JP2564851B2 - リニアdcブラシレスモータの界磁構造 - Google Patents
リニアdcブラシレスモータの界磁構造Info
- Publication number
- JP2564851B2 JP2564851B2 JP62247993A JP24799387A JP2564851B2 JP 2564851 B2 JP2564851 B2 JP 2564851B2 JP 62247993 A JP62247993 A JP 62247993A JP 24799387 A JP24799387 A JP 24799387A JP 2564851 B2 JP2564851 B2 JP 2564851B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field
- linear
- brushless motor
- magnetic plate
- magnets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Linear Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、リニアDCブラシレスモータの界磁構造、
特に界磁永久磁石の配列に関するものである。
特に界磁永久磁石の配列に関するものである。
[従来の技術] リニアアクチュエータのサーボ制御や精密位置決めの
要求が多くなってきているが、そのような用途に適した
リニアモータとしてリニアDCブラシレスモータが注目さ
れている。
要求が多くなってきているが、そのような用途に適した
リニアモータとしてリニアDCブラシレスモータが注目さ
れている。
リニアDCブラシレスモータ(以下LDMと略記する)は
通常のDCブラシレスモータ(ACサーボモータ)を線形に
展開した原理、構造のものである。このLDMはアーマチ
ュア側と界磁側よりなっているが、界磁側は第3図に示
すように磁性板1と、この上に所定のピッチでN・S極
を交互に配列した永久磁石より成る複数の界磁磁石2よ
り構成されている。また、前記界磁磁石2はこの図に示
すように斜めに配置されている。これはこの界磁磁石2
によるディテント推力を低減するためスキュー効果を持
たせているからである。
通常のDCブラシレスモータ(ACサーボモータ)を線形に
展開した原理、構造のものである。このLDMはアーマチ
ュア側と界磁側よりなっているが、界磁側は第3図に示
すように磁性板1と、この上に所定のピッチでN・S極
を交互に配列した永久磁石より成る複数の界磁磁石2よ
り構成されている。また、前記界磁磁石2はこの図に示
すように斜めに配置されている。これはこの界磁磁石2
によるディテント推力を低減するためスキュー効果を持
たせているからである。
[発明が解決しようとする問題点] 前記のような界磁構造において、ディテント推力を十
分低減し、LDMの安定走行を得るには、界磁磁石の配置
とスキュー角が正確でなければならない。つまり、隣り
合う2個の界磁磁石の極ピッチは所定の寸法でなければ
ならず、これらの界磁磁石間の隙間は適切でなければな
らない。
分低減し、LDMの安定走行を得るには、界磁磁石の配置
とスキュー角が正確でなければならない。つまり、隣り
合う2個の界磁磁石の極ピッチは所定の寸法でなければ
ならず、これらの界磁磁石間の隙間は適切でなければな
らない。
しかし、平面状の磁性板の上に界磁磁石を並べて接着
する場合、この界磁磁石相互の吸引力やこの界磁磁石と
前記磁性板との吸引力などが存在するため、界磁磁石の
極ピッチや角度・前記磁石間の隙間などを正確にするの
は非常に困難である。
する場合、この界磁磁石相互の吸引力やこの界磁磁石と
前記磁性板との吸引力などが存在するため、界磁磁石の
極ピッチや角度・前記磁石間の隙間などを正確にするの
は非常に困難である。
この発明はこの点を解決するためになされたもので、
簡単で正確に磁性板上に界磁磁石が配列できるLDMの界
磁構造を得ようとするものである。
簡単で正確に磁性板上に界磁磁石が配列できるLDMの界
磁構造を得ようとするものである。
[問題を解決するための手段] そこでこの発明では、各界磁磁石の配列位置に合わせ
て磁性板に孔を開け、この孔にピンを立設し、このピン
の位置に合わせて前記界磁磁石を接着することにより、
これらの界磁磁石の正確な配列をおこない、前記問題を
解決するものである。
て磁性板に孔を開け、この孔にピンを立設し、このピン
の位置に合わせて前記界磁磁石を接着することにより、
これらの界磁磁石の正確な配列をおこない、前記問題を
解決するものである。
[実施例] 第1図および第2図はこの発明による一実施例を示す
もので、第1図は平面図、第2図は第1図のA−A断面
図を示す。図中1は磁性板で、この上に永久磁石より成
る界磁磁石2が所定の間隔で接着されている。3はスプ
リングピンで、前記複数の界磁磁石2が正確に位置決め
できるように前記磁性板1に孔1aを開け、この孔1aに立
設されている。また、このスプリングピンの高さは、前
記界磁磁石の厚みより短く設定されている。
もので、第1図は平面図、第2図は第1図のA−A断面
図を示す。図中1は磁性板で、この上に永久磁石より成
る界磁磁石2が所定の間隔で接着されている。3はスプ
リングピンで、前記複数の界磁磁石2が正確に位置決め
できるように前記磁性板1に孔1aを開け、この孔1aに立
設されている。また、このスプリングピンの高さは、前
記界磁磁石の厚みより短く設定されている。
この様な構成の界磁側と図示しないアーマチュアより
成るLDMに通電すると、公知の作用により推力を発生
し、このLDMは動作する。
成るLDMに通電すると、公知の作用により推力を発生
し、このLDMは動作する。
なお、前記スプリングピンは、漏れ磁束を抑えること
