JP2021068580A - グロメット - Google Patents
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Abstract
Description
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のグロメットは、
[1]グロメットの軸線を中心とする環状をなすように外周面に形成された外周溝と、前記外周溝に対し、グロメットの軸線方向の前方側に位置する第1鍔部と、前記外周溝に対し、前記軸線方向の後方側に位置する第2鍔部と、を備え、車体パネルに設けられた組付孔の周縁が前記外周溝に入り込む態様で、前記車体パネルに装着されるグロメットであって、前記第1鍔部の外周面は、最大径部である頂部と、前記頂部から前記軸線方向の前方側にかけて縮径するように傾斜する傾斜部と、を有し、前記軸線方向に沿った前記頂部の断面形状が、前記軸線方向に沿った直線状をなしている。
この構成によれば、グロメットを形成する弾性材料のデュロメータA硬度を45度以下とすることで、車体パネルの組付孔に対するグロメットの装着性を向上させることができる。
この構成によれば、車体パネルに装着されたグロメットのデュロメータA硬度が50度以上であることで、組付孔に対するグロメットの装着保持力が向上される。
本開示のグロメットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
連結部13は、内周面から内周側に延びる第1部位14と、第1部位14と筒部12の外周面とを繋ぐ第2部位15とを有している。第1部位14は、軸線Lと直交する平面に沿った円盤状をなしている。また、第1部位14は、軸線L方向に沿った厚さがシール部11よりも薄く形成されている。第2部位15は、略同等の厚さを有している。また、第2部位15は、軸線Lに向かうにつれて、挿入方向Dの後方側に変位するように傾斜している。
グロメット10に用いる弾性材料のデュロメータA硬度は、45度以下に設定されている。すなわち、車体パネルPの組付孔Paに装着される前の状態においては、グロメット10のデュロメータA硬度は45度以下である。なお、デュロメータA硬度は、JIS K6253−3に準拠したタイプAデュロメータで測定される硬さのことである。
第1鍔部21の頂部23の軸線L方向に沿った断面形状が、軸線L方向に沿った直線状をなしている。この構成によれば、板厚が厚い車体パネルPにグロメット10を装着する場合においても、外周溝20と組付孔Paの周縁との間に第1鍔部21の頂部23が巻き込まれるといった不具合が生じにくくなる。また、グロメット10に用いる弾性材料のデュロメータA硬度が45度以下に設定されるため、組付孔Paへのグロメット10の装着時にグロメット10が変形しやすく、グロメット10を容易に装着することが可能となっている。
(1)板厚が厚い車体パネルPにグロメット10を装着する場合においても、外周溝20と組付孔Paの周縁との間に第1鍔部21の頂部23が巻き込まれるといった不具合が生じにくくなるため、グロメット10と組付孔Paとの間の止水性を確保しつつ、板厚の異なる種々の車体パネルPにグロメット10を装着可能となる。
・グロメット10を構成する弾性材料のデュロメータA硬度は40度に限定されるものではなく、35度〜40度の範囲内に設定してもよい。
・グロメット10が装着される車体パネルPは、エンジンルームに面する車体パネルに限定されるものではなく、それ以外の車体パネルに装着されるグロメットにも適用可能である。
11 シール部
12 筒部
13 連結部
14 第1部位
15 第2部位
20 外周溝
21 第1鍔部
22 第2鍔部
23 頂部
24 第1傾斜部
25 第2傾斜部
26 第3傾斜部
27 第1の角部
28 第2の角部
29 リップ部
D 挿入方向
L グロメットの軸線
P 車体パネル
Pa 組付孔
Pb 側面
Pc 側面
θa 傾斜角度
θb 傾斜角度
W ワイヤハーネス
Claims (5)
- グロメットの軸線を中心とする環状をなすように外周面に形成された外周溝と、
前記外周溝に対し、グロメットの軸線方向の前方側に位置する第1鍔部と、
前記外周溝に対し、前記軸線方向の後方側に位置する第2鍔部と、を備え、
車体パネルに設けられた組付孔の周縁が前記外周溝に入り込む態様で、前記車体パネルに装着されるグロメットであって、
前記第1鍔部の外周面は、最大径部である頂部と、前記頂部から前記軸線方向の前方側にかけて縮径するように傾斜する傾斜部と、を有し、
前記軸線方向に沿った前記頂部の断面形状が、前記軸線方向に沿った直線状をなしているグロメット。 - 前記傾斜部を第1傾斜部とし、
前記第1鍔部の外周面は、前記頂部から前記軸線方向の後方側にかけて縮径するように傾斜する第2傾斜部と、前記第2傾斜部から前記軸線方向の後方側にかけて前記第2傾斜部よりも大きい傾斜角度で縮径する第3傾斜部と、を有し、
前記軸線方向に沿った前記第2傾斜部の断面形状が直線状をなしている、請求項1に記載のグロメット。 - 前記第1傾斜部と前記頂部とがなす第1の角部、及び前記頂部と前記第2傾斜部とがなす第2の角部が共に曲面状に面取りされ、
前記第1の角部の曲率半径が、前記第2の角部の曲率半径よりも大きく設定されている、請求項2に記載のグロメット。 - グロメットを形成する弾性材料のデュロメータA硬度が、前記車体パネルに装着される前の状態で45度以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のグロメット。
- 前記弾性材料は熱硬化性を有し、
前記車体パネルに装着された状態における前記弾性材料のデュロメータA硬度が50度以上である、請求項4に記載のグロメット。
Priority Applications (1)
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JP2019192735A JP7247857B2 (ja) | 2019-10-23 | 2019-10-23 | グロメット |
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JP2019192735A JP7247857B2 (ja) | 2019-10-23 | 2019-10-23 | グロメット |
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JP7247857B2 JP7247857B2 (ja) | 2023-03-29 |
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ID=75638725
Family Applications (1)
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JP2019192735A Active JP7247857B2 (ja) | 2019-10-23 | 2019-10-23 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015042023A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 住友電装株式会社 | グロメット及びグロメットの取付構造 |
JP2017158362A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 住友電装株式会社 | グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス |
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2019
- 2019-10-23 JP JP2019192735A patent/JP7247857B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015042023A (ja) * | 2013-08-20 | 2015-03-02 | 住友電装株式会社 | グロメット及びグロメットの取付構造 |
JP2017158362A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 住友電装株式会社 | グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス |
Also Published As
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---|---|
JP7247857B2 (ja) | 2023-03-29 |
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