JP2020101729A - 羽根駆動装置、撮像装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造を簡素化するとともに、小型化及び低コスト化を実現することが可能な羽根駆動装置を提供する。【解決手段】羽根駆動装置は、第1の開口部を有する地板と、前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第2の開口部を形成する複数の第1の羽根部材と、前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第3の開口部を形成する複数の第2の羽根部材と、前記複数の第1の羽根部材及び前記複数の第2の羽根部材と連結され、前記地板に対して回転自在な環状部材と、前記環状部材を駆動する駆動部と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明の一態様は、羽根駆動装置、撮像装置及び電子機器に関する。
従来から、撮影光路用の開口部から入る光の量を、移動可能に構成された複数枚の絞り羽根により調整するカメラ用絞り装置がある。たとえば、特許文献1にはこのようなカメラ用絞り装置が開示されている。
複数枚の絞り羽根によって形成される開口部の形状が真円から離れると、撮像された画像のボケ味が悪化することがある。特許文献1に記載の羽根駆動装置は、絞りの開口形状を真円に近づけることを目的として、固定リング、固定リングに対して回転する回転リング、及び回転リングを駆動するステッピングモータの組を2つ備える。これら2つの組が、開口を形成する羽根群をそれぞれ開閉することで、開口部の形状を真円に近づけている。しかしながら、特許文献1に記載の羽根駆動装置では、当該組を2つ設けるため、羽根駆動装置の構造が複雑になり、小型化及び低コスト化などが困難となることがある。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
第1の開口部(1a)を有する地板(1)と、
前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第2の開口部(41d)を形成する複数の第1の羽根部材(41)と、
前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第3の開口部(51d)を形成する複数の第2の羽根部材(51)と、
前記複数の第1の羽根部材及び前記複数の第2の羽根部材と連結され、前記地板に対して回転自在な環状部材(30)と、
前記環状部材を駆動する駆動部(60)と、を備える、
羽根駆動装置である。
第1の開口部(1a)を有する地板(1)と、
前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第2の開口部(41d)を形成する複数の第1の羽根部材(41)と、
前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第3の開口部(51d)を形成する複数の第2の羽根部材(51)と、
前記複数の第1の羽根部材及び前記複数の第2の羽根部材と連結され、前記地板に対して回転自在な環状部材(30)と、
前記環状部材を駆動する駆動部(60)と、を備える、
羽根駆動装置である。
上記構成の羽根駆動装置によれば、地板、環状部材及び駆動部の1つの組で複数の第1の羽根部材及び複数の第2の羽根を駆動する構成となる。これにより、第2の開口部の大きさ及び第3の開口部の大きさを1つの当該組で変化させることができるので、羽根駆動装置の構造を簡素化するとともに、小型化及び低コスト化を実現することができる。また、第2の開口部及び第3の開口部の2つの開口部を用いて絞りを定めることができるので、1つの開口部を用いて絞りを定める場合と比べて、絞りの形状を真円などの設計値に近づける可能性を高めることができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第2の開口部の大きさ及び前記第3の開口部の大きさの各々は、前記環状部材の回転に応じて変化し、
前記環状部材が回転する範囲は、
前記第2の開口部の大きさ(DS)が、前記第3の開口部の大きさ(DL)より小さくなる第1の範囲(R1)と、
前記第3の開口部の大きさが、前記第2の開口部の大きさ以下となる第2の範囲(R2)と、を含む。
前記第2の開口部の大きさ及び前記第3の開口部の大きさの各々は、前記環状部材の回転に応じて変化し、
前記環状部材が回転する範囲は、
前記第2の開口部の大きさ(DS)が、前記第3の開口部の大きさ(DL)より小さくなる第1の範囲(R1)と、
前記第3の開口部の大きさが、前記第2の開口部の大きさ以下となる第2の範囲(R2)と、を含む。
複数の羽根部材によって形成される開口部の径の変化の範囲が大きい場合、当該開口部の形状が真円などの設計値からずれて歪になることがある。上記構成の羽根駆動装置によれば、第1の範囲では、環状部材の回転に応じて第2の開口部により絞りを拡大または縮小し、第2の範囲では、環状部材の回転に応じて第3の開口部により絞りを拡大または縮小することができる。これにより、第1の範囲及び第2の範囲の各々において、絞りの径が変化する範囲を小さくすることができるので、絞りの形状が設計値からずれて歪になる程度を低減することができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第1の範囲は、前記第2の開口部の形状が略円形となる前記環状部材の周方向の位置(PS)を含む。
前記第1の範囲は、前記第2の開口部の形状が略円形となる前記環状部材の周方向の位置(PS)を含む。
上記構成の羽根駆動装置によれば、環状部材の周方向の位置が第1の範囲に含まれる場合において、第2の開口部の径が拡大または縮小しても、第2の開口部の形状を真円に近い形状に維持することができる。これにより、第2の開口部が絞りとして機能する状態で画像を撮像する場合において、画像のボケ味が悪化することを抑制し、良好な絞り効果を得ることができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第2の範囲は、前記第3の開口部の形状が略円形となる前記環状部材の周方向の位置(PL)を含む。
前記第2の範囲は、前記第3の開口部の形状が略円形となる前記環状部材の周方向の位置(PL)を含む。
上記構成の羽根駆動装置によれば、環状部材の周方向の位置が第2の範囲に含まれる場合において、第3の開口部の径が拡大または縮小しても、第3の開口部の形状を真円に近い形状に維持することができる。これにより、第3の開口部が絞りとして機能する状態で画像を撮像する場合において、画像のボケ味が悪化することを抑制し、良好な絞り効果を得ることができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記環状部材の周方向の位置が前記第1の範囲に含まれる場合における前記第2の開口部の大きさは、前記環状部材の周方向の位置が前記第2の範囲に含まれる場合における前記第3の開口部の大きさより小さい。
前記環状部材の周方向の位置が前記第1の範囲に含まれる場合における前記第2の開口部の大きさは、前記環状部材の周方向の位置が前記第2の範囲に含まれる場合における前記第3の開口部の大きさより小さい。
上記構成の羽根駆動装置によれば、環状部材の周方向の位置が第1の範囲に含まれる場合に絞りを定める第2の開口部の大きさが、環状部材の周方向の位置が第2の範囲に含まれる場合に絞りを定める第3の開口部の大きさより小さい構成となる。これにより、たとえば、絞りを最小から最大まで変化させる場合に、絞りを形成する羽根部材を複数の第1の羽根部材から複数の第2の羽根部材に切り替えることができるので、絞りが最小から最大まで変化する範囲で、絞りの形状が設計値からずれて歪になる程度を低減することができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記環状部材は、前記第1の羽根部材及び前記第2の羽根部材を駆動する駆動軸(5b)を有し、
前記第1の羽根部材は、前記駆動軸が挿入された第1の軸孔(41b)を有し、
前記第2の羽根部材は、前記駆動軸が挿入され、前記第1の軸孔の形状と異なる形状を有する第2の軸孔(51b)を有する。
前記環状部材は、前記第1の羽根部材及び前記第2の羽根部材を駆動する駆動軸(5b)を有し、
前記第1の羽根部材は、前記駆動軸が挿入された第1の軸孔(41b)を有し、
前記第2の羽根部材は、前記駆動軸が挿入され、前記第1の軸孔の形状と異なる形状を有する第2の軸孔(51b)を有する。
