JP2501948Y2 - 車載音響装置 - Google Patents
車載音響装置Info
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R9/00—Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
- H04R9/02—Details
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R5/00—Stereophonic arrangements
- H04R5/02—Spatial or constructional arrangements of loudspeakers
-
- H—ELECTRICITY
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- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R9/00—Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
- H04R9/02—Details
- H04R9/04—Construction, mounting, or centering of coil
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R2499/00—Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
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- H04R2499/13—Acoustic transducers and sound field adaptation in vehicles
-
- H—ELECTRICITY
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- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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- H04R9/02—Details
- H04R9/025—Magnetic circuit
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- Acoustics & Sound (AREA)
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、音響装置に関し、特に車両に設置された車
載音響装置に関するものである。
載音響装置に関するものである。
背景技術 一般に、車両の車室内は複雑な形状をしており、か
つ、スピーカを設置することが出来る場所は限定される
ので、聴取者の着座位置によってスピーカからの音響出
力の聴取音圧レベルや音質が異なっている。第5図に、
車室内の前方に配置された前方スピーカ1及び車室内の
後方に配置された後方スピーカ2の例を示す。かかる不
具合の減ずるべく従来の車載音響装置においては、例え
ば第6図に示される如くに、アンプ3からのオーディオ
信号出力を分割するいわゆるパワーフェーダ4を介して
互いに直列接続された前方スピーカ1及び後方スピーカ
2に供給している。このパワーフェーダ4は、2つの可
変抵抗41と42とが互いに直列接続された直列回路によっ
て構成され、該直列回路の両端はアンプ3の各出力端及
び上記スピーカ1と2とによって形成されるスピーカ回
路の両端に接続される。また、可変抵抗41と42との接続
点及びスピーカ1と2との接続点は互いに接続される。
つ、スピーカを設置することが出来る場所は限定される
ので、聴取者の着座位置によってスピーカからの音響出
力の聴取音圧レベルや音質が異なっている。第5図に、
車室内の前方に配置された前方スピーカ1及び車室内の
後方に配置された後方スピーカ2の例を示す。かかる不
具合の減ずるべく従来の車載音響装置においては、例え
ば第6図に示される如くに、アンプ3からのオーディオ
信号出力を分割するいわゆるパワーフェーダ4を介して
互いに直列接続された前方スピーカ1及び後方スピーカ
2に供給している。このパワーフェーダ4は、2つの可
変抵抗41と42とが互いに直列接続された直列回路によっ
て構成され、該直列回路の両端はアンプ3の各出力端及
び上記スピーカ1と2とによって形成されるスピーカ回
路の両端に接続される。また、可変抵抗41と42との接続
点及びスピーカ1と2との接続点は互いに接続される。
かかる構成において、可変抵抗41及び42の値をそれぞ
れ適当な値に設定することによってスピーカ1及び2の
音響出力レベルがそれぞれ調整されて、所定聴取点にお
