JP2020181957A - 電子装置及びその製造方法、並びに電子装置用ユニット及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、第1の電子部品を第1の電子部品よりも外形が小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用可能な電子装置及びその製造方法、並びに電子装置用ユニット及びその製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】第1の電子部品がねじ27で固定される放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aと配線基板21に形成された第2の貫通孔53Bとの間に配置され、ねじ孔11A及び第2の貫通孔53Bと対向する第3の貫通孔46が形成され、第2の電子部品13を収容する凹部43を有するアタッチメント部材19を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、電子装置及びその製造方法、並びに電子装置用ユニット及びその製造方法に関する。
特許文献1には、発熱する電子部品と、電子部品の熱を放熱する放熱フィンと、を備えた電子装置が開示されている。
上記電子部品のうちの1つとして、スイッチング素子と、スイッチング素子を駆動及び保護する制御集積回路と、を内蔵したトランスファーモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール(DIP IPM)がある。
インテリジェントパワー半導体モジュール(以下、単に「半導体モジュール」という)は、上方に延びる複数の接続端子を有するとともに、ねじを貫通させるための第1の貫通孔が形成されている。
このような構成とされた半導体モジュールを備えた電子装置は、半導体モジュールの他に、ねじを挿入するための第2の貫通孔が形成され、複数の接続端子と電気的に接続されるパッドを有する配線基板と、ねじが締結されるねじ孔が形成された放熱フィンと、を備える。
このような構成とされた半導体モジュールを備えた電子装置は、半導体モジュールの他に、ねじを挿入するための第2の貫通孔が形成され、複数の接続端子と電気的に接続されるパッドを有する配線基板と、ねじが締結されるねじ孔が形成された放熱フィンと、を備える。
上記電子装置は、配線基板と放熱フィンとの間に半導体モジュールを挟んだ状態で、第1及び第2の貫通孔に挿入された状態でねじ孔に締結されたねじにより、3つの部品(配線基板、放熱フィン、及び半導体モジュール)を固定している。
ところで、近年、半導体モジュールの外形(厚さ、幅、及び長さ)の小型化が進展している。
例えば、既存の電子装置を構成する大型の半導体モジュール(以下、「第1の電子部品」という)を小型化された別の半導体モジュール(以下、「第2の電子部品」という)に交換する場合、既存の電子装置を構成する配線基板を第2の電子部品の接続端子に対応した配線基板に交換する必要がある。
第2の電子部品には、第1の電子部品に形成された第1の貫通孔とは異なる位置に第1の貫通孔が形成されている。
例えば、既存の電子装置を構成する大型の半導体モジュール(以下、「第1の電子部品」という)を小型化された別の半導体モジュール(以下、「第2の電子部品」という)に交換する場合、既存の電子装置を構成する配線基板を第2の電子部品の接続端子に対応した配線基板に交換する必要がある。
第2の電子部品には、第1の電子部品に形成された第1の貫通孔とは異なる位置に第1の貫通孔が形成されている。
これにより、既存の電子装置を構成する放熱フィンに形成されたねじ孔の位置と第2の電子部品に形成された第1の貫通孔の位置とが異なるため、既存の電子装置を構成する放熱フィンも交換する必要があった。
ところで、本発明者は、既存の電子装置を構成する放熱フィンを流用する場合、放熱フィン及び第2の電子部品と配線基板との間にねじを貫通させるアタッチメント部材を設け、ねじをねじ孔に締結することで、アタッチメント部材と放熱フィンとの間に第2の電子部品を固定するという考えに至った。
そして、本発明者は、ねじを締結させる際、配線基板、アタッチメント部材、及び放熱フィンの位置合わせを行う必要があるため、ねじの締結作業が非常に煩雑になってしまうという新たな課題を見出した。
そして、本発明者は、ねじを締結させる際、配線基板、アタッチメント部材、及び放熱フィンの位置合わせを行う必要があるため、ねじの締結作業が非常に煩雑になってしまうという新たな課題を見出した。
そこで、本発明は、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用可能で、かつねじの締結作業を容易に行うことの可能な電子装置及びその製造方法、並びに電子装置用ユニット及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る電子装置は、第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有する第1の電子部品が載置される部品載置面を有するとともに、前記貫通孔と対向するねじ孔が2つ形成された放熱フィンと、前記第1の電子部品に替えて前記部品載置面に載置され、前記第1の電子部品よりも外形が小型化されており、電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つの貫通孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する第2の電子部品と、前記ねじ孔と対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記第2の電子部品とが積層される方向である前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記第2の電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入され、前記ねじ孔に締結されたねじと、前記配線基板の外面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出するとともに、前記係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、を備え、前記第2の電子部品は、前記第2の部分から前記放熱フィンに向かう方向に前記電子部品本体が押圧されることで、前記配線基板と前記放熱フィンとの間に固定されている。
本発明によれば、第1の電子部品よりも外形が小型化された第2の電子部品、及び第1の電子部品に形成された貫通孔に対応したねじ孔を有する放熱フィンと配線基板との間に上記構成とされたアタッチメント部材を設けるとともに、第2の貫通孔及び第3の貫通孔に挿入したねじを放熱フィンのねじ孔に締結することで、第2の電子部品に設けられた第1の貫通孔を利用することなく、放熱フィンとアタッチメント部材との間に第2の電子部品を固定することが可能となる。
したがって、第1の電子部品を第1の電子部品よりも外形の小さい第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
したがって、第1の電子部品を第1の電子部品よりも外形の小さい第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
また、係合用突起部を有するブッシュを備えるとともに、第3の貫通孔に係合用突起部と係合する係合用溝部を形成することで、係合用突起部と係合用溝部とを係合させて、配線基板をアタッチメント部材に仮固定することが可能となる。
これにより、ブッシュに形成されたねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじを放熱フィンに形成されたねじ孔に締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
これにより、ブッシュに形成されたねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじを放熱フィンに形成されたねじ孔に締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
さらに、配線基板から放熱フィンに向かう方向に、第2の電子部品(具体的には、電子部品本体)と接触する第2の部分の面全体が第2の電子部品を押圧することで、第2の電子部品全体を均一に押圧することが可能となる。
これにより、放熱フィン側に位置する第2の電子部品の面全体から第2の電子部品の熱を放熱フィンに伝導させることが可能となるので、放熱フィンによる放熱特性を向上できる。
これにより、放熱フィン側に位置する第2の電子部品の面全体から第2の電子部品の熱を放熱フィンに伝導させることが可能となるので、放熱フィンによる放熱特性を向上できる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記電子部品本体は、平面視矩形とされ、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に配置された第1の側面及び第2の側面を含み、前記複数の接続端子のうち、一部の接続端子が前記第1の側面から突出するとともに、前記第2の電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられ、残部の接続端子が前記第2の側面から突出するとともに、前記第2の電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられており、前記第2の部分は、前記一部の接続端子と前記残部の接続端子との間に配置され、かつ前記接続端子から突出しない厚さであってもよい。
このように、第1の側面に設けられた複数の接続端子の一部と第2の側面に設けられた複数の接続端子の残部との間に、接続端子から突出しない厚さとされた第2の部分を配置させることで、複数の接続端子と配線基板との電気的な接続を第2の部分が邪魔することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記複数の接続端子と前記放熱フィンとの間に設けられ、前記第2の電子部品の外周を囲む絶縁シートを備えてもよい。
上述したように、第2の電子部品は、第1の電子部品よりも外形が小型化された電子部品である。このため、第2の電子部品の厚さは、第1の電子部品の厚さよりも薄い。
したがって、第1及び第2の電子部品の厚さ方向において、第2の電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離は、第1の電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離よりも小さくなる。
よって、第2の電子部品を構成する複数の接続端子と放熱フィンとの間に、電子部品本体の外周を囲む絶縁シートを備えることで、接続端子と放熱フィンとが導通することを抑制できる。
したがって、第1及び第2の電子部品の厚さ方向において、第2の電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離は、第1の電子部品に形成された接続端子から放熱フィンまでの距離よりも小さくなる。
