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JP2550020B2 - 内燃機関の回転衝撃を吸収するための装置 - Google Patents

内燃機関の回転衝撃を吸収するための装置

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Publication number
JP2550020B2
JP2550020B2 JP60148470A JP14847085A JP2550020B2 JP 2550020 B2 JP2550020 B2 JP 2550020B2 JP 60148470 A JP60148470 A JP 60148470A JP 14847085 A JP14847085 A JP 14847085A JP 2550020 B2 JP2550020 B2 JP 2550020B2
Authority
JP
Japan
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damping device
flange
disc
axially
damping
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60148470A
Other languages
English (en)
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JPS6136533A (ja
Inventor
パウル・マウヒヤー
オズヴアルト・フリードマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RUTSUKU RAMEREN UNTO KUTSUPURUNGUSUBAU GmbH
Original Assignee
RUTSUKU RAMEREN UNTO KUTSUPURUNGUSUBAU GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RUTSUKU RAMEREN UNTO KUTSUPURUNGUSUBAU GmbH filed Critical RUTSUKU RAMEREN UNTO KUTSUPURUNGUSUBAU GmbH
Publication of JPS6136533A publication Critical patent/JPS6136533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550020B2 publication Critical patent/JP2550020B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の回転衝撃、特にモーメント変動
を吸収するための装置であって、少なくとも2つの、互
いに同軸的に配置された、減衰装置の作用に抗して制限
されて互いに回動可能なはずみ質量体を有し、これらの
はずみ質量体の一方が内燃機関と結合されかつ他方のは
ずみ質量体が伝動装置の入力部と結合可能であって、減
衰装置が周方向に有効な蓄力器及び(又は)摩擦又は滑
り部材から成っており、この減衰装置に対して付加的に
少なくとも1つの第2の減衰装置がはずみ質量体の間の
トルク伝達経路に設けられている形式のものに関する。
[発明の課題] 本発明の課題は上記形式の装置を、特にその構成又は
構造及び耐摩耗性及び機能に関して改良し、更に当該装
置の使用可能領域を拡大することである。また当該装置
の安価な製造も保証されなければならない。
[課題を解決するための手段] 上記の課題は本発明によれば、第1の減衰装置と第2
の減衰装置がそれぞれ少なくとも2つの軸方向に間隔を
おいて配置された円板を有し、各円板グループが他方の
はずみ質量体に回動不能であって、両方の円板グループ
の間で有効な共通の中間フランジが第1と第2の減衰装
置との間で回転モーメントを伝達するために設けられて
いることによって解決された。
[実施態様] 本発明の有利な1実施態様によれば、中間フランジが
半径方向で両方の円板グループを覆っているとよく、こ
の際に軸線方向で特に短い構造体長さを保証するために
更に、一方の円板グループがほぼ半径方向で他の円板グ
ループの内側に設けられており、フランジが両方の円板
グループを半径方向で覆っていると有利である。
更に本発明の有利な実施態様によれば、第2の減衰装
置の入力部が第1のはずみ質量体と結合された円板グル
ープから構成され、出力部が第1の減衰装置の入力部を
も構成する中間フランジによって構成されており、第1
の減衰装置の出力部が第2のはずみ質量体と結合された
両方の円板によって構成されている。この際に特に有利
には、両方のはずみ車の相互回動を可能とするために、
中間フランジと半径方向内側の円板グループの間及び
(又は)中間フランジと半径方向外側の円板グループと
の間に形状接続による結合が形成されているとよい。こ
のような形状接続による結合は、フランジ及び一方又は
両方の円板グループに当付け輪郭部を形成し、その両輪
郭部を確実に相互協働させることによって可能である。
更に本発明によれば、第1の減衰装置の円板グループ
が、伝動装置の入力部と結合可能な第2のはずみ質量体
と回動不能であって、第2の減衰装置が、内燃機関と結
合された第1のはずみ質量体と回動不能であると有利で
ある。しかしまた、第1の減衰装置の円板グループが第
1のはずみ質量体と回動不能であって、第2の減衰装置
の円板グループが第2のはずみ質量体と回動不能であっ
てもよい。
更に第2の減衰装置の特に単純な構造を保証するため
に、中間フランジが、滑りモーメントを形成する第2の
減衰装置の円板グループの間で軸方向に緊締されている
とよい。この場合、必要な滑りモーメントの大きさによ
っては、フランジと第2の減衰装置の両円板とが直接に
摩擦接触せしめられると有利である。しかし大抵の使用
例においては有利には、少なくとも第2の減衰装置の円
板の1つのフランジとの間に摩擦ライニング又は滑りラ
イニングが設けられ、それによってその都度の使用例に
合わせて適当な摩擦又は滑りライニングを用いることが
可能であるとよい。
第2の減衰装置の円板グループの間へのフランジの軸
方向緊締を確実にするために有利には、第2の減衰装置
の一方の円板が軸方向ではずみ質量体の1つに固定され
ており、他方の円板が前記円板に対して軸方向に移動可
能であるとよい。またこの際に、軸方向に固定された円
板が他方の円板の回動を防止するようになっていると有
利である。この第2の減衰装置の両方の円板の間での回
動防止は有利には、回動を防止するために第2の減衰装
置の円板の一方が軸方向の突起を有し、この突起が他方
の円板の切欠きに係合していることによって可能であ
る。更にこの際に特に単純な構成としては、突起が少な
くとも一方の円板に一体成形された、軸方向に延びる舌
状部により形成されており、この舌状部が他方の円板の
外周に設けられた切欠きに軸方向で突入していると有利
である。また使用例に応じて、この突起を、第2の減衰
装置の軸方向固定された円板及び(又は)軸方向移動可
能な円板が有していてもよい。更に軸方向の突起が第2
の減衰装置の円板の少なくとも1つの、半径方向で見て
外周に設けられており、それによってこの突起が中間フ
ランジの外側を軸方向で覆っていると有利である。また
第2の減衰装置の円板の少なくとも1つのはずみ質量体
の1つに軸方向で固定することが、本発明によればリベ
ットによって行われると有利である。
第2の減衰装置の円板グループと中間フランジとの間
にすべりモーメントを形成するために有利には、第2の
減衰装置の軸方向に移動可能な円板が蓄力器によって軸
方向で他方の円板に向かって負荷されているとよい。従
って蓄力器を適切に設計することによって、第2の減衰
装置の滑りモーメントが変化形成されその都度の使用例
に適合させることができる。この場合、軸方向で移動可
能な円板を負荷する蓄力器がはずみ質量体に支えられて
おり、このはずみ質量体に軸方向に不動な円板が固定さ
れていることが可能である。
更に有利には、蓄力器の皿ばね状の部材から構成され
ており、しかもこの皿ばね状の部材が外周においてスリ
ットを有しているか又は開かれており、この部材の外周
がこの部材を支持するはずみ質量体の肩により取囲まれ
るとよい。外周においてスリットを有しているか又は開
かれているこの部材は、帯材のローラ加工によって特に
容易に製造可能である。またそのような皿ばね状の部材
はそれを取囲む溝又は肩内に簡単に取付け可能である。
更に本発明の有利な実施態様によれば、第2の減衰装
置の円板の少なくとも1つに回動防止のために設けられ
た軸方向の突起が、フランジの切欠きを貫いている。こ
の切欠きは有利にはフランジの外周面に配置され、場合
によっては外方に向かって開かれている。この場合特に
有利には、切欠きと突起との間に周方向で見て、第2の
