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JP2024081850A - 保持装置 - Google Patents

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JP2024081850A
JP2024081850A JP2022195335A JP2022195335A JP2024081850A JP 2024081850 A JP2024081850 A JP 2024081850A JP 2022195335 A JP2022195335 A JP 2022195335A JP 2022195335 A JP2022195335 A JP 2022195335A JP 2024081850 A JP2024081850 A JP 2024081850A
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JP2022195335A
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光慶 川鍋
Mitsuyoshi Kawanabe
智也 池田
Tomoya Ikeda
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

Figure 2024081850000001
【課題】複数の内部抵抗に接続されるドライバの密集を抑制しつつ、各ドライバの抵抗値を略同一に設定することが可能な保持装置を提供する。
【解決手段】保持装置は、第1方向に直交する第1表面S1と、第1表面S1の反対側に位置する第2表面S2と、を有する板状部材10と、板状部材10に形成される複数の内部抵抗と、板状部材10に形成され、第1表面S1と平行に延びる複数のドライバと、を備え、各ドライバは、統合線81と、統合線81の一端に設けられる分岐ポイント81Aから分岐する複数の分岐線82,83,84,85と、を備え、各分岐線82,83,84,85の分岐ポイント81Aと反対側の端部は、それぞれ異なる内部抵抗と電気的に接続されている。
【選択図】図11

Description

本開示は、保持装置に関する。
半導体を製造する際にウェハを保持する保持装置として、特許第6571880号公報(下記特許文献1)に記載の静電チャックが用いられる。この静電チャックは、セラミックス板と、セラミックス板の内部に設けられる測温用抵抗体と、測温用抵抗体に対する給電経路を構成する測温抵抗体用ドライバと、を備えている。
特許文献1の第4実施形態では、測温抵抗体用ドライバとして、いわゆるクロスリンク形式のドライバが採用されている。すなわち、測温抵抗体用ドライバは、複数の第1の導電ラインと、複数の第2の導電ラインとを備え、各第1の導電ライン及び各第2の導電ラインは、ともに、複数の測温用抵抗体に電気的に接続されている。ここで、測温用抵抗体に電気的に接続される第1の導電ラインと第2の導電ラインとの組合せは、測温用抵抗体毎に異なる。このため、電源から電圧を印加する第1の導電ラインと第2の導電ラインとの組合せを順次選択することで、個々の測温用抵抗体を用いて温度測定を行うことができる。
上記のようなクロスリンク形式のドライバによれば、1つの測温用抵抗体に対して一対の導電ラインを設ける場合に比べて、少ない数の導電ラインによって各測温用抵抗体への個別の給電経路を構成することができる。その結果、各導電ラインの線幅を広く形成し、測温抵抗体用ドライバに含まれる各導電ラインの抵抗値を小さくしやすくなる。したがって、測温用抵抗体の抵抗値を各導電ラインの抵抗値に比べて相対的に大きくして、測温用抵抗体の抵抗値に基づく温度測定の精度を向上させることができる。
特許第6571880号公報
上記のようなクロスリンク形式のドライバを構成する場合、同一の導電ラインに接続される複数の測温用抵抗体の測定環境を略同一とするために、各導電ラインの抵抗値は略同一とされることが好ましい。そのためには、複数の導電ラインの密集を回避し、各導電ラインの設計自由度を担保することが肝要である。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数の内部抵抗に接続されるドライバの密集を抑制しつつ、各ドライバの抵抗値を略同一に設定することが可能な保持装置を提供することを目的とする。
本開示の保持装置は、第1方向に直交する第1表面と、前記第1表面の反対側に位置する第2表面と、を有する板状部材と、前記板状部材に形成される複数の内部抵抗と、前記板状部材に形成され、前記第1表面と平行に延びる複数のドライバと、を備え、各前記ドライバは、統合線と、前記統合線の一端に設けられる分岐ポイントから分岐する複数の分岐線と、を備え、各前記分岐線の前記分岐ポイントと反対側の端部は、それぞれ異なる前記内部抵抗と電気的に接続されている、保持装置である。
