JP2021165115A - 車両用クッションパッド及びその製造方法 - Google Patents
車両用クッションパッド及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021165115A JP2021165115A JP2020079767A JP2020079767A JP2021165115A JP 2021165115 A JP2021165115 A JP 2021165115A JP 2020079767 A JP2020079767 A JP 2020079767A JP 2020079767 A JP2020079767 A JP 2020079767A JP 2021165115 A JP2021165115 A JP 2021165115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- foam
- molded product
- groove
- cushion pad
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 21
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 claims abstract description 31
- 239000006260 foam Substances 0.000 claims description 131
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 94
- 238000010097 foam moulding Methods 0.000 claims description 45
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 35
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 35
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 6
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims description 6
- 239000011800 void material Substances 0.000 abstract description 23
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 16
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 8
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 8
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 5
- 229920005830 Polyurethane Foam Polymers 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 239000011496 polyurethane foam Substances 0.000 description 5
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 4
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 3
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 2
- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 description 1
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000008258 liquid foam Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
Description
その製造は、型閉じで、車両設置状態とは上下逆になるクッションパッド用キャビティCを有する発泡成形型7を用いて行われる(図15)。第一発泡成形体2を上型9にセットした後、下型8に発泡原料gを注入して行うが、軟質ポリウレタン発泡成形体の発泡成形で発生する余剰ガスの型外放出が難しくなっている。型閉じで、第一発泡成形体2がキャビティの上方側を占めており、製品に欠肉不良ができ易い構造だからである。そこで、欠肉不良対策の発明がいくつか提案されている(例えば特許文献1、2)。
こうしたことから、本発明者は第一発泡成形体の上面周辺域で発生する余剰ガスまでも第一発泡成形体の上面中央域に設ける透孔へ集めるのでなく、少なくとも上面の周辺域で発生する余剰ガスを第一発泡成形体側面に設けた縦溝を使うことを検討した。該縦溝を利用して余剰ガスがキャビティ内を上昇し、型合せ面から該余剰ガスを型外へ放出させる検討を進めた。第一発泡成形体のビーズ発泡成形体とポリウレタン発泡成形体とは接着性に乏しいが、縦溝内にポリウレタン発泡成形体の成形でその一部が入り込むので、横ずれ防止にも役立ち好適となる(特開2017−202076号公報)。