減衰装置に許された回動角度に相応する遊びが存在して
いるとよい。更に、個々の軸方向の突起が第2の減衰装
置の回動角度を制限するためにフランジの切欠きの輪郭
に当接するようにしてもよい。また第2の減衰装置の少
なくとも1つの円板の突起のための当付け輪郭が、フラ
ンジの外周に一体成形された半径方向の張出し部によっ
て形成されていると有利である。これによって第2の減
衰装置の回動角度が、その第2の減衰装置の少なくとも
1つの円板の軸方向突起にフランジの張出し部が当付け
られることによって制限される。
更に本発明の別の実施態様によれば、第2の減衰装置
の円板グループに軸方向で整合する切欠きが、この円板
とフランジとの間に緊縮可能な蓄力器を受容するために
設けられていると有利である。またこの場合、蓄力器が
第2の減衰装置の回動角度の端部範囲において有効であ
ることも可能である。このような蓄力器は有利に、第2
の減衰装置の回動角度を制限するためのストッパ体とし
て役立つ。これによって、例えばフランジの張出し部と
第2の減衰装置の両円板との間で、該第2減衰装置の回
動角度の端部範囲において激しい衝突が発生することが
防がれ、延いては騒音も回避される。更に蓄力器がコイ
ルばね及び(又は)ゴムブロックによって構成されてい
ると有利である。更にこの場合、蓄力器がフランジの張
出し部の間に設けられており、この張出し部によって直
接に負荷されていると有利である。
本発明の別の極めて安価な実施態様によれば、フラン
ジと第2の減衰装置の少なくとも1つの円板との間で有
効な摩擦ライニングが、フランジの張出し部に固定され
た、摩擦又は滑り部材から成る個々のセグメントから構
成されていると有利である。またフランジが少なくとも
1つのはずみ質量体を通して同心的に案内されていると
一層有利である。
更に本発明の別の有利な実施態様によれば、はずみ質
量体の少なくとも1つが他方のはずみ質量体に向かって
軸方向に延びるリング状の付加部を有し、この付加部の
半径方向内側に第2の減衰装置と第1の減衰装置とが配
置されている。またこの際に、付加部が第2の減衰装置
を軸方向で掴んでいると有利であり、即ち多くの使用例
において、第2の減衰装置の軸方向に移動可能な円板を
負荷する皿ばね状の部材が、付加部の開放端部範囲に設
けられた溝内で軸方向と半径方向とに支えられていると
有利である。しかしまた別の使用例のためには、第2の
減衰装置を軸方向で掴んでいる付加部の端面の上に第2
の減衰装置の軸方向に固定された円板が固定されてお
り、付加部を有するはずみ質量体と前記円板との間にリ
ング状の室が形成されており、この室内にフランジが半
径方向で突入しており、この室内に第2の減衰装置の軸
方向に移動可能な円板が受容されているとよい。この場
合有利には、内燃機関のクランク軸と結合された第1の
はずみ質量体が付加部を有しているとよい。この構成に
おいては更に、第2の減衰装置の皿ばね状の部材が第1
のはずみ質量体と第2の減衰装置の軸方向に移動可能な
円板との間に緊縮されていると有利である。
本発明の更に別の実施態様によれば、フランジを同心
的に案内するために、該フランジの外周面に一体形成さ
れた張出し部がはずみ質量体の軸方向の付加部に半径方
向で支えられていると有利である。この構成によって、
第1の減衰装置の機能が外部からの摩擦によって妨げら
れることが防がれる。これは特に第1の減衰装置の回動
範囲の内の、両方のはずみ質量体の間で伝達されるモー
メントが比較的に小さな範囲のために有利である。更に
相応したはずみ質量体の付加部とフランジの張出し部と
の間に、フランジの半径方向案内のために働く摩擦又は
すべりライニングが配置されていると有利である。また
この装置の有利な構造によれば、少なくともフランジの
個々の張出し部がそれぞれ、摩擦及び(又は)滑り材料
から成るキャップによって掴まれており、このキャップ
が一方ではフランジの半径方向の案内を保証し、他方で
は第2の減衰装置の間の各円板とフランジとの間に摩擦
モーメントを生ぜしめるために緊締されているとよい。
この場合のキャップは有利には、一半径方向で見て一端
部範囲に弾性的に変形可能なストッパ範囲を一体に成形
されて有しており、このストッパ範囲が第2の減衰装置
の回動角度を制限するためにストッパと協働するとよ
い。
更に本発明の有利な実施態様によれば、フランジをセ
ンタリングするために少なくともフランジの個々の張出
し部が−周方向で見て−相応するはずみ質量体の軸方向
の付加部に支えられたU字形の案内シューにより掴まれ
ており、更にこの際にU字形の案内シューの側脚が第2
の減衰装置の回動遊びを制限するストッパと協働するよ
うになっている。このストッパは例えば両方の円板の間
で軸線方向に延びる結合部材又は、前述のように第2の
減衰装置の両円板の切欠き内に受容された蓄力器又は相
応したはずみ質量体の付加部に配置された当付け部によ
って形成可能である。更にU字形の案内シューの側脚と
フランジの張出し部との間に、周方向で見て遊びが存在
していると有利である。またU字形の案内シューの側脚
とフランジの張出し部との間に蓄力器が設けられていて
もよい。このような蓄力器は有利には弾性的な材料、例
えばゴムから形成されているとよい。この蓄力器によっ
て第2の減衰装置の端部範囲における強過ぎる当付けが
回避され、延いては騒音発生が防がれる。
両方のはずみ質量体の間での許容回動角度を制限する
ために、フランジと第2のはずみ質量体との間に第1の
減衰装置の周方向の運動を制限するストッパが設けられ
ていると有利である。
またこの際にストッパがスペーサピンによって形成さ
れており、このスペーサピンが第1の減衰装置の円板を
相互に結合しかつ第2のはずみ質量体と結合され、フラ
ンジの切欠きを軸方向に貫いているとよい。更にこの場
合、スペーサピンがフランジの切欠きの端部範囲に当接
することによって第1の減衰装置の回動角度が制限され
ると有利である。またこのフランジの切欠きの構造と配
置は、該フランジが内周に半径方向の歯を有し、この歯
がスペーサピンの間に係合するようになっていると有利
である。
更にこの歯がフランジの半径方向内側の範囲に切欠き
を設けることによって形成されているとよい。第1の減
衰装置の両方の円板を結合するスペーサピンがフランジ
の歯に当付けられることによって、相応するはずみ質量
体に対するフランジの回動が制限される。
本発明の更に別の有利な実施態様によれば、第2の減
衰装置の円板がスペーサ部材、例えばスペーサピンを介
して互いに軸方向に固定されており、少なくとも円板の
一方がスペーサ部材の間に周方向に延在する弾性的にバ
イアスをかけた波状部を有し、この波状部がフランジを
他方の円板に向かって圧着している。第2の減衰装置の
この構造によれば、該第2減衰装置の両円板を相互圧着
させるための特別な蓄力器は不要である。更にこの構造
においては、第2の減衰装置の両円板の間に配置された
スペーサピンが同時に、円板を一方のはずみ質量体に固
定するためにも働いていると有利である。
更に本発明によれば有利には、第2の減衰装置のフラ
ンジの両側に設けられた円板が周方向に分配されたU字
形ばね若しくはクランプでフランジに対して緊定されて
いる。この場合更に、U字形ばね若しくはクランプがフ
ランジと第2の減衰装置の両方の円板とを軸方向に掴ん
でおり、半径方向に延びる脚部で円板を軸方向で背後か
ら掴んでおりかつフランジに向かって負荷しているとよ
い。このU字形ばね又はクランプの脚部は半径方向内方
へ向かって延びていると有利である。
更に有利な実施態様によれば、一方のはずみ質量体が
軸方向の突起を有しこの突起が第2の減衰装置の、フラ
ンジの側面を保護する円板の切欠きに係合し、該円板の
回動を防止する。この場合更に有利には、周方向で見て
軸方向の突起の間に、フランジの外周に一体成形された
張出し部が半径方向で係合しており、蓄力器が第2の減
衰装置の円板の切欠きに受容されており、蓄力器が第2
の減衰装置の回動角度を制限するためにフランジの張出
し部の終端ストッパとして用いられているとよい。更
に、一方の円板の、蓄力器を受容する切欠きが、他方の
円板の、前記切欠きに軸方向で向き合った切欠きに対
し、軸方向で向き合った切欠きに受容された蓄力器が円
板を円板の切欠きを貫く突起に対して周方向で緊定され
るように、周方向でずらされていると有利である。これ
によって騒音発生が回避される。また軸方向の突起がボ
ルト又はピンによって形成されており、このボルト又は
ピンが一方のはずみ質量体に固定されているとよい。
更に本発明の有利な実施態様によれば、フランジが第
2の減衰装置の円板の範囲に軸方向の切欠きを有し、こ
れらの切欠きに摩擦ブロック又は摩擦ライニングが受容
されており、この摩擦ブロック又は摩擦ライニングが第
2の減衰装置の円板の間に緊締されている。この際に多
くの使用例においては、前記切欠きが軸方向で貫通して
おり、これらの切欠きを通してフランジの厚さよりも大
きな厚さを有する摩擦ブロックが差込まれているとよ
