JP5877900B2 - 金属ベルト用エレメント - Google Patents
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Description
本発明は、無段変速機のドライブプーリとドリブンプーリとに巻き回される金属ベルトのエレメントに関する。
従来、ドライブプーリと、ドリブンプーリと、この2つのプーリに巻き回される金属ベルトとで構成されるベルト式無段変速機が知られている(例えば、日本国特開平6−307510号公報参照)。
図7は、ドライブプーリ98及びドリブンプーリ95の中心軸線を含む断面におけるドライブプーリ98及びドリブンプーリ95と金属ベルト97との接触面(以下、「V面」と呼ぶ)を直線状に形成したときの、同じ断面における金属ベルト97の長手方向中心線のずれΔeを示している。図7に示すように、変速比を最大(Lowレシオ)から、中間(MIDレシオ)を経て最小(オーバードライブ(OD)レシオ)に変化させることにより、金属ベルト97はドライブプーリ98及びドリブンプーリ95のプーリ溝の幅の変化に応じて両プーリ98,95の中心軸線方向に移動するが、ドライブプーリ98側とドリブンプーリ95側で金属ベルト97の移動量が異なるため、金属ベルト97の長手方向中心線は左右方向にずれΔeが変化し、金属ベルト97の向き99が左右に揺動する(この金属ベルト97の長手方向中心線のずれを「ミスアライメント」と呼ぶ)。
このような金属ベルトのミスアライメントが起こると、ドライブ及びドリブンプーリと金属ベルトとの接触面(V面)において偏摩耗が発生したり、金属ベルトが捻れることにより金属ベルトの耐久性が低下する。
そこで、特許文献1のものでは、プーリの外径側の母線の傾斜角度(プーリの中心軸線に垂直な平面に対する角度)を内径側の母線の傾斜角度よりもプーリ溝の幅が広くなるように設定し、プーリの外径側と内径側との境界部分を滑らかな凸曲面形状とし、金属ベルトのエレメントのボディ部側縁も、プーリに対応させて、金属ベルトの外径側の角度をプーリの内径側に線接触するように設定し、金属ベルトの内径側の角度をプーリの外径側に線接触するように設定して、ミスアライメントを抑制している。
また、ミスアライメントを抑制すべく、プーリの内径側から外径側までの母線を滑らかな曲線とした無段変速機も知られている(例えば、日本国特開2002−31215号公報参照)。
特許文献1のものでは、境界部分を滑らかな凸曲面形状としているが、境界部分の母線の角度の変化量が大きいため、エレメントが境界部分で接触するときの変速制御が難しいという問題がある。
一方、特許文献2では、プーリとエレメントとの接触部分が点接触となるため、エレメントがプーリの内径側で接触する小径状態では、エレメントとプーリとの間の摩擦係数が低下するという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、小径状態でのエレメントとプーリとの間での摩擦力を確保しつつ、ミスアライメントを減少させることができる無段変速機の金属ベルト用エレメントを提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、固定側プーリ半体と可動側プーリ半体とで画成されたプーリ溝を夫々備えるドライブプーリ及びドリブンプーリと、エレメントを有し、該ドライブプーリ及び該ドリブンプーリのプーリ溝に巻き回されるベルトとを備え、前記固定側プーリ半体と前記可動側プーリ半体のうち少なくとも前記固定側プーリ半体の前記エレメントとの接触面は、その径方向内側に、径方向外方に向かって前記プーリ溝が広がるように母線が一定の角度で傾斜する一定角度傾斜母線部分が形成され、前記接触面の径方向外側は、径方向外方に向かって次第に前記プーリ溝が広がりながら傾斜角度が大きくなるように母線が湾曲する湾曲母線部分が形成され、前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリのうちの一方のプーリの前記可動側プーリ半体を該一方のプーリの前記固定側プーリ半体から