JP2019159125A - 光輝性有彩色トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、光輝性顔料を含む光輝性トナーと、着色剤を含む少なくとも一種の有色トナーと、を有するトナーセットが開示されている。
特許文献2には、光輝性顔料を少なくとも含む第一の光輝性トナーと、光輝性顔料を少なくとも含み、第一の光輝性トナーとは異なる色を呈する第二の光輝性トナーと、を少なくとも有するトナーセットが開示されている。
光輝性顔料を含有する光輝性トナー粒子と、
有彩色顔料を含有し光輝性顔料を含有しない非光輝性有彩色トナー粒子と、
を含む光輝性有彩色トナー。
前記光輝性トナー粒子が扁平状であり、前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度が0.90以上0.95以下である、[1]に記載の光輝性有彩色トナー。
前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度が0.91以上0.94以下である[2]に記載の光輝性有彩色トナー。
前記光輝性トナー粒子がさらに有彩色顔料を含有する、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
前記非光輝性有彩色トナー粒子として、互いに異なる色を呈する前記非光輝性有彩色トナー粒子を複数種類含む、[1]〜[4]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
前記非光輝性有彩色トナー粒子として、イエロートナー粒子、マゼンタトナー粒子及びシアントナー粒子からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
チャージスペクトログラフ法により得られた前記光輝性トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP1とし、最大ピークの半値全幅をW1とし、
チャージスペクトログラフ法により得られた前記非光輝性有彩色トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP2とし、最大ピークの半値全幅をW2としたとき、
|P1−P2|が3mm以下であり、且つ、|W1−W2|が3mm以下である、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
前記非光輝性有彩色トナー粒子が、コア粒子と前記コア粒子を被覆する被覆層とを有し、前記被覆層の平均厚が0.15μm以上0.25μm以下である、[1]〜[7]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
前記光輝性トナー粒子が扁平状であり、前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度をC1とし、扁平面における平均円相当径をD1(μm)とし、
前記非光輝性有彩色トナー粒子の平均円形度をC2とし、平均円相当径をD2(μm)としたとき、下記の式1を満たす、[1]〜[8]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
式1:−0.02<(0.0084×D1+C1)−(0.0084×D2+C2)<+0.02
さらに、無彩色顔料を含有し光輝性顔料を含有しない非光輝性無彩色トナー粒子を含む、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
チャージスペクトログラフ法により得られた前記光輝性トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP1とし、最大ピークの半値全幅をW1とし、
チャージスペクトログラフ法により得られた前記非光輝性有彩色トナー粒子及び前記非光輝性無彩色トナー粒子の全体の帯電分布の最大ピーク位置をP2とし、最大ピークの半値全幅をW2としたとき、
|P1−P2|が3mm以下であり、且つ、|W1−W2|が3mm以下である、[10]に記載の光輝性有彩色トナー。
前記非光輝性有彩色トナー粒子及び前記非光輝性無彩色トナー粒子が、コア粒子と前記コア粒子を被覆する被覆層とを有し、前記被覆層の平均厚が0.15μm以上0.25μm以下である、[10]又は[11]に記載の光輝性有彩色トナー。
前記光輝性トナー粒子が扁平状であり、前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度をC1とし、扁平面における平均円相当径をD1(μm)とし、
