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JP2019129452A - サーバ装置、受付システム、受付方法、及びプログラム - Google Patents

サーバ装置、受付システム、受付方法、及びプログラム Download PDF

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JP2019129452A JP2018010744A JP2018010744A JP2019129452A JP 2019129452 A JP2019129452 A JP 2019129452A JP 2018010744 A JP2018010744 A JP 2018010744A JP 2018010744 A JP2018010744 A JP 2018010744A JP 2019129452 A JP2019129452 A JP 2019129452A
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Abstract

【課題】顔認証による受付処理を行うに際し、来訪者の情報を登録することに要する訪問先側の手間と時間を低減させる。【解決手段】サーバ装置1は、登録処理部11、情報読出部12、及び情報送信部13を有する。登録処理部11は、端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び顔画像を、端末装置から受信する。登録処理部11は、名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報(来訪者文字情報)と顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行する。情報読出部12は、顔画像登録処理後、撮影部で撮影された来訪者の顔画像を端末装置から受信し、受信した顔画像に関連付けられた来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出す。情報送信部13は、その識別情報を、その識別情報に対応する電話機と端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、サーバ装置、受付システム、受付方法、及びプログラムに関する。
多くの企業では受付が存在し、受付では、来訪者の対応と、訪問先の担当者の呼び出し等の業務を行っている。この業務は、受け入れ側の企業にとって負担となる。また、呼び出しに要する時間は、来訪者にとって時間的なロスとなり、ストレスを与えることになる。
例えば、特許文献1には、来訪者を待たせる時間を低減させることを目的とした受付システムが開示されている。特許文献1に記載の受付システムは、来訪者の顔を認識する認識部と、来訪者に対応した応対者を認識する応対者認識部と、応対者又は代理応答者の連絡先へ来訪者が訪れた旨を通知する通知部と、を備える。
特開2017−174346号公報
しかしながら、特許文献1に記載の受付システムは、企業側が来訪者の情報を登録することに時間と手間を要する。よって、顔認証による受付処理を行うに際し、来訪者の情報の登録にかかる企業側(訪問先側)の手間と時間を減らすことが可能な受付システムが望まれる。
本開示の目的は、上述した課題を解決するサーバ装置、受付システム、受付方法、及びプログラムを提供することにある。上記課題は、顔認証による受付処理を行うに際し、訪問先側が来訪者の情報を登録することに手間と時間を要するというものである。
本開示の第1の態様に係るサーバ装置は、
端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び前記来訪者の顔画像を、前記端末装置から受信し、前記来訪者の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報である来訪者文字情報と前記顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行する登録処理部と、
前記顔画像登録処理後、前記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を前記端末装置から受信し、受信した顔画像に関連付けられた前記来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出す情報読出部と、
読み出された前記訪問先の識別情報を、前記訪問先の識別情報に対応する電話機と前記端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する情報送信部と、
を有するものである。
本開示の第2の態様に係る受付方法は、
端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び前記来訪者の顔画像を、前記端末装置から受信し、前記来訪者の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報である来訪者文字情報と前記顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行し、
前記顔画像登録処理後、前記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を前記端末装置から受信し、
受信した顔画像に関連付けられた前記来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出し、
読み出された前記訪問先の識別情報を、前記訪問先の識別情報に対応する電話機と前記端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する、
受付方法である。
本開示の第3の態様に係るプログラムは、
端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び前記来訪者の顔画像を、前記端末装置から受信し、前記来訪者の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報である来訪者文字情報と前記顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行し、
前記顔画像登録処理後、前記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を前記端末装置から受信し、
受信した顔画像に関連付けられた前記来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出し、
読み出された前記訪問先の識別情報を、前記訪問先の識別情報に対応する電話機と前記端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する、
処理を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示により、上記課題を解決するサーバ装置、受付システム、受付方法、及びプログラムを提供することができる。すなわち、本開示によれば、顔認証による受付処理を行うに際し、来訪者の情報を登録することに要する訪問先側の手間と時間を低減させることができる。
実施形態1に係るサーバ装置の一構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係る受付システムの一構成例を示す概略ブロック図である。 実施形態2に係る受付システムの一構成例を示すブロック図である。 図3の受付システムにおける登録処理にかかる部分を説明するためのブロック図である。 図3の受付システムにおける受付処理にかかる部分を説明するためのブロック図である。 図4の受付システムにかかる部分において実行される顔画像登録処理の一例を説明するためのフロー図である。 図5の受付システムにかかる部分において実行される受付処理の一例を説明するためのフロー図である。 図7で説明する受付処理における一部の処理を詳細に説明するためのフロー図である。 実施形態3に係る受付システムにおいて実行される登録処理の一例を説明するためのフロー図である。 サーバ装置に含まれるハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係るサーバ装置の一構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、サーバ装置1は、登録処理部11、情報読出部12、及び情報送信部13を有する。また、サーバ装置1は、受付処理を行うことが可能な受付サーバ装置であり、図示しないが、受付を行う端末(受付端末)となる端末装置及び電話機に接続された交換機に接続される。
