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JP2021099741A - 電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インストールが可能なソフトウェアの機能について適切に通知を行うことができる電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】ソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードしてインストールすることが可能な電子機器であって、電子機器に対してインストールすることが可能なソフトウェアに関する情報を外部サーバから取得する取得部と、少なくとも電子機器に対する認証設定の内容についての条件を満たすか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果に応じて、取得部により取得された情報を通知する通知画面を、表示部に表示させる表示制御部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
従来、電子機器の一例である複合機(MFP:Multifunction Peripheral)において、アプリケーションおよびファームウェアを自動更新する技術が知られている。
このような、自動更新する技術として、MFPに最新のファームウェアを自動更新する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
最新のアプリケーションまたはファームウェア等のソフトウェアの新規のインストールまたは更新(アップデート)の際、大きな機能の追加または変更を要する場合が出てきている。ここで、新規のインストール、および更新(アップデート)等のようにソフトウェアを導入する処理を、以降、総括して「インストール」を称する場合がある。しかしながら、従来の技術では、インストールするアプリケーションまたはファームウェアの利用促進および機能の理解促進のために、当該アプリケーションまたはファームウェアの機能について、認証状態またはその他の各種状態に応じて適切に通知(お知らせ)を行う仕組みが提供されていないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、インストールが可能なソフトウェアの機能について適切に通知を行うことができる電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードしてインストールすることが可能な電子機器であって、前記電子機器に対してインストールすることが可能な前記ソフトウェアに関する情報を外部サーバから取得する取得部と、少なくとも前記電子機器に対する認証設定の内容についての条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に応じて、前記取得部により取得された前記情報を通知する通知画面を、表示部に表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、インストールが可能なソフトウェアの機能について適切に通知を行うことができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るアプリマーケットサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る情報処理システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図6は、お知らせ画面に関する画面遷移の一例を示す図である。 図7は、ホーム画面の一例を示す図である。 図8は、初回ガイダンス画面の一例を示す図である。 図9は、初回ガイダンス時の自動表示設定画面の一例を示す図である。 図10は、お知らせ画面の一例を示す図である。 図11は、通知する内容がない場合のお知らせ画面の一例を示す図である。 図12は、自動表示設定画面の一例を示す図である。 図13は、インストール画面の一例を示す図である。 図14は、設定画面に関する画面遷移の一例を示す図である。 図15は、設定画面の一例を示す図である。 図16は、一覧画面に関する画面遷移の一例を示す図である。 図17は、一覧画面の一例を示す図である。 図18は、実施形態に係る情報処理システムにおいてお知らせウィジェットが押下された場合のお知らせ画面表示動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図19は、実施形態に係る情報処理システムにおいて省エネ状態から復帰した場合のお知らせ画面表示動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図20は、実施形態に係る情報処理システムにおいてログインした場合のお知らせ画面表示動作の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る電子機器、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。また、ファームウェアとは、電子機器に組み込まれたハードウェアを制御するためのソフトウェアである。また、ウィジェットとは、何らかの機能を持った表示、操作またはこれらを組み合わせにより生成される単機能のソフトウェアである。そして、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフト等がコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリやハードディスクなどのハードウェアの管理、プロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
以下では、本発明に係る電子機器の一例として、画像形成装置の一例である複合機(MFP)を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。例えば、本発明に係る電子機器は、スマートフォン、携帯電話、PC(Personal Computer)等の情報処理装置、コンシューマ向け電子機器、オフィスまたは作業現場に設置される共有端末、産業機械、組み込み機械、または医療機器等であってもよい。なお、複合機(MFP)とは、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、およびファクス機能等の複数の異なる機能を有する装置である。
(情報処理システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、機器管理システム1は、MFP10と、アプリマーケットサーバ20(外部サーバの一例、サーバ装置の一例)と、契約管理サーバ30と、共通管理サーバ40と、アプリケーション管理サーバ50と、ファームウェア管理サーバ60と、を含み、これらはネットワークNを介して互いに通信可能となっている。このうち、アプリマーケットサーバ20、契約管理サーバ30、共通管理サーバ40、アプリケーション管理サーバ50およびファームウェア管理サーバ60は、それぞれの処理に基づくクラウドサービスを提供する。
MFP10は、印刷データに基づいて印刷出力(画像形成)を行う印刷機能等を有する画像形成装置(電子機器の一例)である。また、MFP10は、アプリケーション(以下、単にアプリと称する場合がある)およびファームウェアのインストールの対象となる対象機器の一例である。
アプリマーケットサーバ20は、MFP10等の情報処理装置にインストール可能な複数のアプリおよびファームウェアに関する情報をMFP10へ提供するアプリマーケットサイトによるクラウドサービスを提供するサーバである。MFP10等の情報処理装置にインストール可能なアプリとしては、ネイティブアプリケーション(以下、「ネイティブアプリ」と称する場合がある)およびWebアプリケーション(ウェブアプリケーション)(以下、「Webアプリ」と称する場合がある)がある。ネイティブアプリは、情報処理装置自体にインストールして利用するアプリである。Webアプリは、Webサーバ上で実行されるプログラムであり、情報処理装置側のブラウザ上で動作するプログラム(スクリプト等)の動作と協調して、当該ブラウザ上で使用するアプリである。
契約管理サーバ30は、商品となるアプリおよびファームウェアのアプリ名およびファームウェア名、内容、および価格等の情報を管理するサーバである。
共通管理サーバ40は、顧客であるテナントの管理、アカウント管理、および認証処理等を行うサーバである。
アプリケーション管理サーバ50は、MFP10等の情報処理装置にインストール可能なアプリの実体ファイル(以下、アプリオブジェクトと称する場合がある)を保持し、MFP10からの要求に応じて、アプリオブジェクトを配信するサーバである。具体的には、アプリケーション管理サーバ60が保持しているアプリオブジェクトに対応するアプリはネイティブアプリである。
ファームウェア管理サーバ60は、MFP10等の情報処理装置にインストール可能なファームウェア(OS(Operating System)等を含む)の実体ファイルを保持し、MFP10からの要求に応じて、ファームウェアの実体ファイルを配信するサーバである。
なお、図1では、アプリを管理するアプリケーション管理サーバ50と、ファームウェアを管理するファームウェア管理サーバ60とが、別々のサーバとしているが、これに限定されるものではなく、アプリおよびファームウェアを同一のサーバで管理するものとしてもよい。また、図1では、アプリに関する情報を提供するアプリマーケットサーバ20と、アプリを管理するアプリケーション管理サーバ50とが、別々のサーバとしているが、これに限定されるものではなく、アプリに関する情報とアプリとを同一のサーバで管理するものとしてもよく、これらに加えて、ファームウェア管理サーバ60が管理するファームウェアについても同一のサーバで管理するものとしてもよい。また、図1に示す各サーバの動作の概要を説明したが、各サーバの処理を異なるサーバが担うものとしてもよい。また、1つのサーバ装置が、複数のサーバ装置によって分散して実現されるものとしてもよい。例えば、アプリマーケットサイトが提供するサービスについて、単体のアプリマーケットサーバ20によって実現されることに限定されるものではなく、例えば、複数のサーバ装置によって分散して実現されるものとしてもよい。
(MFPのハードウェア構成)
図2は、実施形態に係るMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態に係るMFP10のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、MFP10は、ユーザの操作を受け付ける操作部11と、スキャナ機能およびプリンタ機能等の各種の画像形成機能を実現する本体部12と、を備える。ここで、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。
操作部11および本体部12は、専用の通信路13を介して、相互に通信可能に接続されている。通信路13は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができるが、これに限定されるものではなく、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。本体部12は、操作部11で受け付けた操作に応じた動作を行う。また、本体部12は、外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