ける音圧レベルが好みのレベルに設定されるのである。
しかしながら、着座位置に応じてかかる調整をなすこと
は面倒であり、着座位置の相違による音質の変化には対
応出来なかった。
れ適当な値に設定することによってスピーカ1及び2の
音響出力レベルがそれぞれ調整されて、所定聴取点にお
ける音圧レベルが好みのレベルに設定されるのである。
しかしながら、着座位置に応じてかかる調整をなすこと
は面倒であり、着座位置の相違による音質の変化には対
応出来なかった。
考案の概要 よって、本考案の目的とするところは車室内の各聴取
位置において、聴感上の音圧レベルが所望レベルに設定
された車載音響装置を提供することである。
位置において、聴感上の音圧レベルが所望レベルに設定
された車載音響装置を提供することである。
上記目的を達成する為に本考案による車載音響装置に
おいては、聴取位置とこの聴取位置近傍にあってその音
圧レベル及び音質を支配するスピーカとの相対的位置関
係及び該スピーカから放出された音響エネルギーが伝搬
する空間の音響伝搬特性に対応して、所定スピーカの音
響出力差に準じた該スピーカのインピーダンスを予め設
定し、減衰器によって上記音圧レベルの微調整をすると
ともに前方スピーカにショートリングを設けて高域レス
ポンスの補償をなしている。
おいては、聴取位置とこの聴取位置近傍にあってその音
圧レベル及び音質を支配するスピーカとの相対的位置関
係及び該スピーカから放出された音響エネルギーが伝搬
する空間の音響伝搬特性に対応して、所定スピーカの音
響出力差に準じた該スピーカのインピーダンスを予め設
定し、減衰器によって上記音圧レベルの微調整をすると
ともに前方スピーカにショートリングを設けて高域レス
ポンスの補償をなしている。
実施例 以下、本考案による車載音響装置の一実施例について
第1図を参照しつつ説明する。この車載音響装置おいて
第6図と同等部分には同一符号を用いている。まず、チ
ューナ等(図示せず)の音源から供給されたオーディオ
信号はアンプ3に供給される。アンプ3は、このオーデ
ィオ信号を増幅して互いに並列接続された前方スピーカ
1と後方スピーカ2とに供給する。後方スピーカ2に
は、さらに減衰器としての抵抗5が直列接続される。ス
ピーカ2は、例えばフロントドアに設けられたスピーカ
1に比して所定聴取位置に比較的近い位置例えばパーセ
ルトレイに設けられるので、スピーカ1よりも大なるイ
ンピーダンスに設定されて、スピーカ1よりも出力音圧
レベルが低く設定される。ここでいう所定聴取位置と
は、前方スピーカ1に対する前席側聴取位置、及び後方
スピーカ2に対する後席側聴取位置を指すものである。
第1図を参照しつつ説明する。この車載音響装置おいて
第6図と同等部分には同一符号を用いている。まず、チ
ューナ等(図示せず)の音源から供給されたオーディオ
信号はアンプ3に供給される。アンプ3は、このオーデ
ィオ信号を増幅して互いに並列接続された前方スピーカ
1と後方スピーカ2とに供給する。後方スピーカ2に
は、さらに減衰器としての抵抗5が直列接続される。ス
ピーカ2は、例えばフロントドアに設けられたスピーカ
1に比して所定聴取位置に比較的近い位置例えばパーセ
ルトレイに設けられるので、スピーカ1よりも大なるイ
ンピーダンスに設定されて、スピーカ1よりも出力音圧
レベルが低く設定される。ここでいう所定聴取位置と
は、前方スピーカ1に対する前席側聴取位置、及び後方
スピーカ2に対する後席側聴取位置を指すものである。
かかる構成において、スピーカ1及び2のインピーダ
ンスをそれぞれZP1及びZP2とし、抵抗5のインピーダン
スをRとすれば、アンプ3の負荷インピーダンスZLは、
ZL=ZP1//(ZP2+R)となるので、この負荷インピーダ
ンスZLがアンプ3の定格負荷インピーダンスとほぼ等し
くなるように抵抗5のインピーダンス値Rを設定する。
一般に、車載オーディオ用アンプの定格負荷インピーダ
ンスは4オームである。抵抗5のインピーダンス値Rを
調整することにより、上述の如くアンプ3と各スピーカ
とのインピーダンスマッチングが図られる他、スピーカ
2との出力音圧のレベル差も加減され得る。なお、抵抗
5が挿入されるスピーカ2は、そのインピーダンスZP2
が比較的に大きいので、抵抗5の挿入によるダンピング
ファクタの低下は実用上無視し得る。
ンスをそれぞれZP1及びZP2とし、抵抗5のインピーダン
スをRとすれば、アンプ3の負荷インピーダンスZLは、
ZL=ZP1//(ZP2+R)となるので、この負荷インピーダ
ンスZLがアンプ3の定格負荷インピーダンスとほぼ等し
くなるように抵抗5のインピーダンス値Rを設定する。
一般に、車載オーディオ用アンプの定格負荷インピーダ
ンスは4オームである。抵抗5のインピーダンス値Rを
調整することにより、上述の如くアンプ3と各スピーカ
とのインピーダンスマッチングが図られる他、スピーカ
2との出力音圧のレベル差も加減され得る。なお、抵抗