登録処理部11、情報読出部12、及び情報送信部13は、例えば、各種情報を記憶する記憶部、外部との通信を行う通信部、及び、各部11〜13の機能を記憶部及び通信部と協働して実現するためのプログラムを実行する制御部により構成することができる。この制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及び上記プログラム(サーバプログラム)を記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現される。この制御部は、集積回路(Integrated Circuit)によって実現されることもできる。
登録処理部11は、次の顔画像登録処理を実行する。この顔画像登録処理では、まず、端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び顔画像を、その端末装置から受信する。そのため、来訪者は、端末装置の撮影部に顔を向け、それと同時に又はその前後に、名刺を撮影部に向ける。なお、端末装置の撮影部は、動画像及び静止画像の少なくとも一方を撮影可能なカメラとすることができる。また、この撮影部は、顔撮影用の撮影装置と名刺撮影用の撮影装置とで合計2つ設置されていてもよく、後者は載置された名刺の画像を光学的に読み取るスキャナ装置とすることもできる。
次いで、この顔画像登録処理では、その名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報(来訪者文字情報)と受信した顔画像とを関連付けて記憶する。ここで、抽出された文字情報は、来訪者の氏名等を含む情報であり、来訪者個人を識別する個人識別情報として管理しておくことができる。
情報読出部12及び情報送信部13は、このようにして記憶された情報を参照して、来訪者を受け付ける受付処理を行うことになる。
情報読出部12は、登録処理後、上記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を上記端末装置から受信する。情報読出部12は、受信した顔画像に関連付けられた来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出す。ここで、訪問先とは、訪問相手を指し、訪問時の通話先(連絡先)とすることができる。このように、情報読出部12は、受信した来訪者の顔画像から、その来訪者の訪問先を特定し、その訪問先の識別情報を読み出している。この識別情報は、訪問先(訪問相手)の氏名そのものであってもよいが、社員番号のような数字又は文字、或いはそれらの組み合わせにより定められた情報であってもよい。
情報送信部13は、読み出された訪問先の識別情報を交換機に送信する。交換機は、その識別情報に対応する電話機と上記端末装置との通話パスを生成する機器である。これにより、上記端末装置と訪問先の電話機とで通話が可能となる。なお、そのため、上記端末装置は音声出力部及び音声入力部を有し、電話機との通話が可能に構成されている。
以上、本実施形態に係るサーバ装置1では、来訪者の名刺画像から抽出された文字情報と来訪者の顔を撮影した顔画像とを事前に登録しておく。よって、このサーバ装置1では、顔認証による受付処理を行うに際し、来訪者の情報を登録することに要する訪問先側の手間と時間を低減させることができる。
また、本実施形態では、登録処理後は、顔認証による受付対応を完全に自動化することができる。よって、この場合、訪問を受け入れる企業等の側では、端末装置21の設置だけで受付のための人員を配置する必要がなくなり、受付業務が存在する一般的な企業等において、受付業務を省力化、迅速化を図ることができる。
また、サーバ装置1では、同一の撮像部で撮影された顔画像及び名刺画像の登録が可能であり、迅速に登録を行うことができる。つまり、本実施形態によれば、顔画像を登録する撮影部と同一の撮影部で、来訪者の情報を登録するための名刺画像の読み取り(スキャン)を行うことができ、来訪者が自身の情報を容易に且つ迅速に登録することができる。
なお、顔画像と名刺画像の撮影は、予め定められた手順に従って行うようにしておくこともできるが、同時であってもよいし、任意の順序で行うこともできる。任意の順序で行った場合には、登録処理部11が撮影画像に顔画像及び名刺画像のいずれの画像が含まれるのか、或いは双方の画像が含まれるのかを判定しながら、登録を行えばよい。
<実施形態2>
実施形態2について、図2〜図8を併せて参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明するが、実施形態1で説明した様々な例が適用できる。
<<受付システムの構成例>>
図2は、実施形態2に係る受付システム(受付対応システム)の一構成例を示す概略ブロック図である。図2に示す受付システム2は、端末装置21、顔認証サーバ装置22、及び来訪者管理サーバ装置23を備えるとともに、訪問先(訪問相手)の電話機25が接続された交換機24を備える。なお、電話機は、通常、交換機24に複数台接続されているが、ここでは訪問相手の電話機25のみを図示している。受付システム2は、企業等で利用することができる。
端末装置21は、受付カメラ21aと、受付マイク及びスピーカ(以下、受付マイク・スピーカ)21bと、を有する。受付カメラ21aは上述した撮影部の一例である。受付マイク・スピーカ21bにおける受付マイクは音声入力部の一例であり、スピーカは音声出力部の一例である。受付カメラ21a及び受付マイク・スピーカ21bは、端末装置21に外付けで接続されるものであっても、端末装置21に内蔵(一体化)されるものであってもよい。また、端末装置21は、訪問先の企業等における窓口など、来訪者が来訪時にこの受付カメラ21aと受付マイク・スピーカ21bに正対できるような位置に設置しておくことが好ましい。
受付カメラ21aは、来訪者の顔を撮影し、顔画像を顔認証サーバ装置22へ送信する機能を有する。受付マイク・スピーカ21bにおけるスピーカは、顔認証サーバ装置22からの顔認証等の処理の結果を受けて、その結果を音声出力によりアナウンスする機能を有する。
また、受付マイク・スピーカ21bにおけるスピーカは、交換機24から電話機25を呼び出し中である旨の通知を受けて、呼び出し中のアナウンスを行う機能を有する。なお、受付マイク・スピーカ21bは、ユーザとなる来訪者に呼び出し中であることを気づかせないように、呼び出し中のアナウンスを行わないように設定を行うことも可能に構成しておくことが好ましい。
顔認証サーバ装置22及び来訪者管理サーバ装置23は、図1で示すサーバ装置1の機能を分散させた2つの装置の一例に相当し、両者はネットワークを介して接続されている。なお、顔認証サーバ装置22は顔認証システムと称することができ、来訪者管理サーバ装置23は来訪者管理システムと称することができる。
顔認証サーバ装置22は、図1における登録処理部11(便宜上、第1処理部と称す)及び情報読出部12の一部分(顔画像に対応する後述の個人識別情報d2を読み出す部分)を有する装置である。来訪者管理サーバ装置23は、図1における登録処理部11に追加される部分(第2処理部と称す)、情報読出部12の残りの部分(個人識別情報d2に対応する後述の訪問先識別情報d4を読み出す部分)、及び情報送信部13を有する装置である。このような分散により、システム構築、機密管理、保守を個別に行うことができる。
上記第1処理部は、実施形態1で説明した顔画像登録処理を実行する。図2を参照して説明すると、この顔画像登録処理は、受付カメラ21aで撮影された、来訪者の名刺画像及び顔画像を、端末装置21から受信する処理を含む。また、この顔画像登録処理は、その名刺画像に含まれる来訪者文字情報を抽出し、抽出された来訪者文字情報と顔画像を関連付けて記憶する処理を含む。以下、これらの来訪者文字情報及び顔画像は、来訪者登録情報の一部として記憶されるものとして説明する。以下、登録された顔画像の情報を顔画像情報d1と称す。また、実施形態1で説明したように、ここで抽出された来訪者文字情報は、来訪者個人を識別する個人識別情報として管理しておくことができる。よって、登録されたこの来訪者文字情報を個人識別情報d2と称す。
来訪者登録情報の一部である、個人識別情報d2及び顔画像情報d1は、顔認証サーバ装置22で来訪時の顔認証用の情報として管理しておくことができる。顔画像情報d1は、顔画像のファイル自体を管理するのではなく、顔画像から予め定められた種類の特徴量などを抽出し、その情報を管理しておくこともできる。
