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JP2023063816A - 情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法 Download PDF

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JP2023063816A JP2021173843A JP2021173843A JP2023063816A JP 2023063816 A JP2023063816 A JP 2023063816A JP 2021173843 A JP2021173843 A JP 2021173843A JP 2021173843 A JP2021173843 A JP 2021173843A JP 2023063816 A JP2023063816 A JP 2023063816A
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Abstract

【課題】プリンタの使用者が複数のプリンタの中から使用条件を満たすプリンタを認識できるようにする。【解決手段】本発明のある態様は、使用者が視覚又は聴覚によって認識可能な情報を出力可能な複数のプリンタと通信可能な情報処理装置であって、プリンタの使用者の使用条件に関する情報を取得する第1取得部と、複数のプリンタのうち使用条件を満たすプリンタを選択する選択部と、選択部によって選択されたプリンタに、前記使用者が視覚又は聴覚によって使用するプリンタを認識させるための情報を出力するように、当該プリンタを制御する出力制御部と、を備えた情報処理装置である。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法に関する。
従来から、プリンタの状態を監視してプリンタの状態に応じた制御を行うように構成されたプリンタが知られている。
例えば特許文献1には、バッテリの残容量が第1の基準値よりも低下したときには、バッテリの残量不足を報知するエラー処理を実行し、バッテリの残容量が第1の基準値よりも低い第2の基準値よりも低下したときには、再起動時に必要なデータを不揮発性メモリに保存した後、バッテリから各部への給電を強制的に遮断させるようにした携帯型プリンタが記載されている。
特開2010-100064号公報
ところで、複数のプリンタの中から使用者の使用条件を満たすプリンタを選択できるようにしたいという要望がある。使用者はプリンタの外観からプリンタの状態がわからないため、複数のプリンタの中でどのプリンタが自身の使用条件を満たすプリンタであるのか判断することができない。例えば、荷物の配送業務を行う営業所では荷物に貼付するラベルを発行する多数の携帯型プリンタが一か所に保管されている場合がある。この場合に、荷物を配送する担当者がその多数の携帯型プリンタの中から充電残量が多いプリンタを持ち出そうとした場合、外観から充電残量が多いプリンタを判断することができない。
そこで、本発明の目的は、プリンタの使用者が複数のプリンタの中から使用条件を満たすプリンタを認識できるようにすることである。
本発明のある態様は、使用者が視覚又は聴覚によって認識可能な情報を出力可能な複数のプリンタと通信可能な情報処理装置であって、プリンタの使用者の使用条件に関する情報を取得する第1取得部と、前記複数のプリンタのうち前記使用条件を満たすプリンタを選択する選択部と、前記選択部によって選択されたプリンタに、前記使用者が視覚又は聴覚によって使用するプリンタを認識させるための情報を出力するように、当該プリンタを制御する出力制御部と、を備えた情報処理装置である。
本発明のある態様によれば、プリンタの使用者が複数のプリンタの中から使用条件を満たすプリンタを認識できる。
一実施形態に係るプリンタ管理システムのシステム構成を示す図である。 使用者管理データベースのデータ構成例を示す図である。 作業データベースのデータ構成例を示す図である。 一実施形態に係るプリンタ管理システムを構成する各装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 一実施形態に係るプリンタ管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 図5のシーケンスチャートにおけるコマンド処理のフローチャートである。 一実施形態に係るプリンタ管理システムの動作を示すシーケンスチャートである。 一実施形態に係るプリンタ管理システムにおいて使用者端末の画面変化例を示す図である。 一実施形態に係るプリンタ管理システムにおいて使用者端末の画面変化例を示す図である。
一実施形態に係る管理サーバ(情報処理装置の一例)は、プリンタの使用者が複数のプリンタの中から自身の使用条件を満たすプリンタを選択できるようにするため、予め使用者の使用条件を取得(管理)する。
ここで、「使用条件」は、限定されないが、例えば、プリンタの仕様(機能)や動作特性、装備(オプション品を含む)等に関する条件である。例えば、プリンタがバッテリ電源により動作可能な携帯型プリンタである場合、充電残量が十分にあることは使用条件の一例である。使用条件の他の例として、所定の印字幅のラベルを発行であることや、台紙無しラベルを発行可能なプリンタであること、カラー印字を行うことが可能なプリンタであること等が挙げられる。