<操作部のハードウェア構成>
図2に示すように、操作部11は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、フラッシュメモリ904と、操作パネル905と、接続I/F906と、通信I/F907と、バス908と、を備えている。
CPU901は、操作部11の動作を統括的に制御する演算装置である。CPU901は、RAM903をワークエリア(作業領域)としてROM902またはフラッシュメモリ904等に格納されたプログラムを実行することにより、操作部11全体の動作を制御する。例えば、CPU901は、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)を操作パネル905に表示させる等の各種機能を実現する。
ROM902は、例えば、操作部11の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、および各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM903は、CPU901のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュメモリ904は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。
操作パネル905は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、各種の情報(例えば、受け付けた操作に応じた情報、MFP10の動作状況を示す情報、および設定情報等)を表示する、入力機能および表示機能を有する装置である。操作パネル905は、例えば、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)で構成される。なお、操作パネル815は、液晶表示装置に限定されるものではなく、例えば、タッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro−Luminescence)の表示装置で構成されていてもよい。また、操作パネル905は、タッチパネル機能に加えてまたはこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部、またはランプ等の表示部を設けることもできる。
接続I/F906は、通信路13を介して、本体部12と通信するためのインターフェースである。
通信I/F907は、操作部11をネットワークNに接続し、ネットワークNに接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインターフェースである。通信I/F907は、例えば、イーサネット(登録商標)に対応し、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)等に準拠した通信が可能なインターフェースである。
バス908は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
なお、図2に示した操作部11のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。
<本体のハードウェア構成>
図2に示すように、本体部12は、CPU911と、ROM912と、RAM913と、ストレージ914と、スキャナエンジン915と、プリンタエンジン916と、接続I/F917と、通信I/F918と、バス919と、を備えている。
CPU911は、本体部12の動作を統括的に制御する演算装置である。CPU911は、RAM913をワークエリア(作業領域)としてROM912またはストレージ914等に格納されたプログラムを実行することにより、本体部12全体の動作を制御する。例えば、CPU911は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、およびプリンタ機能等の各種機能を実現する。
ROM912は、例えば、本体部12の起動時に実行されるBIOS、および各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM913は、CPU911のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ914は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。ストレージ914は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等で構成される。
スキャナエンジン915は、画像形成機能のうち、原稿をスキャンして画像として読み取るスキャナ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。プリンタエンジン916は、画像形成機能のうち、用紙等の印刷媒体への印刷を行うプリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。
接続I/F917は、通信路13を介して、操作部11と通信するためのインターフェースである。
通信I/F918は、本体部12をネットワークNに接続し、ネットワークNに接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインターフェースである。通信I/F918は、例えば、イーサネットに対応し、TCP/IP等に準拠した通信が可能なインターフェースである。
バス919は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
なお、図2に示した本体部12のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。例えば、印刷済みの印刷媒体を仕分けるフィニッシャ、または原稿を自動給送するADF(Auto Document Feeder:自動原稿給送装置)のような特定のオプションが含まれていてもよい。
(アプリマーケットサーバ等のハードウェア構成)
図3は、実施形態に係るアプリマーケットサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係るアプリマーケットサーバ20のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、アプリマーケットサーバ20は、CPU951と、ROM952と、RAM953と、補助記憶装置955と、メディアドライブ957と、ディスプレイ958と、ネットワークI/F959と、キーボード961と、マウス962と、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ964と、を備えている。
CPU951は、アプリマーケットサーバ20全体の動作を制御する演算装置である。ROM952は、アプリマーケットサーバ20用のプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM953は、CPU951のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
補助記憶装置955は、MFP10によりスキャン機能で読み取られた画像等を記憶するHDDまたはSSD等の記憶装置である。メディアドライブ957は、CPU951の制御に従って、フラッシュメモリ等の記録メディア956に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。
ディスプレイ958は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示する液晶または有機EL等によって構成された表示装置である。
ネットワークI/F959は、ネットワークNを利用してMFP10等の外部装置とデータを通信するためのインターフェースである。ネットワークI/F959は、例えば、イーサネットに対応し、TCP/IP等に準拠した通信が可能なNIC(Network Interface Card)等である。
キーボード961は、文字、数字、各種指示の選択、およびカーソルの移動等を行う入力装置である。マウス962は、各種指示の選択および実行、処理対象の選択、ならびにカーソルの移動等を行うための入力装置である。
DVDドライブ964は、着脱自在な記憶媒体の一例としてのDVD−ROMまたはDVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)等のDVD963に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。
上述のCPU951、ROM952、RAM953、補助記憶装置955、メディアドライブ957、ディスプレイ958、ネットワークI/F959、キーボード961、マウス962およびDVDドライブ964は、アドレスバスおよびデータバス等のバスライン960によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図3に示したアプリマーケットサーバ20のハードウェア構成は一例を示すものであり、図3に示した構成要素を全て含む必要はなく、または、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
また、図3に示したハードウェア構成は、アプリマーケットサーバ20のハードウェア構成であるものとして説明したが、契約管理サーバ30、共通管理サーバ40、アプリケーション管理サーバ50およびファームウェア管理サーバ60のハードウェア構成についても、図3に示したハードウェア構成に準じる。
(情報処理システムにソフトウェア構成)
図4は、実施形態に係る情報処理システムのソフトウェア構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1のソフトウェア構成について説明する。
図4に示すように、操作部11は、アプリマーケットアプリ51と、ブラウザ52と、インストーラ53と、操作部システム54と、を有する。
アプリマーケットアプリ51は、ブラウザ52を介して、アプリマーケットサーバ20が提供するアプリマーケットサイトと通信して、ユーザの操作に従って、MFP10等にインストールが可能なアプリまたはファームウェアの一覧を取得するアプリである。
ブラウザ52は、アプリマーケットサーバ20からWebコンテンツ(例えば、HTML(HyperText Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScript(登録商標)、各種電子ファイル等)を取得することにより、Webアプリ等の機能を実現するソフトウェアである。
インストーラ53は、アプリケーション管理サーバ50またはファームウェア管理サーバ60から、アプリ(ネイティブアプリ)またはファームウェアの実体ファイル(オブジェクトファイル)をダウンロードして、操作部11または本体部12にインストールするモジュールである。
操作部システム54は、操作部11の動作を制御するソフトウェアである。操作部システム54は、アプリマーケットアプリ51、ブラウザ52およびインストーラ53の動作を制御する。