上記第2処理部は、本実施形態において登録処理部11に追加で具備される部位であり、次の来訪者情報登録処理を実行する。この来訪者情報登録処理は、個人識別情報d2と訪問先の識別情報(訪問先識別情報d4と称す)とを関連付け、来訪者登録情報の一部として記憶する処理である。このように、個人識別情報d2は来訪者管理サーバ装置23でも管理される。以下、顔認証サーバ装置22で管理される個人識別情報d2と区別するために、来訪者管理サーバ装置23で管理される個人識別情報を、来訪者識別情報d3と称す。来訪者登録情報の一部である、来訪者識別情報d3と訪問先識別情報d4とは、来訪者から訪問先を特定するための情報として管理しておくことができる。
来訪者情報登録処理は、予め企業等の受け入れ側(訪問先側)が来訪者管理サーバ装置23に対して行うことができる。例えば、訪問先側が来訪者管理サーバ装置23に接続された端末装置から来訪者識別情報d3と訪問先識別情報d4とを入力して登録することができる。また、具体的な例は後述するが、来訪者情報登録処理は、来訪者側でも行うことができるように構成することもできる。但し、来訪者情報登録処理は、受け入れ側で行う方がセキュリティの観点から好ましいと言える。よって、来訪者情報登録処理が訪問先側だけでなく来訪者側からも行うことができるような構成では、訪問先側のみから行うことができるようなモードを設けておくことが好ましい。
顔認証サーバ装置22は、登録処理(顔画像登録処理及び来訪者情報登録処理)後に、受付カメラ21aで撮影された来訪者の顔画像を端末装置21から受信することができる。その後、顔認証サーバ装置22は、顔画像情報d1及び個人識別情報d2を参照して、受信した顔画像に関連付けられた個人識別情報d2を読み出し、来訪者管理サーバ装置23に送信する。来訪者管理サーバ装置23は、来訪者識別情報d3及び訪問先識別情報d4を参照して、受信した個人識別情報d2に対応する来訪者識別情報d3に関連付けられた訪問先識別情報d4を読み出す。このような処理は、情報読出部12の処理として上述した通りである。
来訪者管理サーバ装置23は、読み出された訪問先識別情報d4を交換機24に送信する。この処理は、情報送信部13の処理として上述した通りである。交換機24は、来訪者管理サーバ装置23から訪問先識別情報d4を受信し、受信した訪問先識別情報d4に対応する電話機25を呼び出し、端末装置21とその電話機25の通話パスを生成する(開く)。これにより、端末装置21と訪問先の電話機25とで通話が可能となる。
<<受付システムの詳細>>
次に、図3及び図4を併せて参照しながら、受付システム2の詳細な構成例について説明する。図3は、受付システム2の詳細な構成例を示すブロック図である。図4は、図3の受付システム2における登録処理にかかる部分を説明するためのブロック図で、図5は、その受付システム2における受付処理にかかる部分を説明するためのブロック図である。
[顔認証サーバ装置22の構成例]
図3に示すように、顔認証サーバ装置22は、顔認証処理部22a、文字認識処理部22b、及び画像DB(データベース)処理部22cを有することができる。また、図4に示すように、顔認証サーバ装置22は入力部(入力装置)22d及び出力部(出力装置)22eを有することができる。なお、入力部22d及び出力部22eは、図3では紙面の都合上図示していない。
顔認証処理部22aは、来訪者の顔画像を登録する顔画像登録処理の一部の処理と来訪者の顔画像を認証する顔認証処理とを行う。文字認識処理部22bは、来訪者の名刺画像に含まれる文字情報(文字列)を認識する処理を行う。画像DB処理部22cは、顔画像情報d1と個人識別情報d2とを関連付けた(ペアとして関連付けた)複数のデータを保持する。画像DB処理部22cは、この保持のための記憶装置を有する。ここでは、画像DB処理部22cは、n個(nは自然数)のデータを保持しているものとして説明する。
入力部22dは、受付カメラ21aから送信された画像を入力する。なお、受付カメラ21aは、撮影した画像(顔画像及び名刺画像のいずれか一方又は双方)を入力部22dに送信する機能を有する。出力部22eは、認証結果等の処理結果の通知を受付マイク・スピーカ21bに出力する。なお、上述したように、受付マイク・スピーカ21bは、この通知を音声で出力する機能を有する。
ここで、顔認証処理部22aの一部分(顔画像登録処理の一部)、文字認識処理部22b、及び画像DB処理部22cは、図1の登録処理部11における上記第1処理部に相当する。顔認証処理部22aは、図1の情報読出部12における認証処理を実行する。
以下、具体的に、顔認証サーバ装置22の各構成要素について説明する。
入力部22dは、受付カメラ21aから入力された画像が顔画像を含む画像であるか、名刺画像を含む画像であるかを判定する判定機能を有することができる。入力された画像が顔画像を含むか否かは、顔の一般的な特徴(例えば顔の各パーツの配置や色等の特徴)に基づき判定することができる。入力された画像が名刺画像を含むか否かは、名刺の一般的な特徴(例えば、長方形のエッジを有し、その内部に文字が含まれるなどの特徴)に基づき判定することができる。
また、入力部22dは、図4に示すように、受付カメラ21aに接続されており、顔認証処理部22a及び文字認識処理部22bにも接続されている。入力部22dは、入力された画像が顔画像を含む場合にはその画像を顔認証処理部22aに渡して処理を依頼し、名刺画像を含む場合にはその画像を文字認識処理部22bに渡して処理を依頼する。入力部22dは、入力された画像が顔画像及び名刺画像の双方を含む場合には、その画像を顔認証処理部22a及び文字認識処理部22bの双方に渡せばよい。以下では、入力部22dから顔認証処理部22aに入力される画像を顔画像と称し、入力部22dから文字認識処理部22bに入力される画像を名刺画像と称する。
なお、入力部22dは、顔画像として顔に対応する領域のみの画像を抽出して顔認証処理部22aに渡し、名刺画像として名刺に対応する領域のみの画像を抽出して文字認識処理部22bに渡すように構成することもできる。また、入力部22dは、顔画像を含むか否かの判定に用いた特徴の情報を顔画像として顔認証処理部22aに渡し、名刺画像を含むか否かの判定に用いた特徴の情報を名刺画像として文字認識処理部22bに渡すこともできる。
顔認証処理部22aは、顔画像が入力部22dから入力されると、画像DB処理部22cに登録済みのn個の顔画像情報d1を参照し、その顔画像に一致する顔画像情報d1を検索する。具体的には、顔認証処理部22aは、入力された顔画像を一時的に記憶して特徴量の抽出を行い、画像DB処理部22cに対し、保持されている顔画像情報d1を逐次要求し、両者の顔画像の特徴量が一致しているか否かを照合する。そのため、画像DB処理部22cでは、顔画像情報d1として、顔画像の特徴量を記憶しておくことが好ましい。顔認証処理部22aは、特徴量の一致があった時点で、顔画像情報d1の要求を終了すればよい。なお、顔画像や名刺画像などの検索処理では、一致するものを検索する代わりに類似するもの又は対応するものを検索することもできる。
以下では、基本的に、検索した結果として一致する顔画像情報d1が存在しなかった場合、現在の処理は顔画像登録処理に該当し、存在した場合、現在の処理は受付処理に該当するものとして説明する。但し、例えば来訪者が顔画像登録処理であることを指定した場合に顔画像登録処理を行い、来訪者が受付処理であることを指定した場合に受付処理を行うなど、受付処理と顔画像登録処理が独立して実行されるような形態であってもよい。なお、来訪者情報登録処理は、訪問先側で行う形態ではこの顔画像登録処理前に実施されていればよく、訪問者側で行う形態ではこの顔画像登録処理後に実施することができる。
まず、顔画像登録処理であった場合について説明する。
顔認証処理部22aは、検索した結果、入力された顔画像に一致する顔画像情報d1が登録済みのn個の顔画像情報d1の中に存在しない場合、画像DB処理部22cに対し、入力された顔画像をn+1番目の顔画像情報d1として登録させる。上述したように、顔認証処理部22aは、特徴量の抽出等の前処理を行ったうえで、画像DB処理部22cに対し、n+1番目の顔画像情報d1の登録を行わせることもできる。画像DB処理部22cは、このような登録の指示に従い、入力された顔画像の特徴量(又は顔画像そのもの)をn+1番目の顔画像情報d1として記憶する。
また、文字認識処理部22bは、名刺画像が入力部22dから入力され且つn+1番目の顔画像情報d1の登録が行われると、その名刺画像に文字認識処理を施して、名刺画像に含まれる文字情報(つまり撮影された名刺に記述されている文字列)を認識する。文字認識処理部22bは、画像DB処理部22cに対し、その文字情報をn+1番目の個人識別情報d2として登録させる。画像DB処理部22cは、このような登録の指示に従い、入力された名刺画像の文字情報をn+1番目の個人識別情報d2として記憶する。
