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JP2023019369A - 着床スイッチ取付パネル、着床スイッチの取付誤差測定装置及び着床スイッチ交換方法 - Google Patents

着床スイッチ取付パネル、着床スイッチの取付誤差測定装置及び着床スイッチ交換方法 Download PDF

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JP2023019369A JP2021124035A JP2021124035A JP2023019369A JP 2023019369 A JP2023019369 A JP 2023019369A JP 2021124035 A JP2021124035 A JP 2021124035A JP 2021124035 A JP2021124035 A JP 2021124035A JP 2023019369 A JP2023019369 A JP 2023019369A
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Abstract

【課題】 磁気式着床スイッチと光式着床スイッチの交換時の調整を簡易化する。【解決手段】 エレベータの進行方向を設定する方向設定部と、位置情報検出装置が出力するパルス信号1カウントあたりの距離を設定するレート設定部と、光式着床スイッチと磁気式着床スイッチの出力間のパルスをカウントして、スイッチ間の距離を算出する機能と、磁気式着床スイッチと光式着床スイッチとの離間距離である一定距離分を減ずることで、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに置き換えた際のずれ情報を算出する機能と、ずれ情報の算出時におけるエレベータの進行方向と、ずれ方向、ずれ距離を記録する機能とを有する差分記録部と、差分記録部に記録された情報に基づき、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに交換する際の調整値を表示する調整量表示部と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、着床スイッチ取付パネル、着床スイッチの取付誤差測定装置及び着床スイッチ交換方法に関する。
エレベータでは、乗りかごが着床階に到着したことを検出する着床スイッチが設置されている。乗りかごが着床階に近づくと、着床階の所定位置の昇降路側に設置された着検板を乗りかごに設置された着床スイッチが検出する。これにより、着床位置の制御が実施され、乗りかごが正確な着床位置で停止することができる。
従来、着床スイッチには外乱の影響を抑えるために光式ではなく、磁気式のスイッチが用いられていた。しかし、昨今は外乱の影響を受けにくい光式スイッチが開発され、磁気式着床スイッチから光式着床スイッチへ交換する事例が増えている。
但し、磁気式着床スイッチと光式着床スイッチでは検知範囲が異なるため、交換時は手作業によりずれを測定し、測定されたずれに基づき取付位置を調整するようにしている。
特開2010-95356号公報 特開2009-215027号公報
しかしながら、磁気式着床スイッチから光式着床スイッチへ交換を行う際の取付位置の調整は、交換後にエレベータを動作させて信号確認を行い、ずれていれば、取り外して再調整を行う作業が必要となり、調整に時間がかかるという不都合があった。
本発明は上記事情に鑑み、磁気式着床スイッチと光式着床スイッチの交換時の調整を簡易化することができる着床スイッチ取付パネル、着床スイッチの取付誤差測定装置及び着床スイッチ交換方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための実施形態は、着床スイッチ取付パネルを使用して、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに交換する際に両着床スイッチの間の検出誤差を測定する着床スイッチの取付誤差測定装置である。そして、エレベータの進行方向を設定する方向設定部と、位置情報検出装置が出力するパルス信号1カウントあたりの距離を設定するレート設定部と、前記光式着床スイッチと前記磁気式着床スイッチの出力間のパルスをカウントして、スイッチ間の距離を算出する機能と、前記磁気式着床スイッチと前記光式着床スイッチとの離間距離である一定距離分を減ずることで、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに置き換えた際のずれ情報を算出する機能と、前記ずれ情報の算出時におけるエレベータの進行方向と、ずれ方向、ずれ距離を記録する機能とを有する差分記録部と、前記差分記録部に記録された情報に基づき、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに交換する際の調整値を表示する調整量表示部と、を備える。