5が挿入されるスピーカ2は、そのインピーダンスZP2
が比較的に大きいので、抵抗5の挿入によるダンピング
ファクタの低下は実用上無視し得る。
次に、スピーカの音声を聴取する位置の変化によって
生ずる音質の変化について説明する。まず、第2図に示
される如く、スピーカ1の主音響放射(以下主放射と称
す)方向を基準として角度θ方向に所定距離で聴取点が
存在するものとする。この角度θが0°,30°及び60°
である場合の上記聴取点における出力音圧周波数特性例
を第3図に示す。同図から明らかであるように角度θが
増加すると特に高域レスポンスが低下する。よって、本
考案においては聴取点の位置がスピーカの主放射方向の
近傍にないときは、角度θに応じて上記高域レスポンス
の低下分を補償している。高域レスポンスの補償は、例
えばボイスコイルの質量を変更したり、コーンの材質や
形状を変更することによってなし得るが、実施例では、
スピーカの磁石のポールピースにショートリングを設け
て高域周波数でのボイスコイルのイングクタンス分の増
加を抑制してアドミタンスの低下を抑制することにより
高域レスポンスを増加させている。上記ショートリング
の固有抵抗や厚さを変更することにより、種々の高域レ
スポンス特性が得られるので、予め、金、銀、無酸素
銅、銅、アルミ等の種々の金属によって形成されたショ
ートリングを準備し必要に応じて適宜に選択される。銅
によってショートリングを形成した場合の出力音圧周波
数特性例を第4図に示す。
生ずる音質の変化について説明する。まず、第2図に示
される如く、スピーカ1の主音響放射(以下主放射と称
す)方向を基準として角度θ方向に所定距離で聴取点が
存在するものとする。この角度θが0°,30°及び60°
である場合の上記聴取点における出力音圧周波数特性例
を第3図に示す。同図から明らかであるように角度θが
増加すると特に高域レスポンスが低下する。よって、本
考案においては聴取点の位置がスピーカの主放射方向の
近傍にないときは、角度θに応じて上記高域レスポンス
の低下分を補償している。高域レスポンスの補償は、例
えばボイスコイルの質量を変更したり、コーンの材質や
形状を変更することによってなし得るが、実施例では、
スピーカの磁石のポールピースにショートリングを設け
て高域周波数でのボイスコイルのイングクタンス分の増
加を抑制してアドミタンスの低下を抑制することにより
高域レスポンスを増加させている。上記ショートリング
の固有抵抗や厚さを変更することにより、種々の高域レ
スポンス特性が得られるので、予め、金、銀、無酸素
銅、銅、アルミ等の種々の金属によって形成されたショ
ートリングを準備し必要に応じて適宜に選択される。銅
によってショートリングを形成した場合の出力音圧周波
数特性例を第4図に示す。
前方スピーカ1は、前部座席上及びその近傍の音場に
対して支配的に作用する。この前部座席上に存在する聴
取点から前方スピーカ1までの距離は後部座席上の聴取
点から後方スピーカ2までの距離に比して長く、かつ、
上記角度θが大であるので、前方スピーカ1は、そのイ
ンピーダンスが後方スピーカのインピーダンスよりも小
に、例えば5オームに設定されると共に高域特性が低下
し易いのでこれを防ぐ為にショートリングが取り付けら
れて、出力音圧レベルと高域レンスポンスが補償され
る。一方、後方スピーカ2は後部座席上の聴取点と近い
距離に設けられかつその音響出力は後部ガラスによって
反射されるので高域レスポンスも殆ど低下しない。よっ
て、後方スピーカ2の音響出力レベルは比較的に小さく
とも十分に前方座席上の聴取音圧レベルと同等の音圧レ
ベルが得られるので、後方スピーカ2のインピーダンス
は前方スピーカ1のインピーダンスに比して高くかつ適
当な音響出力レベル差が得られる値に設定される。
対して支配的に作用する。この前部座席上に存在する聴
取点から前方スピーカ1までの距離は後部座席上の聴取
点から後方スピーカ2までの距離に比して長く、かつ、
上記角度θが大であるので、前方スピーカ1は、そのイ
ンピーダンスが後方スピーカのインピーダンスよりも小
に、例えば5オームに設定されると共に高域特性が低下
し易いのでこれを防ぐ為にショートリングが取り付けら
れて、出力音圧レベルと高域レンスポンスが補償され
る。一方、後方スピーカ2は後部座席上の聴取点と近い
距離に設けられかつその音響出力は後部ガラスによって
反射されるので高域レスポンスも殆ど低下しない。よっ
て、後方スピーカ2の音響出力レベルは比較的に小さく
とも十分に前方座席上の聴取音圧レベルと同等の音圧レ
ベルが得られるので、後方スピーカ2のインピーダンス
は前方スピーカ1のインピーダンスに比して高くかつ適
当な音響出力レベル差が得られる値に設定される。
このようにして、車種により定まる形状を有する車室
音響空間を取り囲むように配置されたスピーカと聴取位
置との空間的位置関係換言すればスピーカから放出され
