[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2017117235A - 管理プログラム、管理システム、情報処理装置 - Google Patents

管理プログラム、管理システム、情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017117235A
JP2017117235A JP2015252442A JP2015252442A JP2017117235A JP 2017117235 A JP2017117235 A JP 2017117235A JP 2015252442 A JP2015252442 A JP 2015252442A JP 2015252442 A JP2015252442 A JP 2015252442A JP 2017117235 A JP2017117235 A JP 2017117235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
model information
information
control program
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015252442A
Other languages
English (en)
Inventor
滋朗 荒木
Shigeo Araki
滋朗 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015252442A priority Critical patent/JP2017117235A/ja
Publication of JP2017117235A publication Critical patent/JP2017117235A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】情報処理装置にインストールされた制御プログラムにおいて、ユーザに対する利便性を向上させ、かつサポートされる機種を追加する。【解決手段】 機種の異なる複数の機器において機器に搭載されている機能を示す情報であって機器の機種に対応して夫々定められている機種情報及び機種情報を追加することにより追加された機種情報に対応した機種に該当する機器に対して処理の要求を実行するための処理実行部を含む制御プログラムを管理する情報処理装置であって、処理実行部及び制御プログラムにおいて実行可能な処理を変更する処理変更制御部と、制御プログラムに機種情報を追加することによって制御可能となる機器の機種を判定する機種情報追加判定部と、機種情報を制御プログラムに追加する機種情報追加部と、を含み、機種情報を追加することによって制御可能と判定された機器の機種に対応して定められている機種情報を制御プログラムに追加する。【選択図】図5

Description

本発明は、管理プログラム、管理システム、情報処理装置に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる印刷装置を動作させる場合、PC(Personal Computer)等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバにより印刷ジョブを生成して印刷装置に送信することが一般的である。そのため、印刷装置への印刷ジョブを送信する情報処理装置には、プリンタドライバをインストールする必要がある。
また、機種が異なる複数の印刷装置を使い分ける場合、夫々の機種に対応したプリンタドライバを上記情報処理装置にインストールする必要がある。また、印刷装置側の機能が拡張された場合や、新たな機種の印刷装置を用いる場合にも、その機能や機種に対応したプリンタドライバを情報処理装置にインストールする必要がある。そのため、プリンタドライバの更新や、新たな機種のプリンタドライバをインストールする管理の手間等、印刷装置のベンダーやユーザにとっての負担となっている。
これに対して、機種が異なる複数の印刷装置に共通して使えるプリンタドライバが考案され、機種共通ドライバとして用いられている(例えば、特許文献1)。このような機種共通ドライバは、通常、各機種固有の機能、例えば、各機種固有の印刷ジョブを生成する機能や、各機種固有の印刷設定画面を情報処理装置の画面に表示させる機能を提供する機種固有の設定情報を機種毎に備えている。さらに、機種共通ドライバは、このような機種固有の設定情報を読み込むことで複数機種をサポートするように構成され、情報処理装置から入力された機種を指定する情報に基づいて、指定された機種固有の設定情報に従った機能を提供する。
このような機種共通ドライバのバージョンアップが行われる場合には、サポートされる機種が追加されるだけではなく、情報処理装置に印刷設定画面を表示させる機能や印刷する画像に対する処理を行うレンダリングエンジンに対しても改変が行われる。従って、機種共通ドライバが実行する処理が変わってしまうことも考えられる。
従って、情報処理装置に新たに印刷装置が接続された際に、上述したような機種共通ドライバがバージョンアップされることにより発生する印刷時の仕様変更や処理障害を避けたいというユーザが存在する。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、情報処理装置にインストールされた制御プログラムにおいて、ユーザに対する利便性を向上させ、かつサポートされる機種を追加することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、機種の異なる複数の機器において前記機器に搭載されている機能を示す情報であって前記機器の機種に対応して夫々定められている機種情報及び前記機種情報を追加することにより追加された前記機種情報に対応した前記機種に該当する前記機器に対して処理の要求を実行するための処理実行部を含む制御プログラムを管理する管理プログラムであって、前記処理実行部及び前記制御プログラムにより実行可能な処理を変更する処理変更制御部と、前記制御プログラムに前記機種情報を追加することによって制御可能となる前記機器の機種を判定する機種情報追加判定部と、前記機種情報を前記制御プログラムに追加する機種情報追加部と、を含み、前記機種情報を追加することによって制御可能と判定された前記機器の機種に対応して定められている前記機種情報を前記制御プログラムに追加する機種情報追加ステップを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置にインストールされた制御プログラムにおいて、ユーザに対する利便性を向上させ、かつサポートされる機種を追加することが出来る。
本発明の実施形態に係る画像処理システムの運用形態を示す図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るプリンタドライバのバージョンアップを行う際の態様を例示した図。 本発明の実施形態に係るプリンタドライバに機種情報を追加する際の態様を例示した図。 本発明の実施形態に係るプリンタドライバの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るコアモジュールの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るインストーラの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るサーバの機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るドライバセットに含まれる情報の構成を例示した図。 本発明の実施形態に係る画像形成装置に追加可能な機種の機種情報を取得する処理の流れを示すシーケンス図。 本発明の実施形態に係るシステム定義ファイルの構成を例示した図。 本発明の実施形態に係るサーバに送信される情報の構成を例示した図。 本発明の実施形態に係るサーバに記憶されている追加可能機種情報を例示した図。 本発明の実施形態に係るサーバから送信される追加可能機種情報を例示した図。 