画像DB処理部22cでは、顔画像情報d1と個人識別情報d2とがデータの順序により関連付けられている。つまり、画像DB処理部22cでは、顔画像情報d1のk(kは自然数)番目のデータと個人識別情報d2のk番目のデータとが関連付けられている。但し、関連付けの方法はこれに限ったものではない。この点は、他種の情報の関連付けについても同様である。
また、画像DB処理部22cは、図4に示すように出力部22eに接続されている。画像DB処理部22cは、顔画像及び名刺画像の登録が完了した場合に、出力部22eに完了した旨を通知する。なお、この通知は文字認識処理部22bが実行することもできる。出力部22eは、その通知を受け、その通知を受付マイク・スピーカ21bに伝達する。受付マイク・スピーカ21bは、その通知を受け、顔の登録が完了した旨又は顔及び名刺の登録が完了した旨を、音声で出力する。
なお、ここでは、顔画像の登録後に名刺画像の登録を行うことを前提として説明しているが、その順序は問わず、名刺画像の登録から行うこともできる。その場合、簡単に説明すると、例えば次のような手順となる。まず、文字認識処理部22bは、名刺画像が入力部22dから入力されると、文字認識後、画像DB処理部22cに登録済みのn個の個人識別情報d2を参照し、その名刺画像に含まれる文字情報に一致する個人識別情報d2を検索する。検索した結果として一致する個人識別情報d2が存在しなかった場合、現在の処理は顔画像登録処理に該当することになる。顔画像登録処理の場合には、入力された名刺画像の文字情報がn+1番目の個人識別情報d2として登録される。顔認証処理部22aは、顔画像が入力部22dから入力され且つn+1番目の個人識別情報d2の登録が行われると、入力された顔画像をn+1番目の顔画像情報d1として登録させる。なお、一致する個人識別情報d2が存在した場合、現在の処理は受付処理に該当することになる。
また、顔認証サーバ装置22は、顔画像及び名刺画像の登録が完了した場合に、登録した個人識別情報d2(ここではn+1番目の個人識別情報d2)を来訪者管理サーバ装置23に送信する機能を有することができる。個人識別情報d2を受信した来訪者管理サーバ装置23の処理については後述するが、訪問者側で来訪者登録処理を行う形態において、この個人識別情報d2は、来訪者識別情報d3として訪問先識別情報と関連付けて、受付処理を行うために管理されることになる。
次に、受付処理であった場合について説明する。
受付処理は、顔画像等の登録が完了している場合に実行できる処理である。来訪者は、この受付処理により訪問先を呼び出すことができる。来訪者は、登録処理の直後の受付処理により訪問先の呼び出しを行うこともできる。
顔認証処理部22aは、入力された顔画像に一致する顔画像に対応する個人識別情報d2を割り出して読み出す。具体的には、顔認証処理部22aは、上述したように特徴量の抽出を行い、画像DB処理部22cに対し、保持されている顔画像情報d1を逐次要求し、両者の顔画像の特徴量が一致しているか否かを照合する。そして、顔認証処理部22aは、照合の結果、入力された顔画像に一致する顔画像情報d1が存在した場合、その一致した顔画像情報d1に関連付けられた個人識別情報d2を読み出す。顔認証処理部22aは、このような検索及び読み出しにより、その来訪者が登録されている者であるか否かを判定する顔認証処理を行う。
また、顔認証サーバ装置22は、読み出された個人識別情報d2を来訪者管理サーバ装置23に送信する機能を有する。このように、顔認証サーバ装置22は、端末装置21から受信された画像(顔画像)から来訪者を識別し、その来訪者の個人識別情報d2を来訪者管理サーバ装置23に送信する。
また、顔認証処理部22aは、図5に示すように出力部22eに接続されている。顔認証処理部22aは、出力部22eに認証結果を通知する。出力部22eは、この通知を受付マイク・スピーカ21bに伝達する。なお、このような通知の機能は、顔認証サーバ装置22が有していればよい。受付マイク・スピーカ21bは、その通知を受け、顔認証の結果を、音声で出力する。
認証結果が失敗(NG)である旨を通知する場合としては、例えば、名刺画像のみが入力された場合などの顔画像の入力がなかった場合、或いは、顔画像のみが入力され且つ照合してその顔画像と一致する顔画像情報d1がなかった場合が挙げられる。
その他、例えば、受付処理と顔画像登録処理が独立して実行されるような形態では、単に、顔認証処理部22aは、入力された顔画像と一致する顔画像情報d1がなかった場合に、認証が失敗した旨を出力部22eに通知することができる。この場合、出力部22eを介してこの通知を受けた受付マイク・スピーカ21bは、顔認証が失敗した旨をアナウンス(音声出力)することができる。また、ここで、認証が失敗した旨のアナウンスに続き、再度認証を行うか、新規に顔画像の登録を行うかの選択を促すアナウンスを行い、来訪者に選択を行わせるような構成を採用することもできる。この場合、端末装置21は、このような選択を行うための操作部を別途設けておくこともできるが、受付マイク・スピーカ21bから入力された音声を認識して選択結果を得るように構成することもできる。
再度認証を行うことが選択された場合、上述したような受付処理を繰り返し、再度顔認証を行う。新規に顔画像の登録を行うことが選択された場合、上述したような名刺を用いた顔画像登録処理を行う。
[来訪者管理サーバ装置23の構成例]
来訪者管理サーバ装置23は、図3に示すように、来訪者管理処理部23a及び来訪者DB処理部23bを有することができる。来訪者管理処理部23aは、来訪者情報登録処理であった場合と受付処理であった場合とで異なる処理を行う。来訪者管理処理部23aは、来訪者情報登録処理時に、来訪者と訪問先とを関連付けて登録する処理を行う。上述したように、来訪者情報登録処理は、訪問先側で実行することができるが、来訪者側で実行できるようなシステム構成を採用することもできる。来訪者管理処理部23aは、受付処理時に、来訪者を受け付ける際の識別情報の読出処理、及び、その識別情報の交換機24への送信処理を行う。
来訪者DB処理部23bは、来訪者識別情報d3と訪問先識別情報d4とをペアとして関連付けた複数のデータを保持する。来訪者DB処理部23bは、この保持のための記憶装置を有する。訪問先識別情報d4とは、訪問先の個人(担当者)を識別できるような情報であり、訪問先となり得る者の氏名そのもの、社員番号のような数字又は文字、或いはそれらの組み合わせにより定められた情報とすることができる。
ここで、来訪者管理処理部23aの一部分(来訪者情報登録処理を行う部分)及び来訪者DB処理部23bは、図1の登録処理部11における上記第2処理部に相当する。また、来訪者管理処理部23aは、図1の情報読出部12における識別情報の読出処理を実行する。よって、顔認証処理部22aの一部分(顔認証処理を行う部分)及び来訪者管理処理部23aの一部分(識別情報の読出処理を行う部分)は、図1の情報読出部12に相当することになる。来訪者管理処理部23aの一部分(識別情報の送信処理を行う部分)は、図1の情報送信部13に相当する。
以下、具体的に、来訪者管理サーバ装置23の各構成要素について説明する。
来訪者管理サーバ装置23は、上述したように、来訪者管理サーバ装置23に接続された端末装置(図示せず)からの入力により、来訪者識別情報d3と訪問先識別情報d4とを関連付けて記憶する機能を有する。この機能により、訪問先側は、来訪者が来訪する前に来訪者情報登録処理を行っておくことができる。また、来訪者管理サーバ装置23は、来訪者となり得る者から以前に得た名刺の画像を上記端末装置(図示せず)に具備又は接続された撮影装置で読み取ることで、来訪者識別情報d3を入力させることもできる。なお、この場合の文字認識処理については、顔認証サーバ装置22の文字認識処理部22bと同様の処理を適用することができる。なお、上記端末装置として、端末装置21を利用することもできる。
また、来訪者管理サーバ装置23は、上述したような顔認証サーバ装置22からの個人識別情報d2の入力を受けて、来訪者管理処理部23aに処理を依頼する機能を有する。来訪者管理処理部23aで実行されるこの処理には、上述したように受付処理が含まれるが、来訪者側で行う来訪者情報登録処理を含むことができる。なお、受付処理の場合には、既に来訪者情報登録処理が訪問先側又は来訪者側でなされていることになる。
来訪者側で行う来訪者情報登録処理について説明する。
来訪者管理処理部23aは、個人識別情報d2が入力されると、来訪者DB処理部23bに、入力された個人識別情報d2を訪問先識別情報d4に関連付けて登録させる。来訪者DB処理部23bは、入力された個人識別情報d2を来訪者識別情報d3とし、この来訪者識別情報d3を訪問先識別情報d4に関連付けて記憶する。
