JP2542772Y2 - コイル用スタツカクレーン - Google Patents
コイル用スタツカクレーンInfo
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- JP2542772Y2 JP2542772Y2 JP1991077431U JP7743191U JP2542772Y2 JP 2542772 Y2 JP2542772 Y2 JP 2542772Y2 JP 1991077431 U JP1991077431 U JP 1991077431U JP 7743191 U JP7743191 U JP 7743191U JP 2542772 Y2 JP2542772 Y2 JP 2542772Y2
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- Japan
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- frame
- traversing
- coil
- crane
- fork
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ストリツプコイルなど
を立体格納倉庫の多段格納ラツクへ搬出入するときに使
用するコイル用スタツカクレーンに関するものである。
を立体格納倉庫の多段格納ラツクへ搬出入するときに使
用するコイル用スタツカクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ストリツプコイルなどを保管格納
する立体格納倉庫では、サイドローデイング型の伸縮マ
ストを持つフオークリフトトラツクを、対向して設けた
多段の格納ラツク列の間の通路に走行させて、倉庫の端
部のコイル受け出し場と格納ラツクとの間でストリツプ
コイルなどの搬出入を行っている。
する立体格納倉庫では、サイドローデイング型の伸縮マ
ストを持つフオークリフトトラツクを、対向して設けた
多段の格納ラツク列の間の通路に走行させて、倉庫の端
部のコイル受け出し場と格納ラツクとの間でストリツプ
コイルなどの搬出入を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のフオークリフト
トラツクを使用する立体格納倉庫では、フオークリフト
トラツクの運転操作を自動化・無人化することが難しい
ので、立体格納倉庫自体でも運転操作を自動化・無人化
することが困難であった。また対向して設けた多段の格
納ラツク間のフオークリフトトラツク用通路を広くとる
と、立体格納倉庫の格納スペースが減少する。また上記
通路を狭くすると、通路部内でフオークリフトトラツク
を反転させることができない。そのため、フオークリフ
トトラツクを通路に乗入れて、片側ラツクに対するコイ
ルの搬出入を行ったら、フオークリフトトラツクを一旦
通路外へ出し、フオークリフトトラツクを左右反転させ
て、フオークを反対方向に向けた後、格納ラツク間の通
路へ再度乗入れなければならなくて、コイル搬出入の作
業能率が低下するという問題点があった。
トラツクを使用する立体格納倉庫では、フオークリフト
トラツクの運転操作を自動化・無人化することが難しい
ので、立体格納倉庫自体でも運転操作を自動化・無人化
することが困難であった。また対向して設けた多段の格
納ラツク間のフオークリフトトラツク用通路を広くとる
と、立体格納倉庫の格納スペースが減少する。また上記
通路を狭くすると、通路部内でフオークリフトトラツク
を反転させることができない。そのため、フオークリフ
トトラツクを通路に乗入れて、片側ラツクに対するコイ
ルの搬出入を行ったら、フオークリフトトラツクを一旦
通路外へ出し、フオークリフトトラツクを左右反転させ
て、フオークを反対方向に向けた後、格納ラツク間の通
路へ再度乗入れなければならなくて、コイル搬出入の作
業能率が低下するという問題点があった。
【0004】本考案は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、走行機枠の走行、昇降
フレームの昇降、横行フレームの横移動を安定的に行う
ことができ、コイルの搬出入を自動化・無人化でき、
コイル搬出入の作業能率を向上できるコイル用スタツ
カクレーンを提供しようとする点にある。
であり、その目的とする処は、走行機枠の走行、昇降
フレームの昇降、横行フレームの横移動を安定的に行う
ことができ、コイルの搬出入を自動化・無人化でき、
コイル搬出入の作業能率を向上できるコイル用スタツ
カクレーンを提供しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、多段の格納ラツク沿いに軌道走行する
上下に長い走行機枠と、同走行機枠に昇降可能に設けた
昇降フレームと、同昇降フレームに横行可能に設けた横
行フレームと、同横行フレームに旋回可能に設けた旋回
型ラムフオークとを有し、同旋回型ラムフオークのフオ
ーク部によりコイルを支持するコイル用スタツカクレー
ンにおいて、前記横行フレームに前記旋回型ラムフオー
クをスタツカクレーンの上下方向の中心線に対して平行
にずらして配置している(請求項1)。
めに、本考案は、多段の格納ラツク沿いに軌道走行する
上下に長い走行機枠と、同走行機枠に昇降可能に設けた
昇降フレームと、同昇降フレームに横行可能に設けた横
行フレームと、同横行フレームに旋回可能に設けた旋回
型ラムフオークとを有し、同旋回型ラムフオークのフオ
ーク部によりコイルを支持するコイル用スタツカクレー
ンにおいて、前記横行フレームに前記旋回型ラムフオー
クをスタツカクレーンの上下方向の中心線に対して平行