実施形態における着床スイッチ取付パネルの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 磁気式取付パネルの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 実施形態における着床スイッチ取付パネルに磁気式着床スイッチと光式着床スイッチを取り付けたときの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 着床スイッチ交換方法の手順を示す説明図。 着床スイッチ交換方法の手順を示す説明図。 第1実施形態の測定装置を含むエレベータシステムの構成図。 第1実施形態の測定装置の処理手順を示すフローチャート。 第1実施形態の測定装置の動作を示す説明図。 第2実施形態の測定装置を含むエレベータシステムの構成図。 第3実施形態の測定装置を含むエレベータシステムの構成図。 第4実施形態の測定装置を含むエレベータシステムの構成図。
<着床スイッチ取付パネルの構成>
図1は実施形態における着床スイッチ取付パネルの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図2は磁気式取付パネルの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図3は実施形態における着床スイッチ取付パネルに磁気式着床スイッチと光式着床スイッチを取り付けたときの構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図1に示す着床スイッチ取付パネル10は、エレベータの乗りかごに設置され、昇降路に設置された着検板を磁気で検出すると検出信号を出力する磁気式着床スイッチを、着検板を光で検出すると検出信号を出力する光式着床スイッチに交換する際に使用される。具体的には、磁気式着床スイッチ20(図3、図4参照)から光式着床スイッチ30へ交換する際に、光式着床スイッチ30を磁気式着床スイッチ20から一定距離Lだけ離間して取付ることが可能である。また、既設着床スイッチ(磁気式着床スイッチ20)のパネル取付位置に取り付け可能であり、かつ、光式着床スイッチ30のスイッチ取付位置を調整可能である。
着床スイッチ取付パネル10は、図1に示すように、パネル本体11と、このパネル本体11に穿設された取付孔12,13と、着床スイッチ取付孔14と、取付面15を備える。
磁気式着床スイッチ20は、既設状態では、図2に示す磁気式取付パネル21により、取付孔22を介して乗りかごに取り付けられている。図中、23は着床スイッチ取付孔、24は磁気式取付パネル21の乗りかごへの取付面である。
図3は、着床スイッチ取付パネル10に磁気式着床スイッチ20と、光式着床スイッチ30とを同時に取り付けた状態を示している。
ここで、磁気式着床スイッチ20は、昇降路に設置された着検板を磁気的に検出するもので、対向する3組のスイッチ片から成るスイッチ部が昇降方向に所定の間隔で配列されて構成されている。光式着床スイッチ30は、対向する投光部と受光部とから成る3つのスイッチ部が昇降方向に所定の間隔で配列されて構成され、着検板が投光部の光を遮ることで着床位置を検出する。
なお、後述する測定装置は、磁気式着床スイッチ20と、光式着床スイッチ30と出力間のパルスをカウントすることで、光式着床スイッチと磁気式着床スイッチ間の距離を算出する。算出した距離からパネルにより離した距離を除くことで光式着床スイッチを磁気式着床スイッチに置き換えた際のずれを算出することが可能である。これにより、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30の交換時の調整を簡易化することができる。
また、ドアゾーンの検出に使用されるヒステリシスを持った磁気式着床スイッチ20からヒステリシスを持たない光式着床スイッチ30へ交換を行う場合に、交換後にドアゾーン検出範囲が広がってしまわないような設置位置を指定することが可能である。
<着床スイッチの交換方法>
次に、磁気式着床スイッチ20を光式着床スイッチ30に交換する方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、乗りかご1に取り付けられている磁気式着床スイッチ20を取り外す。