ができ、簡単に立設できれば他の部材に代替えしても良
い。
ができ、簡単に立設できれば他の部材に代替えしても良
い。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、磁性板上にス
プリングピンを設けることにより、界磁永久磁石の配置
が所定の極ピッチ,角度で正確におこなえる。また、こ
の永久磁石相互の吸引力が生じても、スプリングピンの
存在により隣り合う永久磁石が接触することもない。さ
らに、スプリングピンであるために孔径の精度も必要な
く、中実でなく中空であるため、漏れ磁束も最少限に押
さえることができる。よって、ディテント推力を十分に
低減し、安定なLDMの走行ができるという利点を有す
る。
プリングピンを設けることにより、界磁永久磁石の配置
が所定の極ピッチ,角度で正確におこなえる。また、こ
の永久磁石相互の吸引力が生じても、スプリングピンの
存在により隣り合う永久磁石が接触することもない。さ
らに、スプリングピンであるために孔径の精度も必要な
く、中実でなく中空であるため、漏れ磁束も最少限に押
さえることができる。よって、ディテント推力を十分に
低減し、安定なLDMの走行ができるという利点を有す
る。
第1図はこの発明の一実施例を示すLDMの界磁構造の平
面図,第2図は第1図のA−A断面図であり、第3図は
従来のLDMの界磁構造を示す平面図である。 1……磁性板、2……界磁永久磁石 3……スプリングピン
面図,第2図は第1図のA−A断面図であり、第3図は
従来のLDMの界磁構造を示す平面図である。 1……磁性板、2……界磁永久磁石 3……スプリングピン
Claims (1)
- 【請求項1】磁性板と、この磁性板に所定間隔で配列し
た複数の界磁永久磁石よりなるリニアDCブラシレスモー
タの界磁体において、前記永久磁石の位置決めを行うた
めに前記磁性板にピンを所定間隔で立設したことを特徴
とするリニアDCブラシレスモータの界磁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62247993A JP2564851B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | リニアdcブラシレスモータの界磁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62247993A JP2564851B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | リニアdcブラシレスモータの界磁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0191652A JPH0191652A (ja) | 1989-04-11 |
JP2564851B2 true JP2564851B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=17171596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62247993A Expired - Lifetime JP2564851B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | リニアdcブラシレスモータの界磁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564851B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002199694A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-12 | Yaskawa Electric Corp | リニアモータの界磁構造 |
DE102013004322A1 (de) | 2012-03-19 | 2013-09-19 | Fanuc Corporation | Magnetplatte für einen Linearmotor zum Verhindern einer Fehlausrichtung von Magneten |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP62247993A patent/JP2564851B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002199694A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-12 | Yaskawa Electric Corp | リニアモータの界磁構造 |
DE102013004322A1 (de) | 2012-03-19 | 2013-09-19 | Fanuc Corporation | Magnetplatte für einen Linearmotor zum Verhindern einer Fehlausrichtung von Magneten |
DE102013004322B4 (de) | 2012-03-19 | 2021-09-16 | Fanuc Corporation | Magnetplatte für einen Linearmotor zum Verhindern einer Fehlausrichtung von Magneten |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0191652A (ja) | 1989-04-11 |
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