い。更に摩擦ブロックが切欠き内で軸方向に移動可能で
あり、しかも半径及び(又は)周方向で案内されている
と有利である。
しかし多くの使用例においては、軸方向の切欠きに相
前後して配置された1対の摩擦ブロックが受容されてお
り、この摩擦ブロックの間に蓄力器例えば皿ばねが設け
られ、この蓄力器が摩擦ブロックを第2の減衰装置の円
板に向かって緊定していることも有利である。更に装置
の簡単な組立てを可能とするために有利には、摩擦ブロ
ックとその間に介在させられている蓄力器が結合部材を
介して軸方向でまとめられているが、結合部材が蓄力器
の作用に抗して両方の摩擦ブロックが限られた範囲で軸
方向に移動することを許すようになっている。
更に第2の減衰装置内に摩擦ブロックを配設する構造
において一層有利には、フランジが軸方向で向き合った
袋孔を、摩擦ブロックを受容するために有しており、フ
ランジが軸方向で互いに向き合った2つの袋孔の間にあ
る中間壁に、切欠きを有し、この切欠きを通って軸方向
で向き合った摩擦ブロックを結合する結合ピンが貫通し
ており、少なくとも一方の摩擦ブロックと中間壁との間
に蓄力器、例えば皿ばねが配置されておりこの蓄力器が
摩擦ブロックを第2の減衰装置の円板の間で緊定してお
り、結合部材が互いに向き合った摩擦ブロックが蓄力器
の作用を抗して軸方向で限られた移動を行うことを可能
にするとよい。
更に本発明の実施態様によれば、第1の減衰装置が第
2の減衰装置の半径方向内側に設けられていると有利で
ある。
次に図面について本発明を説明する: 第1図と第2図に示された回転衝撃を補償するための
装置1は2つのはずみ質量体3,4に分割されたはずみ車
2を有している。第1のはずみ質量体3は図示されてい
ない内燃機関のクランク軸5の上に固定ねじ6を介して
固定されている。第2のはずみ質量体4の上には摩擦ク
ラッチ7が図示されていない手段を介して固定されてい
る。摩擦クラッチ7の圧力板8とはずみ質量体4との間
にはクラッチ円板9が設けられている。このクラッチ円
板9は図示されていない伝動装置の入力軸10に受容され
ている。摩擦クラッチ7の圧力板8ははずみ質量体4に
向かって、クラッチカバー11に旋回可能に支承された皿
ばね12によって負荷されている、摩擦クラッチ7を作動
することによってはずみ質量体4、ひいてははずみ車2
は伝動装置の入力軸10に接続されかつ遮断される。はず
み質量体3とはずみ質量体4との間には第1の減衰装置
13とこの減衰装置13と直列的に配置された第2の減衰装
置14が設けられている。この減衰装置14ははずみ質量体
3,4との間の限られた相対回動を可能にする。
両方のはずみ質量体3,4は互いに相対的に軸受15を介
して回動可能に支承されている。軸受15は分割された内
レース17を有する複列のアンギュラ形ころがり軸受16で
ある。このアンギュラ形ころがり軸受16の外レース16a
ははずみ質量体4の孔18に配置され、分割された内レー
ス17ははずみ質量体3の中心からクランク軸5とは反対
側に軸方向に延びる円筒形のピン19の上に配置されてい
る。
内レース17の両方のレース部分17a,17bは皿ばね20の
形をした蓄力器によって軸方向に緊定されている。レー
ス部分17bをピン19の端面19aの上に確保するためには確
保円板21がねじ21aで固定されている。この確保円板21
は半径方向外方へピン19を越えて延びており、レース部
分17bを軸方向で支えている。レース部分17aとはずみ質
量体3との間に配置された皿ばね20はレース部分17aを
軸方向でレース部分17bに向かって負荷している。この
場合にはさらばね20は半径方向外側の範囲ではずみ質量
体3に支えられ、半径方向内側の範囲でレース部分17a
に作用する。このような構造でアンギュラ形ころがり軸
受16の転動体はそれに配属された転動路の間で緊縮され
る。摩擦クラッチ7を作動した場合にもアンギュラ形こ
ろがり軸受16が緊定されたままにとどめられるように皿
ばね20は摩擦クラッチ7を作動するために必要な最大力
よりも大きい力を生ぜしめる。有利であるのは皿ばね20
によって生ぜしめられた力が少なくともほぼ摩擦クラッ
チ7を解離させるために必要な最大力の2倍の大きさを
有するように選ばれていることである。
はずみ質量体3は半径方向外側に軸方向のリング状の
付加部22を有している。この付加部22は室23を形成し、
この室23内には第1の減衰装置13と第2の減衰装置14と
が受容されている。減衰装置14の入力部は円板グルー
プ、すなわちはずみ質量体3と回動不能である、互いに
軸方向に間隔をおいて2つの円板24,25によって形成さ
れている。リング状の円板25は付加部22の端面22aにリ
ベット26で固定されかつ内側にある範囲25aで室23を軸
方向で制限している。室23に受容された円板24は外周部
に一体に成形された舌状部24aによって形成された軸方
向の突起を有している。円板24を円板25に対して回動防
止するためには舌状部24aは円板25の切欠き27に係合す
る。切欠き27と舌状部24aは、円板25に対して円板24が
軸方向に移動できるように構成されている。両方の円板
24と25との間にはフランジ29の半径方向の張出し部28が
軸方向で緊締されている。このためには軸方向で円板24
とはずみ質量体3との間に設けられた皿ばね30の形をし
た蓄力器が円板24を円板25に向かって負荷している。こ
のためには皿ばね30は半径方向外側の範囲ではずみ質量
体3に支えられかつ半径方向内側の範囲で円板24に支え
られている。皿ばね30の外周部は開いているかもしくは
スリットを有している。すなわち皿ばね30のリング状の
基体は1個所で切離されており、皿ばね30は半径方向外
側の外周部ではずみ質量体3のリング状の肩31に半径方
向で支えられている。フランジ29の張出し部28と両方の
円板24,25との間にはそれぞれ摩擦ライニングが設けら
れている。この摩擦ライニングは張出し部28に接着され
た個々のライニングセグメント32から構成されている。
フランジ29の張出し部28の間では円板24,25に切欠き33,
34が設けられ、これらの切欠き33,34は軸方向で互いに
整合しておりかつ蓄力器35を受容している。図示の実施
例ではこの蓄力器はコイルばね35によって形成されてい
るが、しかし硬質ゴムばねを使用することもできる。蓄
力器35はフランジ29の張出し部28のためのリミットスト
ッパとして役立ち、これによって第2の減衰装置14の回
動角度を制限する。蓄力器35の減衰作用によって、減衰
装置14の回動角度の端部範囲で硬い衝突が回避される。
減衰装置14が中間位置で示されている第2図から特に
解るように、蓄力器35と張出し部28との間には遊び36+
36aが存在している。この遊び36+36aは蓄力器35が圧縮
される値だけ拡大されて、減衰装置14の出力部を形成す
る張出し部28と入力部を形成する円板24との間に許す回
動角を規定する。
減衰装置14の出力部を形成するフランジ29は第1の減
衰装置13の入力部を同時に形成している。第1の減衰装
置13は他の円板グループ、すなわちフランジ29の両側に
配置された2つの円板37,38を有している。この円板37,
38はスペーサピン39を介して軸方向の間隔をおいて互い
に回動不能に結合されかつはずみ質量体4に枢着されて
いる。両方の円板37,38は半径方向外側で減衰装置14の
リング状の円板24,25によって取囲まれている。さらに
図示の実施例では円板37と24及び38と25は少なくともほ
ぼ同一平面内に配置されている。円板37と38とフランジ
29の張出し部28の半径方向内側の範囲には切欠き37a,38
aと29aとが設けられ、これらの切欠き37a,38a,29a内に
はコイルばね40の形をした蓄力器が収容されている。蓄
力器40はフランジ29と両方の円板37,38との間の相対回
動に抗して作用する。
さらに第1の減衰装置13は摩擦装置13aを有し、この
摩擦装置13aは両方のはずみ質量体3,4の間に与えること
のできる総回動角度に亘って有効である。
摩擦装置13aは軸方向で円板37とはずみ質量体3との
間に配置され、皿ばねによって形成された蓄力器41を有
している。この蓄力入器41は円板37と圧力リング42との
間に緊締されて保持され、これによって圧力リング42と
はずみ質量体3との間に配置された摩擦リング43が締込
まれる。蓄力器41によって円板37に生ぜしめられた力は
軸受15を介して受け止められる。圧力リング42は張出し
部42aを備えており、この張出し部42aはリベットとして
構成されたスペーサピン39のヘッドを掴んでおり、これ
によって圧力板ははずみ質量体4と回動不能に結合され
る。
フランジ29は半径方向の内周部に内側に開いた切欠き
44を有し、この切欠き44を通してスペーサピン39が軸方
向に突出する。この切欠きは半径方向内側に向いた歯45
を形成する。この歯45は−周方向で見て−スペーサピン