次に、図4(b)に示すように、取り外した磁気式着床スイッチ20と新しく取り付ける光式着床スイッチ30とを着床スイッチ取付パネル10上で位置合わせを行う。
その後、図4(c)に示すように、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30とを同時に、着床スイッチ取付パネル10に所定間隔Lだけ離して、上下に取付る。このとき、磁気式着床スイッチ20は、取り外す前の位置と一致するように取り付けられている。光式着床スイッチ30は、磁気式着床スイッチ20の下方に取り付けられることとなる。
次に、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30が取り付けられた着床スイッチ取付パネル10が乗りかご1に取り付けられた状態で乗りかご1を低速にて上下運転する。そのときの磁気式着床スイッチ20及び光式着床スイッチ30の検出信号は測定装置110へ出力されている。
乗りかご1を上昇運転したとき、着検板を磁気式着床スイッチ20が検出した時点と、この磁気式着床スイッチ20と一定距離Lだけ下側に離れて設置された光式着床スイッチ30の検出時点とは、一定距離L分だけずれて検出されるはずである。しかし、両スイッチ20,30の間には検出ずれがあるため、測定装置110は一定距離Lに対して検出ずれを考慮してずれ情報を算出する。算出されたずれ情報は調整量として測定装置110の表示部(後述する調整量表示部109)に表示される(図5(a))。
そして、図5(b)に示すように、算出された調整量に基づき、着床スイッチ取付パネル10上において光式着床スイッチ30の取付位置を調整する。光式着床スイッチ30の取付位置が調整された後、着床スイッチ取付パネルを乗りかご1に取り付ける。
最後に、図5(c)に示すように、調整された光式着床スイッチ30が設置された着床スイッチ取付パネル10を既設の磁気式着床スイッチ10が取り付けられていた位置に再取付することで、着床スイッチの交換作業が終了する。
<実施形態の測定装置(着床スイッチの取付誤差測定装置)を含むエレベータシステム>
〈第1実施形態〉
《構成》
図6は本発明における第1実施形態が適用されるエレベータシステム100Aの構成を示すブロック図である。
図6に示すように、第1実施形態のエレベータシステム110Aは、乗りかご1を巻上機101により昇降運転させる制御盤102と、位置情報検出装置103と、測定装置110Aとを備える。なお、以下の各実施形態では、着床スイッチの取付誤差測定装置を単に「測定装置」と称する。
第1実施形態の測定装置110Aは、方向設定部105と、レート設定部106と、差分抽出部107と、差分記録部108と、調整量表示部109とによって構成される。測定装置110Aは、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30との出力間のパルスをカウントすることで、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30との間の距離を算出し、算出した距離からパネルにより離した一定距離を除くことで磁気式着床スイッチ20を光式着床スイッチ30に交換したのずれを算出することが可能である。
制御盤102は、エレベータの運行制御を行うと共に、乗りかご1に取り付けられた着床スイッチ20,30の検出信号から乗りかご1の着床位置制御、ドアゾーン制御を行う機能を有する。
位置情報検出装置103は、パルスジェネレータを備え、巻上機101の回転に同期して出力されるパルス信号のパルス数を計測することで、乗りかご1のかご位置を連続的に検出し、位置情報を制御盤102と測定装置110Aとに出力する。
方向設定部105は、エレベータの乗りかご1が上昇運転中か下降運転中かを示す進行方向を設定する。
レート設定部106は、位置情報検出装置103が出力するパルス信号1カウントあたりの距離を設定する。
差分抽出部107は、磁気式着床スイッチ20の出力、光式着床スイッチ30の出力、及び位置情報検出装置103の出力を入力してA/D変換し、デジタルデータとして差分記録部108に出力する。
差分記録部108は、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30との出力間のパルス数をカウントして、スイッチ間の距離を算出する機能を有する。また、算出されたスイッチ間距離から、着床スイッチ取付パネル10によって離された距離を差し引くことで、磁気式着床スイッチ20を光式着床スイッチ30に置き換えた際のずれ情報を算出する機能を有する。さらに、ずれ情報算出時の進行方向と、ずれ方向と、ずれ距離によって構成されるずれ情報を調整量として記録する機能と、調整量を調整量表示部109へ送信する機能とを有する。