離隔させることにより、該一方のプーリ溝の幅を増加させ、前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリのうちの他方のプーリの前記可動側プーリ半体を該他方のプーリの前記固定側プーリ半体に接近させることにより、該他方のプーリ溝の幅を減少させて変速比を変更するベルト式無段変速機に用いられるベルトのエレメントであって、前記エレメントには、隣接するエレメントと接触するロッキングエッジ部が形成され、前記エレメントの側縁であって、前記ベルトの径方向外側は、前記プーリの一定角度傾斜母線部分に線接触するように直線形状とされ、前記エレメントの両側縁部下端には、前記ロッキングエッジ部よりも下方に位置させて、ベルト径方向の内方に向かって延びる突片部が夫々設けられ、該突片部は、前記エレメントと前記プーリの径方向外側の湾曲母線部分とが接触するときに、前記プーリの軸線方向内方に撓むことを特徴とする。
本発明によれば、ベルトがプーリに小径に巻付く場合には、プーリの一定角度傾斜母線部分とエレメントの側縁の直線形状の部分とが接触し、エレメントとプーリとが線接触する状態となる。従って、本発明によれば、ベルトがプーリに小径に巻き付く場合の摩擦係数の低下を防ぐことができる。
また、ベルトがプーリに大径に巻付く場合には、突片部の幅方向外側の側縁がプーリの湾曲母線部分に撓みながら接触する。これにより、従来のようにエレメントの側縁下端とプーリが局所的に接触することを防止でき、エレメントとプーリの耐久性を向上させることができる。
[2]また、本発明においては、突片部は、そのベルト径方向外方端の幅を突片部の撓みが許容される所定幅に設定されると共に、ベルト径方向内方に向かうに従って次第に幅が広くなるように形成されることが好ましい。
かかる構成によれば、撓むことが可能な突片部を容易に形成することができるとともに、ベルト径方向内方に向かうに従って次第に幅が広くなるため、突片部の耐久性を高めることができる。
[3]また、本発明において、突片部の幅方向外側の側縁は、エレメントの側縁の直線形状の延長線上に沿う直線形状とすることができる。かかる構成によれば、プーリの径方向内側の一定角度傾斜母線部分に線接触するエレメントの部分を突片部まで延ばすことができ、より高い摩擦力を得ることができる。
[4]また、本発明において、突片部の幅方向外側の側縁は、幅方向内方に向かって凹む湾曲形状とすることもできる。かかる構成によれば、プーリの径方向外側の湾曲母線部分に突片部が撓みながら接触するときに、突片部の湾曲形状とプーリの湾曲母線部分とが線接触し易くなり、プーリの径方向外側においてもエレメントとの摩擦力を高めることができる。
[5]また、突片部の湾曲形状の曲率半径は、プーリの湾曲母線部分の曲率半径以上であることが好ましい。かかる構成によれば、突片部が撓むときにプーリの湾曲母線部分に比較的広い範囲で突片部の湾曲形状の部分が線接触し易い。従って、突片部とプーリとが安定して線接触し易く、面圧を低下させて、エレメント及びプーリの耐久性を向上させることができる。
図1から図5を参照して、本発明の金属ベルト用エレメントの第1実施形態を説明する。図1は第1実施形態のエレメントを用いたベルト式無段変速機1の全体構成を示している。ベルト式無段変速機1は、駆動源としてのエンジンENGの出力軸とフライホイールダンパー10を介して繋がる変速機入力軸2と、これに平行に配設された変速機カウンタ軸3と、これら両軸2,3の間に配設された金属ベルト機構4と、変速機入力軸2の上に配設された前後進切換機構20とから構成される。このベルト式無段変速機1には、油圧ポンプ30、変速制御バルブ60が設けられている。油圧ポンプ30は、作動油を油路30cを介して変速制御バルブ60に送る。変速制御バルブ60は送られた作動油の油圧を調整・制御することができる。そして、変速制御バルブ60で調圧された作動油が油路30d,30eを介して金属ベルト機構4に送られることにより、ベルト式無段変速機1の変速制御がなされる。