上記構成の羽根駆動装置によれば、第1の軸孔の形状と第2の軸孔の形状とを異ならせ、第1の軸孔及び第2の軸孔の両方に駆動軸を挿入することで、第1の羽根部材及び第2の羽根部材のそれぞれ独立な移動を1つの駆動軸で実現することができる。これにより、第1の羽根部材及び第2の羽根部材の駆動機構の簡素化、小型化及び低コスト化を実現することができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第1の羽根部材の前記第2の開口部を形成する部分の端面(41c)には、凹凸が形成されている。
前記第1の羽根部材の前記第2の開口部を形成する部分の端面(41c)には、凹凸が形成されている。
上記構成の羽根駆動装置によれば、第1の羽根部材の端面における入射光の反射を乱反射にすることができるので、撮像した画像にフレアまたはゴーストなどが発生することを効果的に防止することができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第2の羽根部材の前記第3の開口部を形成する部分の端面(51c)には、凹凸が形成されている。
前記第2の羽根部材の前記第3の開口部を形成する部分の端面(51c)には、凹凸が形成されている。
上記構成の羽根駆動装置によれば、第2の羽根部材の端面における入射光の反射を乱反射にすることができるので、撮像した画像にフレアまたはゴーストなどが発生することを効果的に防止することができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記複数の第1の羽根部材は、前記環状部材の周方向に並べられ、
前記第1の羽根部材は、前記周方向の一方と隣接する他の前記第1の羽根部材に重なり、
前記複数の第2の羽根部材は、前記環状部材の周方向に並べられ、
前記第2の羽根部材は、前記周方向の他方と隣接する他の前記第2の羽根部材に重なる。
前記複数の第1の羽根部材は、前記環状部材の周方向に並べられ、
前記第1の羽根部材は、前記周方向の一方と隣接する他の前記第1の羽根部材に重なり、
前記複数の第2の羽根部材は、前記環状部材の周方向に並べられ、
前記第2の羽根部材は、前記周方向の他方と隣接する他の前記第2の羽根部材に重なる。
上記構成の羽根駆動装置によれば、第2の開口部の大きさが小さくなる場合に、複数の第1の羽根部材の先端が光軸方向に反る方向と、第3の開口部の大きさが小さくなる場合に、複数の第2の羽根部材の先端が光軸方向に反る方向と、を互いに逆向きにすることができる。これにより、たとえば、第1の羽根部材の先端が反る方向が第2の羽根部材に近づく方向となり、第2の羽根部材の先端が反る方向が第1の羽根部材に近づく方向となるように複数の第1の羽根部材及び複数の第2の羽根部材を配置することで、第1の羽根部材及び第2の羽根部材が絞りユニットの外部に向かって突出することを防ぐことができる。また、たとえば、第1の羽根部材の先端が反る方向が第2の羽根部材から離れる方向となり、第2の羽根部材の先端が反る方向が第1の羽根部材から離れる方向となるように複数の第1の羽根部材及び複数の第2の羽根部材を配置することで、複数の第1の羽根部材と複数の第2の羽根部材とを近接して配置させることができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第2の開口部の径と前記第3の開口部の径との差(C1、C2)の絶対値が、所定値(F1、F2)以下である。
前記第2の開口部の径と前記第3の開口部の径との差(C1、C2)の絶対値が、所定値(F1、F2)以下である。
上記構成の羽根駆動装置によれば、第2の開口部の外周と第3の開口部の外周とを近接させることができるので、絞りユニットを光軸方向に平面視した場合において、複数の第1の羽根部材と複数の第2の羽根部材とが重なる領域を増大させつつ、絞りを形成する端面における羽根の厚みを小さくすることができる。これにより、たとえば、絞りユニットを備えた撮像装置では、端面反射する入射光の量を抑制しつつ、2つの羽根部材が重なる領域において入射光を良好に遮蔽できるので、撮像した画像にフレアまたはゴーストなどのノイズが発生することを抑制することができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第1の羽根部材の厚さと前記第2の羽根部材の厚さとが、略同じである。
前記第1の羽根部材の厚さと前記第2の羽根部材の厚さとが、略同じである。
上記構成の羽根駆動装置によれば、たとえば、第1の羽根部材と第2の羽根部材とを同一の板部材から形成することができるので、絞りユニットの製造コストを低減させることなどが可能となる。
また、本発明の別の手段は、
第1の開口部(1a)を有する地板(1)と、
第2の溝カム(51b)を有し、前記地板に設けられた回転中心(5a)で回転可能に取り付けられており、前記第1の開口部よりも小さな第3の開口部を形成する第2の羽根部材(51)と、
第1の溝カム(41b)を有し、前記回転中心で回転可能に取り付けられており、前記第2の羽根部材により形成される第3の開口部よりも小さな第2の開口部を形成する第1の羽根部材(41)と、
前記第1の溝カム及び前記第2の溝カムと連結されており、前記第1の開口部の回りに回転可能な環状部材(30)と、を備え、
前記第2の羽根部材の端面(51c)のうちの前記第3の開口部を形成する端面である第2の開口形成領域(51f)は、前記第1の羽根部材の端面(41c)のうちの前記第2の開口部を形成する端面である第1の開口形成領域(41f)よりも広く形成されており、
前記第1の溝カム及び前記第2の溝カムは、前記環状部材の回転途中から前記第1の羽根部材の回転角度が前記第2の羽根部材の回転角度よりも大きくなるように形成されている、
羽根駆動装置である。
第1の開口部(1a)を有する地板(1)と、
第2の溝カム(51b)を有し、前記地板に設けられた回転中心(5a)で回転可能に取り付けられており、前記第1の開口部よりも小さな第3の開口部を形成する第2の羽根部材(51)と、
第1の溝カム(41b)を有し、前記回転中心で回転可能に取り付けられており、前記第2の羽根部材により形成される第3の開口部よりも小さな第2の開口部を形成する第1の羽根部材(41)と、
前記第1の溝カム及び前記第2の溝カムと連結されており、前記第1の開口部の回りに回転可能な環状部材(30)と、を備え、
前記第2の羽根部材の端面(51c)のうちの前記第3の開口部を形成する端面である第2の開口形成領域(51f)は、前記第1の羽根部材の端面(41c)のうちの前記第2の開口部を形成する端面である第1の開口形成領域(41f)よりも広く形成されており、
前記第1の溝カム及び前記第2の溝カムは、前記環状部材の回転途中から前記第1の羽根部材の回転角度が前記第2の羽根部材の回転角度よりも大きくなるように形成されている、
羽根駆動装置である。
上記構成の羽根駆動装置によれば、地板、環状部材及び駆動部の1つの組で複数の第1の羽根部材及び複数の第2の羽根を駆動する構成となる。これにより、第2の開口部の大きさ及び第3の開口部の大きさを1つの当該組で変化させることができるので、羽根駆動装置の構造を簡素化するとともに、小型化及び低コスト化を実現することができる。また、第2の開口部及び第3の開口部の2つの開口部を用いて絞りを定めることができるので、1つの開口部を用いて絞りを定める場合と比べて、絞りの形状を真円などの設計値に近づける可能性を高めることができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第1の開口形成領域及び前記第2の開口形成領域は、前記回転中心から所定の半径(R)の円周上に中心を有する第1の円(100)の円弧、及び前記円周上に中心を有する第2の円(110)の円弧にそれぞれ沿って形成されている。
前記第1の開口形成領域及び前記第2の開口形成領域は、前記回転中心から所定の半径(R)の円周上に中心を有する第1の円(100)の円弧、及び前記円周上に中心を有する第2の円(110)の円弧にそれぞれ沿って形成されている。
上記構成の羽根駆動装置によれば、第2の開口部の径が拡大または縮小しても、第2の開口部の形状を真円に近い形状に維持することができる。また、第3の開口部の径が拡大または縮小しても、第3の開口部の形状を真円に近い形状に維持することができる。これにより、第2の開口部または第3の開口部が絞りとして機能する状態で画像を撮像する場合において、画像のボケ味が悪化することを抑制し、良好な絞り効果を得ることができる。
上記羽根駆動装置において、好ましくは、
前記第1の開口形成領域の曲率半径は、前記第2の開口形成領域の曲率半径より小さい。
前記第1の開口形成領域の曲率半径は、前記第2の開口形成領域の曲率半径より小さい。
上記構成の羽根駆動装置によれば、第1の羽根部材及び第2の羽根部材に第2の開口部及び第3の開口部の形状をそれぞれ規定する端面を精度良く形成することができる。これにより、各開口部の形状を真円に近い形状にできる。
また、本発明は、上記いずれかの羽根駆動装置を含む撮像装置または電子機器を含む。
上記の撮像装置または電子機器によれば、羽根駆動装置の構造を簡素化するとともに、小型化及び低コスト化を実現することができる。また、絞りの形状を真円に近づける可能性を高めることができるので、撮像された画像のボケ味が悪化することを抑制し、良好な絞り効果を得ることができる。
