JP2020181956A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、電子部品から発生する熱を配線基板側に放熱することの可能な電子装置を提供することを目的とする。【解決手段】2つのねじ孔11Aが形成された放熱フィン11と、第2の電子部品13と、第2の貫通孔53B及び貫通部53Cが形成された配線基板21と、貫通部53Cから露出された第2の部分42の上面42bに設けられ、第2の部分42の上面42bから配線基板21の上面42bよりも上方に突出する複数の放熱部44、及び第3の貫通孔46を有する金属製アタッチメント部材19と、配線基板21の上面21b側から第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46に挿入され、ねじ孔11Aに締結されたねじ27と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、電子装置に関する。
特許文献1には、発熱する電子部品と、電子部品の熱を放熱する放熱フィンと、を備えた電子装置が開示されている。
上記電子部品のうちの1つとして、スイッチング素子と、スイッチング素子を駆動及び保護する制御集積回路と、を内蔵したトランスファーモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール(DIP IPM)がある。
インテリジェントパワー半導体モジュール(以下、単に「半導体モジュール」という)は、上方に延びる複数の接続端子を有するとともに、ねじを貫通させるための第1の貫通孔が形成されている。
このような構成とされた半導体モジュールを備えた電子装置は、半導体モジュールの他に、ねじを挿入するための第2の貫通孔が形成され、複数の接続端子と電気的に接続されるパッドを有する配線基板と、ねじ孔が形成された放熱フィンと、を有する。
このような構成とされた半導体モジュールを備えた電子装置は、半導体モジュールの他に、ねじを挿入するための第2の貫通孔が形成され、複数の接続端子と電気的に接続されるパッドを有する配線基板と、ねじ孔が形成された放熱フィンと、を有する。
上記電子装置は、配線基板と放熱フィンとの間に半導体モジュールを挟んだ状態で、第1及び第2の貫通孔に挿入され、ねじ孔に締結されたねじにより、3つの部品(配線基板、放熱フィン、及び半導体モジュール)を固定している。
ところで、近年、電子装置を構成する電子部品(半導体モジュール)から発生する熱を配線基板側に放熱したいという要望がある。
しかしながら、上記電子装置では、電子部品(半導体モジュール)から発生する熱を配線基板側に放熱することが困難であった。
しかしながら、上記電子装置では、電子部品(半導体モジュール)から発生する熱を配線基板側に放熱することが困難であった。
そこで、本発明は、電子部品から発生する熱を配線基板側に放熱することの可能な電子装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る電子装置は、第1の方向に間隔を空けて配置された2つのねじ孔が形成された板材と、前記板材の上面に載置された電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つのねじ孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する電子部品と、前記ねじ孔と対向するとともに、前記板材と前記電子部品とが積層される前記電子部品の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔、及び前記第2の貫通孔と同じ方向に貫通する貫通部が形成され、前記電子部品の厚さ方向において、前記電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置され、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向する第3の貫通孔が形成され、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、前記貫通部から露出された前記第2の部分の上面に設けられ、前記第2の部分の上面から前記配線基板の上面よりも上方に突出する複数の放熱部、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記電子部品を収容する凹部を有する金属製アタッチメント部材と、前記配線基板の上面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入され、前記ねじ孔に締結されたねじと、を備え、前記電子部品は、前記第2の部分から前記板材に向かう方向に前記電子部品本体が押圧されることで、前記配線基板と前記板材との間に固定されている。
本発明によれば、貫通部が形成された配線基板と、貫通部から露出された第2の部分の上面に設けられ、第2の部分の上面から配線基板の上面よりも上方に突出する複数の放熱部を有する金属製アタッチメント部材と、を備えることで、第2の部分を介して、電子部品から発生した熱を複数の放熱部に伝導させて、配線基板側に設けられた複数の放熱部から電子装置の外部に放熱することができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記板材は、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有するとともに、前記電子部品よりも大型化された他の電子部品が載置される部品載置面を含む放熱フィンであり、前記貫通孔は、前記ねじ孔と対向する位置に形成されていてもよい。
このように、板材である放熱フィン、電子部品、配線基板、金属製アタッチメント部材、及びねじを備えるとともに、第2の貫通孔及び第3の貫通孔に挿入したねじを板材のねじ孔に締結することで、電子部品に形成された第1の貫通孔を利用することなく、放熱フィンと金属製アタッチメント部材との間に電子部品を固定することが可能となる。
これにより、他の電子部品を他の電子部品よりも外形の小さい電子部品に交換する場合において、他の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
これにより、他の電子部品を他の電子部品よりも外形の小さい電子部品に交換する場合において、他の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
また、ねじをねじ孔に締結することで、電子部品本体と接触する第2の部分の面全体が配線基板から放熱フィンに向かう方向に電子部品本体を押圧することになるため、電子部品本体全体を均一に押圧することが可能となる。
これにより、放熱フィン側に位置する電子部品の面全体から電子部品の熱を放熱フィンに伝導させることが可能となるため、放熱フィンによる放熱特性を向上できる。
これにより、放熱フィン側に位置する電子部品の面全体から電子部品の熱を放熱フィンに伝導させることが可能となるため、放熱フィンによる放熱特性を向上できる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記複数の接続端子と前記放熱フィンとの間に設けられ、前記電子部品の外周を囲む絶縁シートを備えてもよい。
上述したように、電子部品は、他の電子部品よりも外形が小型化された電子部品である。このため、電子部品の厚さは、他の電子部品の厚さよりも薄い。