また、図4に示すように、本体部12は、本体システム61と、画像形成エンジン62と、画像形成アプリ63と、を有する。
本体システム61は、本体部12の動作を制御するソフトウェアである。画像形成エンジン62は、上述したスキャナエンジン915およびプリンタエンジン916に対応する。画像形成アプリ63は、画像形成エンジン62の動作を制御するアプリである。例えば、画像形成アプリ63は、コピーアプリ、スキャナアプリ、ファクスアプリおよびプリンタアプリ等を含む。
また、図4に示すように、ROM912は、ファームウェア管理サーバ60からダウンロードされたファームウェア(図4ではファームウェア64)を記憶する。例えば、ROM912は、ファームウェアを一時的に記憶させ、実行させない状態で保持するための非稼動領域と、操作部11および本体部12の動作を実際に制御するファームウェアを記憶させる稼動領域と、を有する。そして、MFP10の起動時に、非稼働領域に記憶されているファームウェアが、稼動領域にコピーされて実行される。
(情報処理システムの機能ブロック構成)
図5は、実施形態に係る情報処理システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、本実施形態に係る情報処理システム1の機能ブロックの構成について説明する。
図5に示すように、本実施形態に係るMFP10の操作部11は、UI(User Interface)部521と、一覧要求部522(要求部)と、画面要求部523と、インストール要求部524と、インストール部531と、UI部541(表示制御部の一例)と、設定部542と、判定部543と、入力部111と、表示部112と、通信部113(取得部)と、記憶部114と、を有する。
UI部521は、アプリマーケットサーバ20等から取得したコンテンツに応じたWebページ等を、表示部112に表示させる機能部である。例えば、UI部521は、後述する初回ガイダンス画面、自動表示設定画面およびお知らせ画面等を、表示部112に表示させる。また、UI部521は、入力部111へのユーザの操作入力により、Webページ上において各種操作(例えばリンク押下)等を受け付ける。UI部521は、図2に示す操作部11のCPU901がブラウザ52を実行することにより実現される。
一覧要求部522は、入力部111へのユーザの操作入力に応じて、アプリマーケットサーバ20に対して、MFP10にインストールが可能なアプリおよびファームウェアに関する情報の一覧を要求する機能部である。一覧要求部522は、後述するように、ホーム画面1000のアプリケーションサイトボタン1002が押下されたタイミングでアプリマーケットサーバ20に対して、当該一覧を要求することに限られず、後述するように、お知らせ画面1300が表示されるタイミングで当該一覧を要求して、お知らせ画面1300で通知するアプリまたはファームウェアのお知らせ情報を通信部113を介して取得するものとしてもよい。一覧要求部522は、図2に示す操作部11のCPU901がブラウザ52を実行することにより実現される。
画面要求部523は、入力部111へのユーザの操作入力に応じて、アプリマーケットサーバ20に対して、表示部112に表示させる各種画面の情報を要求する機能部である。画面要求部523は、図2に示す操作部11のCPU901がブラウザ52を実行することにより実現される。
インストール要求部524は、入力部111へのユーザの操作入力に応じて、アプリケーション管理サーバ50またはファームウェア管理サーバ60に対して、指定されたアプリまたはファームウェアのインストールを要求する機能部である。インストール要求部524は、図2に示す操作部11のCPU901がブラウザ52を実行することにより実現される。
インストール部531は、アプリケーション管理サーバ50からダウンロードしたアプリ(ネイティブアプリ)のオブジェクトファイル、または、ファームウェア管理サーバ60からダウンロードしたファームウェアのオブジェクトファイルを用いてインストールする機能部である。インストール部531は、図2に示す操作部11のCPU901がインストーラ53を実行することにより実現される。
UI部541は、MFP10の各種動作を行わせるための画面(例えば後述するホーム画面)を表示部112に表示させる機能部である。UI部541は、図2に示す操作部11のCPU901が操作部システム54を実行することにより実現される。
設定部542は、表示部112に表示させた各種設定画面(例えば、後述する自動表示設定画面等)において、入力部111へのユーザの操作入力に応じて各種の設定を行う機能部である。設定部542は、図2に示す操作部11のCPU901が操作部システム54を実行することにより実現される。
判定部543は、認証設定の内容、およびログインしているユーザの権限等に応じて、どの画面を表示させるのか、および、どの画面に遷移させるのかについての判定を行う機能部である。判定部543は、図2に示す操作部11のCPU901が操作部システム54を実行することにより実現される。
入力部111は、ユーザからの操作入力を受け付ける機能部である。入力部111は、図2に示す操作パネル905の入力機能によって実現される。
表示部112は、UI部521およびUI部541の指令に従って、各種情報を表示する機能部である。表示部112は、図2に示す操作パネル905の表示機能によって実現される。
通信部113は、ブラウザ52の制御に従って、ネットワークNを介して各種サーバとデータ通信を行う機能部である。通信部113は、図2に示す通信I/F907、およびCPU901がプログラムを実行することによって実現される。
記憶部114は、各種データを記憶する機能部である。例えば、記憶部114は、後述する自動表示設定画面および設定画面で設定された設定情報を記憶する。記憶部114は、図2に示すRAM903またはフラッシュメモリ904によって実現される。
また、図5に示すように、本実施形態に係るMFP10の本体部12は、本体制御部121を有する。
本体制御部121は、本体部12の動作を制御する機能部である。本体制御部121は、図2に示す本体部12のCPU911が本体システム61を実行することにより実現される。
なお、図5に示すMFP10の操作部11および本体部12の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示すMFP10で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5に示すMFP10で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、例えば、操作部11において、ブラウザ52により実現される機能部と、操作部システム54により実現される機能部とは、明確に区別される必要はなく、ブラウザ52により実現される機能部が操作部システム54により実現されるものとしてもよく、その逆であってもよい。また、ブラウザ52および操作部システム54とは異なるソフトウェアが各機能部を実現するものとしてもよい。
また、図5に示すように、本実施形態に係るアプリマーケットサーバ20は、一覧応答部201(応答部)と、画面応答部202と、購入確認要求部204と、通信部205と、記憶部206と、を有する。
一覧応答部201は、MFP10の一覧要求部522の要求に応じて、MFP10にインストール可能なアプリおよびファームウェアに関する情報の一覧を生成して、通信部205を介してMFP10へ当該一覧を送信する機能部である。一覧応答部201は、図3に示すCPU951がプログラムを実行することにより実現される。
画面応答部202は、MFP10の画面要求部523の要求に応じて、各種画面(例えば後述するインストール画面等)の情報を、通信部205を介してMFP10へ送信する機能部である。画面応答部202は、図3に示すCPU951がプログラムを実行することにより実現される。
購入確認要求部204は、MFP10のインストール要求部524から、指定されたアプリまたはファームウェアのインストールを要求するインストール指令を受けた場合、契約管理サーバ30に対して、指定されたアプリまたはファームウェアが購入されているものか否かの確認を要求する機能部である。購入確認要求部204は、図3に示すCPU951がプログラムを実行することにより実現される。
通信部205は、ネットワークNを介してMFP10および契約管理サーバ30とデータ通信を行う機能部である。通信部205は、図3に示すネットワークI/F959、およびCPU951がプログラムを実行することによって実現される。
記憶部206は、MFP10等の各種電子機器に対してインストール可能なアプリおよびファームウェアについての情報等を記憶する機能部である。記憶部206は、図3に示す補助記憶装置955等によって実現される。
なお、図5に示すアプリマーケットサーバ20の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示すアプリマーケットサーバ20で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5に示すアプリマーケットサーバ20で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、図5に示すMFP10、およびアプリマーケットサーバ20における各機能部のうち、各種ソフトウェアが実行させることによって実現されるものとした機能部は、これに限定されず、少なくともいずれかの機能部は、専用のハードウェア回路(集積回路等)によって実現されるものとしてもよい。
(MFPにおけるお知らせ画面に関する画面遷移の一例)
図6は、お知らせ画面に関する画面遷移の一例を示す図である。図7は、ホーム画面の一例を示す図である。図8は、初回ガイダンス画面の一例を示す図である。図9は、初回ガイダンス時の自動表示設定画面の一例を示す図である。図10は、お知らせ画面の一例を示す図である。図11は、通知する内容がない場合のお知らせ画面の一例を示す図である。図12は、自動表示設定画面の一例を示す図である。図13は、インストール画面の一例を示す図である。図6〜図13を参照しながら、本実施形態に係るMFP10におけるお知らせ画面に関する画面遷移の流れについて説明する。
図6では、ホーム画面1000を起点として、MFP10にインストール可能なアプリおよびファームウェアについて通知(お知らせ)をするお知らせ画面1300等への遷移動作について説明する。図7に示すホーム画面1000は、MFP10を操作するための起点となる画面であり、各種操作をするためのボタンが配置された画面である。ホーム画面1000は、図7に示すように、お知らせウィジェット1001と、アプリケーションサイトボタン1002と、送りボタン1003aと、戻りボタン1003bと、コピーボタン1004aと、スキャナボタン1004bと、ファクスボタン1004cと、を含む。