本発明の実施形態に係る機種共通ドライバのサポート機種を管理する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る選択操作画面を例示した図。 本発明の実施形態に係る選択操作画面を例示した図。 本発明の実施形態に係る選択操作画面を例示した図。 本発明の実施形態に係るファイル指定情報の構成を例示した図。 本発明の実施形態に係る同じ機種の画像形成装置が接続された際の論理プリンタの生成態様を例示した図。 本発明の実施形態に係る管理者権限の有無に応じて画像形成装置に追加可能な機種の機種情報を取得する処理の流れを示すシーケンス図。 本発明の実施形態に係る管理者権限の有無に応じて機種共通ドライバのサポート機種を管理する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る管理者権限の有無に応じて表示される選択操作画面を例示した図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、プリンタドライバのアップデート制御システムの例として、搬送される記録媒体に対して画像形成出力を実行する画像形成装置と、PC(Personal Computer)等の情報処理装置であるクライアント端末と、上記画像形成装置の動作を制御するためにそのクライアント端末にインストールされて制御プログラムとして利用されるプリンタドライバと、プリンタドライバを管理するドライバサーバとを含む画像形成システムを例として説明する。尚、本実施形態に係るプリンタドライバは、複数機種共通の機種共通ドライバであって、その機種共通ドライバがサポートする機種であればどのような機種であっても共通して利用することができる。
また、本実施形態に係るプリンタドライバは、各機種固有の機能、例えば、各機種固有の印刷ジョブを生成する機能や、各機種固有の印刷設定画面を表示する機能を提供するための機種情報を機種毎に備えることにより、複数機種をサポートするように構成されている。
以下、図面を参照して、本実施形態に係るアップデート制御システムの詳細について説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システムの運用形態の例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置1a、1b、1c、1d、1e、クライアント端末2、プリンタドライバ等のデバイスドライバを管理するサーバ3がEthernet(登録商標)等のネットワークを介して接続されて運用される。尚、ネットワークに接続されている画像形成装置やクライアント端末の数は一例であり、これらがもっと多く接続された大規模なシステムであっても良い。また、画像形成装置とクライアント端末とが異なるネットワークに接続され、それらのネットワークが公衆回線等の広域ネットワークを介して接続された運用形態であってもよい。
画像形成装置1a〜1eは、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(MultiFunction Peripheral:複合機)である。また、画像形成装置1a〜1eは、クライアント端末2からネットワークを介して送信されてきた印刷ジョブに含まれる画像情報に基づいてCMYK若しくはモノクロの描画情報を生成し、生成された描画情報に基づいて画像形成出力を実行するカラープリンタやモノクロプリンタとしての機能を有する。また、図1における画像形成装置1a〜1eは全て異なる機種であって、その機種名をそれぞれ、Model―A、Model―B、Model―C、Model―D、Model―Eとする。尚、以下では、画像形成装置1a〜1eを特に区別しない場合には、画像形成装置1とする。
クライアント端末2は、ユーザが操作する情報処理端末であり、PC等の情報処理装置によって実現される。尚、クライアント端末2は、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末、スマートフォン、タブレット端末等によって実現されても良い。また、クライアント端末2は、Model―A〜Eのうち、少なくとも一機種の画像形成装置を制御するためのプリンタドライバがインストールされている。従って、本実施形態に係るクライアント端末2は、ユーザ操作により、インストールされているプリンタドライバがサポートしている機種の画像形成装置に対して、印刷を行わせる命令情報である印刷ジョブを生成し、ネットワークを介して送信することができる。
尚、図1におけるネットワークは、例えば、LAN(Local Area Network)等の限定されたネットワーク以外にも、インターネットや公衆回線等の広域ネットワークを介して接続されていてもよい。
サーバ3は、プリンタドライバ等のデバイスドライバを管理するサーバであり、各種の機種固有ドライバや機種共通ドライバが格納されている。クライアント端末2は、ネットワークを介してサーバ3からデバイスドライバをダウンロードし、インストールを行うことが出来る。この機種固有ドライバとは、一種類の画像形成装置のみに対応し、その画像形成装置に固有の機能を提供するためのプリンタドライバである。尚、本実施形態においては、プリンタドライバ300として複数機種に共通して使用可能である機種共通ドライバを例として説明を行う。
尚、図1に示す画像処理システムにおいて、画像形成装置1a〜1cがクライアント端末2及びサーバ3と夫々接続され、画像形成装置1d、1eは、後から接続される画像形成装置1として構成されている。さらに、画像形成装置1aは、画像形成装置1の機種において全ての処理の制御を実行可能な機種固有ドライバによって画像形成動作を制御されている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1、クライアント端末2、サーバ3のハードウェア構成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るクライアント端末2のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。尚、画像形成装置1は、図2に示すハードウェア構成に加えて、スキャナ、プリンタ等を実現するためのエンジンを備える。以下の説明においては、クライアント端末2のハードウェア構成を例として説明するが、画像形成装置1、サーバ3についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2は、一般的なサーバやPC等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係るクライアント端末2は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16、操作部17が接続されている。尚、サーバ3は、LCD16及び操作部17を含まない構成であってもよい。
CPU11は演算手段であり、クライアント端末2全体の動作を制御する。RAM12は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU11が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM13は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザがクライアント端末2の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。即ち、本実施形態においては、LCD16が、表示部として機能する。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザがクライアント端末2に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM13やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM12に読み出され、CPU11がRAM12にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るクライアント端末2の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係るクライアント端末2の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るクライアント端末2の機能構成を模式的に示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係るクライアント端末2は、OS(Operating System)100、アプリケーション200、プリンタドライバ300、インストーラ400、ネットワークI/F500を有する。
