に、必ずしも充電停止操
作は行わなくてもよい。
【0010】
【考案の効果】この考案によれば一定時間当たりの充電
電圧の変化量を検出し、これが所定値を越えると、コネ
クタ外れと判定して警報を出すため、コネクタ外れによ
り、充電完了表示がなされ、充電不足状態の場合でも、
その警報でこれを知ることができる。
電圧の変化量を検出し、これが所定値を越えると、コネ
クタ外れと判定して警報を出すため、コネクタ外れによ
り、充電完了表示がなされ、充電不足状態の場合でも、
その警報でこれを知ることができる。
【0011】充電電圧が、充電完了時の電圧以上になっ
た場合にコネクタ外れと判定することもできるが、この
場合は入力交流電圧の変動により、誤判断するおそれが
あるが、この考案では変化量が異常か否かを検出してい
るため、そのような誤判断をするおそれはない。電流検
出器を設けて、充電電流が断になった場合に、コネクタ
外れと判定するようにすることもできるが、この場合は
高価な電流検出器を特に設ける必要がある。しかし、こ
の考案ではもともと充電完了検出のために充電電圧を取
り込んでおり、この充電電圧を利用するため、安価に構
成することができる。
た場合にコネクタ外れと判定することもできるが、この
場合は入力交流電圧の変動により、誤判断するおそれが
あるが、この考案では変化量が異常か否かを検出してい
るため、そのような誤判断をするおそれはない。電流検
出器を設けて、充電電流が断になった場合に、コネクタ
外れと判定するようにすることもできるが、この場合は
高価な電流検出器を特に設ける必要がある。しかし、こ
の考案ではもともと充電完了検出のために充電電圧を取
り込んでおり、この充電電圧を利用するため、安価に構
成することができる。
【図1】この考案の実施例における制御部のコネクタ外
れ検出処理の例を示す流れ図。
れ検出処理の例を示す流れ図。
【図2】この考案の実施例を示す構成図。
【図3】従来の自動充電器を示す構成図。
【図4】Aは充電電流および充電電圧の時間経過特性
図、Bは充電電圧−充電電流特性図。
図、Bは充電電圧−充電電流特性図。
11 入力端子 12 交流電源 19 蓄電池 21 充電器を蓄電池に接続するコネクタ 22 制御部 25 マイクロコンピュータ 34 警報用表示灯 35 リレー 36 充電完了表示灯
Claims (1)
- 【請求項1】 交流電力を整流し、その整流出力をほゞ
一定電圧で、コネクタを介して蓄電池へ供給して、その
蓄電池を充電し、その充電電圧が所定値になると、充電
完了とする自動充電器において、上記コネクタの前段側
で上記充電電圧の所定時間当たりの変化量を検出する手
段と、その検出値が所定値以上か否かを調べる手段と、
上記変化量が所定値以上と判定されると充電不完全を示
す警報を出す手段と、を具備することを特徴とする自動
充電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20991U JP2504365Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 自動充電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20991U JP2504365Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 自動充電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493453U JPH0493453U (ja) | 1992-08-13 |
JP2504365Y2 true JP2504365Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=31726900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20991U Expired - Lifetime JP2504365Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 自動充電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504365Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007228695A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Toyota Motor Corp | 充電装置 |
JP4697205B2 (ja) * | 2007-09-10 | 2011-06-08 | トヨタ自動車株式会社 | 蓄電機構の充電装置および充電方法 |
JP5349925B2 (ja) * | 2007-12-04 | 2013-11-20 | 株式会社ミツバ | 充電監視装置および充電監視装置を備えた充電装置 |
JP5975376B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2016-08-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 充電制御装置及び充電制御用のプログラム |
JP2017013695A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | アルパイン株式会社 | 車載装置 |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP20991U patent/JP2504365Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493453U (ja) | 1992-08-13 |
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