お知らせウィジェット1001は、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアがある場合に、その旨をお知らせ情報としてユーザに通知(お知らせ)するウィジェットである。お知らせウィジェット1001は、図7に示すように、MFP10にインストール可能なアプリおよびファームウェアの数を示すアップデート数表示部1001aを含む。なお、アップデートの数およびお知らせ情報は、アプリマーケットアプリ51がアプリマーケットサーバ20から定期的に取得した情報を、お知らせウィジェット1001が取得することにより、お知らせウィジェット1001で表示可能となる。ユーザは、ホーム画面1000のお知らせウィジェット1001に表示されたお知らせ情報を確認することによって、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアがあることを認識することができる。なお、お知らせウィジェット1001は、アプリマーケットアプリ51だけではなく、MFP10のその他のアプリ、またはクラウドサービスからも情報を取得可能である。例えば、他のアプリから取得したMFP10内のエラー、消耗品の不足の情報、クラウドサービスから取得した消耗品配送もしくは契約情報、サイネージもしくは広告情報、または社内のお知らせ情報等も取得および表示が可能であり、取得した情報は、お知らせウィジェット1001のアイコンの画像が定期的に変化して順次表示することができる。なお、お知らせウィジェット1001は、1つのアプリケーション(お知らせウィジェットアプリ)として操作部システム54の上で動作してもよい。または、操作部システム54の一部として機能してもよい。また、お知らせウィジェット1001は、MFP10のファームウェアの更新により、ファームウェアパッケージ(本体ファームウェアおよび操作部システムの更新ファイルがパッケージ化されたもの)に含まれて、MFP10によりダウンロードされ、操作部11と本体部12とにインストールされることにより、MFP10の操作部11に機能追加される。そのため、ファームウェアの更新によりお知らせウィジェット1001が機能追加された後、初めてお知らせウィジェット1001を操作した場合に、後述の初回ガイダンスが表示される。お知らせウィジェット1001は、操作部11のホーム画面のアイコンとして、ファームウェアの更新後、自動的に追加されるので、適切に機能を紹介することによりMFP10の利用者(管理者等)に分かりやすく案内することができる。
アプリケーションサイトボタン1002は、MFP10にインストール可能なアプリおよびファームウェアの一覧を示す一覧画面(後述)を表示するためのボタンである。アプリケーションサイトボタン1002は、アプリマーケットアプリ51のアイコンとして機能する。
送りボタン1003aは、ホーム画面1000としての次画面を表示させるためのボタンである。戻りボタン1003bは、ホーム画面1000としての前画面を表示させるためのボタンである。
コピーボタン1004aは、コピー処理を実行させるためのボタンである。スキャナボタン1004bは、スキャナ処理を実行させるためのボタンである。ファクスボタン1004cは、ファクス処理を実行させるためのボタンである。
なお、お知らせ情報を表示するお知らせウィジェット1001は、ホーム画面1000に配置されているものとしたが、これに限定されるものではなく、その他の画面に配置されるものとしてもよい。
ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下され、判定部543によりログインしているユーザに管理者権限があり、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されておらず、かつ、過去に初回ガイダンスが確認されていないと判定された場合、UI部541は、図6に示すように、初回ガイダンス画面1100を表示部112に表示させる。
図8に示す初回ガイダンス画面1100(ガイダンス画面)は、お知らせウィジェット1001によるお知らせ情報の表示、および、お知らせ画面1300におけるインストール可能なアプリおよびファームウェアの機能の表示等の機能(以下、お知らせ機能と称する場合がある)の概要の紹介内容を表示する画面である。ユーザは、初回ガイダンス画面1100を確認することによって、事前にお知らせ機能の概要を認識することができる。また、上述のようなお知らせウィジェット1001によるお知らせ情報の表示、および、お知らせ画面1300におけるインストール可能なアプリおよびファームウェアの機能の表示等のお知らせ機能を実現するアプリは、例えば、アプリケーション管理サーバ50からオブジェクトファイルをダウンロードすることにより、または、ファームウェア管理サーバ60からダウンロードしたファームウェアに含まれることにより、新機能としてMFP10に導入される。初回ガイダンス画面1100は、図8に示すように、次へボタン1101と、閉じるボタン1102と、を含む。
次へボタン1101は、初回ガイダンスとしての自動表示設定画面1200を表示させるためのボタンである。閉じるボタン1102は、初回ガイダンス画面1100を閉じて、ホーム画面1000へ戻るためのボタンである。
ユーザにより入力部111を介して初回ガイダンス画面1100の次へボタン1101が押下されると、UI部541は、図6に示すように、初回ガイダンスとしての自動表示設定画面1200を表示部112に表示させる。なお、初回ガイダンス(初回ガイダンス画面)は、お知らせ機能に限らず、ファームウェアの更新等によって、MFP10に追加された新しい機能またはアプリケーションの機能の概要の表示であってもよい。例えば、お知らせウィジェット1001で紹介されたソフトウェア(アプリケーション、ファームウェア)を、アプリマーケットサーバ20等を介して、MFP10にダウンロードおよびインストールした後、インストールしたソフトウェアに含まれる新しい機能およびアプリケーションを、ユーザまたは管理者が初めて起動した場合等に、起動した対象の初回ガイダンスが表示されてもよい。
図9に示す自動表示設定画面1200は、所定のイベント(具体的には、ログイン時および省エネ状態からの復帰時)でお知らせ画面1300を自動的に表示させるか否かの設定を行うための、初回ガイダンスとしての設定画面である。自動表示設定画面1200は、図9に示すように、表示選択ボタン1201と、非表示選択ボタン1202と、OKボタン1203と、取消ボタン1204と、メッセージ表示領域1205と、を含む。
表示選択ボタン1201は、所定のイベント(具体的には、ログイン時および省エネ状態からの復帰時)でお知らせ画面1300を自動的に表示させる設定を選択するボタンである。非表示選択ボタン1202は、所定のイベント(具体的には、ログイン時および省エネ状態からの復帰時)においてもお知らせ画面1300を自動的に表示させないようにする設定を選択するボタンである。
OKボタン1203は、表示選択ボタン1201または非表示選択ボタン1202のいずれか選択された設定を確定し、当該設定の情報を、記憶部114に記憶させるためのボタンである。すなわち、ユーザにより入力部111を介してOKボタン1203が押下されると、設定部542は、表示選択ボタン1201または非表示選択ボタン1202のいずれか選択された設定を確定して、当該設定の情報(以下、自動表示設定情報と称する場合がある)を、記憶部114に記憶させる。また、設定部542は、自動表示設定情報を記憶部114に記憶させると共に、ログインされているユーザによって初回ガイダンス(初回ガイダンス画面1100および自動表示設定画面1200)が確認されたことを示す確認済みフラグを、記憶部114に記憶させる。確認済みフラグは、後述するように、判定部543による画面遷移の判定に用いられる。
取消ボタン1204は、表示選択ボタン1201または非表示選択ボタン1202のいずれか選択された設定を確定せずに、初回ガイダンス画面1100に遷移するためのボタンである。
メッセージ表示領域1205は、お知らせ画面1300を自動的に表示させるか否かの設定を行うには、初回ガイダンスの表示時だけではなく、いつでも設定ができる旨を表示する領域である。
このように、初回ガイダンスとしての初回ガイダンス画面1100を表示させた後に、続いて、自動表示設定画面1200において、お知らせ画面1300を自動的に表示させるか否かの設定を行うことができるので、お知らせ機能についての設定を容易に行うことができる。
ユーザにより入力部111を介して自動表示設定画面1200のOKボタン1203が押下されることにより自動表示設定情報および確認済みフラグが記憶されると、UI部541は、図6に示すように、お知らせ画面1300を表示部112に表示させる。また、ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下され、判定部543によりログインしているユーザに管理者権限がないと判定された場合においても、UI部541は、図6に示すように、お知らせ画面1300を表示部112に表示させる。また、ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下され、判定部543によりログインしているユーザに管理者権限があり、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されておらず、かつ、過去に初回ガイダンスが確認されていると判定された場合においても、UI部541は、図6に示すように、お知らせ画面1300を表示部112に表示させる。
図10に示すお知らせ画面1300(通知画面の一例)は、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアの機能等についてのお知らせ情報を通知する画面である。ユーザは、お知らせ画面1300を確認することによって、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアの機能の内容を、インストールの前に確認することができる。お知らせ画面1300は、図10に示すように、スクリーンショット表示領域1301(表示領域の一例)と、送りボタン1302aと、戻りボタン1302bと、表示設定ボタン1303と、詳細確認ボタン1304と、ヘルプボタン1305と、閉じるボタン1306と、を含む。
スクリーンショット表示領域1301は、お知らせ画面1300で通知しているアプリまたはファームウェアの画面例についてスクリーンショットにした画像を表示する領域である。ユーザにより入力部111を介してスクリーンショット表示領域1301に対してフリック操作が行われると、UI部541は、異なるスクリーンショットの画像をスクリーンショット表示領域1301に表示させる。例えば、ユーザにより入力部111を介して図10の紙面視右から左に向けてフリック操作が行われると、次の異なるスクリーンショットの画像がスクリーンショット表示領域1301に表示され、左から右に向けてフリック操作が行われると、前のスクリーンショットの画像がスクリーンショット表示領域1301に表示される。これによって、ユーザは、お知らせ画面1300で通知されたアプリまたはファームウェアがインストールされた場合における使用状態を、視覚的に概要を把握することができる。なお、スクリーンショット表示領域1301に表示させる情報は、通知しているアプリまたはファームウェアの画面のスクリーンショットに限定されるものではなく、例えば、当該アプリまたはファームウェアの機能を示すその他の情報が表示されるものとしてもよい。
送りボタン1302aは、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアが複数ある場合に、お知らせ画面1300として、次の異なるアプリまたはファームウェアについてのお知らせ情報を通知する画面を表示させるためのボタンである。戻りボタン1302bは、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアが複数ある場合に、お知らせ画面1300として前の画面を表示させるためのボタンである。