39の間に係合し、このスペーサピン39と第1の減衰装置
13の角度変位を制限するために協働する。
両方の円板37,38の切欠き37a,38aとフランジ29の切欠
き29aとその内部に設けられたコイルばね40は第1の減
衰装置13の外周に亘って多段の減衰特性線が形成される
ような寸法を有しかつ配置されている。
フランジ29を回転軸線47に対してかつはずみ質量体3,
4に対してほぼ同心的に案内するためには、フランジ29
は半径方向の張出し部28ではずみ質量体3の軸方向の付
加部22の内周面22bに支えられる。
図示の実施例の装置は、第2図に示された不作用位置
から、モーメントの変化が生じた場合にまず第1のはず
み質量体3が円板グループ24,25とフランジ29と一緒に
第2のはずみ質量体4と円板グループ37,38とに対して
ばね40の作用に抗して回動させられる。この場合にはフ
ランジ29と円板グループ37,38とにおける窓開口が異な
る大きさを有していることに基づいて減衰作用が次第に
上昇させられる。この相対回動はばね40の緊縮によって
生ぜしめられた回転モーメントが第2の減衰装置14によ
って伝達可能な摩擦モーメントに達するまで行われる。
この方向での相対運動が進行する間に第2の減衰装置が
スリップを開始する。この場合にはばね35が張出し部28
の側面に当接するまでは第2のはずみ質量体に対するフ
ランジ29の相対回動は行われない。張出し部28はフラン
ジ29が第1のはずみ質量体3と一緒に第2のはずみ質量
体4に対して相対運動することを許す。この場合にはば
ね歯45がピン39に当接するまで圧縮させられる。
特に第2図から解るように図示された実施例では張出
し部28は、第2の減衰装置14の最大回動角度を制限する
ために張出し部28がばね35に当接するように構成されて
いる。しかし張出し部28のストッパ輪郭を適当に変化さ
せることによって付加部に舌状部24aを関与させること
もできる。このような実施例では張出し部28の各ストッ
パ輪郭は蓄力器35と舌状部24aとに対して−周方向で見
て−蓄力器35がまず回転衝撃を受止め、ついで舌状部24
aと一緒に両方の円板24,25とフランジ29との間の回動を
制限するように構成する必要がある。さらに蓄力器35を
省略し、舌状部24aだけを第2の減衰装置の入力部と出
力部との間の回動角度を制限するために関与させること
も可能である。
第3図に示された実施例においては、第1のはずみ質
量体103とリベット結合部126を介して回転不能に結合さ
れた円板125が半径方向外側に成形された、軸方向に延
びる舌状部125aを有している。舌状部125aは第2のはず
み質量体104に向かって延び、円板124の外周部に設けら
れた切欠き127内に係合する。切欠き127と舌状部125aは
円板124が円板125に対して周方向で固定されているが、
しかし軸方向では後調節の可能性を有するように互いに
調和させられている。第2の減衰装置114の入力部を形
成する円板124と125との間には、第2の減衰装置114の
出力部を形成するフランジ129が締込まれている。フラ
ンジ129と円板124,125との間にはそれぞれ1つの摩擦ラ
イニング132が配置されている。フランジ129は第1の減
衰装置113の入力部を同時に形成する。この第1の減衰
装置113の出力部はスペーサピン139を介して互いにかつ
はずみ質量体104と回動不能に結合された2つの円板13
7,138によって形成されている。第2の減衰装置114と第
1の減衰装置113ははずみ質量体103の軸方向の付加部12
2の内周面の半径方向内側に配置されている。付加部122
の自由端部には溝131が形成され、この溝131には皿ばね
130が半径方向と軸方向とに支えられている。この皿ば
ね130は取付け状態を良くするために外周部にスリット
を有しているか又は開かれている。皿ばね130は半径方
向内側の範囲で円板124を軸方向で円板125に向かって負
荷し、これによってフランジ129が両方の円板124,125の
間で軸方向に締込まれており、摩擦ライニング132とフ
ランジとの間の軸方向の力と摩擦値とを介して第2の減
衰装置の伝達可能な滑りモーメントを規定する。
第4図と第5図に示された実施例では、第2の減衰装
置214においてはずみ質量体203の軸方向の付加部222の
内周面222bとフランジ229の張出し部228との間に対応摩
擦ライニング248が配置されている。この対応摩擦ライ
ニング248によってフランジ229ははずみ質量体203に対
して同心的に案内される。対応摩擦ライニング248は図
示された実施例ではキャップ249の底を成している。こ
のキャップ249は張出し部228の上に載設されて張出し部
228を掴んでいる。キャップ249の側方範囲250,251はフ
ランジ229の張出し部228とフランジ229の両側に配置さ
れた第2の減衰装置214の円板224,225との間に軸方向で
緊締されて摩擦モーメントを生ぜしめる。この軸方向の
緊締力は皿ばね232によって与えられる。皿ばね232は円
板225を軸方向で負荷しかつはずみ質量体203に軸方向で
支えられている。キャップ249を遠心力の作用に抗して
半径方向に確保するためには側方範囲250,251は張出し
部228に面した側に円弧状の隆起部250a,251aを有してい
る。この隆起部250a,251aは張出し部228の対応する円弧
状の溝252に係合する。キャップ249をその固有弾性に基
づき張出し部228に被せ嵌めることを可能にするために
は−周方向で見て−隆起部250a,251aは張出し部228若し
くは溝252の寸法の1部分に亘ってしか延在していな
い。キャップ249の周方向で見た範囲253,254は弾性的な
もしくは緩衝作用を有する接触範囲を形成している。こ
の接触範囲は第2の減衰装置214の回動角度を制限する
ためにはずみ質量体203と回動不能であるストッパ255と
協働する。ストッパ255はピン又はボルトによって形成
されている。このピン又はボルトははずみ質量体203に
固着されかつ円板224,225の回動を防止するために円板2
24,225を軸方向に貫通する。
第6図に示された実施例においてはフランジ329をは
ずみ質量体303に対してセンタリングするためにフラン
ジ329の張出し部328の上にU字形の案内シュー349が設
けられている。この案内シュー349は張出し部材328を掴
んでおり、案内シュー349の半径方向に延びる側脚353,3
54は第2の減衰装置314の回動角を制限するためにはず
み質量体303と回動不能であるストッパ355と協働する。
第4図と第5図に示された実施例の場合のようにストッ
パ355ははずみ質量体303に固着されかつ第2の減衰装置
314の、フランジ329の両側に配置された円板を軸方向貫
くピンもしくはボルトによって形成されている。案内シ
ュー349の両方の脚部353と354とを結合する範囲349aは
はずみ質量体303の軸方向の付加部322と張出し部328の
半径方向外側の周面との間で案内されている。案内シュ
ー349は周方向で見て張出し部328よりも大きな寸法を有
している。従って張出し部328の両側では張出し部328と
案内シュー349の側脚353,354との間に遊びXが存在して
いる。遊びXによって形成された空間には硬質ゴムブロ
ック357の形をした蓄力器が設けられている。この硬質
ゴムブロック357は側脚353,354とストッパ355と間の衝
撃の減衰を行う。案内シュー349は金属又は摩擦又は滑
り材料から形成することができる。
第7図と第8図においては両方の円板424,425はスペ
ーサピン455の形をしたスペーサ部材によって相互にか
つはずみ質量体403と固定的に結合されている。両方の
円板424,425の間にはフランジ429の半径方向の張出し部
428が係合している。この場合には張出し部428と両方の
円板424,425との間には摩擦ライニング432が設けられて
いる。
第8図から判るように、円板425はスペーサピン455の
固定孔455aの間に周方向に延びる波状部425aを有してい
る。この波状部425aは第7図から判るように円板425が
取付けられた状態でバイアスがかけられる。このバイア
スに基づいてフランジ429若しくはその張出し部428は円
板424,425の間で締込まれ、相対運動に際して摩擦モー
メントを生ぜしめる。第2の減衰装置414の回動角度を
制限するためには円板424,425の切欠き内には蓄力器435
が設けられている。この蓄力器435にフランジ429の張出
し部428が接触させられる。
第9図と第10図に示された実施例においては、第2の
減衰装置514の、フランジの両側に設けられた円板524,5
25は、周方向に分配されたU字形ばね若しくはばねクラ
ンプ530によってフランジ529に摩擦リング532を介して
緊定される。U字形ばね若しくはばねクランプ530はフ
ランジ529と両方の円板524,525を軸方向に掴み、半径方
向内側に向けられたばね脚部530a,530bで円板524,525を