本発明の羽根駆動装置は、第1の開口部を有する地板と、地板に対して回転自在な環状部材と、環状部材を駆動する駆動部と、を備える絞りユニットにおいて、第1の羽根部材群及び第2の羽根部材群は、それぞれ、第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な開口部をそれぞれ形成する。そして、第1の羽根部材群及び第2の羽根部材群が、環状部材に連結され、地板、環状部材及び駆動部の1つの組によって駆動される構成としている点を特徴のひとつとする。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態
2.比較例
3.本実施形態の特徴
4.補足事項
1.実施形態
2.比較例
3.本実施形態の特徴
4.補足事項
<1.実施形態>
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の絞りユニットを表面から見た平面図である。図2は、本実施形態の絞りユニットを裏面から見た平面図である。図3は、本実施形態の絞りユニットの拡径側円形状態における断面図である。図4は、本実施形態のカバー板が取り外された絞りユニットを、拡径側円形状態で表面から見た平面図である。図5は、本実施形態のカバー板が取り外された絞りユニットを、縮径側円形状態で表面から見た平面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の絞りユニットを表面から見た平面図である。図2は、本実施形態の絞りユニットを裏面から見た平面図である。図3は、本実施形態の絞りユニットの拡径側円形状態における断面図である。図4は、本実施形態のカバー板が取り外された絞りユニットを、拡径側円形状態で表面から見た平面図である。図5は、本実施形態のカバー板が取り外された絞りユニットを、縮径側円形状態で表面から見た平面図である。
なお、本明細書で「表面」とは被写体と撮像素子とのうち、被写体側から見た面を指す。一方、「裏面」とは、撮像素子側から見た面を指す。また、「拡径側円形状態」は、大口径用羽根部材群50によって形成される可変孔51dの形状が略円形となる状態である。「縮径側円形状態」は、小口径用羽根部材群40によって形成される可変孔41dの形状が略円形となる状態である。
ここで、被写体からの光を撮像素子に集光するレンズ(図示しない)の光軸A1の方向を軸方向と定義する。軸方向に対して垂直な方向であって、光軸A1から離れる方向を径方向と定義する。光軸A1を中心とする回転方向を周方向と定義する。表面から見て時計回りの周方向を時計方向cwと定義する。表面から見て反時計回りの周方向を反時計方向ccwと定義する。
<絞りユニット10>
図1〜図5に示されるように、本実施形態の絞りユニット10は、地板1、カバー板2、アクチュエータ7、フレキシブル基板8、絞りリング30、小口径用羽根部材群40、大口径用羽根部材群50及びステッピングモータ60を含んで構成される。小口径用羽根部材群40は、9つの小口径用羽根部材41を含んで構成される。大口径用羽根部材群50は、9つの大口径用羽根部材51を含んで構成される。なお、小口径用羽根部材群40は、8つ以下、または10以上の小口径用羽根部材41を含む構成であってもよい。大口径用羽根部材群50は、8つ以下、または10以上の大口径用羽根部材51を含む構成であってもよい。絞りユニット10は、本発明でいう「羽根駆動装置」の一具体例である。
図1〜図5に示されるように、本実施形態の絞りユニット10は、地板1、カバー板2、アクチュエータ7、フレキシブル基板8、絞りリング30、小口径用羽根部材群40、大口径用羽根部材群50及びステッピングモータ60を含んで構成される。小口径用羽根部材群40は、9つの小口径用羽根部材41を含んで構成される。大口径用羽根部材群50は、9つの大口径用羽根部材51を含んで構成される。なお、小口径用羽根部材群40は、8つ以下、または10以上の小口径用羽根部材41を含む構成であってもよい。大口径用羽根部材群50は、8つ以下、または10以上の大口径用羽根部材51を含む構成であってもよい。絞りユニット10は、本発明でいう「羽根駆動装置」の一具体例である。
絞り10aは、絞りユニット10を全体として見たときの、絞りユニット10に形成される孔(開口部)である。具体的には、絞り10aは、地板1の開口部1a、カバー板2の開口部2a、小口径用羽根部材41によって形成される可変孔41d、及び大口径用羽根部材群50によって形成される可変孔51dのうち、最も小さい径を有する開口部または孔により定まる。
<地板1及びカバー板2>
地板1は、光軸A1を中心とする円板状に形成され、光軸A1を含む中心部分に円形の開口部1aを有する。地板1は、被写体側の面において、周方向に等間隔に配置される9つの主軸5aを有する。主軸5aは、被写体側に突出する棒状の部材である。カバー板2は、地板1と同様の円板状であって、地板1に対して被写体側に位置し、光軸A1を含む中心部分に円形の開口部2aを有する。地板1及びカバー板2は、合成樹脂などで形成されるが、他の素材を用いてもよい。開口部1aと2aとは略同心である。本実施形態では、開口部1aの径は、開口部2aの径より小さい。地板1とカバー板2とはネジまたはリベットなどで光軸A1方向に重なるよう連結されている。地板1とカバー板2との間には、絞りリング30、小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50などの構成が配置される空間が形成される。開口部1aは、本発明でいう「第1の開口部」の一具体例である。
地板1は、光軸A1を中心とする円板状に形成され、光軸A1を含む中心部分に円形の開口部1aを有する。地板1は、被写体側の面において、周方向に等間隔に配置される9つの主軸5aを有する。主軸5aは、被写体側に突出する棒状の部材である。カバー板2は、地板1と同様の円板状であって、地板1に対して被写体側に位置し、光軸A1を含む中心部分に円形の開口部2aを有する。地板1及びカバー板2は、合成樹脂などで形成されるが、他の素材を用いてもよい。開口部1aと2aとは略同心である。本実施形態では、開口部1aの径は、開口部2aの径より小さい。地板1とカバー板2とはネジまたはリベットなどで光軸A1方向に重なるよう連結されている。地板1とカバー板2との間には、絞りリング30、小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50などの構成が配置される空間が形成される。開口部1aは、本発明でいう「第1の開口部」の一具体例である。
<ステッピングモータ60>
ステッピングモータ60は、周知のステッピングモータであって、フレキシブル基板8を介して与えられる電力により、絞りリング30を駆動する。図4及び図5に示されるように、ステッピングモータ60は、絞りリング30に固定された絞りリング歯車31と噛み合うモータ歯車61を有する。ステッピングモータ60は、後述するように、絞りリング30を介して間接的に小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51を駆動する。ステッピングモータ60は、本発明でいう「駆動部」の一具体例である。
ステッピングモータ60は、周知のステッピングモータであって、フレキシブル基板8を介して与えられる電力により、絞りリング30を駆動する。図4及び図5に示されるように、ステッピングモータ60は、絞りリング30に固定された絞りリング歯車31と噛み合うモータ歯車61を有する。ステッピングモータ60は、後述するように、絞りリング30を介して間接的に小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51を駆動する。ステッピングモータ60は、本発明でいう「駆動部」の一具体例である。
<絞りリング30>
図3〜図5に示されるように、絞りリング30は、小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50と連結され、地板1に対して回転自在である。また、絞りリング30は、ステッピングモータ60から受ける駆動力に基づき、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51を駆動する。詳細には、絞りリング30は、地板1とカバー板2との間に配置された環状で板状の部材であり、開口部1a及び2aの外側を環状に囲むよう配置される。絞りリング30は、本発明でいう「環状部材」の一具体例である。