にずらして配置している(請求項1)。
【0006】前記請求項1記載のコイル用スタツカクレ
ーンにおいて、横行フレームの下部を昇降フレームに設
けた複数の横行用駆動スプロケツトチエーンに連結し、
横行フレームの上部を横行用駆動スプロケツトチエーン
に連動する転倒防止用スプロケツトチエーンに連結して
もよい(請求項2)。前記請求項1、2記載のコイル用
スタツカクレーンにおいて、横行フレームの両側部に各
一対の横行車輪を設け、同各横行車輪を昇降フレームに
上下に対向して設けた横行軌道に係合してもよい(請求
項3)。
ーンにおいて、横行フレームの下部を昇降フレームに設
けた複数の横行用駆動スプロケツトチエーンに連結し、
横行フレームの上部を横行用駆動スプロケツトチエーン
に連動する転倒防止用スプロケツトチエーンに連結して
もよい(請求項2)。前記請求項1、2記載のコイル用
スタツカクレーンにおいて、横行フレームの両側部に各
一対の横行車輪を設け、同各横行車輪を昇降フレームに
上下に対向して設けた横行軌道に係合してもよい(請求
項3)。
【0007】
【作用】走行機枠を対向した多段の格納ラツク間の通路
に設けた軌道に沿って走行させ、昇降フレームを走行機
枠に設けたガイド部材に沿って昇降させる。上記走行機
枠が走行するか、上記昇降フレームが昇降するとき、横
行フレームは昇降フレームの中央部分に停止し、旋回型
ラムフオークのフオーク部は走行機枠の走行方向を向い
ている。旋回型ラムフオークがコイルを支持していると
きも同様にする。従って走行機枠と昇降フレームとがコ
イルによる重心の偏寄りなしに安全に走行、昇降する。
昇降フレームが目的の格納ラック位置に停止したら、旋
回型ラムフオークを左右何れかの方向に90°旋回させ
て、フオーク部を目的の格納ラツク方向に向かせ、横行
フレームを前進させて、旋回型ラムフオークのフオーク
部により支持したコイルを格納ラツク上へ格納するか、
格納ラツク上のコイルを旋回型ラムフオークのフオーク
部により支持し、次いで横行フレームを後進させて、昇
降フレーム内の中央部分へ戻し、旋回型ラムフオークの
フオーク部を上記とは反対の方向に90°旋回させて、
フオーク部を走行方向に向かせ、次いで走行機枠を倉庫
端部のコイル受け渡し場へ移動して、コイル受け渡し場
では、コイルの授受を行う。
に設けた軌道に沿って走行させ、昇降フレームを走行機
枠に設けたガイド部材に沿って昇降させる。上記走行機
枠が走行するか、上記昇降フレームが昇降するとき、横
行フレームは昇降フレームの中央部分に停止し、旋回型
ラムフオークのフオーク部は走行機枠の走行方向を向い
ている。旋回型ラムフオークがコイルを支持していると
きも同様にする。従って走行機枠と昇降フレームとがコ
イルによる重心の偏寄りなしに安全に走行、昇降する。
昇降フレームが目的の格納ラック位置に停止したら、旋
回型ラムフオークを左右何れかの方向に90°旋回させ
て、フオーク部を目的の格納ラツク方向に向かせ、横行
フレームを前進させて、旋回型ラムフオークのフオーク
部により支持したコイルを格納ラツク上へ格納するか、
格納ラツク上のコイルを旋回型ラムフオークのフオーク
部により支持し、次いで横行フレームを後進させて、昇
降フレーム内の中央部分へ戻し、旋回型ラムフオークの
フオーク部を上記とは反対の方向に90°旋回させて、
フオーク部を走行方向に向かせ、次いで走行機枠を倉庫
端部のコイル受け渡し場へ移動して、コイル受け渡し場
では、コイルの授受を行う。
【0008】また横行フレームの下部を昇降フレームに
設けた横行用駆動スプロケツトチエーンに接続してお
り、昇降フレームを目的の格納ラツク位置に停止させ、
旋回型ラムフオークを左右何れかの方向に90°旋回さ
せ、横行フレームを往復移動させて、コイルを格納ラツ
クに搬出入するとき、コイルの重量により横行フレーム
に加わる転倒モーメントを横行フレームの下部側では、
横行用駆動スプロケツトチエーンにより受け止める。ま
た横行フレームの上部を横行用駆動スプロケツトチエー
ンに連動する転倒防止用スプロケツトチエーンに接続し
ており、コイルの重量により横行フレームに加わる転倒
モーメントを横行フレームの上部側では、転倒防止用ス
プロケツトチエーンにより受止めて、横行フレームの転
倒を防止しながら横行フレームをスムーズに横移動させ
る。
設けた横行用駆動スプロケツトチエーンに接続してお
り、昇降フレームを目的の格納ラツク位置に停止させ、
旋回型ラムフオークを左右何れかの方向に90°旋回さ
せ、横行フレームを往復移動させて、コイルを格納ラツ
クに搬出入するとき、コイルの重量により横行フレーム
に加わる転倒モーメントを横行フレームの下部側では、
横行用駆動スプロケツトチエーンにより受け止める。ま
た横行フレームの上部を横行用駆動スプロケツトチエー
ンに連動する転倒防止用スプロケツトチエーンに接続し
ており、コイルの重量により横行フレームに加わる転倒
モーメントを横行フレームの上部側では、転倒防止用ス
プロケツトチエーンにより受止めて、横行フレームの転
倒を防止しながら横行フレームをスムーズに横移動させ
る。
【0009】また横行フレームの両側部に各一対の横行
車輪を設け、この車輪を昇降フレーム上に上下に対向し
て設けた横行軌道に係合しており、上記チエーンの切断
時には、横行フレーム上の各横行車輪を上下の横行軌道
に接触させて、転倒を防止する。つまり二段構えで横行
フレームの転倒を防止しながら横行フレームをスムーズ
に横移動させる。
車輪を設け、この車輪を昇降フレーム上に上下に対向し
て設けた横行軌道に係合しており、上記チエーンの切断
時には、横行フレーム上の各横行車輪を上下の横行軌道
に接触させて、転倒を防止する。つまり二段構えで横行