本開示によれば、複数の内部抵抗に接続されるドライバの密集を抑制しつつ、各ドライバの抵抗値を略同一に設定することが可能な保持装置を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる静電チャックの外観構成を模式的に示す斜視図である。 図2は、静電チャックの模式的な平面図である。 図3は、静電チャックの模式的な断面図である。 図4は、クロスリンク形式のドライバについて模式的に示す説明図である。 図5は、複数の第1ドライバのXY面内の構成について模式的に示す図である。 図6は、分岐線及び統合線が分岐ポイントから等角をなして設けられたAタイプ第1ドライバについて模式的に示す図である。 図7は、スリットについて示す図6の拡大図である。 図8は、1つの複合分岐線を有するBタイプ第1ドライバについて模式的に示す図である。 図9は、2つの複合分岐線を有するCタイプ第1ドライバについて模式的に示す図である。 図10は、測温抵抗体のXY面内の構成について模式的に示す図である。 図11は、測温抵抗体と第1ドライバとのXY面内における配置について模式的に示す図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の保持装置は、第1方向に直交する第1表面と、前記第1表面の反対側に位置する第2表面と、を有する板状部材と、前記板状部材に形成される複数の内部抵抗と、前記板状部材に形成され、前記第1表面と平行に延びる複数のドライバと、を備え、各前記ドライバは、統合線と、前記統合線の一端に設けられる分岐ポイントから分岐する複数の分岐線と、を備え、各前記分岐線の前記分岐ポイントと反対側の端部は、それぞれ異なる前記内部抵抗と電気的に接続されている。
このような構成によると、各ドライバが複数の内部抵抗に電気的に接続されたクロスリンク形式の給電経路において、各分岐線の抵抗値を略同一に設定しやすい。また、各ドライバの抵抗値も略同一に設定しやすい。
(2)(1)に記載の保持装置において、少なくとも1つの前記ドライバは、前記複数の分岐線、及び前記統合線が前記分岐ポイントから等角をなすように延びて構成されていることが好ましい。
このような構成によると、分岐ポイント周辺での複数の分岐線の密集を抑制することができる。
(3)(1)または(2)に記載の保持装置において、少なくとも1つの前記ドライバには、互いに隣接する2つの前記分岐線、または互いに隣接する前記分岐線及び前記統合線の間を隔てるスリットが、前記分岐ポイント寄りの位置に形成されていることが好ましい。
このような構成によると、隣接する2つの分岐線、または隣接する分岐線と統合線との分岐を明確にすることができる。よって、各分岐線の抵抗値を独立して設定しやすい。
(4)(1)から(3)のいずれかに記載の保持装置において、少なくとも1つの前記分岐線は、複合分岐線とされ、前記複合分岐線は、前記分岐ポイントから延びるサブ統合線と、前記サブ統合線の前記分岐ポイントと反対側の端部に設けられるサブ分岐ポイントから分岐する複数のサブ分岐線と、を備え、各前記サブ分岐線の前記サブ分岐ポイントと反対側の端部は、それぞれ異なる前記内部抵抗と電気的に接続されていることが好ましい。
このような構成によると、複合分岐線を設けて、二段階でドライバを分岐させることにより、複数の分岐線の密集をさらに抑制することができる。
(5)(1)から(4)のいずれかに記載の保持装置において、前記複数のドライバは、複数の第1ドライバと、複数の第2ドライバと、から構成され、前記複数の第1ドライバは、前記第1方向について同じ位置に配され、前記複数の第2ドライバは、前記第1方向について同じ位置に配され、前記複数の第1ドライバよりも前記第2表面側に配されていることが好ましい。
このような構成によると、複数の内部抵抗の給電経路が密集することを抑制することができる。
(6)(1)から(5)のいずれかに記載の保持装置において、各前記ドライバの前記統合線の前記分岐ポイントと反対側の端部は、前記板状部材の外周側に配されていることが好ましい。
このような構成によると、各ドライバを外部の電源と電気的に接続する給電端子を板状部材の外周側に配置することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態の具体例について、図1から図11を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明においては、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。本明細書では、Z軸正方向を上方向、Z軸負方向を下方向、XY平面方向を水平方向として、保持装置の構成を説明するが、保持装置の実際の使用態様においてはこれと異なる配置であってもよい。また、本明細書において、「直交」は実質的に直交と認識される態様の配置も含まれるものとし、「平行」は実質的に平行と認識される態様の配置も含まれるものとする。
