JP6771818B2 - 車両用シートパッド及びその製造方法 - Google Patents
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Description
結局、図9のように、表層パッドnの下部に軽量化を図る大きなブロック状芯パッドmを組み込んだ場合は、割布SHと呼ばれる別体の樹脂シートを車体部材BYに被せ、これを介在させて、シートパッドの車体への取付け作業を行い、異音防止を図っている。車両組立てラインで、割布SHの介在作業を強いられ、負担になっている。
請求項4に記載の発明の要旨は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッドの製造方法であって、疣状凸部を形成した上型キャビティ面に不織布からなる裏当て材をセットすると共に、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面側から下面側へ貫通する透孔を設けた芯パッドを、前記凸部に該透孔を対向させ、下面側が前記裏当て材を介して上型キャビティ面に当接するようにして、該上型キャビティ面にセットし、該セットに伴い、前記凸部が前記透孔に嵌入し、該透孔を塞ぐ前記裏当て材の部分が該透孔周りの裏当て材よりも芯パッドの上面側に凹み、該裏当て材に凹部が形成された後、次いで、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じし、その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記芯パッドの上面側から前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の前記凹部までの前記透孔を埋めて該凹部に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの上面に接合する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法にある。請求項5の車両用シートパッドの製造方法は、請求項4で、透孔に芯パッド下面側の孔径を大きくした拡径部を形成して、該拡径部で径が大きくなった前記下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の前記凹部に含浸一体化する前記軟質ポリウレタン発泡成形部に係る拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部を形成したことを特徴とする。請求項6の車両用シートパッドの製造方法は、請求項4又は5で、型閉じに伴い、インサートされた芯パッドの側面の外側に前記表層パッドの側壁部用キャビティが形成されるようにして、その上型キャビティ面に、前記芯パッドの側面下端セット部位よりも段差状に芯パッド上面側に後退する段差部位を設けて、該段差部位を含めた上型キャビティ面に前記裏当て材をセットすることを特徴とする。
各図は図面を判り易くするため発明要部の透孔23,軟質ポリウレタン発泡成形部43,裏当て材5,疣状凸部93を強調図示し、また本発明と直接関係しない部分を省略する。芯パッド2及び裏当て材5は断面表示のハッチングを省く。
車両用シートパッドの製造方法は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分41を軟質ポリウレタン発泡成形体で形成し、表層パッド4の発泡成形で、該表層パッド4と裏当て材5とを一体化させ、裏当て材5を芯パッド裏面2bに沿わせる裏当て材5付きシートパッドの製法である(図7)。シートパッド1は、車両用座席シートの座部や背もたれに使用される。ここでは、図1に示す車両後部座席の座部用クッションパッドに適用する。図2の車両設置状態にあるクッションパッド1は紙面の右方が車両前方、左方が車両後方、紙面上方が上方、紙面下方が下方である。本発明でいう上方、下方もこれにならう。本発明でいう芯パッド2の上面2a側,下面2b側も、図2の車両設置状態に在るクッションパッド(シートパッド)1に組み込まれている芯パッド2で、その上面側,下面側を指す。また本発明のシートパッドはバックパッドにも適用でき、斯かる場合の本発明でいう上方,上面側は、着座乗員と接する側の方向,着座乗員と接する面側になり、下方,下面側はその反対方向,その反対面側になる。
表層パッド4の発泡成形に先立ち、芯パッド2と裏当て材5と発泡成形型7が用意される。