したがって、電子部品の厚さ方向において、電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離は、他の電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離よりも小さくなる。
よって、電子部品を構成する複数の接続端子と放熱フィンとの間に、電子部品の外周を囲む絶縁シートを備えることで、接続端子と放熱フィンとが導通することを抑制できる。
したがって、電子部品の厚さ方向において、電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離は、他の電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離よりも小さくなる。
よって、電子部品を構成する複数の接続端子と放熱フィンとの間に、電子部品の外周を囲む絶縁シートを備えることで、接続端子と放熱フィンとが導通することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記第1の部分は、前記第3の貫通孔が形成され、前記配線基板から前記放熱フィンに向かう方向に延びる第1の部分本体と、前記第1の部分本体の内側側面から前記電子部品に向かう方向に突出し、前記絶縁シートと前記放熱フィンとが接触しない状態で、前記絶縁シートの外周部を支持する突出部と、を有し、前記絶縁シートは、前記突出部と前記複数の接続端子との間に挟まれて配置されていてもよい。
このような構成とされた突出部を設けるとともに、突出部と複数の接続端子との間に挟まれるように絶縁シートを配置させることで、電子部品の厚さ方向における絶縁シートの位置を規制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記電子部品本体と前記放熱フィンとの間に配置されたグリスを有してもよい。
このように、電子部品本体と放熱フィンとの間に配置されたグリスを有することで、グリスを介して、電子部品本体と放熱フィンとの間の密着性を高めることが可能となる。これにより、電子部品本体から発生する熱を放熱フィンに効率良く伝導させることが可能となるので、放熱特性を向上させることができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記板材の材料は、絶縁材料であってもよい。
このように、板材の材料として、絶縁材料を用いてもよい。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記電子部品本体は、平面視矩形とされ、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に配置された第1の側面及び第2の側面を含み、前記複数の接続端子のうち、一部の接続端子が前記第1の側面から突出するとともに、前記電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられ、残部の接続端子が前記第2の側面から突出するとともに、前記電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられており、前記第2の部分は、前記一部の接続端子と前記残部の接続端子との間に配置され、かつ前記接続端子から突出しない厚さであってもよい。
このように、第1の側面に設けられた複数の接続端子の一部と第2の側面に設けられた複数の接続端子の残部との間に、接続端子から突出しない厚さとされた第2の部分を配置させることで、複数の接続端子と配線基板との電気的な接続を第2の部分が邪魔することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記配線基板の上面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出する係合用突起部を有するブッシュを備え、前記第3の貫通孔には、前記係合用突起部と係合する係合用溝部が形成されていてもよい。
このような構成とされた係合用突起部を有するブッシュを備えるとともに、第3の貫通孔に係合用突起部と係合する係合用溝部を形成することで、係合用突起部と係合用溝部とを係合させて、配線基板を金属製アタッチメント部材に仮固定することが可能となる。
これにより、ブッシュに形成されたねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじを板材に形成されたねじ孔に締結する際の作業を容易に行うことができる。
これにより、ブッシュに形成されたねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじを板材に形成されたねじ孔に締結する際の作業を容易に行うことができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記第2の部分と前記電子部品本体との間に配置され、前記第2の部分及び前記電子部品本体と密着する緩衝用シートをさらに備えてもよい。
このように、第2の部分と電子部品本体との間に、第2の部分及び電子部品本体と密着する緩衝用シートを備えることで、電子部品本体が第2の部分により押圧された際、電子部品本体を衝撃から保護することができるとともに、緩衝用シートを介して、電子部品本体と対向する第2の部分の面全体で電子部品本体を押圧することができる。
本発明によれば、電子部品から発生する熱を配線基板側に放熱することができる。
(実施形態)
図1〜図6を参照して、第1の実施形態の電子装置10について説明する。
図1〜図6において、X方向は2つの第1の貫通孔39(または、図6に示す貫通孔114)が配置された方向(第1の方向)、Z方向はX方向に対して直交する方向であるとともに、第2の電子部品13(または、第1の電子部品101)の厚さ方向をそれぞれ示している。
図2では、図1に示すはんだ31の図示を省略する。図2において、Y方向はX方向及びZ方向に対して直交する方向(第2の方向)を示している。
図4において、Oは第3の貫通孔46の軸線(以下、「軸線O」という)を示している。
図1〜図6を参照して、第1の実施形態の電子装置10について説明する。
図1〜図6において、X方向は2つの第1の貫通孔39(または、図6に示す貫通孔114)が配置された方向(第1の方向)、Z方向はX方向に対して直交する方向であるとともに、第2の電子部品13(または、第1の電子部品101)の厚さ方向をそれぞれ示している。
図2では、図1に示すはんだ31の図示を省略する。図2において、Y方向はX方向及びZ方向に対して直交する方向(第2の方向)を示している。
図4において、Oは第3の貫通孔46の軸線(以下、「軸線O」という)を示している。
電子装置10は、板材である放熱フィン11と、第2の電子部品13(電子部品)と、グリス15と、金属製アタッチメント部材19と、配線基板21と、ブッシュ23と、緩衝用シート25と、ねじ27と、絶縁シート29と、はんだ31と、を備える。
電子装置10の構成要素のうち、グリス15、第2の電子部品13、金属製アタッチメント部材19、及び配線基板21は、放熱フィン11上に、グリス15、第2の電子部品13、金属製アタッチメント部材19、及び配線基板21の順番で積層されている。
電子装置10の構成要素のうち、グリス15、第2の電子部品13、金属製アタッチメント部材19、及び配線基板21は、放熱フィン11上に、グリス15、第2の電子部品13、金属製アタッチメント部材19、及び配線基板21の順番で積層されている。