ここで、訪問先識別情報d4は、例えば、来訪者管理サーバ装置23が直接又は顔認証サーバ装置22を介し、端末装置21側に入力を要求して取得することができる。この要求を受けた端末装置21は、音声出力又は別途設けた表示部への表示により、来訪者に訪問先の入力を促す。来訪者は、受付マイク・スピーカ21bから音声で訪問先を入力することができる。そのためには、端末装置21は音声認識処理を可能に構成しておけばよい。或いは、来訪者は、端末装置21に別途設けた操作部から訪問先を入力することができる。
端末装置21は、入力された訪問先を示す情報を、顔認証サーバ装置22を介して又は直接、来訪者管理サーバ装置23に送信する。来訪者管理サーバ装置23は、入力された訪問先に対応する識別情報を、予め記憶しておいた対応テーブルなどから読み出して登録することができる。このように、来訪者管理サーバ装置23は、来訪者情報登録処理の一部として、端末装置21から訪問先を示す情報を受信し、受信した情報に基づき訪問先の識別情報を記憶することができる。
次に、受付処理時であった場合について説明する。
来訪者管理処理部23aは、個人識別情報d2が入力されると、来訪者DB処理部23bに登録済みの来訪者識別情報d3を参照し、その個人識別情報d2に一致又は対応する来訪者識別情報d3を検索する。具体的には、来訪者管理処理部23aは、来訪者DB処理部23bに対し、保持されている来訪者識別情報d3を逐次要求し、要求により入力された来訪者識別情報d3と入力された個人識別情報d2とが一致又は対応しているか否かを照合する。
来訪者管理処理部23aは、照合の結果、入力された個人識別情報d2に一致又は対応する来訪者識別情報d3が存在した場合、その来訪者識別情報d3に関連付けられた訪問先識別情報d4を読み出す。このように、受付処理時には、来訪者管理処理部23aは、個人識別情報d2が入力されると、来訪者DB処理部23bに登録済みの来訪者識別情報d3を参照し、その個人識別情報d2に対応する訪問先識別情報d4を割り出して読み出す。来訪者管理処理部23aは、このような検索及び読み出しにより、その来訪者の訪問先を割り出す。
また、来訪者管理サーバ装置23は、読み出された訪問先識別情報d4を交換機24に送信する機能を有する。このように、来訪者管理サーバ装置23は、受信した個人識別情報d2と登録された来訪者識別情報d3とが一致又は対応する場合、その来訪者識別情報d3に関連付けられた訪問先識別情報d4を交換機24に送信する。後述するが、交換機24では、この訪問先識別情報d4に基づいて端末装置21との通話パスが生成されることになる。また、来訪者管理サーバ装置23は、入力された個人識別情報d2に一致又は対応する来訪者識別情報d3が存在しなかった場合や、来訪者識別情報d3に関連付けられた訪問先識別情報d4が存在しなかった場合、その旨を交換機24に通知することが好ましい。
このように、来訪者管理処理部23aは、入力された個人識別情報d2に一致又は対応する来訪者識別情報d3が存在した場合には、端末装置21との通話パスを生成するために必要となる訪問先識別情報d4を読み出す。
[交換機24及び訪問先電話機25の構成例]
交換機24は、図3に示すように、呼制御処理部24a及び電話帳データ処理部24bを有することができる。電話帳データ処理部24bは、個人識別情報d5と内線番号d6とをペアとして関連付けた複数のデータを保持する。電話帳データ処理部24bは、この保持のための記憶装置を有する。個人識別情報d5は、訪問先識別情報d4と同様の情報であり、訪問先(訪問相手)となり得る者の氏名そのもの、社員番号のような数字又は文字、或いはそれらの組み合わせにより定められた情報とすることができる。
交換機24は、受付処理時に来訪者管理サーバ装置23からの訪問先識別情報d4の入力を受けて、呼制御処理部24aに処理を依頼する機能を有する。呼制御処理部24aは、訪問先識別情報d4が入力されると、電話帳データ処理部24bに登録済みの個人識別情報d5を参照し、その訪問先識別情報d4に一致又は対応する個人識別情報d5を検索する。
具体的には、呼制御処理部24aは、電話帳データ処理部24bに対し、保持されている個人識別情報d5を逐次要求し、要求により入力された個人識別情報d5と入力された訪問先識別情報d4とが一致又は対応しているか否かを照合する。呼制御処理部24aは、照合の結果、入力された訪問先識別情報d4に一致又は対応する個人識別情報d5が存在した場合、その個人識別情報d5に関連付けられた内線番号d6を読み出す。呼制御処理部24aは、このような検索及び読み出しにより、その来訪者の訪問先の内線番号d6を割り出す。
交換機24は、割り出した内線番号d6の電話機(訪問先電話機25)を呼び出し、その訪問先電話機25の鳴動を指示するとともに、受付マイク・スピーカ21bに対し、呼び出し中であることを通知する機能を有する。
訪問先電話機25は、交換機24の鳴動指示を受け着信音を鳴動させ、受話器のオフフックを行うことにより、交換機24に応答を通知する機能を有する。交換機24は、訪問先電話機25からの応答通知により、訪問先電話機25と受付マイク・スピーカ21bとの通話パス接続を行う機能を有する。
この機能を有することで、交換機24は、来訪者管理サーバ装置23から受信した訪問先(訪問先の担当者)の個人識別情報により訪問先電話機25を呼び出し、端末装置21とその電話機25との通話パス接続を行うことができる。換言すれば、上述した来訪者管理サーバ装置23は、顔認証サーバ装置22と交換機24を連携させることにより、来訪者の顔を認識するだけで、訪問先電話機25を自動で呼び出すことが可能になる。これにより、図3において点線で示すように端末装置21と訪問先電話機25との間で通話ができるようになる。
また、上述のように、来訪者管理サーバ装置23は、個人識別情報d2に一致又は対応する来訪者識別情報d3がなかった場合や来訪者識別情報d3に関連付けられた訪問先識別情報d4がなかった場合、その旨を交換機24に通知するよう構成することができる。交換機24は、対応する訪問先識別情報d4がない旨を来訪者管理サーバ装置23から通知された場合は、予め定められた訪問先未定の場合の窓口となる電話機を鳴動させる。この場合、その窓口の担当者が対応を行うことになる。このような構成により、来訪者が訪問先を登録していなくても、上記窓口との連絡をとり、その相手を介して、電話の転送などにより、訪問先との連絡をとることができるようになる。
このように、来訪者管理サーバ装置23(詳細には図1の情報送信部13に対応する部分)は、受付処理時に訪問先識別情報d4が読み出されなかった場合、その旨の通知を、交換機24を介して予め定められた通知先に送信することが好ましい。これにより、登録されていない来訪者については、来訪者の到来を来訪者自身に気付かせないように上記通知先に通知することも可能であるので、警備等の分野でも利用が可能である。
<<受付システムにおける処理例>>
[顔画像登録処理の一例]
次に、図6を併せて参照しながら、受付システム2における顔画像登録処理の一例について説明する。図6は、図4の、受付システム2にかかる部分において実行される顔画像登録処理の一例を説明するためのフロー図である。
まず、受付カメラ21aは、来訪者の顔を撮影し(ステップS1)、撮影により得た顔画像を入力部22dに送信する(ステップS2)。入力部22dは、顔画像を受信(取得)し(ステップS3)、受信した顔画像を顔認証処理部22aに伝達(伝送)して顔画像登録処理を依頼する(ステップS4)。顔認証処理部22aは、顔画像の特徴量の抽出等の前処理を行い(ステップS5)、画像DB処理部22cに対し、前処理後の顔画像を伝達する(ステップS6)。画像DB処理部22cは、伝達された顔画像をn+1番目の顔画像情報d1として記憶する(ステップS7)。
また、受付カメラ21aは、来訪者の名刺を撮影し(ステップS8)、撮影により得た名刺画像を入力部22dに送信する(ステップS9)。入力部22dは、名刺画像を受信し(ステップS10)、受信した名刺画像を文字認識処理部22bに伝達して処理を依頼する(ステップS11)。文字認識処理部22bは、その名刺画像から文字を認識し、文字情報(テキストデータ)に変換する処理を行い(ステップS12)、変換後のテキストデータを個人識別情報d2として、画像DB処理部22cに伝達する(ステップS13)。
画像DB処理部22cは、ステップS7で記憶しておいた顔画像情報d1とステップS13で伝達された個人識別情報d2とをペアとして関連付け、n+1番目のデータとして記憶する(ステップS14)。この記憶は、n個のデータでなるDBへの新たなデータの登録(記録)を意味する。なお、ステップS14で登録する情報を得る処理は、顔画像についての処理と名刺画像についての処理とが逆であってもよいし、同じ画像から顔画像及び名刺画像を抽出することもできる。