一実施形態に係る管理サーバは、複数のプリンタのうち使用条件を満たすプリンタを選択し、選択したプリンタに使用者が視覚又は聴覚によって使用するプリンタを認識するための情報を出力するようにプリンタを制御する。
本開示において、「視覚又は聴覚によって認識可能な情報」は、選択されたプリンタを使用者が視覚や聴覚によって認識可能である限り如何なる情報であってもよい。視覚によって認識可能な情報は、例えば、プリンタの表示パネル上に表示される所定の情報(文字やマーク等)である。聴覚によって認識可能な情報は、例えば、プリンタによって出力される音声、ブザー音等である。プリンタが振動することも使用者の聴覚によって認識可能である限り、聴覚によって認識可能な情報に含まれる。
使用条件を満たすプリンタから使用者が視覚又は聴覚によって使用するプリンタを認識するための情報が出力されることで、使用者は、複数のプリンタの中から自身の使用条件を満たすプリンタを容易に認識することができる。
以下、図1~図4を参照して、一実施形態のプリンタ管理システム(情報処理システムの一例)のシステム構成について説明する。
図1に示すプリンタ管理システム1は、複数の使用者が複数のプリンタを共用して使用する場合が想定されている。例えば、プリンタの使用者である荷物配送担当者が、会社の事業所にある複数のプリンタの中からいずれかのプリンタをピックアップ(選択)して外出する場合である。
図1に示す例では、事業所にプリンタ3-1~3-8を含む複数のプリンタが配置されている。複数のプリンタが配置されている事業所には、各プリンタが管理サーバ5と通信を行うためのアクセスポイントAPが設けられている。
以下の説明では、プリンタ3-1~3-8を含む複数のプリンタに対して共通する事項に言及するときには、適宜「プリンタ3」と表記する。
使用者端末2Aは、プリンタ3の使用者が所持する情報処理端末(通信端末の一例)であり、例えば、スマートフォンやタブレット端末等である。使用者端末2Aは、アクセスポイントAP及びネットワークNWを介して、管理サーバ5と通信可能である。
使用者端末2Bは、例えば事業所の管理者が操作する情報処理端末であり、例えば、デスクトップ型、ラップトップ型、あるいは、タブレット型のコンピュータ装置、タブレット端末、あるいはスマートフォン等の情報処理端末である。使用者端末2Bは、ネットワークNWを介して管理サーバ5と通信可能である。
なお、使用者端末2Aと使用者端末2Bは、必ずしも両方必要ではない。使用者端末2Aと使用者端末2Bのうち管理サーバ5と通信可能ないずれかの端末があればよい。
以下の説明では、使用者端末2A及び使用者端末2Bに対して共通する事項に言及するときには、適宜「使用者端末2」と表記する。
管理サーバ5は、使用者管理データベース及び作業データベースを格納している。図2及び図3に各データベースのデータ構成例を示す。
図2に示すように、一実施形態では、使用者管理データベースの各レコードは、「事業者ID」、「プリンタID」、「機種」、「使用情報」、「充電残量」、及び、「プリンタ機能」の各フィールドの値を含む。「プリンタ機能」フィールドには、「印字幅」、「台紙なしラベル」、「カラー印字」等のサブフィールドが含まれる。
事業所IDは、事業所を特定する識別情報である。プリンタIDは、プリンタ3を特定する識別情報である。事業所IDを特定する事業所には、当該事業所IDと同一レコードに含まれる1以上のプリンタIDに対応するプリンタ3が配置されている。
使用情報は、対応するプリンタIDが示すプリンタ3が使用中であるか否かと、使用中である場合、使用している使用者を特定する使用者IDと、を含む情報である。対応するプリンタIDが示すプリンタ3が使用中でない場合、例えば使用情報は空欄となっている。
充電残量は、対応するプリンタIDによって特定されるプリンタ3のSOC(State of Charge)等であり、逐次更新されている。
例えば、プリンタ3は、定期的に(例えば1時間ごとに)自身の充電残量を管理サーバ5に通知する。管理サーバ5は、プリンタ3から充電残量が通知される度に使用者管理データベースを更新する。
「印字幅」サブフィールドの値は、対応するプリンタ3が発行するラベルの幅を示す。「台紙なしラベル」サブフィールドの値は、対応するプリンタ3が台紙なしラベルを発行可能であるか否かを示す。「カラー印字」サブフィールドの値は、対応するプリンタ3が、ラベルにカラー印字を行うことが可能であるか否かを示す。
充電残量の値やプリンタ機能の各値は、複数のプリンタ3の中からいずかのプリンタを選択する際の使用条件に関する情報の一例である。
作業データベースは、使用者の作業に関する情報を含むデータベースである。例えば、作業データベースには、各使用者の特定の日に対する予定発行枚数の情報を含む。
図3に示す例では、作業データベースの各レコードには、「日付」、「事業者ID」、「使用者ID」、「予定発行枚数」の各フィールドの値を含む。予定発行枚数は、プリンタ3によって発行予定ラベルの枚数を示す。事業所IDと使用者IDとが対応する場合、事業所IDが示す事業所に、使用者IDが示す使用者が勤務していることを意味する。
使用者が荷物配送担当者である場合、現在から数日~1週間程度先の配送予定が決まっており、その間の各日付における予定発行枚数が既知である場合が多い。そこで、例えば管理者あるいは使用者自身が、使用者が特定の日に実際に荷物を配送する前にその日の作業内容として、例えば予定発行枚数等を作業データベースに入力等することで、作業データベースが随時更新される。