ここで、本発明でいう「ビーズ発泡成形体」とは、いわゆるビーズ発泡法(特許第4855138号,特開2015-101620号,特開2013-22911号,特開2011-105879号等)によって得られた発泡成形体で、ペレットに発泡剤を含浸したビーズを予備発泡成形し、その後の型内発泡成形によって成形されている発泡成形体をいう。ビーズ発泡法は単にビーズ法もいう。芯パッド2のビーズ発泡成形体は、見掛け密度が表層パッド4を形成する軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さければ充足するが、発泡ポリプロピレン、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、又はこれらの一つを少なくとも含む成形体であるのがより好ましい。例えばビーズ法発泡スチロールの発泡スチロールの成形体は、気泡が内部に密閉されたビーズ発泡成形体となっており、且つ体積の大部分が気体で軽量にして、その見掛け密度を軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも小さくできる。
まず、発泡成形型7を型開状態とする。この型開状態下、裏当て材5と芯パッド2とを上型9にセットする(図4)。上型キャビティ面91に不織布からなる裏当て材5をセットする。芯パッド下面2bよりも大きくした裏当て材5の周縁部51を前記段差部位911に配するようにして、上型キャビティ面91に裏当て材5をセットする。続いて、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体で、その上面2a側から下面2b側へ透孔23が貫通形成された芯パッド2を、該上型キャビティ面91にセットする。疣状凸部93に透孔23を対向させた芯パッド2を、下面2b側が裏当て材5を介して上型キャビティ面91に当接するようにして、上型キャビティ面91にセットする。芯パッド2のセットに伴い、上型9に設けた疣状凸部93が透孔23に嵌入し、透孔23を塞ぐ裏当て材の部分50aが該透孔23周りの裏当て材5よりも芯パッド2の上面2a側に凹み、該裏当て材5に凹部50が形成される(図5)。
ここで、芯パッド2に透孔23を設け、且つ該透孔23の下方側孔口23bを裏当て材5で塞いでいると、型閉じ後の発泡成形で、発泡原料gは、乗員が当接する側の当たり面部分41を有する表層パッド本体用キャビティを埋めるように上昇する過程で、透孔23内へと進出する。表層パッド4の発泡成形過程で、発泡原料gが当たり面部分41を形成すると共に該透孔23内を埋め、下方側孔口23bの裏当て材の部分50aに含浸一体化する軟質ポリウレタン発泡成形部43を形成して、芯パッド上面2aに内面4b側が接合した表層パッド4を発泡成形する(図7)。発泡原料gで当たり面部分41を成形し、且つ透孔23を埋めて三次元網目構造の不織布からなる裏当て材の部分50aに発泡原料gが含浸一体化して、芯パッド下面2b以外の芯パッド2の上面2a及び側面25を覆う図2,図3ごとくの表層パッド4を発泡成形する。さらに、透孔23の下方側孔口23b周りに拡径部231が設けられていると(図8)、透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43で、拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部431を形成するので、発泡原料gが含浸一体化する裏当て材の部分50aが広がり、表層パッド4への裏当て材5の更なる一体強化が図られたシートパッド1を造る。さらにいえば、透孔23を埋めた軟質ポリウレタン発泡成形部43や、拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部431がアンカー効果を発揮し、芯パッド2と表層パッド4との一体化にも役立つシートパッド1を造ることになる(詳細後述)。
表層パッド4の発泡成形を終え、脱型すれば、裏当て材5と表層パッド4が一体となり、裏当て材5が芯パッド下面2bに寄り添う所望のシートパッド1が得られる(図1〜図3、図8)。さらに、透孔23を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部43の形成で、芯パッド2も表層パッド4に一体化する良好なシートパッド1が得られる。
図中、符号84は吊溝49の横溝形成部、符号89,符号99は型合せ面を示す。
図1〜図8の上記製造方法等で得られるシートパッド1(ここでは「クッションパッド」)は、少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分41を軟質ポリウレタン発泡体で形成して、芯パッド2と裏当て材5と表層パッド4とを具備するシートパッドである。