図3〜図5に示されるように、絞りリング30は、小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50と連結され、地板1に対して回転自在である。また、絞りリング30は、ステッピングモータ60から受ける駆動力に基づき、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51を駆動する。詳細には、絞りリング30は、地板1とカバー板2との間に配置された環状で板状の部材であり、開口部1a及び2aの外側を環状に囲むよう配置される。絞りリング30は、本発明でいう「環状部材」の一具体例である。
絞りリング30は、絞りリング歯車31及び9つの従動軸5bを含んで構成される。絞りリング歯車31は、絞りリング30の外周面に固定され、ステッピングモータ60のモータ歯車61とかみ合う。絞りリング30は、光軸A1についての回転力をステッピングモータ60からモータ歯車61及び絞りリング歯車31を介して受け、光軸A1を回転軸として回転する。
9つの従動軸5bは、絞りリング30の被写体側の面において、周方向に等間隔に配置される。9つの従動軸5bの各々は、被写体側に突出する棒状の部材であり、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51と連結される。従動軸5bは、絞りリング30が回転する際に、連結された小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51を駆動する。従動軸5bは、本発明でいう「駆動軸」の一具体例である。
ここで、絞りユニット10を軸方向に平面視した場合において、径方向のベクトルであって絞りリング30とともに回転する回転ベクトルと、径方向のベクトルであって地板1に固定された固定ベクトルとのなす角度を、方位角Prと定義する。本実施形態では、方位角Prは、たとえば、回転ベクトルが時計方向cwへ回転すると増加する。方位角Prは、本発明でいう「絞りリングの周方向の位置」及び「方位」の一具体例である。
<小口径用羽根部材群40>
図6は、本実施形態の拡径側円形状態の小口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図7は、本実施形態の縮径側円形状態の小口径用羽根部材群及び大口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図8は、縮径側円形状態で重なった小口径用羽根部材及び大口径用羽根部材を、表面から見た拡大図である。図6〜図8に示されるように、本実施形態の小口径用羽根部材群40は、上述したように、9つの小口径用羽根部材41を含んで構成される。小口径用羽根部材群40は、本発明でいう「第1の羽根部材群」の一具体例である。
図6は、本実施形態の拡径側円形状態の小口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図7は、本実施形態の縮径側円形状態の小口径用羽根部材群及び大口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図8は、縮径側円形状態で重なった小口径用羽根部材及び大口径用羽根部材を、表面から見た拡大図である。図6〜図8に示されるように、本実施形態の小口径用羽根部材群40は、上述したように、9つの小口径用羽根部材41を含んで構成される。小口径用羽根部材群40は、本発明でいう「第1の羽根部材群」の一具体例である。
<小口径用羽根部材41>
9つの小口径用羽根部材41は、開口部1aの少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な可変孔41dを形成する。本実施形態では、小口径用羽根部材41は、湾曲しながら先端41eに向かって尖る外形を有する板状の部材であり、黒色樹脂フィルムによって形成される。小口径用羽根部材41は、主軸孔41a及び従動軸孔41bを含んで構成される。主軸孔41aは、主軸5aの径より若干大きい径を有する円形の孔である。従動軸孔41bは、従動軸5bの径より若干大きい幅で所定の曲線に沿った溝カム形状の長孔である。小口径用羽根部材41は、本発明でいう「第1の羽根部材」の一具体例である。従動軸孔41bは、本発明でいう「第1の溝カム」の一具体例である。
9つの小口径用羽根部材41は、開口部1aの少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な可変孔41dを形成する。本実施形態では、小口径用羽根部材41は、湾曲しながら先端41eに向かって尖る外形を有する板状の部材であり、黒色樹脂フィルムによって形成される。小口径用羽根部材41は、主軸孔41a及び従動軸孔41bを含んで構成される。主軸孔41aは、主軸5aの径より若干大きい径を有する円形の孔である。従動軸孔41bは、従動軸5bの径より若干大きい幅で所定の曲線に沿った溝カム形状の長孔である。小口径用羽根部材41は、本発明でいう「第1の羽根部材」の一具体例である。従動軸孔41bは、本発明でいう「第1の溝カム」の一具体例である。
第1の開口形成領域41fは、縮径側円形状態における可変孔41dを形成する端面41cの領域である。第1の開口形成領域41fは、第1の仮想円100の円弧に沿って形成されている。第1の仮想円100は、円弧状の第1の開口形成領域41fを含む仮想円である。
9つの小口径用羽根部材41は、円状に並べられる。本実施形態では、小口径用羽根部材41は、主軸孔41aから先端41eへ向かう方向が反時計方向ccwに沿い、時計方向cwに隣接する他の小口径用羽根部材41に重なる(図6参照)。9つの小口径用羽根部材41は、このように並べられることで、光軸A1に向いた各端面41cによって可変孔41dを形成する。また、可変孔41dの径が小さくなる場合、小口径用羽根部材41の先端41eは、被写体へ近づく方向へ反る。つまり、本実施形態では、小口径用羽根部材41の先端41eが反る方向が、大口径用羽根部材51から離れる方向となる。本実施形態では、たとえばエッチング処理が端面41cに施されることで、端面41cに凹凸が形成される。なお、小口径用羽根部材41は、反時計方向ccwに隣接する他の小口径用羽根部材41に重なる構成であってもよい。この構成では、可変孔41dの径が小さくなる場合、小口径用羽根部材41の先端41eは、撮像素子へ近づく方向へ反る。可変孔41dは、本発明でいう「第2の開口部」の一具体例である。
主軸孔41a及び従動軸孔41bには、それぞれ主軸5a及び従動軸5bが挿入される(図4及び図5参照)。主軸孔41aには主軸5aが挿入されるため、小口径用羽根部材41の移動は、主軸5aを回転軸とする回転運動に制限される。そして、絞りリング30とともに周方向に移動する従動軸5bが従動軸孔41bに挿入されるため、絞りリング30の方位角Prに基づき小口径用羽根部材41の角度が定まる。つまり、絞りリング30の回転に応じて、9つの小口径用羽根部材41が共同して向きを変える。この際、可変孔41dの径及び形状が変化する。従動軸孔41bは、本発明でいう「第1の軸孔」の一具体例である。
<大口径用羽根部材群50>
図9は、本実施形態の拡径側円形状態の大口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図10は、本実施形態の拡径側円形状態の小口径用羽根部材群及び大口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図11は、拡径側円形状態で重なった小口径用羽根部材及び大口径用羽根部材を、表面から見た拡大図である。図10〜図12に示されるように、本実施形態の大口径用羽根部材群50は、上述したように、9つの大口径用羽根部材51を含んで構成される。大口径用羽根部材群50は、本発明でいう「第2の羽根部材群」の一具体例である。
図9は、本実施形態の拡径側円形状態の大口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図10は、本実施形態の拡径側円形状態の小口径用羽根部材群及び大口径用羽根部材群を表面から見た平面図である。図11は、拡径側円形状態で重なった小口径用羽根部材及び大口径用羽根部材を、表面から見た拡大図である。図10〜図12に示されるように、本実施形態の大口径用羽根部材群50は、上述したように、9つの大口径用羽根部材51を含んで構成される。大口径用羽根部材群50は、本発明でいう「第2の羽根部材群」の一具体例である。
<大口径用羽根部材51>
9つの大口径用羽根部材51は、少なくとも一部が小口径用羽根部材群40と重なり、開口部1aの少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な可変孔51dを形成する。本実施形態では、9つの大口径用羽根部材51は、9つの小口径用羽根部材41に対する地板1側すなわち撮像素子側に位置し(図3参照)、小口径用羽根部材41と同様に黒色樹脂フィルムによって形成される。また、大口径用羽根部材51は、小口径用羽根部材41の厚さと略同じ厚さを有する。小口径用羽根部材41の厚さと大口径用羽根部材51の厚さとの合計は、たとえば、30マイクロメートル以下である。大口径用羽根部材51の遮光特性と小口径用羽根部材41の遮光特性とは、略同じである。なお、大口径用羽根部材51は、小口径用羽根部材41の材料と異なる材料によって形成されてもよい。また、大口径用羽根部材51は、小口径用羽根部材41の厚さと異なる厚さを有してもよい。