なお、作業データベースでは、予定発行枚数に代えて平均発行枚数であってもよい。例えば、日付ごとに予定発行枚数が決まっていない場合には、過去の実績から統計処理した平均発行枚数の値が使用者IDに対応付けられていてもよい。
次に、図4を参照して、プリンタ管理システム1の構成について説明する。
図4は、本実施形態に係るプリンタ管理システム1を構成する各装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4に示すように、使用者端末2は、制御部21、操作入力部22、表示部23、及び、通信部24を有する。
制御部21は、マイクロプロセッサ、メモリ、画像バッファメモリ等を含み、プリンタ管理アプリケーションを実行し、実行結果を表示部23に表示させる。また、制御部21は、プリンタ3の表示部33にLED光や使用者名等の表示、ブザー音や振動等を出力させる要求(例えば、後述する鳴動要求)を管理サーバ5に送信する要求部として機能する。
操作入力部22は、例えば、マウスやキーボード等の入力装置を含み、使用者によるプリンタ管理アプリケーションに対する入力を受け付ける。操作入力部22は、表示部23がタッチ入力画面を備えている場合には表示パネルに実装されてもよい。操作入力部22は、例えば使用者の操作に基づいて使用条件に関する情報等を入力する入力部として機能する場合がある。
表示部23は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネル及び表示駆動回路を含み、制御部21から送信されるプリンタ管理アプリケーションの実行結果を表示する。
通信部24は、管理サーバ5と通信を行うための通信インタフェース回路を含む。プリンタ管理アプリケーションは、通信部24を介して管理サーバ5との間で、例えばHTTPSによる通信を行う。
例えば、プリンタ管理アプリケーションは、特定の事業所に配置されている1以上のプリンタ3に関する情報を表示し、及び/又は、当該1以上のプリンタ3の中からいずれかのプリンタ3を選択することを可能にするために、通信部24を介して管理サーバ5との間で通信を行う。
図4に示すように、本実施形態のプリンタ3は、制御部31、操作入力部32、表示部33、搬送部34、印字部35、通信部36、ブザー出力部37、及び、バッテリ38を備える。
制御部31は、マイクロプロセッサを主体として構成され、ファームウェアを実行してプリンタ3の全体を制御する。例えば、制御部31は、印字データを描画データに変換し、描画データのライン毎のデータであるラインデータを順次、印字部35へ送出する。
操作入力部32は、プリンタ3の操作を行うためのボタン等を含む入力装置であり、表示部33がタッチ入力画面を備えている場合には表示パネルに実装されてもよい。
表示部33は、例えばLCD等の表示パネル及び表示駆動回路を含んでもよく、LED(Light Emitting Device)等の表示器であってもよい。
例えば、表示部33は、管理サーバ5から呼出しコマンドを受信した場合に、所定のパターンでLEDを点滅させる。この場合、所定のパターンでのLED光は、視覚によって認識可能な情報の一例である。表示部33は、表示パネルにプリンタ3を使用する予定の使用者名を表示させてもよい。この視覚によって認識可能な情報は、使用者が選択(ピックアップ)すべきプリンタ3を認識させるために出力される。
搬送部34および印字部35は、制御部31から順次送出されるラインデータに基づいて印字を行う。
搬送部34は、プラテンローラ(図示せず)、および、図示しないモータ駆動回路およびモータを含み、プリンタ3内の連続紙の搬送を行う。連続紙は、例えば帯状の台紙に複数枚のラベルが仮着された状態の用紙である。ファームウェアによる搬送要求に基づき、モータ駆動回路が、プラテンローラの回転を制御するモータを駆動することによって、連続紙を搬送させる。
印字部35は、サーマルヘッドおよびヘッド駆動回路(共に図示せず)を含む。ヘッド駆動回路は、ラインデータに基づきサーマルヘッドの各発熱抵抗体に選択的に電流を流すことで、連続紙のラベル上に印字を行う。
通信部36は、管理サーバ5との間で通信を行う通信インタフェースである。通信部36と管理サーバ5との通信プロトコルは限定しないが、例えばMQTT(Message Queueing Telemetry Transport)を適用することができる。MQTTは、Pub/Sub型の軽量なデータ通信プロトコルである。
通信部36は、例えば定期的にバッテリ38の充電残量の情報を管理サーバ5に送信する。
通信部36は、管理サーバ5から上述した呼出しコマンドを含む各種のコマンドを受信する。制御部31は、受信したコマンドに応じた処理を実行する。
ブザー出力部37は、予めプリンタ3の中に格納されている音声データに基づいて所定のブザー音を出力する。ブザー出力部37は、ブザー音とともに、あるいはブザー音に代えてプリンタ3を振動させてもよい。
例えば、ブザー出力部37は、管理サーバ5から呼出しコマンドを受信した場合に、所定のパターンのブザー音を出力する。この場合、所定のパターンのブザー音は、聴覚によって認識可能な情報の一例である。この聴覚によって認識可能な情報は、使用者が選択(ピックアップ)すべきプリンタ3を認識させるために出力される。