よって、第2の電子部品を構成する複数の接続端子と放熱フィンとの間に、電子部品本体の外周を囲む絶縁シートを備えることで、接続端子と放熱フィンとが導通することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記第1の部分は、前記第3の貫通孔が形成され、前記配線基板から前記放熱フィンに向かう方向に延びる第1の部分本体と、前記第1の部分本体の内側側面から前記第2の電子部品に向かう方向に突出し、前記絶縁シートと前記放熱フィンとが接触しない状態で、前記絶縁シートの外周部を支持する突出部と、を有し、前記絶縁シートは、前記突出部と前記複数の接続端子との間に挟まれて配置されていてもよい。
このような構成とされた突出部を設けるとともに、突出部と複数の接続端子との間に挟まれるように絶縁シートを配置させることで、第2の電子部品の厚さ方向における絶縁シートの位置を規制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記第2の部分と前記電子部品本体との間に配置され、前記第2の部分及び前記電子部品本体と密着する緩衝用シートをさらに備えてもよい。
このように、第2の部分と電子部品本体との間に、第2の部分及び電子部品本体と密着する緩衝用シートを備えることで、電子部品本体が第2の部分により押圧された際、電子部品本体を衝撃から保護することができるとともに、緩衝用シートを介して、電子部品本体と対向する第2の部分の面全体で電子部品本体を押圧することができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置において、前記電子部品本体と前記放熱フィンとの間に配置されたグリスを有してもよい。
このように、電子部品本体と放熱フィンとの間に配置されたグリスを有することで、グリスを介して、電子部品本体と放熱フィンとの間の密着性を高めることが可能となる。これにより、電子部品本体が発熱した熱を放熱フィンに効率良く伝導させることが可能となるので、放熱フィンによる放熱特性を向上させることができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置用ユニットにおいて、第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有する第1の電子部品よりも小型化されており、電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つの貫通孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する第2の電子部品と、前記貫通孔と対向し、ねじが締結されるねじ孔が形成された放熱フィンと対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記第2の電子部品とが積層される方向である前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記第2の電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成され、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを電気的に接続させるはんだと、を備え、前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されたねじが前記ねじ孔に締結されることで前記放熱フィンに固定される。
本発明によれば、第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品と、放熱フィンのねじ孔と対向する第2の貫通孔、端子挿入孔、及びパッド部を含み、第2の電子部品の厚さ方向において、第2の電子部品との間に空間を介在させた状態で第2の電子部品の複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、ねじ孔及び第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成されるとともに、第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、第2の貫通孔及び第3の貫通孔に挿入され、係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、端子挿入孔に挿入された接続端子のうち、パッド部側に突出した部分とパッド部とを電気的に接続させるはんだと、を備えることで、第2の電子部品、配線基板、アタッチメント部材、ブッシュ、及びはんだからなる電子装置用ユニットを一体化されたユニット(配線基板とアタッチメント部材とが仮固定されたユニット)にすることが可能となる。これにより、電子装置用ユニットの保管や運搬を容易に行うことができる。
また、ブッシュに形成されたねじ挿入孔に挿入されたねじを、電子装置用ユニットを第1の電子部品がねじで締結される放熱フィンのねじ孔に締結することで、第2の電子部品に設けられた第1の貫通孔を利用することなく、放熱フィンとアタッチメント部材との間に第2の電子部品を固定することが可能となる。
したがって、第1の電子部品を第1の電子部品よりも外形の小さい第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
したがって、第1の電子部品を第1の電子部品よりも外形の小さい第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
また、係合用突起部を有するブッシュを備えるとともに、第3の貫通孔に係合用突起部と係合する係合用溝部を形成することで、係合用突起部と係合用溝部とを係合させて、配線基板をアタッチメント部材に仮固定することが可能となる。
これにより、ブッシュに形成されたねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじを放熱フィンに形成されたねじ孔に締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
これにより、ブッシュに形成されたねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじを放熱フィンに形成されたねじ孔に締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
また、上記本発明の一態様に係る電子装置用ユニットにおいて、前記放熱フィンに当接される側に位置する前記第1の部分の面と前記放熱フィンに当接される側に位置する前記電子部品本体の面とは、面一とされていてもよい。
このように、放熱フィンに当接される側に位置する第1の部分の面と前記放熱フィンに当接される側に位置する電子部品の面とを面一とすることで、電子装置用ユニットを構成するブッシュのねじ挿入孔に挿入したねじを放熱フィンのねじ孔に締結した際、アタッチメント部材と放熱フィンとの間に第2の電子部品を固定することができる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る電子装置は、上記電子装置用ユニットと、前記放熱フィンと、前記ねじ挿入孔に挿入され、前記放熱フィンに形成された前記ねじ孔に締結と、を備える。
本発明によれば、上記電子装置用ユニット、放熱フィン、及びねじを備えることで、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る電子装置の製造方法は、第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有する第1の電子部品が載置される部品載置面、及び前記貫通孔と対向し、ねじが締結されるねじ孔が2つ形成された放熱フィンと、前記第1の電子部品に替えて前記部品載置面に載置され、前記第1の電子部品よりも外形が小型化されており、電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つの貫通孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する第2の電子部品と、前記ねじ孔と対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記第2の電子部品とが積層される方向である前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記第2の電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、前記配線基板の外側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入され、前記ねじ孔に締結されたねじと、前記配線基板の外面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出するとともに、前記係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、を備えた電子装置の製造方法であって、前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に前記ブッシュを挿入させ、前記係合用突起部と前記係合用溝部とを係合させて、前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定する工程と、前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定した後、前記複数の接続端子を前記端子挿入孔に挿入させ、前記配線基板、前記アタッチメント部材、及び前記第2の電子部品を含む構造体を放熱フィン上に載置する工程と、前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記ねじ挿入孔が前記ねじ孔と対向するように、前記放熱フィンに対する前記構造体の位置を調整する工程と、前記放熱フィンに対する前記構造体の位置を調整後、前記放熱フィンに向かう方向に前記構造体を押圧する工程と、前記放熱フィンに向かう方向に前記構造体を押圧させた状態で、前記ブッシュの前記ねじ挿入孔に前記ねじを挿入し、前記ねじ孔に対して前記ねじを締結する工程と、前記ねじを締結後、前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを前記はんだで接続させる工程と、を備える。
本発明によれば、配線基板の外側から第2の貫通孔及び第3の貫通孔にブッシュを挿入させ、係合用突起部と係合用溝部とを係合させて、アタッチメント部材に配線基板を仮固定した後、放熱フィンに対する構造体の位置を調整し、放熱フィンに向かう方向に構造体を押圧させた状態で、ブッシュのねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじ孔に対してねじを締結することで、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
また、放熱フィンに向かう方向に構造体を押圧させた状態で、ブッシュのねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじ孔に対してねじを締結することで、第2の電子部品(具体的には、電子部品本体)と接触する第2の部分の面全体が第2の電子部品を押圧することになるため、第2の電子部品全体を均一に押圧することが可能となる。