金属ベルト機構4は、変速機入力軸2上に回転自在に配設されたドライブプーリ5と、変速機カウンタ軸3と一体回転するように変速機カウンタ軸3上に配設されたドリブンプーリ8と、両プーリ5,8に巻き掛けられた金属ベルト7とで構成される。
金属ベルト7は、図2に示すように、環状に連結された多数のエレメント40と、このエレメント40に積層状態で取付けられた2束のリング50とで構成される。エレメント40は、図3に示すように、平板状に形成されており、左右にイヤー部42が延びるヘッド部41と、イヤー部42よりも左右に延びるボディ部44と、このボディ部44とヘッド部41とを繋ぐネック部43とから構成されている。
ヘッド部41の一方の面にはノーズホール41aが形成されており、他方の面には、隣接するエレメント40のノーズホール41aに挿入可能なノーズ部41bが形成されている。隣接するエレメント40同士でノーズ部41bがノーズホール41aに嵌合することにより、隣接するエレメント40同士が連結される。
ボディ部44は、その上方部分に幅方向に延びるロッキングエッジ部44aが設けられると共に、両側縁下端部であって、ロッキングエッジ部44aよりも下方(ベルト径方向内方)の位置から下方に延びる突片部48を備える。
リング50は、環状の無端金属帯を径方向に積層して構成され、エレメント40の左右に形成されたイヤー部42とネック部43とボディ部44とで画成される空間に配置され、イヤー部42の下縁とボディ部44の上縁(サドル面45)とに挟持されている。突片部48を含むボディ部44の左右両側縁にはV面46が形成されており、このV面46が後述するドライブプーリ5及びドリブンプーリ8のV面11に接触して挟持される。
ドライブプーリ5は、変速機入力軸2の上に回転自在に且つ軸方向に移動不能に配設された固定側プーリ半体5Aと、この固定側プーリ半体5Aに対して軸方向に相対移動可能な可動側プーリ半体5Bとで構成される。可動側プーリ半体5Bの側方にはドライブ側シリンダ室6が形成され、変速制御バルブ60から油路30dを介して供給される油圧により、可動側プーリ半体5Bを軸方向に移動させる軸方向推力(ドライブプーリ軸方向推力)が発生する。固定側プーリ半体5Aの金属ベルト7と接触する部分(接触面)にはV面11が形成されており、このV面11は可動側プーリ半体5Bにも固定側プーリ半体5Aと対向するように形成されている。そして固定側プーリ半体5A及び可動側プーリ半体5Bに形成されたV面11により金属ベルト7が挟持される。
ドリブンプーリ8は、変速機カウンタ軸3の上に結合して配設された固定側プーリ半体8Aと、この固定側プーリ半体8Aに対して軸方向に相対移動可能な可動側プーリ半体8Bとから構成される。可動側プーリ半体8Bの側方にはドリブン側シリンダ室9が形成され、変速制御バルブ60から油路30eを介して供給される油圧により、可動側プーリ半体8Bを軸方向に移動させる軸方向推力(ドリブンプーリ軸方向推力)が発生する。ドリブンプーリ8においてもドライブプーリ5と同様にV面11が形成されており、固定側プーリ半体8Aと可動側プーリ半体8BのV面11で金属ベルト7が挟持されている。
図4に示すように、V面11のプーリ径方向内側部分11aは、径方向外方に向かって固定側プーリ半体5A,8Aと可動側プーリ半体5B,8Bとの間で画成されるプーリ溝5C,8Cが広がるように母線が一定の角度θ(但し、θはプーリの中心軸線に垂直な平面に対する角度とする。)で傾斜する一定角度傾斜母線部分とされている。V面11のプーリ径方向外側部分11bは、径方向外方に向かって次第にプーリ溝5C,8Cが広がり傾斜角度が次第に大きくなるように母線が湾曲する湾曲母線部分とされている。エレメント40と接触する接触範囲としてのV面11の最外径の傾斜角度はθ’=θとしてθ’+Δθとする。
エレメント40の側縁であるV面46のベルト径方向外側部分46bは、プーリ5,8の一定角度斜面たるV面11のプーリ径方向内側部分11aに沿う直線形状であり、傾斜角度はθに設定されている。突片部48の側縁としてのV面46のベルト径方向内側部分46aは、ベルト径方向外側部分46bの直線形状の延長線上に沿う直線形状であり、傾斜角度は同じくθに設定されている。V面46には、エレメント40の板厚方向に延びる排油溝47が複数設けられている。