その後、画像DB処理部22cは、登録が完了した旨の通知の出力を出力部22eに依頼する(ステップS15)。出力部22eは、その依頼を受け、受付マイク・スピーカ21bへの通知の出力処理を行い(ステップS16)、受付マイク・スピーカ21bに登録が完了した旨の通知を送信する(ステップS17)。受付マイク・スピーカ21bは、その通知を受信し、顔の登録(実際には顔と氏名の登録)が完了した旨を来訪者に案内(音声出力)する(ステップS18)。
以上により、来訪者の顔画像情報d1は名刺に記述された氏名を含む個人識別情報d2とともに顔認証サーバ装置22に登録される。
来訪者は引き続き、次に説明するような受付処理により、顔を受付カメラ21aにかざすだけで訪問先(訪問相手)を呼び出すことができる。また、同じ来訪者が再度来訪した時は、上述のような手順により顔画像が登録済みであるため、端末装置21に顔をかざすだけで訪問先の相手を呼び出すことができる。
[受付処理の一例]
次に、図7及び図8を併せて参照しながら、受付システム2における受付処理の一例について説明する。図7は、図5の、受付システム2にかかる部分において実行される受付処理の一例を説明するためのフロー図で、図8は、図7で説明する受付処理における一部の処理を詳細に説明するためのフロー図である。
まず、受付カメラ21aは、来訪者の顔を撮影し(ステップS21)、撮影により得た顔画像を顔認証サーバ装置22に送信する(ステップS22)。顔認証サーバ装置22は、受信した顔画像の特徴が一致する画像を、画像DB処理部22cで登録済みの顔画像情報d1の中から検索する(ステップS23)。顔認証サーバ装置22は、特徴が一致した顔画像情報d1に関連付けられた個人識別情報d2を取得し(ステップS24)、それを来訪者管理サーバ装置23に送信する(ステップS25)。
来訪者管理サーバ装置23は、顔認証サーバ装置22から受信した個人識別情報d2を来訪者管理処理部23aに伝達し、受付処理を依頼する。来訪者管理処理部23aは、来訪者DB処理部23bに登録済みの来訪者識別情報d3を参照し、その個人識別情報d2に一致する来訪者識別情報d3を検索して(マッチングして)取得する(ステップS26)。来訪者管理処理部23aは、ステップS26で取得した来訪者識別情報d3に関連付けられた訪問先識別情報d4を読み出すことで取得する(ステップS27)。来訪者管理サーバ装置23は、ステップS27で取得された訪問先識別情報d4を交換機24に送信する(ステップS28)。
交換機24は、訪問先識別情報d4の入力を受けて、呼制御処理部24aに処理を依頼する。呼制御処理部24aは、電話帳データ処理部24bに登録済みの個人識別情報d5を参照し、その訪問先識別情報d4に一致する個人識別情報d5を検索して(マッチングして)取得する(ステップS29)。呼制御処理部24aは、ステップS29で取得した個人識別情報d5に関連付けられた内線番号d6を読み出すことで取得する(ステップS30)。
交換機24は、ステップS30で取得された内線番号d6の電話機である訪問先電話機25に電話機着信音の鳴動を指示する(ステップS31)。訪問先電話機25は、ステップS31で指示された着信音の鳴動指示に従い、着信音を鳴動させる(ステップS32)。また、交換機24は、受付マイク・スピーカ21bに対し、相手端末を呼び出し中である旨の通知を行う(ステップS33)。受付マイク・スピーカ21bは、ステップS33の通知に従い、呼び出し中である旨のアナウンス(音声出力)を行う(ステップS34)。
訪問先の相手は、訪問先電話機25の受話器をオフフックして応答する(ステップS35)。このオンフックにより、訪問先電話機25は、交換機24に応答を通知する(ステップS36)。交換機24は、ステップS36の応答通知により、訪問先電話機25の応答を検知する(ステップS37)。
そして、交換機24は、訪問先電話機25に対し受付マイク・スピーカ21bとの通話パス接続を行う(ステップS38)。訪問先電話機25は、ステップS38の通話パス接続に従い、受付マイク・スピーカ21bと通話を行う(ステップS39)。交換機24は、受付マイク・スピーカ21bに対し訪問先電話機25との通話パス接続を行う(ステップS40)。受付マイク・スピーカ21bは、ステップS40の通話パス接続に従い、訪問先電話機25との通話を行う(ステップS41)。
以上のような処理により、来訪者が受付カメラ21aに顔をかざすだけで、訪問先の相手を自動的に呼び出すことができ、訪問先の相手が応答することで、受付マイク・スピーカ21bと訪問相手の電話機25との間の通話パスを接続する。これにより、来訪者は、通話を行い、迅速に面会を行うことが可能となる。
ここで、図8を併せて参照しながら、主に顔認証サーバ装置22による認証処理の一例の詳細について説明する。まず、ステップS21,S22で説明したように、受付カメラ21aは、来訪者の顔を撮影し(ステップS51)、撮影により得た顔画像を顔認証サーバ装置22の入力部22dに送信する(ステップS52)。入力部22dは、顔画像を受信し(ステップS53)、受信した顔画像を顔認証処理部22aに伝達して顔認証処理を依頼する(ステップS54)。
顔認証処理部22aは、伝達された顔画像を記憶し、その顔画像の解析処理として、顔画像の特徴量の抽出等の処理を行い、その顔画像の特徴量を認識する(ステップS55)。顔認証処理部22aは、画像DB処理部22cに対し、顔画像情報d1及び個人識別情報d2で構成されるDBの一番目に保持されている顔画像情報d1を要求する(ステップS56)。画像DB処理部22cは、そのDBの一番目に保持されている顔画像情報d1を顔認証処理部22aに返信する(ステップS57)。また、画像DB処理部22cは、ステップS56の処理をDBのn番目まで実行する(ステップS58)とともに、ステップS57の処理をDBのn番目まで実行する(ステップS59)。
顔認証処理部22aは、ステップS55で受けた顔画像とステップS57,S59で受けた顔画像情報d1とで特徴量が一致しているか否かの照合処理(マッチング処理)を行う(ステップS60)。顔認証処理部22aは、ステップS60のマッチング処理で一致するものがあるか否かの判定を行う(ステップS61)。
顔認証処理部22aは、一致するものがある場合(ステップS61でYESの場合)、その顔画像情報d1に関連付けられた個人識別情報d2を取得する(ステップS62)。顔認証サーバ装置22は、ステップS62で取得した個人識別情報d2を来訪者管理サーバ装置23に送信する(ステップS63)。ステップS63での送信が図7のステップS25での送信に相当し、その後の処理は図7で説明した通りである。
一方、顔認証処理部22aは、ステップS61でNOの場合、認証結果を失敗(NG)であると出力し(ステップS64)、認証結果がNGである旨を出力部22eに伝達し、受付マイク・スピーカ21bからの出力を依頼する(ステップS65)。
出力部22eは、その依頼を受け、受付マイク・スピーカ21bへの出力処理を行い(ステップS66)、受付マイク・スピーカ21bに認証結果がNGである旨の通知を送信する(ステップS67)。受付マイク・スピーカ21bは、出力部22eからの認証結果の通知を受け、認証がNGであった旨とともに、再認証を行うか新規登録を行うかの選択を促す音声案内(アナウンス)を行う(ステップS68)。新規登録は、新規の来訪者である場合に新たに顔画像の登録を行うものであり、図6で例示したような顔画像登録処理により実施される。以上のような処理により、来訪者の顔認証処理が実行され、結果が失敗であった場合には、来訪者は、再度の認証の試行又は新規登録を行うことができる。
なお、認証結果が成功(OK)であった場合、ステップS63に続く処理により、来訪者は受付マイク・スピーカ21bから呼び出し中である旨のアナウンスを聞くことで、認証成功を知ることができる。よって、この場合には、顔認証サーバ装置22からは特に通知を行わなくても済む。
以上、本実施形態に係る受付システム2によれば、実施形態1で説明した効果と同様の効果を奏するとともに、サーバ装置を分散させることにより、システム構築、機密管理、保守を個別に行うことができる。
<実施形態3>
実施形態3について、実施形態2との相違点を中心に説明するが、実施形態1,2で説明した様々な例が適用できる。本実施形態に係る受付システムは、実施形態2に係る受付システム2と後述する点を除き同様であるため、主に図3の構成例を参照しつつ、図9を併せて参照しながら、本実施形態について説明する。
本実施形態では、実施形態2と来訪者側が行う場合の来訪者情報登録処理において訪問先の名刺画像を使用する点で異なり、その他の登録処理(訪問先側が行う場合の来訪者情報登録処理を含む)は実施形態2と同様である。また、本実施形態では、実施形態2と同様の受付処理を行う。
本実施形態に係る顔認証サーバ装置22の入力部22dは、受付カメラ21aで撮影された訪問先の名刺画像を、端末装置21から受信する。そして、文字認識処理部22bは、来訪者の名刺画像に含まれる文字情報(文字列)を認識する処理だけでなく、訪問先の名刺画像に含まれる文字情報(文字列)を認識する処理も行う。名刺画像に含まれる文字情報が訪問先、来訪者のいずれを示すものであるかは、訪問先に関する情報を保持しておいてその情報を参照し、その情報が文字情報に含まれるか否かで判定することができる。
そのため、画像DB処理部22cは、顔画像情報d1と個人識別情報d2とを関連付けた(ペアとして関連付けた)複数のデータを保持するほか、受付システム2を設置している企業名等の情報(以下、企業情報)を保持する(図示せず)。なお、企業情報は、来訪者管理サーバ装置23等の他の装置に、顔認証サーバ装置22からアクセス可能な状態で保持しておくこともできる。
文字認識処理部22bは、名刺画像の文字認識後、画像DB処理部22cに登録済みの企業情報(訪問先の企業情報)を参照し、文字認識で得た文字情報にその企業情報が含まれるか否かを判定する。文字認識処理部22bは、登録済みの企業情報が含まれない場合には、実施形態2と同様に個人識別情報d2の検索、顔画像情報d1との関連付け、及び個人識別情報d2の来訪者管理サーバ装置23への送信などの処理を行う。
文字認識処理部22bは、文字情報に登録済みの企業情報が含まれる場合には、その文字情報、又はその文字情報から企業情報を除いた部署や氏名等の情報を、来訪者管理サーバ装置23に送信する。ここで送信される情報を訪問先情報と称す。また、この場合にも、文字認識処理部22bは、実施形態2と同様に個人識別情報d2の検索、顔画像情報d1との関連付け、及び個人識別情報d2の来訪者管理サーバ装置23への送信などの処理を行う。
また、文字認識処理部22bは、訪問先情報を、顔画像情報d1及び個人識別情報d2に関連付けて、画像DB処理部22cに記憶しておくことが好ましい。そして、顔認証サーバ装置22は、個人識別情報d2と訪問先情報とを関連付けた状態で、来訪者管理サーバ装置23に送信する。
来訪者管理サーバ装置23は、その個人識別情報d2を来訪者識別情報d3とし、その訪問先情報に対応する識別情報を訪問先識別情報d4とし、両者を関連付けて登録する。なお、来訪者管理サーバ装置23は、受信した訪問先情報をそのまま訪問先識別情報d4として登録してもよいし、受信した訪問先情報が示す氏名に対応する社員番号のような情報を訪問先識別情報d4として登録することもできる。後者の場合、来訪者管理サーバ装置23は、企業内で働く者の氏名と社員番号とを関連付けたデータを保持するか、或いはそのようなデータにアクセス可能となっていればよい。
このように、本実施形態では、顔認証サーバ装置22及び来訪者管理サーバ装置23は、訪問先の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報が示す訪問先に対応する識別情報を訪問先識別情報d4とする。来訪者管理サーバ装置23は、抽出された文字情報が示す訪問先に対応する識別情報を、予め記憶しておいた対応テーブルなどから読み出すことができる。
そして、来訪者管理サーバ装置23は、その訪問先識別情報d4を、来訪者文字情報(個人識別情報d2、つまり来訪者識別情報d3)に関連付けて記憶する。なお、顔画像の登録、来訪者の名刺画像の登録、及び訪問先の名刺画像の登録の順序は問わず、それらの撮影順序も問わない。また、来訪者が来訪者の名刺と訪問先の名刺とを同時に提示した場合でも、両者を個別に文字認識することは可能である。
以下、本実施形態に係る受付システム2における登録処理の一例について、図9を参照しながら説明する。図9は、実施形態3に係る受付システムにおいて実行される登録処理の一例を説明するためのフロー図である。
まず、本実施形態に係る受付システム2においても、図6のステップS1〜S12と同様の処理を行う。ステップS12以降では、文字認識処理において、訪問先の名刺画像が入力部22dから伝達されてくることも想定した処理が行われる。
文字認識処理部22bは、ステップS12において名刺画像を文字情報(テキストデータ)に変換する処理を行った後、その文字情報を画像DB処理部22cに登録された企業情報と照合(マッチング)する(ステップS71)。文字認識処理部22bは、その結果として、文字情報に企業情報が含まれるか否かを判定する(ステップS72)。
ステップS72でNOの場合、ステップS13と同様に、文字認識処理部22bは、変換後のテキストデータを個人識別情報d2として、画像DB処理部22cに伝達する(ステップS73)。画像DB処理部22cは、ステップS14と同様に、ステップS7で記憶しておいた顔画像情報d1とステップS73で伝達された個人識別情報d2とをペアとして関連付け、n+1番目のデータとして記憶する(ステップS74)。
ステップS72でYESの場合、文字認識処理部22bは、変換後のテキストデータのうち企業情報が含まれる名刺画像内のテキストデータを、訪問先情報として、画像DB処理部22cに伝達する(ステップS75)。伝達する訪問先情報は、その名刺画像内のテキストデータから企業情報を除いた、部署や氏名等の情報であってもよい。また、ステップS75では、文字認識処理部22bは、変換後のテキストデータのうち企業情報が含まれない名刺画像内のテキストデータを、個人識別情報d2として、画像DB処理部22cに伝達する。
画像DB処理部22cは、ステップS7で記憶しておいた顔画像情報d1とステップS75で伝達された訪問先情報及び個人識別情報d2とを関連付け、n+1番目のデータとして記憶する(ステップS76)。
ステップS74の処理後、又はステップS76の処理後、画像DB処理部22cは、図6のステップS15以降の処理と同様の処理を行えばよい。但し、訪問先の登録も行った場合には、顔の登録が完了した旨の案内にその旨も含めておくことが好ましい。
図9では図示しないが、ステップS74で登録された後、顔認証サーバ装置22は、個人識別情報d2を来訪者管理サーバ装置23に送信する。そして、来訪者管理サーバ装置23は、その個人識別情報d2を来訪者識別情報d3として訪問先識別情報d4と関連付けて登録する。
また、図9では図示しないが、ステップS76で登録された後、顔認証サーバ装置22は、個人識別情報d2と訪問先情報とを関連付けた状態で、来訪者管理サーバ装置23に送信する。そして、来訪者管理サーバ装置23は、その個人識別情報d2を来訪者識別情報d3とし、その訪問先情報に対応する識別情報を訪問先識別情報d4とし、両者を関連付けて登録する。
本実施形態によれば、実施形態1,2の効果に加え、訪問相手との名刺交換を行ったような面識のある来訪者、又は面識のある者から名刺を借りたような来訪者は、訪問相手の情報も容易に登録できるようになる。また、本実施形態によれば、このような自動的な登録を可能にすることで、逆に訪問相手と面識のない又は面識のある者からの照会のない来訪者の登録を防ぐこともできる。
<他の実施形態>
以上で説明した各実施形態では、来訪者と訪問先(訪問先の担当者)の登録を行うことになるが、来訪者とその訪問先とが関連付けできれば、他の方式で登録を行うこともできる。
また、前回訪問を受けたときの訪問先の履歴を残しておけば、来訪者が顔認証するだけでその人物を呼び出すことも可能である。これにより、来訪の度に来訪者の登録を行う必要がなくなる。
また、実施形態1に係るサーバ装置1、或いは、実施形態2,3に係る顔認証サーバ装置22及び来訪者管理サーバ装置23は、いずれも次のようなハードウェア構成を有することができる。図10は、サーバ装置に含まれるハードウェア構成の一例を示す図である。
図10に示すサーバ装置100は、プロセッサ101及びメモリ102を有する。実施形態1で説明した制御部は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現される。つまり、このプログラムは、プロセッサ101を、図1の登録処理部11、情報読出部12、及び情報送信部13として機能させるためのプログラムである。或いは、このプログラムは、プロセッサ101を、図3の顔認証処理部22a、文字認識処理部22b、及び来訪者管理処理部23aとして機能させるためのプログラムである。或いは、このプログラムは、プロセッサ101を、図3の顔認証処理部22a及び文字認識処理部22bとして、又は、来訪者管理処理部23aとして機能させるためのプログラムである。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、この例は、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/Wを含む。さらに、この例は、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