これにより、放熱フィン側に位置する第2の電子部品の面全体から第2の電子部品の熱を放熱フィンに伝導させることが可能となるので、放熱フィンによる放熱特性を向上できる。
これにより、放熱フィン側に位置する第2の電子部品の面全体から第2の電子部品の熱を放熱フィンに伝導させることが可能となるので、放熱フィンによる放熱特性を向上できる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る電子装置用ユニットの製造方法は、電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、第1の方向に間隔を空けて形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する電子部品と、ねじが締結される放熱フィンのねじ孔と対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記電子部品とが積層される方向である前記電子部品の厚さ方向において、前記電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、前記配線基板の外面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出するとともに、前記係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを電気的に接続させるはんだと、を備える電子装置用ユニットの製造方法であって、前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に前記ブッシュを挿入させ、前記係合用突起部と前記係合用溝部とを係合させて、前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定する工程と、前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定した後、前記複数の接続端子を前記端子挿入孔に挿入させ、前記配線基板、前記アタッチメント部材、及び前記第2の電子部品を含む構造体を平板上に載置する工程と、前記構造体を前記平板に対して押し付ける工程と、前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを前記はんだで接続させる工程と、を備える。
本発明によれば、配線基板の外側から第2の貫通孔及び第3の貫通孔にブッシュを挿入させ、係合用突起部と係合用溝部とを係合させて、アタッチメント部材に配線基板を仮固定した後、第2の電子部品を構成する複数の接続端子を端子挿入孔に挿入させ、配線基板、アタッチメント部材、及び第2の電子部品からなる構造体を平板上に載置させ、構造体を平板に対して押し付けた後、端子挿入孔に挿入された接続端子のうち、パッド部側に突出した部分とパッド部とをはんだで接続させることで、第2の電子部品、配線基板、アタッチメント部材、ブッシュ、及びはんだからなる電子装置用ユニットを一体化されたユニット(配線基板とアタッチメント部材とが仮固定されたユニット)にすることが可能になる。これにより、電子装置用ユニットの保管や運搬を容易に行うことができる。
また、ブッシュに形成されたねじ挿入孔に挿入されたねじを、電子装置用ユニットを第1の電子部品がねじで締結される放熱フィンのねじ孔に締結することで、第2の電子部品に設けられた第1の貫通孔を利用することなく、放熱フィンとアタッチメント部材との間に第2の電子部品を固定することが可能となる。
したがって、第1の電子部品を第1の電子部品よりも外形の小さい第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
したがって、第1の電子部品を第1の電子部品よりも外形の小さい第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用することができる。
また、係合用突起部と係合用溝部とを係合させることで、配線基板をアタッチメント部材に仮固定することが可能となる。これにより、ブッシュに形成されたねじ挿入孔にねじを挿入し、ねじを放熱フィンに形成されたねじ孔に締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、第1の電子部品を第1の電子部品よりも小型化された第2の電子部品に交換する場合において、第1の電子部品で使用した放熱フィンを流用できるとともに、ねじの締結作業を容易に行うことができる。
(第1の実施形態)
図1〜図5を参照して、第1の実施形態に係る電子装置10について説明する。
図1〜図5において、X方向は2つの第1の貫通孔39(または、図5に示す貫通孔114)が配置された方向(第1の方向)、Z方向はX方向に対して直交する方向であるとともに、放熱フィン11と第1の電子部品101(または、第2の電子部品13)とが積層される積層される第2の電子部品13(または、第1の電子部品101)の厚さ方向をそれぞれ示している。
図2では、図1に示すはんだ31の図示を省略する。図2において、Y方向はX方向及びZ方向に対して直交する方向(第2の方向)を示している。
図3において、Oは第3の貫通孔46の軸線(以下、「軸線O」という)を示している。
図1〜図5を参照して、第1の実施形態に係る電子装置10について説明する。
図1〜図5において、X方向は2つの第1の貫通孔39(または、図5に示す貫通孔114)が配置された方向(第1の方向)、Z方向はX方向に対して直交する方向であるとともに、放熱フィン11と第1の電子部品101(または、第2の電子部品13)とが積層される積層される第2の電子部品13(または、第1の電子部品101)の厚さ方向をそれぞれ示している。
図2では、図1に示すはんだ31の図示を省略する。図2において、Y方向はX方向及びZ方向に対して直交する方向(第2の方向)を示している。
図3において、Oは第3の貫通孔46の軸線(以下、「軸線O」という)を示している。
電子装置10は、放熱フィン11と、第2の電子部品13と、グリス15と、アタッチメント部材19と、配線基板21と、ブッシュ23と、緩衝用シート25と、ねじ27と、絶縁シート29と、はんだ31と、を備える。
電子装置10の構成要素のうち、グリス15、第2の電子部品13、アタッチメント部材19、及び配線基板21は、放熱フィン11上に、グリス15、第2の電子部品13、アタッチメント部材19、及び配線基板21の順番で積層されている。
放熱フィン11は、第2の電子部品13よりも外形の大きい第1の電子部品101と、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112に対応する配線基板103と、を備えた電子装置100で使用される放熱フィン11と同一の放熱フィンである。
ここで、図5を参照して、電子装置100の構成を説明していく中で、電子装置10で使用する放熱フィン11について説明する。
電子装置100は、第1の電子部品101と、放熱フィン11と、配線基板103と、ねじ27と、はんだ105と、を有する。
第1の電子部品101は、電子部品本体111と、複数の接続端子112と、貫通孔114と、を有する。
電子部品本体111は、平面視矩形とされている。電子部品本体111は、X方向に配置された側面111A,111Bと、図5の紙面に向かう方向(X方向及びZ方向に対して直交する方向)に配置された2つの側面(以下、「端子配置面」という)と、を有する。
電子部品本体111は、放熱フィン11と接触する面111aと、面111aの反対側に配置され、配線基板103と接触する面111bと、を有する。
電子部品本体111は、平面視矩形とされている。電子部品本体111は、X方向に配置された側面111A,111Bと、図5の紙面に向かう方向(X方向及びZ方向に対して直交する方向)に配置された2つの側面(以下、「端子配置面」という)と、を有する。
電子部品本体111は、放熱フィン11と接触する面111aと、面111aの反対側に配置され、配線基板103と接触する面111bと、を有する。
複数の接続端子112は、一部が一方の端子配置面に設けられており、残部が他方の端子配置面に設けられている。2つの端子載置面に設けられた接続端子112は、X方向に間隔を空けて配置されている。
接続端子112は、第1の端子部112Aと、第2の端子部112Bと、を有する。第1の端子部112Aは、L字形状とされ、面111aから面111bに向かう方向に突出している。
第2の端子部112Bは、第1の端子部112Aの先端から配線基板103に向かう方向に突出している。第2の端子部112Bは、X方向の幅が第1の端子部112Aの幅よりも狭い。第2の端子部112Bは、配線基板103を貫通して配置されている。
第2の端子部112Bは、第1の端子部112Aの先端から配線基板103に向かう方向に突出している。第2の端子部112Bは、X方向の幅が第1の端子部112Aの幅よりも狭い。第2の端子部112Bは、配線基板103を貫通して配置されている。
貫通孔114は、電子部品本体111をZ方向に貫通するように2つ形成されている。2つの貫通孔114は、側面視した状態において、X方向から複数の接続端子112を挟み込むように配置されている。
一方の貫通孔114は、X方向一方側に配置された電子部品本体111の一方の端部に形成されている。他方の貫通孔114は、X方向他方側に配置された電子部品本体111の他方の端部に形成されている。
一方の貫通孔114は、X方向一方側に配置された電子部品本体111の一方の端部に形成されている。他方の貫通孔114は、X方向他方側に配置された電子部品本体111の他方の端部に形成されている。
上記構成された第1の電子部品101としては、例えば、スイッチング素子と、スイッチング素子とを駆動及び保護する制御集積回路と、を内蔵したトランスファーモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール(DIP IPM)を例示することができる。
放熱フィン11は、平面視矩形とされた金属製の部材であり、部品載置面11aと、外周面11bと、ねじ孔11Aと、を有する。
部品載置面11aは、電子部品本体111の面111aと接触する矩形の平面である。
外周面11bは、部品載置面11aの外側に配置された平面である。
部品載置面11aは、電子部品本体111の面111aと接触する矩形の平面である。
外周面11bは、部品載置面11aの外側に配置された平面である。
ねじ孔11Aは、貫通孔114と対向する位置に形成されている。したがって、ねじ孔11Aは、X方向に間隔を空けて2つ形成されている。
上記構成とされた放熱フィン11は、第1の電子部品101から発生する熱を電子装置100の外部に放熱する。
上記構成とされた放熱フィン11は、第1の電子部品101から発生する熱を電子装置100の外部に放熱する。
配線基板103は、絶縁基板116と、パッド部118(ランド部)と、パッド部118と接続された配線パターン(図示せず)と、を有する。
絶縁基板116は、矩形とされており、面116a,116bと、端子挿入孔116Aと、貫通孔116Bと、有する。
面116aは、電子部品本体111の面111bと接触している。面116bは、面116aの反対側に配置された面である。
面116aは、電子部品本体111の面111bと接触している。面116bは、面116aの反対側に配置された面である。
端子挿入孔116Aは、絶縁基板116のうち、第2の端子部112Bと対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。端子挿入孔116Aには、第2の端子部112Bが挿入されている。端子挿入孔116Aに挿入された第2の端子部112Bは、パッド部118から突出している。
貫通孔116Bは、絶縁基板116のうち、貫通孔114と対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。貫通孔116Bは、X方向に間隔を空けて配置されている。
パッド部118は、面116bに複数形成されている。パッド部118は、端子挿入孔116Aを囲むように配置されている。
配線パターン(図示せず)は、面116bに形成されている。配線パターンは、パッド部118と接続されている。
配線パターン(図示せず)は、面116bに形成されている。配線パターンは、パッド部118と接続されている。
ねじ27は、面116b側から貫通孔116B及び貫通孔114に挿入された状態で、ねじ孔11Aに締結されている。ねじ27は、配線基板103と放熱フィン11との間に第1の電子部品101を固定している。
はんだ105は、第2の端子部112Bを囲むように、パッド部118に設けられている。はんだ105は、第2の端子部112Bとパッド部118とを固定している。
次に、図1〜図4を参照して、電子装置10を構成する第2の電子部品13、グリス15、アタッチメント部材19、配線基板21、ブッシュ23、緩衝用シート25、ねじ27、絶縁シート29、及びはんだ31について順次説明する。
第2の電子部品13は、電子部品本体35と、複数の接続端子37と、第1の貫通孔39と、を有する。
電子部品本体35は、平面視矩形とされている。電子部品本体35は、面35a,35bと、側面35A,35Bと、第1の側面35Cと、第2の側面35Dと、を有する。
面35aは、放熱フィン11の部品載置面11aと接触する平面である。面35bは、面35aの反対側に配置された平面である。
電子部品本体35は、平面視矩形とされている。電子部品本体35は、面35a,35bと、側面35A,35Bと、第1の側面35Cと、第2の側面35Dと、を有する。
面35aは、放熱フィン11の部品載置面11aと接触する平面である。面35bは、面35aの反対側に配置された平面である。
側面35A,35Bは、X方向に対して直交する面である。側面35Aは、X方向一方側に配置されている。側面35Bは、X方向他方側に配置(側面35Aの反対側に配置)されている。
電子部品本体35の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)は、図5に示す電子部品本体111の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)よりも小さくなるように構成されている。
電子部品本体35の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)は、図5に示す電子部品本体111の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)よりも小さくなるように構成されている。
複数の接続端子37は、一部が第1の側面35Cに設けられ、残部が第2の側面35Dに設けられている。第1及び第2の側面35C,35Dに設けられた接続端子37は、X方向に間隔を空けて配置されている。
接続端子37は、第1の端子部37Aと、第2の端子部37Bと、を有する。
第1の端子部37Aは、L字形状とされ、面35aから面35bに向かう方向に突出している。
第2の端子部37Bは、第1の端子部37Aの先端から配線基板21に向かう方向に突出している。第2の端子部37Bは、X方向の幅が第1の端子部37Aの幅よりも狭くなるように構成されている。
接続端子37は、第1の端子部37Aと、第2の端子部37Bと、を有する。
第1の端子部37Aは、L字形状とされ、面35aから面35bに向かう方向に突出している。
第2の端子部37Bは、第1の端子部37Aの先端から配線基板21に向かう方向に突出している。第2の端子部37Bは、X方向の幅が第1の端子部37Aの幅よりも狭くなるように構成されている。
上記構成とされた接続端子37は、第2の端子部37Bが配線基板21をZ方向に貫通し、配線基板21の放熱フィン11側に第1の端子部37Aが配置されている。
この状態において、配線基板21と電子部品本体35との間には、水平方向(Z方向に対して直交する方向)に延びる空間Cが形成されている。空間CのY方向の両側には、複数の第2の端子部37Bが配置されている。
この状態において、配線基板21と電子部品本体35との間には、水平方向(Z方向に対して直交する方向)に延びる空間Cが形成されている。空間CのY方向の両側には、複数の第2の端子部37Bが配置されている。
先に説明したように、電子部品本体35の厚さは、図5に示す電子部品本体111の厚さよりも薄くなるように構成されている。
このため、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37から放熱フィン11までのZ方向の距離は、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112から放熱フィン11までのZ方向の距離よりも短くなっている。
このため、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37から放熱フィン11までのZ方向の距離は、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112から放熱フィン11までのZ方向の距離よりも短くなっている。
第1の貫通孔39は、電子部品本体35をZ方向に貫通するように2つ形成されている。2つの第1の貫通孔39は、側面視した状態において、X方向から複数の接続端子37を挟み込むように配置されている。
一方の第1の貫通孔39は、X方向一方側に配置された電子部品本体35の一方の端部に形成されている。他方の第1の貫通孔39は、X方向他方側に配置された電子部品本体35の他方の端部に形成されている。
一方の第1の貫通孔39は、X方向一方側に配置された電子部品本体35の一方の端部に形成されている。他方の第1の貫通孔39は、X方向他方側に配置された電子部品本体35の他方の端部に形成されている。
上記構成された第2の電子部品13としては、例えば、スイッチング素子と、スイッチング素子を駆動及び保護する制御集積回路と、を内蔵したトランスファーモールド構造のインテリジェントパワー半導体モジュール(DIP IPM)を例示することができる。
先に説明したように、電子部品本体35の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)は、図5に示す電子部品本体111の厚さ、幅(Y方向の幅)、及び長さ(X方向の長さ)よりも小さくなるように構成されている。
このため、2つの第1の貫通孔39の形成位置は、第1の電子部品101に形成され2つの貫通孔114の形成位置よりも内側に配置されている。
このため、2つの第1の貫通孔39の形成位置は、第1の電子部品101に形成され2つの貫通孔114の形成位置よりも内側に配置されている。
つまり、2つの第1の貫通孔39の形成位置は、放熱フィン11に形成された2つのねじ孔11Aよりも内側に配置されている。
したがって、第2の電子部品13に形成された第1の貫通孔39にねじ27を挿入して、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結することはできない。
したがって、第2の電子部品13に形成された第1の貫通孔39にねじ27を挿入して、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結することはできない。
グリス15は、電子部品本体35の面35aと放熱フィン11の部品載置面11aとの間に設けられている。グリス15は、配線基板21から放熱フィン11に向かう方向に押圧された状態で、電子部品本体35の面35a及び放熱フィン11の部品載置面11aと接触している。
このように、電子部品本体35の面35aと放熱フィン11の部品載置面11aとの間に配置されたグリス15を有することで、グリス15を介して、電子部品本体35と放熱フィン11との間の密着性を高めることが可能となる。これにより、電子部品本体35が発熱した熱を放熱フィン11に効率良く伝導させることが可能となるので、放熱フィン11による放熱特性を向上させることができる。
アタッチメント部材19は、放熱フィン11及び第2の電子部品13と配線基板21との間に配置される部材である。
アタッチメント部材19は、2つの第1の部分41と、第2の部分42と、凹部43と、を有する。
アタッチメント部材19は、2つの第1の部分41と、第2の部分42と、凹部43と、を有する。
第1の部分41は、放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aと配線基板21に形成された第2の貫通孔53Bとの間に設けられている。2つの第1の部分41は、第2の電子部品13を介して、対向配置されている。
第1の部分41は、第1の部分本体45と、第3の貫通孔46と、係合用溝部47と、突出部48と、を有する。
第1の部分41は、第1の部分本体45と、第3の貫通孔46と、係合用溝部47と、突出部48と、を有する。
第1の部分本体45は、Z方向(配線基板21から放熱フィン11に向かう方向)に延びた四角柱状の部材である。第1の部分本体45は、ねじ孔11Aと第2の貫通孔53Bとの間に設けられている。
第1の部分本体45は、Z方向に配置された面45a,45bと、内側側面45cと、を有する。
第1の部分本体45は、Z方向に配置された面45a,45bと、内側側面45cと、を有する。
面45aは、放熱フィン11側に配置された平面である。ねじ27がねじ孔11Aに締結された状態(図1に示す状態)において、面45aは、放熱フィン11の外周面11bに当接されている。
面45bは、配線基板21側に配置された平面である。面45bは、面45aの反対側に配置されている。ねじ27がねじ孔11Aに締結された状態(図1に示す状態)において、面45aは、放熱フィン11の外周面11bに当接されている。
内側側面45cは、第2の電子部品13側に配置された側面である。内側側面45cは、X方向において、第2の電子部品13と対向している。
面45bは、配線基板21側に配置された平面である。面45bは、面45aの反対側に配置されている。ねじ27がねじ孔11Aに締結された状態(図1に示す状態)において、面45aは、放熱フィン11の外周面11bに当接されている。
内側側面45cは、第2の電子部品13側に配置された側面である。内側側面45cは、X方向において、第2の電子部品13と対向している。
第3の貫通孔46は、ねじ孔11Aと配線基板21に形成された第2の貫通孔53Bとの間に位置する第1の部分本体45をZ方向に貫通するように形成されている。
第3の貫通孔46には、配線基板21側からねじ27だけでなく、ねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第3の貫通孔46の開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。
第3の貫通孔46には、配線基板21側からねじ27だけでなく、ねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第3の貫通孔46の開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。