変速制御バルブ60で、ドライブ側シリンダ室6及びドリブン側シリンダ室9へ供給される油圧(プーリ側圧制御油圧)を制御することにより、金属ベルト7にスリップが発生しないプーリ軸推力(スリップ防止軸推力と称する)が設定できるとともに、ドライブプーリ5及びドリブンプーリ8のプーリ幅を可変設定することができる。これにより、ベルト式無段変速機1は、金属ベルト7の両プーリ5,8に対する巻き掛け半径を連続的に変化させて変速比を無段階に(連続的に)制御することができる。
前後進切換機構20は、遊星歯車機構PGSと前進用クラッチ24と後進用ブレーキ25とで構成される。遊星歯車機構PGSは、変速機入力軸2に結合されたサンギヤ21と、固定側プーリ半体5Aに結合されたリングギヤ23と、サンギヤ21及びリングギヤ23に噛合するピニオン22aを自転及び公転自在に軸支するキャリア22とからなるシングルピニオン式で構成される。
後進用ブレーキ25は、キャリア22をケーシングCaに固定保持可能に構成される。前進用クラッチ24は、サンギヤ21とリングギヤ23とを連結可能に構成される。前進用クラッチ24が係合されると、サンギヤ21、キャリア22及びリングギヤ23が変速機入力軸2と一体的に回転し、ドライブプーリ5は変速機入力軸2と同一方向(前進方向)に駆動される。一方、後進用ブレーキ25が係合されるとキャリア22がケーシングCaに固定保持され、リングギヤ23がサンギヤ21と逆方向(後進方向)に駆動される。
なお、遊星歯車機構PGSはダブルピニオン式で構成することもできる。この場合、固定側プーリ半体5Aをキャリアに結合させ、後進用ブレーキをリングギヤに設ければよい。
エンジンENGの動力は、金属ベルト機構4、前後進切換機構20を介して変速されて変速機カウンタ軸3に伝達される。変速機カウンタ軸3に伝達された動力は、発進クラッチ26及びギヤ27a,27b,28a,28bを介してディファレンシャル機構29に伝達され、ここから図示しない左右の車輪に分割して伝達される。
前述のように、ドライブ側シリンダ室6及びドリブン側シリンダ室9への油圧供給を変速制御バルブ60により制御して変速制御がなされるのであるが、変速制御バルブ60の作動制御は、変速制御ユニット70からの変速制御信号CDR,CDNにより行われる。
変速制御バルブ60は、ドライブ側シリンダ室6及びドリブン側シリンダ室9に供給する油圧を制御する二個のソレノイドバルブを有して構成され、これらソレノイドバルブが変速制御ユニット70から出力される変速制御信号CDR,CDNにより作動されて変速制御が行われる。この結果、変速制御信号CDR,CDNに基づいて両シリンダ室6,9内の油圧が設定され、ドライブプーリ5及びドリブンプーリ8に作用するドライブ及びドリブンプーリ軸方向推力が設定される。
この変速制御のため、変速制御ユニット70には、エンジン回転信号Ne、エンジンスロットル開度信号TH、車速信号V、ドライブ側回転数検出器71より得られたドライブプーリ回転信号NDR及びドリブン側回転数検出器72より得られたドリブンプーリ回転信号NDNが検出されて入力されている。
プーリ5,8のV面11のプーリ径方向内側部分11aの母線の形状を直線として一定角度斜面とし、エレメント40のV面46のベルト径方向外側部分46bをプーリ5,8のプーリ径方向内側部分11aの一定角度傾斜面に沿う直線形状とすることで、プーリ5,8および金属ベルト7間の摩擦係数μを充分に確保し、プーリ5,8に対する金属ベルト7のスリップを防止することができる。以下、その理由を説明する。
プーリ5,8のV面11およびエレメント40のV面46の間の摩擦係数μは一定ではなく、V面11とV面46とが線接触するときは摩擦係数μが大きくなり、V面11とV面46とが点接触するときは摩擦係数μが小さくなる。