た音声の伝搬距離及びその伝搬方向もしくは伝搬径路
と、聴取位置とに基づいて車室内に配置された各スピー
カ毎に出力音圧差及び周波数特性を適当に設定すること
が可能となり、各聴取位置における聴感上の音圧レベル
及び音質を可及的に等しく得るのである。
音響空間を取り囲むように配置されたスピーカと聴取位
置との空間的位置関係換言すればスピーカから放出され
た音声の伝搬距離及びその伝搬方向もしくは伝搬径路
と、聴取位置とに基づいて車室内に配置された各スピー
カ毎に出力音圧差及び周波数特性を適当に設定すること
が可能となり、各聴取位置における聴感上の音圧レベル
及び音質を可及的に等しく得るのである。
なお、実施例においては、車両の前方の両ドアに前方
スピーカ1を配置し、後方のパーセルトレイに後方スピ
ーカ2を配置しているが、これに限定されるものではな
く、前方スピーカ1を例えばダッシュボードやカウルサ
イドに、後方スピーカ2を例えばリアドアやヘッドライ
ニングに配置しても良く、スピーカの数も2対のスピー
カに限定されるものではない。さらに、抵抗5は、可変
抵抗もしくは能動素子に置換されて、上記出力音圧差を
連続的に変化せしめることが可能である。
スピーカ1を配置し、後方のパーセルトレイに後方スピ
ーカ2を配置しているが、これに限定されるものではな
く、前方スピーカ1を例えばダッシュボードやカウルサ
イドに、後方スピーカ2を例えばリアドアやヘッドライ
ニングに配置しても良く、スピーカの数も2対のスピー
カに限定されるものではない。さらに、抵抗5は、可変
抵抗もしくは能動素子に置換されて、上記出力音圧差を
連続的に変化せしめることが可能である。
考案の効果 以上説明したように本考案の車載音響装置において
は、車室の構造上前席の極く近傍に配置することの困難
な前方スピーカを後方スピーカより低いインピーダンス
として主な音極出力のバランス調整を行ない、後方スピ
ーカには減衰器を接続することで前後のスピーカの音響
出力の微調整をするとともに前方スピーカにショートリ
ングを設けて高域レスポンスを補償する構成としたの
で、各聴取位置における聴感上の音圧レベルを簡単な構
成で所望レベルにし良好な音響特性を得ることが可能と
なる。
は、車室の構造上前席の極く近傍に配置することの困難
な前方スピーカを後方スピーカより低いインピーダンス
として主な音極出力のバランス調整を行ない、後方スピ
ーカには減衰器を接続することで前後のスピーカの音響
出力の微調整をするとともに前方スピーカにショートリ
ングを設けて高域レスポンスを補償する構成としたの
で、各聴取位置における聴感上の音圧レベルを簡単な構
成で所望レベルにし良好な音響特性を得ることが可能と
なる。
また、本考案においては、音響出力レベルのバランス
調整を、主としてスピーカのインピーダンスを変えるこ
とによって行なっているので、微調整用の減衰器の減衰
量も小さくて済み、熱損失を抑えることができるととも
に、後方スピーカ側の上記減衰器によるダンピングファ
クタの低下を抑制することができる。加えて、上記減衰
器は小容量の故低コストであり、形状も小さくなるので
設置場所の限定される車載音響装置においては極めて好
都合である。
調整を、主としてスピーカのインピーダンスを変えるこ
とによって行なっているので、微調整用の減衰器の減衰
量も小さくて済み、熱損失を抑えることができるととも
に、後方スピーカ側の上記減衰器によるダンピングファ
クタの低下を抑制することができる。加えて、上記減衰
器は小容量の故低コストであり、形状も小さくなるので
設置場所の限定される車載音響装置においては極めて好
都合である。
第1図は、本考案の実施例を示すブロック図、第2図
は、スピーカの主放射方向と聴取点の位置関係を説明す
る為の図、第3図及び第4図は、スピーカの出力音圧周
波数特性を示す図、第5図は、車室内のスピーカ配置例
を示す図、第6図は、従来の車載音響装置例を示すブロ
ック図である。 主要部分の符号の説明 1……前方スピーカ 2……後方スピーカ 3……アンプ 4……パワーフェーダ 5……抵抗
は、スピーカの主放射方向と聴取点の位置関係を説明す
る為の図、第3図及び第4図は、スピーカの出力音圧周
波数特性を示す図、第5図は、車室内のスピーカ配置例
を示す図、第6図は、従来の車載音響装置例を示すブロ
ック図である。 主要部分の符号の説明 1……前方スピーカ 2……後方スピーカ 3……アンプ 4……パワーフェーダ 5……抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 秀雄 川越市大字山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)考案者 佐藤 猛 川越市大字山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)考案者 木原 久 川越市大字山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (56)参考文献 特開 昭60−123200(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも1のアンプの出力端に互いに並