ただ、側壁に縦溝23を設けると、図15のように縦溝23中にボイドVDが発生する場合があった。最近は、軽量化のため軟質ポリウレタン第二発泡成形体3の側方表層部の厚みがクッションパッドの裏面側へ向けて薄くなっているのが大きく影響している。発泡成形過程で、同図(イ)の矢印に示すように発泡原料gが下型キャビティ側壁812を上昇し、上型キャビティ面91へ先に到達して型合せ面89,99側を塞ぎ、同図(ロ)のごとく縦溝23内にボイドVDができてしまうのである。外から側方表層部32の表面を押すと、ボイドVDがある箇所だけ簡単に凹んでしまい欠陥品とされ、歩留まりが低下した。さらに、ボイドVDが内部にあるため、目視では判らず厄介であった。
請求項8に記載の発明の要旨は、ブロック状第一発泡成形体の下面側を発泡成形型の上型キャビティ面に当てて該第一発泡成形体をセットした後、下型キャビティ面上に発泡原料を注入すると共に型閉じし、その後、該第一発泡成形体をその下面が露出するように覆って積層する表層の第二発泡成形体を発泡成形する車両用クッションパッドの製造方法において、側面の側周方向に、上下方向の縦溝を複数形成した前記第一発泡成形体を用い、複数の該縦溝に係る各溝口の全て又は一部をテープ状物で塞いで、該溝口脇の前記側面に該テープ状物を貼着すると共に、前記第一発泡成形体を発泡成形型にセットした後、該テープ状物を覆って前記第一発泡成形体の側面に積層される前記第二発泡成形体を発泡成形することを特徴とする車両用クッションパッドの製造方法にある。請求項9の発明たる車両用クッションパッドの製造方法は、請求項8で、テープ状物が、前記側面に現れる前記縦溝に係る各溝口のうち、前記第一発泡成形体の下面側領域を塞いで、各溝口脇の前記側面に貼着されることを特徴とする。請求項10の発明たる車両用クッションパッドの製造方法は、請求項8又は9で、テープ状物が、前記第一発泡成形体との対向面側に接着剤が付与された接着剤付き多孔質テープ片であることを特徴とする。
車両用クッションパッド1は、着座乗員の下半身を受け支える自動車等の座席パッドである。本実施形態は後部座席の図1のようなクッションパッド1に適用される。クッションパッド1に表皮5を被せてシートクッションの形にすれば、公知のバックパッドに表皮5を被せたシートバックとで、車幅方向中央に補助席部が付加された後部座席シートを形成する。
クッションパッド1は、第一発泡成形体2と縦溝23とテープ状物4と第二発泡成形体3とを具備する。図1では紙面斜め左下方向が車両前方になる。
塊状の第一発泡成形体2は、車両の軽量化のためにクッションパッド1の下面側に配され、下面2bが露出して、クッションパッド1の下層になる。本発明で「下面」とは、車両に取付け姿態にある図1のクッションパッド1で、紙面に隠れている「下方側の面」をいい、「上面」は着座乗員の臀部が当たる上方側の面をいう。本発明のシートパッドに係る「下方」も同様であり、車両取付け姿態と上下逆にして発泡成形された図11のクッションパッド1では、紙面上方向を指し、「上方」は紙面下方向を指す。
ちなみに、通常のクッションパッド1は、第一発泡成形体2の下面2b近くで第二発泡成形体3の厚みt1が小さくなるが、第一発泡成形体上面2a近くの側面22の箇所では、第二発泡成形体3の厚みt2が十分確保されている(図7)。よって、上面a近くの側面部位では、第二発泡成形体3の発泡成形に伴う余剰発泡ガスの通り抜けもスムーズにいく。斯かる場合、図12のように第一発泡成形体2の側面22の上端部分222aは縦溝23を設けずに、該上端部分222aを外して、これよりも下方側面の地点から側面下端2211に達するまでの縦溝23とすることができる。
第一発泡成形体2の側面22には縦溝23の箇所に溝口230が露出するが、該溝口230はテープ状物4によって塞がれる。
具体的には、第一発泡成形体側面22へ接着できる接着剤42と、この接着剤42が付与される帯状シート片41と、を具備するテープ状物4である。テープ状物4は、側面22と対向する箇所のみ接着剤42を有して、溝口230を直接塞ぐ部分が接着剤42なしの帯状シート片41とするとより好ましくなる。第二発泡成形体3の発泡成形で、発泡原料g及び余剰発泡ガスによる帯状シート片41の円滑な通り抜けが可能になるからである。
第一発泡成形体2との対向面側に接着剤42が付いた多孔質テープ片41aのテープ状物4は、溝口230を覆って、その脇の第一発泡成形体側面22に該接着剤42で接着固定される(図2,図3)。且つ第二発泡成形体3の発泡成形で多孔質テープ片41a内に発泡原料gが浸入,硬化することで、本来、結合が困難な発泡ポリプロピレン製第一発泡成形体2と軟質ポリウレタン製第二発泡成形体3とがテープ状物4を介して結合できる効果もある。ここでは、多孔質テープ片41aとして不織布テープ片を用いている。不織布テープ片の三次元網目構造内に発泡原料gが浸入し、硬化することによって、第二発泡成形体3と多孔質テープ片41aとの一体化が強化される。