前記非光輝性有彩色トナー粒子及び前記非光輝性無彩色トナー粒子の全体の平均円形度をC2とし、平均円相当径をD2(μm)としたとき、下記の式1を満たす、[10]〜[12]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
式1:−0.02<(0.0084×D1+C1)−(0.0084×D2+C2)<+0.02
全体の流動度が20sec/50g以上40sec/50g以下である、[1]〜[13]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
全体の流動度が25sec/50g以上35sec/50g以下である、[14]に記載の光輝性有彩色トナー。
前記光輝性トナー粒子が、前記光輝性有彩色トナーに含まれるトナー粒子全体の60個数%以上98個数%以下を占める、[1]〜[15]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
前記光輝性トナー粒子が、前記光輝性有彩色トナーに含まれるトナー粒子全体の75個数%以上95個数%以下を占める、[16]に記載の光輝性有彩色トナー。
[1]〜[17]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナーを含む静電荷像現像剤。
[1]〜[17]のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
[18]に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
[18]に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。
像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
[18]に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
本実施形態に係る光輝性有彩色トナーは、少なくとも、光輝性顔料を含有する光輝性トナー粒子と、有彩色顔料を含有し光輝性顔料を含有しない非光輝性有彩色トナー粒子とを含み、少なくとも光輝性トナー粒子と非光輝性有彩色トナー粒子とが混じり合ったトナーである。本実施形態において「有彩色」とは、色相、明度及び彩度をあわせ持つ色であり、無彩色以外の色である。
したがって、本実施形態に係る光輝性有彩色トナーによれば、転写に起因する定着画像の色ムラが抑制され、積層順の違いに起因する色差がない。
また、本実施形態に係る光輝性有彩色トナーによれば、トナーセットを使用する場合に比較してトナー載り量が少なくて済むので定着画像は薄くなり、定着画像中において光輝性顔料が配列しやすく且つ光輝性顔料が複数層となりにくい。その結果、本実施形態に係る光輝性有彩色トナーによれば、定着画像の光輝性(フロップ感や明るさ)が良好である。
図1Cは、本実施形態に係る光輝性有彩色トナーを用いて画像を形成した場合を示しており、左から順に、中間転写体上のトナー粒子、記録媒体上のトナー粒子、定着画像を示す。図1C中、符号40は光輝性トナー粒子を示し、符号40Gは光輝性顔料を示し、符号60は非光輝性有彩色トナー粒子を示す。
本実施形態に係る光輝性有彩色トナーに含まれる光輝性トナー粒子の含有量の上限は、目的とする色に応じて設定されればよく一概に決まるものではないが、トナー粒子全体の98個数%以下が好ましく、95個数%以下がより好ましい。
本実施形態に係る光輝性有彩色トナーは、
チャージスペクトログラフ法により得られた光輝性トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP1とし、最大ピークの半値全幅をW1とし、
チャージスペクトログラフ法により得られた非光輝性有彩色トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP2とし、最大ピークの半値全幅をW2としたとき、
P1とP2との差が3mm以下であり、且つ、W1とW2との差が3mm以下であることが好ましい。
チャージスペクトログラフ法により得られた光輝性トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP1とし、最大ピークの半値全幅をW1とし、
チャージスペクトログラフ法により得られた非光輝性有彩色トナー粒子及び非光輝性無彩色トナー粒子の全体の帯電分布の最大ピーク位置をP2とし、最大ピークの半値全幅をW2としたとき、
P1と前記P2との差が3mm以下であり、且つ、W1とW2との差が3mm以下であることが好ましい。