その理由は、プーリ5,8と金属ベルト7とは直接接触しているわけではなく、その接触部分に潤滑油中の添加剤による反応膜(境界膜)が介在していることによる。V面11とV面46とが点接触であると、線接触の場合に比べて接触部分の面積が小さくなるために、V面11とV面46との間の油膜の剪断強さが小さくなって摩擦係数μが低下する。一方、V面11とV面46とが線接触であると、点接触の場合に比べて接触部分の面積が大きくなるために、V面11とV面46との間の油膜の剪断強さが大きくなって摩擦係数μが増加する。
このように、V面11のプーリ径方向内側部分11aおよびプーリ径方向外側部分11bのうち、母線の形状が直線であるプーリ径方向内側部分11aは、V面46のベルト径方向外側部分46bと線接触して摩擦係数μが高くなり、母線の形状が曲線であるプーリ径方向外側部分11bはV面46のベルト径方向内側部分46aと点接触して摩擦係数μが低くなる。
図5(A)は、変速比iがLOWのときの金属ベルト7の状態を示すものであり、金属ベルト7の巻き付き半径は、ドライブプーリ5側で小さくなってドリブンプーリ8側で大きくなる。よって、ドライブプーリ5に係合するエレメント40の数は、ドリブンプーリ8に係合するエレメント40の数よりも少なくなる。
また伝達トルクは、個々のエレメント40が負担する摩擦力と、プーリ5,8に係合するエレメント40の数と、軸線から巻き付き位置までの距離との積で与えられるが、ドライブプーリ5側では、それに係合するエレメント40の数と、軸線から巻き付き位置までの距離とが共に小さいため、個々のエレメント40が負担する摩擦力が大きくなる。一方、ドリブンプーリ8側では、それに係合するエレメント40の数と、軸線から巻き付き位置までの距離とが共に大きいため、個々のエレメント40が負担する摩擦力が小さくなる。
よって、プーリ5,8と金属ベルト7との間にスリップが発生するか否かは、ドライブプーリ5のプーリ径方向内側部分11aとエレメント40との間の摩擦係数μが充分に確保されるか否かによって決まることになり、ドリブンプーリ8のプーリ径方向外側部分11bとエレメント40との摩擦係数μは殆ど影響しないことになる。
本実施形態では、ドライブプーリ5のプーリ径方向内側部分11aの母線の形状が直線で構成されるとともに、V面46のベルト径方向外側部分46b及び突片部48の側縁たるベルト径方向内側部分46aがドライブプーリ5のプーリ径方向内側部分11aに線接触して摩擦係数μが大きくなるため、金属ベルト7のスリップを確実に防止することができる。またドライブプーリ5のプーリ径方向外側部分11bの母線の形状をミスアライメントの補償のために曲線で構成しても、大径側では個々のエレメント40が負担する摩擦力が小さいため、金属ベルト7がスリップすることはない。
図5(B)は、変速比iがODのときの金属ベルト7の状態を示すものであり、金属ベルト7の巻き付き半径は、ドリブンプーリ8側で小さくなってドライブプーリ5側で大きくなる。よって、小径側のドリブンプーリ8に係合するエレメント40の数は、大径側のドライブプーリ5に係合するエレメント40の数よりも少なくなる。
また伝達トルクは、個々のエレメント40が負担する摩擦力と、プーリ5,8に係合するエレメント40の数と、軸線から巻き付き位置までの距離との積で与えられるが、ドリブンプーリ8側では、それに係合するエレメント40の数と、軸線から巻き付き位置までの距離とが共に小さいため、個々のエレメント40が負担する摩擦力が大きくなる。一方、ドライブプーリ5側では、それに係合するエレメント40の数と、軸線から巻き付き位置までの距離とが共に大きいため、個々のエレメント40が負担する摩擦力が小さくなる。
よって、プーリ5,8と金属ベルト7との間にスリップが発生するか否かは、小径側のドリブンプーリ8のプーリ径方向内側部分11aとエレメント40との間の摩擦係数μが充分に確保されるか否かによって決まることになり、ドライブプーリ5のプーリ径方向外側部分11bとエレメント40との間の摩擦係数μは殆ど影響しないことになる。
