JP2579731Y2 - 自動車エンジン等のエキゾーストマニホルド - Google Patents
自動車エンジン等のエキゾーストマニホルドInfo
- Publication number
- JP2579731Y2 JP2579731Y2 JP1991051001U JP5100191U JP2579731Y2 JP 2579731 Y2 JP2579731 Y2 JP 2579731Y2 JP 1991051001 U JP1991051001 U JP 1991051001U JP 5100191 U JP5100191 U JP 5100191U JP 2579731 Y2 JP2579731 Y2 JP 2579731Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- pipe
- port
- shape
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車エンジン等のシ
リンダヘッドに取付けられるパイプ製エキゾーストマニ
ホルドの耐久強度向上に関するものである。特にポート
部から排気集合部までの長さが大な構造のものに有用な
エキゾーストマニホルドに関する。
リンダヘッドに取付けられるパイプ製エキゾーストマニ
ホルドの耐久強度向上に関するものである。特にポート
部から排気集合部までの長さが大な構造のものに有用な
エキゾーストマニホルドに関する。
【0002】
【従来の技術】パイプ製エキゾーストマニホルドをシリ
ンダヘッドに取付ける従来の構造としては、図2にみら
れるような、ポート部10へ接続された複数本の排気パイ
プ11a〜11dの下流側を2本宛集合部材12a,12bに溶接集
結させるとか、図3に示したような、複数本の排気パイ
プのうち、一部の排気パイプ11a,11bは下流側の取付け
フランジ13まで連続体とし、残る排気パイプ11c,11dは
前記連続パイプの途中へ設けた穴へそれぞれ連結すると
いったことがなされている。
ンダヘッドに取付ける従来の構造としては、図2にみら
れるような、ポート部10へ接続された複数本の排気パイ
プ11a〜11dの下流側を2本宛集合部材12a,12bに溶接集
結させるとか、図3に示したような、複数本の排気パイ
プのうち、一部の排気パイプ11a,11bは下流側の取付け
フランジ13まで連続体とし、残る排気パイプ11c,11dは
前記連続パイプの途中へ設けた穴へそれぞれ連結すると
いったことがなされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これら従来構造の場
合、集合部(連結部)の形状は鋭角であり、かつ溶接部と
なっているため、排気ガスによる加熱、自然冷却を繰返
した場合、パイプが伸縮し、集合部に応力が集中し、ク
ラックが発生しやすい。特にポート間隔が広い場合にそ
うである。
合、集合部(連結部)の形状は鋭角であり、かつ溶接部と
なっているため、排気ガスによる加熱、自然冷却を繰返
した場合、パイプが伸縮し、集合部に応力が集中し、ク
ラックが発生しやすい。特にポート間隔が広い場合にそ
うである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案では連続
した1本のパイプをその径をほとんど変えることなく中
間を曲げて湾曲した曲げR形状の排気パイプとし、両端
開口部を別々の排気ポートに接続するとともに、その排
気パイプの湾曲した曲げR形状の外R部に開口穴を設け
て、この開口部に集合部材を接続し、各排気ポートへ接
続するパイプのポ−ト毎に独立した部分の長さを大にす
る構造とした。
した1本のパイプをその径をほとんど変えることなく中
間を曲げて湾曲した曲げR形状の排気パイプとし、両端
開口部を別々の排気ポートに接続するとともに、その排
気パイプの湾曲した曲げR形状の外R部に開口穴を設け
て、この開口部に集合部材を接続し、各排気ポートへ接
続するパイプのポ−ト毎に独立した部分の長さを大にす
る構造とした。
【0005】
【作用】応力集中しやすい部位(集合部)が湾曲したR形
状で、かつその曲げR内面側には溶接を施さないため、
排気の脈部を利用してエンジン出力の向上を計る目的
で、ポート部から排気集合部の取付けフランジまでの長
さが大で熱膨張や冷却収縮によって大きく歪みやすい構
造のものであっても、クラックが入り難く、冷熱サイク
ルに対する耐久強度が向上する。
状で、かつその曲げR内面側には溶接を施さないため、
排気の脈部を利用してエンジン出力の向上を計る目的
で、ポート部から排気集合部の取付けフランジまでの長
さが大で熱膨張や冷却収縮によって大きく歪みやすい構
造のものであっても、クラックが入り難く、冷熱サイク
ルに対する耐久強度が向上する。
【0006】
【実施例】図1に本考案の実施例のエキゾーストマニホ
ルドを示した。4個所のポート部10へ接続された2本の
排気パイプ1a,1bは、それぞれ連続した長い1本のパイ
プの中間を曲げて湾曲した曲げR形状とし、パイプの両
端開口部を別々の排気ポートに接続している。そして、
これらの排気パイプ1a,1bの湾曲した曲げRの外面に開
口穴4a,4bを設けて、それぞれ集合部材2a,2bを接続して
いる。応力集中しやすいR内面は図のように溶接もない
し、鈍角である。集合部材2a,2bの下流側には取付けフ
ランジ3が接続されている。また、排気の脈動を利用し
てエンジン出力の向上を計る場合、ポート部から排気集
合部までの長さを大にする必要がある。しかし、従来は
図2や図3に示すように、各ポート毎の短いパイプでポ
ート部10と取付けフランジ3間を接続していた。そこ
で、本考案のような形状を採用すると、各ポートへ接続
する排気パイプが一本の連続したパイプで2ポートがま
かなえることとなり、排気パイプの連続ポ−ト毎に独立
した部分の長さを大にすることができ、エンジン出力の
向上と耐久性向上の双方を満たすことが可能となった。
なお、排気の流れを阻害する要因となる曲げR形状のパ
イプの外面部分へ設ける開口穴4a,4bの面積は、排気パ