プリンタ3は、使用者が選択(ピックアップ)すべきプリンタ3を認識可能となるように、使用者が視覚又は聴覚によって認識可能な情報を出力する。したがって、プリンタ3は、表示部33及びブザー出力部37の両方を備えていなくてもよく、いずれか一方を備えていればよい。
本実施形態の管理サーバ5は、制御部51、ストレージ52、および、通信部53を備える。
制御部51は、マイクロプロセッサを主体として構成され、所定のサーバプログラムを実行して管理サーバ5の全体を制御する。
ストレージ52は、不揮発性のメモリであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の大容量記憶装置である。ストレージ52には、使用者管理データベース(使用者管理DB;図2参照)及び作業データベース(作業DB;図3参照)を格納する。
通信部53は、使用者端末2及びプリンタ3との間で通信を行う通信インタフェースである。通信部53は、管理サーバ5とプリンタ3の間で、例えばMQTTに従って通信を行う。通信部53はまた、使用者端末2の間で例えばHTTPSによる通信を行う。
制御部51は、上記サーバプログラムを実行することで、以下の第1取得部、選択部、及び、出力制御部として機能する。
(I)プリンタ3の使用者の使用条件に関する情報を取得する第1取得部
第1取得部が使用条件に関する情報を取得するタイミングは、限定しないが、例えば、使用者の任意のタイミングでもよいし、使用者の使用者端末2に対する所定の操作が行われたタイミングでもよい。前者の場合には、使用者は、使用者端末2を介して予め管理サーバ5に自身の使用条件に関する情報を登録しておく。
前述したように、使用者管理データベースに含まれる充電残量の値やプリンタ機能の各値は、使用条件に関する情報の一例であるが、作業データベースに含まれる予定発行枚数の値も使用条件に関する情報の一例になり得る。
制御部51は、プリンタ機能の各値について、プリンタを使用者管理データベースに最初に記録(登録)する際に、例えば管理者が使用する使用者端末2Bから取得する。プリンタ機能の各値は、いったん使用者管理データベースに記録された後、基本的に更新されない。
制御部51は、プリンタ3の充電残量の情報を逐次、プリンタ3から取得して使用者管理データベースを更新する。制御部51は、各使用者の予定発行枚数の情報を、例えば管理者が使用する使用者端末2Bから随時取得して作業データベースを更新する。
(II)複数のプリンタ3のうち使用条件を満たすプリンタを選択する選択部
使用条件は、限定せずに様々に設定可能である。制御部51は、使用者管理データベースに含まれる複数のプリンタIDの中から、プリンタを使用する使用者ごとに設定された使用条件を満たすプリンタIDを選択する。
例えば使用条件として、使用者管理データベースに含まれる充電残量の値やプリンタ機能の各値に関連して、例えば以下のような条件を設定することができる。プリンタを使用する使用者ごとに作業内容に対応する使用条件を設定することで、プリンタを使用する使用者の作業内容に応じたプリンタを選択することができる。
(条件例i)印字幅が4インチであること
(条件例ii)台紙なしラベルによる印字が可能であること
(条件例iii)印字幅が2インチであって、かつカラー印字可能であること
(条件例iv)充電残量が80%(所定値の一例)以上であること
(条件例v)充電残量が最も大きいこと
条件例iv又は条件例vを設定することで、使用者が外出先でプリンタ3を使用する場合に、外出先でプリンタ3が電欠(バッテリーの残量不足)により動作不能になる可能性を低下させることができる。
また、使用条件として、作業データベースに含まれる予定発行枚数の値に関連して、以下のような条件を設定することができる。
(条件例vi)特定の使用者の予定発行枚数のラベルを発行可能な充電残量を有すること
このような使用条件を設定することで、外出先でプリンタを使用する使用者の作業に支障を来たさないようなプリンタを選択することができる。
例えば、作業データベースから特定される予定発行枚数をN1とし、現在の充電残量によるラベルの発行可能枚数をN2とする。ここで、使用者管理データベースから特定される各プリンタの現在の充電残量をCCURとし、1枚のラベルを発行する際に低下する充電残量をΔCとし、充電が必要となる最小の充電残量をCMINとした場合に、発行可能枚数N2は、(CCUR-CMIN)/ΔCにより算出できる。そして、発行可能枚数N2が予定発行枚数N1より大きいプリンタが選択される。なお、ΔCは統計的に既知であるとする。
(III)選択部によって選択されたプリンタ3に対して、使用者が視覚や聴覚によって認識可能な情報を出力するように当該プリンタ3を制御する出力制御部
制御部51は、選択部によって選択されたプリンタ3のうち、例えば使用者等により使用者端末2を介してプリンタIDが選択されると、選択したプリンタIDに対応するプリンタ3がブザー音の出力やLEDの発光等を行うように、当該プリンタ3に対して呼出しコマンドを送信する。この呼出しコマンドを受信することで、プリンタ3は、ブザー音の出力やLEDの発光等を行う。
制御部51は、プリンタ3がLEDによる複数の点滅パターンや複数パターンのブザー音を出力させることが可能である場合、使用者によって予め選択された点滅パターンやブザー音を出力するようにプリンタ3を制御するとよい。そうすることで、2以上の使用者が同時にプリンタを選択(ピックアップ)する状況では、各使用者は、自身が選択すべきプリンタを認識しやすくなる。