放熱フィン11は、第2の電子部品13よりも外形の大きい第1の電子部品101(他の電子部品)と、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112に対応する配線基板103と、を備えた電子装置100で使用された放熱フィン11と同一の放熱フィンである。
ここで、図6を参照して、電子装置100の構成を説明していく中で、電子装置10で使用する放熱フィン11について説明する。
電子装置100は、第1の電子部品101と、放熱フィン11と、配線基板103と、ねじ27と、はんだ105と、を有する。
第1の電子部品101は、電子部品本体111と、複数の接続端子112と、貫通孔114と、を有する。
電子部品本体111は、平面視矩形とされている。電子部品本体111は、X方向に配置された側面111A,111Bと、図6の紙面に向かう方向(X方向及びZ方向に対して直交する方向)に配置された2つの側面(以下、「端子配置面」という)と、を有する。
電子部品本体111は、放熱フィン11と接触する面111aと、面111aの反対側に配置され、配線基板103と接触する面111bと、を有する。
電子部品本体111は、平面視矩形とされている。電子部品本体111は、X方向に配置された側面111A,111Bと、図6の紙面に向かう方向(X方向及びZ方向に対して直交する方向)に配置された2つの側面(以下、「端子配置面」という)と、を有する。
電子部品本体111は、放熱フィン11と接触する面111aと、面111aの反対側に配置され、配線基板103と接触する面111bと、を有する。
複数の接続端子112は、一部が一方の端子配置面に設けられており、残部が他方の端子配置面に設けられている。2つの端子載置面に設けられた接続端子112は、X方向に間隔を空けて配置されている。
接続端子112は、第1の端子部112Aと、第2の端子部112Bと、を有する。第1の端子部112Aは、L字形状とされ、面111aから面111bに向かう方向に突出している。
第2の端子部112Bは、第1の端子部112Aの先端から配線基板103に向かう方向に突出している。第2の端子部112Bは、X方向の幅が第1の端子部112Aの幅よりも狭い。第2の端子部112Bは、配線基板103を貫通して配置されている。
第2の端子部112Bは、第1の端子部112Aの先端から配線基板103に向かう方向に突出している。第2の端子部112Bは、X方向の幅が第1の端子部112Aの幅よりも狭い。第2の端子部112Bは、配線基板103を貫通して配置されている。
貫通孔114は、電子部品本体111をZ方向に貫通するように2つ形成されている。2つの貫通孔114は、側面視した状態において、X方向から複数の接続端子112を挟み込むように配置されている。一方の貫通孔114は、X方向一方側に配置された電子部品本体111の一方の端部に形成されている。他方の貫通孔114は、X方向他方側に配置された電子部品本体111の他方の端部に形成されている。
上記構成された第1の電子部品101としては、例えば、スイッチング素子と、スイッチング素子とを駆動及び保護する制御集積回路と、を内蔵したトランスファーモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール(DIP IPM)を例示することができる。
放熱フィン11は、平面視矩形とされた金属製の部材であり、部品載置面11aと、外周面11bと、ねじ孔11Aと、を有する。
部品載置面11aは、電子部品本体111の面111aと接触する矩形の平面である。
外周面11bは、部品載置面11aの外側に配置された平面である。
部品載置面11aは、電子部品本体111の面111aと接触する矩形の平面である。
外周面11bは、部品載置面11aの外側に配置された平面である。
ねじ孔11Aは、貫通孔114と対向する位置に形成されている。したがって、ねじ孔11Aは、X方向に間隔を空けて2つ形成されている。
上記構成とされた放熱フィン11は、第1の電子部品101から発生する熱を電子装置100の外部に放熱する。
上記構成とされた放熱フィン11は、第1の電子部品101から発生する熱を電子装置100の外部に放熱する。
配線基板103は、絶縁基板116と、パッド部118(ランド部)と、パッド部118と接続された配線パターン(図示せず)と、を有する。
絶縁基板116は、矩形とされており、面116a,116bと、端子挿入孔116Aと、貫通孔116Bと、有する。
面116aは、電子部品本体111の面111bと接触している。面116bは、面116aの反対側に配置された面である。
面116aは、電子部品本体111の面111bと接触している。面116bは、面116aの反対側に配置された面である。
端子挿入孔116Aは、絶縁基板116のうち、第2の端子部112Bと対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。端子挿入孔116Aには、第2の端子部112Bが挿入されている。端子挿入孔116Aに挿入された第2の端子部112Bは、パッド部118から突出している。
貫通孔116Bは、絶縁基板116のうち、貫通孔114と対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。貫通孔116Bは、X方向に間隔を空けて配置されている。
パッド部118は、面116bに複数形成されている。パッド部118は、端子挿入孔116Aを囲むように配置されている。
配線パターン(図示せず)は、面116bに形成されている。配線パターンは、パッド部118と接続されている。
配線パターン(図示せず)は、面116bに形成されている。配線パターンは、パッド部118と接続されている。
ねじ27は、面116b側から貫通孔116B及び貫通孔114に挿入された状態で、ねじ孔11Aに締結されている。ねじ27は、配線基板103と放熱フィン11との間に第1の電子部品101を固定している。
はんだ105は、第2の端子部112Bを囲むように、パッド部118に設けられている。はんだ105は、第2の端子部112Bとパッド部118とを固定している。
次に、図1〜図5を参照して、電子装置10を構成する第2の電子部品13、グリス15、金属製アタッチメント部材19、配線基板21、ブッシュ23、緩衝用シート25、ねじ27、絶縁シート29、及びはんだ31について順次説明する。
第2の電子部品13は、電子部品本体35と、複数の接続端子37と、第1の貫通孔39と、を有する。
電子部品本体35は、平面視矩形とされている。電子部品本体35は、面35a,35bと、側面35A,35Bと、第1の側面35Cと、第2の側面35Dと、を有する。
面35aは、放熱フィン11の部品載置面11aと接触する平面である。面35bは、面35aの反対側に配置された平面である。
電子部品本体35は、平面視矩形とされている。電子部品本体35は、面35a,35bと、側面35A,35Bと、第1の側面35Cと、第2の側面35Dと、を有する。
面35aは、放熱フィン11の部品載置面11aと接触する平面である。面35bは、面35aの反対側に配置された平面である。
側面35A,35Bは、X方向に対して直交する面である。側面35Aは、X方向一方側に配置されている。側面35Bは、X方向他方側に配置(側面35Aの反対側に配置)されている。