係合用溝部47は、第3の貫通孔46の内周面46aから第3の貫通孔46の軸線Oに向かう方向に突出し、Z方向において、互いに隣り合う位置に配置された2つのリング状突起部49の間に形成されている。係合用溝部47は、第3の貫通孔46の周方向に延びるリング状の溝である。
突出部48は、第1の部分本体45の下端部内側に設けられている。突出部48は、第1の部分本体45の内側側面45cから第2の電子部品13に向かう方向に突出している。
突出部48は、面48aと、支持面48bと、を有する。面48a及び支持面48bは、Z方向に対して直交する面である。面48aは、放熱フィン11側に配置されている。面48aは、面45aの一部を構成するとともに、放熱フィン11の外周面11bと接触している。
支持面48bは、面48aの反対側に配置された面であり、配線基板21側に配置されている。支持面48bは、絶縁シート29を支持する。
突出部48は、面48aと、支持面48bと、を有する。面48a及び支持面48bは、Z方向に対して直交する面である。面48aは、放熱フィン11側に配置されている。面48aは、面45aの一部を構成するとともに、放熱フィン11の外周面11bと接触している。
支持面48bは、面48aの反対側に配置された面であり、配線基板21側に配置されている。支持面48bは、絶縁シート29を支持する。
このような構成とされた突出部48を有することで、複数の接続端子37と突出部48との間に絶縁シート29を支持することが可能となる。これにより、絶縁シート29のZ方向の位置を規制することができる。
第2の部分42は、空間Cに設けられており、X方向に延びている。第2の部分42は、四角柱形状とされた部材である。第2の部分42は、X方向に配置された2つの第1の部分41を連結している。第2の部分42は、2つの第1の部分41と一体に構成されている。
第2の部分42は、平面とされた面42a,42bを有する。面42aは、Z方向において電子部品本体35の面35bと対向している。面42bは、配線基板21の内面21aと接触している。
第2の部分42は、平面とされた面42a,42bを有する。面42aは、Z方向において電子部品本体35の面35bと対向している。面42bは、配線基板21の内面21aと接触している。
第2の部分42は、第1の側面35Cに設けられた複数の接続端子37の一部と第2の側面35Dに設けられた複数の接続端子37の残部との間に配置されている。第2の部分42は、複数の接続端子37から突出しない厚さとされている。
このように、第1の側面35Cに設けられた複数の接続端子37の一部と第2の側面35Dに設けられた複数の接続端子37の残部との間に第2の部分42を配置させるとともに、第2の部分42の厚さを複数の接続端子37から突出しない厚さにすることで、複数の接続端子37と配線基板21との電気的な接続を第2の部分42が邪魔することを抑制できる。
第2の部分42は、ねじ27により配線基板21及びアタッチメント部材19が放熱フィン11に固定された際、第2の部分42と電子部品本体35との間に配置された緩衝用シート25を介して、第2の部分42の面42a全体で電子部品本体35を押圧する。
凹部43は、2つの第1の部分41の内側側面45c、2つの突出部48、及び第2の部分42の面42aにより区画されている。凹部43は、第2の電子部品13全体を収容している。
上記構成とされたアタッチメント部材19の材料としては、例えば、絶縁樹脂を用いることが可能である。
配線基板21は、絶縁基板53と、パッド部55(ランド部)と、パッド部55と接続された配線パターン(図示せず)と、を有する。
絶縁基板53は、矩形とされており、内面53aと、外面53bと、端子挿入孔53Aと、第2の貫通孔53Bと、有する。
内面53aは、Z方向に対して直交する平面であり、アタッチメント部材19側に配置されている。内面53aは、第1の部分41の面45b及び第2の部分42の面42bと接触している。内面53aは、配線基板21の内面21aに対応する面である。
内面53aは、Z方向に対して直交する平面であり、アタッチメント部材19側に配置されている。内面53aは、第1の部分41の面45b及び第2の部分42の面42bと接触している。内面53aは、配線基板21の内面21aに対応する面である。
外面53bは、Z方向に対して直交する平面であり、内面53aの反対側に配置されている。外面53bには、複数のパッド部55及び配線パータン(図示せず)が形成されている。外面53bは、配線基板21の外面21bに対応する面である。
端子挿入孔53Aは、絶縁基板53のうち、第2の端子部37Bと対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。端子挿入孔53Aは、X方向に間隔を空けて複数形成されている。端子挿入孔53Aに挿入された第2の端子部37Bは、パッド部55から突出している。
第2の貫通孔53Bは、絶縁基板53のうち、第3の貫通孔46と対向する部分をZ方向に貫通するように形成されている。第2の貫通孔53Bは、X方向に間隔を空けて2つ形成されている。
第2の貫通孔53Bには、絶縁基板53の外面53b側からねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第2の貫通孔53Bの開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。第2の貫通孔53Bの開口径は、例えば、第3の貫通孔46の開口径と同じ大きさとすることが可能である。
第2の貫通孔53Bには、絶縁基板53の外面53b側からねじ27よりも外径の大きいブッシュ23のブッシュ本体57が挿入される。
このため、第2の貫通孔53Bの開口径は、ねじ孔11Aの開口径よりも大きくなるように形成されている。第2の貫通孔53Bの開口径は、例えば、第3の貫通孔46の開口径と同じ大きさとすることが可能である。
パッド部55は、端子挿入孔53Aを囲むように外面53bに形成されている。パッド部55は、X方向に間隔を空けて複数形成されている。
配線パターン(図示せず)は、絶縁基板53の外面53bに形成されている。配線パターンは、パッド部55と接続されている。
配線パターン(図示せず)は、絶縁基板53の外面53bに形成されている。配線パターンは、パッド部55と接続されている。
ブッシュ23は、鍔部56と、ブッシュ本体57と、ねじ挿入孔59と、係合用突起部62と、を有する。
鍔部56は、ブッシュ本体57の一方の端に設けられている。鍔部56は、ブッシュ本体57と一体に形成されている。鍔部56の外形は、円形とされている。鍔部56の外径は、ブッシュ本体57の外径よりも大きくなるように構成されている。ブッシュ本体57が第3の貫通孔46に挿入された状態において、鍔部56は、絶縁基板53の外面53bと接触している。
ブッシュ本体57は、外形が円柱形状とされた部材であり、Z方向に延びている。ブッシュ本体57は、配線基板21の外面21b側から第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46に挿入されている。ブッシュ本体57の外径は、第2の貫通孔53Bの開口径よりも小さくなるように構成されている。これにより、第2の貫通孔53Bの内周面とブッシュ本体57の外周面との間には、円筒状の隙間が形成されている。
ブッシュ本体57の長さは、ブッシュ本体57の一部が第3の貫通孔46に配置され、かつ第3の貫通孔46の外側に突出しない長さに設定されている。
ブッシュ本体57の長さは、ブッシュ本体57の一部が第3の貫通孔46に配置され、かつ第3の貫通孔46の外側に突出しない長さに設定されている。
ねじ挿入孔59は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46が延びるZ方向において、鍔部56及びブッシュ本体57を貫通するように形成されている。ねじ挿入孔59の開口径は、ねじ27が挿入可能な大きさとされている。
係合用突起部62は、ブッシュ本体57の外周面57aに設けられている。係合用突起部62は、外周面57aから径方向外側に突出するように形成されている。係合用突起部62は、外周面57aの周方向を囲むリング状形状とされている。
係合用突起部62は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23が挿入された際、係合用溝部47と係合する。この状態において、鍔部56は、絶縁基板53の外面53bに当接される。
係合用突起部62は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23が挿入された際、係合用溝部47と係合する。この状態において、鍔部56は、絶縁基板53の外面53bに当接される。
このような構成とされた係合用突起部62を有するブッシュ23を備えるとともに、第3の貫通孔46に係合用突起部62と係合する係合用溝部47を形成することで、係合用突起部62と係合用溝部47とを係合させて、配線基板21をアタッチメント部材19に仮固定することが可能となる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
緩衝用シート25は、第2の部分42と電子部品本体35との間に配置されている。第2の部分42から電子部品本体35に向かう方向にアタッチメント部材19が押圧された状態で、緩衝用シート25は、第2の部分42の面42a及び電子部品本体35の面35bと密着している。
このような構成とされた緩衝用シート25を有することで、電子部品本体35が第2の部分42により押圧された際、電子部品本体35を衝撃から保護することができるとともに、緩衝用シート25を介して、第2の部分42の面42a全体で電子部品本体35を押圧することができる。
なお、放熱フィン11上に、グリス15、第2の電子部品13、緩衝用シート25、及びアタッチメント部材19を積層させた段階(緩衝用シート25が押圧されていない状態)では、第1の部分41の面45aと放熱フィン11との間には隙間(図示せず)が形成されている。
該隙間は、緩衝用シート25が押圧されて厚さが薄くなることで無くなり、第1の部分41の面45aが放熱フィン11に当接される。
該隙間は、緩衝用シート25が押圧されて厚さが薄くなることで無くなり、第1の部分41の面45aが放熱フィン11に当接される。
ねじ27は、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46に配置されたブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59に挿入された状態で、放熱フィン11のねじ孔11Aに締結されている。これにより、第2の電子部品13は、緩衝用シート25を介して、第2の部分42に押圧されることで、放熱フィン11とアタッチメント部材19との間に固定される。
絶縁シート29は、電子部品本体35を挿入可能な開口部29Aを有した額縁形状とされている。絶縁シート29は、電子部品本体35の外周を囲むように設けられている。
絶縁シート29の外周部29Bは、絶縁シート29と放熱フィン11とが接触しない状態で、突出部48により支持されている。絶縁シート29は、突出部48と複数の接続端子37との間に挟まれて配置されている。
絶縁シート29としては、例えば、シリコンやゴム等を用いることが可能である。
絶縁シート29の外周部29Bは、絶縁シート29と放熱フィン11とが接触しない状態で、突出部48により支持されている。絶縁シート29は、突出部48と複数の接続端子37との間に挟まれて配置されている。
絶縁シート29としては、例えば、シリコンやゴム等を用いることが可能である。
先に説明したように、電子部品本体35の厚さが第1の電子部品101の厚さよりも薄いため、電子部品本体35に形成された複数の接続端子37から放熱フィン11までの距離は、第1の電子部品101を構成する複数の接続端子112から放熱フィン11までの距離よりも小さくなる。
よって、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37と放熱フィン11との間に、電子部品本体35の外周を囲む絶縁シート29を備えることで、複数の接続端子と37と放熱フィン11とが導通することを抑制できる。
よって、第2の電子部品13を構成する複数の接続端子37と放熱フィン11との間に、電子部品本体35の外周を囲む絶縁シート29を備えることで、複数の接続端子と37と放熱フィン11とが導通することを抑制できる。
また、突出部48と複数の接続端子37との間に挟まれるように絶縁シート29を配置させることで、Z方向における絶縁シート29の位置を規制することができる。
はんだ31は、パッド部55に設けられている。はんだ31は、パッド部55から突出する第2の端子部37Bとパッド部55とを接続している。はんだ31は、ねじ27をねじ孔11Aに締結した後に形成される。
第1の実施形態の電子装置10によれば、第1の電子部品101よりも外形が小型化された第2の電子部品13、及び第1の電子部品101に形成された貫通孔114に対応したねじ孔11Aを有する放熱フィン11と配線基板21との間にアタッチメント部材19を設けるとともに、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46に挿入したねじ27を放熱フィン11のねじ孔11Aに締結することで、第2の電子部品13に形成された第1の貫通孔39を利用することなく、放熱フィン11とアタッチメント部材19との間に第2の電子部品13を固定することが可能となる。
したがって、第1の電子部品101を小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
したがって、第1の電子部品101を小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
また、係合用突起部62を有するブッシュ23を備えるとともに、第3の貫通孔46に係合用突起部62と係合する係合用溝部47を形成することで、係合用突起部62と係合用溝部47とを係合させて、配線基板21をアタッチメント部材19に仮固定することが可能となる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用できるとともに、ねじ27の締結作業を容易に行うことができる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用できるとともに、ねじ27の締結作業を容易に行うことができる。
さらに、配線基板21から放熱フィン11に向かう方向に第2の部分42の面42a全体が第2の電子部品13を押圧することで、第2の電子部品13全体を均一に押圧することが可能となる。これにより、グリス15を介して放熱フィン11側に位置する電子部品本体35の面35a全体から第2の電子部品13の熱を放熱フィン11に伝導させることが可能となるので、放熱特性を向上できる。
次に、図2、及び図6〜図13を参照して、第1の実施形態の電子装置10の製造方法について説明する。図7〜図13において、図1に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図6に示す処理が開始されると、S1では、図7に示すように、ブッシュ23を用いて、アタッチメント部材19に配線基板21を仮固定する。
具体的には、S1では以下の処理を行う。初めに、凹部43が形成された側が下向きとなる状態とされたアタッチメント部材19上に配線基板21を載置させる。このとき、Z方向において、図2に示す第2の貫通孔53Bと第3の貫通孔46とが対向するように、アタッチメント部材19に対する配線基板21の位置を調整する。
次いで、配線基板21の外面21b側から第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23を挿入し、ブッシュ23の係合用突起部62を第3の貫通孔46に形成された係合用溝部47に係合させる。これにより、アタッチメント部材19と配線基板21とが仮固定される。
具体的には、S1では以下の処理を行う。初めに、凹部43が形成された側が下向きとなる状態とされたアタッチメント部材19上に配線基板21を載置させる。このとき、Z方向において、図2に示す第2の貫通孔53Bと第3の貫通孔46とが対向するように、アタッチメント部材19に対する配線基板21の位置を調整する。
次いで、配線基板21の外面21b側から第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23を挿入し、ブッシュ23の係合用突起部62を第3の貫通孔46に形成された係合用溝部47に係合させる。これにより、アタッチメント部材19と配線基板21とが仮固定される。
次いで、S2では、図8に示すように、アタッチメント部材19と第2の電子部品13との間に緩衝用シート25を配置させるとともに、配線基板21に第2の電子部品13を仮固定する。
具体的には、S2では、以下の処理を行う。初めに、図7に示す構造体を上下反転させる。次いで、アタッチメント部材19の凹部43の底面に緩衝用シート25を載置する。
次いで、配線基板21に形成された複数の端子挿入孔53Aに第2の端子部37Bが挿入されるように、緩衝用シート25上に第2の電子部品13を配置させる。これにより、配線基板21に第2の電子部品13が仮固定される。
具体的には、S2では、以下の処理を行う。初めに、図7に示す構造体を上下反転させる。次いで、アタッチメント部材19の凹部43の底面に緩衝用シート25を載置する。
次いで、配線基板21に形成された複数の端子挿入孔53Aに第2の端子部37Bが挿入されるように、緩衝用シート25上に第2の電子部品13を配置させる。これにより、配線基板21に第2の電子部品13が仮固定される。
次いで、S3では、図9に示すように、第2の電子部品13に絶縁シート29を取り付ける。具体的には、S3では、電子部品本体35の外周を囲むとともに、複数の接続端子37と突出部48との間に配置されるように、第2の電子部品13に絶縁シート29を取り付ける。
次いで、S4では、図10に示すように、図9に示す構造体75の上下を反転させた後、グリス15を介して、構造体75を放熱フィン11上に載置させる。この段階では、グリス15を介して、電子部品本体35の面35aが放熱フィン11の部品載置面11aと接触するとともに、第1の部分41の面45aと放熱フィン11の外周面11bとの間には隙間Dが形成されている。
次いで、S5では、図10に示すように、Z方向において、ブッシュ23のねじ挿入孔59と放熱フィン11のねじ孔11Aとが対向するように、放熱フィン11に対する構造体75の位置を調整する。
次いで、S6では、図11に示すように、放熱フィン11に向かう方向に構造体75を押圧する。これにより、緩衝用シート25が押し潰れて横に広がることで、第1の部分41の面45aと放熱フィン11の外周面11bとが接触する。
次いで、S7では、図12に示すように、放熱フィン11に向かう方向に構造体75を押圧させた状態で、ブッシュ23のねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ孔11Aに対してねじ27を締結する。
これにより、配線基板21及びアタッチメント部材19が放熱フィン11に固定されるとともに、アタッチメント部材19により放熱フィン11に向かう方向に押圧されることで、アタッチメント部材19と放熱フィン11との間にとの間に第2の電子部品13が固定される。
これにより、配線基板21及びアタッチメント部材19が放熱フィン11に固定されるとともに、アタッチメント部材19により放熱フィン11に向かう方向に押圧されることで、アタッチメント部材19と放熱フィン11との間にとの間に第2の電子部品13が固定される。
次いで、S8では、図13に示すように、はんだ31により、接続端子37の第2の端子部37Bとパッド部55と接続させることで、配線基板21に第2の電子部品13を固定する。これにより、第1の実施形態の電子装置10が製造され、図6に示す処理は、終了する。
第1の実施形態の電子装置10の製造方法によれば、配線基板21の外面21b側から第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23を挿入させ、ブッシュ23の係合用突起部と第3の貫通孔46に形成された係合用溝部とを係合させて、アタッチメント部材19に配線基板21を仮固定した後、放熱フィン11に対する構造体75の位置を調整し、放熱フィン11に向かう方向に構造体75を押圧させた状態で、ブッシュ23のねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ孔11Aに対してねじ27を締結することで、第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用できるとともに、ねじ27の締結作業を容易に行うことができる。
また、放熱フィン11に向かう方向に構造体75を押圧させた状態で、ブッシュ23のねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ孔11Aに対してねじ27を締結することで、電子部品本体35と接触する第2の部分42の面全体が第2の電子部品を押圧することになるため、電子部品本体35全体を均一に押圧することが可能となる。
これにより、放熱フィン11側に位置する電子部品本体35の面全体から第2の電子部品13の熱を放熱フィン11に伝導させることが可能となるので、放熱特性を向上できる。
これにより、放熱フィン11側に位置する電子部品本体35の面全体から第2の電子部品13の熱を放熱フィン11に伝導させることが可能となるので、放熱特性を向上できる。
(第2の実施形態)
図14を参照して、第2の実施形態に係る電子装置用ユニット80について説明する。図14において、図1に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図14を参照して、第2の実施形態に係る電子装置用ユニット80について説明する。図14において、図1に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
電子装置用ユニット80は、第1の実施形態の電子装置10を製造する際に使用するユニットであり、電子装置10の構成要素の一部で構成されている。
電子装置用ユニット80は、第1の実施形態の電子装置10の構成要素から放熱フィン11、グリス15、及びねじ27を除いたこと以外は、電子装置10と同様に構成されている。
電子装置用ユニット80は、第1の実施形態の電子装置10の構成要素から放熱フィン11、グリス15、及びねじ27を除いたこと以外は、電子装置10と同様に構成されている。
第2の実施形態の電子装置用ユニット80によれば、第1の実施形態で説明した第2の電子部品13、アタッチメント部材19、ブッシュ23、緩衝用シート25、絶縁シート29、及びはんだ31を一体化されたユニット(配線基板とアタッチメント部材とが仮固定されたユニット)にすることが可能となる。これにより、電子装置用ユニット80の保管や運搬を容易に行うことができる。
また、図1に示すねじ27を用いて、放熱フィン11に電子装置用ユニット80を固定する際、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59に挿入されたねじ27を放熱フィン11のねじ孔11Aに締結することで、第2の電子部品13に設けられた第1の貫通孔39を利用することなく、放熱フィン11とアタッチメント部材19との間に第2の電子部品13を固定することが可能となる。
したがって、図1に示す第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも外形の小さい第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
したがって、図1に示す第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも外形の小さい第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
また、係合用突起部62を有するブッシュ23を備えるとともに、第3の貫通孔46に係合用突起部62と係合する係合用溝部47を形成することで、係合用突起部62と係合用溝部47とを係合させて、配線基板21をアタッチメント部材19に仮固定することが可能となる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用できるとともに、ねじ27の締結作業を容易に行うことができる。
これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用できるとともに、ねじ27の締結作業を容易に行うことができる。
上記構成とされた電子装置用ユニット80は、電子装置用ユニット80を貫通するねじ27を放熱フィン11のねじ孔11Aに締結することで、第1の実施形態の電子装置10となる。
なお、第2の実施形態では、電子装置用ユニットの一例として、ブッシュ23を備えた電子装置用ユニット80を例に挙げて説明したが、ブッシュ23は必要に応じて設ければよく、ブッシュ23を備えていなくてもよい。
次に、図7〜図9及び図15〜図18を参照して、第2の実施形態の電子装置用ユニット80の製造方法について説明する。図16〜図18において、図14に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図15に示す処理が開始されると、S9では、先に説明した図6に示すS1と同様な処理(図7に示す処理)が行われる。これにより、アタッチメント部材19に配線基板21が仮固定される。
次いで、S10では、図6に示すS2と同様な処理(図8に示す処理)を行う。これにより、アタッチメント部材19と第2の電子部品13との間に緩衝用シート25を配置させるとともに、配線基板21に第2の電子部品13を仮固定する。
次いで、S11では、図6に示すS3と同様な処理(図9に示す処理)を行う。S11では、第2の電子部品13に絶縁シート29を取り付けることで、第2の電子部品13、アタッチメント部材19、配線基板21、ブッシュ23、緩衝用シート25、及び絶縁シート29を含む構造体75が形成される。
次いで、S12では、図16に示すように、構造体75を平板85の平坦な上面85aに載置させる。この段階では、電子部品本体35の面35aが平板85の上面85aと接触するとともに、第1の部分41の面45aと平板85の上面85aとの間には隙間Eが形成されている。
次いで、S13では、図17に示すように、構造体75を平板に対して押し付けることで、上記隙間Eを無くして、電子部品本体35の面35aと第1の部分41の面45aとを面一にする。
次いで、S14では、図18に示すように、はんだ31により、接続端子37の第2の端子部37Bとパッド部55と接続させることで、配線基板21に第2の電子部品13を固定する。これにより、第2の実施形態の電子装置用ユニット80が製造され、図15に示す処理は、終了する。
第2の実施形態の電子装置用ユニット80の製造方法によれば、配線基板21の外面21b側から第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46にブッシュ23を挿入させ、係合用突起部62と係合用溝部47とを係合させて、アタッチメント部材19に配線基板21を仮固定した後、第2の電子部品13の接続端子37を端子挿入孔53Aに挿入させ、配線基板21、アタッチメント部材19、及び第2の電子部品13を含む構造体75を平板85上に載置させ、構造体75を平板85に押し付けた後、端子挿入孔53Aに挿入された接続端子37の第2の端子部37Bとパッド部55とをはんだ31で接続させることで、電子装置用ユニット80を一体化されたユニット(配線基板21とアタッチメント部材19とが仮固定されたユニット)にすることが可能となる。これにより、電子装置用ユニット80の保管や運搬を容易に行うことができる。
また、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59に挿入されたねじ27を放熱フィン11のねじ孔11Aに締結することで、第2の電子部品13に設けられた第1の貫通孔39を利用することなく、放熱フィン11とアタッチメント部材19との間に第2の電子部品13を固定することが可能となる。
したがって、第1の電子部品101(図1参照)を第1の電子部品101よりも外形の小さい第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
したがって、第1の電子部品101(図1参照)を第1の電子部品101よりも外形の小さい第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用することができる。
また、係合用突起部62と係合用溝部47とを係合させることで、配線基板21をアタッチメント部材19に仮固定することが可能となる。これにより、ブッシュ23に形成されたねじ挿入孔59にねじ27を挿入し、ねじ27を放熱フィン11に形成されたねじ孔11Aに締結する際の作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用できるとともに、ねじ27の締結作業を容易に行うことができる。
つまり、第1の電子部品101を第1の電子部品101よりも小型化された第2の電子部品13に交換する場合において、第1の電子部品101で使用した放熱フィン11を流用できるとともに、ねじ27の締結作業を容易に行うことができる。
なお、S14の後に、第2の貫通孔53B及び第3の貫通孔46からブッシュ23を取り外す工程を設けてもよい。このような工程を設けることで、ブッシュ23を備えていない電子装置用ユニットを製造することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10…電子装置
11…放熱フィン
11a…部品載置面
11A…ねじ孔
11b,57a…外周面
13…第2の電子部品
15…グリス
19…アタッチメント部材
21…配線基板
21a,53a…内面
21b,53b…外面
23…ブッシュ
25…緩衝用シート
27…ねじ
29…絶縁シート
29A…開口部
31…はんだ
35…電子部品本体
35a,35b,42a,42b,45a,45b,48a…面
35A,35B…側面
35C…第1の側面
35D…第2の側面
37…接続端子
37A…第1の端子部
37B…第2の端子部
39…第1の貫通孔
41…第1の部分
42…第2の部分
43…凹部
45…第1の部分本体
45c…内側側面
46…第3の貫通孔
46a…内周面
47…係合用溝部
48…突出部
48b…支持面
49…リング状突起部
53…絶縁基板
53A…端子挿入孔
53B…第2の貫通孔
55…パッド部
56…鍔部
57…ブッシュ本体
59…ねじ挿入孔
62…係合用突起部
75…構造体
80…電子装置用ユニット
85…平板
85a…上面
A,B…領域
C…空間
D,E…隙間
O…軸線
11…放熱フィン
11a…部品載置面
11A…ねじ孔
11b,57a…外周面
13…第2の電子部品
15…グリス
19…アタッチメント部材
21…配線基板
21a,53a…内面
21b,53b…外面
23…ブッシュ
25…緩衝用シート
27…ねじ
29…絶縁シート
29A…開口部
31…はんだ
35…電子部品本体
35a,35b,42a,42b,45a,45b,48a…面
35A,35B…側面
35C…第1の側面
35D…第2の側面
37…接続端子
37A…第1の端子部
37B…第2の端子部
39…第1の貫通孔
41…第1の部分
42…第2の部分
43…凹部
45…第1の部分本体
45c…内側側面
46…第3の貫通孔
46a…内周面
47…係合用溝部
48…突出部
48b…支持面
49…リング状突起部
53…絶縁基板
53A…端子挿入孔
53B…第2の貫通孔
55…パッド部
56…鍔部
57…ブッシュ本体
59…ねじ挿入孔
62…係合用突起部
75…構造体
80…電子装置用ユニット
85…平板
85a…上面
A,B…領域
C…空間
D,E…隙間
O…軸線
Claims (11)
- 第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有する第1の電子部品が載置される部品載置面を有するとともに、前記貫通孔と対向するねじ孔が2つ形成された放熱フィンと、
前記第1の電子部品に替えて前記部品載置面に載置され、前記第1の電子部品よりも外形が小型化されており、電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つの貫通孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する第2の電子部品と、
前記ねじ孔と対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記第2の電子部品とが積層される方向である前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記第2の電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、
前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、
前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入され、前記ねじ孔に締結されたねじと、
前記配線基板の外面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出するとともに、前記係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、
を備え、
前記第2の電子部品は、前記第2の部分から前記放熱フィンに向かう方向に前記電子部品本体が押圧されることで、前記配線基板と前記放熱フィンとの間に固定されている電子装置。 - 前記電子部品本体は、平面視矩形とされ、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に配置された第1の側面及び第2の側面を含み、
