JP2020147093A - ガーニッシュ取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】リップ部材の噛み込みを抑制できるガーニッシュ取付け構造の提供。【解決手段】リップ部材40の裏側延設部42の延設部裏面42bに、当て板60が接触させて設けられている。そのため、高圧洗車時などリップ部材40のリップ部41に力Fがかかったときに、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向、すなわち裏側延設部42の延設部表面42aがガーニッシュ30の裏面33から離れる(剥れる)方向に曲げ変形することを抑制できる。よって、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかっても、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向に変形することによりリップ部41がガーニッシュ30の裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。【選択図】 図2
Description
本発明は、サイメンアウタパネルやフェンダパネルなどの車体部材にガーニッシュを取付ける、ガーニッシュ取付け構造に関する。
特開2007−308015号公報は、車体部材(フェンダパネル)にガーニッシュ(クリアガーニッシュ)を取付ける構造を開示している。
車体部材にガーニッシュが取付けられる場合、ガーニッシュの正面視で車体部材とガーニッシュの端部との間隙を封止するリップ部材を設けることで、見栄えを向上させることがある。しかし、リップ部材が設けられているため、ガーニッシュの車体部材への取付け工程でガーニッシュを車体部材に取付けた後、高圧洗車等で間隙にあるリップ部材に外力が加えられると、リップ部材が変形してリップ部材がガーニッシュの裏側に廻り込む(噛み込む)おそれがある。リップ部材が噛み込んでしまうと、噛み込みを直すため手直しの作業(工程)が生じてしまう。
本発明の目的は、リップ部材の噛み込みを抑制できるガーニッシュ取付け構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1)〔実施例1〕
ガーニッシュを車体部材に取付けるガーニッシュ取付け構造であって、
前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部と前記車体部材との間隙に介在し前記車体部材に接触するリップ部と、該リップ部から前記ガーニッシュの裏側に延びる裏側延設部と、を有するリップ部材が設けられており、
前記リップ部材の裏側延設部は、前記ガーニッシュの裏面に接触する延設部表面と、該延設部表面の裏面である延設部裏面と、を有しており、
前記延設部裏面に、当て板が接触させて設けられている、ガーニッシュ取付け構造。
(2)〔実施例2〕
ガーニッシュを車体部材に取付けるガーニッシュ取付け構造であって、
前記車体部材は、前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部の外側に位置する側壁部と、該側壁部から折れ曲がって前記ガーニッシュの裏側に延びる底壁部と、を有しており、
前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部と前記車体部材との間隙に介在し前記車体部材の側壁部に接触するリップ部と、該リップ部から前記ガーニッシュの裏側に延びる裏側延設部と、を有するリップ部材が設けられており、
前記リップ部材の裏側延設部は、前記ガーニッシュの裏面に接触する延設部表面と、該延設部表面の裏面である延設部裏面と、を有しており、
前記延設部裏面に、前記車体部材の底壁部に向かって突出するリブが設けられている、ガーニッシュ取付け構造。
(1)〔実施例1〕
ガーニッシュを車体部材に取付けるガーニッシュ取付け構造であって、
前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部と前記車体部材との間隙に介在し前記車体部材に接触するリップ部と、該リップ部から前記ガーニッシュの裏側に延びる裏側延設部と、を有するリップ部材が設けられており、
前記リップ部材の裏側延設部は、前記ガーニッシュの裏面に接触する延設部表面と、該延設部表面の裏面である延設部裏面と、を有しており、
前記延設部裏面に、当て板が接触させて設けられている、ガーニッシュ取付け構造。
(2)〔実施例2〕
ガーニッシュを車体部材に取付けるガーニッシュ取付け構造であって、