負荷する。円板524,525の回動を防止するためにははず
み質量体503にピン555の形の軸方向の突起が設けられて
いる。この突起は軸方向で円板524,525の対応する孔555
a,555bを貫通する。円板524,525には蓄力器535を受容す
るための切欠き533,534が設けられている。この蓄力器5
35は第2と減衰装置514の回動角度を制限するためにフ
ランジ529の張出し部528と協働する。
第10図から判るように、円板524,525が組立てられた
状態で円板524の切欠き533は円板525の切欠き534に対し
て周方向で値Yだけずらされている。これによって蓄力
器535は円板524,525の間で片側だけで若しくは非対称的
に軸方向に緊縮される。蓄力器535の非対称的な緊縮に
よって円板524,525は孔555a,555bを通って貫通するピン
555に対して周方向に緊定される。この緊定によって第
2の減衰装置514の機能が著しく改善される。何故なら
ばこの緊定によって遊び、例えば円板524,525の孔555a,
555bとピン555との間の遊びが補償されるので、相対回
動に際して常に減衰作用が存在することになるからであ
る。
第11図に示された第2の減衰装置614の実施例ではフ
ランジ629は第2の減衰装置614の入力部を形成する円板
624,625の間の範囲に互いに軸方向に整合された袋孔65
6,657を有している。この袋孔656,657内にはそれぞれ1
つの円板状の摩擦ライニング658,659が受容されてい
る。フランジ629の、両方の袋孔656,657の間にある中間
壁660は切欠き661を有し、この切欠き661をリベット662
の形をした結合部材が貫通している。この結合部材は軸
方向で向き合った摩擦ライニング658,659を軸方向で結
合している。軸方向で見て摩擦ライニング658と中間壁6
60との間には緊縮された皿ばね663が設けられている。
この皿ばね663は両方の摩擦ライニング658と659との軸
方向の拡開若しくは軸方向の押し離しを行う。これによ
って摩擦ライニング658,659はこれらと摩擦結合されて
いる対応する円板624,625に押しつけられる。
結合リベット662は第11図に示された組込位置から両
方の摩擦ライニング658,659を限られた範囲で軸方向に
移動させることを可能にする。両方の摩擦ライニング65
8,659の軸方向の限られた移動は一方では摩擦ライニン
グ658,659の摩耗補償を行い、他方では第2の減衰装置6
14がまだ取付けられていない状態で摩擦ライニング658,
659と皿ばね663がフランジ629に軸方向に固定され、こ
れによって第2の減衰装置614の取付けが著しく簡易化
される。第2の減衰装置614を組立てる場合には両方の
摩擦ライニング658と659は皿ばね663のばね力に抗して
両方の円板624,625の間で軸方向に緊定される。
さらに第11図から判るように摩擦ライニング659は中
間壁660に直接的に軸方向に支えられている。これに対
して摩擦ライニング658と中間壁660との間には軸方向の
空間が存在している。従って摩擦ライニング658は皿ば
ね663の作用に抗して軸方向に袋孔656内で移動させられ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の複数の実施例を示すものであって、第1
図は本発明の装置の断面図、第2図は第1図に示された
装置を矢印IIの方向から見た部分図、第3図は本発明の
装置の第2の減衰装置の1実施例の断面図、第4図は本
発明の装置の第2の減衰装置の別の1実施例を示した
図、第5図は第4図のV−V線に沿った断面図、第6図
は本発明の装置の第2の減衰装置のさらに別の実施例を
示した図、第7図と第8図と第9図と第10図は本発明の
装置の第2の減衰装置の別の実施例を示したもので第8
図は第2の減衰装置の円板グループの円板を組立られて
いない状態で示した図、第9図は第10図のIX−IX線に沿
った断面図、第11図は本発明の装置の第2の減衰装置の
変化実施例を示した図である。 1……回転衝撃を吸収する装置、2……はずみ車、3,4
……はずみ質量体、5……クランク軸、6……固定ね
じ、7……摩擦クラッチ、8……圧力板、9……クラッ
チ板、10……入力軸、11……クラッチカバー、12……皿
ばね、13……第1の減衰装置、14……第2の減衰装置、
15……軸受、16……アンギュラ形ころがり軸受、17……
内レース、18……孔、19……ピン、20……皿ばね、21…
…確保円板、22……付加部、23……室、24,25……円
板、26……リベット、27……切欠き、28……張出し部、
29……フランジ、30……皿ばね、31……肩、32……ライ
ニングセグメント、33,34……切欠き、35……蓄力器、3
6……遊び、37,38……円板、39……スペーサピン、40…
…蓄力器、41……蓄力器、42……圧力リング、43……摩
擦リング、44……切欠き、45……歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オズヴアルト・フリードマン ドイツ連邦共和国リヒテナウ・モーゼル シユトラーセ 59 (56)参考文献 特開 昭55−20964(JP,A) 特開 昭61−6445(JP,A) 特開 昭61−10120(JP,A) 特開 昭56−94049(JP,A) 実開 昭55−31075(JP,U)

Claims (75)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の回転衝撃を吸収するための装置
    であって、互いに同軸的に配置され、減衰装置の作用に
    抗して互いに相対回動可能な少なくとも2つのはずみ車
    質量体を有し、これらのはずみ質量体の一方、第1のは
    ずみ質量体が内燃機関と結合可能でかつ他方のはずみ質
    量体が伝動装置の入力部に結合可能であり、前記減衰装
    置が少なくとも周方向に有効な蓄力器及び(又は)摩擦
    又は滑り部材から成り、この減衰装置に加えて少なくと
    も1つの別の減衰装置が両はずみ質量体の間のトルク伝
    達経路に設けられている形式のものにおいて、第1の減
    衰装置(13,113)と別の減衰装置(14,114,214,314,41
    4,514,614)との双方がそれぞれ、軸方向に互いに間隔
    をおいて配置された少なくとも2つの円板から成る円板
    対(37+38;137+138;24+25;124+125;224+225;424+
    425;524+525;624+625)を有し、各円板対がそれぞれ
    別のはずみ質量体(3,4;103,104;203;303;403;503)に
    連結されており、はずみ質量体(3,4;103,104;203;303;
    403;503)とは異なる両方の円板対(37+38;137+138;2
    4+25;124+125;224+225;424+425;524+525;624+62
    5)の間で有効である一体の共通した中間フランジ(29;
    129;229;329;429;529;629)が第1の減衰装置(13;11
    3)と別の減衰装置(14;114;214;314;414;514;614)と
    の間でトルクを伝達するために設けられており、トルク
    が第1のはずみ質量体(3;103;203;303;403;503)から
    一方の円板対(24+25;124+125;224+225;424+425;52
    4+525;624+625)へかつそこから別の減衰装置(14;11
    4;214;314;414;514;614)を介して中間フランジ(29;12
    9;229;329;429;529;629)に伝達され、この中間フラン
    ジ(29;129;229;329;429)から第1の減衰装置(13:11
    3)を経て別の円板対(37+38;137+138)を介して第2
    のはずみ質量体(4;104)に伝達されるようになってい
    ることを特徴とする、内燃機関の回転衝撃を吸収するた
    めの装置。
  2. 【請求項2】別の減衰装置(14,114,214,314,414,514,6
    14)が少なくとも周方向に有効な蓄力器及び又は摩擦又
    は滑り部材から成っている、特許請求の範囲第1項記載
    の装置。
  3. 【請求項3】両方の減衰装置(13,113;14,114,214,314,
    414,514,614)が互いに直列されて設けられている、特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の装置。
  4. 【請求項4】両方のはずみ質量体(3,4;103,104)が転
    がり軸受(15)を介して相互に支承されかつセンタリン