第二発泡成形体3の発泡成形で縦溝23内に発生するボイドVDは、第二発泡体下面2bに近い側面22で、下面2b側の図15(ロ)のような縦溝23内の下半部域にでき易い。外からの見た目には判らないが、図7ごとくの白抜矢印方向に外力が加わると、簡単に凹んでしまう。
そこで、第一発泡成形体側面22で、下面2b側の下半部域に、テープ状物4が図3のごとく縦溝23の溝口230を覆うようにして貼着される。詳しくは、溝口230を塞いだテープ状物4の両端部が該溝口230脇の両側面22に貼着される。すると、図7の白抜矢印方向に外力が加わっても、他の部分の側面22が受け止めるのと同じように、テープ状物4が外力を受け止めるので、簡単に凹んでしまっていた問題が解決する。
一方、縦溝23のある箇所では、軟質第二発泡成形体3が第一発泡成形体側面22から縦溝23の溝底231まで軟らかな軟質第二発泡成形体3が埋まる。硬質第一発泡成形体2の縦溝23が在る下端2211近くの第二発泡成形体3の角部322は、表皮5が覆うと、図14(ロ)のように破線位置から大きく落ち込む。シートパッドになったとき、シートパッドの下縁部分が周方向で、縦溝23が在る箇所322とない箇所321とで被せた表皮5に凹凸ができ、見栄えが悪くなる。
しかし、テープ状物4が、各溝口230のうち、第一発泡成形体2の下縁部分を含めて下面2b側の側面22を塞いでいると、斯かる不具合が発生しない。図6のように溝底231まで第二発泡成形体3が満たされても、テープ状物4が縦溝23を覆って遮っており、第二発泡成形体3のうち縦溝23内の縦溝充填部33への前記落ち込みは阻止できる。表皮5が張られても、図6のごとく、角部322が少し潰されて丸くなる程度におさまり、縦溝23のない図14(イ)と同等となって、シートパッドの下縁部分に周方向で波打っていた凹凸が消失する。
第一発泡成形体2の下面2bを露出させ、残りの第一発泡成形体2の上面2a及び側面22が第二発泡成形体3で覆われる。テープ状物4を覆った第一発泡成形体2の側面22が、第二発泡成形体3の側方表層部32に積層される。予め成形された第一発泡成形体2にテープ状物4を貼着している。そして、テープ状物4付き第一発泡成形体2をインサート品にして、この上面2aに上方表層部31が積層し、またテープ状物4を含めた側面22に側方表層部32が発泡成形で積層して、裏面3bが第一発泡成形体2に当接する第二発泡成形体3が成形されている。
縦溝23の箇所では、第二発泡成形体3の発泡成形で、上方表層部31,側方表層部32とともに、該縦溝23内へも発泡原料gが浸入して縦溝充填部33が発泡成形される。側方表層部32から縦溝充填部33が張り出して縦溝23を埋め、溝底231及び溝壁232に当接する。そして、テープ状物4の箇所では縦溝充填部33と側方表層部32との境界に該テープ状物4が介在する所望のクッションパッド1になっている。
斯かるクッションパッド1は次のようにして造られる。
前記クッションパッド1は例えば次のような製法によって造られる。発泡成形型7を用い、乗員が当接する側の表層になる軟質ポリウレタンの第二発泡成形体3を発泡成形し、その発泡成形で第一発泡成形体2とテープ状物4を埋設一体化する車両用クッションパッドを製造する。製造に先立ち、(1)で述べた第一発泡成形体2とテープ状物4と、発泡成形型7が用意される。
まず、側面22に、縦溝23を複数形成した第一発泡成形体2を用い、複数の縦溝23に係る各溝口230の全て又は一部をテープ状物4で塞いで、溝口230脇の側面22に該テープ状物4を貼着する。そして、このテープ状物4付き第一発泡成形体2の下面2b側を発泡成形型7の上型キャビティ面91に当てて該第一発泡成形体2を上型9にセットする(図8)。又は、第一発泡成形体2の下面2b側を発泡成形型7の上型キャビティ面91に当てて該第一発泡成形体2を上型9にセットした後、各溝口230の全て又は一部をテープ状物4で塞いで、溝口230脇の側面22に該テープ状物4を貼着する。
このテープ状物4で各溝口230の全て又は一部を塞いだテープ状物4付き第一発泡成形体2を発泡成形型7へセットした後、下型キャビティ面81上に、注入ノズルNL等を使用して第二発泡成形体3用の発泡原料gを所定量注入する。
一方、液状発泡原料gは、発泡上昇しキャビティCを埋め、上方表層部31、側方表層部32、さらに縦溝充填部33を有する第二発泡成形体3を発泡成形する。と同時に、この発泡成形過程で、発泡原料gの一部がテープ状物4の多孔質テープ片41aへ浸入する。多孔質テープ片41a内の微細孔に浸入した発泡原料gがテープ状物4に含浸硬化する。所定時間が経過すると、上方表層部31,縦溝充填部33と共に、テープ状物4を覆って第一発泡成形体2の側面22に積層される側方表層部32を有する第二発泡成形体3を発泡成形した図11ごとくの所望のクッションパッド1が得られる。
しかし、こうしたボイドVDができた場合でも、本発明はボイドVDができ易い縦溝23に係る溝口230をテープ状物4で塞ぎ、ボイドVDの影響を受けないようにしている。溝口230に蓋をして、該溝口230周りの側面22に両端部が貼着されたテープ状物4を、第二発泡成形体3が覆って発泡成形されるので、ボイドVDの不具合を解決した所望のクッションパッド1が造られる。