フレームの転倒を防止しながら横行フレームをスムーズ
に横移動させる。
【0010】
【実施例】次に本考案のコイル用スタツカクレーンを図
1〜図4に示す第1実施例、図5〜図7に示す第2実施
例、図8〜図10に示す第3実施例により説明する。図
1は第1実施例を示す側面図、図2は図1の矢視A−A
線に沿う正面図、図3は第1実施例の昇降フレームを示
す拡大斜視図、図4は図3の矢視B−B線に沿う正面
図、図5は第2実施例の昇降フレームを示す拡大斜視
図、図6は第2実施例の昇降フレームを示す側面図、図
7は第2実施例の横行駆動機構を示す斜視図、図8は第
3実施例の昇降フレームを示す拡大斜視図、図9は第3
実施例の昇降フレームを示す側面図、図10は第3実施
例の横行駆動機構を示す斜視図である。
1〜図4に示す第1実施例、図5〜図7に示す第2実施
例、図8〜図10に示す第3実施例により説明する。図
1は第1実施例を示す側面図、図2は図1の矢視A−A
線に沿う正面図、図3は第1実施例の昇降フレームを示
す拡大斜視図、図4は図3の矢視B−B線に沿う正面
図、図5は第2実施例の昇降フレームを示す拡大斜視
図、図6は第2実施例の昇降フレームを示す側面図、図
7は第2実施例の横行駆動機構を示す斜視図、図8は第
3実施例の昇降フレームを示す拡大斜視図、図9は第3
実施例の昇降フレームを示す側面図、図10は第3実施
例の横行駆動機構を示す斜視図である。
【0011】(第1実施例) 図1及び図2において、1は倉庫内の多段の格納ラツ
ク、2は対向する多段の格納ラツク1、1間の通路、3
は通路2内に配置したコイル用スタツカクレーンであ
る。コイル用スタツカクレーン3は、通路2の上下に敷
設した軌道4a、4bに係合して走行する上下に長い長
方形状の走行機枠5と、走行機枠5内を巻上機6の巻上
索6aにより支持されて昇降する昇降フレーム7と、こ
の昇降フレーム7内を横移動する横行フレーム8と、横
行フレーム8にコイル用スタツカクレーン3の上下方向
の中心線に対して平行にずらして配置した旋回型ラムフ
オーク9とにより構成されている。
ク、2は対向する多段の格納ラツク1、1間の通路、3
は通路2内に配置したコイル用スタツカクレーンであ
る。コイル用スタツカクレーン3は、通路2の上下に敷
設した軌道4a、4bに係合して走行する上下に長い長
方形状の走行機枠5と、走行機枠5内を巻上機6の巻上
索6aにより支持されて昇降する昇降フレーム7と、こ
の昇降フレーム7内を横移動する横行フレーム8と、横
行フレーム8にコイル用スタツカクレーン3の上下方向
の中心線に対して平行にずらして配置した旋回型ラムフ
オーク9とにより構成されている。
【0012】走行機枠5は、走行モータを具えた台車上
に一体に構成され、昇降フレーム7は、走行機枠5の鉛
直面に設けた上下方向のガイド部材に沿って昇降する。
10はストリツプコイルで、同ストリツプコイル10
は、上記旋回型ラムフオーク9により支持されて、格納
ラツク1内に格納されるか、格納ラツク1内から搬出さ
れる。
に一体に構成され、昇降フレーム7は、走行機枠5の鉛
直面に設けた上下方向のガイド部材に沿って昇降する。
10はストリツプコイルで、同ストリツプコイル10
は、上記旋回型ラムフオーク9により支持されて、格納
ラツク1内に格納されるか、格納ラツク1内から搬出さ
れる。
【0013】図3及び図4において、昇降フレーム7
は、一対の方形枠7a、7aと、同各方形枠7a、7a
を結合する上下4本の梁7bとにより構成されている。
また横行フレーム8は、単一の方形枠構造で、上端が摺
動部材11を介して上部梁7bに接触し、下部に設けた
左右各2輪の横行車輪12が下部梁7bの上に乗り、横
行フレーム8の両端下部が昇降フレーム7上に設けた横
行用スプロケツトホイル13、14に掛け渡した横行用
駆動スプロケツトチエーン15に連結され、モータ16
の出力軸がスプロケツトホイル13の軸17に接続し、
同モータ16の駆動により横行フレーム8が昇降フレー
ム7内を左右に横行移動するようになっている。
は、一対の方形枠7a、7aと、同各方形枠7a、7a
を結合する上下4本の梁7bとにより構成されている。
また横行フレーム8は、単一の方形枠構造で、上端が摺
動部材11を介して上部梁7bに接触し、下部に設けた
左右各2輪の横行車輪12が下部梁7bの上に乗り、横
行フレーム8の両端下部が昇降フレーム7上に設けた横
行用スプロケツトホイル13、14に掛け渡した横行用
駆動スプロケツトチエーン15に連結され、モータ16
の出力軸がスプロケツトホイル13の軸17に接続し、
同モータ16の駆動により横行フレーム8が昇降フレー
ム7内を左右に横行移動するようになっている。
【0014】上記旋回型ラムフオーク9は、その上下端
が横行フレーム8の上下フレーム部に旋回可能に取付け
られている。そしてこの旋回型ラムフオーク9は、駆動
手段(図示せず)により左右方向に180°旋回駆動さ
れる鉛直コラム部9aと、同鉛直コラム部9aの上下中
間部に固定したラムフオーク部9bとにより構成されて
いる。
が横行フレーム8の上下フレーム部に旋回可能に取付け
られている。そしてこの旋回型ラムフオーク9は、駆動
手段(図示せず)により左右方向に180°旋回駆動さ
れる鉛直コラム部9aと、同鉛直コラム部9aの上下中
間部に固定したラムフオーク部9bとにより構成されて
いる。
【0015】次に前記コイル用スタツカクレーン3の作
用を具体的に説明する。コイル用スタツカクレーン3を
多段の格納ラツク1の端部に設けたストリツプコイル1
0の受渡し場まで走行させ、昇降フレーム7を受渡し場
高さまで昇降させ、横行用駆動スプロケツトチエーン1
5の駆動により横行フレーム8を昇降フレーム7内の左
右何れかの端に移動させる。
用を具体的に説明する。コイル用スタツカクレーン3を
多段の格納ラツク1の端部に設けたストリツプコイル1
0の受渡し場まで走行させ、昇降フレーム7を受渡し場
高さまで昇降させ、横行用駆動スプロケツトチエーン1
5の駆動により横行フレーム8を昇降フレーム7内の左
右何れかの端に移動させる。
【0016】このとき、横行フレーム8に設けた旋回型
ラムフオーク9のフオーク部9bは、その先端が受渡し
場に置かれたコイル10の方向を向いており、横行フレ
ーム8が上記方向に移動すると、ラムフオーク9bの先
端が受渡し場に置かれたコイル10の芯孔に挿入され
る。次いで昇降フレーム7を僅かに上昇させ、コイル1
0を旋回型ラムフオーク9のラムフオーク部9bにより
支持して、持ち上げる。このとき、横行フレーム8に加
わる転倒モーメントは、横行フレーム8の各2輪のロー
ラ12、12及び上部摺動部材11、11が上下の梁7
bに接する反力により支えられる。
ラムフオーク9のフオーク部9bは、その先端が受渡し
場に置かれたコイル10の方向を向いており、横行フレ
ーム8が上記方向に移動すると、ラムフオーク9bの先
端が受渡し場に置かれたコイル10の芯孔に挿入され
る。次いで昇降フレーム7を僅かに上昇させ、コイル1
0を旋回型ラムフオーク9のラムフオーク部9bにより
支持して、持ち上げる。このとき、横行フレーム8に加
わる転倒モーメントは、横行フレーム8の各2輪のロー
ラ12、12及び上部摺動部材11、11が上下の梁7
bに接する反力により支えられる。
【0017】次いで垂直コラム部9aを90°旋回させ
て、ラムフオーク部9bとこれに支持されたコイル10
とを横行フレーム8の中心線上に移動させる。この状態
になると、横行フレーム8に発生した転倒モーメントが
殆んどなくなる。次いで横行用駆動スプロケツトチエー
ン15の駆動により横行フレーム8を昇降フレーム7の
中央位置に戻し、コイル用スタツカクレーン3を走行さ
せるとともに昇降フレーム7を昇降させて、コイル10
を目的の格納ラツク位置へ搬送する。
て、ラムフオーク部9bとこれに支持されたコイル10
とを横行フレーム8の中心線上に移動させる。この状態
になると、横行フレーム8に発生した転倒モーメントが
殆んどなくなる。次いで横行用駆動スプロケツトチエー
ン15の駆動により横行フレーム8を昇降フレーム7の
中央位置に戻し、コイル用スタツカクレーン3を走行さ
せるとともに昇降フレーム7を昇降させて、コイル10
を目的の格納ラツク位置へ搬送する。
【0018】この状態では、コイル10が横行フレーム
8の中心線上に位置しているので、走行中や昇降中に振
れがなくて、コイル10が安全に搬送される。目的の格
納ラツク位置に達したら、旋回型ラムフオーク9をコイ
ル用スタツカクレーン3の左右何れかの方向に90°旋
回させて、コイル10の左ラツクまたは右ラツクへの搬
入、格納を可能にする。
8の中心線上に位置しているので、走行中や昇降中に振
れがなくて、コイル10が安全に搬送される。目的の格
納ラツク位置に達したら、旋回型ラムフオーク9をコイ
ル用スタツカクレーン3の左右何れかの方向に90°旋
回させて、コイル10の左ラツクまたは右ラツクへの搬
入、格納を可能にする。
【0019】図1は、コイル用スタツカクレーン3が移
動するときのコイル10の支持状態を示し、図2は、搬
送したコイル10が目的の格納ラツクに格納されるか、
格納されているコイル10が目的の格納ラツクから取り
出されるときの横行フレーム8と旋回型ラムフオーク9
との関係位置を示している。立体格納倉庫からコイル受
け渡し場へのコイル10の搬出操作は、上記搬入時と同
じ要領で但し順序を逆に行えばよい。
動するときのコイル10の支持状態を示し、図2は、搬
送したコイル10が目的の格納ラツクに格納されるか、
格納されているコイル10が目的の格納ラツクから取り
出されるときの横行フレーム8と旋回型ラムフオーク9
との関係位置を示している。立体格納倉庫からコイル受
け渡し場へのコイル10の搬出操作は、上記搬入時と同
じ要領で但し順序を逆に行えばよい。
【0020】(第2実施例) 次に図5〜図7により昇降フレーム7の第2実施例を説
明すると、図5において、昇降フレーム7は、一対の方
形枠7a、7aと、同各方形枠7aを結合する上下複数
の梁7bとにより構成されている。横行フレーム8は、
単一の方形枠状で、上端がローラ21により上部梁7b
の下面に接し、下部に設けた横行車輪12が下部梁7b
の上に乗り、横行フレーム8の両端下部が昇降フレーム
7上に設けた横行用スプロケツトホイル13、14の間
に掛け回した横行用駆動スプロケツトチエーン15に連
結し、横行用スプロケツトホイル13の軸17にモータ
16の出力軸が連結しており、モータ16の駆動により
横行フレーム8が昇降フレーム7内を左右に横行移動す
るようになっている。
明すると、図5において、昇降フレーム7は、一対の方
形枠7a、7aと、同各方形枠7aを結合する上下複数
の梁7bとにより構成されている。横行フレーム8は、
単一の方形枠状で、上端がローラ21により上部梁7b
の下面に接し、下部に設けた横行車輪12が下部梁7b
の上に乗り、横行フレーム8の両端下部が昇降フレーム
7上に設けた横行用スプロケツトホイル13、14の間
に掛け回した横行用駆動スプロケツトチエーン15に連
結し、横行用スプロケツトホイル13の軸17にモータ
16の出力軸が連結しており、モータ16の駆動により
横行フレーム8が昇降フレーム7内を左右に横行移動す
るようになっている。
【0021】また横行フレーム8の両端上部は、横行用
スプロケツトホイル13、14の軸17、17に固定し
た複数の転倒防止用スプロケツトホイル18、19と、
上部梁7bに取付けた複数のスプロケツトホイルとの間
に掛け回した転倒防止用スプロケットチエーン20に連
結しており、旋回型ラムフオーク9がコイル10を横向
きに支持したとき、横行フレーム8に加わる曲げモーメ
ント荷重が上下の互いに連動するチエーン15、20に
よりスプロケツト13、14の軸17、17に伝えられ
て、この部分で受止められるようになっている。
スプロケツトホイル13、14の軸17、17に固定し
た複数の転倒防止用スプロケツトホイル18、19と、
上部梁7bに取付けた複数のスプロケツトホイルとの間
に掛け回した転倒防止用スプロケットチエーン20に連
結しており、旋回型ラムフオーク9がコイル10を横向
きに支持したとき、横行フレーム8に加わる曲げモーメ
ント荷重が上下の互いに連動するチエーン15、20に
よりスプロケツト13、14の軸17、17に伝えられ
て、この部分で受止められるようになっている。
【0022】図7は、上記横行用駆動スプロケツトチエ
ーン15及び上記転倒防止用スプロケツトチエーン20
の構成を示している。転倒防止用スプロケツトチエーン
20は、旋回型ラムフオーク9の片寄り側に2本、反対
側に1本取付けることにより、荷重の片寄りをバランス
させている。なお転倒防止用スプロケツトチエーン20
の本数は、図示の例に限定されることはなく、任意に変
更して差し支えない。
ーン15及び上記転倒防止用スプロケツトチエーン20
の構成を示している。転倒防止用スプロケツトチエーン
20は、旋回型ラムフオーク9の片寄り側に2本、反対
側に1本取付けることにより、荷重の片寄りをバランス
させている。なお転倒防止用スプロケツトチエーン20
の本数は、図示の例に限定されることはなく、任意に変
更して差し支えない。
【0023】旋回型ラムフオーク9は、第1実施例(図
3)と同様に、横行フレーム8の上下フレーム部に旋回
可能に取付けた垂直コラム部9aと、垂直コラム部9a
の上下中間部に取付けたラムフオーク部9bと、ラムフ
オーク部9bをコイル用スタツカクレーン3の左右方向
に向けるように垂直コラム部9aを旋回させる駆動手段
9cとにより構成されている。
3)と同様に、横行フレーム8の上下フレーム部に旋回
可能に取付けた垂直コラム部9aと、垂直コラム部9a
の上下中間部に取付けたラムフオーク部9bと、ラムフ
オーク部9bをコイル用スタツカクレーン3の左右方向
に向けるように垂直コラム部9aを旋回させる駆動手段
9cとにより構成されている。
【0024】そして旋回型ラムフオーク9が横行フレー
ム8にスタツカクレーン3の上下方向の中心線に対して
平行にずらして配置されており、図6に示すようにラム
フオーク部9bにコイル10を支持した状態で、コイル
10をスタツカクレーン3の左右何れかの方向に180
°旋回させることが可能である。以上、第2実施例に示
す昇降フレーム7では、旋回型ラムフオーク9が横行フ
レーム8にスタツカクレーン3の上下方向の中心線に対
して平行にずらして配置され、横行用駆動スプロケツト
チエーン15及び転倒防止用スプロケツトチエーン20
が横行フレーム8の下部及び上部に連結しており、コイ
ル用スタツカクレーン3の走行中や昇降フレーム7の昇
降移動時の安定性が高められるとともに、通路両側の格
納ラツク1に対してコイル10が自由に搬出入される。
またコイル10の通路両側の格納ラツク1への搬出入に
際して生じる横行フレーム8の傾きが確実に防止され
て、荷役の安全性が確保される。
ム8にスタツカクレーン3の上下方向の中心線に対して
平行にずらして配置されており、図6に示すようにラム
フオーク部9bにコイル10を支持した状態で、コイル
10をスタツカクレーン3の左右何れかの方向に180
°旋回させることが可能である。以上、第2実施例に示
す昇降フレーム7では、旋回型ラムフオーク9が横行フ
レーム8にスタツカクレーン3の上下方向の中心線に対
して平行にずらして配置され、横行用駆動スプロケツト
チエーン15及び転倒防止用スプロケツトチエーン20
が横行フレーム8の下部及び上部に連結しており、コイ
ル用スタツカクレーン3の走行中や昇降フレーム7の昇
降移動時の安定性が高められるとともに、通路両側の格
納ラツク1に対してコイル10が自由に搬出入される。
またコイル10の通路両側の格納ラツク1への搬出入に
際して生じる横行フレーム8の傾きが確実に防止され
て、荷役の安全性が確保される。
【0025】(第3実施例) 次に図8〜図10により昇降フレーム7の第3実施例を
説明すると、図8及び図9において、昇降フレーム7
は、一対の方形枠7a、7aと、同各方形枠7aに結合
した上下複数の梁7b、7c、7dとにより構成されて
いる。そして梁7cの下面と梁7dの上面とに対向して
横行軌道部7e、7eが配置されている。
説明すると、図8及び図9において、昇降フレーム7
は、一対の方形枠7a、7aと、同各方形枠7aに結合
した上下複数の梁7b、7c、7dとにより構成されて
いる。そして梁7cの下面と梁7dの上面とに対向して
横行軌道部7e、7eが配置されている。
【0026】横行フレーム8は、単一の方形枠で、上端
は、梁7bの下面に対して間隙31をおいて自由であ
る。また側部に設けた各2個の横行車輪32、32が上
記上下対の横行軌道部7e、7eに係合し、横行フレー
ム8の上端と下端とは、昇降フレーム7上に設けて互い
が連動する横行用駆動スプロケツトチエーン15及び転
倒防止用スプロケツトチエーン20に連結しており、横
行フレーム8が転倒を防止されながらスムーズに横移動
するようになっている。
は、梁7bの下面に対して間隙31をおいて自由であ
る。また側部に設けた各2個の横行車輪32、32が上
記上下対の横行軌道部7e、7eに係合し、横行フレー
ム8の上端と下端とは、昇降フレーム7上に設けて互い
が連動する横行用駆動スプロケツトチエーン15及び転
倒防止用スプロケツトチエーン20に連結しており、横
行フレーム8が転倒を防止されながらスムーズに横移動
するようになっている。
【0027】図10は、上記横行用駆動スプロケツトチ
エーン15及び上記転倒防止用スプロケツトチエーン2
0の駆動系を示し、16が昇降フレーム7上に設けたモ
ータ、17がモータ16により駆動される駆動軸、13
が駆動軸17に取付けた横行用スプロケツトホイル、1
8が駆動軸17に取付けた転倒防止用スプロケツトホイ
ル、17′が昇降フレーム7の他の位置に取付けた複数
の従動軸、14が下側の従動軸17’に取付けた従動ス
プロケツトホイール、19が各従動軸17’に取付けた
従動スプロケツトホイールで、横行用駆動スプロケツト
チエーン15が横行用スプロケツトホイル13と従動ス
プロケツトホイール14との間に懸装され、各転倒防止
用スプロケツトチエーン20が各転倒防止用スプロケツ
トホイル18と各従動スプロケツトホイール19との間
に懸装され、横行用駆動スプロケツトチエーン15が連
結部33aを介して横行フレーム8の下部に連結し、各
転倒防止用スプロケツトチエーン20が連結部33bを
介して横行フレーム8の上部に連結している。
エーン15及び上記転倒防止用スプロケツトチエーン2
0の駆動系を示し、16が昇降フレーム7上に設けたモ
ータ、17がモータ16により駆動される駆動軸、13
が駆動軸17に取付けた横行用スプロケツトホイル、1
8が駆動軸17に取付けた転倒防止用スプロケツトホイ
ル、17′が昇降フレーム7の他の位置に取付けた複数
の従動軸、14が下側の従動軸17’に取付けた従動ス
プロケツトホイール、19が各従動軸17’に取付けた
従動スプロケツトホイールで、横行用駆動スプロケツト
チエーン15が横行用スプロケツトホイル13と従動ス
プロケツトホイール14との間に懸装され、各転倒防止
用スプロケツトチエーン20が各転倒防止用スプロケツ
トホイル18と各従動スプロケツトホイール19との間
に懸装され、横行用駆動スプロケツトチエーン15が連
結部33aを介して横行フレーム8の下部に連結し、各
転倒防止用スプロケツトチエーン20が連結部33bを
介して横行フレーム8の上部に連結している。
【0028】また転倒防止用スプロケツトチエーン20
は、旋回型ラムフオーク9の片寄った側に2本、反対側
に1本取付けることにより、荷重の片寄りをバランスさ
せている。なおチエーン15、20の取付け数と配置は
任意に変更して差し支えない。また旋回型ラムフオーク
9は、第1実施例(図3)及び第2実施例(図5)と同
様に、横行フレーム8の上下フレーム部に旋回可能に取
付けた垂直コラム部9aと、垂直コラム部9aの上下中
間部に取付けたラムフオーク部9bと、垂直コラム部9
a及びラムフオーク部9bをコイル用スタツカクレーン
3の左右方向に旋回させる駆動手段9cとにより構成さ
れている。
は、旋回型ラムフオーク9の片寄った側に2本、反対側
に1本取付けることにより、荷重の片寄りをバランスさ
せている。なおチエーン15、20の取付け数と配置は
任意に変更して差し支えない。また旋回型ラムフオーク
9は、第1実施例(図3)及び第2実施例(図5)と同
様に、横行フレーム8の上下フレーム部に旋回可能に取
付けた垂直コラム部9aと、垂直コラム部9aの上下中
間部に取付けたラムフオーク部9bと、垂直コラム部9
a及びラムフオーク部9bをコイル用スタツカクレーン
3の左右方向に旋回させる駆動手段9cとにより構成さ
れている。
【0029】そして旋回型ラムフオーク9が横行フレー
ム8にスタツカクレーン3の上下方向の中心線に対して
平行にずらして配置されており、図9に示すようにラム
フオーク部9bにコイル10を支持した状態で、コイル
10をコイル用スタツカクレーン3の左右何れかの方向
に180°旋回させることが可能である。以上、第3実
施例に示す昇降フレーム7では、旋回型ラムフオーク9
が横行フレーム8にコイル用スタツカクレーン3の上下
方向の中心線に対して平行にずらして配置されており、
コイル用スタツカクレーン3の走行中や昇降フレーム7
の昇降移動時の安定性が高められるとともに、通路両側
の格納ラツク1に対してコイル10が自由に搬出入され
る。またコイル10の通路両側の格納ラツク1への搬出
入に際して生じる横行フレーム8の傾きが確実に防止さ
れて、荷役の安全性が確保される。
ム8にスタツカクレーン3の上下方向の中心線に対して
平行にずらして配置されており、図9に示すようにラム
フオーク部9bにコイル10を支持した状態で、コイル
10をコイル用スタツカクレーン3の左右何れかの方向
に180°旋回させることが可能である。以上、第3実
施例に示す昇降フレーム7では、旋回型ラムフオーク9
が横行フレーム8にコイル用スタツカクレーン3の上下
方向の中心線に対して平行にずらして配置されており、
コイル用スタツカクレーン3の走行中や昇降フレーム7
の昇降移動時の安定性が高められるとともに、通路両側
の格納ラツク1に対してコイル10が自由に搬出入され
る。またコイル10の通路両側の格納ラツク1への搬出
入に際して生じる横行フレーム8の傾きが確実に防止さ
れて、荷役の安全性が確保される。
【0030】またコイル10搬出入時の横行フレーム8
の転倒モーメントがスプロケツトチエーン15、20に
より受け止められる。またスプロケツトチエーン15、
20が切断した非常事態発生時の横行フレーム8の転倒
モーメントが横行フレーム8の前後の車輪32、32と
上下の軌道7e、7eとにより受止められる。
の転倒モーメントがスプロケツトチエーン15、20に
より受け止められる。またスプロケツトチエーン15、
20が切断した非常事態発生時の横行フレーム8の転倒
モーメントが横行フレーム8の前後の車輪32、32と
上下の軌道7e、7eとにより受止められる。
【0031】またコイル用スタツカクレーン3は、走行
機枠5の走行操作、昇降フレーム7の昇降操作、横行フ
レーム8の横行移動操作、ラムフオーク9の旋回操作な
ど、全ての操作が遠隔自動制御可能である。
機枠5の走行操作、昇降フレーム7の昇降操作、横行フ
レーム8の横行移動操作、ラムフオーク9の旋回操作な
ど、全ての操作が遠隔自動制御可能である。
【0032】
【考案の効果】本考案のコイル用スタツカクレーンは前
記のように多段の格納ラツク沿いに軌道走行する上下に
長い走行機枠と、走行機枠に昇降可能に設けた昇降フレ
ームと、昇降フレームに横行可能に設けた横行フレーム
と、横行フレームに旋回可能に設けた旋回型ラムフオー
クとを有し、ラムフオークのフオーク部によりコイルを
支持するコイル用スタツカークレーンにおいて、横行フ
レームに旋回型ラムフオークをスタツカクレーンの上下
方向の中心線に対して平行にずらして配置しており、コ
イルの搬出入時、旋回型ラムフオークを旋回させて、コ
イルを横行フレームの中心線上に支持するので、走行機
枠の走行及び昇降フレームの昇降を安定的に行うことが
できる。
記のように多段の格納ラツク沿いに軌道走行する上下に
長い走行機枠と、走行機枠に昇降可能に設けた昇降フレ
ームと、昇降フレームに横行可能に設けた横行フレーム
と、横行フレームに旋回可能に設けた旋回型ラムフオー
クとを有し、ラムフオークのフオーク部によりコイルを
支持するコイル用スタツカークレーンにおいて、横行フ
レームに旋回型ラムフオークをスタツカクレーンの上下
方向の中心線に対して平行にずらして配置しており、コ
イルの搬出入時、旋回型ラムフオークを旋回させて、コ
イルを横行フレームの中心線上に支持するので、走行機
枠の走行及び昇降フレームの昇降を安定的に行うことが
できる。
【0033】また横行フレームの下部を昇降フレームに
設けた複数の横行用駆動スプロケツトチエーンに連結
し、横行フレームの上部を横行用駆動スプロケツトチエ
ーンに連動する転倒防止用スプロケツトチエーンに連結
しており、旋回型ラムフオークにより支持したコイルを
旋回型ラムフオークとともにスタツカクレーンの左右何
れかの方向に旋回させて、両側の格納ラツクに搬出入す
る際、横行フレームに生じる転倒モーメントを確実に支
持するので、横行フレームの横移動を安定的に行うこと
ができる。
設けた複数の横行用駆動スプロケツトチエーンに連結
し、横行フレームの上部を横行用駆動スプロケツトチエ
ーンに連動する転倒防止用スプロケツトチエーンに連結
しており、旋回型ラムフオークにより支持したコイルを
旋回型ラムフオークとともにスタツカクレーンの左右何
れかの方向に旋回させて、両側の格納ラツクに搬出入す
る際、横行フレームに生じる転倒モーメントを確実に支
持するので、横行フレームの横移動を安定的に行うこと
ができる。
【0034】また横行フレームの両側部に各一対の横行
車輪を設け、同各横行車輪を昇降フレームに上下に対向
して設けた横行軌道部に係合しており、チエーン切断の
非常事態発生時には、これらの横行車輪と横行軌道部と
により横行フレームの傾きを防止するので、この点から
も横行フレームの横移動を安定的に行うことができる。
車輪を設け、同各横行車輪を昇降フレームに上下に対向
して設けた横行軌道部に係合しており、チエーン切断の
非常事態発生時には、これらの横行車輪と横行軌道部と
により横行フレームの傾きを防止するので、この点から
も横行フレームの横移動を安定的に行うことができる。
【0035】またコイル用スタツカクレーンは、走行機
枠の走行操作、昇降フレームの昇降操作、横行フレーム
の横行移動操作、ラムフオークの旋回操作など、全ての
操作が遠隔自動制御可能であり、コイルの搬出入を自動
化・無人化できる。また前記従来のようにコイルの搬出
入にフオークリフトトラツクを使用した場合、対向して
設けた多段の格納ラツク間のフオークリフトトラツク用
通路を広くとると、立体格納倉庫の格納スペースが減少
する。また上記通路を狭くすると、通路部内でフオーク
リフトトラツクを反転させることができない。そのた
め、フオークリフトトラツクを通路に乗入れて、片側ラ
ツクに対するコイルの搬出入を行ったら、フオークリフ
トトラツクを一旦通路外へ出し、フオークリフトトラツ
クを左右反転させて、フオークを反対方向に向けた後、
格納ラツク間の通路へ再度乗入れなければならなくて、
コイル搬出入の作業能率を低下させていたが、本考案で
は、その必要がなくて、コイル搬出入の作業能率を向上
できる。
枠の走行操作、昇降フレームの昇降操作、横行フレーム
の横行移動操作、ラムフオークの旋回操作など、全ての
操作が遠隔自動制御可能であり、コイルの搬出入を自動
化・無人化できる。また前記従来のようにコイルの搬出
入にフオークリフトトラツクを使用した場合、対向して
設けた多段の格納ラツク間のフオークリフトトラツク用
通路を広くとると、立体格納倉庫の格納スペースが減少
する。また上記通路を狭くすると、通路部内でフオーク
リフトトラツクを反転させることができない。そのた
め、フオークリフトトラツクを通路に乗入れて、片側ラ
ツクに対するコイルの搬出入を行ったら、フオークリフ
トトラツクを一旦通路外へ出し、フオークリフトトラツ
クを左右反転させて、フオークを反対方向に向けた後、
格納ラツク間の通路へ再度乗入れなければならなくて、
コイル搬出入の作業能率を低下させていたが、本考案で
は、その必要がなくて、コイル搬出入の作業能率を向上