本実施形態では、ドリブンプーリ8のプーリ径方向内側部分11aの母線の形状が直線で構成されるとともに、V面46のベルト径方向外側部分46bがドリブンプーリ8のプーリ径方向内側部分11aと線接触して摩擦係数μが大きくなるため、金属ベルト7のスリップを確実に防止することができる。またドライブプーリ5のプーリ径方向外側部分11bの母線の形状をミスアライメントの補償のために曲線で構成しても、大径側では個々のエレメント40が負担する摩擦力が小さいため、金属ベルト7がスリップすることはない。
本実施形態のエレメント40を用いた無段変速機1によれば、金属ベルト7がプーリ5,8に小径に巻付く場合には、プーリ5,8の一定角度傾斜母線部分としてのプーリ径方向内側部分11aと突片部48を含むボディ部44の側縁のV面46とが接触し、エレメント40とプーリ5,8とが比較的広範囲の線接触状態となる。
また、金属ベルト7がプーリ5,8に大径に巻付く場合には、プーリ5,8の湾曲母線部分としてのプーリ径方向外側部分11bと突片部48の側縁としてのベルト径方向内側部分46aとが接触し、両突片部48がプーリ5,8に挟まれて幅方向内方(プーリ5,8の軸線方向内方)に撓む。
従って、金属ベルト7がプーリ5,8に小径に巻き付く場合の摩擦係数の低下を突片部48を含む比較的広範囲の線接触で防ぎ、且つ点接触の場合に生じる高面圧によるプーリ5,8及びエレメント40の耐久性の悪化を線接触で防ぐことができる。
また、金属ベルト7がプーリ5,8に大径に巻付く場合には、突片部48の幅方向外側の側縁がプーリ5,8の湾曲母線部分たるプーリ径方向外側部分11bに撓みながら接触する。これにより、エレメント40とプーリ5,8との接触面積が比較的大きくなり、比較的大きな摩擦力を得ることができる。
また、突片部48は、そのベルト径方向外方端の幅wを突片部の撓みが許容される所定幅に設定されると共に、ベルト径方向内方端まで同一幅に設定し、又はベルト径方向内方に向かうに従って次第に幅が広くなり、ベルト径方向内方端の幅WがW≧wとなるように形成されている。これにより、撓むことが可能な突片部48を容易に形成することができるとともに、ベルト径方向内方に向かうに従って次第に幅を広くすれば、突片部48の耐久性を更に高めることができる。
ところで、プーリ5,8に巻き回される金属ベルト7が小径である場合、エレメント40の側縁とプーリ5,8のプーリ径方向内側部分11aとが線接触する。このとき、エレメント40とプーリ5,8との間に介在する潤滑油が適切に排出されない場合、流体潤滑状態となり、金属ベルト7がスリップし易くなる。
この場合、エレメント40の側縁の径方向外側の直線形状の部分、即ち、ベルト径方向外側部分46b及び突片部48の幅方向外側の側縁に、エレメント40の板厚方向に延びる排油溝47を形成すれば、エレメント40とプーリ5,8との間の潤滑油を排油溝47から適切に排出する(逃がす)ことができ、金属ベルト7のスリップを防止することができる。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態の金属ベルト用エレメント40を説明する。第2実施形態の金属ベルト用エレメント40は、その突片部48の幅方向外側が湾曲形状である点を除き、第1実施形態と同一に構成される。
突片部48の湾曲形状の曲率半径rは、プーリ5,8の湾曲母線部分としてのプーリ径方向外側部分11bの曲率半径R以上(R≦r)となるように設定されている。これにより、金属ベルト7がプーリ5,8に大径に巻付く場合に、突片部48が幅方向内側に撓んで、突片部48の側縁のベルト径方向内側部分46aが比較的広い範囲でプーリ5,8のプーリ径方向外側部分11bと接触することができる。従って、第2実施形態の金属ベルト用エレメント40によれば、金属ベルト7がプーリ5,8に大径に巻付く場合であっても、比較的大きな摩擦力を得ることができる。