列接続されかつ車室音響空間を包囲すべく配置されたス
ピーカを有する車載音響装置であって、前記スピーカの
うち車室後方に配置されたスピーカは減衰器を介して前
記アンプ出力端に接続し、前記スピーカのうち車室前方
に配置されたスピーカは車室後方に配置されたスピーカ
よりボイスコイルインピーダンスを低く設定しかつショ
ートリングを設けたことを特徴とする車載音響装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985134969U JP2501948Y2 (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 車載音響装置 |
DE19863629856 DE3629856A1 (de) | 1985-09-02 | 1986-09-02 | Ausgeglichenes kraftfahrzeug-lautsprechersystem |
US07/193,136 US4914707A (en) | 1985-09-02 | 1988-05-06 | Balanced vehicular speaker system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985134969U JP2501948Y2 (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 車載音響装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6242396U JPS6242396U (ja) | 1987-03-13 |
JP2501948Y2 true JP2501948Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=15140829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985134969U Expired - Lifetime JP2501948Y2 (ja) | 1985-09-02 | 1985-09-02 | 車載音響装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4914707A (ja) |
JP (1) | JP2501948Y2 (ja) |
DE (1) | DE3629856A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5119431A (en) * | 1987-12-28 | 1992-06-02 | Hamby William H | Efficiency loudspeaker |
DE4041858A1 (de) * | 1990-12-24 | 1992-07-02 | Nokia Unterhaltungselektronik | Antriebssystem fuer langhubige tieftonlautsprecher |
JP3625233B2 (ja) * | 1995-12-26 | 2005-03-02 | フオスター電機株式会社 | スピーカユニット及びスピーカシステム |
US6289106B1 (en) | 1997-08-08 | 2001-09-11 | Hong Long Industrial Co., Ltd. | Cap and center pole apparatus and method of coupling |
US6768806B1 (en) * | 1998-03-19 | 2004-07-27 | Harman International Industries, Incorporated | Shorting rings in dual-coil dual-gap loudspeaker drivers |
ATE414395T1 (de) * | 1998-03-19 | 2008-11-15 | Jbl Inc | Kurzschlussringe für lautsprecherantrieb mit doppelspulen und doppelspalten |
DE19816060A1 (de) * | 1998-04-09 | 1999-11-18 | Bosch Gmbh Robert | Lautsprecher |
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