<静電チャック>
本開示の保持装置は、半導体ウェハ、ガラス基板等の対象物(以下「ウェハW」という)を吸着保持できる静電チャック1である。静電チャック1は、例えば、図示しない半導体製造装置の処理チャンバに取り付けられ、プラズマを用いてウェハWに対する各処理(成膜、エッチング等)を行うために用いられる。
静電チャック1は、図1に示すように、板状部材10と、ベース部材20と、を備える。板状部材10とベース部材20とは、接合部30によって接合されている。接合部30は、例えば、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の接着剤によって構成されている。静電チャック1は、ウェハWを静電引力により吸着保持できるようになっている。
ベース部材20は、円盤状の部材であり、例えば、340mm程度の直径と35mm程度の厚みをもった形状に成形することができる。ベース部材20は、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料を主成分として構成されている。なお、ここでいう主成分とは、含有割合(重量割合)の最も多い成分を意味する(以下同じ)。図3に示すように、ベース部材20は、板状部材10側に配される第3表面S3と、第3表面S3と反対側に配される第4表面S4と、を有する。第3表面S3はベース部材20の上側に配され、第4表面S4はベース部材20の下側に配されている。ベース部材20の第3表面S3は、接合部30により後述する板状部材10の第2表面S2に接合されている。
ベース部材20の内部には、冷媒流路21が設けられている。冷媒流路21は図示しない冷媒循環装置に接続されている。冷媒循環装置は、フッ素系不活性液体、水等の冷媒を冷媒流路21に循環可能に構成されている。冷媒流路21に冷媒が流されると、ベース部材20が冷却され、接合部30を介したベース部材20と板状部材10との間の伝熱(熱引き)により、板状部材10が冷却され、後述する板状部材10の第1表面S1で保持されたウェハWが冷却される。これにより、ウェハWの温度を制御できる。
<板状部材>
板状部材10は、全体として円盤状をなし、例えば、300mm程度の直径と5mm程度の厚みをもった形状に成形することができる。板状部材10は絶縁性の基板であって、例えば、窒化アルミニウム(AlN)やアルミナ(Al)を主成分とするセラミックスにより形成されている。
図1に示すように、板状部材10の上側部分の外周には、段差が設けられ、板状部材10の内側部10Aの上面は、板状部材10の外側部10Bの上面よりも高くなっている。内側部10Aの上面は、Z軸方向(第1方向の一例)に直交する第1表面S1とされている。第1表面S1は円形状の平面であり、ウェハWを保持する吸着面として機能する。板状部材10の外側部10Bの上面には、例えば、フォーカスリングや静電チャック1を固定するための治具(不図示)が係合するようになっている。
図3に示すように、板状部材10において、第1表面S1と反対側に配される面(すなわち下面)は第2表面S2とされている。第2表面S2は、接合部30を介してベース部材20と接合されている。
板状部材10の内側部10Aの内部には、導電性材料(例えば、タングステン、モリブデン、白金等)により形成されたチャック電極40が配置されている。Z軸方向視でのチャック電極40の形状は、例えば略円形である。チャック電極40に電源(図示しない)から電圧が印加されると、静電引力が発生し、この静電引力によってウェハWが板状部材10の第1表面S1に吸着固定される。
板状部材10の内部には、それぞれ導電性材料(例えば、タングステン、モリブデン、白金等)により形成された、ヒーター50と、測温抵抗体60(内部抵抗の一例)と、測温抵抗体用ドライバ70(ドライバの一例)と、各種ビアとが配置されている。本実施形態では、測温抵抗体60はチャック電極40より下側に配され、ヒーター50は測温抵抗体60よりも下側に配されている。
上記構成の板状部材10は、例えば、セラミックスグリーンシートを複数枚作製し、所定のセラミックスグリーンシートにビア孔の形成やメタライズペーストの充填および印刷等の加工を行い、これらのセラミックスグリーンシートを熱圧着し、切断等の加工を行った上で焼成することにより作製することができる。
本実施形態では、図2に示すように、板状部材10の内側部10Aが、水平方向(Z軸方向に直交する方向)に並ぶ複数の第1ゾーン11に仮想的に分割されている。詳細には、Z軸方向視で、板状部材10の内側部10Aが、第1表面S1の中心点P1を中心とする同心円状の複数の第1境界線BL1によって複数の仮想的な環状領域(ただし、中心点P1を含む領域のみは円状領域)に分割され、さらに各環状領域が、第1表面S1の径方向に延びる複数の第2境界線BL2によって第1表面S1の円周方向に並ぶ第1ゾーン11に分割されている。複数の第1ゾーン11は、板状部材10においてウェハWが載置される部分を区画して形成されている。
図3に示すように、複数の第1ゾーン11のそれぞれにはヒーター50、測温抵抗体60が配置されている。第1ゾーン11の外側の領域(外側部10Bに対応)には、ヒーター50及び測温抵抗体60が設けられていない。このような構成によれば、内側部10Aに載置されるウェハWの温度調節が可能となる。
なお、本実施形態とは異なり、外側部10Bに載置される部材(例えばフォーカスリング)の温度調節を行うために、第1ゾーン11の外側の領域に専用のヒーターや測温抵抗体を設けてもよい。また、第1ゾーン11の外側の領域にチャック電極等の電極部材を設けてもよい。
<測温抵抗体>
測温抵抗体60は各第1ゾーン11に1つ設けられている。測温抵抗体60は、Z軸方向に並び、直列に接続された複数(本実施形態では3つ)の抵抗体61を備える。図10に示すように、各抵抗体61は、細線状をなす抵抗線部61Aと、抵抗線部61Aの両端部に配されるパッド部61Bと、を備え、水平方向に延在している。パッド部61BはZ軸方向視で略円形状であり、その幅は抵抗線部61Aの線幅と比較して大きくなっている。本実施形態では、各抵抗体61の構成(形状や寸法、XY平面内における位置等)は同一とされている。このため、各抵抗体61はZ軸方向視で重畳して配されている。
<測温抵抗体用ドライバ、第1ドライバ、第2ドライバ>
図3に示すように、測温抵抗体用ドライバ70は、測温抵抗体60を給電端子13に接続するための構成の一部である。測温抵抗体用ドライバ70は、第1表面S1と平行に延びている。測温抵抗体用ドライバ70は、最も第1表面S1側(上側)に配される抵抗体61に電気的に接続される第1ドライバ71と、最も第2表面S2側(下側)に配される抵抗体61に電気的に接続される第2ドライバ72と、を備える。本実施形態では、Z軸方向について第1ドライバ71と第2ドライバ72との間に測温抵抗体60が配置されている。
図4は、XY面内における測温抵抗体60と測温抵抗体用ドライバ70との電気的な接続について模式的に示す説明図である。本実施形態にかかる測温抵抗体用ドライバ70は、クロスリンク形式とされている。すなわち、1つの測温抵抗体用ドライバ70に対して、複数の測温抵抗体60が接続されている。例えば図4において、各第1ドライバ71は、図示左右方向に並ぶ複数の測温抵抗体60に接続されている。各第2ドライバ72は、図示上下方向に並ぶ複数の測温抵抗体60に接続されている。よって、ある1つの測温抵抗体60を選択すると、当該測温抵抗体60に接続されている第1ドライバ71と第2ドライバ72との組み合わせが決定される。したがって、個々の測温抵抗体60に対して測温抵抗体用ドライバ70を介して選択的に電圧を印加することで、個々の測温抵抗体60による温度測定が可能となっている。
上記のようなクロスリンク形式の測温抵抗体用ドライバ70は、複数の測温抵抗体60と1つの給電端子13とを電気的に接続するために、分岐構造を有して構成されている。以下では、本実施形態にかかる測温抵抗体用ドライバ70の分岐構造について、第1ドライバ71を代表として説明する。第2ドライバ72の分岐構造は第1ドライバ71と同様に構成することができるため、第2ドライバ72の分岐構造に関しての詳細な説明は省略する。
図5は、板状部材10に設けられる複数の第1ドライバ71の一部をZ方向視で拡大して示している。複数の第1ドライバ71は、互いに異なる形状を有するAタイプ第1ドライバ80と、Bタイプ第1ドライバ90と、Cタイプ第1ドライバ100と、を含んでいる。
<統合線、分岐ポイント、分岐線>
図6は、図5の拡大図であって、Aタイプ第1ドライバ80を示す図である。Aタイプ第1ドライバ80は、統合線81と、統合線81の一端に設けられる分岐ポイント81Aから分岐する4本の分岐線82,83,84,85と、を備える。4本の分岐線82,83,84,85は、分岐ポイント81Aを中心として統合線81から反時計回りにこの順で配置されている。
統合線81の他端、すなわち、分岐ポイント81Aと反対側の端部は、給電側端部81Bとされている。給電側端部81Bは、板状部材10の外側部10Bに配されている。給電側端部81Bは、ビアや電極パッドを介して給電端子13と電気的に接続されている。図3に示すように、給電端子13は、静電チャック1に設けられる端子孔22内に収容されている。端子孔22は、ベース部材20の第4表面S4から板状部材10の内部に至るまでZ軸方向にのびて形成されている。給電端子13は図示しない電源に接続されている。
図6に示すように、各分岐線82,83,84,85の分岐ポイント81Aと反対側の端部は、抵抗側端部82A,83A,84A,85Aとされている。抵抗側端部82A,83A,84A,85Aは、それぞれ異なる第1ゾーン11内に配されている。図11に示すように、抵抗側端部82A,83A,84A,85Aは、ビア等を介してそれぞれ異なる測温抵抗体60のパッド部61Bと電気的に接続されている。
<導電路の寸法と抵抗値について>
導電路の抵抗値は、導電路の長さが長くなるほど大きくなり、導電路の断面積が小さくなるほど大きくなることが知られている。なお、導電路が金属箔等の一定の厚さを有する材料で構成される場合には、導電路の幅が小さいほど導電路の抵抗値が大きくなる。すなわち、本実施形態における統合線81や分岐線82,83,84,85等は、通常、略一定の厚さの層を有して形成されるから、長さが大きいほど抵抗値は大きくなり、また線幅が小さいほど抵抗値は大きくなる。
Aタイプ第1ドライバ80において、分岐線85は、他の分岐線82,83,84と比較して、分岐ポイント81Aから抵抗側端部85Aまでの長さが長い。分岐線85の線幅は、他の分岐線82,83,84と比較して大きくなっている。このような構成によれば、上記した導電路の寸法と抵抗値との関係性から、各分岐線82,83,84,85の抵抗値を略同一にすることが可能である。また、分岐ポイント81Aから給電端子13までは同一の給電経路が設けられるから、各分岐線82,83,84,85に接続される測温抵抗体60の測定環境を同一に近づけることができる。
図6に示すように、Aタイプ第1ドライバ80において、4本の分岐線82,83,84,85、及び統合線81は、分岐ポイント81Aから等角をなして延びている。4本の分岐線82,83,84,85、及び統合線81の分岐ポイント81A側の部分は、分岐ポイント81Aから直線状に延びている。これらの分岐ポイント81A側の部分が延びる方向を、それぞれ分岐ポイント81Aから延びる矢線A1,A2,A3,A4,A5として、図6に示す。このとき、矢線A1,A2,A3,A4,A5のうち隣接するもの同士(例えば矢線A1,A2)のなす角は、約72度となっている。このような構成によれば、分岐ポイント81A周辺での分岐線82,83,84,85の密集を抑制することができる。よって、各分岐線82,83,84,85の線幅等を調整しやすくなる。
<スリット>
図7に示すように、Aタイプ第1ドライバ80において、各分岐線82,83,84,85の分岐ポイント81A寄りの位置の両側方には、それぞれスリット82B1,82B2,83B1,83B2,84B1,84B2,85B1,85B2が形成されている。これにより、各分岐線82,83,84,85の分岐ポイント81A側の末端部の線幅は、各分岐線82,83,84,85の分岐ポイント81Aから離れた部分の線幅より小さくなっている。
スリット82B1は、隣接する分岐線82及び統合線81の間を隔てている。スリット82B2,83B1は、隣接する2つの分岐線82,83の間を隔てている。スリット83B2,84B1は、隣接する2つの分岐線83,84の間を隔てている。スリット84B2,85B1は、隣接する2つの分岐線84,85の間を隔てている。スリット85B2は、隣接する分岐線85及び統合線81の間を隔てている。このような構成によれば、各分岐線82,83,84,85と統合線81との分岐が明確になり、各分岐線82,83,84,85の抵抗値を独立して設定しやすくなる。
図8は、図5の拡大図であって、Bタイプ第1ドライバ90を示す図である。Bタイプ第1ドライバ90は、統合線91と、統合線91の一端に設けられる分岐ポイント91Aから分岐する2本の分岐線92,93と、を備える。統合線91の分岐ポイント91Aと反対側の端部は、給電側端部91Bとされている。給電側端部91Bは、板状部材10の外側部10Bに配されている。給電側端部91Bは、ビアや電極パッドを介して給電端子13と電気的に接続されている。分岐線92は分岐ポイント91Aから図示上方に延びている。分岐線92の分岐ポイント91Aと反対側の端部には、抵抗側端部92Aが設けられている。抵抗側端部92Aは、ビア等を介して測温抵抗体60に接続されている。
<複合分岐線、サブ統合線、サブ分岐ポイント、サブ分岐線>
分岐線93は分岐ポイント91Aから図示左方に延びている。分岐線93は、その先端側においてさらに3つに分岐する複合分岐線とされている。すなわち、分岐線93は、分岐ポイント91Aから延びるサブ統合線94と、サブ統合線94の分岐ポイント91Aと反対側の端部に設けられるサブ分岐ポイント94Aから分岐する3本のサブ分岐線95,96,97と、を備える。