符号12はバックレストとの接続部を示す。他の構成は(1)クッションパッドと同様でその説明を省く。(1)と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した車両用クッションパッド及びその製造方法によれば、従来の軟質ポリウレタン発泡成形体の一部を硬質フォームの軽い第一発泡成形体2に代えているので、軽量化を推し進めることができる。それでいて、軟質ポリウレタン製第二発泡成形体3の上方表層部31及び側方表層部32が第一発泡成形体2を覆って表層を形成しているので、見栄えは従来と変わらない。着座乗員の臀部下に厚みt3を大にした上方表層部31を設けており、快適なクッション性も維持される。また、第二発泡成形体3の発泡成形時に、第一発泡成形体上面2aの周囲に発生した余剰の発泡ガスは縦溝23通り抜け、型合せ面89,99を通って型外へ放出できる。
請求項1,8のごとく、複数形成された縦溝23に係る各溝口230の全て又は一部を塞いで該溝口230脇の第一発泡成形体側面22に貼着されているテープ状物4を備え、第二発泡成形体3がテープ状物4を覆って第一発泡成形体側面22に積層されていると、ボイドVDができ易い縦溝23の溝口230をテープ状物4で蓋をする形で封止できるので、溝口230の下に在るボイドVDが製品品質に影響を及ぼさない。該ボイドVDは縦溝23の溝底231にでき易く、ボイドVDがあれば、外力によってその部分が簡単に凹んでしまうこれまでの不具合(図15のロ)を、テープ状物4が解消する(図7)。テープ状物4が、ボイドVDのある縦溝溝口230を張設状態にして覆って溝口230脇の両側面22に貼着されることによって、該溝口230周りの側面22と略同じような剛性を保つ役割を果たす。故に、図7の白抜矢印のような外力が加わっても、ボイドVDへ外力が伝わらないようにテープ状物4がブロックし、テープ状物4で外力を受け止めることができる。縦溝23内に気体が残りボイドVDができたとしても、製品に支障をきたさない。製品の品質安定を図り歩留まり向上につながる。
また、既述のごとく、テープ状物4が、その下端を第一発泡成形体2の側面下端に合せて、下面側領域221の縦溝23を塞ぐと、シートパッド1の下縁部分に周方向で波打っていた凹凸も解消する。
硬質の第一発泡成形体2にクッション性の上方表層部31が覆っているが、着座時に上方表層部31を介して第一発泡成形体2の縦溝上端233の凹みを感じる場合がある。この箇所の溝口230を、他のテープ状物4が塞ぐことによって解決する。縦溝23の上端域の溝口230にテープ状物4で封止するので、縦溝23があっても乗員に違和感を与えない。
請求項5のごとく、多孔質テープ片41aが不織布片であると、不織布テープ片の三次元網目構造内に発泡原料gが浸入し、硬化するので、第二発泡成形体3と多孔質テープ片41aとの一体化をより強化できる。
かくのごとく、本車両用クッションパッド及びその製造方法は、上述した種々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
2 第一発泡成形体
2b 下面(第一発泡成形体下面)
22 側面(第一発泡成形体側面)
221 下面側領域
23 第二発泡成形体
4 テープ状物
41a 多孔質テープ片
42 接着剤
7 発泡成形型
81 下型キャビティ面
91 上型キャビティ面
C キャビティ
g 発泡原料(ポリウレタン発泡原料)
Claims (10)
- 下層になるブロック状第一発泡成形体に、表層の第二発泡成形体で覆って積層されている車両用クッションパッドにおいて、
前記第一発泡成形体の側面の側周方向に、複数形成された上下方向の縦溝と、
複数形成された該縦溝に係る各溝口の全て又は一部を塞いで該溝口脇の前記側面に貼着されているテープ状物と、を具備し、
前記第二発泡成形体が該テープ状物を覆って前記第一発泡成形体の側面に積層されていることを特徴とする車両用クッションパッド。 - 前記テープ状物が、側面に現れる前記縦溝に係る各溝口のうち、前記第一発泡成形体の下面側領域を塞いで、各溝口脇の前記側面に貼着されている請求項1記載の車両用クッションパッド。
- 前記各溝口うち、前記第一発泡成形体の下面側領域を前記テープ状物の一つが塞ぐと共に、該テープ状物と隙間を介して、前記各溝口のうち、該第一発泡成形体の下面側領域より上方領域を、他のテープ状物が塞いで前記側面に貼着されている請求項2記載の車両用クッションパッド。
- 前記テープ状物が、前記第一発泡成形体との対向面側に接着剤が付与された接着剤付き多孔質テープ片である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用クッションパッド。
- 前記多孔質テープ片が不織布片である請求項4記載の車両用クッションパッド。
- 前記テープ状物が、前記溝口脇の前記側面に塗布された接着剤と、前記溝口を塞ぐと共に、該接着剤に被せて該溝口脇の該側面に貼着されるテープ片と、からなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用クッションパッド。