前記複数の接続端子のうち、一部の接続端子が前記第1の側面から突出するとともに、前記第2の電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられ、残部の接続端子が前記第2の側面から突出するとともに、前記第2の電子部品から前記配線基板に向かう方向に延びて設けられており、
前記第2の部分は、前記一部の接続端子と前記残部の接続端子との間に配置され、かつ前記接続端子から突出しない厚さである請求項1記載の電子装置。 - 前記複数の接続端子と前記放熱フィンとの間に設けられ、前記第2の電子部品の外周を囲む絶縁シートを備える請求項1または2記載の電子装置。
- 前記第1の部分は、前記第3の貫通孔が形成され、前記配線基板から前記放熱フィンに向かう方向に延びる第1の部分本体と、
前記第1の部分本体の内側側面から前記第2の電子部品に向かう方向に突出し、前記絶縁シートと前記放熱フィンとが接触しない状態で、前記絶縁シートの外周部を支持する突出部と、
を有し、
前記絶縁シートは、前記突出部と前記複数の接続端子との間に挟まれて配置されている請求項3記載の電子装置。 - 前記第2の部分と前記電子部品本体との間に配置され、前記第2の部分及び前記電子部品本体と密着する緩衝用シートをさらに備える請求項1から4のうち、いずれか一項記載の電子装置。
- 前記電子部品本体と前記放熱フィンとの間に配置されたグリスを有する請求項1から5のうち、いずれか一項記載の電子装置。
- 第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有する第1の電子部品よりも小型化されており、電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つの貫通孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する第2の電子部品と、
前記貫通孔と対向し、ねじが締結されるねじ孔が形成された放熱フィンと対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記第2の電子部品とが積層される方向である前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記第2の電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、
前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成され、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、
前記配線基板の外面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通するねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出するとともに、前記係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、
前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを電気的に接続させるはんだと、
を備え、
前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されたねじが前記ねじ孔に締結されることで前記放熱フィンに固定される電子装置用ユニット。 - 前記放熱フィンに当接される側に位置する前記第1の部分の面と前記放熱フィンに当接される側に位置する前記電子部品本体の面とは、面一とされている請求項7記載の電子装置用ユニット。
- 請求項7または8に記載の電子装置用ユニットと、
前記放熱フィンと、
前記ねじ挿入孔に挿入され、前記放熱フィンに形成された前記ねじ孔に締結されるねじと、
を備える電子装置。 - 第1の方向に間隔を空けて配置された2つの貫通孔を有する第1の電子部品が載置される部品載置面、及び前記貫通孔と対向し、ねじが締結されるねじ孔が2つ形成された放熱フィンと、前記第1の電子部品に替えて前記部品載置面に載置され、前記第1の電子部品よりも外形が小型化されており、電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、前記第1の方向において前記2つの貫通孔よりも内側に形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する第2の電子部品と、前記ねじ孔と対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記第2の電子部品とが積層される方向である前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記第2の電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、前記配線基板の外側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入され、前記ねじ孔に締結されたねじと、前記配線基板の外面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出するとともに、前記係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、を備えた電子装置の製造方法であって、
前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に前記ブッシュを挿入させ、前記係合用突起部と前記係合用溝部とを係合させて、前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定する工程と、
前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定した後、前記複数の接続端子を前記端子挿入孔に挿入させ、前記配線基板、前記アタッチメント部材、及び前記第2の電子部品を含む構造体を放熱フィン上に載置する工程と、
前記第2の電子部品の厚さ方向において、前記ねじ挿入孔が前記ねじ孔と対向するように、前記放熱フィンに対する前記構造体の位置を調整する工程と、
前記放熱フィンに対する前記構造体の位置を調整後、前記放熱フィンに向かう方向に前記構造体を押圧する工程と、
前記放熱フィンに向かう方向に前記構造体を押圧させた状態で、前記ブッシュの前記ねじ挿入孔に前記ねじを挿入し、前記ねじ孔に対して前記ねじを締結する工程と、
前記ねじを締結後、前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを前記はんだで接続させる工程と、
を備える電子装置の製造方法。 - 電子部品本体、前記電子部品本体に形成され、第1の方向に間隔を空けて形成された2つの第1の貫通孔、及び前記電子部品本体に設けられた複数の接続端子を有する電子部品と、ねじが締結される放熱フィンのねじ孔と対向する第2の貫通孔、前記複数の接続端子が貫通した状態でそれぞれ挿入される端子挿入孔、及び前記端子挿入孔を囲むように外面に形成されたパッド部を含み、前記放熱フィンと前記電子部品とが積層される方向である前記電子部品の厚さ方向において、前記電子部品との間に空間を介在させた状態で前記複数の接続端子と電気的に接続された配線基板と、前記ねじ孔と前記第2の貫通孔との間に配置されており、前記ねじ孔及び前記第2の貫通孔と対向するとともに、係合用溝部が内周面に設けられた第3の貫通孔が形成されるとともに、前記第1の方向に間隔を空けて配置された2つの第1の部分、前記空間に設けられ、前記第1の方向に延び、前記2つの第1の部分を連結する第2の部分、及び前記2つの第1の部分及び前記第2の部分により区画され、前記第2の電子部品を収容する凹部を有するアタッチメント部材と、前記配線基板の外面と接触する鍔部、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に挿入されるブッシュ本体、前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔が延びる方向に前記鍔部及び前記ブッシュ本体を貫通し、前記ねじが挿入されるねじ挿入孔、及び前記ブッシュ本体の外周面から径方向外側に突出するとともに、前記係合用溝部と係合する係合用突起部を有するブッシュと、前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを電気的に接続させるはんだと、を備える電子装置用ユニットの製造方法であって、
前記配線基板の外面側から前記第2の貫通孔及び前記第3の貫通孔に前記ブッシュを挿入させ、前記係合用突起部と前記係合用溝部とを係合させて、前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定する工程と、
前記アタッチメント部材に前記配線基板を仮固定した後、前記複数の接続端子を前記端子挿入孔に挿入させ、前記配線基板、前記アタッチメント部材、及び前記第2の電子部品を含む構造体を平板上に載置する工程と、
前記構造体を前記平板に対して押し付ける工程と、
前記端子挿入孔に挿入された前記接続端子のうち、前記パッド部側に突出した部分と前記パッド部とを前記はんだで接続させる工程と、
を備える電子装置用ユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019086117A JP2020181957A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 電子装置及びその製造方法、並びに電子装置用ユニット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019086117A JP2020181957A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 電子装置及びその製造方法、並びに電子装置用ユニット及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020181957A true JP2020181957A (ja) | 2020-11-05 |
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ID=73024764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019086117A Pending JP2020181957A (ja) | 2019-04-26 | 2019-04-26 | 電子装置及びその製造方法、並びに電子装置用ユニット及びその製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2020181957A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7518006B2 (ja) | 2021-01-15 | 2024-07-17 | ニチコン株式会社 | 基板モジュール |
-
2019
- 2019-04-26 JP JP2019086117A patent/JP2020181957A/ja active Pending
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