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JP2021139409A - 無段変速機 - Google Patents

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JP2021139409A
JP2021139409A JP2020035930A JP2020035930A JP2021139409A JP 2021139409 A JP2021139409 A JP 2021139409A JP 2020035930 A JP2020035930 A JP 2020035930A JP 2020035930 A JP2020035930 A JP 2020035930A JP 2021139409 A JP2021139409 A JP 2021139409A
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JP
Japan
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sheave
continuously variable
variable transmission
movable
rotating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP2020035930A
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English (en)
Inventor
博則 浅岡
Hironori Asaoka
博則 浅岡
啓輔 二宮
Hirosuke Ninomiya
啓輔 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】伝動ベルトのシーブ接触面の摩耗を抑制することができる無段変速機を提供すること。【解決手段】回転軸と一体化された固定シーブと、回転軸と一体に回転するとともに回転軸の軸線方向に移動することができるように回転軸に嵌合した可動シーブとをそれぞれ有する一対のプーリと、一対のプーリに巻き掛けられた伝動ベルトとを備えた無段変速機であって、固定シーブ及び可動シーブのそれぞれの肉厚は、シーブ外径端から径方向で軸中心に向かって伝動ベルトのシーブ接触面における径方向の幅よりも狭い範囲が、狭い範囲以外に対して不連続で薄い。【選択図】図3