- 前記縦溝が、前記第一発泡成形体の側面の上端部分は外して、これよりも下方の側面地点から側面下端に達するまで形成されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用クッションパッド。
- ブロック状第一発泡成形体の下面側を発泡成形型の上型キャビティ面に当てて該第一発泡成形体をセットした後、下型キャビティ面上に発泡原料を注入すると共に型閉じし、その後、該第一発泡成形体をその下面が露出するように覆って積層する表層の第二発泡成形体を発泡成形する車両用クッションパッドの製造方法において、
側面の側周方向に、上下方向の縦溝を複数形成した前記第一発泡成形体を用い、
複数の該縦溝に係る各溝口の全て又は一部をテープ状物で塞いで、該溝口脇の前記側面に該テープ状物を貼着すると共に、前記第一発泡成形体を発泡成形型にセットした後、該テープ状物を覆って前記第一発泡成形体の側面に積層される前記第二発泡成形体を発泡成形することを特徴とする車両用クッションパッドの製造方法。 - 前記テープ状物が、前記側面に現れる前記縦溝に係る各溝口のうち、前記第一発泡成形体の下面側領域を塞いで、各溝口脇の前記側面に貼着される請求項1記載の車両用クッションパッド。
- 前記テープ状物が、前記第一発泡成形体との対向面側に接着剤が付与された接着剤付き多孔質テープ片である請求項8又は9に記載の車両用クッションパッドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020079767A JP7554577B2 (ja) | 2020-04-07 | 2020-04-07 | 車両用クッションパッド及びその製造方法、発泡成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020079767A JP7554577B2 (ja) | 2020-04-07 | 2020-04-07 | 車両用クッションパッド及びその製造方法、発泡成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021165115A true JP2021165115A (ja) | 2021-10-14 |
JP7554577B2 JP7554577B2 (ja) | 2024-09-20 |
Family
ID=78021583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020079767A Active JP7554577B2 (ja) | 2020-04-07 | 2020-04-07 | 車両用クッションパッド及びその製造方法、発泡成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7554577B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3641472A1 (de) * | 1986-12-04 | 1988-06-09 | Metzeler Schaum Gmbh | Polster mit ueberzug fuer fahrzeugsitze und verfahren zu seiner herstellung |
JP2012201050A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Bridgestone Corp | 発泡合成樹脂成形体及びその製造方法 |
JP2017169998A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 帝人株式会社 | クッション体 |
JP2017202076A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用クッションパッド及びその製造方法 |
JP2018000790A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用シートパッド及びその製造方法 |
US20180186265A1 (en) * | 2015-07-06 | 2018-07-05 | Autoneum Management Ag | Device for covering a floor pan of a motor vehicle and method for producing the device |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017221281A (ja) | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 株式会社イノアックコーポレーション | 座席部材およびその製造方法 |
JP7431496B2 (ja) | 2018-04-24 | 2024-02-15 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用シートパッド及びその製造方法 |
-
2020