芯パッド2は、既述のごとくビーズ発泡成形体のうちでも、発泡ポリプロピレン、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、又はこれらの一つを少なくとも含む成形体であるのがより好ましい。
裏当て材5は、シートパッド1の下面に露出する芯パッド下面2bを覆い、さらに表層パッド4の発泡成形で、芯パッド2の外側の表層パッド4に係る側壁部45の下端面451に載置,結合できる周縁部51を備える。
符号4Aはメイン部、符号4Bはサイド部、符号4Cは補助席部、符号4Dは斜面、符号4Eはバックレストとの合わせ部を示す。他の構成は(1)シートパッドの製造方法で述べた構成と同様で、その説明を省く。(1)で述べた符号と同一符号は同一又は相当部分を示す。
このように構成した車両用シートパッド及びその製造方法は、芯パッド2と表層パッド4とを備えて、芯パッド2が軟質ポリウレタン発泡成形体の見掛け密度よりも見掛け密度が小のビーズ発泡成形体で形成されるので、軽量化が進む。それでいて、軟質ポリウレタン発泡成形体で構成された表層パッド4の意匠面4a側に、着座乗員との当たり面部分41が設けられているので、クッション性等の快適性は確保される。
また、表層パッド4の発泡成形で、発泡原料gが透孔23に進出し、各透孔23の下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aに発泡原料gが含浸一体化して、透孔23内にポリウレタン発泡成形部43を造る。芯パッド2に透孔23を形成し、該透孔23の下方側孔口23bを含めて芯パッド下面2bを裏当て材5で覆い、さらに該透孔23を埋めて裏当て材の部分50aに含浸一体化した表層パッド4の軟質ポリウレタン発泡成形部43が形成されると、裏当て材の部分50aが表層パッド4に結合固定される。芯パッド2の下面2bに下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aを適宜設ければ、軽量化を推進して芯パッド2が大きくなっても、特許文献1のように裏当て材5が垂れ下がることがなくなる。芯パッド下面2bにおける裏当て材の部分50aによる表層パッド4との結合に加え、芯パッド下面2bよりも裏当て材5を大きくし、その周縁部51での表層パッド4との結合を組み合わせれば、芯パッド下面2bに裏当て材5をより確実に沿わせたシートパッド1が得られる。芯パッド下面2bに裏当て材5を当てて、芯パッド下面2bの随所で裏当て材の部分50aが表層パッド4に結合固定するので、芯パッド下面2bに裏当て材5を密着させたシートパッド1になり、裏当て材5付きシートパッド1の形状を安定させ且つ組立てラインでの作業負担を軽減できる。
芯パッド下面2bよりも裏当て材5を大きくし、その周縁部51で表層パッド4と結合させる場合も、周縁部51が車体と触れないようにして異音発生を解消できる。芯パッド2の側面25に表層パッド4の側壁部45が積層し、該側壁部45の下端面を、該側壁部45に接する芯パッド2の側面の下端251から段差状に上面2a側へ後退する段差面451にする。且つ裏当て材5が芯パッド2を越えて該段差面451にまで覆い、表層パッド4の発泡成形で、側壁部45が該段差面451上で裏当て材5の周縁部51を含浸一体化させたシートパッド1とすることで、異音を防止できる。
芯パッド2に透孔23を形成すると共に、下方側孔口23bを塞ぐ裏当て材の部分50aを発泡原料gで含浸硬化させる構成を採用することで、大きな芯パッド2であっても、その下面2bに裏当て材5を確実に沿わせて保持できるシートパッド1になる。一方、異音発生の元になる裏当て材5の含浸硬化部分は、その裏当て材の部分50aを凹部50に形成し、また裏当て材5の周縁部51は段差面451に載せて表層パッド4(詳しくは側壁部45)に一体化させているので、盤石な異音防止対策が図られたシートパッド1になっている。
かくのごとく、本車両用シートパッド及びその製造方法は、上述した種々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
2 芯パッド
2a 上面(芯パッド上面)
2b 下面(芯パッド下面)
23 透孔
231 拡径部
25 側面
4 表層パッド
4a 意匠面
41 当たり面部分(着座乗員の当たり面部分)
43 透孔を埋める軟質ポリウレタン発泡成形部