9つの大口径用羽根部材51は、少なくとも一部が小口径用羽根部材群40と重なり、開口部1aの少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な可変孔51dを形成する。本実施形態では、9つの大口径用羽根部材51は、9つの小口径用羽根部材41に対する地板1側すなわち撮像素子側に位置し(図3参照)、小口径用羽根部材41と同様に黒色樹脂フィルムによって形成される。また、大口径用羽根部材51は、小口径用羽根部材41の厚さと略同じ厚さを有する。小口径用羽根部材41の厚さと大口径用羽根部材51の厚さとの合計は、たとえば、30マイクロメートル以下である。大口径用羽根部材51の遮光特性と小口径用羽根部材41の遮光特性とは、略同じである。なお、大口径用羽根部材51は、小口径用羽根部材41の材料と異なる材料によって形成されてもよい。また、大口径用羽根部材51は、小口径用羽根部材41の厚さと異なる厚さを有してもよい。
大口径用羽根部材51は、湾曲しながら先端51eに向かって尖る外形を有する板状の部材であり、主軸孔51a及び従動軸孔51bを含んで構成される。主軸孔51aは、主軸孔41aと略同じ形状を有し、主軸5aの径より若干大きい径を有する円形の孔である。従動軸孔51bは、従動軸孔41bの形状と異なる形状を有し、従動軸5bの径より若干大きい幅で所定の曲線に沿った溝カム形状の長孔である。大口径用羽根部材51は、本発明でいう「第2の羽根部材」の一具体例である。従動軸孔51bは、本発明でいう「第2の溝カム」の一具体例である。
第2の開口形成領域51fは、拡径側円形状態における可変孔51dを形成する端面51cの領域であり、第1の開口形成領域41fよりも広く形成されている。第2の開口形成領域51fは、第2の仮想円110の円弧に沿って形成されている。第2の仮想円110は、円弧状の第2の開口形成領域51fを含む仮想円である。第2の仮想円110の中心と第1の仮想円100の中心とは、主軸孔41a,51aを中心とした半径Rの円周上に位置する。第1の開口形成領域41fの曲率半径は、第2の開口形成領域51fの曲率半径より小さい。つまり、第1の仮想円100の半径は、第2の仮想円110の半径より小さい。第1の開口形成領域41f及び第2の開口形成領域51fの各々は、略中間位置が半径Rに位置する、すなわち当該略中間位置が当該円周上に位置するようにして、当該略中間位置から両側に形成される。
また、従動軸孔41b及び従動軸孔51bは、絞りリング30の回転途中から小口径用羽根部材41の回転角度が大口径用羽根部材51の回転角度よりも大きくなるように形成されている。
9つの大口径用羽根部材51は、円状に並べられる。本実施形態では、大口径用羽根部材51は、主軸孔51aから先端51eへ向かう方向が反時計方向ccwに沿い、反時計方向ccwに隣接する他の大口径用羽根部材51に重なる(図9参照)。9つの大口径用羽根部材51は、このように並べられることで、光軸A1に向いた各端面51cによって可変孔51dを形成する。また、可変孔51dの径が小さくなる場合、大口径用羽根部材51の先端51eは、撮像素子へ近づく方向へ反る。つまり、本実施形態では、大口径用羽根部材51の先端51eが反る方向が、小口径用羽根部材41から離れる方向となる。本実施形態では、たとえばエッチング処理が端面51cに施されることで、端面51cに凹凸が形成される。なお、大口径用羽根部材51は、時計方向cwに隣接する他の大口径用羽根部材51に重なる構成であってもよい。この構成では、可変孔51dの径が小さくなる場合、大口径用羽根部材51の先端51eは、被写体へ近づく方向へ反る。可変孔51dは、本発明でいう「第3の開口部」の一具体例である。
主軸孔51a及び従動軸孔51bには、それぞれ主軸5a及び従動軸5bが挿入される(図4及び図5参照)。主軸孔51aには主軸5aが挿入されるため、大口径用羽根部材51の移動は、主軸5aを回転軸とする回転運動に制限される。そして、絞りリング30とともに周方向に移動する従動軸5bが従動軸孔51bに挿入されるため、絞りリング30の方位角Prに基づき大口径用羽根部材51の角度が定まる。つまり、絞りリング30の回転に応じて、9つの大口径用羽根部材51が共同して向きを変える。この際、可変孔51dの径及び形状が変化する。従動軸孔51bは、本発明でいう「第2の軸孔」の一具体例である。
<小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51の動作>
ここで、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51の動作について説明する。フレキシブル基板8を介してステッピングモータ6に電力が与えられると、ステッピングモータ6が回転する。このとき、ステッピングモータ6のモータ歯車61と絞りリング歯車31とが噛み合うことで、絞りリング30に動力が与えられる。これによって、絞りリング30が時計方向cwまたは反時計方向ccwへ回転し、絞りリング30に固定された従動軸5bが周方向に沿って移動する。
ここで、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51の動作について説明する。フレキシブル基板8を介してステッピングモータ6に電力が与えられると、ステッピングモータ6が回転する。このとき、ステッピングモータ6のモータ歯車61と絞りリング歯車31とが噛み合うことで、絞りリング30に動力が与えられる。これによって、絞りリング30が時計方向cwまたは反時計方向ccwへ回転し、絞りリング30に固定された従動軸5bが周方向に沿って移動する。
小口径用羽根部材41の従動軸孔41b及び大口径用羽根部材51の従動軸孔51bに従動軸5bが挿入されているため、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51は、従動軸5bの周方向への移動に応じて向きを変える。
図12は、本実施形態の絞りユニットにおける可変孔の径の変化の一例を示す図である。なお、図12では、縦軸は、径の大きさを示し、横軸は、絞りリング30の方位角Prを示す。
図12に示されるように、9つの小口径用羽根部材41で形成される可変孔41dの径DS、及び9つの大口径用羽根部材51で形成される可変孔51dの径DLの各々は、絞りリング30の回転に応じて変化する。本実施形態では、絞りリング30が時計方向cwへ回転すると、径DS及び径DLが小さくなる。
より詳細には、絞りリング30が回転する範囲は、可変孔41dの径DSが、可変孔51dの径DLより小さくなる範囲R1と、可変孔51dの径DLが、可変孔41dの径DS以下となる範囲R2と、を含む。ここで、範囲R2は、方位角PrがPmax以上Pmid以下であり、範囲R1は、方位角PrがPmidより大きくPmin以下である。また、絞りリング30の方位角PrがPmidである場合、径DSと径DLとが、略同じになる。
本実施形態では、絞りリング30の方位角Prが範囲R2内に含まれる場合、地板1の開口部1a、カバー板2の開口部2a、小口径用羽根部材群40の可変孔41d及び大口径用羽根部材群50の可変孔51dのうち、可変孔51dが最も小さいので、絞りユニット10の絞り10aは、可変孔51dにより定まる。具体的には、方位角PrがPmaxからPmidまで変化する場合、絞り10aの径すなわち可変孔51dの径DLは、DmaxからDmidまで一様に減少する。ここで、Dmax>Dmidである。ここで、Dmaxは、たとえば開口部1aの径及び開口部2aの径より大きい。なお、Dmaxは、開口部1aの径及び開口部2aの径の少なくともいずれか一方より小さくてもよい。
範囲R2は、可変孔51dの形状が略円形となる方位角Prを含む。具体的には、図4、図9及び図10に示されるように、方位角PrがPLである場合、絞りユニット10が拡径側円形状態となり、可変孔51dすなわち絞り10aの形状が、光軸A1を中心とする略円形となる。
図13は、本実施形態の拡径側円形状態における小口径用羽根部材及び大口径用羽根部材の図10の切断線B−Bの位置における断面図である。図13に示されるように、可変孔51dを形成する部分において、大口径用羽根部材51の端面51cに対して、小口径用羽根部材41の端面41cが光軸A1より外側に位置しているため、絞りユニット10の絞り10aは、大口径用羽根部材51の端面51cにより画定される。したがって、被写体側から入射した入射光Lは、大口径用羽根部材51の端面51cに反射しながら進むことはあっても、小口径用羽根部材41の端面41cに反射しながら進むことがなくなる。これにより、端面反射する入射光の量を抑制することができる。
図12に示されるように、方位角Prが範囲R1に含まれる場合における可変孔41dの径DSは、方位角Prが範囲R2に含まれる場合における可変孔51dの径DLより小さい。本実施形態では、絞りリング30の方位角Prが範囲R1内に含まれる場合、地板1の開口部1a、カバー板2の開口部2a、小口径用羽根部材群40の可変孔41d及び大口径用羽根部材群50の可変孔51dのうち、可変孔41dが最も小さいので、絞りユニット10の絞り10aは、可変孔41dにより定まる。具体的には、方位角PrがPmidからPminまで変化する場合、絞り10aの径すなわち可変孔41dの径DSは、DmidからDminまで一様に減少する。ここで、Dmid>Dminである。
範囲R1は、可変孔41dの形状が略円形となる絞りリング30の方位角Prを含む。具体的には、図5及び図7に示されるように、方位角PrがPSである場合、絞りユニット10が縮径側円形状態となり、可変孔41dすなわち絞り10aの形状が、光軸A1を中心とする略円形となる。
図14は、本実施形態の縮径側円形状態における小口径用羽根部材及び大口径用羽根部材の図7の切断線A−Aの位置における断面図である。図14に示されるように、可変孔41dを形成する部分において、小口径用羽根部材41の端面41cに対して、大口径用羽根部材51の端面51cが光軸A1より外側に位置しているため、絞りユニット10の絞り10aは、小口径用羽根部材41の端面41cにより画定される。したがって、被写体側から入射した入射光Lは、小口径用羽根部材41の端面41cに反射しながら進むことはあっても、大口径用羽根部材51の端面51cに反射しながら進むことがなくなる。これにより、端面反射する入射光の量を抑制することができる。
図12に示されるように、可変孔41dの径DSと可変孔51dの径DLとの差の絶対値が、所定値以下である。詳細には、絞りリング30の方位角Prが範囲R1内に含まれる場合、径DLから径DSを差し引いた値C1が、所定値F1以下である。また、絞りリング30の方位角Prが範囲R2内に含まれる場合、径DSから径DLを差し引いた値C2が、所定値F2以下である。ここで、所定値F1及びF2は、小口径用羽根部材41の厚さと大口径用羽根部材51の厚さとが同じとした場合、当該厚さの2倍以上の値を有する。
このように、径DSと径DLとの差の絶対値を所定値以下にすることで、可変孔41dの外周と可変孔51dの外周とを近接させることができる。これにより、絞りユニット10を軸方向に平面視した場合において、小口径用羽根部材41と大口径用羽根部材51とが重なる領域を増大させつつ、絞り10aを形成する端面における羽根の厚みを小さくすることができる。たとえば、本実施形態の絞りユニット10を備えたカメラなどの撮像装置では、端面反射する入射光の量を抑制しつつ、2つの羽根が重なる領域において入射光を良好に遮蔽できるので、撮像した画像にフレアまたはゴーストなどのノイズが発生することを抑制することができる。
<アクチュエータ7>
図1に示されるように、アクチュエータ7は、開口部を開閉するよう動作するシャッタ羽根(図示せず)を駆動する。アクチュエータ7は、フレキシブル基板8から電力を供給される。
図1に示されるように、アクチュエータ7は、開口部を開閉するよう動作するシャッタ羽根(図示せず)を駆動する。アクチュエータ7は、フレキシブル基板8から電力を供給される。
<フレキシブル基板8>
図1及び図2に示されるように、フレキシブル基板8は、可撓性を有する基板であって、電力供給部(図示せず)から、ステッピングモータ60及びアクチュエータ7に対して所定の電力を供給する導線を有する。フレキシブル基板8には、導線以外にも電子部品を搭載されていてもよい。
図1及び図2に示されるように、フレキシブル基板8は、可撓性を有する基板であって、電力供給部(図示せず)から、ステッピングモータ60及びアクチュエータ7に対して所定の電力を供給する導線を有する。フレキシブル基板8には、導線以外にも電子部品を搭載されていてもよい。
<2.比較例>
次に、絞りユニットの比較例について図15及び図16を参照しながら説明する。図15は、比較例の絞りユニットを、カバー板が取り外され、開放側の絞りを有する状態で表面から見た平面図である。図16は、比較例の絞りユニットを、カバー板が取り外され、小絞り側の絞りを有する状態で表面から見た平面図である。
次に、絞りユニットの比較例について図15及び図16を参照しながら説明する。図15は、比較例の絞りユニットを、カバー板が取り外され、開放側の絞りを有する状態で表面から見た平面図である。図16は、比較例の絞りユニットを、カバー板が取り外され、小絞り側の絞りを有する状態で表面から見た平面図である。
なお、図15に示す絞り70aの径は、図4に示す拡径側円形状態の絞り10aの径と略同じである。図16に示す絞り70aの径は、図5に示す縮径側円形状態の絞り10aの径と略同じである。ここで、比較例の絞り70aは、実施形態の絞りユニット10の絞り10aと同様に、絞りユニット70を全体として見たときの、絞りユニット70に形成される孔(開口部)である。比較例では、絞り10aは、地板1の開口部1a、カバー板2の開口部2a、及び全口径用羽根群80によって形成される可変孔81dのうち、最も小さい径を有する開口部または孔により定まる。
図15及び図16に示されるように、比較例の絞りユニット70は、図4及び図5などに示される実施形態の絞りユニット10と比較して、小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50の代わりに全口径用羽根群80を備える点において相違している。以下の説明では、実施形態との相違点について説明し、実施形態と共通な部分については説明を省略する。
全口径用羽根群80は、9つの全口径用羽根81を含んで構成される。全口径用羽根81は、主軸孔81a及び従動軸孔81bを有する。主軸孔81a及び従動軸孔81bの機能は、たとえば小口径用羽根部材41の主軸孔41a及び従動軸孔41bの機能とそれぞれ同様である。
9つの全口径用羽根81は、絞りリング30の回転に応じて径が変化する可変孔81dを形成する。図15に示される開放側では、地板1の開口部1a、カバー板2の開口部2a、及び全口径用羽根群80の可変孔81dうち、可変孔81dが最も小さいので、絞りユニット70の絞り70aは、可変孔81dにより定まる。比較例では、9つの全口径用羽根81は、開放側で略円形の形状を有する可変孔81dを形成する。
また、図16に示される小絞り側でも、地板1の開口部1a、カバー板2の開口部2a、及び全口径用羽根群80の可変孔81dうち、可変孔81dが最も小さいので、絞りユニット70の絞り70aは、可変孔81dにより定まる。9つの全口径用羽根81は、開放側で可変孔81dが略円形となるように形成されるため、小絞り側の可変孔81dの形状は、略多角形となってしまう。つまり、1つの全口径用羽根群80によって絞り70aの径を変化させるため、開放側で絞り70aの形状が略円形になるように設計した場合、小絞り側で絞り70aの形状が略多角形となってしまう。なお、比較例と異なり、小絞り側で絞り70aの形状が略円形になるように設計した場合、開放側で絞り70aの形状が略多角形となってしまう。
図16に示されるように可変孔81dの形状が略多角形となる場合、周辺光量及び解像性能などに基づき画像のボケ味が悪化することがある。良好な絞り効果を得るため、絞り70aの径を変化させても、絞り70aが真円に近い形状を有する構成が求められる。
<3.本実施形態の特徴>
上記構成の絞りユニットによれば、地板1、絞りリング30及びステッピングモータの1つの組で複数の小口径用羽根部材41及び複数の大口径用羽根部材51を駆動する構成となる。これにより、可変孔41dの大きさ及び可変孔51dの大きさを1つの当該組で変化させることができるので、絞りユニット10の構造を簡素化するとともに、小型化及び低コスト化を実現することができる。また、可変孔41d及び51の2つの開口部を用いて絞りを定めることができるので、1つの開口部を用いて絞りを定める場合と比べて、絞りの形状を真円などの設計値に近づける可能性を高めることができる。
上記構成の絞りユニットによれば、地板1、絞りリング30及びステッピングモータの1つの組で複数の小口径用羽根部材41及び複数の大口径用羽根部材51を駆動する構成となる。これにより、可変孔41dの大きさ及び可変孔51dの大きさを1つの当該組で変化させることができるので、絞りユニット10の構造を簡素化するとともに、小型化及び低コスト化を実現することができる。また、可変孔41d及び51の2つの開口部を用いて絞りを定めることができるので、1つの開口部を用いて絞りを定める場合と比べて、絞りの形状を真円などの設計値に近づける可能性を高めることができる。
複数の羽根部材によって形成される開口部の径の変化の範囲が大きい場合、当該開口部の形状が真円などの設計値からずれて歪になることがある。上記構成の絞りユニットでは、可変孔41dの大きさ及び可変孔51dの大きさの各々は、絞りリング30の回転に応じて変化し、絞りリング30が回転する範囲は、可変孔41dの径DSが、可変孔51dの径DLより小さくなる範囲R1と、可変孔51dの径DLが、可変孔41dの径DS以下となる範囲R2と、を含む。これにより、範囲R1では、絞りリング30の回転に応じて可変孔41dにより絞り10aを拡大または縮小し、範囲R2では、絞りリング30の回転に応じて可変孔51dにより絞り10aを拡大または縮小することができる。そして、範囲R1及びR2の各々において、絞り10aの径が変化する範囲を小さくすることができるので、絞り10aの形状が設計値からずれて歪になる程度を低減することができる。
上記構成の絞りユニットでは、範囲R1が、可変孔41dの形状が略円形となる絞りリング30の方位角Prを含むため、絞りリング30の方位角Prが範囲R1に含まれる場合において、可変孔41dの径DSが拡大または縮小しても、可変孔41dの形状を真円に近い形状に維持することができる。これにより、可変孔41dが絞り10aとして機能する状態で画像を撮像する場合において、画像のボケ味が悪化することを抑制し、良好な絞り効果を得ることができる。
上記構成の絞りユニットでは、範囲R2が、可変孔51dの形状が略円形となる絞りリング30の方位角Prを含むため、絞りリング30の方位角Prが範囲R2に含まれる場合において、可変孔51dの径DLが拡大または縮小しても、可変孔51dの形状を真円に近い形状に維持することができる。これにより、可変孔51dが絞り10aとして機能する状態で画像を撮像する場合において、画像のボケ味が悪化することを抑制し、良好な絞り効果を得ることができる。
上記構成の絞りユニットでは、絞りリング30方位角Prが範囲R1に含まれる場合における可変孔41dの径DSは、絞りリング30の方位角Prが範囲R2に含まれる場合における可変孔51dの径DLより小さい。つまり、絞りリング30の方位角Prが範囲R1に含まれる場合に絞り10aを定める可変孔41dの径DSが、絞りリング30の方位角Prが範囲R2に含まれる場合に絞り10aを定める可変孔51dの径DLより小さい構成となる。これにより、たとえば、絞り10aを最小から最大まで変化させる場合に、絞り10aを形成する羽根部材を複数の小口径用羽根部材41から複数の大口径用羽根部材51に切り替えることができるので、絞り10aが最小から最大まで変化する範囲で、絞り10aの形状が設計値からずれて歪になる程度を低減することができる。
上記構成の絞りユニットでは、絞りリング30が、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51を駆動する従動軸5bを有し、小口径用羽根部材41が、従動軸5bが挿入された従動軸孔41bを有し、大口径用羽根部材51が、従動軸5bが挿入され、従動軸孔41bの形状と異なる形状を有する従動軸孔51bを有する。これにより、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51のそれぞれ独立な移動を1つの従動軸5bで実現することができるので、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51の駆動機構の簡素化、小型化及び低コスト化を実現することができる。
上記構成の絞りユニットでは、小口径用羽根部材41の可変孔41dを形成する部分の端面41cには、凹凸が形成されているため、小口径用羽根部材41の端面41cにおける入射光の反射を乱反射にすることができるので、撮像した画像にフレアまたはゴーストなどが発生することを効果的に防止することができる。
上記構成の絞りユニットでは、大口径用羽根部材51の可変孔51dを形成する部分の端面51cには、凹凸が形成されているため、大口径用羽根部材51の端面51cにおける入射光の反射を乱反射にすることができるので、撮像した画像にフレアまたはゴーストなどが発生することを効果的に防止することができる。
上記構成の絞りユニットでは、複数の小口径用羽根部材41が、絞りリング30の周方向に並べられ、小口径用羽根部材41が、当該周方向の一方と隣接する他の小口径用羽根部材41に重なる。そして、複数の大口径用羽根部材51が、絞りリング30の周方向に並べられ、大口径用羽根部材51が、当該周方向の他方と隣接する他の大口径用羽根部材51に重なる。これにより、可変孔41dの径DSが小さくなる場合に、複数の小口径用羽根部材41の先端41eが光軸A1方向に反る方向と、可変孔51dの径DLが小さくなる場合に、複数の大口径用羽根部材51の先端51eが光軸A1方向に反る方向と、を互いに逆向きにすることができる。そして、たとえば、小口径用羽根部材41の先端41eが反る方向が大口径用羽根部材51に近づく方向となり、大口径用羽根部材51の先端51eが反る方向が小口径用羽根部材41に近づく方向となるように小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50を配置することで、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51が絞りユニット10の外部に向かって突出することを防ぐことができる。また、たとえば、小口径用羽根部材41の先端41eが反る方向が大口径用羽根部材51から離れる方向となり、大口径用羽根部材51の先端51eが反る方向が小口径用羽根部材41から離れる方向となるように小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50を配置することで、小口径用羽根部材群40と大口径用羽根部材群50とを近接して配置させることができる。
上記構成の絞りユニットでは、可変孔41dの径DSと可変孔51dの径DLとの差の絶対値が、所定値以下であるため、可変孔41dの外周と可変孔51dの外周とを近接させることができる。また、絞りユニット10を光軸A1方向に平面視した場合において、複数の小口径用羽根部材41と複数の大口径用羽根部材51とが重なる領域を増大させつつ、絞り10aを形成する端面における羽根の厚みを小さくすることができる。これにより、たとえば、絞りユニット10を備えた撮像装置では、端面反射する入射光の量を抑制しつつ、2つの羽根部材が重なる領域において入射光を良好に遮蔽できるので、撮像した画像にフレアまたはゴーストなどのノイズが発生することを抑制することができる。
上記構成の絞りユニットでは、小口径用羽根部材41の厚さと大口径用羽根部材51の厚さとが、略同じであるため、たとえば、小口径用羽根部材41と大口径用羽根部材51とを同一の板部材から形成することができるので、絞りユニット10の製造コストを低減させることなどが可能となる。
<4.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明では、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本実施形態の羽根駆動装置では、絞りリング30に従動軸5bが設けられ、従動軸5bが、小口径用羽根部材41の従動軸孔41b及び大口径用羽根部材51の従動軸孔51bに挿通される構成について説明したが、環状部材が、第1の羽根部材を駆動する第1の駆動孔と、第2の羽根部材を駆動し、第1の駆動孔の形状と異なる形状を有する第2の駆動孔と、を有し、第1の羽根部材が、第1の駆動孔に挿入された第1の軸を有し、第2の羽根部材が、第2の駆動孔に挿入された第2の軸を有する構成であってもよい。これにより、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51のそれぞれ独立な移動を実現することができるので、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51の駆動機構の簡素化、小型化及び低コスト化を実現することができる。
また、本実施形態の羽根駆動装置は、主に絞りの内径を調整する絞りユニットを想定しているが、シャッタ羽根ユニット、またはガルバノ方式の絞りなどにも応用可能である。本発明は、強い光が入射する環境で使われる装置で特に有効である。たとえば、屋外で用いられる監視カメラ、またはドローンなどで特に有効に用いられる。
また、本実施形態の羽根駆動装置では、大口径用羽根部材51が、小口径用羽根部材41の厚さと略同じ厚さを有する構成について説明したが、小口径用羽根部材41の厚さ及び大口径用羽根部材51の厚さは、任意に変更可能である。
また、本実施形態の羽根駆動装置では、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51が、黒色樹脂フィルムによって形成される構成について説明したが、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51は、他の素材によって形成される構成であってもよい。
