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JP2021068580A - グロメット - Google Patents

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JP2021068580A JP2019192735A JP2019192735A JP2021068580A JP 2021068580 A JP2021068580 A JP 2021068580A JP 2019192735 A JP2019192735 A JP 2019192735A JP 2019192735 A JP2019192735 A JP 2019192735A JP 2021068580 A JP2021068580 A JP 2021068580A
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優大 伊藤
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篤史 黒田
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Abstract

【課題】止水性を確保しつつ、板厚の異なる種々の車体パネルに装着可能としたグロメットを提供する。【解決手段】グロメット10は、グロメット10の軸線Lを中心とする環状をなすように外周面に形成された外周溝20と、外周溝20に対し、グロメット10の軸線L方向の前方側に位置する第1鍔部21と、外周溝20に対し、軸線L方向の後方側に位置する第2鍔部22と、を備える。第1鍔部21の外周面は、最大径部である頂部23と、頂部23から軸線L方向の前方側にかけて縮径するように傾斜する第1傾斜部24と、を有している。そして、軸線L方向に沿った頂部23の断面形状が、軸線L方向に沿った直線状をなしている。【選択図】図2

Description

本開示は、グロメットに関するものである。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、室内と室外とを隔てる車体パネルを貫通する組付孔に装着され、同組付孔に挿通される電線を保護するグロメットがある。このようなグロメットは、ゴムなどの弾性材料にて形成され、車体パネルの組付孔と電線との間を止水可能に構成されている。例えば、特許文献1のグロメットでは、グロメットの外周面に、環状に形成された外周溝が形成され、その外周溝に組付孔の周縁が入り込むように構成されている。これにより、組付孔とグロメットとの間が止水されるようになっている。
特開2000−11785号公報
ところで、グロメットを装着する車体パネルは、車種などに応じて板厚が異なる。ここで、グロメットの汎用性を考えて、板厚の異なる種々の車体パネルに同一形状のグロメットを装着するとしたとき、グロメットの外周溝に対して車体パネルが薄すぎる場合、グロメットと組付孔の間の止水性が確保できない。一方、グロメットの外周溝に対して車体パネルが厚すぎる場合、組付孔の周縁が外周溝に入り切らず、グロメットの一部が外周溝と組付孔の周縁との間に巻き込まれた状態となり、この場合もまたグロメットと組付孔の間の止水性が確保できない。従って、車体パネルの板厚に応じてグロメットの外周溝の幅を変更して対応せざるを得ず、その結果、グロメットの種類が増えてしまい、部品管理が煩雑となる問題が生じていた。
そこで、止水性を確保しつつ、板厚の異なる種々の車体パネルに装着可能としたグロメットを提供することを目的とする。
本開示のグロメットは、グロメットの軸線を中心とする環状をなすように外周面に形成された外周溝と、前記外周溝に対し、グロメットの軸線方向の前方側に位置する第1鍔部と、前記外周溝に対し、前記軸線方向の後方側に位置する第2鍔部と、を備え、車体パネルに設けられた組付孔の周縁が前記外周溝に入り込む態様で、前記車体パネルに装着されるグロメットであって、前記第1鍔部の外周面は、最大径部である頂部と、前記頂部から前記軸線方向の前方側にかけて縮径するように傾斜する傾斜部と、を有し、前記軸線方向に沿った前記頂部の断面形状が、前記軸線方向に沿った直線状をなしている。
本開示によれば、止水性を確保しつつ、板厚の異なる種々の車体パネルに装着可能としたグロメットを提供することが可能となる。
図1は、実施形態のグロメットを示す断面図である。 図2は、同形態のグロメットの要部を拡大して示す断面図である。 図3は、同形態のグロメットの硬度について説明するための説明図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のグロメットは、
[1]グロメットの軸線を中心とする環状をなすように外周面に形成された外周溝と、前記外周溝に対し、グロメットの軸線方向の前方側に位置する第1鍔部と、前記外周溝に対し、前記軸線方向の後方側に位置する第2鍔部と、を備え、車体パネルに設けられた組付孔の周縁が前記外周溝に入り込む態様で、前記車体パネルに装着されるグロメットであって、前記第1鍔部の外周面は、最大径部である頂部と、前記頂部から前記軸線方向の前方側にかけて縮径するように傾斜する傾斜部と、を有し、前記軸線方向に沿った前記頂部の断面形状が、前記軸線方向に沿った直線状をなしている。
この構成によれば、板厚が厚い車体パネルにグロメットを装着する場合においても、外周溝と組付孔の周縁との間に第1鍔部の頂部が巻き込まれるといった不具合が生じにくくなる。従って、グロメットと組付孔との間の止水性を確保しつつ、板厚の異なる種々の車体パネルにグロメットを装着可能となる。
[2]前記傾斜部を第1傾斜部とし、前記第1鍔部の外周面は、前記頂部から前記軸線方向の後方側にかけて縮径するように傾斜する第2傾斜部と、前記第2傾斜部から前記軸線方向の後方側にかけて前記第2傾斜部よりも大きい傾斜角度で縮径する第3傾斜部と、を有し、前記軸線方向に沿った前記第2傾斜部の断面形状が直線状をなしていることが好ましい。
この構成によれば、組付孔にグロメットを装着する際、第1鍔部の頂部が組付孔の周縁を越えた後、第2傾斜部及び第3傾斜部によって組付孔の周縁を外周溝までスムーズに案内することができる。これにより、グロメットを組付孔に装着した際の節度感を向上させることができる。
[3]前記第1傾斜部と前記頂部とがなす第1の角部、及び前記頂部と前記第2傾斜部とがなす第2の角部が共に曲面状に面取りされ、前記第1の角部の曲率半径が、前記第2の角部の曲率半径よりも大きく設定されていることが好ましい。
この構成によれば、頂部よりも前端部側における第1鍔部の軸線方向の肉厚を確保することが可能となる。これにより、車体パネルに対する第1鍔部の密着力を向上させることができ、その結果、組付孔とグロメットの間の止水性、及び、組付孔に対するグロメットの装着保持力を向上させることができる。
[4]グロメットを形成する弾性材料のデュロメータA硬度が、前記車体パネルに装着される前の状態で45度以下であることが好ましい。
この構成によれば、グロメットを形成する弾性材料のデュロメータA硬度を45度以下とすることで、車体パネルの組付孔に対するグロメットの装着性を向上させることができる。
[5]前記弾性材料は熱硬化性を有し、前記車体パネルに装着された状態における前記弾性材料のデュロメータA硬度が50度以上であることが好ましい。
この構成によれば、車体パネルに装着されたグロメットのデュロメータA硬度が50度以上であることで、組付孔に対するグロメットの装着保持力が向上される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のグロメットの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際とは異なる場合がある。
図1に示す本実施形態のグロメット10は、自動車の室内と室外とを隔てる車体パネルPに貫通形成された組付孔Paに装着され、同組付孔Paに通されるワイヤハーネスWを保護するものである。また、グロメット10は、車体パネルPの組付孔Paにおける止水性を確保する役割も果たす。なお、ワイヤハーネスWは少なくとも1本の電線を含んで構成される。また、本実施形態における車体パネルPの室外側空間は、例えばエンジンルームである。
グロメット10は、ゴムなどの熱硬化性を有する弾性材料にて形成されている。グロメット10に用いられる弾性材料としては、例えばEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)などが挙げられる。
グロメット10は、組付孔Paの形状に則して本実施形態では略円盤状をなしている。グロメット10は、組付孔Paを閉塞する態様で車体パネルPに装着される。なお、グロメット10は、組付孔Paに対して挿入方向Dに沿って装着される。また、同挿入方向Dは、グロメット10の軸線Lに沿っている。なお、以下の説明では、挿入方向Dの前方側を軸線L方向の前方側(または単に前方側)と言い、挿入方向Dの後方側を軸線L方向の後方側(または単に後方側)と言う場合がある。
グロメット10は、組付孔Paの周縁に密着する略円環状のシール部11と、グロメット10の中心部に形成された筒部12と、シール部11と筒部12とを連結する連結部13とを備えている。
筒部12は、グロメット10の軸線Lと直交する断面形状が軸線Lを中心とする円環状をなしている。筒部12には、止水性を確保した状態でワイヤハーネスWが挿通される。
連結部13は、内周面から内周側に延びる第1部位14と、第1部位14と筒部12の外周面とを繋ぐ第2部位15とを有している。第1部位14は、軸線Lと直交する平面に沿った円盤状をなしている。また、第1部位14は、軸線L方向に沿った厚さがシール部11よりも薄く形成されている。第2部位15は、略同等の厚さを有している。また、第2部位15は、軸線Lに向かうにつれて、挿入方向Dの後方側に変位するように傾斜している。
シール部11は、グロメット10の軸線Lを中心とした円環状をなしている。また、シール部11は、組付孔Paの周縁に沿った環状をなしている。シール部11の外周面には、組付孔Paの周縁が入り込む外周溝20が形成されている。外周溝20は、軸線Lを中心とする環状をなすように、シール部11の全周に亘って形成されている。
シール部11は、外周溝20に対する軸線L方向の前方側に形成された第1鍔部21と、外周溝20に対する軸線L方向の後方側に形成された第2鍔部22とを備えている。第1鍔部21及び第2鍔部22は、軸線Lを中心とする円環状をなしている。第1鍔部21及び第2鍔部22は、シール部11において、外周溝20にて軸線L方向の前方側と後方側とに区画された部位である。すなわち、第1鍔部21及び第2鍔部22における互いに対向する各側面が、外周溝20の一部を構成している。そして、グロメット10が車体パネルPの組付孔Paに装着された状態、すなわち、組付孔Paの周縁が外周溝20に入り込む状態において、第1鍔部21は車体パネルPの一方側の側面Pbに接触し、第2鍔部22が車体パネルPの他方側の側面Pcに接触する。
第1鍔部21は、外周溝20に対して挿入方向Dの前方側に形成されている。第1鍔部21の外周面は、該外周面の軸線L方向の中間部が外周側に膨出するように形成されている。
図2に示すように、第1鍔部21の外周面は、第1鍔部21における最大径となる頂部23と、頂部23から前方側にかけて形成された第1傾斜部24と、頂部23から後方側にかけて形成された第2傾斜部25と、第2傾斜部25の後端から後方側にかけて形成された第3傾斜部26とを有している。
頂部23は、軸線L方向において半径が一様な所定の幅を有している。すなわち、頂部23の軸線L方向に沿った断面形状は、軸線L方向に沿った直線状をなしている。なお、頂部23の直径は、組付孔Paの直径よりも大きく設定されている。第1傾斜部24は、第1鍔部21の前端側に向かうにつれて縮径するように傾斜している。また、第2傾斜部25及び第3傾斜部26は、第1鍔部21の後方側、すなわち外周溝20側に向かうにつれて縮径するように傾斜している。
第2傾斜部25は、軸線L方向において頂部23と第3傾斜部26との間に形成されている。詳しくは、頂部23の後端が第2傾斜部25の前端に繋がり、第2傾斜部25の後端が第3傾斜部26の前端に繋がり、第3傾斜部26の後端が外周溝20の最深部に繋がっている。すなわち、頂部23から外周溝20の最深部にかけて、第2傾斜部25、第3傾斜部26の順に形成されている。
軸線L方向に沿った第2傾斜部25の断面形状は直線状をなしている。また、軸線L方向に沿った第3傾斜部26の断面形状は直線状をなしている。そして、第2傾斜部25の軸線Lに対する傾斜角度θaは、第3傾斜部26の軸線Lに対する傾斜角度θbよりも小さく設定されている。
第1傾斜部24と頂部23とがなす第1の角部27、及び頂部23と第2傾斜部25とがなす第2の角部28は共に曲面状に面取りされている。そして、第1の角部27の曲率半径は、第2の角部28の曲率半径よりも大きく設定されている。
外周溝20に対して挿入方向Dの後方側に位置する第2鍔部22は、第1鍔部21よりも大径をなしている。第2鍔部22には、軸線L方向の外周溝20側に突出するリップ部29が形成されている。リップ部29は、第2鍔部22の外周縁に形成されている。車体パネルPの組付孔Paの周縁が外周溝20に入り込む状態において、リップ部29は車体パネルPの側面Pcに密着するようになっている。
グロメット10を車体パネルPの組付孔Paに組み付ける際には、組付孔Paに対してグロメット10を第1鍔部21側から挿入する。このとき、組付孔Paの周縁に対する第1鍔部21の第1傾斜部24の接触により、第1鍔部21が径方向内側に変形する。そして、第1鍔部21の頂部23が組付孔Paの周縁を乗り越えた後、第2傾斜部25及び第3傾斜部26によって組付孔Paの周縁が外周溝20の最深部まで案内される。
次に、グロメット10を形成する前記弾性材料の硬度の設定について、図3に従って説明する。
グロメット10に用いる弾性材料のデュロメータA硬度は、45度以下に設定されている。すなわち、車体パネルPの組付孔Paに装着される前の状態においては、グロメット10のデュロメータA硬度は45度以下である。なお、デュロメータA硬度は、JIS K6253−3に準拠したタイプAデュロメータで測定される硬さのことである。
ここで、本実施形態の車体パネルPは車両のエンジンルームに面しているため、車体パネルPの組付孔Paに装着されたグロメット10は、高温下に曝されることとなる。一般に、車両走行時にはエンジンルーム内の雰囲気温度がおよそ80℃付近まで上昇する場合がある。このため、組付孔Paに装着されたグロメット10は、経時変化によって熱硬化し、グロメット10のデュロメータA硬度が50度以上まで上昇するようになっている。つまり、本実施形態のグロメット10は、組付孔Paに装着した後の熱硬化によりデュロメータA硬度が50度以上になるように、組付孔Paへの装着前のグロメット10の硬度が35度以上に設定されている。なお、本実施形態では、組付孔Paに挿入しやすい柔軟性を確保しつつも、組付孔Paへの装着後においてはグロメット10の装着保持力が確保されるより好適な硬度として、グロメット10に用いる弾性材料のデュロメータA硬度が40度に設定されている。
本実施形態の作用について説明する。
第1鍔部21の頂部23の軸線L方向に沿った断面形状が、軸線L方向に沿った直線状をなしている。この構成によれば、板厚が厚い車体パネルPにグロメット10を装着する場合においても、外周溝20と組付孔Paの周縁との間に第1鍔部21の頂部23が巻き込まれるといった不具合が生じにくくなる。また、グロメット10に用いる弾性材料のデュロメータA硬度が45度以下に設定されるため、組付孔Paへのグロメット10の装着時にグロメット10が変形しやすく、グロメット10を容易に装着することが可能となっている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)板厚が厚い車体パネルPにグロメット10を装着する場合においても、外周溝20と組付孔Paの周縁との間に第1鍔部21の頂部23が巻き込まれるといった不具合が生じにくくなるため、グロメット10と組付孔Paとの間の止水性を確保しつつ、板厚の異なる種々の車体パネルPにグロメット10を装着可能となる。
(2)第1鍔部21の外周面は、頂部23から軸線L方向の後方側にかけて縮径するように傾斜する第2傾斜部25と、第2傾斜部25から軸線L方向の後方側にかけて第2傾斜部25よりも大きい傾斜角度で縮径する第3傾斜部26とを有する。そして、軸線L方向に沿った第2傾斜部25の断面形状が直線状をなしている。この構成によれば、組付孔Paにグロメット10を装着する際、第1鍔部21の頂部23が組付孔Paの周縁を越えた後、第2傾斜部25及び第3傾斜部26によって組付孔Paの周縁を外周溝20までスムーズに案内することができる。これにより、グロメット10を組付孔Paに装着した際の節度感を向上させることができる。
(3)第1傾斜部24と頂部23とがなす第1の角部27、及び頂部23と第2傾斜部25とがなす第2の角部28が共に曲面状に面取りされ、第1の角部27の曲率半径が、第2の角部28の曲率半径よりも大きく設定されている。この構成によれば、第1傾斜部24を形成しつつも、頂部23よりも前端部側における第1鍔部21の軸線L方向の肉厚を確保することが可能となる。これにより、車体パネルPに対する第1鍔部21の密着力を向上させることができ、その結果、グロメット10と組付孔Paとの間の止水性、及び、組付孔Paに対するグロメット10の装着保持力を向上させることができる。
(4)グロメット10を形成する弾性材料のデュロメータA硬度を、車体パネルPに装着される前の状態で45度以下とすることで、グロメット10を組付孔Paに装着する際にグロメット10が変形しやすくなり、その結果、組付孔Paに対するグロメット10の装着性を向上させることができる。
(5)グロメット10を形成する弾性材料が熱硬化性を有する。そして、車体パネルPに装着された状態におけるグロメット10のデュロメータA硬度が50度以上であることで、グロメット10が変形しにくく、その結果、車体パネルPに対するグロメット10の装着保持力が向上される。また、本実施形態では、エンジンルームの熱を利用してグロメット10を熱硬化させることができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・グロメット10を構成する弾性材料のデュロメータA硬度は40度に限定されるものではなく、35度〜40度の範囲内に設定してもよい。
・軸線L方向から見たグロメット10の外形形状、すなわち、シール部11の形状は、軸線Lを中心とした円形に限定されるものではなく、組付孔Paの形状に応じて例えば楕円形などに適宜変更可能である。
・グロメット10に用いる弾性材料はEPDMに限定されるものではなく、それ以外に例えば、NBR(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)を用いることが可能である。
・グロメット10が装着される車体パネルPは、エンジンルームに面する車体パネルに限定されるものではなく、それ以外の車体パネルに装着されるグロメットにも適用可能である。
10 グロメット
11 シール部
12 筒部
13 連結部
14 第1部位
15 第2部位
20 外周溝
21 第1鍔部
22 第2鍔部
23 頂部
24 第1傾斜部
25 第2傾斜部
26 第3傾斜部
27 第1の角部
28 第2の角部
29 リップ部
D 挿入方向
L グロメットの軸線
P 車体パネル
Pa 組付孔
Pb 側面
Pc 側面
θa 傾斜角度
θb 傾斜角度
W ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. グロメットの軸線を中心とする環状をなすように外周面に形成された外周溝と、
    前記外周溝に対し、グロメットの軸線方向の前方側に位置する第1鍔部と、
    前記外周溝に対し、前記軸線方向の後方側に位置する第2鍔部と、を備え、
    車体パネルに設けられた組付孔の周縁が前記外周溝に入り込む態様で、前記車体パネルに装着されるグロメットであって、
    前記第1鍔部の外周面は、最大径部である頂部と、前記頂部から前記軸線方向の前方側にかけて縮径するように傾斜する傾斜部と、を有し、
    前記軸線方向に沿った前記頂部の断面形状が、前記軸線方向に沿った直線状をなしているグロメット。
  2. 前記傾斜部を第1傾斜部とし、
    前記第1鍔部の外周面は、前記頂部から前記軸線方向の後方側にかけて縮径するように傾斜する第2傾斜部と、前記第2傾斜部から前記軸線方向の後方側にかけて前記第2傾斜部よりも大きい傾斜角度で縮径する第3傾斜部と、を有し、
    前記軸線方向に沿った前記第2傾斜部の断面形状が直線状をなしている、請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記第1傾斜部と前記頂部とがなす第1の角部、及び前記頂部と前記第2傾斜部とがなす第2の角部が共に曲面状に面取りされ、
    前記第1の角部の曲率半径が、前記第2の角部の曲率半径よりも大きく設定されている、請求項2に記載のグロメット。
  4. グロメットを形成する弾性材料のデュロメータA硬度が、前記車体パネルに装着される前の状態で45度以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のグロメット。
  5. 前記弾性材料は熱硬化性を有し、
    前記車体パネルに装着された状態における前記弾性材料のデュロメータA硬度が50度以上である、請求項4に記載のグロメット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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