次に、図5及び図6を参照して、一実施形態のプリンタ管理システム1の動作例について説明する。なお、図5及び図6は、プリンタ3を鳴動させる(つまり、ブザー音を出力させたり振動させたりする)場合の例である。
先ず図5を参照すると、プリンタ管理システム1の動作を示すシーケンスチャートが示される。
図5において、プリンタ3は、例えば1時間ごとに充電残量の情報を管理サーバ5に送信する(ステップS2)。管理サーバ5は、充電残量の情報を受信すると、当該充電残量の情報が記録されるように使用者管理データベースを更新する(ステップS4)。
例えばプリンタ3を使用する使用者が使用者端末2(例えば、図1の使用者端末2A)のプリンタ管理アプリケーション上で所定の操作を行うことで、プリンタ管理アプリケーションは、管理サーバ5に対して使用者用画面の要求を送信する(ステップS10)。この要求に応じて管理サーバ5が使用者用画面を使用者端末2に送信し(ステップS12)、使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションが使用者用画面を表示する(ステップS13)。
使用者用画面には、使用者の使用条件を満たすプリンタを鳴動させるための鳴動要求ボタン(図示せず)が表示されている。なお、このシーケンスチャートでは、各使用者の使用条件は、管理サーバ5において、使用者IDに関連付けて設定済みであるとする。すなわち、このシーケンスチャートには図示しないが、例えば、使用者の操作に基づき使用者端末2が予め使用者の使用条件に関する情報を管理サーバ5に送信し、管理サーバ5が使用者端末2から受信した使用条件に関する情報を使用者IDに関連付けてデータベースに登録済みであるとする。
使用者による鳴動要求ボタンの操作に応じて(ステップS18)、使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションは、管理サーバ5に対して鳴動要求を送信する(ステップS20)。管理サーバ5は、鳴動要求を受信すると、使用者管理データベースに含まれるプリンタIDのうち、鳴動要求の送信元の使用者IDに対応する使用条件を満たすプリンタIDを選択する(ステップS22)。なお、ここでは、使用者ごとの使用条件(例えば、上記条件例i~viのいずれか)が管理サーバ5において登録済みであるとする。
また、プリンタIDを選択する際には、鳴動要求の送信元の使用者IDに対応する事業所に存在するプリンタを示すプリンタIDの中から選択することが好ましい。この場合、使用者IDに対応する事業所IDが作業データベース(図3)から特定され、事業所IDに対応する1以上のプリンタIDが使用者管理データベース(図2)から特定される。
管理サーバ5は、ステップS22で選択したプリンタIDに対応するプリンタ3に対して、呼出しコマンドを含むパケットを送信する(ステップS24)。プリンタ3は、パケットを受信するとコマンド処理を行う(ステップS26)。
コマンド処理の詳細を図6のフローチャートに示す。なお、図6では、複数のプリンタの中から使用者の使用条件を満たすプリンタとして選択されたプリンタがブザー音を出力する(つまり、鳴動させる)制御を行う場合を例としている。
図6を参照すると、コマンド処理において、管理サーバ5からパケットを受信すると(ステップS40:YES)、プリンタ3は、スリープ状態を解除して(ステップS42)、パケットを解析する。プリンタ3は、受信したパケットに呼出しコマンド以外のコマンドが含まれている場合には(ステップS44:NO)、当該コマンドに対応する他の処理を実行して(ステップS46)、コマンド処理を終了する。
受信したパケットに呼出しコマンドが含まれている場合(ステップS44:YES)、プリンタ3は、ステップS48~S58の処理を行う。
先ず、プリンタ3は、ブザー音量をチェックし(ステップS48)、音量がゼロである場合には(ステップS50:YES)、ブザー音を出力できないためエラー応答を管理サーバ5に返す(ステップS54)。音量がゼロでない場合であっても(ステップS50:NO)、印字中である場合には(ステップS52:YES)、プリンタ3が選択されるのに適切ではないためエラー応答を管理サーバ5に返す(ステップS54)。
ブザー音量がゼロでもなく、印字中でもない場合には(ステップS52:NO)、プリンタ3は、鳴動パターンを決定し(ステップS56)、ブザー鳴動処理(ブザー音の出力)を実行する(ステップS58)。鳴動パターンの決定は、プリンタ3が備えている複数の鳴動パターンの中からいずれかを選択することであり、予め鳴動パターンがプリンタ3に設定されている場合には、設定されている鳴動パターンを選択してもよい。あるいは、呼出しコマンドの中に鳴動パターンを特定する情報が含まれている場合には、呼出しコマンドに含まれる情報に従って鳴動パターンを選択してもよい。
例えば、管理サーバ5は、MQTTに従って呼出しコマンドを送信する場合、パラメータとして、使用者ごとに予め登録された鳴動パターンに対応するコードを含むようにする。プリンタ3は、パラメータに基づいて、複数の鳴動パターンの中からいずれかの鳴動パターンを選択してブザー鳴動処理を実行する。
再度図5を参照すると、一実施形態では、使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションは、使用者用画面に使用通知ボタン(図示せず)を表示し、この使用通知ボタンの操作に応じて使用通知を管理サーバ5に送信する(ステップS28,S30)。