電子部品本体35の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)は、図6に示す電子部品本体111の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)よりも小さくなるように構成されている。
電子部品本体35の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)は、図6に示す電子部品本体111の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)よりも小さくなるように構成されている。
複数の接続端子37は、一部が第1の側面35Cに設けられ、残部が第2の側面35Dに設けられている。第1及び第2の側面35C,35Dに設けられた接続端子37は、X方向に間隔を空けて配置されている。
接続端子37は、第1の端子部37Aと、第2の端子部37Bと、を有する。
第1の端子部37Aは、L字形状とされ、面35aから面35bに向かう方向に突出している。
第2の端子部37Bは、第1の端子部37Aの先端から配線基板21に向かう方向に突出している。第2の端子部37Bは、X方向の幅が第1の端子部37Aの幅よりも狭くなるように構成されている。
接続端子37は、第1の端子部37Aと、第2の端子部37Bと、を有する。
第1の端子部37Aは、L字形状とされ、面35aから面35bに向かう方向に突出している。
第2の端子部37Bは、第1の端子部37Aの先端から配線基板21に向かう方向に突出している。第2の端子部37Bは、X方向の幅が第1の端子部37Aの幅よりも狭くなるように構成されている。
上記構成とされた接続端子37は、第2の端子部37Bが配線基板21をZ方向に貫通し、配線基板21の放熱フィン11側に第1の端子部37Aが配置されている。
この状態において、配線基板21と電子部品本体35との間には、水平方向(Z方向に対して直交する方向)に延びる空間Cが形成されている。空間CのY方向の両側には、複数の第2の端子部37Bが配置されている。
この状態において、配線基板21と電子部品本体35との間には、水平方向(Z方向に対して直交する方向)に延びる空間Cが形成されている。空間CのY方向の両側には、複数の第2の端子部37Bが配置されている。
先に説明したように、電子部品本体35の厚さは、図5に示す電子部品本体111の厚さよりも薄くなるように構成されている。
このため、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37から放熱フィン11までのZ方向の距離は、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112から放熱フィン11までのZ方向の距離よりも短くなっている。
このため、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37から放熱フィン11までのZ方向の距離は、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112から放熱フィン11までのZ方向の距離よりも短くなっている。
第1の貫通孔39は、電子部品本体35をZ方向に貫通するように2つ形成されている。2つの第1の貫通孔39は、側面視した状態において、X方向から複数の接続端子37を挟み込むように配置されている。
一方の第1の貫通孔39は、X方向一方側に配置された電子部品本体35の一方の端部に形成されている。他方の第1の貫通孔39は、X方向他方側に配置された電子部品本体35の他方の端部に形成されている。
一方の第1の貫通孔39は、X方向一方側に配置された電子部品本体35の一方の端部に形成されている。他方の第1の貫通孔39は、X方向他方側に配置された電子部品本体35の他方の端部に形成されている。
上記構成された第2の電子部品13としては、例えば、スイッチング素子と、スイッチング素子を駆動及び保護する制御集積回路と、を内蔵したトランスファーモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール(DIP IPM)を例示することができる。
先に説明したように、電子部品本体35の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)は、図4に示す電子部品本体111の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)よりも小さくなるように構成されている。
このため、2つの第1の貫通孔39の形成位置は、第1の電子部品101に形成され2つの貫通孔114の形成位置よりも内側に配置されている。
このため、2つの第1の貫通孔39の形成位置は、第1の電子部品101に形成され2つの貫通孔114の形成位置よりも内側に配置されている。
つまり、2つの第1の貫通孔39の形成位置は、放熱フィン11に形成された2つのねじ孔11Aよりも内側に配置されている。
したがって、第2の電子部品13に形成された第1の貫通孔39にねじ27を挿入して、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結することはできない。
したがって、第2の電子部品13に形成された第1の貫通孔39にねじ27を挿入して、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結することはできない。
グリス15は、電子部品本体35の面35aと放熱フィン11の部品載置面11aとの間に設けられている。グリス15は、配線基板21から放熱フィン11に向かう方向に押圧された状態で、電子部品本体35の面35a及び放熱フィン11の部品載置面11aと接触している。
このように、電子部品本体35の面35aと放熱フィン11の部品載置面11aとの間に配置されたグリス15を有することで、グリス15を介して、電子部品本体35と放熱フィン11との間の密着性を高めることが可能となる。これにより、電子部品本体35から発生した熱を放熱フィン11に効率良く伝導させることが可能となるので、放熱フィン11の放熱特性を向上させることができる。
金属製アタッチメント部材19は、放熱フィン11及び第2の電子部品13と配線基板21との間に配置される部材である。
金属製アタッチメント部材19は、2つの第1の部分41と、第2の部分42と、凹部43と、複数の放熱部44と、を有する。
金属製アタッチメント部材19は、2つの第1の部分41と、第2の部分42と、凹部43と、複数の放熱部44と、を有する。
第1の部分41は、放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aと配線基板21に形成された第2の貫通孔53Bとの間に設けられている。2つの第1の部分41は、第2の電子部品13を介して、対向配置されている。
第1の部分41は、第1の部分本体45と、第3の貫通孔46と、係合用溝部47と、突出部48と、を有する。
第1の部分41は、第1の部分本体45と、第3の貫通孔46と、係合用溝部47と、突出部48と、を有する。
第1の部分本体45は、Z方向(配線基板21から放熱フィン11に向かう方向)に延びた四角柱状の部材である。第1の部分本体45は、ねじ孔11Aと第2の貫通孔53Bとの間に設けられている。
第1の部分本体45は、Z方向に配置された下面45a及び上面45bと、内側側面45cと、を有する。