サブ分岐線95はサブ分岐ポイント94Aから概ね図示上方に延びている。サブ分岐線96はサブ分岐ポイント94Aから図示左下方向に延びている。サブ分岐線97はサブ分岐ポイント94Aから図示右下方向に延びている。各サブ分岐線95,96,97のサブ分岐ポイント94Aと反対側の端部は、抵抗側端部95A,96A,97Aとされている。抵抗側端部95A,96A,97Aは、ビア等を介してそれぞれ異なる測温抵抗体60と電気的に接続されている。
Bタイプ第1ドライバ90において、分岐線93のサブ統合線94の分岐ポイント91A側の末端部にはスリット94Bが形成されている。スリット94Bは、サブ統合線94と統合線91との間を隔てている。これにより、サブ統合線94と統合線91との分岐を明確にし、サブ統合線94の抵抗値を適切に設定することができる。
図9は、図5の拡大図であって、Cタイプ第1ドライバ100を示す図である。Cタイプ第1ドライバ100は、統合線101と、統合線101の一端に設けられる分岐ポイント101Aから分岐する2本の分岐線102,103と、を備える。統合線101の分岐ポイント101Aと反対側の端部は、給電側端部101Bとされている。給電側端部101Bは、板状部材10の外側部10Bに配されている。給電側端部101Bは、ビアや電極パッドを介して給電端子13と電気的に接続されている。分岐線102は分岐ポイント101Aから図示右上方向に延びている。分岐線103は分岐ポイント101Aから図示左上方向に延びている。
分岐線102は、その先端側においてさらに2つに分岐する複合分岐線とされている。すなわち、分岐線102は、分岐ポイント101Aから延びるサブ統合線104と、サブ統合線104の分岐ポイント101Aと反対側の端部に設けられるサブ分岐ポイント104Aから分岐する2本のサブ分岐線105,106と、を備える。サブ分岐線105はサブ分岐ポイント104Aから図示右下方向に延びている。サブ分岐線106はサブ分岐ポイント104Aから図示左上方向に延びている。各サブ分岐線105,106のサブ分岐ポイント104Aと反対側の端部は、抵抗側端部105A,106Aとされている。抵抗側端部105A,106Aは、ビア等を介してそれぞれ異なる測温抵抗体60と電気的に接続されている。
Cタイプ第1ドライバ100において、分岐線102のサブ分岐線105,106のサブ分岐ポイント104A側の末端部には、それぞれスリット105B,106Bが形成されている。スリット105Bは、サブ統合線104とサブ分岐線105との間を隔てている。スリット106Bは、サブ統合線104とサブ分岐線106との間を隔てている。これにより、サブ統合線104と各サブ分岐線105,106との分岐を明確にし、各サブ分岐線105,106の抵抗値を適切に設定することができる。
分岐線103は、その先端側においてさらに2つに分岐する複合分岐線とされている。すなわち、分岐線103は、分岐ポイント101Aから延びるサブ統合線107と、サブ統合線107の分岐ポイント101Aと反対側の端部に設けられるサブ分岐ポイント107Aから分岐する2本のサブ分岐線108,109と、を備える。サブ分岐線108はサブ分岐ポイント107Aから図示右下方向に延びている。サブ分岐線109はサブ分岐ポイント107Aから図示左上方向に延びている。各サブ分岐線108,109のサブ分岐ポイント107Aと反対側の端部は、抵抗側端部108A,109Aとされている。抵抗側端部108A,109Aは、ビア等を介してそれぞれ異なる測温抵抗体60と電気的に接続されている。
Cタイプ第1ドライバ100において、分岐線103のサブ分岐線108,109のサブ分岐ポイント107A側の末端部には、それぞれスリット108B,109Bが形成されている。スリット108Bは、サブ統合線107とサブ分岐線108との間を隔てている。スリット109Bは、サブ統合線107とサブ分岐線109との間を隔てている。これにより、サブ統合線107と各サブ分岐線108,109との分岐を明確にし、各サブ分岐線108,109の抵抗値を適切に設定することができる。
複数の測温抵抗体用ドライバ70は、上記したように、その長さや線幅をそれぞれ調整することにより、それぞれ略同一の抵抗値を有して構成されることが好ましい。このような構成によれば、各測温抵抗体用ドライバ70に接続される測温抵抗体60の測定環境を同一に近づけることができる。実施形態では、複数の第1ドライバ71に含まれる、Aタイプ第1ドライバ80と、Bタイプ第1ドライバ90と、Cタイプ第1ドライバ100とは、図5に示すように、その長さや線幅が適切に調整され、それぞれ略同一の抵抗値を有するように構成されている。例えば、Aタイプ第1ドライバ80及びCタイプ第1ドライバ100と比較して、Bタイプ第1ドライバ90は給電端子13側の端部(給電側端部91B)から測温抵抗体60側の端部(抵抗側端部92A,95A,96A,97A)までの距離が長いため、Aタイプ第1ドライバ80及びCタイプ第1ドライバ100よりも全体的に線幅が太く設定されている。