前記車体部材は、前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部の外側に位置する側壁部と、該側壁部から折れ曲がって前記ガーニッシュの裏側に延びる底壁部と、を有しており、
前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部と前記車体部材との間隙に介在し前記車体部材の側壁部に接触するリップ部と、該リップ部から前記ガーニッシュの裏側に延びる裏側延設部と、を有するリップ部材が設けられており、
前記リップ部材の裏側延設部は、前記ガーニッシュの裏面に接触する延設部表面と、該延設部表面の裏面である延設部裏面と、を有しており、
前記延設部裏面に、前記車体部材の底壁部に向かって突出するリブが設けられている、ガーニッシュ取付け構造。
上記(1)のガーニッシュ取付け構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
リップ部材の裏側延設部の延設部裏面に、当て板が接触させて設けられているため、高圧洗車時などリップ部材のリップ部に力がかかったときに、裏側延設部がガーニッシュの裏面から離れる方向、すなわち裏側延設部の延設部表面がガーニッシュの裏面から離れる(剥れる)方向に変形することを抑制できる。よって、高圧洗車時などリップ部に力がかかっても、裏側延設部がガーニッシュの裏面から離れる方向に変形することによりリップ部がガーニッシュの裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
リップ部材の裏側延設部の延設部裏面に、当て板が接触させて設けられているため、高圧洗車時などリップ部材のリップ部に力がかかったときに、裏側延設部がガーニッシュの裏面から離れる方向、すなわち裏側延設部の延設部表面がガーニッシュの裏面から離れる(剥れる)方向に変形することを抑制できる。よって、高圧洗車時などリップ部に力がかかっても、裏側延設部がガーニッシュの裏面から離れる方向に変形することによりリップ部がガーニッシュの裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
上記(2)のガーニッシュ取付け構造によれば、つぎの効果を得ることができる。
リップ部材の裏側延設部の延設部裏面に、車体部材の底壁部に向かって突出するリブが設けられているため、高圧洗車時などリップ部材のリップ部に力がかかることにより裏側延設部にガーニッシュの裏面から離れる方向(裏側延設部の延設部表面がガーニッシュの裏面から離れる(剥れる)方向)の力がかかっても、裏側延設部はリブが底壁部に接触(当接)するまでしか変形できない。よって、リブと車体部材の底壁部とが干渉することで裏側延設部の変形を抑制できるため、高圧洗車時などリップ部に力がかかっても、裏側延設部がガーニッシュの裏面から離れる方向に変形することによりリップ部がガーニッシュの裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
リップ部材の裏側延設部の延設部裏面に、車体部材の底壁部に向かって突出するリブが設けられているため、高圧洗車時などリップ部材のリップ部に力がかかることにより裏側延設部にガーニッシュの裏面から離れる方向(裏側延設部の延設部表面がガーニッシュの裏面から離れる(剥れる)方向)の力がかかっても、裏側延設部はリブが底壁部に接触(当接)するまでしか変形できない。よって、リブと車体部材の底壁部とが干渉することで裏側延設部の変形を抑制できるため、高圧洗車時などリップ部に力がかかっても、裏側延設部がガーニッシュの裏面から離れる方向に変形することによりリップ部がガーニッシュの裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
以下に、図面を参照して、本発明実施例のガーニッシュ取付け構造10を説明する。なお、図中、FRは前方(車両前方)を示し、UPは上方(車両上方)を示し、OUTは車両幅方向外側を示す。
図1〜図3は、本発明実施例1のガーニッシュ取付け構造を示しており、図4は、本発明実施例2のガーニッシュ取付け構造を示している。ただし、図1、図3は、本発明実施例2にも適用可能である。
本発明全実施例にわたって共通するまたは類似する部分には、本発明全実施例にわたって共通する符号を付してある。
本発明全実施例にわたって共通するまたは類似する部分には、本発明全実施例にわたって共通する符号を付してある。
〔実施例1〕(図1〜図3)
まず、本発明実施例1のガーニッシュ取付け構造の構成を説明する。
本発明実施例1のガーニッシュ取付け構造10は、図1に示すように、車体部材20に装飾部材としてのガーニッシュ30を取付ける構造である。ガーニッシュ取付け構造10は、車体部材20と、ガーニッシュ30と、リップ部材40と、を有する。