イプ1a,1bの内径に対し同等以上を確保すれば解決でき
る。
ルドを示した。4個所のポート部10へ接続された2本の
排気パイプ1a,1bは、それぞれ連続した長い1本のパイ
プの中間を曲げて湾曲した曲げR形状とし、パイプの両
端開口部を別々の排気ポートに接続している。そして、
これらの排気パイプ1a,1bの湾曲した曲げRの外面に開
口穴4a,4bを設けて、それぞれ集合部材2a,2bを接続して
いる。応力集中しやすいR内面は図のように溶接もない
し、鈍角である。集合部材2a,2bの下流側には取付けフ
ランジ3が接続されている。また、排気の脈動を利用し
てエンジン出力の向上を計る場合、ポート部から排気集
合部までの長さを大にする必要がある。しかし、従来は
図2や図3に示すように、各ポート毎の短いパイプでポ
ート部10と取付けフランジ3間を接続していた。そこ
で、本考案のような形状を採用すると、各ポートへ接続
する排気パイプが一本の連続したパイプで2ポートがま
かなえることとなり、排気パイプの連続ポ−ト毎に独立
した部分の長さを大にすることができ、エンジン出力の
向上と耐久性向上の双方を満たすことが可能となった。
なお、排気の流れを阻害する要因となる曲げR形状のパ
イプの外面部分へ設ける開口穴4a,4bの面積は、排気パ
イプ1a,1bの内径に対し同等以上を確保すれば解決でき
る。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上のような構造としたことに
より、冷熱サイクルに対する耐久強度が向上する。ま
た、溶接箇所の削減、容易化、排気導管の一体化等によ
って製造コストが低減される。各ポートの排気パイプの
連続独立部分長が大になって、排気の流れ抵抗も少なく
なることでエンジン出力の向上をも可能とした。
より、冷熱サイクルに対する耐久強度が向上する。ま
た、溶接箇所の削減、容易化、排気導管の一体化等によ
って製造コストが低減される。各ポートの排気パイプの
連続独立部分長が大になって、排気の流れ抵抗も少なく
なることでエンジン出力の向上をも可能とした。
【図1】本考案の実施例のエキゾーストマニホルドの一
部破断平面図である。
部破断平面図である。
【図2】従来のエキゾーストマニホルドの平面図であ
る。
る。
【図3】従来のエキゾーストマニホルドの平面図であ
る。
る。
1a 排気パイプ 1b 排気パイプ 2a 集合部材 2b 集合部材 3 取付けフランジ 4a 開口穴 4b 開口穴
Claims (1)
- 【請求項1】 連続した1本のパイプをその径をほとん
ど変えることなく中間を曲げて湾曲した曲げR形状の排
気パイプとし、両端開口部を別々の排気ポートに接続す
るとともに、該排気パイプの湾曲した曲げR形状の外R
部に開口穴を設けて該開口穴に集合部材を接続し、各排
気ポートへ接続するパイプのポ−ト毎に独立した部分の
長さを大にしたことを特徴とする自動車エンジン等のエ
キゾーストマニホルド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991051001U JP2579731Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 自動車エンジン等のエキゾーストマニホルド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991051001U JP2579731Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 自動車エンジン等のエキゾーストマニホルド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134625U JPH04134625U (ja) | 1992-12-15 |
JP2579731Y2 true JP2579731Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=31928099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991051001U Expired - Lifetime JP2579731Y2 (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 自動車エンジン等のエキゾーストマニホルド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2579731Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003262120A (ja) | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Nissan Motor Co Ltd | 4気筒エンジンの排気マニホールド |
WO2016035155A1 (ja) * | 2014-09-03 | 2016-03-10 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の排気装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62206217A (ja) * | 1986-03-05 | 1987-09-10 | Sango:Kk | 内燃機関用排気管の製造方法 |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP1991051001U patent/JP2579731Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04134625U (ja) | 1992-12-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980512 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |