JP2024157264A - ビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法 - Google Patents
ビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024157264A JP2024157264A JP2023071518A JP2023071518A JP2024157264A JP 2024157264 A JP2024157264 A JP 2024157264A JP 2023071518 A JP2023071518 A JP 2023071518A JP 2023071518 A JP2023071518 A JP 2023071518A JP 2024157264 A JP2024157264 A JP 2024157264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- control
- control system
- facility
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 15
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims abstract description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 4
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 17
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 8
- 230000008569 process Effects 0.000 description 7
- 230000004044 response Effects 0.000 description 5
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000006806 disease prevention Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 230000036541 health Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Programme-control systems
- G05B19/02—Programme-control systems electric
- G05B19/04—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
- G05B19/042—Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
- G05B19/0423—Input/output
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/20—Pc systems
- G05B2219/25—Pc structure of the system
- G05B2219/25257—Microcontroller
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
【課題】 建物に設置された複数機器の制御を容易に一括設定することができるビル設備制御システムを提供する。
【解決手段】 ビルに設置されたビル設備を特定するビル設備IDと、ビルまたはビル設備の属性と、を記憶し、ビル設備IDと属性を対応付けて記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたビル設備IDと同一のビル設備IDの入力を受け付ける入力受付部と、入力受付部で受け付けたビル設備への制御指令を出力する制御指令部と、を備えた設備制御システムであって、入力受付部で受け付けたビル設備IDによって特定されるビル設備と同じ属性情報を備えた他のビル設備を特定するビル設備IDを抽出するビル設備抽出部と、前ビル設備抽出部で抽出したビル設備IDを出力する出力部と、を備えることを特徴とするビル設備制御システム。
【選択図】 図8
【解決手段】 ビルに設置されたビル設備を特定するビル設備IDと、ビルまたはビル設備の属性と、を記憶し、ビル設備IDと属性を対応付けて記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたビル設備IDと同一のビル設備IDの入力を受け付ける入力受付部と、入力受付部で受け付けたビル設備への制御指令を出力する制御指令部と、を備えた設備制御システムであって、入力受付部で受け付けたビル設備IDによって特定されるビル設備と同じ属性情報を備えた他のビル設備を特定するビル設備IDを抽出するビル設備抽出部と、前ビル設備抽出部で抽出したビル設備IDを出力する出力部と、を備えることを特徴とするビル設備制御システム。
【選択図】 図8
Description
本発明は、複数建物に分散設置された複数機器の制御を一括設定するビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法に関する。
複数建物に分散設置された複数機器の制御を一括設定する従来システムとして、特許文献1の広域管理システムが知られている。例えば、同文献の要約書には、課題として「利便性が高く、高効率かつ低コストであって操作拠点に拘束されない広域管理システムおよびそのプログラムを提供する。」と記載されており、解決手段として「本発明の広域管理システムは、複数の監視・制御対象機器105間に共通して設定される複数の入出力ポイントが記憶される記憶手段111、112、113、114と、機器制御装置104を介して監視・制御対象機器105を監視または制御する制御装置101とを備え、制御装置101によって、記憶手段111、112、113、114に記憶される入出力ポイントのうちから任意の入出力ポイントが選択されるとともに該選択された入出力ポイントを有する複数の監視・制御対象機器105を機器制御装置104を介して選択された入出力ポイントを用いて一括して監視または制御している。」と記載されている。また、同文献の図7には、建物A~Dに分散設置された各種機器が開示されている。このように、特許文献1には、複数建物に分散設置された各種機器の制御を一括設定できる広域管理システムが開示されている。
特許文献1では、同文献の段落0025で「図2に示すドア情報DB111は、データフィールドとして、・・・、ユーザがマンマシン装置102を用いての一括設定が有効(フラグ「1」)か無効(フラグ「0」)かを表す一括設定有効/無効111b、・・・の各データフィールドを有している。」と説明されるように、監視・制御対象のドア毎に一括設定の有効・無効を示すフラグが予め設定されている。これは、同文献の図3から図5に例示される、端末・接点・機械警護の各情報DBについても同様である。
また、同文献の段落0040で「接続機器一括設定制御選択画面G1には、ドア情報DB111(図2参照)、端末情報DB112(図3参照)、接点情報DB113(図4参照)、および機械警備情報DB114(図5参照)のデータのうち一括設定有効フラグ「1」のデータが取得されることにより、入退域管理システムSが管理する建物名称210のデータ(図示せず)、機器種別220のデータ、機器名称230のデータ(図示せず)が表示されるとともに、これらの各項目のデータ(図7の画面G1の表の1行に示される機器)を単数または複数の任意の数選択するためのチェックボックス200が表示される。」と説明され、段落0042で「接続機器一括設定制御選択画面G1において、ユーザは、表示される機器全部を選択する場合には機器全選択チェックボックス201にマウスでチェックを入れ、または、表示される機器のうち所望の機器を選択する場合には該所望の機器個別選択チェックボックス202にマウスでチェックを入れ、単数または複数の一括設定制御したい監視・制御対象機器105(図1参照)を選択し、一括設定ボタン203を押下する。」と説明されるように、特許文献1のシステムでは、一括設定可能な監視・制御対象機器をリスト化してユーザに提示した後、ユーザが選択した任意の機器に対してのみ一括設定を実行している。
しかしながら、建物に設置される機器の中には、一括設定可能な機器であるか否かが状況に応じて随時変動するものもあるため、この種の機器を制御対象とする場合には、一括設定の有効・無効を示すフラグを機器毎に事前に設定しなければならない、特許文献1のシステムを利用することができなかった。
そこで、本発明は、各建物の立地や用途、予報または速報された災害種別などの諸条件を考慮して、建物に設置された機器の制御を設定することができるビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のビル設備制御システムは、ビルに設置されたビル設備を特定するビル設備IDと、ビルまたはビル設備の属性と、を記憶し、ビル設備IDと属性を対応付けて記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたビル設備IDと同一のビル設備IDの入力を受け付ける入力受付部と、入力受付部で受け付けたビル設備への制御指令を出力する制御指令部と、を備えた設備制御システムであって、入力受付部で受け付けたビル設備IDによって特定されるビル設備と同じ属性情報を備えた他のビル設備を特定するビル設備IDを抽出するビル設備抽出部と、前ビル設備抽出部で抽出したビル設備IDを出力する出力部と、を備えるものとした。
本発明のビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法によれば、各建物の立地や用途、予報または速報された災害種別などの諸条件を考慮して、建物に設置された機器の制御を設定することができる。
以下、図面を用いて、本発明のビル設備制御システム1を説明する。
まず、図1から図8を用いて、ビル設備制御システム1の制御対象がエレベータである場合の実施例である、エレベータ制御システム1Aを説明する。
図1は、本実施例のエレベータ制御システム1Aの機能ブロック図である。ここに示すように、本実施例のエレベータ制御システム1Aは、通信ネットワークNを介して、管理者端末2、顧客端末3、ビル設備制御装置4(エレベータ制御装置4A)、情報提供サーバ5、ビルセンサ6(重量センサ6A)などと、通信可能に接続されている。なお、通信ネットワークNは、インターネット回線、電話回線などであり、有線、無線は問わない。以下、管理者端末2、顧客端末3、エレベータ制御装置4A、情報提供サーバ5、ビルセンサ6(重量センサ6A)を概説した後、本実施例のエレベータ制御システム1Aの詳細を説明する。
<管理者端末2>
管理者端末2は、ビル設備を保守管理するビル設備保守会社等の管理者が使用する端末であり、具体的には、エレベータ制御システム1Aを管理するための、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット等である。この管理者端末2は、主に、エレベータ制御システム1A内に各種データベースを新規作成したり、各種データベース内のデータを編集したりする際に利用される。
管理者端末2は、ビル設備を保守管理するビル設備保守会社等の管理者が使用する端末であり、具体的には、エレベータ制御システム1Aを管理するための、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット等である。この管理者端末2は、主に、エレベータ制御システム1A内に各種データベースを新規作成したり、各種データベース内のデータを編集したりする際に利用される。
<顧客端末3>
顧客端末3は、ビルを管理するビル管理会社等の顧客が使用する端末であり、具体的には、エレベータ制御装置4Aを管理するための、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット等である。この顧客端末3は、主に、一括制御の対象となるエレベータを選択したり、選択したエレベータに所定の制御指令を実行させたりする際に利用される。この顧客端末3に、エレベータ制御システム1A内の各種データベースを編集する機能を担わせても良い。
顧客端末3は、ビルを管理するビル管理会社等の顧客が使用する端末であり、具体的には、エレベータ制御装置4Aを管理するための、パーソナルコンピューター、スマートフォン、タブレット等である。この顧客端末3は、主に、一括制御の対象となるエレベータを選択したり、選択したエレベータに所定の制御指令を実行させたりする際に利用される。この顧客端末3に、エレベータ制御システム1A内の各種データベースを編集する機能を担わせても良い。
<エレベータ制御装置4A>
エレベータ制御装置4Aは、ビルに設置されたエレベータの故障を監視したり、エレベータ制御システム1Aからの制御指令に応じてエレベータを制御したりするコンピュータである。なお、図1では省略しているが、各々のエレベータ制御装置4Aには、制御対象であるエレベータの乗りかごを昇降させる巻上機や、乗りかごのドア開閉装置等が接続されている。
エレベータ制御装置4Aは、ビルに設置されたエレベータの故障を監視したり、エレベータ制御システム1Aからの制御指令に応じてエレベータを制御したりするコンピュータである。なお、図1では省略しているが、各々のエレベータ制御装置4Aには、制御対象であるエレベータの乗りかごを昇降させる巻上機や、乗りかごのドア開閉装置等が接続されている。
<情報提供サーバ5>
情報提供サーバ5は、エレベータ制御システム1Aからの要求に応じて、各種の情報を提供するサーバである。例えば、情報提供サーバ5が気象庁のサーバであれば、管理対象ビルの住所に対応する、天候、地震などの予報情報・速報情報を提供する。情報提供サーバ5が電力会社のサーバであれば、管理対象ビルの住所に対応する、停電などの情報を提供する。情報提供サーバ5が厚生労働省のサーバであれば、管理対象ビルの住所に対応する、疫病発生などの情報を提供する。
情報提供サーバ5は、エレベータ制御システム1Aからの要求に応じて、各種の情報を提供するサーバである。例えば、情報提供サーバ5が気象庁のサーバであれば、管理対象ビルの住所に対応する、天候、地震などの予報情報・速報情報を提供する。情報提供サーバ5が電力会社のサーバであれば、管理対象ビルの住所に対応する、停電などの情報を提供する。情報提供サーバ5が厚生労働省のサーバであれば、管理対象ビルの住所に対応する、疫病発生などの情報を提供する。
<ビルセンサ6(重量センサ6A)>
ビルセンサ6は、エレベータ制御システム1Aからの要求に応じて、各種の計測情報を提供するセンサである。例えば、ビルセンサ6がエレベータ乗りかごに設置された重量センサ6Aであれば、各乗りかご内の概略の搭乗人数(混雑度)の情報を提供する。なお、図1から明らかなように、エレベータ制御システム1Aには複数のビルセンサ6を接続することができる。
ビルセンサ6は、エレベータ制御システム1Aからの要求に応じて、各種の計測情報を提供するセンサである。例えば、ビルセンサ6がエレベータ乗りかごに設置された重量センサ6Aであれば、各乗りかご内の概略の搭乗人数(混雑度)の情報を提供する。なお、図1から明らかなように、エレベータ制御システム1Aには複数のビルセンサ6を接続することができる。
<エレベータ制御システム1A>
エレベータ制御システム1Aは、顧客端末3等からの入力に応じて、任意のエレベータ制御装置4Aに出力する制御指令を生成するサーバであり、情報入力部11と、記憶部12と、情報処理部13と、レコメンド生成部14と、制御指令部15を備えている。なお、このエレベータ制御システム1Aは、具体的には、CPU等の演算装置、半導体メモリ等の主記憶装置、ハードディスク等の補助記憶装置、および、通信装置などのハードウェアを備えたコンピュータである。そして、演算装置がデータベースを参照しながら所定のプログラムを実行することで、上記した各機能部を実現するが、以下では、このような周知技術を適宜省略しながら、各機能部の概要を説明する。
エレベータ制御システム1Aは、顧客端末3等からの入力に応じて、任意のエレベータ制御装置4Aに出力する制御指令を生成するサーバであり、情報入力部11と、記憶部12と、情報処理部13と、レコメンド生成部14と、制御指令部15を備えている。なお、このエレベータ制御システム1Aは、具体的には、CPU等の演算装置、半導体メモリ等の主記憶装置、ハードディスク等の補助記憶装置、および、通信装置などのハードウェアを備えたコンピュータである。そして、演算装置がデータベースを参照しながら所定のプログラムを実行することで、上記した各機能部を実現するが、以下では、このような周知技術を適宜省略しながら、各機能部の概要を説明する。
<<情報入力部11>>
情報入力部11は、管理者端末2、情報提供サーバ5、ビルセンサ6等から入力された各種情報を記憶部12内の適当なデータベースに登録する機能部である。
情報入力部11は、管理者端末2、情報提供サーバ5、ビルセンサ6等から入力された各種情報を記憶部12内の適当なデータベースに登録する機能部である。
<<記憶部12>>
記憶部12は、管理者端末2を用いて作成された、複数のデータベースを記憶する機能部である。ここに記憶されるデータベースは、顧客情報データベース12a、ログイン情報データベース12b、制御メニューデータベース12c、属性情報データベース12d、制御指令データベース12eである。以下、各データベースを順次概説する。
記憶部12は、管理者端末2を用いて作成された、複数のデータベースを記憶する機能部である。ここに記憶されるデータベースは、顧客情報データベース12a、ログイン情報データベース12b、制御メニューデータベース12c、属性情報データベース12d、制御指令データベース12eである。以下、各データベースを順次概説する。
顧客情報データベース12aは、各顧客の管轄ビルの住所等の情報を管理するテーブルであり、図2に例示するように、顧客名と、顧客を特定するために顧客毎に割り当てたユニークな顧客IDと、ビルを特定するためにビル毎に割り当てたユニークなビルIDと、各ビルの住所が登録されている。
ログイン情報データベース12bは、各顧客の顧客端末3をエレベータ制御システム1Aに接続するためのログイン情報を管理するテーブルであり、図3に例示するように、顧客IDと、顧客端末3をエレベータ制御システム1Aに接続する際に必要なパスワードが登録されている。従って、エレベータ制御システム1Aは、正しい組み合わせの顧客IDとパスワードが入力された場合にのみ、その顧客端末3との通信を許可する。
制御メニューデータベース12cは、各エレベータで実行可能な制御メニューを管理するテーブルであり、図4に例示するように、顧客IDと、ビルIDと、エレベータを特定するためにエレベータ毎に割り当てたユニークなエレベータIDと、各エレベータの仕様に応じて実行可能な制御メニューが登録されている。なお、図示する制御メニューのうち、冠水待避は、豪雨などの影響で冠水が予想される場合などに、乗りかごを最上階で休止させたり、基準階を最上階に変更したりする制御である。運転休止は、夜間や休日などに、節電のためエレベータの運転を休止する制御である。地震管制は、緊急地震速報を受信した場合に、走行中の乗りかごを最寄り階に停止させる制御である。密集回避は、疫病下で乗りかご内に多人数が乗車した場合に人同士の間隔を空けるよう、かご内スピーカーやかご内ディスプレイ等で警告する制御である。映像表示は、かご内ディスプレイに所望の映像を表示する制御である。制御メニューデータベースで管理される制御メニューは後述される属性情報データベースで管理される属性情報と対応付けられて管理されてもよい。
属性情報データベース12dは、ビルやエレベータの属性を管理するテーブルであり、図5Aに例示するように、顧客IDと、ビルIDと、エレベータIDと、制御メニューと、属性情報が登録されている。属性情報は、例えば、建物用途、都道府県、市区町村、発令中の要注意災害、搭乗人数などの、各ビル・各エレベータの属性に関するであり、必要に応じて随時更新される情報である。要注意災害として登録される内容は、例えば、各種の情報提供サーバ5から入力された、「台風・豪雨」、「河川氾濫」、「広域停電」、「地震」、「疫病」等のデータである。なお、属性情報としては、図示するもの以外に、エレベータ稼働率、階床数、かご内混雑度、天候情報、ビル内やビル周辺でのイベント情報などを登録しても良い。オフィスビルや商業施設のイベント情報にはビルの休館日等も含まれ、マンションのイベント情報にはゴミの日のスケジュールや断水日の情報等も含まれる。イベント情報は曜日ごとに記憶されてもよいし、日や時間ごとに記憶されてもよい。なお、図5Bに例示されるように、属性情報の項目と制御メニューの項目を対応付けて記憶してもよい。例えば、冠水退避運転を設定する際に考慮する属性情報は、要注意災害情報、都道府県および市区町村情報であり、該当する属性情報を対応付けて記憶する。密集回避運転は、建物用途および混雑度と対応付けられるようにしてもよい。
制御指令データベース12eは、顧客が入力した制御指令を管理するテーブルであり、図6に例示するように、顧客IDと、ビルIDと、エレベータIDと、制御メニューと、制御指令日時と、制御指令の実行結果が登録されている。なお、図6の例は、共に東京都aa区に所在するビルAのエレベータ001と、ビルCのエレベータ0004の2台に、同時刻に冠水待避の制御指令を発した結果、双方のエレベータの乗りかごが最上階に待避したことを示している。
<<情報処理部13>>
情報処理部13は、記憶部12内の各データベースに基づいて顧客端末3に表示するGUI(Graphical User Interface)を生成する画面生成部13a、顧客端末3からの入力を受け付け指令に応じてビル設備抽出部14を起動する入力受付部13b、画面生成部で生成した画面を顧客端末3へ出力する出力部13c、制御指令データベース12eを編集する制御指令データベース編集部13dを有する。この情報処理部13の詳細は後述することとする。
情報処理部13は、記憶部12内の各データベースに基づいて顧客端末3に表示するGUI(Graphical User Interface)を生成する画面生成部13a、顧客端末3からの入力を受け付け指令に応じてビル設備抽出部14を起動する入力受付部13b、画面生成部で生成した画面を顧客端末3へ出力する出力部13c、制御指令データベース12eを編集する制御指令データベース編集部13dを有する。この情報処理部13の詳細は後述することとする。
<<レコメンド生成部14>>
レコメンド生成部14は、顧客が、あるエレベータを制御指令の送信先に定めた場合に、そのエレベータの属性する属性抽出部14b、属性抽出部14bで抽出した属性と同一の属性を有するエレベータを抽出するビル設備抽出部を有し、同じ制御指令の送信先候補として他のエレベータを推薦する機能部である。このレコメンド生成部14の詳細は後述することとする。
レコメンド生成部14は、顧客が、あるエレベータを制御指令の送信先に定めた場合に、そのエレベータの属性する属性抽出部14b、属性抽出部14bで抽出した属性と同一の属性を有するエレベータを抽出するビル設備抽出部を有し、同じ制御指令の送信先候補として他のエレベータを推薦する機能部である。このレコメンド生成部14の詳細は後述することとする。
<<制御指令部15>>
制御指令部15は、制御指令データベース12eに登録されたデータに基づいて、エレベータ制御装置4Aに制御指令を送信するとともに、エレベータ制御装置4Aによる制御結果を取得して制御指令データベース12eに登録する機能部である。この制御指令部15の詳細は後述することとする。
制御指令部15は、制御指令データベース12eに登録されたデータに基づいて、エレベータ制御装置4Aに制御指令を送信するとともに、エレベータ制御装置4Aによる制御結果を取得して制御指令データベース12eに登録する機能部である。この制御指令部15の詳細は後述することとする。
<エレベータ制御システム1Aと顧客端末3の協働時のGUIの遷移>
次に、図7Aから図7Eを用いて、エレベータ制御システム1Aと顧客端末3の協働時の、顧客端末3の画面表示の遷移を説明する。なお、以下では、各種データベースに、図2から図5Aで例示したデータが登録されているものとする。
次に、図7Aから図7Eを用いて、エレベータ制御システム1Aと顧客端末3の協働時の、顧客端末3の画面表示の遷移を説明する。なお、以下では、各種データベースに、図2から図5Aで例示したデータが登録されているものとする。
図7Aは、エレベータ制御システム1Aへのログイン後に、顧客端末3のディスプレイに表示されるGUI30の一例である。このGUI30は、制御メニューデータベース12cの制御メニュー列から取得した制御メニューをボタン形式で列挙したものであり、この例では、冠水待避ボタン31、運転休止ボタン32、地震管制ボタン33、密集回避ボタン34、映像表示ボタン35等の各ボタンが表示されている。そして、顧客が所望のボタンを押下すれば、押下したボタン相当の制御の対象エレベータを選択する次のGUIに遷移する。なお、以下では、冠水待避ボタン31が押下され、冠水待避の対象エレベータの選択GUIに遷移した例を説明する。
図7Bは、図7Aで冠水待避ボタン31を押下した場合に表示されるGUI310の一例である。このGUI310は、冠水待避制御を実行可能なエレベータを顧客に報知するとともに、少なくとも1台の制御対象エレベータを顧客に選択させるためのGUIである。図示するように、GUI310の顧客名欄311には、ログイン中の顧客名「xx管理会社」が表示され、制御メニュー欄312には、顧客が選択した制御メニュー「冠水待避」が表示され、エレベータリスト313には「冠水待避」機能を備えたエレベータのエレベータIDがビルIDと共に表示される。このエレベータリスト313には、「冠水待避」制御を実行するエレベータを選択するためのチェックボックスが設けられており、この例では、エレベータ001が選択されている。また、レコメンドボタン314は、顧客がレコメンド生成部14によるレコメンドを希望する際に押下するボタンであり、実行ボタン315は、選択したエレベータのエレベータ制御装置4Aに対し制御指令を送信する際に押下するボタンである。そして、顧客が所望のボタンを押下すれば、次のGUIに遷移する。
図7Cは、図7Bでレコメンドボタン314を押下した後に表示される、レコメンドに使用した属性情報を報知するためのGUI314aの一例である。図7Bでは、顧客は、エレベータ001での冠水待避実行を選択したため、レコメンド生成部14は、属性情報データベース12dのエレベータ001の属性情報をレコメンドに使用した属性情報として抽出・報知する。例えば、図5Bの属性情報データベース12dから「冠水退避」の対応属性を抽出する。次に、図5Aの属性情報データベース12dで、エレベータ001を設置したビルAの建物用途が「オフィスビル」、ビルAの所在地が「東京都」「aa区」であり、制御メニュー「冠水待避」に対応する要注意災害が「台風・豪雨」または「河川氾濫」であるため、レコメンド生成部14は、これらをレコメンドに利用する属性情報として抽出し、顧客端末3のディスプレイに図7CのようなGUI314aを表示する。そして、顧客が確認ボタン314bを押下すれば、次のGUIに遷移する。制御メニューと対応付けられた属性情報のみを用いることによって、必要なビル設備のみ制御メニューの設定をリコメンドすることが可能となる。
図7Dは、図7Bでレコメンドボタン314を押下した後に表示される、レコメンドに使用した属性情報を報知するためのGUI314aの別例である。図7Cの例では、レコメンド生成部14が抽出した属性情報の全てをレコメンド生成に使用したが、一部の属性情報の利用を顧客が希望しない場合もある。そこで、図7Dでは、レコメンド生成部14が抽出した属性情報毎に、レコメンド生成時に使用するか否かを選択するチェックボックスを設け、利用する属性情報を顧客が任意に設定できるようにした。従って、何れかのチェックを外した状態で確認ボタン314bを押下すれば、チェックされた属性情報のみを用いてレコメンドが再生成された後、次のGUIに遷移する。ここでチェックを外した項目については、図5Bに例示される制御メニューの情報と属性情報とが対応付けられた情報を更新してもよい。例えば、建物用途が冠水退避運転を行うかの判定に不要と判断されされ、ユーザによってチェックが外された場合には、次回以降冠水退避運転の設定の際には建物用途が考慮されなくなる構成としてもよい。当該構成により、制御メニューの実行に必要な属性情報の更新が可能となり、精度よく制御メニューのリコメンドを行うことができる。
図7Eは、図7Cまたは図7Dで確認ボタンを押下した後に表示されるGUI310の一例である。このGUI310は、レコメンド生成部14によってビルCのエレベータ004をリストに追加した画面であるため、メッセージ欄316には、「レコメンドによりビルの選択を追加しました。」のように、顧客が選択したエレベータ以外のエレベータが追加された旨が表示される。
なお、図7Bの時点で実行ボタン315を直接押下した場合には、レコメンド生成部14によるレコメンドが実行されないため、図7EのGUI310に代え、顧客が選択したエレベータ001のみをエレベータリスト313に含むGUIが表示されることになる。
<エレベータ制御のフローチャート>
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施例のエレベータ制御の詳細を説明する。なお、本フローチャートの開始に先立ち、エレベータ制御システム1Aの記憶部12内の各データベースには、図2から図5Aに例示したような、管理者端末2や情報提供サーバ5等から入力された適当なデータが登録されているものとする。
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施例のエレベータ制御の詳細を説明する。なお、本フローチャートの開始に先立ち、エレベータ制御システム1Aの記憶部12内の各データベースには、図2から図5Aに例示したような、管理者端末2や情報提供サーバ5等から入力された適当なデータが登録されているものとする。
ステップS1では、情報処理部13は、顧客端末3から入力された顧客IDとパスワードを、ログイン情報データベース12bと照合し、顧客IDとパスワードの組み合わせが正しければ、その顧客端末3のログインを許可する。そして、情報処理部13は、制御メニューデータベース12cに基づいて、エレベータ制御メニューのGUIを生成し、顧客端末3のディスプレイに表示する(図7A参照)。その後、顧客端末3から実行希望の制御メニューが入力されると、ステップS2に進む。
ステップS2では、情報処理部13は、制御メニューデータベース12cに基づいて、ステップS1で選択された制御メニューを実行可能なエレベータを抽出した後、エレベータリスト313のGUIを生成し、顧客端末3のディスプレイに表示する(図7B参照)。なお、顧客端末3のディスプレイには、エレベータリスト313とともに、レコメンドボタン314と、実行ボタン315も表示される(図7B参照)。
ステップS3では、情報処理部13は、エレベータリスト313から少なくとも1台のエレベータIDが選択された後、レコメンドボタン314か実行ボタン315が押下されたかを判定する。そして、レコメンドボタン314が押下された場合はステップS4に進み、実行ボタン315が押下された場合はステップS11に進む。
ステップS4では、情報処理部13は、レコメンド生成部14を起動する。
ステップS5では、レコメンド生成部14は、属性情報データベース12dを参照し、ステップS3で顧客が選択したエレベータの属性情報と同じ属性情報を持ち、かつ、同一顧客のエレベータが存在するかを判定する。そして、要件を満たす場合はステップS6に進み、要件を満たさない場合はステップS7に進む。なお、本ステップで評価する属性情報は、属性情報の項目と制御メニューの項目の対応付けされた情報(図5B)を用いて、ステップS1で選択した制御メニューの実行に影響を与えるものに限定され、同制御メニューの実行に影響を与えない属性情報を考慮しないものとしてもよい。
ステップS6では、レコメンド生成部14は、ステップS5の要件を満たすエレベータを抽出し、情報処理部13に通知する。
一方、ステップS7では、レコメンド生成部14は、ステップS5の要件を満たすエレベータが存在しないことを示すエラー情報を情報処理部13に通知する。
ステップS8では、情報処理部13は、ステップS6またはステップS7の通知に基づいて、エレベータリスト313を更新する。すなわち、ステップS5の要件を満たすエレベータが存在する場合には、ステップS3で顧客が選択したエレベータと、ステップS5の要件を満たすエレベータからなるエレベータリスト313に更新する(図7E参照)。一方、ステップS5の要件を満たすエレベータが存在しない場合には、ステップS3で顧客が選択したエレベータのみからなるエレベータリスト313に更新する。
ステップS9では、情報処理部13は、ステップS8でエレベータリストの更新に使用した属性情報を顧客に提示するGUIを生成し、顧客端末3のディスプレイに表示する(図7C、図7D参照)。そして、表示された属性情報の適否を判断した顧客が確認ボタン314bを押下すると、ステップS10に進む。
ステップS10では、情報処理部13は、ステップS8で更新したエレベータリスト313を顧客端末3のディスプレイに表示するとともに、更新後のエレベータリスト313を確認した顧客が実行ボタン315を押下するのを待つ(図7E参照)。そして、顧客端末3で実行ボタン315が押下されると、ステップS11に進む。なお、ステップS8で追加されたエレベータには、ステップS2で選択した制御メニューの実行対象外としたいものが含まれる場合がある。そのような場合には、顧客は、エレベータリスト313のチェックボックスの任意のチェックを外した後、実行ボタン315を押下すれば良い。
ステップS11では、情報処理部13は、ステップS1で選択された制御メニューを、ステップS10で選択したエレベータにて実行するために必要な制御指令情報を、制御指令データベース12eに登録する。本ステップで制御指令データベース12eに登録する制御指令情報は、図6に例示した情報のうち、顧客IDと、ビルIDと、エレベータIDと、制御メニューと、制御指令日時である。
ステップS12では、制御指令部15は、制御指令データベース12eを定期的に監視し、新たに登録された制御指令情報があれば、その新たな制御指令情報を検出する。
ステップS13では、制御指令部15は、ステップS12で検出した制御指令情報に基づいて、制御指令を生成するとともに、制御指令情報で指定されたエレベータIDに対応するエレベータ制御装置4Aに生成した制御指令を送信する。
ステップS14では、制御指令部15から制御指令を受けたエレベータ制御装置4Aは、当該制御指令で指定された制御メニュー相当の制御を実行する。そして、当該制御が成功すると、エレベータ制御装置4Aは、当該制御の成功を制御結果として制御指令部15に通知する。一方、当該制御が失敗すると、エレベータ制御装置4Aは、当該制御の失敗を制御結果として制御指令部15に通知する。
ステップS15では、制御指令部15は、ステップS14でエレベータ制御装置4Aから受信した制御結果を制御指令データベース12eに登録する(図6参照)。
ステップS16では、情報処理部13は、制御指令データベース12eを定期的に監視し、新たに登録された制御結果があれば、その制御結果を顧客端末3のディスプレイに表示する。これにより、顧客は、ステップS10で選択した各エレベータでの制御結果を把握することができる。
<本実施例の効果>
以上で説明したように、本実施例のエレベータ制御システム1Aによれば、各建物の立地や用途、予報または速報された災害種別などの諸条件を考慮して、顧客が制御対象に定めた1台のエレベータと同じ属性情報を持つ他のエレベータを自動的に抽出することで、複数建物に分散設置された複数エレベータの制御を容易に一括設定することができる。
以上で説明したように、本実施例のエレベータ制御システム1Aによれば、各建物の立地や用途、予報または速報された災害種別などの諸条件を考慮して、顧客が制御対象に定めた1台のエレベータと同じ属性情報を持つ他のエレベータを自動的に抽出することで、複数建物に分散設置された複数エレベータの制御を容易に一括設定することができる。
次に、本発明の実施例2として、制御対象ビル設備がエスカレータであるエスカレータ制御システム1Bを説明する。なお、以下では実施例1との共通点の重複説明を省略するが、本実施例の理解に際しては、実施例1のエレベータ制御装置をエスカレータ制御装置と読み替えたり、エレベータIDをエスカレータIDと読み替えたり、エレベータ制御メニューをエスカレータ制御メニューと読み替えたりしつつ、実施例1を参照すればよい。
実施例1の制御メニューデータベース12cでは、エレベータ用の制御メニューとして、冠水退避、運転休止、地震管制、密集回避、映像表示を用意した(図4参照)。これに対し、本実施例では、エスカレータでも実現可能な制御メニューとして、運転休止、地震管制を用意する。
このエスカレータ制御システム1Bによっても、各建物の立地や用途、予報または速報された災害種別などの諸条件を考慮して、顧客が制御対象に定めた1台のエスカレータと同じ属性情報を持つ他のエスカレータを自動的に抽出することで、複数建物に分散設置された複数エスカレータの制御を容易に一括設定することができる。
次に、本発明の実施例3として、制御対象ビル設備がエアコンであるエアコン制御システム1Cを説明する。なお、以下では実施例1との共通点の重複説明を省略するが、本実施例の理解に際しては、実施例1のエレベータ制御装置をエアコン制御装置と読み替えたり、エレベータIDをエアコンIDと読み替えたり、エレベータ制御メニューをエアコン制御メニューと読み替えたりしつつ、実施例1を参照すればよい。
実施例1の制御メニューデータベース12cでは、エレベータ用の制御メニューとして、冠水退避、運転休止、地震管制、密集回避、映像表示を用意した(図4参照)。これに対し、本実施例では、エアコンでも実現可能な制御メニューとして、運転休止を用意する。
また、実施例1では、ビルセンサ6として重量センサ6Aを用いたが、本実施例では、各エアコン近傍の照明のオンオフを検出するライトセンサ6Cを用いる。従って、実施例1の属性情報12dに登録された搭乗人数情報に代え、本実施例の属性情報12dには、各エアコン近傍のライトセンサ6Cが検出した照明のオンオフ情報が登録される。
このエアコン制御システム1Cによっても、各建物の立地や用途、照明のオンオフ情報などの諸条件を考慮して、顧客が制御対象に定めた1台のエアコンと同じ属性情報を持つ他のエアコンを自動的に抽出することで、複数建物に分散設置された複数エアコンの制御を容易に一括設定することができる。
次に、本発明の実施例4として、制御対象ビル設備がサイネージであるサイネージ制御システム1Dを説明する。なお、以下では実施例1との共通点の重複説明を省略するが、本実施例の理解に際しては、実施例1のエレベータ制御装置をサイネージ制御装置と読み替えたり、エレベータIDをサイネージIDと読み替えたり、サイネージ制御メニューをサイネージ制御メニューと読み替えたりしつつ、実施例1を参照すればよい。
実施例1の制御メニューデータベース12cでは、エレベータ用の制御メニューとして、冠水退避、運転休止、地震管制、密集回避、映像表示を用意した(図4参照)。これに対し、本実施例では、サイネージでも実現可能な制御メニューとして、表示休止、映像表示を用意する。
また、実施例1では、ビルセンサ6として重量センサ6Aを用いたが、本実施例では、各サイネージ近傍の人の有無を検出する人感センサ6Dを用いる。従って、実施例1の属性情報12dに登録された搭乗人数情報に代え、本実施例の属性情報12dには、各サイネージ近傍の人感センサ6Dが検出した人の有無の情報が登録される。
本実施例のサイネージは、建物用途に応じて主たる表示内容が定まるディスプレイである。例えば、建物用途がオフィスビルであれば、各階の会社名を案内したり、ニュースを表示したりする。建物用途が駅舎であれば、各線の乗り場を案内したり、時刻表を表示したりする。建物用途が商業施設であれば、セールス情報を表示したり、休業日を表示したりする。建物用途がマンションであれば、ごみ収集日を表示したり、定期清掃日を表示したりする。建物用途が病院であれば、疫病対策の方法を表示したり、休診日を表示したりする。
このサイネージ制御システム1Dによっても、各建物の立地や用途、人感センサの検出情報などの諸条件を考慮して、顧客が制御対象に定めた1台のサイネージと同じ属性情報を持つ他のサイネージを自動的に抽出することで、複数建物に分散設置された複数サイネージの制御を容易に一括設定することができる。
なお、上述した実施例は一例にすぎず、複数の場所に設置された設備を一括で制御する場合には上述の設備に限られるものではない。制御する設備によって実施例に記載がない属性情報を用いて一括制御する設備を特定してもよい
また、上述した各実施の形態および変形例において、機能ブロックの構成は一例に過ぎない。別々の機能ブロックとして示したいくつかの機能構成を一体に構成してもよいし、1つの機能ブロック図で表した構成を2以上の機能に分割してもよい。また各機能ブロックが有する機能の一部を他の機能ブロックが備える構成としてもよい。
また、上述した各実施の形態および変形例において、機能ブロックの構成は一例に過ぎない。別々の機能ブロックとして示したいくつかの機能構成を一体に構成してもよいし、1つの機能ブロック図で表した構成を2以上の機能に分割してもよい。また各機能ブロックが有する機能の一部を他の機能ブロックが備える構成としてもよい。
上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1 ビル設備制御システム
1A エレベータ制御システム
11 情報入力部
12 記憶部
12a 顧客情報データベース
12b ログイン情報データベース
12c 制御メニューデータベース
12d 属性情報データベース
12e 制御指令データベース
13 情報処理部
13a 画面生成部
13b 入力受付部
13c 出力部
13d データベース編集部
14 レコメンド生成部
14a ビル設備抽出部
14b 属性抽出部
15 制御指令部
1B エスカレータ制御システム
1C エアコン制御システム
1D サイネージ制御システム
2 管理者端末
3 顧客端末
4 ビル設備制御装置
4A エレベータ制御装置
4B エスカレータ制御装置
4C エアコン制御装置
4D サイネージ制御装置
5 情報提供サーバ
6 ビルセンサ
6A 重量センサ
6C ライトセンサ
6D 人感センサ
1A エレベータ制御システム
11 情報入力部
12 記憶部
12a 顧客情報データベース
12b ログイン情報データベース
12c 制御メニューデータベース
12d 属性情報データベース
12e 制御指令データベース
13 情報処理部
13a 画面生成部
13b 入力受付部
13c 出力部
13d データベース編集部
14 レコメンド生成部
14a ビル設備抽出部
14b 属性抽出部
15 制御指令部
1B エスカレータ制御システム
1C エアコン制御システム
1D サイネージ制御システム
2 管理者端末
3 顧客端末
4 ビル設備制御装置
4A エレベータ制御装置
4B エスカレータ制御装置
4C エアコン制御装置
4D サイネージ制御装置
5 情報提供サーバ
6 ビルセンサ
6A 重量センサ
6C ライトセンサ
6D 人感センサ
Claims (9)
- ビルに設置されたビル設備を特定するビル設備IDと、前記ビルまたは前記ビル設備の属性と、を記憶し、前記ビル設備IDと前記属性を対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記ビル設備IDと同一のビル設備IDの入力を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部で受け付けた前記ビル設備への制御指令を出力する制御指令部と、
を備えた設備制御システムであって、
前記入力受付部で受け付けたビル設備IDによって特定されるビル設備と同じ属性情報を備えた他のビル設備を特定するビル設備IDを抽出するビル設備抽出部と、
前記ビル設備抽出部で抽出したビル設備IDを出力する出力部と、
を備えることを特徴とするビル設備制御システム。 - 請求項1に記載のビル設備制御システムにおいて、
前記記憶部は前記ビル設備で実行可能な制御である制御メニューを記憶し、
前記記憶部に記憶された属性は複数の項目の属性を有し、前記記憶部に記憶された前記制御メニューは一つ以上の特定の属性情報と対応付けられて記憶され、
前記入力受付部は、前記記憶部で記憶される制御メニューが入力され、
前記ビル設備抽出部は、前記入力受付部において入力された制御メニューと対応する属性と同じ属性が対応付けられた他のビル設備を特定するビル設備IDを抽出することを特徴とするビル設備制御システム。 - 請求項2に記載のビル設備制御システムにおいて、
前記入力受付部は顧客が使用する顧客端末からの入力を受け付け、
前記出力部は、前記他のビル設備の抽出に使用した属性情報を顧客端末に表示することを特徴とするビル設備制御システム。 - 請求項3に記載のビル設備制御システムにおいて、
前記顧客端末で出力する画面を生成する出力画面生成部を有し、
前記出力画面生成部は前記ビル設備抽出部でビル設備の抽出に用いた属性を選択可能な画面を生成し、
前記顧客端末に表示した前記属性の一部の選択が解除された場合、前記ビル設備抽出部は、選択が解除されなかった属性のみを用いて、前記他のビル設備を再抽出し、
前記記憶部は、選択が解除された属性情報について、制御メニューと属性との対応付けを解除することを特徴とするビル設備制御システム。 - 請求項3に記載のビル設備制御システムにおいて、
前記記憶部は顧客を特定する顧客IDを記憶し、
前記顧客端末から入力されたビル設備と、同一の顧客IDを有するビル設備を抽出するビル設備制御システム。 - 請求項3に記載のビル設備制御システムにおいて、
前記ビル設備に送信する制御指令を生成する制御指令部を備え、
前記顧客端末に出力したビル設備が一括制御の対象として選択された場合、前記制御指令部は、前記1つのビル設備と前記他のビル設備に、前記制御指令を一括送信することを特徴とするビル設備制御システム。 - 請求項1から請求項5の何れか一項に記載のビル設備制御システムにおいて、
前記属性は、前記ビルの建物用途、前記ビルの所在地、該所在地における天候情報、該所在地における災害情報、前記ビル内のイベント情報、または、前記ビルに設置したセンサの検出情報の何れかであることを特徴とするビル設備制御システム。 - 請求項3から請求項5の何れか一項に記載のビル設備制御システムにおいて、
前記属性は、前記ビル設備を保守管理する管理者が使用する管理者端末、または、前記顧客端末から編集可能であることを特徴とするビル設備制御システム。 - ビルに設置されたビル設備を制御するビル設備制御方法であって、
ビルに設置されたビル設備を特定するビル設備IDと、前記ビルまたは前記ビル設備に関する属性と、が対応付けられて入力される第一の入力ステップと、
前記入力ステップで入力されたビル設備IDのうち一つのビル設備IDが入力される第二の入力ステップと、
前記第二の入力ステップで入力されたビル設備IDによって特定されるビル設備と同じ属性が対応付けられた他のビル設備を抽出するレコメンド生成ステップと、
を具備することを特徴とするビル設備制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023071518A JP2024157264A (ja) | 2023-04-25 | 2023-04-25 | ビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法 |
CN202410454352.8A CN118838218A (zh) | 2023-04-25 | 2024-04-16 | 楼宇设备控制系统以及楼宇设备控制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023071518A JP2024157264A (ja) | 2023-04-25 | 2023-04-25 | ビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024157264A true JP2024157264A (ja) | 2024-11-07 |
Family
ID=93143227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023071518A Pending JP2024157264A (ja) | 2023-04-25 | 2023-04-25 | ビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024157264A (ja) |
CN (1) | CN118838218A (ja) |
-
2023
- 2023-04-25 JP JP2023071518A patent/JP2024157264A/ja active Pending
-
2024
- 2024-04-16 CN CN202410454352.8A patent/CN118838218A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN118838218A (zh) | 2024-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5334010B2 (ja) | 昇降機保守管理装置 | |
JP6306133B1 (ja) | エレベータシステム | |
JP6021884B2 (ja) | エレベータの遠隔監視システム及び端末装置 | |
CN105621180A (zh) | 电梯信息的获取方法和装置 | |
JP3293020B2 (ja) | 防災情報処理装置 | |
JP7015771B2 (ja) | エレベーター情報表示システム | |
KR20110103002A (ko) | 이용자 맞춤형 임시 버스 운영 시스템 및 그 방법 | |
CN115622647A (zh) | 一种公共事件应急信息的广播方法及智能音频设备 | |
JP6022002B1 (ja) | 保守管理システム | |
JP3513727B2 (ja) | 医療福祉施設管理システム | |
JP5717540B2 (ja) | 保守員派遣システム | |
JP6461751B2 (ja) | 端末装置 | |
JP5502376B2 (ja) | 広域災害連絡システム及びその連絡方法 | |
JP2024157264A (ja) | ビル設備制御システム、および、ビル設備制御方法 | |
JP2008230744A (ja) | エレベータの保守管理システム | |
JP2003146547A (ja) | エレベータの情報提供システム | |
JP7514170B2 (ja) | エレベーター運行管理サーバ、かご内混雑状況出力システム、及びかご内混雑状況出力方法 | |
JP2010180004A (ja) | エレベータの群管理制御装置 | |
JP2019179366A (ja) | 被害調査システム | |
JP2011190097A (ja) | エレベータのコンディション情報報知システム | |
JP7465324B2 (ja) | 情報提供システム、情報提供システムの制御方法、及び情報提供システムの制御プログラム | |
JP7033910B2 (ja) | 支援システム | |
KR20210109936A (ko) | 초고층 엘리베이터 컨트롤 보드 | |
CN110033589A (zh) | 一种针对敬老院老人的室内位置监控及报警系统 | |
JPH02280300A (ja) | 情報出力遠隔制御装置 |