第1の部分本体45は、Z方向に配置された下面45a及び上面45bと、内側側面45cと、を有する。
下面45aは、放熱フィン11側に配置された平面である。ねじ27がねじ孔11Aに締結された状態(図1に示す状態)において、下面45aは、放熱フィン11の外周面11bに当接されている。
上面45bは、配線基板21側に配置された平面であり、上面42bと一体に構成されている。上面45bは、上面42bに対して面一とされている。
上面45bは、下面45aの反対側に配置されている。ねじ27がねじ孔11Aに締結された状態(図1に示す状態)において、下面45aは、放熱フィン11の外周面11bに当接されている。
内側側面45cは、第2の電子部品13側に配置された側面である。内側側面45cは、X方向において、第2の電子部品13と対向している。
上面45bは、配線基板21側に配置された平面であり、上面42bと一体に構成されている。上面45bは、上面42bに対して面一とされている。
上面45bは、下面45aの反対側に配置されている。ねじ27がねじ孔11Aに締結された状態(図1に示す状態)において、下面45aは、放熱フィン11の外周面11bに当接されている。
内側側面45cは、第2の電子部品13側に配置された側面である。内側側面45cは、X方向において、第2の電子部品13と対向している。
第3の貫通孔46は、ねじ孔11Aと配線基板21に形成された第2の貫通孔53Bとの間に位置する第1の部分本体45をZ方向に貫通するように形成されている。
第3の貫通孔46には、配線基板21側からねじ27だけでなく、ねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第3の貫通孔46の開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。
第3の貫通孔46には、配線基板21側からねじ27だけでなく、ねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第3の貫通孔46の開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。
係合用溝部47は、第3の貫通孔46の内周面46aから第3の貫通孔46の軸線Oに向かう方向に突出し、Z方向において、互いに隣り合う位置に配置された2つのリング状突起部49の間に形成されている。係合用溝部47は、第3の貫通孔46の周方向に延びるリング状の溝である。
突出部48は、第1の部分本体45の下端部内側に設けられている。突出部48は、第1の部分本体45の内側側面45cから第2の電子部品13に向かう方向に突出している。
突出部48は、面48aと、支持面48bと、を有する。面48a及び支持面48bは、Z方向に対して直交する面である。面48aは、放熱フィン11側に配置されている。面48aは、下面45aの一部を構成するとともに、放熱フィン11の外周面11bと接触している。
支持面48bは、面48aの反対側に配置された面であり、配線基板21側に配置されている。支持面48bは、絶縁シート29を支持する。
突出部48は、面48aと、支持面48bと、を有する。面48a及び支持面48bは、Z方向に対して直交する面である。面48aは、放熱フィン11側に配置されている。面48aは、下面45aの一部を構成するとともに、放熱フィン11の外周面11bと接触している。
支持面48bは、面48aの反対側に配置された面であり、配線基板21側に配置されている。支持面48bは、絶縁シート29を支持する。
このような構成とされた突出部48を有することで、複数の接続端子37と突出部48との間に絶縁シート29を支持することが可能となる。これにより、絶縁シート29のZ方向の位置を規制することができる。
第2の部分42は、空間Cに設けられており、X方向に延びている。第2の部分42は、四角柱形状とされた部材である。第2の部分42は、X方向に配置された2つの第1の部分41を連結している。第2の部分42は、2つの第1の部分41と一体に構成されている。
第2の部分42は、平面とされた下面42a及び上面42bを有する。下面42aは、Z方向において電子部品本体35の面35bと対向している。
上面42bの一部は、配線基板21に形成された貫通部53Cから露出されている。上面42bの残部(貫通部53Cの外側に位置する部分)は、配線基板21の下面21aと接触している。
第2の部分42は、平面とされた下面42a及び上面42bを有する。下面42aは、Z方向において電子部品本体35の面35bと対向している。
上面42bの一部は、配線基板21に形成された貫通部53Cから露出されている。上面42bの残部(貫通部53Cの外側に位置する部分)は、配線基板21の下面21aと接触している。
第2の部分42は、第1の側面35Cに設けられた複数の接続端子37の一部と第2の側面35Dに設けられた複数の接続端子37の残部との間に配置されている。第2の部分42は、複数の接続端子37から突出しない厚さとされている。
このように、第1の側面35Cに設けられた複数の接続端子37の一部と第2の側面35Dに設けられた複数の接続端子37の残部との間に第2の部分42を配置させるとともに、第2の部分42の厚さを複数の接続端子37から突出しない厚さとすることで、複数の接続端子37と配線基板21との電気的な接続を第2の部分42が邪魔することを抑制できる。
第2の部分42は、ねじ27により配線基板21及び金属製アタッチメント部材19が放熱フィン11に固定された際、第2の部分42と電子部品本体35との間に配置された緩衝用シート25を介して、第2の部分42の下面42a全体で電子部品本体35を押圧する。
凹部43は、2つの第1の部分41の内側側面45c、2つの突出部48、及び第2の部分42の下面42aにより区画されている。凹部43は、第2の電子部品13全体を収容している。
複数の放熱部44は、第2の部分42の上面42bのうち、貫通部53Cから露出された上面42bの一部に設けられている。複数の放熱部44は、X方向に間隔を空けて配列されている。
放熱部44は、第2の部分42の上面42bから配線基板21の上面21bよりも上方に突出している。これにより、放熱部44の上端面44aは、配線基板21の上面21bよりも上方に配置されている。
つまり、複数の放熱部44は、配線基板21側に位置する外気と十分に接触可能な高さとされている。
放熱部44は、第2の部分42の上面42bから配線基板21の上面21bよりも上方に突出している。これにより、放熱部44の上端面44aは、配線基板21の上面21bよりも上方に配置されている。
つまり、複数の放熱部44は、配線基板21側に位置する外気と十分に接触可能な高さとされている。
このように、貫通部53Cが形成された配線基板21と、貫通部53Cから露出された第2の部分42の上面42bに設けられ、第2の部分42の上面42bから配線基板21の上面42bよりも上方に突出する複数の放熱部44を有する金属製アタッチメント部材19と、を備えることで、第2の部分42を介して、第2の電子部品13から発生した熱を複数の放熱部44に伝導させることが可能となる。これにより、配線基板21側に設けられた複数の放熱部44を介して、第2の電子部品13の熱を放熱することができる。
なお、図1では、一例として、放熱部44の上端面44aがねじ27の頭部よりも上方に位置する場合を例に挙げて図示したが、上端面44aの位置(放熱部44の高さ)は、適宜設定することが可能である。
また、図1〜図3では、一例として、放熱部44の数が4つの場合を例に挙げて説明したが、放熱部44の数は、適宜設定することが可能である。
また、図1〜図3では、一例として、放熱部44の数が4つの場合を例に挙げて説明したが、放熱部44の数は、適宜設定することが可能である。
上記構成とされた金属製アタッチメント部材19を構成する金属材料としては、例えば、アルミニウムや銅などを用いることが可能である。
配線基板21は、絶縁基板53と、パッド部55(ランド部)と、パッド部55と接続された配線パターン(図示せず)と、を有する。
絶縁基板53は、矩形とされており、下面53aと、上面53bと、端子挿入孔53Aと、第2の貫通孔53Bと、貫通部53Cと、を有する。
下面53aは、Z方向に対して直交する平面であり、金属製アタッチメント部材19側に配置されている。下面53aは、第1の部分41の上面45b及び第2の部分42の上面42bと接触している。下面53aは、配線基板21の下面21aに対応する面である。
下面53aは、Z方向に対して直交する平面であり、金属製アタッチメント部材19側に配置されている。下面53aは、第1の部分41の上面45b及び第2の部分42の上面42bと接触している。下面53aは、配線基板21の下面21aに対応する面である。
上面53bは、Z方向に対して直交する平面であり、下面53aの反対側に配置されている。上面53bは、電子装置10の外側に配置された面である。上面53bには、複数のパッド部55及び配線パータン(図示せず)が形成されている。上面53bは、配線基板21の上面21bに対応する面である。
端子挿入孔53Aは、絶縁基板53のうち、第2の端子部37Bと対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。端子挿入孔53Aは、X方向に間隔を空けて複数形成されている。端子挿入孔53Aに挿入された第2の端子部37Bは、パッド部55から突出している。
第2の貫通孔53Bは、絶縁基板53のうち、第3の貫通孔46と対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。第2の貫通孔53Bは、X方向に間隔を空けて2つ形成されている。
第2の貫通孔53Bには、絶縁基板53の上面53b側からねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第2の貫通孔53Bの開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。第2の貫通孔53Bの開口径は、例えば、第3の貫通孔46の開口径と同じ大きさとすることが可能である。
第2の貫通孔53Bには、絶縁基板53の上面53b側からねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第2の貫通孔53Bの開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。第2の貫通孔53Bの開口径は、例えば、第3の貫通孔46の開口径と同じ大きさとすることが可能である。
貫通部53Cは、絶縁基板53のうち、Y方向においてパッド55間に位置するとともに、X方向において2つの第2の貫通孔53Bの間に位置する部分をZ方向に貫通するように形成されている。貫通部53Cの形状は、平面視矩形とされている。貫通部53Cは、X方向に延びている。貫通部53Cは、第2の部分42の上面42bの一部を露出している。
パッド部55は、端子挿入孔53Aを囲むように上面53bに形成されている。パッド部55は、X方向に間隔を空けて複数形成されている。
配線パターン(図示せず)は、絶縁基板53の上面53bに形成されている。配線パターンは、パッド部55と接続されている。
配線パターン(図示せず)は、絶縁基板53の上面53bに形成されている。配線パターンは、パッド部55と接続されている。
ブッシュ23は、鍔部56と、ブッシュ本体57と、ねじ挿入孔59と、係合用突起部62と、を有する。
鍔部56は、ブッシュ本体57の一方の端に設けられている。鍔部56は、ブッシュ本体57と一体に形成されている。鍔部56の外形は、円形とされている。鍔部56の外径は、ブッシュ本体57の外径よりも大きくなるように構成されている。ブッシュ本体57が第3の貫通孔46に挿入された状態において、鍔部56は、絶縁基板53の上面53bと接触している。
ブッシュ本体57は、外形が円柱形状とされた部材であり、Z方向に延びている。ブッシュ本体57は、配線基板21の上面21b側から第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46に挿入されている。ブッシュ本体57の外径は、第2の貫通孔53Bの開口径よりも小さくなるように構成されている。これにより、第2の貫通孔53Bの内周面とブッシュ本体57の外周面との間には、円筒状の隙間が形成されている。
ブッシュ本体57の長さは、ブッシュ本体57の一部が第3の貫通孔46に配置され、かつ第3の貫通孔46の外側に突出しない長さに設定されている。
ブッシュ本体57の長さは、ブッシュ本体57の一部が第3の貫通孔46に配置され、かつ第3の貫通孔46の外側に突出しない長さに設定されている。
ねじ挿入孔59は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46が延びるZ方向において、鍔部56及びブッシュ本体57を貫通するように形成されている。ねじ挿入孔59の開口径は、ねじ27が挿入可能な大きさとされている。
係合用突起部62は、ブッシュ本体57の外周面57aに設けられている。係合用突起部62は、外周面57aから径方向外側に突出するように形成されている。係合用突起部62は、外周面57aの周方向を囲むリング状形状とされている。
係合用突起部62は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23が挿入された際、係合用溝部47と係合する。この状態において、鍔部56は、絶縁基板53の上面53bに当接される。
係合用突起部62は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23が挿入された際、係合用溝部47と係合する。この状態において、鍔部56は、絶縁基板53の上面53bに当接される。
このような構成とされた係合用突起部62を有するブッシュ23を備えるとともに、第3の貫通孔46に係合用突起部62と係合する係合用溝部47を形成することで、係合用突起部62と係合用溝部47とを係合させて、配線基板21を金属製アタッチメント部材19に仮固定することが可能となる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
緩衝用シート25は、第2の部分42と電子部品本体35との間に配置されている。第2の部分42から電子部品本体35に向かう方向に金属製アタッチメント部材19が押圧された状態で、緩衝用シート25は、第2の部分42の下面42a及び電子部品本体35の面35bと密着している。
このような構成とされた緩衝用シート25を有することで、電子部品本体35が第2の部分42により押圧された際、電子部品本体35を衝撃から保護することができるとともに、緩衝用シート25を介して、第2の部分42の下面42a全体で電子部品本体35を押圧することができる。
なお、放熱フィン11上に、グリス15、第2の電子部品13、緩衝用シート25、及び金属製アタッチメント部材19を積層させた段階(緩衝用シート25が押圧されていない状態)では、第1の部分41の下面45aと放熱フィン11との間には隙間(図示せず)が形成されている。
該隙間は、緩衝用シート25が押圧されることで無くなり、第1の部分41の下面45aが放熱フィン11に当接される。
該隙間は、緩衝用シート25が押圧されることで無くなり、第1の部分41の下面45aが放熱フィン11に当接される。
ねじ27は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46に配置されたブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59に挿入された状態で、放熱フィン11のねじ孔11Aに締結されている。これにより、第2の電子部品13は、緩衝用シート25を介して、第2の部分42に押圧されることで、放熱フィン11と金属製アタッチメント部材19との間に固定される。
上述した金属製アタッチメント部材19と、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46に挿入され、放熱フィン11のねじ孔11Aに締結されるねじ27と、を備えることで、第2の電子部品13に形成された第1の貫通孔39を利用することなく、放熱フィン11と金属製アタッチメント部材19との間に第2の電子部品13を固定することが可能となる。
したがって、第1の電子部品101を小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
したがって、第1の電子部品101を小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
また、ねじ27をねじ孔11Aに締結することで、電子部品本体35と接触する第2の部分42の下面42a全体が配線基板21から放熱フィン11に向かう方向に電子部品本体35を押圧することになるため、電子部品本体35全体を均一に押圧することが可能となる。
これにより、放熱フィン11側に位置する電子部品本体35の面35a全体から第2の電子部品13の熱を放熱フィン11に伝導させることが可能となる。これにより、放熱フィン11による放熱特性を向上させることができる。
これにより、放熱フィン11側に位置する電子部品本体35の面35a全体から第2の電子部品13の熱を放熱フィン11に伝導させることが可能となる。これにより、放熱フィン11による放熱特性を向上させることができる。
絶縁シート29は、電子部品本体35を挿入可能な開口部29Aを有した額縁形状とされている。絶縁シート29は、電子部品本体35の外周を囲むように設けられている。
絶縁シート29の外周部29Bは、絶縁シート29と放熱フィン11とが接触しない状態で、突出部48により支持されている。絶縁シート29は、突出部48と複数の接続端子37との間に挟まれて配置されている。
絶縁シート29としては、例えば、シリコンやゴム等を用いることが可能である。
絶縁シート29の外周部29Bは、絶縁シート29と放熱フィン11とが接触しない状態で、突出部48により支持されている。絶縁シート29は、突出部48と複数の接続端子37との間に挟まれて配置されている。
絶縁シート29としては、例えば、シリコンやゴム等を用いることが可能である。
先に説明したように、電子部品本体35の厚さが第1の電子部品101の厚さよりも薄いため、電子部品本体35に形成された複数の接続端子37から放熱フィン11までの距離は、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112から放熱フィン11までの距離よりも小さくなる。
よって、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37と放熱フィン11との間に、電子部品本体35の外周を囲む絶縁シート29を備えることで、複数の接続端子と37と放熱フィン11とが導通することを抑制できる。
よって、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37と放熱フィン11との間に、電子部品本体35の外周を囲む絶縁シート29を備えることで、複数の接続端子と37と放熱フィン11とが導通することを抑制できる。
また、突出部48と複数の接続端子37との間に挟まれるように絶縁シート29を配置させることで、Z方向における絶縁シート29の位置を規制することができる。
はんだ31は、パッド部55に設けられている。はんだ31は、パッド部55から突出する第2の端子部37Bとパッド部55とを接続している。はんだ31は、ねじ27をねじ孔11Aに締結した後に形成される。
第1の実施形態の電子装置10によれば、貫通部53Cが形成された配線基板21と、貫通部53Cから露出された第2の部分42の上面42bに設けられ、第2の部分42の上面42bから配線基板21の上面42bよりも上方に突出する複数の放熱部44を有する金属製アタッチメント部材19と、を備えることで、第2の部分42を介して、第2の電子部品13から発生した熱を複数の放熱部44に伝導させることが可能となる。これにより、配線基板21側に設けられた複数の放熱部44を介して、第2の電子部品13の熱を放熱することができる。
(第2の実施形態)
図7を参照して、第2の実施形態の電子装置70について説明する。図7において、第1の実施形態の電子装置10と同一構成部分には、同一符号を付す。
図7を参照して、第2の実施形態の電子装置70について説明する。図7において、第1の実施形態の電子装置10と同一構成部分には、同一符号を付す。
電子装置70は、第1の実施形態の電子装置10を構成する放熱フィン11に替えて、ねじ孔11Aが形成された板材71を有すること以外は、電子装置10と同様に構成されている。
板材71の材料としては、絶縁材料(例えば、絶縁樹脂)を用いる。このため、板材71は、放熱フィンとして機能しない。
板材71の材料としては、絶縁材料(例えば、絶縁樹脂)を用いる。このため、板材71は、放熱フィンとして機能しない。
このような構成とされた第2の実施形態の電子装置70は、第1の実施形態で説明した金属製アタッチメント部材19を備えるため、第2の電子部品13から発生する熱を配線基板21側から放熱することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10,70…電子装置
11…放熱フィン
11a…部品載置面
11A…ねじ孔
11b,57a…外周面
13…第2の電子部品
15…グリス
19…金属製アタッチメント部材
21…配線基板
21a,42a,45a,53a…下面
21b,42b,45b,53b…上面
23…ブッシュ
25…緩衝用シート
27…ねじ
29…絶縁シート
29A…開口部
31…はんだ
35…電子部品本体
35a,35b,48a…面
35A,35B…側面
35C…第1の側面
35D…第2の側面
37…接続端子
37A…第1の端子部
37B…第2の端子部
39…第1の貫通孔
41…第1の部分
42…第2の部分
43…凹部
44…放熱部
44a上端面
45…第1の部分本体
45c…内側側面
46…第3の貫通孔
46a…内周面
47…係合用溝部
48…突出部
48b…支持面
49…リング状突起部
53…絶縁基板
53A…端子挿入孔
53B…第2の貫通孔
53C…貫通部
55…パッド部
56…鍔部
57…ブッシュ本体
59…ねじ挿入孔
62…係合用突起部