431 拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部
45 側壁部
451 段差面
5 裏当て材
50 凹部
50a 裏当て材の部分(透孔の下方側孔口を塞ぐ裏当て材の部分)
51 周縁部
7 発泡成形型
81 下型キャビティ面
91 上型キャビティ面
910 側面下端セット部位
911 段差部位
C1 側壁部用キャビティ
Claims (6)
- 少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッドであって、
ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面側から下面側へ貫通する透孔を設けた芯パッドと、
前記透孔の下方側孔口を含めて前記芯パッドの下面を覆う不織布からなる裏当て材と、
軟質ポリウレタン発泡体にして、その意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記芯パッドの上面側から前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分までの該透孔を埋めて該裏当て材の部分に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの上面に接合する表層パッドと、を具備し、
且つ、前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の部分が前記透孔周りの裏当て材よりも前記芯パッドの上面側に凹んで、凹部が形成されたことを特徴とする車両用シートパッド。 - 前記透孔が芯パッド下面側の孔径を大きくした拡径部を有し、且つ該拡径部で径が大きくなった前記下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の前記凹部に、前記透孔を埋める前記軟質ポリウレタン発泡成形部に係る拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部が含浸一体化した請求項1記載の車両用シートパッド。
- 前記芯パッドの側面に前記表層パッドの側壁部が積層し、該側壁部の下端面を、該側壁部に接する前記芯パッドの側面の下端から段差状に上面側へ後退する段差面にし、且つ前記裏当て材が前記芯パッドを越えて該段差面にまで覆って、前記表層パッドが該段差面上の該裏当て材の周縁部にも含浸一体化した請求項1又は2に記載の車両用シートパッド。
- 少なくとも乗員が当接する側の当たり面部分を軟質ポリウレタン発泡体で形成した車両用シートパッドの製造方法であって、
疣状凸部を形成した上型キャビティ面に不織布からなる裏当て材をセットすると共に、ブロック状に成形されたビーズ発泡成形体にして、その上面側から下面側へ貫通する透孔を設けた芯パッドを、前記凸部に該透孔を対向させ、下面側が前記裏当て材を介して上型キャビティ面に当接するようにして、該上型キャビティ面にセットし、該セットに伴い、前記凸部が前記透孔に嵌入し、該透孔を塞ぐ前記裏当て材の部分が該透孔周りの裏当て材よりも芯パッドの上面側に凹み、該裏当て材に凹部が形成された後、
次いで、下型キャビティ面上に軟質ポリウレタン発泡体用原料を注入すると共に型閉じし、
その後、意匠面側に前記当たり面部分を形成すると共に、前記芯パッドの上面側から前記透孔の下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の前記凹部までの前記透孔を埋めて該凹部に含浸一体化した軟質ポリウレタン発泡成形部を形成し、且つ前記意匠面側と反対の内面側が前記芯パッドの上面に接合する軟質ポリウレタン発泡体の表層パッドを発泡成形したことを特徴とする車両用シートパッドの製造方法。 - 前記透孔に芯パッド下面側の孔径を大きくした拡径部を形成して、
該拡径部で径が大きくなった前記下方側孔口を塞ぐ前記裏当て材の前記凹部に含浸一体化する前記軟質ポリウレタン発泡成形部に係る拡径部位の軟質ポリウレタン発泡成形部を形成した請求項4記載の車両用シートパッドの製造方法。 - 前記型閉じに伴い、インサートされた芯パッドの側面の外側に前記表層パッドの側壁部用キャビティが形成されるようにして、その上型キャビティ面に、前記芯パッドの側面下端セット部位よりも段差状に芯パッド上面側に後退する段差部位を設けて、該段差部位を含めた上型キャビティ面に前記裏当て材をセットする請求項4又は5に記載の車両用シートパッドの製造方法。
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