できる。
【図1】本考案のコイル用スタツカクレーンの第1実施
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
【図2】図1の矢視A−A線に沿う正面図である。
【図3】同第1実施例の昇降フレームを示す拡大斜視図
である。
である。
【図4】図3の矢視B−B線に沿う正面図である。
【図5】第2実施例の昇降フレームを示す拡大斜視図で
ある。
ある。
【図6】同第2実施例の昇降フレームを示す側面図であ
る。
る。
【図7】同第2実施例の横行駆動機構を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】第3実施例の昇降フレームを示す拡大斜視図で
ある。
ある。
【図9】同第3実施例の昇降フレームを示す側面図であ
る。
る。
【図10】同第3実施例の横行駆動機構を示す斜視図で
ある。
ある。
1 多段の格納ラツク 4a 通路の軌道 4b 通路の軌道 5 走行機枠 6 巻上機 6a 巻上索 7 昇降フレーム 7e 横行軌道部 8 横行フレーム 9 旋回型ラムフオーク 15 横行用駆動スプロケツトチエーン 20 転倒防止用スプロケツトチエーン 32 横行車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 桝井 弘樹 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 昭48−100872(JP,A) 実開 昭61−41111(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 多段の格納ラツク沿いに軌道走行する上
下に長い走行機枠と、同走行機枠に昇降可能に設けた昇
降フレームと、同昇降フレームに横行可能に設けた横行
フレームと、同横行フレームに旋回可能に設けた旋回型
ラムフオークとを有し、同旋回型ラムフオークのフオー
ク部によりコイルを支持するコイル用スタツカクレーン
において、前記横行フレームに前記旋回型ラムフオーク
をスタツカクレーンの上下方向の中心線に対して平行に
ずらして配置したことを特徴とするコイル用スタツカク
レーン。 - 【請求項2】 前記横行フレームの下部を前記昇降フレ
ームに設けた複数の横行用駆動スプロケツトチエーンに
連結し、同横行フレームの上部を同横行用駆動スプロケ
ツトチエーンに連動する転倒防止用スプロケツトチエー
ンに連結した請求項1記載のコイル用スタツカクレー
ン。 - 【請求項3】 前記横行フレームの両側部に各一対の横
行車輪を設け、同各横行車輪を前記昇降フレームに上下
に対向して設けた横行軌道に係合した請求項1又は2記
載のコイル用スタツカクレーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077431U JP2542772Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | コイル用スタツカクレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991077431U JP2542772Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | コイル用スタツカクレーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530010U JPH0530010U (ja) | 1993-04-20 |
JP2542772Y2 true JP2542772Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=13633817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991077431U Expired - Lifetime JP2542772Y2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | コイル用スタツカクレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542772Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4514594B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2010-07-28 | リンテック株式会社 | 入出庫装置 |
JP6772851B2 (ja) * | 2017-01-16 | 2020-10-21 | 村田機械株式会社 | スタッカクレーン |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48100872A (ja) * | 1972-04-10 | 1973-12-19 | ||
JPS59125383A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-19 | 株式会社 リケン | 被加熱体加熱用トレイの製造方法 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP1991077431U patent/JP2542772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0530010U (ja) | 1993-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970225 |