71…板材
A,B…領域
C…空間
O…軸線
11…放熱フィン
11a…部品載置面
11A…ねじ孔
11b,57a…外周面
13…第2の電子部品
15…グリス
19…金属製アタッチメント部材
21…配線基板
21a,42a,45a,53a…下面
21b,42b,45b,53b…上面
23…ブッシュ
25…緩衝用シート
27…ねじ
29…絶縁シート
29A…開口部
31…はんだ
35…電子部品本体
35a,35b,48a…面
35A,35B…側面
35C…第1の側面
35D…第2の側面
37…接続端子
37A…第1の端子部
37B…第2の端子部
39…第1の貫通孔
41…第1の部分
42…第2の部分
43…凹部
44…放熱部
44a上端面
45…第1の部分本体
45c…内側側面
46…第3の貫通孔
46a…内周面
47…係合用溝部
48…突出部
48b…支持面
49…リング状突起部
53…絶縁基板
53A…端子挿入孔
53B…第2の貫通孔
53C…貫通部
55…パッド部
56…鍔部
57…ブッシュ本体
59…ねじ挿入孔
62…係合用突起部
71…板材
A,B…領域
C…空間
O…軸線
Claims (9)
- 第1の方向に間隔を空けて配置された2つのねじ孔が形成された板材と、
前記板材の上面に載置された電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つのねじ孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する電子部品と、
前記ねじ孔と対向するとともに、前記板材と前記電子部品とが積層される前記電子部品の厚さ方向に貫通する第2の貫通孔、及び前記第2の貫通孔と同じ方向に貫通する貫通部が形成され、前記電子部品の厚さ方向において、前記電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、
前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置され、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向する第3の貫通孔が形成され、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、前記貫通部から露出された前記第2の部分の上面に設けられ、前記第2の部分の上面から前記配線基板の上面よりも上方に突出する複数の放熱部、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記電子部品を収容する凹部を有する金属製アタッチメント部材と、
前記配線基板の上面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入され、前記ねじ孔に締結されたねじと、
を備え、
前記電子部品は、前記第2の部分から前記板材に向かう方向に前記電子部品本体が押圧されることで、前記配線基板と前記板材との間に固定されている電子装置。 - 前記板材は、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有するとともに、前記電子部品よりも大型化された他の電子部品が載置される部品載置面を含む放熱フィンであり、
前記貫通孔は、前記ねじ孔と対向する位置に形成されている請求項1記載の電子装置。 - 前記複数の接続端子と前記放熱フィンとの間に設けられ、前記電子部品の外周を囲む絶縁シートを備える請求項2記載の電子装置。
- 前記第1の部分は、前記第3の貫通孔が形成され、前記配線基板から前記放熱フィンに向かう方向に延びる第1の部分本体と、
前記第1の部分本体の内側側面から前記電子部品に向かう方向に突出し、前記絶縁シートと前記放熱フィンとが接触しない状態で、前記絶縁シートの外周部を支持する突出部と、
を有し、
前記絶縁シートは、前記突出部と前記複数の接続端子との間に挟まれて配置されている請求項3記載の電子装置。 - 前記電子部品本体と前記放熱フィンとの間に配置されたグリスを有する請求項2から4のうち、いずれか一項記載の電子装置。
- 前記板材の材料は、絶縁材料である請求項1記載の電子装置。
- 前記電子部品本体は、平面視矩形とされ、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に配置された第1の側面及び第2の側面を含み、
前記複数の接続端子のうち、一部の接続端子が前記第1の側面から突出するとともに、前記電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられ、残部の接続端子が前記第2の側面から突出するとともに、前記電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられており、
前記第2の部分は、前記一部の接続端子と前記残部の接続端子との間に配置され、かつ前記接続端子から突出しない厚さである請求項1から6のうち、いずれか一項記載の電子装置。 - 前記配線基板の上面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出する係合用突起部を有するブッシュを備え、
前記第3の貫通孔には、前記係合用突起部と係合する係合用溝部が形成されている請求項1から7のうち、いずれか一項記載の電子装置。 - 前記第2の部分と前記電子部品本体との間に配置され、前記第2の部分及び前記電子部品本体と密着する緩衝用シートをさらに備える請求項1から8のうち、いずれか一項記載の電子装置。
Priority Applications (1)
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JP2019086116A JP2020181956A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019086116A JP2020181956A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 電子装置 |
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JP2020181956A true JP2020181956A (ja) | 2020-11-05 |
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ID=73024492
Family Applications (1)
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JP2019086116A Pending JP2020181956A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 電子装置 |
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Country | Link |
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2019
- 2019-04-26 JP JP2019086116A patent/JP2020181956A/ja active Pending
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