Description

本発明は、無段変速機に関する。
従来、車両の変速機として、プライマリプーリとセカンダリプーリとに伝動ベルトを巻き掛け、各プーリに対する伝動ベルトの巻き掛け半径を連続的に変化させることによって、変速比を無段階に変化させることができるベルト式の無段変速機が知られている(特許文献1など)。
特開2019−065994号公報
しかしながら、例えば、無段変速機の変速比を最大化させるために、伝動ベルトをできるだけセカンダリプーリのテーパー面における最外径側に巻き掛けるようにすると、セカンダリプーリのシーブ外径側のエッジに伝動ベルトのシーブ接触面が接触し、エッジ当たりによる面圧上昇によって伝動ベルトのシーブ接触面の摩耗が促進されてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、伝動ベルトのシーブ接触面の摩耗を抑制することができる無段変速機を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る無段変速機は、回転軸と一体化された固定シーブと、前記回転軸と一体に回転するとともに前記回転軸の軸線方向に移動可能に前記回転軸に設けられた可動シーブとをそれぞれ有する一対のプーリと、前記一対のプーリに巻き掛けられた伝動ベルトと、を備えた無段変速機であって、前記固定シーブ及び前記可動シーブのそれぞれの肉厚は、シーブ外径端から径方向で軸中心に向かって前記伝動ベルトのシーブ接触面における前記径方向の幅よりも狭い範囲が、前記狭い範囲以外に対して不連続で薄いことを特徴とするものである。
本発明に係る無段変速機においては、シーブの径方向において、シーブ外径側における前記狭い範囲の肉厚を、前記狭い範囲以外の肉厚に対して不連続で薄くすることによって、前記狭い範囲の肉厚が前記狭い範囲以外の肉厚と連続して薄くなる場合よりも、シーブの前記狭い範囲における剛性を小さくすることができる。これにより、本発明に係る無段変速機は、伝動ベルトのシーブ接触面が、シーブ外径側のエッジに接触したとしても、シーブの前記狭い範囲における剛性が小さいため、エッジ当たりによる面圧上昇を低減することができ、伝動ベルトのシーブ接触面の摩耗を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る無段変速機を模式的に示した図である。 図2は、実施形態に係る無段変速機を模式的に示した側面図である。 図3は、セカンダリプーリにおける第2固定シーブのテーパー面と、チェーンベルトにおけるロッカーピンの端面との接触部分を示した図である。
以下に、本発明に係る無段変速機の実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る無段変速機1を模式的に示した図である。図2は、実施形態に係る無段変速機1を模式的に示した側面図である。
図1及び図2に示すように、実施形態に係る無段変速機1は、図示しない駆動力源からトルクが伝達される入力軸2と、入力軸2と一体に回転するプライマリプーリ3と、図示しない駆動軸などの出力部材にトルクを伝達する出力軸4と、出力軸4と一体に回転するセカンダリプーリ5と、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ5とに巻き掛けられたチェーンベルト6とを備えている。
プライマリプーリ3は、円錐形状の第1固定シーブ31と第1可動シーブ32とによって構成され、第1固定シーブ31は入力軸2に一体に形成されている。第1可動シーブ32は、入力軸2と一体に回転し、且つ、入力軸2の回転中心軸線方向(以下、単に軸線方向と記す。)への移動が可能なように、例えば、入力軸2にスプライン嵌合されている。そして、第1固定シーブ31に第1可動シーブ32を接近または離隔させることによって、変速比を変化させるようになっている。第1固定シーブ31及び第1可動シーブ32におけるテーパー面31a,32aは、入力軸2の軸線方向で対向して配置されており、それらのテーパー面31a,32aによりV溝が形成されている。入力軸2の軸線方向で第1可動シーブ32におけるテーパー面32aとは反対側に、第1可動シーブ32を軸線方向に移動させる第1油圧アクチュエータ7が設けられている。第1油圧アクチュエータ7は、例えば、図示しない油圧源からオイルが供給されることにより、第1可動シーブ32を第1固定シーブ31に接近させる推力を生じるように構成されている。
また、第1固定シーブ31には、入力軸2の軸線方向でテーパー面31aとは反対側における外縁に、切り欠き部31bが設けられている。また、第1可動シーブ32には、入力軸2の軸線方向でテーパー面32aとは反対側における外縁に、切り欠き部32bが設けられている。
セカンダリプーリ5は、プライマリプーリ3とほぼ同様に構成されており、円錐形状の第2固定シーブ51と第2可動シーブ52とによって構成され、第2固定シーブ51は出力軸4に一体に形成されている。第2可動シーブ52は、出力軸4と一体に回転し、且つ、出力軸4の回転中心軸線方向(以下、単に軸線方向と記す。)への移動が可能なように、例えば、出力軸4にスプライン嵌合されている。第2固定シーブ51及び第2可動シーブ52におけるテーパー面51a,52aは、出力軸4の軸線方向で対向して配置されており、それらのテーパー面51a,52aによってV溝が形成されている。出力軸4の軸線方向で第2可動シーブ52におけるテーパー面52aとは反対側に、第2可動シーブ52を軸線方向で第2固定シーブ51側に移動させる第2油圧アクチュエータ8が設けられている。第2油圧アクチュエータ8は、例えば、図示しない油圧源からオイルが供給されることにより、第2可動シーブ52を第2固定シーブ51に接近させる推力を生じるように構成されている。