表示設定ボタン1303は、自動表示設定画面1200aを表示させるためのボタンである。また、ログインしているユーザに管理者権限がない場合、UI部541は、お知らせ画面1300において、表示設定ボタン1303を非表示にする。これによって、管理者権限を有するユーザ(管理者)によってのみ、自動表示設定画面1200aにおけるお知らせ画面1300の自動表示の設定を可能とすることができる。
詳細確認ボタン1304は、お知らせ画面1300で通知されたアプリまたはファームウェアのインストールを行うためのインストール画面1400を表示させるためのボタンである。
ヘルプボタン1305は、お知らせ画面1300についての補足説明を表示するヘルプ画面1500を表示させるためのボタンである。
閉じるボタン1306は、お知らせ画面1300を閉じて、ホーム画面1000へ戻るためのボタンである。
なお、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアとして通知するものがない場合には、UI部541は、お知らせ画面1300の代わりに、図11に示すお知らせ画面1300aを表示部112に表示させる。図11に示すお知らせ画面1300aは、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアがないことをお知らせ情報として通知する画面である。お知らせ画面1300aは、図11に示すように、表示設定ボタン1303と、ヘルプボタン1305と、閉じるボタン1306と、アプリケーションサイトボタン1307と、を含む。このうち、表示設定ボタン1303、ヘルプボタン1305および閉じるボタン1306の機能は、上述のお知らせ画面1300におけるボタンと同様の機能である。アプリケーションサイトボタン1307は、MFP10にインストール可能なアプリおよびファームウェアの一覧を示す一覧画面1700(後述)を表示するためのボタンである。
ユーザにより入力部111を介してお知らせ画面1300のヘルプボタン1305が押下されると、UI部541は、図6に示すように、ヘルプ画面1500を表示部112に表示させる。また、ユーザにより入力部111を介してヘルプ画面1500の閉じるボタンが押下されると、UI部541は、図6に示すように、お知らせ画面1300を表示部112に表示させる。
また、ユーザにより入力部111を介してお知らせ画面1300の表示設定ボタン1303が押下されると、UI部541は、図6に示すように、自動表示設定画面1200aを表示部112に表示させる。
図12に示す自動表示設定画面1200aは、所定のイベント(具体的には、ログイン時および省エネ状態からの復帰時)でお知らせ画面1300を自動的に表示させるか否かの設定を行うための設定画面である。上述の図9に示す自動表示設定画面1200との違いは、自動表示設定画面1200aは、初回ガイダンスの表示の際の設定に用いられるものではなく、お知らせ画面1300から遷移させて用いる設定画面であるという点である。すなわち、上述の自動表示設定画面1200に含まれるメッセージ表示領域1205で表示される、お知らせ画面1300を自動的に表示させるか否かの設定はいつでも設定ができる旨は、この自動表示設定画面1200aでの設定を示す。そのため、自動表示設定画面1200aは、図12に示すように、自動表示設定画面1200に含まれるメッセージ表示領域1205を含まず、メッセージ表示領域1205以外の機能については自動表示設定画面1200と同様である。ただし、自動表示設定画面1200aにおいてOKボタン1203が押下された場合、自動表示設定情報が記憶部114に記憶されるが、確認済みフラグは記憶部114に記憶されない。
また、ユーザにより入力部111を介してお知らせ画面1300の詳細確認ボタン1304が押下されると、UI部521は、図6に示すように、インストール画面1400を表示部112に表示させる。
図13に示すインストール画面1400は、お知らせ画面1300で通知されたアプリまたはファームウェアをインストールするための画面である。図13に示すインストール画面1400では、「スキャン送信アプリ」と称されるアプリをインストールする場合のインストール画面として示されている。インストール画面1400は、図13に示すように、スクリーンショット表示領域1401と、説明表示領域1402と、インストールボタン1403と、を含む。
スクリーンショット表示領域1401は、インストールの対象となるアプリまたはファームウェアの画面例についてスクリーンショットにした画像を表示する領域である。
説明表示領域1402は、インストールの対象となるアプリまたはファームウェアの主な機能の説明を表示する領域である。
インストールボタン1403は、インストールの対象となるアプリまたはファームウェアのインストールを実行するためのボタンである。
以下、ユーザにより入力部111を介してインストールボタン1403が押下された場合のインストール動作の概略を説明する。ここでは、アプリのインストールの動作を例にして説明する。まず、ユーザにより入力部111を介してインストール画面1400のインストールボタン1403が押下されると、インストール要求部524は、インストール画面1400で表示されているインストール対象のアプリ(以下、対象アプリと称する)について購入が確認されているか否かの確認を要求する購入確認要求を、アプリマーケットサーバ20へ送信する。そして、アプリマーケットサーバ20の通信部205は、購入確認要求を受信する。
アプリマーケットサーバ20の購入確認要求部204は、通信部205により受信された購入確認要求に従って、契約管理サーバ30に対して、対象アプリの購入がされているか否かを問い合わせる。契約管理サーバ30は、購入確認要求部204からの問い合わせに応答して、購入の有無についての購入確認結果をアプリマーケットサーバ20へ送信する。アプリマーケットサーバ20の通信部205は、受信した購入確認結果を、MFP10へ送信する。そして、MFP10の通信部113は、購入確認結果を受信する。
インストール要求部524は、通信部113により受信された購入確認結果が、対象アプリの購入が既に済んでいることを示す場合、インストール画面1400で表示されているインストール対象のアプリについてのインストール要求を、アプリケーション管理サーバ50へ送信する。そして、アプリケーション管理サーバ50は、インストール要求を受信する。なお、通信部113により受信された購入確認結果が、対象アプリの購入が済んでいないことを示す場合、例えば、UI部521は、対象アプリの未購入の旨を表示部112に表示させるものとすればよい。
次に、アプリケーション管理サーバ50は、受信したインストール要求に示されている対象アプリのオブジェクトファイル(アプリオブジェクト)を補助記憶装置955から読み出して、MFP10へ送信する。そして、MFP10のインストール部531は、アプリケーション管理サーバ50から通信部113を介して、対象アプリのオブジェクトファイルをダウンロードして取得する。そして、インストール部531は、取得したオブジェクトファイルを用いて、記憶部114に対象アプリをインストールする。以上の動作によって、MFP10において対象アプリが使用可能となる。
なお、インストールボタン1403の押下による処理の対象がファームウェアである場合、インストール部531は、対象のファームウェアのオブジェクトファイルをファームウェア管理サーバ60からダウンロードし、ROM912に記憶または更新することによって、ファームウェアのインストールが行われる。
(MFPにおける設定画面に関する画面遷移の一例)
図14は、設定画面に関する画面遷移の一例を示す図である。図15は、設定画面の一例を示す図である。図14および図15を参照しながら、本実施形態に係るMFP10における設定画面に関する画面遷移の流れについて説明する。
図14では、ホーム画面1000を起点として、管理者および管理者以外のユーザ(以下、一般ユーザと称する場合がある)の認証を行うか否かを設定するための設定画面1600への遷移動作について説明する。
ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000の送りボタン1003aが押下されると、UI部541は、図14に示すように、ホーム画面1000の次画面であるホーム画面1000aを表示部112に表示させる。
図14に示すホーム画面1000aは、ホーム画面1000と同様に、各種操作をするためのボタンが配置された画面である。ホーム画面1000aは、図14に示すように、設定ボタン1005を含む。設定ボタン1005は、各種設定を行うための設定画面1600を表示させるためのボタンである。また、ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000aの戻りボタン(ホーム画面1000の戻りボタン1003bに相当するボタン)が押下されると、UI部541は、図14に示すように、ホーム画面1000を表示部112に表示させる。
ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000aの設定ボタン1005が押下されると、UI部541は、図14に示すように、設定画面1600を表示部112に表示させる。
図15に示す設定画面1600は、MFP10の各種設定を行うための画面である。図15に示す例では、設定画面1600に含まれる認証設定選択ボタン1601が押下されたことにより、管理者および一般ユーザの認証を行うか否かを設定するための内容が表示された状態を示す。設定画面1600は、図15に示すように、認証設定選択ボタン1601と、管理者認証設定ボタン1602と、ユーザ認証設定ボタン1603と、OKボタン1604と、ホームボタン1605と、を含む。なお、認証設定選択ボタン1601の機能は、上述した通りである。
管理者認証設定ボタン1602は、管理者の認証(以下、管理者認証と称する場合がある)を行うか否かを切り替えるためのボタンである。図15に示す例では、管理者認証が有効(ON)となっている状態を示している。
ユーザ認証設定ボタン1603は、一般ユーザの認証(以下、ユーザ認証と称する場合がある)を行うか否かを切り替えるためのボタンである。図15に示す例では、ユーザ認証が有効(ON)となっている状態を示している。
OKボタン1604は、管理者認証設定ボタン1602およびユーザ認証設定ボタン1603により切り替えられた認証の設定を確定して、当該設定の情報を、記憶部114に記憶させるためのボタンである。すなわち、ユーザにより入力部111を介してOKボタン1604が押下されると、設定部542は、管理者認証設定ボタン1602およびユーザ認証設定ボタン1603により切り替えられた認証の設定を確定して、当該設定の情報(以下、認証設定情報と称する場合がある)を、記憶部114に記憶させる。
ホームボタン1605は、ホーム画面1000aへ戻るためのボタンである。
(MFPにおけるインストール画面に関する画面遷移の一例)
図16は、一覧画面に関する画面遷移の一例を示す図である。図17は、一覧画面の一例を示す図である。図16および図17を参照しながら、本実施形態に係るMFP10における一覧画面に関する画面遷移の流れについて説明する。
図16では、ホーム画面1000を起点として、一覧画面1700を経由してインストール画面1400を表示するまでの遷移動作について説明する。
ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000のアプリケーションサイトボタン1002が押下されると、一覧要求部522は、アプリマーケットサーバ20に対して、MFP10にインストール可能なアプリおよびファームウェアの一覧を要求する一覧要求を送信する。そして、アプリマーケットサーバ20の通信部205は、一覧要求を受信する。
アプリマーケットサーバ20の一覧応答部201は、通信部205により受信された一覧要求に従って、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアの情報を、補助記憶装置955から取得して、一覧としてMFP10へ送信する。そして、MFP10の通信部113は、一覧を受信する。
そして、MFP10のUI部521は、通信部113により受信された一覧を用いて、図16に示すように、一覧画面1700を表示部112に表示させる。
図17に示す一覧画面1700は、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアの情報をボタン(アイコン)として一覧表示する画面である。一覧画面1700は、図17に示すように、ファームウェアボタン1701a〜1701cと、アプリボタン1702a〜1702cと、を含む。
ファームウェアボタン1701aは、ファームウェア「FW V1.0」をインストールするためのインストール画面を表示させるためのボタンである。ファームウェアボタン1701bは、ファームウェア「FW V1.1」をインストールするためのインストール画面を表示させるためのボタンである。ファームウェアボタン1701cは、ファームウェア「FW V1.3」をインストールするためのインストール画面を表示させるためのボタンである。
アプリボタン1702aは、アプリ「App A」をインストールするためのインストール画面を表示させるためのボタンである。アプリボタン1702bは、アプリ「スキャン送信アプリ」をインストールするためのインストール画面を表示させるためのボタンである。アプリボタン1702cは、アプリ「App B」をインストールするためのインストール画面を表示させるためのボタンである。
ここで、例えば、ユーザにより入力部111を介して一覧画面1700のアプリボタン1702bが押下されると、UI部521は、図16に示すように、インストール画面1400(図13参照)を表示部112に表示させる。
以上のように、ユーザは、お知らせ画面1300で通知されたアプリまたはファームウェアだけでなく、一覧画面1700で一覧表示されたアプリまたはファームウェアの中から所望のものを選択して、インストールを実行させることができる。
(お知らせウィジェットが押下された場合の画面表示動作)
図18は、実施形態に係る情報処理システムにおいてお知らせウィジェットが押下された場合のお知らせ画面表示動作の流れの一例を示すフローチャートである。図18を参照しながら、本実施形態に係るMFP10においてホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下された場合の画面表示動作について説明する。
<ステップS11>
ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下された場合(ステップS11:Yes)、ステップS12へ移行する。
<ステップS12>
MFP10の判定部543は、ログインしているユーザが管理者権限を有するか否かを判定する。例えば、判定部543は、ログインしているユーザのアカウント情報(ユーザIDおよびパスワード等)を基づいて、共通管理サーバ40へ権限内容を問い合わせて、管理者権限の有無を取得するものとすればよい。ログインしているユーザが管理者権限を有している場合(ステップS12:Yes)、ステップS13へ移行し、管理者権限を有していない場合(ステップS12:No)、ステップS16へ移行する。
<ステップS13>
判定部543は、さらに、この時点でお知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示部112に表示されているか否かを判定する。お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面としては、例えば、ログイン時の認証画面、MFP10の状態を表示する状態確認画面、ジョブ画面、およびヘルプ画面等が挙げられる。お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されている場合(ステップS13:Yes)、ステップS17へ移行し、表示されていない場合(ステップS13:No)、ステップS14へ移行する。
<ステップS14>
判定部543は、さらに、過去に初回ガイダンスが確認(表示)されているか否かを判定する。具体的には、判定部543は、記憶部114を参照し、確認済みフラグが記憶されているか否かを確認することによって判定する。過去に初回ガイダンスが確認されている、すなわち、確認済みフラグが記憶されている場合(ステップS14:Yes)、ステップS16へ移行し、確認されていない場合、すなわち、確認済みフラグが記憶されていない場合(ステップS14:No)、ステップS15へ移行する。
<ステップS15>
判定部543によりログインしているユーザに管理者権限があり、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されておらず、かつ、過去に初回ガイダンスが確認されていないと判定された場合、MFP10のUI部541は、初回ガイダンス画面1100(例えば図8参照)を表示部112に表示させる。そして、初回ガイダンス画面1100において内容が確認され、次に遷移した自動表示設定画面1200(例えば図9参照)において自動表示設定情報が設定された場合、ステップS16へ移行する。
<ステップS16>
ユーザにより入力部111を介して自動表示設定画面1200のOKボタン1203が押下されることにより自動表示設定情報および確認済みフラグが記憶されると、MFP10のUI部541は、お知らせ画面1300を表示部112に表示させる。また、ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下され、判定部543によりログインしているユーザに管理者権限がないと判定された場合(ステップS12:No)においても、UI部541は、お知らせ画面1300を表示部112に表示させる。また、ユーザにより入力部111を介してホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下され、判定部543によりログインしているユーザに管理者権限があり、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されておらず、かつ、過去に初回ガイダンスが確認されていると判定された場合(ステップS14:Yes)においても、UI部541は、お知らせ画面1300を表示部112に表示させる。
<ステップS17>
判定部543によりログインしているユーザに管理者権限があり、かつ、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されていると判定された場合、MFP10のUI部541は、お知らせ画面1300を表示部112に表示させない。これにより、優先度の高い画面からお知らせ画面1300へ遷移する事態を防ぎ、優先度の高い画面の表示を継続させることができる。
以上のステップS11〜S17の流れで、ホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下された場合の画面表示動作が行われる。
(省エネ状態から復帰した場合の画面表示動作)
図19は、実施形態に係る情報処理システムにおいて省エネ状態から復帰した場合のお知らせ画面表示動作の流れの一例を示すフローチャートである。図19を参照しながら、本実施形態に係るMFP10において省エネ状態から復帰した場合の画面表示動作について説明する。また、以下の(表1)は、お知らせ画面1300を自動的に表示させる場合の認証設定の内容およびログイン状態の条件、およびイベント種別の条件を示す表である。認証設定の内容は、MFP10で行う認証の設定である、管理者認証設定およびユーザ認証設定が、有効(ON:認証する)か無効(OFF:認証しない)かを示す情報である。有効の場合、MFP10を起動または省エネ復帰すると認証画面(ユーザに認証を要求する画面)が表示され、認証成功してログインした場合に、MFP10の機能の使用が可能となる。また、ログイン状態は、イベント発生時にどのロールの者(管理者または一般ユーザ等)がログインしているか、あるいはログインしていないか、を示す情報である。設定内容およびログイン状態は、フラグとしてRAM913またはストレージ914等の記憶手段に格納され、本体制御部12を介してフラグの取得および設定変更(有効か無効かの設定、ロール変更)が可能である。イベント種別は、各ロールの者がログインした、または省エネ復帰した、等、MFP10で発生するイベントの種類を示す。なお、ログイン状態およびイベント種別は、認証設定の内容と関連付けた条件(認証設定の内容についての条件)であると言うこともできる。当該(表1)も参照しながら説明する。なお、(表1)は、この内容に限らない。例えば設定内容が管理者認証ON、ユーザ認証ONでログイン状態が未ログインの時に、一般ユーザによるログインのイベントがあった場合、お知らせ画面を表示してもよい。これにより管理者認証ONが設定されていても一般ユーザにも広く表示を行う判定方法を採用することもできる。また、(表1)における、表示・非表示の変更、ならびに、条件およびイベントの変更、追加および削除を、MFP10の操作パネル905を介して、お知らせウィジェットの設定として、例えば自動表示設定画面1200等の詳細設定ボタン(図示しない)から行えるものとしてもよい。
Figure 2021099741
<ステップS21>
MFP10におけるユーザによる操作等によりMFP10が省エネ状態から復帰した場合(ステップS21:Yes)、ステップS22へ移行する。
<ステップS22>
MFP10の判定部543は、記憶部114を参照し、自動表示設定情報がお知らせ画面1300を自動的に表示させる設定となっているか否かを判定する。自動表示設定情報がお知らせ画面1300を自動的に表示させる設定となっている場合(ステップS22:Yes)、ステップS23へ移行し、自動的に表示させない設定となっている場合(ステップS22:No)、ステップS27へ移行する。
<ステップS23>
判定部543は、記憶部114を参照し、認証設定情報が管理者認証またはユーザ認証を行う設定となっているか否かを判定する。認証設定情報が管理者認証またはユーザ認証を行う設定となっている場合(ステップS23:Yes)、すなわち、(表1)において管理者認証OFFおよびユーザ認証OFF以外のすべての条件を充足する場合、ステップS27へ移行する。一方、管理者認証およびユーザ認証のいずれも行わない設定となっている場合(ステップS23:No)、すなわち、(表1)において管理者認証OFFおよびユーザ認証OFFとなっている場合、ステップS24へ移行する。
<ステップS24>
判定部543は、前回省エネ状態から復帰してお知らせ画面1300が表示されてから24時間が経過しているか否かを判定する。24時間が経過している場合(ステップS24:Yes)、ステップS25へ移行し、24時間が経過していない場合(ステップS24:No)、ステップS27へ移行する。なお、判定する経過時間は24時間に限らず、例えば、12時間(半日)等の他の時間であってもよい。
<ステップS25>
判定部543は、さらに、この時点でお知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示部112に表示されているか否かを判定する。お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されている場合(ステップS25:Yes)、ステップS27へ移行し、表示されていない場合(ステップS25:No)、ステップS26へ移行する。
<ステップS26>
MFP10のUI部541は、自動的にお知らせ画面1300を表示部112に表示させる。これによって、ユーザは、自動的にお知らせ画面1300が表示されることにより、省エネ状態から復帰してMFP10を使用する際に、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアの機能の内容を確認することができる。
<ステップS27>
MFP10のUI部541は、お知らせ画面1300を表示部112に表示させない。ここで、認証設定情報が管理者認証またはユーザ認証を行う設定となっていることを示す場合に、お知らせ画面1300を表示させないのは、省エネ状態の復帰時には通常ログイン操作が必要となるため、当該ログイン時にお知らせ画面1300の自動表示処理が実行されるためである。また、前回省エネ状態から復帰してお知らせ画面1300が表示されてから24時間が経過していない場合に、お知らせ画面1300を表示させないことによって、お知らせ画面1300が高頻度で表示されることによる煩わしさを回避することができる。また、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されていると判定された場合に、お知らせ画面1300を表示させないことによって、優先度の高い画面からお知らせ画面1300へ遷移する事態を防ぎ、優先度の高い画面の表示を継続させることができる。
以上のステップS21〜S27の流れで、省エネ状態から復帰した場合の画面表示動作が行われる。
(MFPにログインした場合の画面表示動作)
図20は、実施形態に係る情報処理システムにおいてログインした場合のお知らせ画面表示動作の流れの一例を示すフローチャートである。図20を参照しながら、本実施形態に係るMFP10にログインした場合の画面表示動作について説明する。
<ステップS31>
ユーザがMFP10に対してログインした場合(ステップS31:Yes)、ステップS32へ移行する。
<ステップS32>
MFP10の判定部543は、記憶部114を参照し、自動表示設定情報がお知らせ画面1300を自動的に表示させる設定となっているか否かを判定する。自動表示設定情報がお知らせ画面1300を自動的に表示させる設定となっている場合(ステップS32:Yes)、ステップS33へ移行し、自動的に表示させない設定となっている場合(ステップS32:No)、ステップS40へ移行する。
<ステップS33>
判定部543は、記憶部114を参照し、認証設定情報が管理者認証を行う設定となっているか否かを判定する。認証設定情報が管理者認証を行う設定となっている場合(ステップS33:Yes)、ステップS34へ移行する。一方、管理者認証を行わない設定となっている場合(ステップS33:No)、ステップS38へ移行する。
<ステップS34>
判定部543は、ログインしているユーザが管理者権限を有するか否かを判定する。例えば、判定部543は、ログインしているユーザのアカウント情報(ユーザIDおよびパスワード等)に基づいて、共通管理サーバ40へ権限内容を問い合わせて、管理者権限の有無を取得するものとすればよい。または、判定部53は、MFP10の有するユーザ情報およびロール情報(管理者、一般ユーザ等)を本体制御部121に問い合わせて管理者か否か判定してもよい。ログインしているユーザが管理者権限を有している場合(ステップS34:Yes)、すなわち、(表1)において管理者認証ON、および未ログインの状態である条件で管理者権限を有するユーザ(管理者)がログインした場合、ステップS35へ移行する。一方、ログインしているユーザが管理者権限を有していない場合(ステップS34:No)、すなわち、(表1)において管理者認証ON、および未ログインの状態である条件で管理者権限を有さない一般ユーザがログインした場合、ステップS40へ移行する。
<ステップS35>
判定部543は、ログインしているユーザが前回ログインしてお知らせ画面1300が表示されてから24時間が経過しているか否かを判定する。24時間が経過している場合(ステップS35:Yes)、ステップS36へ移行し、24時間が経過していない場合(ステップS35:No)、ステップS40へ移行する。なお、判定する経過時間は24時間に限らず、例えば、12時間(半日)等の他の時間であってもよい。
<ステップS36>
判定部543は、さらに、この時点でお知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示部112に表示されているか否かを判定する。お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されている場合(ステップS36:Yes)、ステップS40へ移行し、表示されていない場合(ステップS36:No)、ステップS37へ移行する。
<ステップS37>
MFP10のUI部541は、自動的にお知らせ画面1300を表示部112に表示させる。これによって、ユーザは、自動的にお知らせ画面1300が表示されることにより、ログインしてMFP10を使用する際に、MFP10にインストール可能なアプリまたはファームウェアの機能の内容を確認することができる。
<ステップS38>
判定部543は、記憶部114を参照し、認証設定情報がユーザ認証を行う設定となっているか否かを判定する。認証設定情報がユーザ認証を行う設定となっている場合(ステップS38:Yes)、すなわち、(表1)において管理者認証OFFおよびユーザ認証OFFとなっている場合、ステップS39へ移行する。ただし、この場合、ユーザはログイン操作をする必要がないので、実質的にステップS38のNo分岐となることはない。一方、ユーザ認証を行わない設定となっている場合(ステップS38:No)、すなわち、(表1)において管理者認証OFFおよびユーザ認証ONとなっている場合、ステップS40へ移行する。
<ステップS39>
判定部543は、ログインしているユーザが管理者権限を有さない一般ユーザであるか否かを判定する。例えば、判定部543は、ログインしているユーザのアカウント情報(ユーザIDおよびパスワード等)を基づいて、共通管理サーバ40へ権限内容を問い合わせて、管理者権限の有無を取得するものとすればよい。または、判定部543は、MFP10の有するユーザ情報およびロール情報(管理者、一般ユーザ等)を本体制御部121に問い合わせて管理者か否か判定してもよい。ログインしているユーザが管理者権限を有していない一般ユーザである場合(ステップS39:Yes)、すなわち、(表1)において管理者認証OFF、ユーザ認証ONおよび未ログインの状態である条件で管理者権限を有さない一般ユーザがログインした場合、ステップS35へ移行する。一方、ログインしているユーザが管理者権限を有する場合(ステップS39:No)、すなわち、ステップS40へ移行する。ただし、この場合、(表1)において管理者認証OFFおよびユーザ認証ONであることからログインするユーザは一般ユーザのみであるため、実質的にステップS39のNo分岐となることはない。
<ステップS40>
MFP10のUI部541は、お知らせ画面1300を表示部112に表示させない。ここで、管理者認証ONで、ログインしたユーザが管理者でない場合、すなわち一般ユーザである場合に、お知らせ画面1300を表示させず、ログインしたユーザが管理者である場合(さらにその他条件を充足した場合)に、お知らせ画面1300を表示させることによって、管理者のみにお知らせ画面1300によるお知らせ情報の通知を行い、インストールの処理を促すことができる。また、前回ログインしてお知らせ画面1300が表示されてから24時間が経過していない場合に、お知らせ画面1300を表示させないことによって、お知らせ画面1300が高頻度で表示されることによる煩わしさを回避することができる。また、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示されていると判定された場合に、お知らせ画面1300を表示させないことによって、優先度の高い画面からお知らせ画面1300へ遷移する事態を防ぎ、優先度の高い画面の表示を継続させることができる。
以上のステップS31〜S40の流れで、ログインした場合の画面表示動作が行われる。
なお、図19のステップS26、および図20のステップS37で自動的に表示されたお知らせ画面1300は、例えば、お知らせ画面1300の閉じるボタンが押下されたとき、ホーム画面へ移行するためのボタンが押下された場合、自動でログアウトされた場合、および、お知らせ画面1300よりも優先度の高い画面が表示される場合等に、非表示となるようにすればよい。ただし、優先度の高い画面が表示されてお知らせ画面1300が非表示となってから、当該優先度の高い画面が非表示となった後に、お知らせ画面1300を再表示させるものとしてもよい。
また、自動表示設定情報がお知らせ画面1300を自動的に表示させる設定となっている場合において、お知らせ画面1300を自動的に表示させるイベントの一例として、上述では、MFP10が省エネ状態から復帰したイベント、および、ユーザがMFP10にログインしたイベントについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、一定期間(例えば1日)経過ごとにお知らせ画面1300を自動的に表示させるものとしてもよく、または、特定のアプリを起動したときに、当該アプリのアップデート版が更新可能である場合、または、当該アプリに関連するアプリまたはファームウェアのインストールが可能である場合にお知らせ画面1300を自動的に表示させるものとしてもよい。
以上のように、本実施形態に係るMFP10では、所定のイベントで当該MFP10にインストールすることが可能なアプリまたはファームウェアの機能等についてのお知らせ情報を通知するお知らせ画面1300を表示するものとしている。例えば、少なくともホーム画面1000のお知らせウィジェット1001を押下したことを条件として、お知らせ画面1300を表示するものとしている。また、例えば、自動表示設定情報が自動的に表示する設定となっている場合、少なくともMFP10が省エネ状態から復帰したことを条件として、または、少なくともユーザがMFP10にログインしたことを条件として、お知らせ画面1300を表示するものとしている。これによって、インストールが可能なアプリまたはファームウェアの機能について適切に通知を行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。さらに、一般ユーザに比べて、MFP10へのソフトウェア導入および設定を行うことが多い管理者には、お知らせおよび初回ガイダンスを多い頻度で表示し、一般ユーザにはMFP10の業務での使用を妨げないように表示頻度を少なくする等、ロールによって表示をすべき相手に表示を行うことができる。また、複数のイベントの存在等を考慮することにより、お知らせ画面が高頻度で表示されることを抑制ことができる。また、優先度の高い画面の表示を妨げないようにして、ユーザの誤認および誤操作を抑制することができる。
また、本実施形態に係るMFP10では、ホーム画面1000のお知らせウィジェット1001が押下された場合に、少なくとも判定部543により過去に初回ガイダンスが確認されていないと判定された場合、初回ガイダンス画面1100を表示するものとしている。これによって、ユーザは、初回ガイダンス画面1100を確認することによって、事前にお知らせ機能の概要を認識することができる。
なお、上述の実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、SoC(System on a Chip)、GPU(Graphics Processing Unit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の実施形態において、MFP10およびアプリマーケットサーバ20の各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上述の実施形態に係るMFP10およびアプリマーケットサーバ20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk−Recordable)、DVDまたはSD(Secure Digital)カード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係るMFP10およびアプリマーケットサーバ20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係るMFP10およびアプリマーケットサーバ20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係るMFP10およびアプリマーケットサーバ20で実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上述の記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
1 情報処理システム
10 MFP
11 操作部
12 本体部
13 通信路
20 アプリマーケットサーバ
30 契約管理サーバ
40 共通管理サーバ
50 アプリケーション管理サーバ
51 アプリマーケットアプリ
52 ブラウザ
53 インストーラ
54 操作部システム
60 ファームウェア管理サーバ
61 本体システム
62 画像形成エンジン
63 画像形成アプリ
64 ファームウェア
111 入力部
112 表示部
113 通信部
114 記憶部
121 本体制御部
201 一覧応答部
202 画面応答部
204 購入確認要求部
205 通信部
206 記憶部
521 UI部
522 一覧要求部
523 画面要求部
524 インストール要求部
531 インストール部
541 UI部
542 設定部
543 判定部
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 フラッシュメモリ
905 操作パネル
906 接続I/F
907 通信I/F
908 バス
911 CPU
912 ROM
913 RAM
914 ストレージ
915 スキャナエンジン
916 プリンタエンジン
917 接続I/F
918 通信I/F
919 バス
951 CPU
952 ROM
953 RAM
955 補助記憶装置
956 記録メディア
957 メディアドライブ
958 ディスプレイ
959 ネットワークI/F
960 バス
961 キーボード
962 マウス
963 DVD
964 DVDドライブ
1000、1000a ホーム画面
1001 お知らせウィジェット
1001a アップデート数表示部
1002 アプリケーションサイトボタン
1003a 送りボタン
1003b 戻りボタン
1004a コピーボタン
1004b スキャナボタン
1004c ファクスボタン
1005 設定ボタン
1100 初回ガイダンス画面
1101 次へボタン
1102 閉じるボタン
1200、1200a 自動表示設定画面
1201 表示選択ボタン
1202 非表示選択ボタン
1203 OKボタン
1204 取消ボタン
1205 メッセージ表示領域
1300、1300a お知らせ画面
1301 スクリーンショット表示領域
1302a 送りボタン
1302b 戻りボタン
1303 表示設定ボタン
1304 詳細確認ボタン
1305 ヘルプボタン
1306 閉じるボタン
1307 アプリケーションサイトボタン
1400 インストール画面
1401 スクリーンショット表示領域
1402 説明表示領域
1403 インストールボタン
1500 ヘルプ画面
1600 設定画面
1601 認証設定選択ボタン
1602 管理者認証設定ボタン
1603 ユーザ認証設定ボタン
1604 OKボタン
1605 ホームボタン
1700 一覧画面
1701a〜1701c ファームウェアボタン
1702a〜1702c アプリボタン
N ネットワーク
特開2015−138297号公報

Claims (13)

  1. ソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードしてインストールすることが可能な電子機器であって、
    前記電子機器に対してインストールすることが可能な前記ソフトウェアに関する情報を外部サーバから取得する取得部と、
    少なくとも前記電子機器に対する認証設定の内容についての条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に応じて、前記取得部により取得された前記情報を通知する通知画面を、表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えた電子機器。
  2. 前記表示制御部は、前記判定部により前記電子機器にログインしたときに前記条件が満たされていると判定された場合、前記通知画面を前記表示部に表示させる請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記表示制御部は、前記判定部により前記電子機器が省エネルギー状態から復帰したときに前記条件が満たされていると判定された場合、前記通知画面を前記表示部に表示させる請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記表示制御部は、前記表示部に前記通知画面を前回表示させてから所定時間経過していない場合、前記通知画面を該表示部に表示させない請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記表示制御部は、前記表示部に前記通知画面よりも優先度の高い画面が表示されている場合、該通知画面を該表示部に表示させない請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記認証設定の内容についての条件は、前記電子機器において管理者認証の設定を有効化しているか否かを含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記表示部は、タッチパネルであり、
    前記通知画面は、前記ソフトウェアの機能を示す情報を表示する表示領域を有し、
    前記表示制御部は、前記タッチパネルにおける前記表示領域に対応する部分に対してフリック操作がされた場合、前記表示領域に表示している情報とは異なる情報を表示させる請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記表示制御部は、前記取得部により取得された情報を、所定の画面にウィジェットとして表示させる請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記表示制御部は、入力部を介して前記ウィジェットが押下操作された場合、前記通知画面を前記表示部に表示させる請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記表示制御部は、前記入力部を介して前記ウィジェットが押下操作された場合であって、少なくとも前記通知画面による通知機能を紹介するガイダンス画面が表示されたことがない場合、前記通知画面を表示させる前に該ガイダンス画面を、前記表示部に表示させる請求項9に記載の電子機器。
  11. ソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードしてインストールすることが可能な電子機器と、前記電子機器にインストールすることが可能な前記ソフトウェアに関する情報を提供するサーバ装置と、含む情報処理システムであって、
    前記電子機器は、
    前記電子機器に対してインストールすることが可能な前記ソフトウェアに関する情報を前記サーバ装置に要求する要求部と、
    前記要求部により要求された前記ソフトウェアに関する情報を前記サーバ装置から取得する取得部と、
    少なくとも前記電子機器に対する認証設定の内容についての条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に応じて、前記取得部により取得された前記情報を通知する通知画面を、表示部に表示させる表示制御部と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記要求部からの要求に応じて、前記電子機器に対してインストールすることが可能な前記ソフトウェアに関する情報を、前記電子機器へ送信する応答部を、備えた情報処理システム。
  12. ソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードしてインストールすることが可能な電子機器の情報処理方法であって、
    前記電子機器に対してインストールすることが可能な前記ソフトウェアに関する情報を外部サーバから取得する取得ステップと、
    少なくとも前記電子機器に対する認証設定の内容についての条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じて、取得した前記情報を通知する通知画面を、表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を有する情報処理方法。
  13. ソフトウェアをネットワーク経由でダウンロードしてインストールすることが可能な電子機器であるコンピュータに、
    前記電子機器に対してインストールすることが可能な前記ソフトウェアに関する情報を外部サーバから取得する取得ステップと、
    少なくとも前記電子機器に対する認証設定の内容に応じた条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じて、取得した前記情報を通知する通知画面を、表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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