調整量表示部109は、差分記録部108から出力される調整量を表示する機能を有する。
《第1実施形態の作用》
図7のフローチャートに基づき、第1実施形態の処理手順を差分記録部108の動作を中心に説明する。図7においては、制御盤102の運転制御により、乗りかご1が中間階を通過するように低速運転を実施している。
図4(c)に示したように、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30とを着床スイッチ取付パネル10に同時設置した状態で、乗りかご1の低速運転を実施する。そして、何れかの着床スイッチ20,30の検出信号(以下、「着床スイッチ信号」とも言う)を受信したか否かを確認する(S1)。乗りかご1がアップ運転の場合には、磁気式着床スイッチ20の検出信号が最初に着床スイッチ信号として受信される。着床スイッチ20,30の検出信号を受信していない場合(S1NO)は、ステップS1の確認処理を継続する。着床スイッチ信号を受信した場合(S1YES)は、パルスカウントを開始する(S2)。その後、方向設定部105の情報を抽出して、ずれ情報として運転方向を記録する(S3)。
次いで、2回目の着床信号を受信したか否かを確認する(S104)。アップ運転の場合には、2回目に着床スイッチ信号として受信されるのは、光式着床スイッチ30からの検出信号である。2回目の着床スイッチ信号を受信していない場合(S4NO)は、ステップS4の確認処理を継続する。
2回目の着床スイッチ信号を受信した場合(S4YES)、パルスカウントを停止して、パルスカウント数をレート設定部106で設定されたレートで距離に変換する(S5)。そして、変換した距離から着床スイッチ取付パネル10によって離された一定距離Lを減算する(S6)。
その後、算出した距離の絶対値をずれ情報としてずれ距離を記録する(S7)。次いで、減算した距離がマイナスであるか否かを確認する(S8)。減算した距離がマイナスである場合(S8YES)は、ずれ情報としてずれ方向を下方向と記録する(S9)。除算した距離がマイナスでない場合は(S8NO)、ずれ情報としてずれ方向を上方向と記録する(S10)。
その後、運転方向、ずれ距離、ずれ方向によって構成されるずれ情報を調整量として調整量表示部109へ送信する(S11)。調整量表示部109は、差分記録部108から出力される調整量を表示する。
測定装置110Aによる処理の一例として磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30を30mm離して設置した場合の動作例を図8に示す。
(a)アップ運転した場合
エレベータを低速でアップ方向に動かした場合、図8に示すように、着床スイッチ取付パネル10により、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30は30mm離して取り付けられている。パルスレートは、3mm/パルスに設定されているので、磁気式着床スイッチ20の動作後、光式着床スイッチ30は位置情報検出装置103が10パルス出力した後に動作するはずである。
磁気式着床スイッチ20は、検出範囲が広く、誤差が発生する場合があるため、図8の場合では磁気式着床スイッチ20が動作した後、位置情報検出装置103の出力が8パルスのタイミングで光式着床スイッチ30が動作している。
この場合、測定装置110Aの内部で、位置情報検出装置103のパルスカウント数を距離に変換して(8パルス→24mm)、着床スイッチ取付パネル10により離されたスイッチ間の距離L=30mmを引くことで(24-30=-6mm)、磁気式着床スイッチ20の取付位置に対する検出位置のずれを算出する。そして、光式着床スイッチ30の取付修正情報(6mm下にずらせ)、すなわち調整量を調整量表示部109に表示する。
(b)ダウン運転した場合
(a)とは逆に、エレベータを低速でダウン方向に動かした場合について説明する。着床スイッチ取付パネル10により、磁気式着床スイッチ20と光式着床スイッチ30は30mm離して取り付けられている状態は同じである。パルスレートは、3mm/パルスに設定されているので、光式着床スイッチ30の動作後、磁気式着床スイッチ20は位置情報検出装置103が10パルス出力した後に動作するはずである。
磁気式着床スイッチ20は、検出範囲が広く、誤差が発生する場合があるため、図8の場合では、光式着床スイッチ30が動作した後、位置情報検出装置103の出力が12パルスのタイミングで磁気式着床スイッチ20が動作している。