まず、本発明実施例1のガーニッシュ取付け構造の構成を説明する。
本発明実施例1のガーニッシュ取付け構造10は、図1に示すように、車体部材20に装飾部材としてのガーニッシュ30を取付ける構造である。ガーニッシュ取付け構造10は、車体部材20と、ガーニッシュ30と、リップ部材40と、を有する。
車体部材20は、車体の外板(意匠部材)を構成する板金部材である。車体部材20は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。車体部材20は、たとえばフェンダパネル、サイメンアウタパネルである。車体部材20がフェンダパネルである場合、車体部材20は、フロントフェンダパネルであってもよく、リアフェンダパネルであってもよい。なお、本発明図示例では、車体部材20が、乗員乗降用の図示略のサイドドアの車体前側に配置されるフロントフェンダパネルである場合を示している。
車体部材20は、図2に示すように、ガーニッシュ30の正面視(図1にて現れる方向であり、図2の矢印E方向視)で、ガーニッシュ30の端部31の外側に位置する側壁部21と、側壁部21から折れ曲がってガーニッシュ30の裏側に延びる底壁部22と、を有する。
ガーニッシュ30は、主として車両の意匠性を向上させるために設けられており、車体部材20に取付けられている。ガーニッシュ30は、樹脂製であり型成形品である。ガーニッシュ30は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。ガーニッシュ30の形状は、特に限定されるものではないがたとえば、図1に示すように、正面視で三角形状(略三角形状を含む)である。
ガーニッシュ30には、さらに意匠性を向上させるために、金属光沢を備えるメッキ部品50が取付けられていてもよい。メッキ部品50がガーニッシュ30に取付けられる場合、メッキ部品50は、正面視で三角形状のガーニッシュ30の端部31の全周にわたって連続して設けられていてもよく、図1に示すように三角形状のガーニッシュ30の後辺部30aを除く上辺部30bと下辺部30cのみに設けられていてもよく、図3の変形例に示すように三角形状のガーニッシュ30の後辺部30aと下辺部30cを除く上辺部30bのみに設けられていてもよい。なお、ガーニッシュ30にメッキ部品50が設けられる場所は、特に限定されるものではなく、ガーニッシュ30の端部31以外の場所であってもよい。
ガーニッシュ30は、図2に示すように、端部31と、端部31に連なりガーニッシュ30の正面視(E視)で端部31以外の部分を構成するガーニッシュ一般部32と、を有する。
ガーニッシュ30の端部31は、ガーニッシュ一般部32から折れ曲がって車体部材20の底壁部22に接近する方向に延びる端部内方延び部31aと、端部内方延び部31aの延び方向先端部から折れ曲がって車体部材20の側壁部21に向かって延びる端部側方延び部31bと、を有する。
リップ部材40は、可撓性を有する樹脂製であり、たとえばゴム製である。リップ部材40は、ガーニッシュ30の正面視(E視)で車体部材20とガーニッシュ30の端部31との間隙Gを封止して、見栄えを向上させるために設けられる。リップ部材40は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。
リップ部材40は、正面視で三角形状のガーニッシュ30の端部31の全周にわたって連続して設けられていてもよく、図1に示すように三角形状のガーニッシュ30の後辺部30aを除く上辺部30bと下辺部30cのみに設けられていてもよい。
図2に示すように、リップ部材40は、ガーニッシュ30に取付けられて(支持されて)いる。リップ部材40のガーニッシュ30への取付けは、接着であってもよく、溶着であってもよく、二色成形など成形方法によるものであってもよく、図示略のクリップやビス等を用いたものであってもよい。
リップ部材40は、ガーニッシュ30の正面視(E視)で、ガーニッシュ30の端部31と車体部材20との間隙Gに介在し車体部材20の側壁部21に弾性変形された状態で接触するリップ部41と、リップ部41からガーニッシュ30の裏側に延びる裏側延設部42とを有する。リップ部材40は、さらに、リップ部41と裏側延設部42の境界部分からガーニッシュ30の端部側方延び部31bの延び方向先端を覆うようにして延びる外方延び部43を有する。
裏側延設部42は、ガーニッシュ30の裏面33に少なくとも一部で接触する延設部表面42aと、延設部表面42aの裏面である延設部裏面42bと、を有する。裏側延設部42は、ガーニッシュ30の裏面33に沿って設けられている。そのため、裏側延設部42は、ガーニッシュ一般部32に沿って延びる延設部一般部42cと、延設部一般部42cから折れ曲がってガーニッシュ30の端部内方延び部31aに沿って車体部材20の底壁部22に接近する方向に延びる延設部内方延び部42dと、延設部内方延び部42dの延び方向先端部から折れ曲がってガーニッシュ30の端部側方延び部31bに沿って車体部材20の側壁部21に向かって延びる延設部側方延び部42eと、を有している。
外方延び部43は、ガーニッシュ30の端部側方延び部31bの延び方向先端面に接触している。外方延び部43はガーニッシュ30の端部31と車体部材20との間隙G内に位置しており、間隙Gから外方に突出することが抑制されている。
上記本発明実施例1の構成は、本発明実施例2にも適用可能である。
上記本発明実施例1の構成は、本発明実施例2にも適用可能である。
本発明実施例1では、さらに、当て板60が設けられている。
当て板60は、リップ部材40の裏側延設部42の変形を抑制するために設けられている。当て板60は、リップ部材40が三角形状のガーニッシュ30の端部31の全周にわたって連続して設けられている場合には、リップ部材40の裏側でリップ部材40の全域にわたって(全周に)連続して設けられており、リップ部材40が三角形状のガーニッシュ30の後辺部30aを除く上辺部30bと下辺部30cのみに設けられている場合には、リップ部材40の裏側で上辺部30bと下辺部30cに設けられるリップ部材40の全域にわたって連続して設けられている。
当て板60は、リップ部材40の裏側延設部42の変形を抑制するために設けられている。当て板60は、リップ部材40が三角形状のガーニッシュ30の端部31の全周にわたって連続して設けられている場合には、リップ部材40の裏側でリップ部材40の全域にわたって(全周に)連続して設けられており、リップ部材40が三角形状のガーニッシュ30の後辺部30aを除く上辺部30bと下辺部30cのみに設けられている場合には、リップ部材40の裏側で上辺部30bと下辺部30cに設けられるリップ部材40の全域にわたって連続して設けられている。
当て板60は、図2に示すように、裏側延設部42の延設部裏面42bの少なくとも一部に面接触させて設けられている。当て板60は、リップ部材40のリップ部41には接触していない。これは、当て板60でリップ部41の弾性変形を阻害しないようにするためである。ただし、リップ部41の弾性変形への影響が無いかまたは無視できる程度であれば、当て板60はリップ部41にも接触していてもよい。
当て板60は、板形状である。当て板60は、リップ部材40よりも高剛性であり、金属製であってもよく、リップ部材40よりも硬質な樹脂製であってもよい。また、当て板60は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。
当て板60は、裏側延設部42に取付けられている。当て板60の裏側延設部42への取付けは、接着であってもよく、溶着であってもよく、二色成形など成形方法によるものであってもよく、図示略のクリップやビス等を用いたものであってもよい。
当て板60は、裏側延設部42の延設部裏面42bに沿って設けられている。そのため、当て板60は、延設部一般部42cに沿って延びる当て板一般部61と、当て板一般部61から折れ曲がって延設部内方延び部42dに沿って車体部材20の底壁部22に接近する方向に延びる当て板内方延び部62と、当て板内方延び部62の延び方向先端部から折れ曲がって延設部側方延び部42eに沿って車体部材20の側壁部21に向かって延びる当て板側方延び部63と、を有する。
当て板60は、裏側延設部42の延設部裏面42bのうち、延設部一般部42cと延設部内方延び部42dとの間の折れ曲がり部42fと、延設部内方延び部42dと延設部側方延び部42eとの間の折れ曲がり部42gと、の裏面部分に、接触させて設けられている。
本発明実施例1では、つぎの作用、効果を得ることができる。
(A)リップ部材40の裏側延設部42の延設部裏面42bに、当て板60が接触させて設けられている。そのため、高圧洗車時などリップ部材40のリップ部41に力Fがかかったときに、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向、すなわち裏側延設部42の延設部表面42aがガーニッシュ30の裏面33から離れる(剥れる)方向に曲げ変形することを抑制できる。よって、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかっても、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向に変形することによりリップ部41がガーニッシュ30の裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