<実施形態の効果>
以上のように、実施形態の保持装置(静電チャック1)は、第1方向(Z軸方向)に直交する第1表面S1と、第1表面S1の反対側に位置する第2表面S2と、を有する板状部材10と、板状部材10に形成される複数の内部抵抗(測温抵抗体60)と、板状部材10に形成され、第1表面S1と平行に延びる複数のドライバ(測温抵抗体用ドライバ70)と、を備える。複数のドライバは、Aタイプ第1ドライバ80と、Bタイプ第1ドライバ90と、Cタイプ第1ドライバ100と、を含む。Aタイプ第1ドライバ80は、統合線81と、統合線81の一端に設けられる分岐ポイント81Aから分岐する複数の分岐線82,83,84,85と、を備え、各分岐線82,83,84,85の分岐ポイント81Aと反対側の端部(抵抗側端部82A,83A,84A,85A)は、それぞれ異なる内部抵抗と電気的に接続されている。Bタイプ第1ドライバ90は、統合線91と、統合線91の一端に設けられる分岐ポイント91Aから分岐する複数の分岐線92,93と、を備え、各分岐線92,93の分岐ポイント91Aと反対側の端部(抵抗側端部92A,95A,96A,97A)は、それぞれ異なる内部抵抗と電気的に接続されている。Cタイプ第1ドライバ100は、統合線101と、統合線101の一端に設けられる分岐ポイント101Aから分岐する複数の分岐線102,103と、を備え、各分岐線102,103の分岐ポイント101Aと反対側の端部(抵抗側端部105A,106A,108A,109A)は、それぞれ異なる内部抵抗と電気的に接続されている。
このような構成によると、Aタイプ第1ドライバ80が複数の内部抵抗に電気的に接続されたクロスリンク形式の給電経路において、各分岐線82,83,84,85の抵抗値を略同一に設定しやすい。Bタイプ第1ドライバ90が複数の内部抵抗に電気的に接続されたクロスリンク形式の給電経路において、各分岐線92,93の抵抗値を略同一に設定しやすい。Cタイプ第1ドライバ100が複数の内部抵抗に電気的に接続されたクロスリンク形式の給電経路において、各分岐線102,103の抵抗値を略同一に設定しやすい。また、Aタイプ第1ドライバ80、Bタイプ第1ドライバ90、及びCタイプ第1ドライバ100の抵抗値も略同一に設定しやすい。
実施形態では、Aタイプ第1ドライバ80は、複数の分岐線82,83,84,85、及び統合線81が分岐ポイント81Aから等角をなすように延びて構成されている。
このような構成によると、分岐ポイント81A周辺での複数の分岐線82,83,84,85の密集を抑制することができる。
実施形態では、Aタイプ第1ドライバ80には、複数の分岐線82,83,84,85及び統合線81のうち、互いに隣接する2つの間を隔てるスリット82B1,82B2,83B1,83B2,84B1,84B2,85B1,85B2が、分岐ポイント81A寄りの位置に形成されている。
このような構成によると、複数の分岐線82,83,84,85及び統合線81のうち、互いに隣接する2つの分岐を明確にすることができる。よって、各分岐線82,83,84,85の抵抗値を独立して設定しやすい。
実施形態では、少なくとも1つの分岐線93は、複合分岐線とされ、複合分岐線は、分岐ポイント91Aから延びるサブ統合線94と、サブ統合線94の分岐ポイント91Aと反対側の端部に設けられるサブ分岐ポイント94Aから分岐する複数のサブ分岐線95,96,97と、を備え、各サブ分岐線95,96,97のサブ分岐ポイント94Aと反対側の端部(抵抗側端部95A,96A,97A)は、それぞれ異なる内部抵抗と電気的に接続されている。
このような構成によると、複合分岐線を設けて、二段階でドライバ(Bタイプ第1ドライバ90)を分岐させることにより、複数の分岐線92,93の密集をさらに抑制することができる。
実施形態では、複数のドライバは、複数の第1ドライバ71と、複数の第2ドライバ72と、から構成され、複数の第1ドライバ71は、第1方向について同じ位置に配され、複数の第2ドライバ72は、第1方向について同じ位置に配され、複数の第1ドライバ71よりも第2表面S2側に配されている。
このような構成によると、複数の内部抵抗の給電経路が密集することを抑制することができる。
実施形態では、各ドライバの統合線81,91,101の分岐ポイント81A,91A,101Aと反対側の端部(給電側端部81B,91B,101B)は、板状部材10の外周側に配されている。
このような構成によると、各ドライバを外部の電源と電気的に接続する給電端子13を板状部材10の外周側に配置することができる。
<他の実施形態>