使用通知は、コマンド処理において鳴動したプリンタ3を使用することを通知するために行われる。すなわち、鳴動したプリンタ3を使用者が選択(ピックアップ)しない場合もあり得るため、使用者が実際に当該プリンタ3を選択した場合に、プリンタ管理アプリケーションを通して管理サーバ5に通知する。使用通知を受信した管理サーバ5は、使用者管理データベースを更新する(ステップS32)。この使用者管理データベース(図2)の更新では、対応するプリンタID(鳴動したプリンタ3のプリンタID)に対応する使用情報として、「使用中」を示す値と、使用者に対応する使用者IDとが記録される。
以上説明したように、一実施形態のプリンタ管理システム1では、プリンタの使用者が複数のプリンタの中から自身の使用条件を満たすプリンタをピックアップ(選択)しようとする状況では、使用者端末2上で所定の操作を行う。それによって、複数のプリンタのうち使用者の使用条件を満たすプリンタから、使用者が視覚や聴覚によって認識可能な情報が出力される。そのため、使用者は、複数のプリンタの中から自身の使用条件を満たすプリンタを容易に認識する(見分ける)ことができる。
図5では、使用者端末2からの鳴動要求に応じて管理サーバ5がプリンタ3を選択する場合について説明したが、その限りではない。一実施形態では、使用者端末2側でプリンタ3を選択し、その選択結果を管理サーバ5に通知するように構成してもよい。
図7は、使用者端末2側でプリンタ3を選択し、その選択結果を管理サーバ5に通知するように構成したシーケンスチャートである。
図7のシーケンスチャートでは、使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションは、ステップS13で表示される使用者用画面において、使用条件を設定可能であり、さらには使用条件を満たすプリンタを選択可能となるように構成される。すなわち、使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションは、ステップS13で表示される使用者用画面上で使用条件を設定し、当該使用条件を満足するプリンタを選択するプリンタ選択要求を管理サーバ5に送信する(ステップS14)。管理サーバ5は、プリンタ選択要求を受けて、使用条件を満たす1以上のプリンタIDを選択し(ステップS15)、選択したプリンタIDを含む使用者用画面を使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションに返す(ステップS16)。プリンタ管理アプリケーションは、使用条件を満たすプリンタIDの一覧を含む使用者用画面を表示する(ステップS17)。
ステップS17で表示される使用者用画面は、使用条件を満足する1以上のプリンタIDの中からいずれかのプリンタIDを指定して鳴動要求操作ができるように構成されている。使用者による鳴動要求操作に応じて送信される鳴動要求には、ステップS17で指定されたプリンタIDが含まれる(ステップS20a)。鳴動要求を受信した管理サーバ5は、鳴動要求に含まれるプリンタIDに対応するプリンタ3に対して、呼出しコマンドを含むパケットを送信する(ステップS24)。
図8に、図7のステップS13~S17で表示される使用者用画面の遷移例を示す。
図8において、ステップS13で表示されるのは、使用者用画面G1である。使用者用画面G1は、使用者用画面の要求の送信元の使用者IDに対応する事業所に存在するプリンタを示すプリンタIDの一覧101(xxx事業所の使用可能プリンタの一覧)を含む。なお、事業所に存在するすべてのプリンタを示すプリンタIDがプリンタIDの一覧101に含まれるのではなく、使用中を示すプリンタID(使用者管理データベースの使用情報が「使用中」となっているプリンタID)は、使用者が選択できないため、プリンタIDの一覧101には含まれないようにするとよい。
プリンタIDの一覧101の各プリンタIDには、例えば、機種と充電残量の情報が関連付けられる。各プリンタIDに関連付けて、対応するプリンタIDを選択するためのボタンb1(「鳴らす」)が表示される。ここで、いずれかのボタンb1が操作されると、操作されたボタンb1に対応するプリンタIDを含む鳴動要求が管理サーバ5に送信されるように構成されている。
例えば、使用者は、プリンタIDの一覧101に含まれる複数のプリンタIDの中から、充電残量の大きいプリンタを示すプリンタIDを選択することができる。
使用者が使用者端末2A(図1参照)を所持しながら複数のプリンタからいずれかのプリンタを選択するような状況では、使用者は、使用者端末2A上でいずれかのボタンb1を操作すると直ちに使用条件を満たすプリンタが鳴動して、そのプリンタを認識することができる。その際、複数の使用者が同一の動作(ボタンb2の操作)を行う場合でも各使用者がボタンb2を操作したタイミングでプリンタ3が鳴動するため、使用者はどのプリンタを選択したら良いのか認識でき、使用者間でプリンタのピックアップ(選択)誤りが生じ難い。
また、プリンタ3を鳴動させるときには「〇〇さんが使います」という音声を出力させたり、プリンタ3に表示させるときには「〇〇さんが本日使用します」と表示させたりすることで、さらに使用者間でプリンタのピックアップ誤りが生じ難くさせることができる。