(A)リップ部材40の裏側延設部42の延設部裏面42bに、当て板60が接触させて設けられている。そのため、高圧洗車時などリップ部材40のリップ部41に力Fがかかったときに、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向、すなわち裏側延設部42の延設部表面42aがガーニッシュ30の裏面33から離れる(剥れる)方向に曲げ変形することを抑制できる。よって、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかっても、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向に変形することによりリップ部41がガーニッシュ30の裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
(B)また、当て板60を設けるだけであるため、比較的簡易な構成でリップ部材40の変形を抑制でき、コスト上有利である。
(C)リップ部材40の裏側延設部42が、ガーニッシュ一般部32に沿って延びる延設部一般部42cと、延設部一般部42cから折れ曲がってガーニッシュ30の端部内方延び部31aに沿って車体部材20の底壁部22に接近する方向に延びる延設部内方延び部42dと、延設部内方延び部42dの延び方向先端部から折れ曲がってガーニッシュ30の端部側方延び部31bに沿って車体部材20の側壁部21に向かって延びる延設部側方延び部42eと、を有している。そのため、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかったとき、裏側延設部42は、延設部一般部42cと延設部内方延び部42dとの間の折れ曲がり部42f、および/または延設部内方延び部42dと延設部側方延び部42eとの間の折れ曲がり部42gが回転中心となって回転するようにして曲げ変形する変形モードをとる。しかし、本発明実施例1では、当て板60が、裏側延設部42の延設部裏面42bのうち2つの折れ曲がり部42f、42gの裏面部分に、接触させて設けられている。よって、2つの折れ曲がり部42f、42gが回転中心となって裏側延設部42が回転するようにして変形することを抑制できる。したがって、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかっても、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向に変形することによりリップ部41がガーニッシュ30の裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を効果的に抑制できる。
〔実施例2〕(図4)
つぎに、本発明実施例2について説明する。なお、本発明実施例1と共通または類似する部分は同じ符号を付して説明を省略する。
つぎに、本発明実施例2について説明する。なお、本発明実施例1と共通または類似する部分は同じ符号を付して説明を省略する。
本発明実施例2では、図4に示すように、本発明実施例1と異なり、当て板60ではなくリブ70が設けられている。
リブ70は、リップ部材40の裏側延設部42の変形を抑制するために設けられている。リブ70は、リップ部材40が三角形状のガーニッシュ30の端部31の全周にわたって連続して設けられている場合には、リップ部材40の裏側でリップ部材40の全域にわたって(全周に)連続して設けられており、リップ部材40が三角形状のガーニッシュ30の後辺部30aを除く上辺部30bと下辺部30cのみに設けられている場合には、リップ部材40の裏側で上辺部30bと下辺部30cに設けられるリップ部材40の全域にわたって連続して設けられている。
リブ70は、図4に示すように、裏側延設部42の延設部裏面42bの少なくとも一部に面接触させて設けられている。リブ70は、リップ部材40のリップ部41には接触していない。これは、リブ70でリップ部41の弾性変形を阻害しないようにするためである。ただし、リップ部41の弾性変形への影響が無いかまたは無視できる程度であれば、リブ70はリップ部41にも接触していてもよい。
リブ70は、金属製であってもよく、リップ部材40とは異材料の樹脂製であってもよく、リップ部材40と同材料の樹脂製であってもよい。リブ70は、一部品構成であってもよく、複数部品構成であってもよい。
リブ70は、裏側延設部42に取付けられている。リブ70の裏側延設部42への取付けは、接着であってもよく、溶着であってもよく、二色成形などの成形方法によるものであってもよく、図示略のクリップやビス等を用いたものであってもよい。なお、リブ70がリップ部材40と同材料の樹脂製である場合、リブ70は、リップ部材40と一体成形されていてもよい。
リブ70は、延設部裏面42bから車体部材20の底壁部22に向かって突出して設けられている。リブ70は、突出方向先端面71が底壁部22に近接する位置に達するまで底壁部22に向かって突出している。ただし、リブ70の突出方向先端面71は底壁部22に達して接触していてもよい。リブ70の突出方向先端面71は、車体部材20の底壁部22に対向する平面形状とされており、リップ部材40のリップ部41に力Fがかかりリブ70がリップ部材40とともに変位して底壁部22に当接する際に、底壁部22に面接触するようになっている。
リブ70は、裏側延設部42の延設部裏面42bのうち、延設部一般部42cと延設部内方延び部42dとの間の折れ曲がり部42fと、延設部内方延び部42dと延設部側方延び部42eとの間の折れ曲がり部42gと、の裏面部分に、接触させて設けられている。
本発明実施例2では、つぎの作用、効果を得ることができる。
(D)リップ部材40の裏側延設部42の延設部裏面42bに、車体部材20の底壁部22に向かって突出するリブ70が設けられているため、高圧洗車時などリップ部材40のリップ部41に力Fがかかることにより裏側延設部42にガーニッシュ30の裏面33から離れる方向(裏側延設部42の延設部表面42aがガーニッシュ30の裏面33から離れる(剥れる)方向)の力がかかっても、裏側延設部42はリブ70が底壁部22に接触(当接)するまでしか曲げ変形できない。よって、リブ70と車体部材20の底壁部22とが干渉することで裏側延設部42の変形を抑制できるため、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかっても、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向に変形することによりリップ部41がガーニッシュ30の裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
(D)リップ部材40の裏側延設部42の延設部裏面42bに、車体部材20の底壁部22に向かって突出するリブ70が設けられているため、高圧洗車時などリップ部材40のリップ部41に力Fがかかることにより裏側延設部42にガーニッシュ30の裏面33から離れる方向(裏側延設部42の延設部表面42aがガーニッシュ30の裏面33から離れる(剥れる)方向)の力がかかっても、裏側延設部42はリブ70が底壁部22に接触(当接)するまでしか曲げ変形できない。よって、リブ70と車体部材20の底壁部22とが干渉することで裏側延設部42の変形を抑制できるため、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかっても、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向に変形することによりリップ部41がガーニッシュ30の裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を抑制できる。
(E)また、リブ70を設けるだけであるため、比較的簡易な構成でリップ部材40の変形を抑制でき、コスト上有利である。
(F)リップ部材40の裏側延設部42が、ガーニッシュ一般部32に沿って延びる延設部一般部42cと、延設部一般部42cから折れ曲がってガーニッシュ30の端部内方延び部31aに沿って車体部材20の底壁部22に接近する方向に延びる延設部内方延び部42dと、延設部内方延び部42dの延び方向先端部から折れ曲がってガーニッシュ30の端部側方延び部31bに沿って車体部材20の側壁部21に向かって延びる延設部側方延び部42eと、を有している。そのため、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかったとき、裏側延設部42は、延設部一般部42cと延設部内方延び部42dとの間の折れ曲がり部42f、および/または延設部内方延び部42dと延設部側方延び部42eとの間の折れ曲がり部42gが回転中心となって回転するようにして曲げ変形する変形モードをとる。しかし、本発明実施例2では、リブ70が、裏側延設部42の延設部裏面42bのうち2つの折れ曲がり部42f、42gの裏面部分に、接触させて設けられている。よって、2つの折れ曲がり部42f、42gが回転中心となって裏側延設部42が回転するようにして変形することを抑制できる。したがって、高圧洗車時などリップ部41に力Fがかかっても、裏側延設部42がガーニッシュ30の裏面33から離れる方向に変形することによりリップ部41がガーニッシュ30の裏側に廻り込んでしまうこと(噛み込むこと)を効果的に抑制できる。
10 ガーニッシュ取付け構造
20 車体部材
21 側壁部
22 底壁部
30 ガーニッシュ
31 ガーニッシュの端部
31a 端部内方延び部
31b 端部側方延び部
32 ガーニッシュ一般部
40 リップ部材
41 リップ部
42 裏側延設部
42a 延設部表面
42b 延設部裏面
42c 延設部一般部
42d 延設部内方延び部
42e 延設部側方延び部
42f、42g 折れ曲がり部
43 外方延び部
50 メッキ部品
60 当て板
61 当て板一般部
62 当て板内方延び部
63 当て板側方延び部
70 リブ
71 突出方向先端面
G 間隙
20 車体部材
21 側壁部
22 底壁部
30 ガーニッシュ
31 ガーニッシュの端部
31a 端部内方延び部
31b 端部側方延び部
32 ガーニッシュ一般部
40 リップ部材
41 リップ部
42 裏側延設部
42a 延設部表面
42b 延設部裏面
42c 延設部一般部
42d 延設部内方延び部
42e 延設部側方延び部
42f、42g 折れ曲がり部
43 外方延び部
50 メッキ部品
60 当て板
61 当て板一般部
62 当て板内方延び部
63 当て板側方延び部
70 リブ
71 突出方向先端面
G 間隙
Claims (2)
- ガーニッシュを車体部材に取付けるガーニッシュ取付け構造であって、
前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部と前記車体部材との間隙に介在し前記車体部材に接触するリップ部と、該リップ部から前記ガーニッシュの裏側に延びる裏側延設部と、を有するリップ部材が設けられており、
前記リップ部材の裏側延設部は、前記ガーニッシュの裏面に接触する延設部表面と、該延設部表面の裏面である延設部裏面と、を有しており、
前記延設部裏面に、当て板が接触させて設けられている、ガーニッシュ取付け構造。 - ガーニッシュを車体部材に取付けるガーニッシュ取付け構造であって、
前記車体部材は、前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部の外側に位置する側壁部と、該側壁部から折れ曲がって前記ガーニッシュの裏側に延びる底壁部と、を有しており、
前記ガーニッシュの正面視で、前記ガーニッシュの端部と前記車体部材との間隙に介在し前記車体部材の側壁部に接触するリップ部と、該リップ部から前記ガーニッシュの裏側に延びる裏側延設部と、を有するリップ部材が設けられており、
前記リップ部材の裏側延設部は、前記ガーニッシュの裏面に接触する延設部表面と、該延設部表面の裏面である延設部裏面と、を有しており、
前記延設部裏面に、前記車体部材の底壁部に向かって突出するリブが設けられている、ガーニッシュ取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019044493A JP2020147093A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | ガーニッシュ取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019044493A JP2020147093A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | ガーニッシュ取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020147093A true JP2020147093A (ja) | 2020-09-17 |
Family
ID=72431640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019044493A Pending JP2020147093A (ja) | 2019-03-12 | 2019-03-12 | ガーニッシュ取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020147093A (ja) |
-
2019
- 2019-03-12 JP JP2019044493A patent/JP2020147093A/ja active Pending
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