また、本実施形態の羽根駆動装置では、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51が、同じ素材によって形成される構成について説明したが、小口径用羽根部材41を形成する素材と大口径用羽根部材51を形成する素材とが、異なる構成であってもよい。具体的には、たとえば、小口径用羽根部材41及び大口径用羽根部材51のうち、一方の羽根で遮光性を確保できる場合には、他方の羽根の色は黒色でなくてもよい。たとえば、単価が安い黒色以外の羽根部材をいずれか一方の羽根として用いることで、羽根のコストを低減することができる。
また、本実施形態の羽根駆動装置では、小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50のうち、被写体側に小口径用羽根部材群40が配置される構成について説明したが、小口径用羽根部材群40及び大口径用羽根部材群50のうち、被写体側に大口径用羽根部材群50が配置される構成であってもよい。
本発明の絞りユニットを含む羽根駆動装置は、撮像素子として機能するCCDまたはC−MOSセンサなどの光電変換素子を含む、カメラまたはドローン搭載カメラなどの撮像装置などとして用いられる。また、絞りユニットを含む羽根駆動装置は、交換レンズの絞りなどにも用いられる。また、撮像機能を有するスマートホン、タブレット機器及びPCなどの電子機器としても用いられる。また、撮像素子に代えて、フィルムを撮像部として用いるカメラなどの撮像装置にも適用可能である。
本発明は、撮像装置の絞りユニットなどとして好適に利用される。
1…地板
1a…開口部
2…カバー板
2a…開口部
5a…主軸
5b…従動軸
7…アクチュエータ
8…フレキシブル基板
10…絞りユニット
10a…絞り
30…絞りリング
30a…開口部
31…絞りリング歯車
40…小口径用羽根部材群
41…小口径用羽根部材
41a…主軸孔
41b…従動軸孔
41c…端面
41d…可変孔
41e…先端
41f…第1の開口形成領域
50…大口径用羽根部材群
51…大口径用羽根部材
51a…主軸孔
51b…従動軸孔
51c…端面
51d…可変孔
51e…先端
51f…第2の開口形成領域
60…ステッピングモータ
61…モータ歯車
70…絞りユニット
70a…絞り
80…全口径用羽根群
81…全口径用羽根
81a…主軸孔
81b…従動軸孔
81c…端面
81d…可変孔
100…第1の仮想円
110…第2の仮想円
1a…開口部
2…カバー板
2a…開口部
5a…主軸
5b…従動軸
7…アクチュエータ
8…フレキシブル基板
10…絞りユニット
10a…絞り
30…絞りリング
30a…開口部
31…絞りリング歯車
40…小口径用羽根部材群
41…小口径用羽根部材
41a…主軸孔
41b…従動軸孔
41c…端面
41d…可変孔
41e…先端
41f…第1の開口形成領域
50…大口径用羽根部材群
51…大口径用羽根部材
51a…主軸孔
51b…従動軸孔
51c…端面
51d…可変孔
51e…先端
51f…第2の開口形成領域
60…ステッピングモータ
61…モータ歯車
70…絞りユニット
70a…絞り
80…全口径用羽根群
81…全口径用羽根
81a…主軸孔
81b…従動軸孔
81c…端面
81d…可変孔
100…第1の仮想円
110…第2の仮想円
Claims (16)
- 第1の開口部を有する地板と、
前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第2の開口部を形成する複数の第1の羽根部材と、
前記第1の開口部の少なくとも一部を遮蔽し、大きさを変化可能な第3の開口部を形成する複数の第2の羽根部材と、
前記複数の第1の羽根部材及び前記複数の第2の羽根部材と連結され、前記地板に対して回転自在な環状部材と、
前記環状部材を駆動する駆動部と、を備える、
羽根駆動装置。 - 前記第2の開口部の大きさ及び前記第3の開口部の大きさの各々は、前記環状部材の回転に応じて変化し、
前記環状部材が回転する範囲は、
前記第2の開口部の大きさが、前記第3の開口部の大きさより小さくなる第1の範囲と、
前記第3の開口部の大きさが、前記第2の開口部の大きさ以下となる第2の範囲と、を含む、
請求項1に記載の羽根駆動装置。 - 前記第1の範囲は、前記第2の開口部の形状が略円形となる前記環状部材の周方向の位置を含む、
請求項2に記載の羽根駆動装置。 - 前記第2の範囲は、前記第3の開口部の形状が略円形となる前記環状部材の周方向の位置を含む、
請求項2または請求項3に記載の羽根駆動装置。 - 前記環状部材の周方向の位置が前記第1の範囲に含まれる場合における前記第2の開口部の大きさは、前記環状部材の周方向の位置が前記第2の範囲に含まれる場合における前記第3の開口部の大きさより小さい、
請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。 - 前記環状部材は、前記第1の羽根部材及び前記第2の羽根部材を駆動する駆動軸を有し、
前記第1の羽根部材は、前記駆動軸が挿入された第1の軸孔を有し、
前記第2の羽根部材は、前記駆動軸が挿入され、前記第1の軸孔の形状と異なる形状を有する第2の軸孔を有する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。 - 前記第1の羽根部材の前記第2の開口部を形成する部分の端面には、凹凸が形成されている、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。 - 前記第2の羽根部材の前記第3の開口部を形成する部分の端面には、凹凸が形成されている、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。 - 前記複数の第1の羽根部材は、前記環状部材の周方向に並べられ、
前記第1の羽根部材は、前記周方向の一方と隣接する他の前記第1の羽根部材に重なり、
前記複数の第2の羽根部材は、前記環状部材の周方向に並べられ、
前記第2の羽根部材は、前記周方向の他方と隣接する他の前記第2の羽根部材に重なる、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。 - 前記第2の開口部の径と前記第3の開口部の径との差の絶対値が、所定値以下である、
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。 - 前記第1の羽根部材の厚さと前記第2の羽根部材の厚さとが、略同じである、
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の羽根駆動装置。 - 第1の開口部を有する地板と、
第2の溝カムを有し、前記地板に設けられた回転中心で回転可能に取り付けられており、前記第1の開口部よりも小さな第3の開口部を形成する第2の羽根部材と、
第1の溝カムを有し、前記回転中心で回転可能に取り付けられており、前記第2の羽根部材により形成される第3の開口部よりも小さな第2の開口部を形成する第1の羽根部材と、
前記第1の溝カム及び前記第2の溝カムと連結されており、前記第1の開口部の回りに回転可能な環状部材と、を備え、
前記第2の羽根部材の端面のうちの前記第3の開口部を形成する端面である第2の開口形成領域は、前記第1の羽根部材の端面のうちの前記第2の開口部を形成する端面である第1の開口形成領域よりも広く形成されており、
前記第1の溝カム及び前記第2の溝カムは、前記環状部材の回転途中から前記第1の羽根部材の回転角度が前記第2の羽根部材の回転角度よりも大きくなるように形成されている、
羽根駆動装置。 - 前記第1の開口形成領域及び前記第2の開口形成領域は、前記回転中心から所定の半径の円周上に中心を有する第1の円の円弧、及び前記円周上に中心を有する第2の円の円弧にそれぞれ沿って形成されている、
請求項12に記載の羽根駆動装置。 - 前記第1の開口形成領域の曲率半径は、前記第2の開口形成領域の曲率半径より小さい、
請求項13に記載の羽根駆動装置。 - 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の羽根駆動装置と、
前記第1の開口部、前記第2の開口部及び前記第3の開口部を通過した光を受光する撮像部と、を備える、
撮像装置。 - 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の羽根駆動装置を備える、
電子機器。
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- 2018-12-25 JP JP2018240511A patent/JP2020101729A/ja active Pending
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