- 2020-04-07 JP JP2020079767A patent/JP7554577B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3641472A1 (de) * | 1986-12-04 | 1988-06-09 | Metzeler Schaum Gmbh | Polster mit ueberzug fuer fahrzeugsitze und verfahren zu seiner herstellung |
JP2012201050A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Bridgestone Corp | 発泡合成樹脂成形体及びその製造方法 |
US20180186265A1 (en) * | 2015-07-06 | 2018-07-05 | Autoneum Management Ag | Device for covering a floor pan of a motor vehicle and method for producing the device |
JP2017169998A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 帝人株式会社 | クッション体 |
JP2017202076A (ja) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用クッションパッド及びその製造方法 |
JP2018000790A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用シートパッド及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7554577B2 (ja) | 2024-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101438246B1 (ko) | 국소적인 깊은 연성 구역을 구비하는 트림 패널을 형성하는 방법 및 그에 의해 얻을 수 있는 트림 패널 | |
JP2009291537A (ja) | クッションパッド | |
JP2001070083A (ja) | シート用パッド | |
JP6853097B2 (ja) | 車両用クッションパッドの製造法 | |
JP2000106983A (ja) | 充填物の成形方法、およびそのような充填物を有するシ―ト | |
JP7431496B2 (ja) | 車両用シートパッド及びその製造方法 | |
JP2017206077A (ja) | 車両用シートパッド及びその製造方法 | |
JP2012201050A (ja) | 発泡合成樹脂成形体及びその製造方法 | |
JP2021165115A (ja) | 車両用クッションパッド及びその製造方法 | |
JP2001070084A (ja) | 自動車用シートのシートパッド、そのシートパッドの成形方法およびシートパッドの成形型 | |
JP6771818B2 (ja) | 車両用シートパッド及びその製造方法 | |
JP4134039B2 (ja) | シート用クッションパッド及びその製造方法 | |
JP6746414B2 (ja) | 車両用シートパッドの製造方法 | |
JP2010215070A (ja) | アームレスト及びその製造方法 | |
JP7014866B2 (ja) | 車両用シートパッドの製造方法 | |
JP2019188973A (ja) | 乗物用シート構成部材の製造方法 | |
JP2004174762A (ja) | シート用パッドの製造方法 | |
JP2020188852A (ja) | 車両用シートパッド及びその製造方法 | |
JP2022180666A (ja) | 車両用クッションパッド及びその製造方法 | |
JPH0349555Y2 (ja) | ||
JP2005087338A (ja) | シート用パッドおよびその製造方法 | |
JPS6335314A (ja) | 表皮材をもつ発泡樹脂成形体の製造方法 | |
JPH08192439A (ja) | 積層成形品の製造方法 | |
JP2023153879A (ja) | 車両用シートパッド及びその下層用の発泡体 | |
JP2005087339A (ja) | シート用パッドおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20220127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230926 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240709 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240909 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7554577 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |