JPS5913393Y2 - クランク軸の振動減衰装置 - Google Patents
クランク軸の振動減衰装置Info
- Publication number
- JPS5913393Y2 JPS5913393Y2 JP5068078U JP5068078U JPS5913393Y2 JP S5913393 Y2 JPS5913393 Y2 JP S5913393Y2 JP 5068078 U JP5068078 U JP 5068078U JP 5068078 U JP5068078 U JP 5068078U JP S5913393 Y2 JPS5913393 Y2 JP S5913393Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- flywheel
- rotational speed
- vibration damping
- damping device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案は自動車・オートバイ等の内燃機関において、発進
時或いは走行中の加速時、クランク軸に発生するねじり
振動による衝撃を減衰させる装置に係り、車両の乗心地
を良くすることを目的とする。
時或いは走行中の加速時、クランク軸に発生するねじり
振動による衝撃を減衰させる装置に係り、車両の乗心地
を良くすることを目的とする。
本案の構成を図面について説明すると、1は内燃機関、
2はピストン、3はクランク軸、4はクランク軸3と一
体のはずみ車、5はクラッチ、6は変速歯車列、7は差
動歯車、8は車輪駆動軸にして、上記はずみ車4の外周
の横断面り字形溝9に重錘週給10が浮動的に嵌合支持
されており、おおい板11によって脱落を防いでいる。
2はピストン、3はクランク軸、4はクランク軸3と一
体のはずみ車、5はクラッチ、6は変速歯車列、7は差
動歯車、8は車輪駆動軸にして、上記はずみ車4の外周
の横断面り字形溝9に重錘週給10が浮動的に嵌合支持
されており、おおい板11によって脱落を防いでいる。
はずみ車4と週給10との間にストッパ12.13を対
設して、週給10の回転を一定角度範囲に規制している
。
設して、週給10の回転を一定角度範囲に規制している
。
ストッパ12.13の相互当接部には緩衝材14が取付
けられている。
けられている。
そしてはずみ車4と週給10の摺動面に摩擦部材15を
介在させて定常回転時における週給10のチャタリング
を制止している。
介在させて定常回転時における週給10のチャタリング
を制止している。
図中16は始動用リングギヤである。
例えば自動車において発進又は加速するとクランク軸3
にねじり振動を起こすもので、最初クランク軸3の回転
速度は急激に増すが、車体の質量が大きいためピーク回
転速度に達した後回転速度は低下し、再び上昇する。
にねじり振動を起こすもので、最初クランク軸3の回転
速度は急激に増すが、車体の質量が大きいためピーク回
転速度に達した後回転速度は低下し、再び上昇する。
この回転速度の変動をくり返しながら振動は収斂し、漸
次回転速度は上昇していくもので、上記振動の振幅がか
なり大きいため衝撃を感じる。
次回転速度は上昇していくもので、上記振動の振幅がか
なり大きいため衝撃を感じる。
本案は前記の構成であるから、クランク軸3の回転速度
はピークに達して下がり出しているのに、はずみ車4に
伴われて加速された週給10は、慣性の法則によってそ
の加速された速度を保ちながら回転する。
はピークに達して下がり出しているのに、はずみ車4に
伴われて加速された週給10は、慣性の法則によってそ
の加速された速度を保ちながら回転する。
即ち回転速度差により週給10がはずみ車4に先行して
回る形となる。
回る形となる。
そして週給10のストッパ13がはずみ車4のストッパ
12に第2図示のように衝突してクランク軸3の回転速
度の低下を抑制する。
12に第2図示のように衝突してクランク軸3の回転速
度の低下を抑制する。
次にクランク軸3の回転速度が上昇するとき、週給10
は慣性で以前の速度を保って回転するから、今度ははず
み車4が週給10に先行して回り、そのストッパ12が
週給10のストッパ13に衝突してクランク軸3の回転
速度の上昇を抑制される。
は慣性で以前の速度を保って回転するから、今度ははず
み車4が週給10に先行して回り、そのストッパ12が
週給10のストッパ13に衝突してクランク軸3の回転
速度の上昇を抑制される。
要するにはずみ車4即ちクランク軸3の回転速度変動時
点において、その変動の方向と逆方向の慣性力が作用し
て速度変化の度合を緩和する。
点において、その変動の方向と逆方向の慣性力が作用し
て速度変化の度合を緩和する。
はずみ車4と週給10のストッパ12.13相互は緩衝
材14を介して当るから異音を発しない。
材14を介して当るから異音を発しない。
又はずみ車4と週給10とはストッパ12.13によっ
て規制された角度範囲で自由に相対回転できるから、週
給10は固有振動数を持たない。
て規制された角度範囲で自由に相対回転できるから、週
給10は固有振動数を持たない。
従って共振を起こすことがなく、週給10によるはずみ
車4の回転速度変動抑制は、あらゆる回転速度域で有効
に作用するもので、車両の乗心地を向上する効果がある
。
車4の回転速度変動抑制は、あらゆる回転速度域で有効
に作用するもので、車両の乗心地を向上する効果がある
。
更に、慣性重錘として働く週給10とはずみ車4との間
の緩衝材14は駆動系の外にあり、駆動系は直結されて
いるから、トルク変動時にトルクの伝達に遅れを生じる
ことがなくて、クランク軸のねしり振動の減衰と共に、
トルクは円滑に伝わるものである。
の緩衝材14は駆動系の外にあり、駆動系は直結されて
いるから、トルク変動時にトルクの伝達に遅れを生じる
ことがなくて、クランク軸のねしり振動の減衰と共に、
トルクは円滑に伝わるものである。
第1図は自動車用内燃機関の概略を示す正面図、第2図
は本考案装置を組込んだはずみ車の正面図、第3図はそ
の一部縦断側面図。 3はクランク軸、4ははずみ車、5はクラッチ、10は
週給、12.13はストッパ、14は緩衝材。
は本考案装置を組込んだはずみ車の正面図、第3図はそ
の一部縦断側面図。 3はクランク軸、4ははずみ車、5はクラッチ、10は
週給、12.13はストッパ、14は緩衝材。
Claims (1)
- クランク軸と一体のはずみ車の外周に重錘週給を浮動的
に嵌合支持し、その重錘週給め回転をストッパによって
一定角度範囲に規制し、ストッパの当接部に緩衝材を取
付けたクランク軸の振動減衰装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068078U JPS5913393Y2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | クランク軸の振動減衰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068078U JPS5913393Y2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | クランク軸の振動減衰装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54155081U JPS54155081U (ja) | 1979-10-27 |
JPS5913393Y2 true JPS5913393Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=28938607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5068078U Expired JPS5913393Y2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | クランク軸の振動減衰装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913393Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550020B2 (ja) * | 1984-07-07 | 1996-10-30 | ルーク・ラメレン・ウント・クツプルングスバウ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 内燃機関の回転衝撃を吸収するための装置 |
-
1978
- 1978-04-19 JP JP5068078U patent/JPS5913393Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54155081U (ja) | 1979-10-27 |
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