この場合、測定装置110Aの内部で、位置情報検出装置103のパルスカウント数を距離に変換して(12パルス→36mm)、着床スイッチ取付パネル10により離されたスイッチ間の距離L=30mmを引くことで(30-36=-6mm)、磁気式着床スイッチ20の取付位置に対する検出位置のずれを算出する。そして、光式着床スイッチ30の取付修正情報(6mm下にずらせ)、すなわち調整量を調整量表示部109に表示する。
このようにして、磁気式着床スイッチ20の取付位置に対する検出位置のずれが算出されると、その調整量に基づき、図5(b)で示したように、光式着床スイッチ10の取付位置を調整する。そして、調整された光式着床スイッチ30が設置された着床スイッチ取付パネル10を既設の磁気式着床スイッチ10が取り付けられていた位置に再取付することで、着床スイッチの交換作業が終了する。
このように、第1実施形態によれば、磁気式着床スイッチ20から光式着床スイッチ30へ交換を行う際の取付位置の調整作業が容易になるという効果を奏する。
〈第2実施形態〉
図9は本発明における第2実施形態が適用されるエレベータシステム100Bの構成を示すブロック図である。
図9に示す第2実施形態では、図6に示した第1実施形態の構成に対して、優先度入力部111と、表示調整部112とを追加した構成となる。
優先度入力部111は、アップ運転時のずれとダウン運転時のずれのどちらを優先するかを決定する。
表示調整部112は、優先度入力部111によって決定された優先度情報に基づき、差分記録部108からアップ運転のずれ、またはダウン運転のずれを抽出して、優先されたずれ情報を調整量表示部109に出力する。調整量表示部109は、優先されたずれ情報を調整量として表示する。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、正確な交換作業を行うことができ、着床精度を向上させることができる。
〈第3実施形態〉
図10は本発明における第3実施形態が適用されるエレベータシステム100Cの構成を示すブロック図である。
図10に示す第3実施形態では、図9に示した第2実施形態の構成に対して、ドアゾーン設定部113と、ヒステリシス修正部114とを追加した構成となる。着床スイッチ20,30は、図4、図5に示したように、3つのスイッチ部の内、真ん中のスイッチ部に検出板が位置するとドアゾーンとして検出する。
ドアゾーン設定部113は、図4、図5に示したように、ドアゾーンを検出する中間側に設置されたスイッチであることを入力することでドアゾーン信号を出力する機能を有する。
ヒステリシス修正部114は、ドアゾーン信号が入力された場合に差分記録部108に記録されたアップ運転時のずれとダウン運転時のずれを抽出して中間値を算出する機能と、算出した中間値を調整量表示部109に送信する機能を有する。
これにより、第3実施形態によれば、ドアゾーンの検出に使用されるヒステリシスを持った磁気式着床スイッチ20をヒステリシスを持たない光式着床スイッチ30へ交換を行う場合に交換後にドアゾーン検出範囲が広がってしまわないような設置位置を指定することが可能となる。
〈第4実施形態〉
図11は本発明における第3実施形態が適用されるエレベータシステム100Dの構成を示すブロック図である。
図11に示す第4実施形態は、図10に示した第3実施形態の構成に対して、遠隔監視センタ200と、遠隔監視装置300と、スイッチ情報通信部115とを追加した構成となる。
遠隔監視センタ200は、各エレベータの遠隔監視、遠隔診断を実行する。また、遠隔監視センタ200は、各エレベータの着床スイッチの構成がどのようになっているか、型番や取付構造、取付位置等の構成状態を保持している。
遠隔監視装置300は、制御盤内101に設置され、遠隔監視センタ200との間で通信が可能である。
スイッチ情報通信部115は、測定器110内の差分記録部108からのずれ情報を遠隔監視装置300に送信する機能を有する。
これにより、第4実施形態によれば、遠隔監視センタ200に登録されている着床スイッチの構成情報と磁気式着床スイッチのヒステリシス特性のデータベースを構築することができる。
以上のように、各実施形態によれば、スイッチの調整距離を自動で測定し表示する機能を有するので、磁気式着床スイッチから光式着床スイッチへ交換する際、エレベータを走行させて1つずつスイッチ配置を微調整する必要がなく、スイッチの交換を簡易化することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…乗りかご、10…着床スイッチ取付パネル、11…パネル本体、12,13…取付孔、14…着床スイッチ取付孔、15…取付面、16…、17…、18…、19…、20…磁気式着床スイッチ、21…磁気式取付パネル、22…取付孔、23…着床スイッチ取付孔、24…取付面、25…、30…光式着床スイッチ、100A,100B,100C,100D…エレベータシステム、101…巻上機、102…制御盤、103…位置情報検出装置、105…方向設定部、106…レート設定部、107…差分抽出部、108…差分記録部、109…調整量表示部、110A,110B,110C,110D…測定装置(着床スイッチの取付誤差測定装置)、111…優先度入力部、112…表示調整部、113…ドアゾーン設定部、114…ヒステリス修正部、115…スイッチ情報通信部、200…遠隔監視センタ、300…遠隔監視装置