さらに、上述した様々な実施形態において、サーバ装置における受付処理の手順を説明したように、本開示は、受付方法としての形態も採り得る。この受付方法は、端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び来訪者の顔画像を、端末装置から受信する。次いで、この受付方法は、名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報である来訪者文字情報と顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行する。この受付方法は、顔画像登録処理後、撮影部で撮影された来訪者の顔画像を端末装置から受信し、受信した顔画像に関連付けられた来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出す。次いで、この受付方法は、読み出された訪問先の識別情報を、その訪問先の識別情報に対応する電話機と端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する。なお、その他の例については、上述した様々な実施形態で説明した通りである。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
1、100 サーバ装置
2 受付システム
11 登録処理部
12 情報読出部
13 情報送信部
21 端末装置
21a 受付カメラ
21b 受付マイク・スピーカ
22 顔認証サーバ装置
22a 顔認証処理部
22b 文字認識処理部
22c 画像DB処理部
22d 入力部
22e 出力部
23 来訪者管理サーバ装置
23a 来訪者管理処理部
23b 来訪者DB処理部
24 交換機
24a 呼制御処理部
24b 電話帳データ処理部
25 訪問先電話機
101 プロセッサ
102 メモリ
d1 顔画像情報
d2 個人識別情報
d3 来訪者識別情報
d4 訪問先識別情報
d5 個人識別情報
d6 内線番号

Claims (9)

  1. 端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び前記来訪者の顔画像を、前記端末装置から受信し、前記来訪者の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報である来訪者文字情報と前記顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行する登録処理部と、
    前記顔画像登録処理後、前記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を前記端末装置から受信し、受信した顔画像に関連付けられた前記来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出す情報読出部と、
    読み出された前記訪問先の識別情報を、前記訪問先の識別情報に対応する電話機と前記端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する情報送信部と、
    を有する、
    サーバ装置。
  2. 前記登録処理部は、
    前記撮影部で撮影された、訪問先の名刺画像を、前記端末装置から受信し、
    前記訪問先の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報が示す訪問先に対応する識別情報を前記訪問先の識別情報として、前記来訪者文字情報に関連付けて記憶し、
    前記情報読出部は、前記顔画像登録処理後、前記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を前記端末装置から受信し、受信した顔画像に関連付けられた前記訪問先の識別情報を読み出す、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記情報送信部は、前記情報読出部で、前記訪問先の識別情報が読み出されなかった場合、その旨の通知を、前記交換機を介して予め定められた通知先に送信する、
    請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  4. 前記登録処理部は、
    前記顔画像登録処理を実行する第1処理部と、
    前記来訪者文字情報と前記訪問先の識別情報とを関連付けて記憶する来訪者情報登録処理を実行する第2処理部と、
    を有し、
    前記第2処理部及び前記情報送信部を有する装置は、
    前記第1処理部及び前記情報読出部を有する装置と、ネットワークを介して接続されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のサーバ装置と、
    前記撮影部、音声入力部、及び音声出力部を有する前記端末装置と、
    前記交換機と、
    を備え、
    前記交換機は、前記サーバ装置から前記訪問先の識別情報を受信し、受信した前記識別情報に対応する電話機を呼び出し、前記端末装置と前記電話機との通話パスを生成する、
    受付システム。
  6. 端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び前記来訪者の顔画像を、前記端末装置から受信し、前記来訪者の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報である来訪者文字情報と前記顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行し、
    前記顔画像登録処理後、前記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を前記端末装置から受信し、
    受信した顔画像に関連付けられた前記来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出し、
    読み出された前記訪問先の識別情報を、前記訪問先の識別情報に対応する電話機と前記端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する、
    受付方法。
  7. 前記撮影部で撮影された、訪問先の名刺画像を、前記端末装置から受信し、
    前記訪問先の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報が示す訪問先に対応する識別情報を前記訪問先の識別情報として、前記来訪者文字情報に関連付けて記憶する処理を含み、
    前記訪問先の識別情報を読み出す処理は、前記顔画像登録処理後に前記端末装置から受信した顔画像に関連付けられた前記訪問先の識別情報を読み出す処理である、
    請求項6に記載の受付方法。
  8. 端末装置が有する撮影部で撮影された、来訪者の名刺画像及び前記来訪者の顔画像を、前記端末装置から受信し、前記来訪者の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報である来訪者文字情報と前記顔画像とを関連付けて記憶する顔画像登録処理を実行し、
    前記顔画像登録処理後、前記撮影部で撮影された来訪者の顔画像を前記端末装置から受信し、
    受信した顔画像に関連付けられた前記来訪者文字情報が示す来訪者に予め関連付けられた訪問先の識別情報を読み出し、
    読み出された前記訪問先の識別情報を、前記訪問先の識別情報に対応する電話機と前記端末装置との通話パスを生成する交換機に、送信する、
    処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 前記撮影部で撮影された、訪問先の名刺画像を、前記端末装置から受信し、
    前記訪問先の名刺画像に含まれる文字情報を抽出し、抽出された文字情報が示す訪問先に対応する識別情報を前記訪問先の識別情報として、前記来訪者文字情報に関連付けて記憶する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラムを含み、
    前記訪問先の識別情報を読み出す処理は、前記顔画像登録処理後に前記端末装置から受信した顔画像に関連付けられた前記訪問先の識別情報を読み出す処理である、
    請求項8に記載のプログラム。
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