図8に示す使用者用画面G1には、ボタンb2(「作業量に合ったプリンタに絞る」)が設けられている。ボタンb2が操作されると、使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションは、管理サーバ5と通信を行うことで使用条件を満たす1以上のプリンタIDの情報を取得し、当該1以上のプリンタIDのみからなるプリンタIDの一覧102を含む使用者用画面G2を表示する。
すなわち、ボタンb2が操作されるとプリンタ管理アプリケーションは、使用条件を満たすプリンタIDの情報を管理サーバ5に要求する。管理サーバ5は、使用者管理データベース及び作業データベースを参照して使用条件を満たす1以上のプリンタIDを特定し、使用条件を満たす1以上のプリンタIDの情報をプリンタ管理アプリケーションに返す。つまり、管理サーバ5は、使用条件を満たす1以上のプリンタIDを特定する際には、通信相手のプリンタ管理アプリケーションの使用者IDに対応する予定発行枚数を作業データベースから特定し、例えば発行可能枚数が予定発行枚数より大きいプリンタIDを選択する。
使用者用画面G2において、例えば、プリンタID:P210に対応するボタンb1を選択すると(つまり、プリンタID:P210に対応するプリンタを選択すると)、管理サーバ5から当該プリンタに対して呼出しコマンドを含むパケットを送信され、当該プリンタが鳴動する。また、プリンタID:P210に対応するボタンb1を選択すると、使用者用画面G3が表示される。
使用者用画面G3には、選択されたプリンタIDの情報を含むプリンタIDの一覧103が含まれる。ここで、鳴動するプリンタを使用者が認識し、当該プリンタを使用することを決定した場合、使用者は、選択したプリンタIDに対応するボタンb3(「使う」)を操作する。このボタンb3に対する操作は、図7のステップS28の使用通知操作に相当する。
図9に、図7のステップS13~S17で表示される使用者用画面の別の遷移例を示す。
図9の使用者用画面G1は、図8の使用者用画面G1と比較して、ボタンb4(「条件を入れて絞る」)が含まれる点が異なる。
ボタンb4が操作されると、使用者端末2のプリンタ管理アプリケーションは、管理サーバ5と通信を行うことで使用条件を設定するための条件入力テーブル104を含む使用者用画面G5を表示する。条件入力テーブル104では、例えば、使用者管理データベースのプリンタ機能に対応する複数の項目の各々について使用条件を設定することができる。
使用者が条件入力テーブル104において使用条件を設定した後にボタンb5(「検索」)を操作すると、使用者用画面G6が表示される。使用者用画面G6には、プリンタIDの一覧101で表示された複数のプリンタIDのうち、条件入力テーブル104で設定した使用条件を満たす1以上のプリンタIDのみからなるプリンタIDの一覧105を含む。すなわち、ボタンb5が操作されるとプリンタ管理アプリケーションは、条件入力テーブル104によって設定された使用条件を満たすプリンタIDの情報を管理サーバ5に要求する。管理サーバ5は、使用者管理データベース及び作業データベースを参照して使用条件を満たす1以上のプリンタIDを特定し、使用条件を満たす1以上のプリンタIDの情報をプリンタ管理アプリケーションに返す。なお、条件を変える場合にはボタンb6(「条件を変える」)を操作することで、使用者用画面G5に戻り再度検索することができる。
使用者は、使用者用画面G6において、自身の使用条件を満たす1以上のプリンタIDの中からいずれかのプリンタIDを選択する(つまり、ボタンb1を操作する)ことで、当該プリンタIDに対応するプリンタを鳴動させることができる。
図3に示した作業データベースでは、事業所IDと使用者IDとを対応付けることで、事業所IDが示す事業所に、使用者IDが示す使用者が勤務している場合を想定したが、その限りではない。使用者が複数の事業所で勤務する場合もあり得るため、使用者の位置に近い事業所にあるプリンタの中から、使用者の使用条件を満足するプリンタを選択できるとよい。
そこで、一実施形態では、管理サーバ5の制御部51が使用者の位置情報を取得する第2取得部として機能する。例えば、使用者が所持する使用者端末2AがGPS機能等を備えており、使用者端末2Aの位置情報を逐次取得して管理サーバ5に通知する。
また、管理サーバ5のストレージ52(記憶部の一例)は、各事業所の位置情報を事業所IDに対応付けて記憶している。使用者管理データベースでは、事業所IDとプリンタIDが対応付けられているため、プリンタIDごとに位置情報が対応付けられているに等しい。
制御部51は、使用者の使用条件を満たす1以上のプリンタIDを選択する場合、先ず、当該使用者の位置情報(つまり、当該使用者が所持する使用者端末2Aの位置情報)が示す位置に最も近い位置にある事業所を特定する。次いで制御部51は、特定した事業所を示す事業所IDに対応付けられたプリンタIDの中から使用条件を満たす1以上のプリンタIDを選択する。このようにすることで使用者は、複数の事業所のいずれかで勤務する場合に、自身の最も近い事業所にあるプリンタの中から自身の使用条件を満足するプリンタを選択できる。
以上、本発明の情報処理装置、情報処理システム、及び、情報処理方法の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。
例えば、図8及び図9に例示したようなプリンタIDを選択する使用者用画面は、図1の使用者端末2Aだけでなく、使用者端末2Bにおいても表示させることが可能である。したがって、事業所の管理者がプリンタIDを選択する操作を行い、現場にいる使用者に複数のプリンタの中から自身が使用するプリンタとしてピックアップ(選択)すべきプリンタを認識させることもできる。
管理サーバ5の機能の一部を使用者端末2の機能としてもよく、使用者端末2の機能を管理サーバ5の機能としてもよい。すなわち、管理サーバと使用者端末の間では、適宜機能を分散させることができる。また、管理サーバの機能は、データベースサーバを含む複数のサーバで分散して実現してもよい。
1…プリンタ管理システム
2…使用者端末
21…制御部
22…操作入力部
23…表示部
24…通信部
3…プリンタ
31…制御部
32…操作入力部
33…表示部
34…搬送部
35…印字部
36…通信部
37…ブザー出力部
38…バッテリ
5…管理サーバ
51…制御部
52…ストレージ
53…通信部
101~103,105…プリンタIDの一覧
104…条件入力テーブル
NW…ネットワーク

Claims (8)

  1. 使用者が視覚又は聴覚によって認識可能な情報を出力可能な複数のプリンタと通信可能な情報処理装置であって、
    プリンタの使用者の使用条件に関する情報を取得する第1取得部と、
    前記複数のプリンタのうち前記使用条件を満たすプリンタを選択する選択部と、
    前記選択部によって選択されたプリンタに、前記使用者が視覚又は聴覚によって使用するプリンタを認識させるための情報を出力するように、当該プリンタを制御する出力制御部と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記複数のプリンタは、二次電池によって供給される電力によって動作し、
    前記第1取得部は、前記使用条件に関する情報として、前記複数のプリンタの各々の二次電池の充電残量に関する情報を取得し、
    前記使用条件は、充電残量が所定値以上であることである、
    請求項1に記載された情報処理装置。
  3. 前記使用条件は、前記使用者によるプリンタの印字媒体の予定発行枚数を満たすことであって、
    前記選択部は、前記複数のプリンタのうち、前記予定発行枚数を発行可能な充電残量を有するプリンタを選択する、
    請求項2に記載された情報処理装置。
  4. 前記複数のプリンタの位置情報を記憶する記憶部と、
    前記使用者の位置情報を取得する第2取得部と、を備え、
    前記選択部は、前記複数のプリンタのうち前記使用条件を満たすプリンタが2以上存在する場合には、2以上のプリンタの中から前記使用者の位置に最も近いプリンタを選択する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載された情報処理装置。
  5. 前記プリンタは、前記使用者が視覚又は聴覚によって認識可能な複数の異なる情報を出力可能であって、
    前記出力制御部は、前記複数の異なる情報のうち前記使用者によって予め選択された情報を出力するように制御する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載された情報処理装置。
  6. 使用者が視覚又は聴覚によって認識可能な情報を出力可能な複数のプリンタと通信可能な情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能な通信端末と、を含む情報処理システムであって、
    前記通信端末は、前記複数のプリンタのうち少なくともいずれかのプリンタから視覚又は聴覚によって認識可能な情報を出力させることを要求する要求部を有し、
    前記情報処理装置は、
    使用者のプリンタの使用条件に関する情報を取得する第1取得部と、
    前記複数のプリンタのうち前記使用条件を満たすプリンタを選択する選択部と、
    前記要求部からの要求に応じて、前記選択部によって選択されたプリンタに、前記使用者が視覚又は聴覚によって使用するプリンタを認識させるための情報を出力するように、当該プリンタを制御する出力制御部と、を有する、
    情報処理システム。
  7. 前記通信端末は、前記使用者の操作に基づいて前記使用条件に関する情報を入力する入力部を備え、
    前記第1取得部は、前記入力部に入力された前記使用条件に関する情報を前記通信端末から取得する、
    請求項6に記載された情報処理システム。
  8. 使用者が視覚又は聴覚によって認識可能な複数の異なる情報を出力可能な複数のプリンタと通信可能な情報処理装置と、前記情報処理装置と通信可能な通信端末と、の間の情報処理方法であって、
    前記通信端末が、前記複数のプリンタのうち少なくともいずれかのプリンタに、前記使用者が視覚又は聴覚によって使用するプリンタを認識させるための情報を出力させる要求を行い、
    前記情報処理装置が、前記使用者のプリンタの使用条件に関する情報を取得し、
    前記情報処理装置が、前記通信端末からの要求に応じて、前記複数のプリンタのうち前記使用条件を満たすプリンタを選択し、
    前記情報処理装置が、選択されたプリンタが前記複数の異なる情報のうち前記使用者によって予め選択された情報を出力するように当該プリンタを制御する、
    情報処理方法。
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