(1)実施形態では、測温抵抗体60及び測温抵抗体用ドライバ70は板状部材10の内部に配されていたが、内部抵抗や複数のドライバの少なくとも一部は板状部材の第1表面や第2表面に露出する態様であってもよい。また、実施形態では、板状部材10は一の部材であったが、板状部材は複数の部材(例えば、セラミックスの板状部材、セラミックスと金属の複合材料の板状部材や金属部材)をそれぞれ接合した形態であってもよい。
(2)実施形態では、測温抵抗体60は、Z軸方向に並ぶ3つの抵抗体61を備えていたが、内部抵抗が備える抵抗体の数は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、内部抵抗は1つの抵抗体から構成されていてもよい。
(3)実施形態では、内部抵抗として測温抵抗体60を例示したが、内部抵抗は例えばヒーターであってもよい。
(4)実施形態では、各第1ドライバ80,90,100は4つの測温抵抗体60に接続されていたが、各ドライバが接続される内部抵抗の数は2個または3個でもよく、5個以上でもよい。また、各ドライバは統合線と分岐線とを備えて構成されていればよく、各ドライバの形状は実施形態に記載の形状から適宜変更することができる。
1…静電チャック
10…板状部材 10A…内側部 10B…外側部 11…第1ゾーン 13…給電端子 S1…第1表面 S2…第2表面 BL1…第1境界線 BL2…第2境界線 P1…中心点
20…ベース部材 21…冷媒流路 22…端子孔 S3…第3表面 S4…第4表面
30…接合部
40…チャック電極
50…ヒーター
60…測温抵抗体 61…抵抗体 61A…抵抗線部 61B…パッド部
70…測温抵抗体用ドライバ 71…第1ドライバ 72…第2ドライバ
80…Aタイプ第1ドライバ
81…統合線 81A…分岐ポイント 81B…給電側端部 82,83,84,85…分岐線 82A,83A,84A,85A…抵抗側端部 82B1,82B2,83B1,83B2,84B1,84B2,85B1,85B2…スリット A1,A2,A3,A4,A5…矢線
90…Bタイプ第1ドライバ
91…統合線 91A…分岐ポイント 91B…給電側端部 92,93…分岐線 92A,95A,96A,97A…抵抗側端部 94…サブ統合線 94A…サブ分岐ポイント 94B…スリット 95,96,97…サブ分岐線 95A,96A,97A…抵抗側端部
100…Cタイプ第1ドライバ
101…統合線 101A…分岐ポイント 101B…給電側端部 102,103…分岐線 104…サブ統合線 104A…サブ分岐ポイント 105,106…サブ分岐線 105A,106A…抵抗側端部 105B,106B…スリット 107…サブ統合線 107A…サブ分岐ポイント 108,109…サブ分岐線 108A,109A…抵抗側端部 108B,109B…スリット

Claims (6)

  1. 第1方向に直交する第1表面と、前記第1表面の反対側に位置する第2表面と、を有する板状部材と、
    前記板状部材に形成される複数の内部抵抗と、
    前記板状部材に形成され、前記第1表面と平行に延びる複数のドライバと、を備え、
    各前記ドライバは、統合線と、前記統合線の一端に設けられる分岐ポイントから分岐する複数の分岐線と、を備え、
    各前記分岐線の前記分岐ポイントと反対側の端部は、それぞれ異なる前記内部抵抗と電気的に接続されている、保持装置。
  2. 少なくとも1つの前記ドライバは、前記複数の分岐線、及び前記統合線が前記分岐ポイントから等角をなすように延びて構成されている、請求項1に記載の保持装置。
  3. 少なくとも1つの前記ドライバには、互いに隣接する2つの前記分岐線、または互いに隣接する前記分岐線及び前記統合線の間を隔てるスリットが、前記分岐ポイント寄りの位置に形成されている、請求項1または請求項2に記載の保持装置。
  4. 少なくとも1つの前記分岐線は、複合分岐線とされ、
    前記複合分岐線は、前記分岐ポイントから延びるサブ統合線と、前記サブ統合線の前記分岐ポイントと反対側の端部に設けられるサブ分岐ポイントから分岐する複数のサブ分岐線と、を備え、
    各前記サブ分岐線の前記サブ分岐ポイントと反対側の端部は、それぞれ異なる前記内部抵抗と電気的に接続されている、請求項1または請求項2に記載の保持装置。
  5. 前記複数のドライバは、複数の第1ドライバと、複数の第2ドライバと、から構成され、
    前記複数の第1ドライバは、前記第1方向について同じ位置に配され、
    前記複数の第2ドライバは、前記第1方向について同じ位置に配され、前記複数の第1ドライバよりも前記第2表面側に配されている、請求項1または請求項2に記載の保持装置。
  6. 各前記ドライバの前記統合線の前記分岐ポイントと反対側の端部は、前記板状部材の外周側に配されている、請求項1または請求項2に記載の保持装置。
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