また、第2固定シーブ51には、出力軸4の軸線方向でテーパー面51aとは反対側における外縁に、切り欠き部51bが設けられている。また、第2可動シーブ52には、出力軸4の軸線方向でテーパー面52aとは反対側における外縁に、切り欠き部52bが設けられている。
チェーンベルト6は、プライマリプーリ3とセカンダリプーリ5との間でトルクを伝達する伝動ベルトであって、プライマリプーリ3のV溝とセカンダリプーリ5のV溝とに巻き掛けられている。チェーンベルト6は、チェーンベルト6の幅方向に並ぶ複数のリンクプレート61、及び、それらのリンクプレート61同士をチェーンベルト6の長さ方向で屈曲可能に環状に連結するロッカーピン62を備えている。
リンクプレート61は、例えば、金属の板状部材によって形成されている。リンクプレート61には、ロッカーピン62を挿入する貫通孔が形成されている。この貫通孔は、リンクプレート61の長手方向の両端側の二箇所に形成されている。
ロッカーピン62は、例えば、金属の棒状部材によって形成されている。ロッカーピン62は、上記のように、リンクプレート61の貫通孔に嵌め込まれてリンクプレート61同士を連結するとともに、所定のリンクプレート61同士の間の相対回転が可能なようにリンクプレート61同士を支持している。ロッカーピン62は、ロッカーピン62の軸線方向の両側の端面62a,62bが、それぞれ、チェーンベルト6がプライマリプーリ3及びセカンダリプーリ5に巻き掛かった状態で、各テーパー面31a,32a,51a,52aに接触するシーブ接触面となるように構成されている。
実施形態に係る無段変速機1において、プライマリプーリ3の第1固定シーブ31及び第1可動シーブ32のそれぞれの肉厚、並びに、セカンダリプーリ5の第2固定シーブ51及び第2可動シーブ52のそれぞれの肉厚は、シーブ外径端から軸線方向と直交する方向である径方向で軸中心に向かってチェーンベルト6のシーブ接触面における径方向の幅よりも狭い範囲が、前記狭い範囲以外に対して不連続で薄くなっている。
すなわち、実施形態に係る無段変速機1では、上述したように、第1固定シーブ31、第1可動シーブ32、第2固定シーブ51、及び、第2可動シーブ52のテーパー面31a,32a,51a,52aとは反対側における外縁に、切り欠き部31b,32b,51b,52bを設けることによって、シーブ外径側の領域の肉厚を薄くして剛性を局所的に低下させている。
図3は、セカンダリプーリ5における第2固定シーブ51のテーパー面51aと、チェーンベルト6におけるロッカーピン62の端面62bとの接触部分を示した図である。
図3に示すように、実施形態に係る無段変速機1では、第2固定シーブ51のテーパー面51aとは反対側における外縁に設けた切り欠き部51bの径方向の長さL1が、チェーンベルト6におけるロッカーピン62の端面62bの径方向の幅L2よりも短い。
ここで、第2固定シーブ51に切り欠き部51bを設けて、第2固定シーブ51の肉厚を薄くする範囲が広すぎると、第2固定シーブ51の剛性が低下し過ぎてしまい、動力伝達の効率低下につながってしまう。そのため、実施形態に係る無段変速機1では、切り欠き部52bを設けて、第2固定シーブ51の肉厚を薄くする範囲を、第2固定シーブ51のシーブ外径端から径方向で軸中心に向かって、チェーンベルト6におけるロッカーピン62の端面62bの径方向における幅L2よりも狭い範囲(切り欠き部51bの径方向長さL1)としている。
これにより、実施形態に係る無段変速機1においては、第2固定シーブ51の径方向の外径側における前記狭い範囲の肉厚を、前記狭い範囲以外の肉厚よりも不連続で薄くすることによって、前記狭い範囲の肉厚が前記狭い範囲以外の肉厚と連続して薄くなる場合よりも、前記狭い範囲の剛性を小さくすることができる。よって、実施形態に係る無段変速機1は、チェーンベルト6をできるだけ第2固定シーブ51のテーパー面51aにおける最外径側に巻き掛けて、ロッカーピン62の端面62bが、シーブ外径側のエッジ51cに接触したとしても、エッジ当たりによる面圧上昇を低減することができ、チェーンベルト6のシーブ接触面である端面62bの摩耗を抑制することができる。
また、実施形態に係る無段変速機1では、第2固定シーブ51だけではなく、第1固定シーブ31、第1可動シーブ32、及び、第2可動シーブ52についても、切り欠き部31b,32b,52bの径方向の長さを、チェーンベルト6におけるロッカーピン62の端面62a,62bの径方向の幅よりも短くしている。これにより、第2固定シーブ51について説明したのと同様に、第1固定シーブ31、第1可動シーブ32、及び、第2可動シーブ52において、ロッカーピン62の端面62a,62bが、シーブ外径側のエッジに接触したとしても、エッジ当たりによる面圧上昇を低減することができ、チェーンベルト6のシーブ接触面である端面62a,62bの摩耗を抑制することができる。
1 無段変速機
2 入力軸
3 プライマリプーリ
4 出力軸
5 セカンダリプーリ
6 チェーンベルト
7 第1油圧アクチュエータ
8 第2油圧アクチュエータ
31 第1固定シーブ
31a,32a,51a,52a テーパー面
31b,32b,51b,52b 切り欠き部
32 第1可動シーブ
51 第2固定シーブ
51c エッジ
52 第2可動シーブ

Claims (1)

  1. 回転軸と一体化された固定シーブと、前記回転軸と一体に回転するとともに前記回転軸の軸線方向に移動可能に前記回転軸に設けられた可動シーブとをそれぞれ有する一対のプーリと、
    前記一対のプーリに巻き掛けられた伝動ベルトと、
    を備えた無段変速機であって、
    前記固定シーブ及び前記可動シーブのそれぞれの肉厚は、シーブ外径端から径方向で軸中心に向かって前記伝動ベルトのシーブ接触面における前記径方向の幅よりも狭い範囲が、前記狭い範囲以外に対して不連続で薄いことを特徴とする無段変速機。
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