    グされている、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    装置。
  5. 【請求項5】第1のはずみ質量体(3,103,203,403,50
    3)と結合された円板対の少なくとも1つの円板(24,12
    4,224,225,524,525,624)が第1のはずみ質量体に対し
    て軸方向に移動可能である、特許請求の範囲第1項から
    第4項までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】移動可能である前記円板(24,124,224,22
    5,524,525,624)が蓄力器(30,130,232,530,663)の作
    用に抗して移動可能である、特許請求の範囲第5項記載
    の装置。
  7. 【請求項7】はずみ質量体(3,4,103,104,203,303,403,
    503)が制限されて相対回動可能である、特許請求の範
    囲第1項から第6項までのいずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】中間フランジ(29,129,229,329,429,529,6
    29)が半径方向で両方の円板グループ(37+38,137+13
    8;24+25,124+125,224+225,524+525,624+625)を覆
    っている、特許請求の範囲第1項から第7項までのいず
    れか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】一方の円板グルーブ(37+38,137+138)
    がほぼ半径方向で他の円板グループ(24+25,124+125,
    224+225,424+425,524+525,624+625)の内側に設け
    られており、フランジ(29,129,229,329,429,529,629)
    が両方の円板グループ(37+38,137+138;24+25,124+
    125,224+225,424+425,524+525;624+625)を半径方
    向で覆っている、特許請求の範囲第1項から第8項まで
    のいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】第2の減衰装置(14,114,214,314,414,5
    14,614)の入力部が第1のはずみ質量体(3,103)と結
    合された円板グループ(24+25,124+125,224+225,424
    +425,524+525,624+625)から構成され、出力部が第
    1の減衰装置(13,113)の入力部をも構成する中間フラ
    ンジ(29,129,229,329,429,529,629)によって構成され
    ており、第1の減衰装置の出力部が第2のはずみ質量体
    と結合された両方の円板(37,38;137,138)によって構
    成されている、特許請求の範囲第1項から第9項までの
    いずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】中間フランジ(29,129,229,329,429,52
    9,629)と半径方向内側の円板グループ(37+38,137+1
    38)の間及び(又は)中間フランジ(29,129,229,329,4
    29,529,629)と半径方向外側の円板グループ(24+25,1
    24+125,224+225,424+425,524+525,624+625)との
    間に形状接続による結合が成されている、特許請求の範
    囲第1項から第10項までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】第1の減衰装置(13,113)の円板グルー
    プ(37+38,137+138)が第2のはずみ質量体(4,104)
    と回動不能であって、第2の減衰装置(14,114,214,31
    4,414,514,614)の円板グループ(24,25;124,125;224,2
    25;424,425;524,525;624,625)が第1のはずみ質量体
    (3,103,203,303,403,503)と回動不能である、特許請
    求の範囲第1項から第11項までのいずれか1項記載の装
    置。
  13. 【請求項13】中間フランジ(29,129,229,329,429,52
    9,629)が第2の減衰装置(14,114,214,314,414,514,61
    4)の円板グループ(24,25;124,125;224,225;424,425;5
    24,525;624,625)の間で軸方向に緊締されている、特許
    請求の範囲第1項から第12項までのいずれか1項記載の
    装置。
  14. 【請求項14】少なくとも第2の減衰装置(14,114,21
    4,314,414,514,614)の円板(24,25;124,125;224,225;4
    24,425;524,525;624,625)の1つとフランジ(29,129,2
    29,329,429,529,629)との間に摩擦ライニング又は滑り
    ライニング(32,132,249,432,532,658,659)が設けられ
    ている、特許請求の範囲第13項記載の装置。
  15. 【請求項15】第2の減衰装置(14,114)の一方の円板
    (25,125)が軸方向ではずみ質量体(3,4;103,104)の
    1つに固定されており、他方の円板(24,124)が前記円
    板(25,125)に対して軸方向に移動可能である、特許請
    求の範囲第1項から第14項までのいずれか1項記載の装
    置。
  16. 【請求項16】軸方向に固定された円板(25,125)が他
    方の円板(24,124)の回動を防止する、特許請求の範囲
    第15項記載の装置。
  17. 【請求項17】回動を防止するために第2の減衰装置
    (14,114)の円板(24,25,124,125)の一方が軸方向の
    突起(24a;125a)を有し、この突起(24a;125a)が他方
    の円板(25,124)の切欠き(27,127)に係合している、
    特許請求の範囲第15項又は第16項記載の装置。
  18. 【請求項18】突起(24a;25a)が少なくとも一方の円
    板(24,25,124,125)に一体成形された、軸方向に延び
    る舌状部(24a,125a)により形成されており、この舌状
    部(24a,125a)が他方の円板の外周に設けられた切欠き
    (27,127)に軸方向で突入している、特許請求の範囲第
    17項記載の装置。
  19. 【請求項19】軸方向に固定された円板(125)が突起
    (125a)を保持している、特許請求の範囲第17項又は第
    18項記載の装置。
  20. 【請求項20】軸方向に移動可能な円板(24)が突起
    (24a)を有している、特許請求の範囲第17項又は第18
    項記載の装置。
  21. 【請求項21】軸方向の突起(24a,125a)が第2の減衰
    装置(14,114)の少なくとも1つの円板(24,25,124,12
    5)に、半径方向で見て外周に設けられている、特許請
    求の範囲第17項から第20項までのいずれか1項記載の装
    置。
  22. 【請求項22】第2の減衰装置の円板(24,25,124,125,
    424,425)の少なくとも1つ(25,125,424,425)をはず
    み質量体(3,4,103,104,403)の1つに軸方向で固定す
    ることがリベット(26,126,455)によって行われてい
    る、特許請求の範囲第1項から第21項までのいずれか1
    項記載の装置。
  23. 【請求項23】第2の減衰装置(14,114,214,514)の軸
    方向に移動可能な円板(24,125,225,524,525)が蓄力器
    (30,130,232,530)により軸方向で他方の円板(25,12
    4,224,525,524)に向かって負荷されている、特許請求
    の範囲第14項から第22項までのいずれか1項記載の装
    置。
  24. 【請求項24】軸方向で移動可能な円板(24,124)を負
    荷する蓄力器(30,130)が軸方向に不動な円板(25,12
    5)の固定されたはずみ質量体(3,103)に支えられてい
    る、、特許請求の範囲第21項から第23項までのいずれか
    1項記載の装置。
  25. 【請求項25】蓄力器(30,130)が皿ばね状の部材から
    構成されている、特許請求の範囲第24項記載の装置。