OS100は、Microsoft Windows(登録商標)、Linux(登録商標)等のオペレーティングシステムである。アプリケーション200は、テキスト編集プログラム、ワードプロセッサ、表計算ソフト等、クライアント端末2のユーザがクライアント端末2上で実行したい作業を実施する機能を直接的に有するソフトウェアである。プリンタドライバ300は、画像形成装置1を使用するためのデバイスドライバである。
アプリケーション200は、OS100に対して印刷設定画面を表示するための指示を通知し、若しくは、画像情報を通知し、OS100は、アプリケーション200から通知された指示や画像情報をプリンタドライバ300に通知する。その結果、プリンタドライバ300は、OS100から通知された指示に従ってクライアント端末2のLCD16に印刷設定画面を表示し、若しくは、OS100から通知された画像情報に基づいて印刷ジョブを生成して、生成した印刷ジョブを画像形成装置1にネットワークを介して送信する。
インストーラ400は、プリンタドライバ300をアップデートするための情報やバージョンアップされたプリンタドライバ300をインストールする情報をクライアント端末2に導入するためのプログラムである。尚、上述したように、本実施形態に係るプリンタドライバ300は、インストーラ400によって、新たな機種情報が追加されてサポートする機種が追加される。即ち、本実施形態においては、インストーラ400が、管理プログラムとして機能し、インストーラ400内部の機能が連動してコアモジュール320及びプリンタドライバ300で実行可能な処理を変更する処理変更制御部として機能する。
ネットワークI/F500は、クライアント端末2がネットワークを介して画像形成装置1等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。ネットワークI/F500は、図2に示すI/F50によって実現される。
尚、本実施形態においては、図4に示すように、描画性能等の改良を目的としてバージョンの異なるプリンタドライバ300をインストールする際に行う処理においては、図6において後述するプリンタドライバ300及びコアモジュール320が異なるバージョンのものに更新される。図4においては、例えば、「Model−D」の機種を新たに制御可能とするために、コアモジュール320で行う処理が変更される場合がある。
図4において、例えば、描画情報を生成する際にキャリブレーション処理が「Model−D」の機種で実行され、「Model−B」及び「Model−C」ではキャリブレーション処理を行わずに描画情報を生成する場合には、プリンタドライバ300が「Ver.2.0」から「Ver.3.0」に更新される必要がある。プリンタドライバ300が「Ver.2.0」から「Ver.3.0」に更新されると、コアモジュール320においては、キャリブレーション処理を行うことが可能になる。
図5に示すように描画性能等はそのままに、サポートされる機種を追加するために、夫々の画像形成装置1の機種において使用可能な機能を指定する情報である機種情報を追加する際に行う処理においては、図6に示すプリンタドライバ300及びコアモジュール320はそのままに、機種情報の追加が行われる。図5においては、例えば、「Model−A」の機種を新たに制御可能とするために、コアモジュール320で行う処理を変更する必要がない場合がある。
図5においては、例えば、描画情報を生成する際にハーフトーン処理が「Model−A」の機種で実行され、「Model−B」及び「Model−C」においてもハーフトーン処理を実行して描画情報を生成する場合には、プリンタドライバ300が「Ver.2.0」のままであっても「Model−A」の画像形成装置1を制御可能である。そのため、図5のような場合においては、追加機種情報領域に「Model−A」の機種情報を追加することで、「Model−A」の機種が新たに制御可能な機種となる。
上記説明したように、本実施形態においては、夫々の画像形成装置の機種において使用可能な機能を指定する情報である機種情報を追加してクライアント端末2において制御可能な画像形成装置1の機種を追加するか、若しくは、プリンタドライバ300のバージョンアップを行ってクライアント端末2において制御可能な画像形成装置1の機種を追加する処理を行う。
このような処理を行うことで、プリンタドライバ300のバージョンアップを行わずとも、画像形成装置1の機種情報を追加して、クライアント端末2において制御可能となる画像形成装置1を使用することが出来るようになる。このように、ユーザの利便性を損なうことなくクライアント端末2において制御可能となる画像形成装置1の機種を追加することが本発明の要旨の一つである。
次に、本実施形態に係るプリンタドライバ300の機能構成について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るプリンタドライバ300の機能構成を模式的に示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態に係るプリンタドライバ300は、論理プリンタ群310、コアモジュール320、機種情報格納部330を含む。尚、印刷装置の機種に対応して、その機種固有の処理を行うためのプリンタドライバ300である機種固有ドライバも、同様に論理プリンタ群、コアモジュールを含む構成である。
論理プリンタ群310は、論理プリンタ311、312を含む。論理プリンタ311、312は、クライアント端末2と接続されている画像形成装置毎に生成されて各画像形成装置に接続されており、夫々、各画像形成装置に固有の印刷設定の値やIPアドレス等の接続先情報を保持する。そのため、クライアント端末2から各画像形成装置に対する印刷設定の変更や印刷の実行を行う際には、論理プリンタ311、312を指定して印刷設定の変更や印刷の実行を行う。本実施形態においては、画像形成装置1bと接続されている論理プリンタドライバとして論理プリンタ(Model−B)311が生成され、画像形成装置1cと接続されている論理プリンタとして論理プリンタ(Model−C)312が生成される。
コアモジュール320は、プリンタドライバとしての主要な機能を提供する処理実行部であって、論理プリンタ311、312のいずれかから通知された指示に従ってクライアント端末2のLCD16に印刷設定画面を表示し、若しくは、論理プリンタ311、312のいずれかから通知された画像情報に基づいて印刷ジョブを生成して、生成した印刷ジョブを画像形成装置1に送信する。
機種情報格納部330は、機種共通ドライバであるプリンタドライバ300によってサポートされる機種の情報である機種情報を格納する。即ち、本実施形態においては、機種情報格納部330が、機種情報記憶部として機能する。尚、本実施形態においては、後述するように、機種情報の追加はインストーラ400により行われる。尚、本実施形態に係るプリンタドライバ300においては、論理プリンタ設定部324が機種情報格納部330に格納されている機種情報を読み込むことにより、読み込まれた機種情報に対応した論理プリンタを生成する。
次に、本実施形態に係るコアモジュール320の機能構成について図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係るコアモジュール320の機能構成を模式的に示すブロック図である。図7に示すように、本実施形態に係るコアモジュール320は、描画部321、表示制御部322、通信部323、論理プリンタ設定部324を含む。
描画部321は、印刷出力すべき画像情報に基づいて印刷ジョブを生成する。表示制御部322は、クライアント端末2のLCD16に情報表示を行う。通信部323は、ネットワークI/F500を介して画像形成装置と情報のやりとりを行い、取得した情報をプリンタドライバ300の各部に通知する。
論理プリンタ設定部324は、通信部323が取得した画像形成装置の情報に基づいて、論理プリンタ311、312に関する設定を行う。また、後述する機種情報格納部330に格納された機種情報に基づいて、新たに論理プリンタを設定する。従って、論理プリンタ設定部324は、機種情報に基づいて論理プリンタを生成する仮想機構生成部として機能する。尚、論理プリンタ311、312に関する設定については後述する。
尚、図4に示すように、本実施形態においてプリンタドライバ300がバージョンアップされる際には、サポートされる機種の情報が全て記憶領域に格納されるだけではなく、コアモジュール320に含まれる機能が改変される。例えば、表示制御部322がクライアント端末2に表示させる画面の構成や、描画部321が行う印刷ジョブの処理態様の改変、更に、プリンタドライバ300によってサポートされる画像形成装置の機種の追加が行われる。このような改変は、プリンタドライバ300によって実行される処理における障害修正に素早く対応できるメリットがある一方で、仕様や機能変更によってユーザの混乱を招く可能性もある。
そこで、本実施形態に係るインストーラ400においては、図5に示すように、画像形成装置1の機種情報を追加することにより、プリンタドライバ300をバージョンアップせずとも、プリンタドライバ300がサポートする機種を追加する処理を実行する。以下、図8を参照して、本実施形態に係るインストーラ400について説明する。
図8は、本実施系形態に係るインストーラ400の機能構成を示すブロック図である。図8に示すように、本実施形態に係るインストーラ400は、ドライバ管理部410、論理プリンタ追加部420、機種情報追加部430を含む。尚、クライアント端末2において、ユーザが管理者権限でログインしているか否かを判断する権限取得部440を含む構成であってもよい。
ドライバ管理部410は、ユーザが行うクライアント端末2の操作に基づいて、プリンタドライバ300のバージョンアップ、もしくはプリンタドライバ300への機種情報の追加を指示する命令情報を生成する。論理プリンタ追加部420は、機種情報に基づいて、論理プリンタをプリンタドライバ300に追加させる命令情報を生成する。
機種情報追加部430は、プリンタドライバ300の機種情報格納部330に機種情報を追加する機種情報追加制御部431と、プリンタドライバ300に送信する機種情報を格納する追加機種情報格納部432を含む。尚、後述するサーバ3から機種情報追加部430をクライアント端末2にダウンロードし、ダウンロードした機種情報追加部430を機種情報追加モジュールとしてインストーラ400内に実装する構成であってもよい。
機種情報追加制御部431は、追加機種情報格納部432に格納されている機種情報を機種情報格納部330に送信する。また、サーバ3から機種情報を取得して、追加機種情報格納部432に格納する。そのため、追加機種情報格納部432には、サポートする機種として追加される機種に対応した機種情報が格納される。権限取得部440は、上述したように、OSの設定情報に基づいてクライアント端末2のユーザが管理者権限でログインしているか否かを判断する。
尚、本実施形態に係る機種情報追加部430は、クライアント端末2に接続されている可搬型の記憶媒体や外部記憶媒体から、若しくは、ネットワークを介してクライアント端末2に接続されているサーバ3等の外部装置から、追加候補としての機種情報を取得し、取得した追加候補としての機種情報を追加機種情報格納部432に格納するように構成されている。
次に、図9を参照して、本実施形態に係るサーバ3の機能構成について説明する。図9は、本実施形態に係るサーバ3の機能構成を示す機能ブロック図である。図9に示すように、サーバ3は、ドライバ送信部30、上述した機種情報追加部430を含む。
ドライバ送信部30は、ドライバセット31、ドライバ検索部32を含む。ドライバセット31は、各種の画像形成装置に対応した最新バージョンのプリンタドライバである。尚、ドライバ送信部30に、複数のドライバセット31が含まれていてもよい。ドライバ検索部32は、クライアント端末2から受信した要求情報に対応するドライバセット31を検索し、クライアント端末2に送信する。
尚、ドライバセット31には、図10に示すように、ドライバセット31に含まれるドライバの“バージョン情報”、そのバージョンにおいて機種情報を追加して論理プリンタを生成することが可能になる機種の情報である“追加可能機種情報”が含まれる。
このように構成された画像形成システムにおいて、本実施形態に係る要旨の一つは、クライアント端末2にインストールされたプリンタドライバ300に機種情報を追加することにより、プリンタドライバ300がサポートする機種を追加することにある。従って、プリンタドライバ300によってサポートされる機種を追加したい場合に、プリンタドライバ300のバージョンアップを行う、もしくは、サポートされるようにしたい機種の機種情報を追加してサポートする機種を追加する。ユーザはクライアント端末2を操作してプリンタドライバ300のバージョンアップを行うか、もしくは機種情報を追加するかを選択する。以下、図11を参照して、プリンタドライバ300のバージョンアップを行うか、若しくはサポート機種を追加することで、プリンタドライバ300がサポートする機種を管理する処理について説明する。
図11は、プリンタドライバ300に追加可能な機種の機種情報を取得する処理の流れを示したシーケンス図である。尚、本実施形態においてプリンタドライバ300に追加可能な機種の機種情報を取得する処理は、インストーラ400に搭載されている機能によって実行される。
まず、ドライバ管理部410がクライアント端末2に搭載されているプリンタドライバ300のシステム定義ファイルを解析し、プリンタドライバ300がどの機種のプリンタドライバであるか判別するためのドライバ名である“ドライバ名情報”、解析時点でのプリンタドライバ300のバージョン情報である“バージョン情報”、解析時点のプリンタドライバ300が対応している機種の情報である“対応機種情報”を取得する(S1101)。従って、ドライバ管理部410は、機種情報を取得する機種情報取得ステップを実行する機種情報取得部として機能する。そして、取得した“ドライバ名情報”、“バージョン情報”をサーバ3に送信する(S1102)。
図12は、S1101においてプリンタドライバ300のシステム定義ファイルを構成する情報を例示した図である。図12に示すように、プリンタドライバ300のシステム定義ファイルには少なくとも“ドライバ名情報”、“バージョン情報”、“対応機種情報”が含まれる。
図13は、S1102においてサーバ3に送信されるプリンタドライバ300の“ドライバ名情報”及び“バージョン情報”を例示した図である。“ドライバ名情報”、“バージョン情報”を受信すると、ドライバ検索部32は、プリンタドライバ300に追加可能な機種を検索し、検索結果を“追加可能機種情報”としてクライアント端末2に送信する(S1103)。尚、S903の処理において、ドライバ検索部32は、受信した“ドライバ名情報”、“バージョン情報”に基づいて、該当のプリンタドライバ300に対して新規に追加可能な機種の情報を送信する。図14は、サーバ3に格納されているプリンタドライバ300の“追加可能機種情報”を例示した図である。
図14に示すプリンタドライバ300の“追加可能機種情報”は、サーバ3においてプリンタドライバの“ドライバ名情報”と対応付けられて記憶されている。また、本実施形態に係るプリンタドライバ300は、図4に示すように「Ver.2.0」であるため、「Model−A、Model−C、Model−E」である画像形成装置1a、1c、1eの“追加可能機種情報”がクライアント端末に送信される。
図14に示すようなプリンタドライバ300の“追加可能機種情報”は、プリンタドライバ300の現在のバージョンより前のバージョンの追加可能機種についても、“追加可能機種情報”として、サーバ3からクライアント端末2に送信される構成であってもよい。本実施形態においては、例えば、Ver.2.0のプリンタドライバ300が搭載されている場合に、Ver.1.0のプリンタドライバ300における追加可能機種である「Model−X」の“追加可能機種情報”を送信することが出来る。
図15は、S1103においてドライバ検索部32からクライアント端末2に送信される“追加可能機種情報”を例示した図である。図15に示すように、“追加可能機種情報”においては、プリンタドライバ300に機種情報を追加することで、サポートされる機種として追加される画像形成装置1の機種名が記載される。
ドライバ管理部410は、図15に示す“追加可能機種情報”を受信すると、“追加可能機種情報”に機種名が記載されている画像形成装置1を、機種情報を追加することでプリンタドライバ300に制御可能となる機種であると判定する。この時、ドライバ管理部410は、クライアント端末2に接続されている画像形成装置1a〜1eのうち、図15に示す“追加可能機種情報”に基づいて、画像形成装置1a、1c、1eが機種情報を追加することで制御可能になる機種であると判定する。したがって、ドライバ管理部410は、機種情報を追加することによってクライアント端末2において制御可能となる画像形成装置1の機種情報を外部装置であるサーバ3から取得する機種情報取得制御部として機能する。
この時、“対応機種情報”には記載があるものの、“追加可能機種情報”に記載がない画像形成装置1bは、ドライバ管理部410によって、プリンタドライバ300の現在のバージョンにおいてデフォルトで制御可能と設定されている機種と判定される。また、“追加可能機種情報”及び“対応機種情報”に記載がない画像形成装置1dは、ドライバ管理部410によって、プリンタドライバ300をバージョンアップさせなければ制御可能にならない機種として判定される。
また、本実施形態に係るプリンタドライバ300のバージョンは、「Ver.2.0」である。従って、機種情報格納部330に機種情報を追加することで論理プリンタの生成が可能となる機種は、「Model−A、Model−C、Model−E」である。
尚、“追加可能機種情報”及び“対応機種情報”に記載が無い「Model−D」の画像形成装置の論理プリンタを生成するためには、プリンタドライバ300をバージョンアップさせる必要がある。プリンタドライバ300をバージョンアップさせると、コアモジュール320に含まれる機能が行う処理についても改変が行われる。そのため、プリンタドライバ300をバージョンアップさせることにより、機種情報を機種情報格納部330に追加するだけでは論理プリンタが生成できない機種についても、その機種固有の処理を実行するようにプリンタドライバ300をバージョンアップする。このようにして、機種情報の追加では制御可能とならない機種の画像形成装置について、制御可能とすることが出来る。
また、コアモジュール320のアップデートにおいては、例えば、描画部321が印刷画像に対して実行する処理が改変される。また、表示制御部322がクライアント端末2のLCD16に表示させる画面表示の構成が変化する。
次に、ドライバ管理部410は、ネットワークI/F500を介してクライアント端末2に接続されている画像形成装置の機種の情報を“接続機種情報”として取得する(S1104)。本実施形態においては、Model−A、Model−D、Model−Eがクライアント端末2に接続されている機種である。この時、“接続機種情報”として、クライアント端末2に接続されている画像形成装置のIPアドレスを含む構成であってもよい。
そして、ドライバ管理部410は、“追加可能機種情報”及び“接続機種情報”に基づいて、機種情報の追加のみで制御可能となる機種を判定する(S1105)。ドライバ管理部410は、“接続機種情報”に含まれる機種のうち、“追加可能機種情報”に含まれる機種がプリンタドライバ300に機種情報を追加して新たにサポートされる画像形成装置1の機種であると判定する。従って、ドライバ管理部410は、Model−A、Model−Eの画像形成装置がプリンタドライバ300に機種情報を追加して新たにサポートされる機種であると判定する機種情報追加判定部として機能する。
尚、“接続機種情報”には含まれるものの、“対応機種情報”及び“追加可能機種情報”に含まれない機種について、ドライバ管理部410は、機種情報を追加しても制御可能とならない機種であると判定する。このような場合、“対応機種情報”及び“追加可能機種情報”に含まれない機種を制御可能とするためには、プリンタドライバ300のバージョンアップを行うもしくは、“対応機種情報”及び“追加可能機種情報”に含まれない機種の機種固有ドライバのインストールを行うことで制御可能となる可能性がある機種であると判定する。
さらに“接続機種情報”に含まれる機種のうち、“対応機種情報”に含まれる機種については、論理プリンタを追加生成することで、新たに接続された“接続機種情報”に含まれる機種のうち、“対応機種情報”に含まれる機種である画像形成装置への印刷要求をおこなうことが可能な機種として判定する。
このようにして、本実施形態に係るクライアント端末2においては、端末に接続されている画像形成装置のうち、機種共通ドライバに機種情報を追加することで利用可能になる画像形成装置を判別する。この時の判別結果は、クライアント端末2の画面に表示される選択操作可能なダイアログ等のUIに用いられる情報である。
以下、プリンタドライバ300のサポート機種を管理する処理について、図16を参照して説明する。図16は、プリンタドライバ300のサポート機種を管理する処理の流れを示すフローチャートである。
図11の処理で行った判定の結果に基づいて、ドライバ管理部410は、図17に示すようなクライアント端末2のユーザに印刷可能とする機種を選択させるための画面をクライアント端末2のLCD16に表示させる(S1601)。図17は、プリンタドライバ300をバージョンアップさせるか、機種情報を追加してサポートする機種を追加するかを選択操作させる画面(選択操作画面)を例示した図である。この時、選択操作画面には、“追加可能機種情報”及び“接続機種情報”に含まれる画像形成装置1の機種名が表示される。そして、ユーザは、図17に示す、クライアント端末2のLCD16に表示された選択操作画面を操作する。
「新しいドライバを導入する」が選択された場合(S1602/Yes)、図17に示す画面は、バージョンアップされたプリンタドライバ300をインストールするため、図18に示す選択操作画面のように、「Model−D」が選択可能な形式に表示される(S1603)。また、S1203において、「新しいドライバを導入する」が選択された際に、クライアント端末2にインストール可能な機種固有ドライバが存在する場合がある。例えば、図18において、「Model−D」を選択すると、「Model−D」の機種固有ドライバがインストール可能な場合がある。
このような場合、図19に示すように、「Model−D」の機種固有ドライバをインストールするか、もしくはプリンタドライバ300をバージョンアップして「Model−D」の機種情報を追加可能にするかを選択可能な形式に表示させてもよい。
図18の選択操作画面において「OK」が押下されると、ドライバ管理部410は、図20に示すようなバージョンアップされたプリンタドライバ300のインストールファイルが指定されたURLが含まれる情報(ファイル指定情報)をサーバ3から取得する(S1604)。尚、機種固有ドライバをインストールする場合も、S1504において機種固有ドライバのインストールファイルが指定されたURLを含む情報を取得する。
ドライバ管理部410は、サーバ3からバージョンアップされたプリンタドライバ300のファイル指定情報を取得する。そして、ファイル指定情報に含まれるバージョンアップされたプリンタドライバ300を指定するURLからバージョンアップされたプリンタドライバ300のインストールファイルを取得し、インストーラ400の機能によってプリンタドライバ300をインストールする。この時、プリンタドライバ300をインストールすることで、プリンタドライバ300のバージョンアップが行われる(S1605)。尚、プリンタドライバ300がバージョンアップされる際(例えば、Ver.2.0からVer.3.0)には、Model−A、Model−D、Model−Eの機種情報が機種情報格納部330に予め格納された状態でインストールされる。
図17の選択操作画面において、「新しいドライバを導入する」が選択されない場合(S1602/No)に、ユーザによって図17の選択操作画面において、画像形成装置1の機種名を指定する操作が行われ、「OK」が押下される(S1606)と、ドライバ管理部410は、ユーザの操作内容に基づいて、プリンタドライバ300に追加する機種情報を機種情報追加制御部431に要求する。
機種情報追加制御部431は、対応する機種情報を追加機種情報格納部432から取得し、コアモジュール320の機種情報格納部330に送信する(S1607)。従って、ドライバ管理部410は、S805の処理の判定の結果に基づいてバージョンアップされたプリンタドライバ300をインストールする処理、もしくはプリンタドライバ300への機種情報の追加を行う処理を制御する処理実行制御ステップを実行する処理実行制御部として機能する。
コアモジュール320の機種情報格納部330は、機種情報追加部430から取得した機種情報を、HDD14等の記憶領域に格納する(S1608)。尚、S1607及びS1608の処理を行う際に、サーバ3から選択された機種に対応する機種情報を追加する機種情報追加ステップを実行する機種情報追加部430を機種情報追加モジュールとしてダウンロードし、インストーラ400内部の一機能として実装する構成であってもよい。このような場合、通信時のデータ量を少なくする目的で、機種情報追加部430を、追加する機種情報とその機種情報のみを追加する機能を実現する機種情報追加制御部431とで構成してもよい。
S1605、S1608の処理が終了すると、コアモジュール320の論理プリンタ設定部324は、機種情報格納部330から機種情報を読み込んで、論理プリンタを生成するドライバ設定を実行する(S1609)。
また、本実施形態に係る画像処理システムにおいては、Model−B(1)が接続されているクライアント端末2に同じ機種の画像形成装置Model−B(2)が接続され、同じ機種の画像形成装置が複数台接続される構成になることが有る。図21に示すように、このような場合には、IPアドレスの異なるModel−B(1)、Model−B(2)の夫々に対応した論理プリンタが必要になる。
このような場合、論理プリンタ追加部420は、プリンタドライバ300及び“接続機種情報”に基づいて論理プリンタのみを追加させる処理を行う。具体的には、図21に示すように、機種情報格納部330に格納されている機種情報に異なる“接続機種情報”を付加して、論理プリンタ設定部324に送信する。論理プリンタ設定部324は、“接続機種情報”の異なる論理プリンタ生成要求情報を夫々読み込んでIPアドレスの異なる論理プリンタを生成する。
また、クライアント端末2のユーザが管理者としてクライアント端末2において実現可能な機能の制限を設定する管理権限を有してログインしているか否かをOSのログイン情報に基づいて判定し、判定結果に対応して処理態様を変化させてもよい。
図22は、クライアント端末2が管理者権限を有しているか否かに応じてプリンタドライバ300に追加可能な機種の機種情報を取得する処理の流れを示したシーケンス図である。まず、ドライバ管理部410がクライアント端末2に搭載されているプリンタドライバ300のシステム定義ファイルを解析し、プリンタドライバ300がどの機種のプリンタドライバであるか判別するためのドライバ名である“ドライバ名情報”を取得する(S2201)。
そして、次に、権限取得部440は、クライアント端末2のOSが管理者権限の下で起動されているかをOSの設定情報に基づいて確認する(S2202)。この時の確認結果は、権限取得部440からドライバ管理部410に送信される。
権限取得部440によって、クライアント端末2のOSにおける管理者権限の有無が確認されると、ドライバ管理部410は、解析時点でのプリンタドライバ300のバージョン情報である“バージョン情報”、解析時点のプリンタドライバ300が対応している機種の情報である“対応機種情報”を取得する(S2203)。従って、ドライバ管理部410は、機種情報を取得する機種情報取得ステップを実行する機種情報取得部として機能する。
ドライバ管理部410は、S2201の処理で取得した“ドライバ名情報”、“バージョン情報”をサーバ3に送信する(S2204)。S2203の処理でサーバ3に送信されるのは、プリンタドライバ300のシステム定義ファイルに含まれる“ドライバ名情報”、“バージョン情報”、“対応機種情報”のうち、“ドライバ名情報”、“バージョン情報”である。
“ドライバ名情報”、“バージョン情報”を受信すると、ドライバ検索部32は、プリンタドライバ300に追加可能な機種を検索し、検索結果を“追加可能機種情報”としてクライアント端末2に送信する(S2205)。尚、S2204の処理において、ドライバ検索部32は、受信した“ドライバ名情報”、“バージョン情報”に基づいて、該当のプリンタドライバ300に対して“追加可能機種情報”を送信する。
ドライバ管理部410は、“追加可能機種情報”を受信すると、“追加可能機種情報”に機種名が記載されている画像形成装置1を、機種情報を追加することでプリンタドライバ300に制御可能となる機種であると判定する。この時、ドライバ管理部410は、クライアント端末2に接続されている画像形成装置1a〜1eのうち、“追加可能機種情報”に基づいて、画像形成装置1a、1c、1eが機種情報を追加することで制御可能になる機種であると判定する。
この時、“対応機種情報”には記載があるものの、“追加可能機種情報”に記載がない画像形成装置1bは、プリンタドライバ300においてデフォルトで対応する機種と判定される。また、“追加可能機種情報”及び“対応機種情報”に記載がない画像形成装置1dは、プリンタドライバ300をバージョンアップさせなければ制御可能にならない機種として判定される。
尚、“追加可能機種情報”及び“対応機種情報”に記載が無い「Model−D」の画像形成装置の論理プリンタを生成するためには、プリンタドライバ300をバージョンアップさせる必要がある。この時、ドライバ管理部410は、クライアント端末2のOSが管理者権限を有していない状態で起動されている場合には、プリンタドライバ300をバージョンアップ出来ないように制御する。この処理についての詳細は後述する。
次に、ドライバ管理部410は、ネットワークI/F500を介してクライアント端末2に接続されている画像形成装置の機種の情報を“接続機種情報”として取得する(S2206)。本実施形態においては、Model−A、Model−D、Model−Eがクライアント端末2に接続されている機種である。この時、“接続機種情報”として、クライアント端末2に接続されている画像形成装置のIPアドレスを含む構成であってもよい。
そして、ドライバ管理部410は、“追加可能機種情報”及び“接続機種情報”に基づいて、機種情報の追加のみで制御可能となる機種を判定する(S2207)。この時、“接続機種情報”に含まれる機種のうち、“追加可能機種情報”に含まれる機種がプリンタドライバ300に機種情報を追加して新たにサポートされる画像形成装置1の機種であると判定される。従って、Model−A、Model−Eの画像形成装置がプリンタドライバ300に機種情報を追加して新たにサポートされる機種であると判定される。
尚、“接続機種情報”には含まれるものの、“追加可能機種情報”に含まれない機種については、バージョンアップされたプリンタドライバ300をインストールすることで新たに制御可能となる機種として判定される。従って、Model−Dの画像形成装置1dは、バージョンアップされたプリンタドライバ300をインストールすることで新たに制御可能となる機種として判定される。
このようにして、本実施形態に係るクライアント端末2においては、端末に接続されている画像形成装置1のうち、機種共通ドライバに機種情報を追加することで利用可能になる画像形成装置1を判別する。この時の判別結果は、クライアント端末2の画面に表示される選択操作可能なダイアログ等のUIに用いられる情報である。
以下、クライアント端末2の管理者権限を有しているか否かに応じてプリンタドライバ300のサポート機種を管理する処理について、図23を参照して説明する。図23は、クライアント端末2の管理者権限に応じてプリンタドライバ300のサポート機種を管理する処理の流れを示すフローチャートである。
図22の処理で行った判定の結果に基づいてクライアント端末2が管理者権限を有していない場合(S2301/No)、ドライバ管理部410は、図24に示すようなクライアント端末2のユーザに制御可能とする機種を選択させるための画面をクライアント端末2のLCD16に表示させる(S1606)。図24は、クライアント端末2が管理者権限を有していない場合にLCD16に表示される“選択操作画面”を例示した図である。クライアント端末2が管理者権限を有していない場合、ユーザは、図24に示す、クライアント端末2のLCD16に表示された選択操作画面を操作する。
尚、図24は図17と異なり、「新しいドライバを導入する」項目が表示されないため、プリンタドライバ300のバージョンアップを行うことが出来ない。従って、管理者権限を有さないクライアント端末2のユーザによって、プリンタドライバ300のバージョンアップが行われることを防ぐことが出来る。尚、この時の選択操作画面においては、“追加可能機種情報”及び“接続機種情報”に含まれるが画像形成装置1が選択可能な状態で表示される。この時、ユーザによって図24の選択操作画面が操作されると、ドライバ管理部410は、ユーザの操作内容に基づいて、プリンタドライバ300に追加する機種情報を機種情報追加制御部431に要求する。この後の処理は、図16のS1607以降と同様の処理を行うため、説明を省略する。
クライアント端末2が管理者権限を有して動作している場合(S2301/Yes)、図に示したS1601以降の処理と同様の処理を実行する。以上説明したように、クライアント端末2が管理者権限を有して動作しているか否かに応じてプリンタドライバ300をバージョンアップするか、もしくは、機種情報を追加して制御可能とするかを区別し処理を行う。このように、管理者権限を持たないユーザによるクライアント端末2のプリンタドライバ300のバージョンアップを制限することが出来る。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成システムによれば、プリンタドライバ300に機種情報を追加することで画像形成装置1が使用可能になる場合には、プリンタドライバ300のアップデートを行わなくともよい。これにより、プリンタドライバ300の不要なバージョンアップを行わずに、画像形成装置1を利用可能とすることが出来るため、ユーザに対する利便性及び操作性を向上させることができる。
尚、本実施形態においては、画像形成装置及びその画像形成装置の制御を行うプリンタドライバについて説明しているが、特にこれに限らず、情報処理装置の内部に装着された装置、例えば、NIC(Network Interface Card)等の拡張カード等や、外部に接続された周辺機器、例えば、グラフィックディスプレイやサウンドスピーカー等の入出力装置等のデバイスドライバ等、情報処理装置にインストールされたハードウェアを制御するための制御プログラムにおいても適用可能である。
1 画像形成装置
2 クライアント端末
3 サーバ
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 HDD
15 インタフェース
16 LCD
17 操作部
18 バス
30 ドライバ送信部
31 ドライバセット
32 ドライバ検索部
100 OS
200 アプリケーション
300 プリンタドライバ
310 論理プリンタ群
311、312 論理プリンタ
320 コアモジュール
321 描画部
322 表示制御部
323 通信部
324 論理プリンタ設定部
330 機種情報格納部
400 インストーラ
410 ドライバ管理部
420 論理プリンタ追加部
440 権限取得部
430 機種情報追加部
431 機種情報追加制御部
432 追加機種情報格納部
500 ネットワークI/F
特開2009−025865号公報

Claims (6)

  1. 機種の異なる複数の機器において前記機器に搭載されている機能を示す情報であって前記機器の機種に対応して夫々定められている機種情報及び前記機種情報を追加することにより追加された前記機種情報に対応した前記機種に該当する前記機器に対して処理の要求を実行するための処理実行部を含む制御プログラムを管理する管理プログラムであって、
    前記処理実行部及び前記制御プログラムにより実行可能な処理を変更する処理変更制御部と、
    前記制御プログラムに前記機種情報を追加することによって制御可能となる前記機器の機種を判定する機種情報追加判定部と、
    前記機種情報を前記制御プログラムに追加する機種情報追加部と、
    を含み、
    前記機種情報を追加することによって制御可能と判定された前記機器の機種に対応して定められている前記機種情報を前記制御プログラムに追加する機種情報追加ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする管理プログラム。
  2. 前記制御プログラムに前記機種情報を追加することによって制御可能となる前記機器の機種情報を外部装置から取得する機種情報取得制御部を含み、
    前記機種情報追加判定部は、前記外部装置から取得した前記機種情報に基づいて、前記制御プログラムに前記機種情報を追加することによって制御可能となる前記機器の機種を判定することを特徴とする請求項1に記載の管理プログラム。
  3. 前記処理変更制御部は、
    前記機種情報を追加することによって制御可能となると判定された前記機種の前記機種情報に対応する機能が前記処理実行部により提供されるように、前記処理実行部を更新することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の管理プログラム。
  4. 前記機種情報追加ステップは、前記制御プログラムが搭載されている情報処理装置において実現可能な機能を管理する権限が許可されている場合に、前記機種情報を前記制御プログラムに追加することを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか一項に記載の管理プログラム。
  5. 情報処理装置と機種の異なる複数の機器とを含み、
    前記機種の異なる複数の機器において前記機器に搭載されている機能を示す情報であって前記機器の機種に対応して夫々定められている機種情報及び前記機種情報を追加することにより追加された前記機種情報に対応した前記機種に該当する前記機器に対して処理の要求を実行するための処理実行部を含む制御プログラムを管理する管理システムであって、
    前記処理実行部及び前記制御プログラムにおいて実行可能な処理を変更する処理変更制御部と、
    前記制御プログラムに前記機種情報を追加することによって制御可能となる前記機器の機種を判定する機種情報追加判定部と、
    前記機種情報を前記制御プログラムに追加する機種情報追加部と、
    を含み、
    前記機種情報追加部は、前記機種情報を追加することによって前記情報処理装置において制御可能と判定された前記機器の機種に対応して定められている前記機種情報を前記制御プログラムに追加することを特徴とする管理システム。
  6. 前記機種の異なる複数の機器において前記機器に搭載されている機能を示す情報であって前記機器の機種に対応して夫々定められている機種情報及び前記機種情報を追加することにより追加された前記機種情報に対応した前記機種に該当する前記機器に対して処理の要求を実行するための処理実行部を含む制御プログラムを管理する情報処理装置であって、
    前記処理実行部及び前記制御プログラムにおいて実行可能な処理を変更する処理変更制御部と、
    前記制御プログラムに前記機種情報を追加することによって制御可能となる前記機器の機種を判定する機種情報追加判定部と、
    前記機種情報を前記制御プログラムに追加する機種情報追加部と、
    を含み、
    前記機種情報追加部は、前記機種情報を追加することによって前記情報処理装置において制御可能と判定された前記機器の機種に対応して定められている前記機種情報を前記制御プログラムに追加することを特徴とする情報処理装置。
JP2015252442A 2015-12-24 2015-12-24 管理プログラム、管理システム、情報処理装置 Pending JP2017117235A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015252442A JP2017117235A (ja) 2015-12-24 2015-12-24 管理プログラム、管理システム、情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015252442A JP2017117235A (ja) 2015-12-24 2015-12-24 管理プログラム、管理システム、情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017117235A true JP2017117235A (ja) 2017-06-29

Family

ID=59234517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015252442A Pending JP2017117235A (ja) 2015-12-24 2015-12-24 管理プログラム、管理システム、情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017117235A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106185A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、記憶媒体及び情報処理方法
JP2020004125A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 キヤノン株式会社 プリンタドライバをインストールするためのプログラム、方法、及び情報処理装置
JP2020144571A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、管理装置、情報処理システム及びプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106185A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、記憶媒体及び情報処理方法
JP7215127B2 (ja) 2017-12-14 2023-01-31 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、記憶媒体及び情報処理方法
JP2020004125A (ja) * 2018-06-28 2020-01-09 キヤノン株式会社 プリンタドライバをインストールするためのプログラム、方法、及び情報処理装置
JP7286273B2 (ja) 2018-06-28 2023-06-05 キヤノン株式会社 プリンタドライバをインストールするためのプログラム、方法、及び情報処理装置
JP2020144571A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、管理装置、情報処理システム及びプログラム
JP7259419B2 (ja) 2019-03-06 2023-04-18 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、管理装置、情報処理システム及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8776045B2 (en) Device, method and program for creating installer
JP5864467B2 (ja) 情報処理装置、ファームウェア更新方法及びコンピュータプログラム
US8854637B2 (en) Host apparatus connected to image forming apparatus and setting information management method thereof
US9513847B2 (en) Tools for facilitating printer installation
KR101650731B1 (ko) 관리장치 및 관리장치의 장치드라이버 관리방법
JP4486014B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の設定方法
JP2013168030A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
KR101763018B1 (ko) 시스템, 인쇄 장치, 제어 방법 및 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
US20130301069A1 (en) Information processing device, computer program product, and image forming apparatus
JP6225586B2 (ja) 出力システム、端末装置、プログラム及び出力方法
US20100245897A1 (en) Electronic apparatus and image forming system
JP2017021647A (ja) プログラム、情報処理装置、インストールシステムおよびインストール方法
JP6737170B2 (ja) サーバー装置、画像処理ユニット及びプログラム
US9864556B2 (en) Image forming apparatus having web browser, method of controlling image forming apparatus, and storage medium
JP7400324B2 (ja) 情報処理システム、サービス提供装置、情報処理方法及びプログラム
JP2011180681A (ja) インストーラ及びプリンタドライバのインストール方法
JP2008165654A (ja) 情報処理装置、画像形成装置、ドライバ更新方法、記憶媒体、プログラム
JP2017117235A (ja) 管理プログラム、管理システム、情報処理装置
US11089176B2 (en) Control of apps providing same or similar services in image forming device supporting multiple platforms
US20200310714A1 (en) Image forming apparatus, method of controlling the same, storage medium, and system
JP2009181337A (ja) 画像形成システム、管理装置、画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP6160102B2 (ja) 画像形成出力制御システム、画像形成出力制御装置及び制御プログラム
JP6295745B2 (ja) 操作部を備えた機器、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システム
JP2012054901A (ja) カスタマイズシステム、画像形成装置、情報処理装置及びカスタマイズプログラム
JP6424441B2 (ja) 複合機、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システム