1…ベルト式無段変速機、2…変速機入力軸、3…変速機カウンタ軸、4…金属ベルト機構、5…ドライブプーリ、5A…固定側プーリ半体、5B…可動側プーリ半体、5C…プーリ溝、6…ドライブ側シリンダ室、7…金属ベルト、8…ドリブンプーリ、8A…固定側プーリ半体、8B…可動側プーリ半体、8C…プーリ溝、9…ドリブン側シリンダ室、10…フライホイールダンパー、11…V面、11a…プーリ径方向内側部分(一定角度傾斜母線部分)、11b…プーリ径方向外側部分(湾曲母線部分)、21…サンギヤ、22…キャリア、22a…ピニオン、23…リングギヤ、24…前進用クラッチ、25…後進用ブレーキ、26…発進クラッチ、27a,27b,28a,28b…ギヤ、29…ディファレンシャル機構、30…油圧ポンプ、30c,30d,30e…油路、40…エレメント、41…ヘッド部、41a…ノーズホール、41b…ノーズ部、42…イヤー部、43…ネック部、44…ボディ部、44a…ロッキングエッジ部、45…サドル面、46…V面、46a…ベルト径方向内側部分(湾曲形状)、46b…ベルト径方向外側部分(直線形状)、47…排油溝、48…突片部、50…リング、60…変速制御バルブ、70…制御ユニット、71…ドライブ側回転数検出器、72…ドリブン側回転数検出器、Ca…ケーシング、CDR,CDN…変速制御信号、ENG…エンジン、PGS…遊星歯車機構、Ne…エンジン回転数信号、TH…エンジンスロットル開度信号、V…車速信号、NDR…ドライブプーリ回転信号、NDN…ドリブンプーリ回転信号。
Claims (5)
- 固定側プーリ半体と可動側プーリ半体とで画成されたプーリ溝を夫々備えるドライブプーリ及びドリブンプーリと、
エレメントを有し、該ドライブプーリ及び該ドリブンプーリのプーリ溝に巻き回されるベルトとを備え、
前記固定側プーリ半体と前記可動側プーリ半体のうち少なくとも前記固定側プーリ半体の前記エレメントとの接触面は、その径方向内側に、径方向外方に向かって前記プーリ溝が広がるように母線が一定の角度で傾斜する一定角度傾斜母線部分が形成され、
前記接触面の径方向外側は、径方向外方に向かって次第に前記プーリ溝が広がりながら傾斜角度が大きくなるように母線が湾曲する湾曲母線部分が形成され、
前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリのうちの一方のプーリの前記可動側プーリ半体を該一方のプーリの前記固定側プーリ半体から離隔させることにより、該一方のプーリ溝の幅を増加させ、前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリのうちの他方のプーリの前記可動側プーリ半体を該他方のプーリの前記固定側プーリ半体に接近させることにより、該他方のプーリ溝の幅を減少させて変速比を変更するベルト式無段変速機に用いられるベルトのエレメントであって、
前記エレメントには、隣接するエレメントと接触するロッキングエッジ部が形成され、
前記エレメントの側縁であって、前記ベルトの径方向外側は、前記プーリの一定角度傾斜母線部分に線接触するように直線形状とされ、
前記エレメントの両側縁部下端には、前記ロッキングエッジ部よりも下方に位置させて、ベルト径方向の内方に向かって延びる突片部が夫々設けられ、
該突片部は、前記エレメントと前記プーリの径方向外側の湾曲母線部分とが接触するときに、前記プーリの軸線方向内方に撓むことを特徴とするベルト式無段変速機の金属ベルト用エレメント。 - 請求項1記載の金属ベルト用エレメントであって、
前記突片部は、そのベルト径方向外方端の幅を前記突片部の撓みが許容される所定幅に設定されると共に、ベルト径方向内方に向かうに従って次第に幅が広くなるように形成されることを特徴とするベルト式無段変速機の金属ベルト用エレメント。 - 請求項1に記載の金属ベルト用エレメントであって、
前記突片部の幅方向外側の側縁は、前記エレメントの側縁の直線形状の延長線上に沿う直線形状であることを特徴とするベルト式無段変速機の金属ベルト用エレメント。 - 請求項1に記載の金属ベルト用エレメントであって、
前記突片部の幅方向外側の側縁は、幅方向内方に向かって凹む湾曲形状であることを特徴とするベルト式無段変速機の金属ベルト用エレメント。 - 請求項4に記載の金属ベルト用エレメントであって、
前記湾曲形状の曲率半径は、前記プーリの湾曲母線部分の曲率半径以上であることを特徴とするベルト式無段変速機の金属ベルト用エレメント。
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