  26. 【請求項26】皿ばね状の部材(30,130)が外周におい
    てスリットを有しているか又は開かれており、この部材
    (30,130)の外周がこの部材(30,130)を支持するはず
    み質量体(3,103)の肩(31,131)により取囲まれる、
    特許請求の範囲第25項記載の装置。
  27. 【請求項27】軸方向の突起(24a)がフランジ(29,12
    9)の切欠きを貫いている、特許請求の範囲第17項から
    第26項までのいずれか1項記載の装置。
  28. 【請求項28】切欠きと突起(24a,125a)との間に周方
    向で見て、第2の減衰装置(14,114)に許された回動角
    度に相応する遊びが存在している、特許請求の範囲第27
    項記載の装置。
  29. 【請求項29】個々の軸方向の突起(24a,125a)が第2
    の減衰装置(14,114)の回動角度を制限するためにフラ
    ンジ(29,129)の切欠きの輪郭に当接する、特許請求の
    範囲第27項又は第28項記載の装置。
  30. 【請求項30】フランジ(29,229,329,429,529)が外周
    に半径方向の張出部(28,228,328,428,528)を有し、こ
    の張出部(28,228,328,428,528)が減衰装置(14,214,3
    14,414,514)の回動角度を制限する、特許請求の範囲第
    1項から第29項までのいずれか1項記載の装置。
  31. 【請求項31】張出部(28)が第2の減衰装置(14)の
    円板(24,25)の少なくとも1つの軸方向の突起(24a)
    に当接する、特許請求の範囲第30項記載の装置。
  32. 【請求項32】第2の減衰装置(14,114,214,414,514)
    の円板グループ(24+25,124+125,424+425,524+52
    5)に軸方向で整合する切欠き(33,34;533,534)が、こ
    の円板とフランジ(29,129,429,529)との間に緊縮可能
    な蓄力器(35,435,535)を受容するために設けられてい
    る、特許請求の範囲第1項から第31項までのいずれか1
    項記載の装置。
  33. 【請求項33】蓄力器(35,435,535)が第2の減衰装置
    の回動角度の端部範囲において有効である、特許請求の
    範囲第32項記載の装置。
  34. 【請求項34】蓄力器(35,435,535)が第2の減衰装置
    の回動角度を制限するためのストッパとして役立つ、特
    許請求の範囲第32項又は第33項記載の装置。
  35. 【請求項35】蓄力器(35,435,535)がコイルばねによ
    って構成されている、特許請求の範囲第32項から第34項
    までのいずれか1項記載の装置。
  36. 【請求項36】蓄力器がゴムブロックによって構成され
    ている、特許請求の範囲第32項から第34項までのいずれ
    か1項記載の装置。
  37. 【請求項37】蓄力器(35,435,535)がフランジ(29,4
    29,529)の張出部(28,428,528)の間に設けられてお
    り、張出部(28,428,585)によって負荷される、特許請
    求の範囲第32項から第36項までのいずれか1項記載の装
    置。
  38. 【請求項38】フランジ(29)と第2の減衰装置(14)
    の円板(24,25)の少なくとも1つとの間で有効な摩擦
    ライニングがフランジ(29)の張出部(28)に固定され
    た、摩擦又は滑り材料から成る個々のセグメントから構
    成されている、特許請求の範囲第1項から第37項までの
    いずれか1項記載の装置。
  39. 【請求項39】フランジ(29,229,329)が少なくとも1
    つのはずみ質量体により同心的に案内されている、特許
    請求の範囲第1項から第38項までのいずれか1項記載の
    装置。
  40. 【請求項40】はずみ質量体の少なくとも1つ(3,103,
    203,303,503)が他方のはずみ質量体(4,104)に向かっ
    て軸方向に延びるリング状の付加部(22,122,222,322)
    を有し、この付加部の半径方向内側に第2の減衰装置
    (14,114,214,314,514,614)と第1の減衰装置(13,11
    3)とが配置されている、特許請求の範囲第1項から第3
    9項までのいずれか1項記載の装置。
  41. 【請求項41】付加部(22,122,222,322)が第2の減衰
    装置(14,114,214,314,514,614)を軸方向で掴んでい
    る、特許請求の範囲第40項記載の装置。
  42. 【請求項42】第2の減衰装置(114)の軸方向に移動
    可能な円板(124)を負荷する皿ばね状の部材(130)が
    付加部(122)の開放端部範囲に設けられた溝(131)内
    で軸方向と半径方向とに支えられている、特許請求の範
    囲第41項記載の装置。
  43. 【請求項43】付加部(22)の端面(22a)の上に第2
    の減衰装置(14)の軸方向に固定された円板(25)が固
    定されており、付加部(22)を有するはずみ質量体
    (3)の付加部(22)と前記円板(25)との間にリング
    状の室(23)が形成されており、この室(23)内にフラ
    ンジ(29)が半径方向で突入しており、この室(23)内
    に第2の減衰装置(14)の軸方向に移動可能な円板(2
    4)が受容されている、特許請求の範囲第40項又は第41
    項記載の装置。
  44. 【請求項44】第1のはずみ質量体(3,103,203,303,50
    3)が付加部(22,122,222,322)を有している、特許請
    求の範囲第40項から第43項までのいずれか1項記載の装
    置。
  45. 【請求項45】第2の減衰装置(14)の皿ばね状の部材
    (30)が第1のはずみ質量体(3)と第2の減衰装置
    (14)の軸方向に移動可能な円板との間に緊縮されてい
    る、特許請求の範囲第25項から第44項までのいずれか1
    項記載の装置。
  46. 【請求項46】フランジ(29,229,329)を同心的に案内
    するためにフランジの張出部(28,228,328)が一方のは
    ずみ質量体(3,203,303)の軸方向の付加部(22,222,32
    2)に半径方向で支えられている、特許請求の範囲第1
    項から第45項までのいずれか1項記載の装置。
  47. 【請求項47】半径方向で見て付加部(222,322)とフ
    ランジ(29,229)の張出部(28,228)との間に摩擦又は
    滑りライニング(248,349)が設けられている、特許請
    求の範囲第42項記載の装置。
  48. 【請求項48】少なくともフランジ(229)の個々の張
    出部(228)がそれぞれ摩擦及び(又は)滑り材料から
    成るキャップ(249)により掴まれており、このキャッ
    プ(249)が一方ではフランジ(229)の半径方向の案内
    を保証し、他方では第2の減衰装置(214)の間の円板
    (224,225)の間に摩擦モーメントを生ぜしめるために
    緊締されている、特許請求の範囲第46項又は第47項記載
    の装置。
  49. 【請求項49】キャップ(249)が−周方向で見て−端
    部範囲に弾性的に変形可能なストッパ範囲(253,254)
    を一体に成形されて有しており、このストッパ範囲(25
    3,254)が第2の減衰装置(214)の回動角度を制限する
    ためにストッパ(255)と協働する、特許請求の範囲第4
    8項記載の装置。
  50. 【請求項50】フランジ(329)をセンタリングするた
    めに少なくともフランジ(329)の個々の張出部(328)
    が−周方向で見て−はずみ質量体(303)の付加部(32
    2)に支えられたU字形の案内シュー(349)により掴ま
    れている、特許請求の範囲第1項から第49項までのいず
    れか1項記載の装置。
  51. 【請求項51】U字形の案内シュー(349)の側脚(35
    3,354)が第2の減衰装置(314)の回動遊びを制限する
    ストッパ(355)と協働する、特許請求の範囲第50項記
    載の装置。
  52. 【請求項52】U字形の案内シュー(349)の側脚(35
    3,354)と張出部(328)との間に周方向で見て遊び
    (X)が存在している、特許請求の範囲第50項又は第51
    項記載の装置。
  53. 【請求項53】U字形の案内シュー(349)の側脚(35
    3,354)と張出部(328)との間に蓄力器(357)が設け