Claims (6)

  1. エレベータの乗りかごに設置され、昇降路に設置された着検板を磁気で検出すると検出信号を出力する磁気式着床スイッチを、前記着検板を光で検出すると検出信号を出力する光式着床スイッチに交換する際に使用され、
    交換前の前記磁気式着床スイッチの取付位置に設置可能であり、かつ、前記磁気式着床スイッチと、前記光式着床スイッチとを上下方向に一定距離だけ離間して取り付け可能なパネル本体と、
    前記パネル本体に設けられ、前記磁気式着床スイッチと、光式着床スイッチとの間隔を上下方向に調整可能な着床スイッチ取付孔と、を備える着床スイッチ取付パネル。
  2. 請求項1に記載の着床スイッチ取付パネルを使用して、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに交換する際に両着床スイッチの間の検出誤差を測定する測定装置であって、
    エレベータの進行方向を設定する方向設定部と、
    位置情報検出装置が出力するパルス信号1カウントあたりの距離を設定するレート設定部と、
    前記光式着床スイッチと前記磁気式着床スイッチの出力間のパルスをカウントして、スイッチ間の距離を算出する機能と、前記磁気式着床スイッチと前記光式着床スイッチとの離間距離である一定距離分を減ずることで、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに置き換えた際のずれ情報を算出する機能と、前記ずれ情報の算出時におけるエレベータの進行方向と、ずれ方向、ずれ距離を記録する機能とを有する差分記録部と、
    前記差分記録部に記録された情報に基づき、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに交換する際の調整値を表示する調整量表示部と、を備える着床スイッチの取付誤差測定装置。
  3. 前記エレベータのアップ運転時のずれとダウン運転時のずれのどちらを優先するかを決定する優先度入力部と、
    前記優先度入力部によって入力された情報に基づき前記差分記録部からアップ運転時のずれまたはダウン運転時のずれを抽出して、優先されたずれを出力する機能を有する表示調整部と、をさらに備える請求項2に記載の着床スイッチの取付誤差測定装置。
  4. ドアゾーンを検出する中間側に設置されたスイッチであることを入力することでドアゾーン信号を出力する機能を有したドアゾーン設定部と、
    ドアゾーン信号が入力された場合に前記差分記録部に記録されたアップ運転時のずれとダウン運転時のずれを抽出して中間値を算出する機能と、算出した中間値を調整量表示部に送信する機能とを有するヒステリシス修正部と、をさらに備える請求項3に記載の着床スイッチの取付誤差測定装置。
  5. 各エレベータの着床スイッチの構成状態を保持する遠隔監視センタとの通信を行う遠隔監視装置と接続され、
    前記差分記録部からのずれ情報を遠隔監視装置に送信する機能を有したスイッチ情報通信部、をさらに備える請求項2~4のいずれか1項に記載の着床スイッチの取付誤差測定装置。
  6. 請求項1に記載の着床スイッチ取付パネルの前記パネル本体に、磁気式着床スイッチと、当該磁気式着床スイッチから上下方向に一定距離だけ離間して光式着床スイッチを取付、
    エレベータの進行方向と、エレベータの位置を検出する位置情報検出装置が出力するパルス信号1カウントあたりの距離を設定し、
    エレベータを走行させた際に得られる、前記磁気式着床スイッチの出力と光式着床スイッチの出力と位置情報検出装置の出力とに基づき、光式着床スイッチと磁気式着床スイッチの出力間のパルスをカウントして、スイッチ間の距離を算出し、
    光式着床スイッチ取付パネルによって離された距離を除くことで、磁気式着床スイッチを光式着床スイッチに置き換えた際のずれ情報を算出し、
    ずれ算出時の進行方向と、ずれ方向、ずれ距離によって構成される調整量を外部に提示する、着床スイッチ交換方法。
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