    られている、特許請求の範囲第50項から第52項までのい
    ずれか1項記載の装置。
  54. 【請求項54】蓄力器(357)が弾性的な材料、例えば
    ゴムから形成されている、特許請求の範囲第53項記載の
    装置。
  55. 【請求項55】フランジ(29,129)と第2のはずみ質量
    体(4,104)との間に第1の減衰装置(13,113)の周方
    向の運動を制限するストッパ(39,139)が設けられてい
    る、特許請求の範囲第1項から第54項までのいずれか1
    項記載の装置。
  56. 【請求項56】ストッパがスペーサピン(39,139)によ
    って形成されおり、このスペーサピン(39,139)が第1
    の減衰装置(13,113)の円板(37,38;137,138)を相互
    に結合しかつ第2のはずみ質量体(4,104)と結合さ
    れ、フランジ(29,219)の切欠き(44)を軸方向に貫い
    ている、特許請求の範囲第55項記載の装置。
  57. 【請求項57】スペーサピン(39,139)がフランジ(2
    9,129)の切欠き(44)の端部範囲に当接することによ
    って第1の減衰装置(13,113)の回動角度が制限され
    る、特許請求の範囲第56項記載の装置。
  58. 【請求項58】フランジ(29)が内周に半径方向の歯
    (45)を有し、この歯(45)がスペーサピン(39)の間
    に係合する、特許請求の範囲第55項から第57項までのい
    ずれか1項記載の装置。
  59. 【請求項59】歯(45)がフランジ(29)の半径方向内
    側の範囲に切欠き(44)を設けることによって形成され
    ている、特許請求の範囲第58項記載の装置。
  60. 【請求項60】フランジ(29,129,229,329,429,529,62
    9)が第2のはずみ質量体(4,104)に対して制限されて
    回動可能である、特許請求の範囲第1項から第59項まで
    のいずれか1項記載の装置。
  61. 【請求項61】第2の減衰装置(414)の円板(424,42
    5)がスペーサピン部材(455)、例えばスペーサピンを
    介して互いに軸方向に固定されており、少なくとも円板
    (424,425)の一方(425)がスペーサ部材(455)の間
    に周方向に延在する弾性的にバイアスをかけた波状部
    (425a)を有し、この波状部(425a)がフランジ(42
    9)を他方の円板(424)に向かって圧着している、特許
    請求の範囲第1項記載の装置。
  62. 【請求項62】スペーサピン(455)が円板(424,425)
    を一方のはずみ質量体に固定するために用いられてい
    る、特許請求の範囲第61項記載の装置。
  63. 【請求項63】第2の減衰装置(514)の、フランジ(5
    29)の両側に設けられた円板(524,525)が周方向に分
    配されたU字形ばね(530)若しくはクランプでフラン
    ジ(529)に対して緊定されている、特許請求の範囲第
    1項記載の装置。
  64. 【請求項64】U字形ばね(530)若しくはクランプが
    フランジ(529)と第2の減衰装置(514)の両方の円板
    (524,525)とを軸方向に掴んでおり、半径方向に延び
    る脚部(530a,530b)で円板(524,525)を軸方向で背後
    から掴んでおりかつフランジ(529)に向かって負荷し
    ている、特許請求の範囲第63項記載の装置。
  65. 【請求項65】一方のはずみ質量体(503)が軸方向の
    突起(555)を有し、この突起(555)が第2の減衰装置
    (514)の、フランジ(529)の側面を保護する円板(52
    4,525)の切欠き(555a,555b)に係合し、円板(524,52
    5)の回動を防止する、特許請求の範囲第1項から第64
    項までのいずれか1項記載の装置。
  66. 【請求項66】周方向で見て軸方向の突起(555)の間
    に、フランジ(529)の外周に一体成形された張出部(5
    28)が半径方向で係合しており、蓄力器(535)が第2
    の減衰装置(514)の円板(524,525)の切欠き(533,53
    4)に受容されており、蓄力器が第2の減衰装置の回動
    角度を制限するためにフランジ(529)の張出部(528)
    の終端ストッパとして用いられている、特許請求の範囲
    第65項記載の装置。
  67. 【請求項67】一方の円板(525)の、蓄力器(535)を
    受容する切欠き(534)が、他方の円板(524)の、前記
    切欠き(534)に軸方向で向き合った切欠き(533)に対
    し、軸方向で向き合った切欠き(533,534)に受容され
    た蓄力器(535)が円板(524,525)を円板(524,525)
    の切欠き(555a,555b)を貫く突起(555)に対して周方
    向で緊定されるように、周方向でずらされている、特許
    請求の範囲第65項又は第66項記載の装置。
  68. 【請求項68】軸方向の突起がボルト(555)又はピン
    によって形成されており、このボルト(555)又はピン
    が一方のはずみ質量体(503)に固定されている、特許
    請求の範囲第66項から第67項までのいずれか1項記載の
    装置。
  69. 【請求項69】フランジ(629)が第2の減衰装置(61
    4)の円板(624,625)の範囲に軸方向の切欠き(656,65
    7)を有し、これらの切欠きに摩擦ブロック(658,659)
    が受容されており、この摩擦ブロック(658,659)が第
    2の減衰装置(614)の円板(624,625)の間に緊締され
    ている、特許請求の範囲第1項記載の装置。
  70. 【請求項70】前記切欠き(656,657)が軸方向で貫通
    しており、これらの切欠きを通してフランジの厚さより
    も大きな厚さを有する摩擦ブロック(658)が差込まれ
    ている、特許請求の範囲第69項記載の装置。
  71. 【請求項71】摩擦ブロック(658)が切欠き(656)内
    で軸方向に移動可能であり、しかも半径及び(又は)周
    方向で案内されている、特許請求の範囲第69項又は第70
    項記載の装置。
  72. 【請求項72】軸方向の切欠き(656,657)に相前後し
    て配置された1対の摩擦ブロック(658,659)が受容さ
    れており、この摩擦ブロックの間に蓄力器、例えば皿ば
    ね(663)が設けられ、この蓄力器が摩擦ブロック(65
    8,659)を第2の減衰装置(614)の円板(624,625)に
    向かって緊定している、特許請求の範囲第69項から第71
    項までのいずれか1項記載の装置。
  73. 【請求項73】摩擦ブロック(658,659)とその間に介
    在させられている蓄力器(663)が結合部材(662)を介
    して軸方向でまとめられているが、結合部材(662)が
    蓄力器(663)の作用に抗して両方の摩擦ブロック(65
    8,659)が限られた範囲で軸方向に移動することを許
    す、特許請求の範囲第72項記載の装置。
  74. 【請求項74】フランジ(629)が軸方向で向き合った
    袋孔(656,657)を、摩擦ブロック(658,659)を受容す
    るために有しており、フランジ(629)が軸方向で互い
    に向き合った2つの袋孔(656,657)の間にある中間壁
    (660)に、切欠き(661)を有し、この切欠き(661)
    を通って軸方向で向き合った摩擦ブロック(658,659)
    を結合する結合部材(662)が貫通しており、少なくと
    も一方の摩擦ブロック(658,659)と中間壁(660)との
    間に蓄力器、例えば皿ばね(663)が配置されておりこ
    の蓄力器が摩擦ブロック(658,659)を第2の減衰装置
    (614)の円板(624,625)の間で緊定しており、結合部
    材(662)が互いに向き合った摩擦ブロック(658,659)
    が蓄力器(663)の作用に抗して軸方向で限られた移動
    を行うことを可能にする、特許請求の範囲第69項及び第
    71項から第73項までのいずれか1項記載の装置。
  75. 【請求項75】第1の減衰装置(13,113)が第2の減衰
    装置(14,114,214,314,414,514,614)の半径方向内側に
    設けられている、特許請求の範囲第1項から第74項まで
    のいずれか1項記載の装置。
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