図2に示すように、チャージスペクトログラフ法では、長さlの円筒形容器内に、鉛直方向の速度vの空気層流と、この流れと垂直方向の電界Eとを形成する。この上端部中央から帯電した光輝性有彩色トナーを投入すると、光輝性有彩色トナーに含まれるトナー粒子は空気層流により下端部まで移動する間に電界Eの方向に移動する。円筒形容器の底面にフィルタを敷設しておき、フィルタ上に捕集された光輝性トナー粒子及び非光輝性有色トナー粒子それぞれについて、中心点0から電界Eの方向への分布を顕微鏡で測定する。
式:q/r=(6×π×η×d×v)/(l×E)
式中、ηは空気の粘性率である。ここで、光輝性トナー粒子の半径rは、光輝性トナー粒子が扁平状である場合、扁平面における円相当径の半分に相当する。
円筒形容器の長さlは18cmであり、円筒形容器の上部アパーチャー径Aは0.7mmであり、円筒形容器の直径は6cmである。電界Eは100V/cmである。空気流の速度vは内圧を350mmHgに設定することで一定とする。
・フェライト粒子(平均粒径50μm) :100部
・トルエン : 14部
・スチレン/メチルメタクリレート共重合体(共重合比15/85): 3部
・カーボンブラック :0.2部
フェライト粒子を除く上記材料をサンドミルにて分散して分散液を調製し、この分散液をフェライト粒子とともに真空脱気型ニーダに入れ、攪拌しながら減圧し乾燥させることによりキャリアを得る。
レーザ顕微鏡(株式会社キーエンス製:VK8500)による観察において、フィルタ表面を50mm×10mmの領域(面積500mm2)に区画化し、各領域内の光輝性トナー粒子及び非光輝性有色トナー粒子それぞれの個数を数える。中心点0から各領域の中心までの距離を横軸、各領域内に存在するトナー粒子の個数を縦軸にして、光輝性トナー粒子及び非光輝性有色トナー粒子それぞれについてヒストグラムを描く。光輝性トナー粒子のヒストグラムにおいて、個数がピークとなる距離をP1(単位:mm)とし、該ピークの半値全幅をW1(単位:mm)とする。非光輝性有色トナー粒子のヒストグラムにおいて、個数がピークとなる距離をP2(単位:mm)とし、該ピークの半値全幅をW2(単位:mm)とする。
本実施形態に係る光輝性有彩色トナーが非光輝性無彩色トナー粒子をも含む場合、非光輝性有彩色トナー粒子と非光輝性無彩色トナー粒子とを区別することなく非光輝性有色トナー粒子全体について距離dの分布を測定する。光輝性有彩色トナーに非光輝性無彩色トナー粒子が含まれていない場合は、P2は、非光輝性有彩色トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置であり、W2は、非光輝性有彩色トナー粒子の最大ピークの半値全幅である。
本実施形態に係る光輝性有彩色トナーは、該トナー全体の流動度が20sec/50g以上40sec/50g以下であることが好ましく、25sec/50g以上35sec/50g以下であることがより好ましく、25sec/50g以上30sec/50g以下であることが更に好ましい。
本実施形態においては、光輝性トナー粒子が扁平状であることが好ましい。光輝性トナー粒子が扁平状であることにより、定着画像内において扁平状の光輝性顔料が配向しやすくなる。
本実施形態において、扁平状である光輝性トナー粒子の「扁平面」とは、水平な面に光輝性トナー粒子を置いたときに、鉛直方向に向いた面を指す。扁平状である光輝性トナー粒子は、通常、水平な面に置いて鉛直方向から観察したときに、光輝性トナー粒子の投影面積が最大又は最大に近い値になる。
これに対して、光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度が前記範囲であると、扁平面の形状が真円に近く、光輝性トナー粒子ごとの形状や帯電特性のばらつきが抑制され、光輝性トナー粒子ごとの転写効率の差が抑制される。それにより、色ムラの発生が抑えられて、目的とする色を呈する画像が形成されるものと推測される。
光輝性有彩色トナーを、界面活性剤(例えば、テイカパワー、テイカ社)を含む水溶液に分散させて分散液を得る。得られた分散液をスライドガラスに滴下し、1時間放置する。その後、光学顕微鏡にて鉛直方向から観察及び撮像し、画像解析ソフト(例えば、ビジョンソフトウェア、コグネックス社)により、光輝性顔料を含有するトナー粒子像の円形度及び円相当径を測定する。光輝性顔料を含有することは、トナー粒子像の中央部の大部分を、光を透過しない領域(したがって黒く見える領域)が占めていることにより判別できる。ここで、円形度=4π×(トナー粒子像の面積)÷(トナー粒子像の周囲長)2であり、円相当径=2√(トナー粒子像の面積÷π)である。光輝性トナー粒子500個についてトナー粒子像の円形度及び円相当径を求め、500個の値を平均して平均円形度及び平均円相当径を算出する。
非光輝性有彩色トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂と有彩色顔料と離型剤等のその他添加剤とを含む芯部と、結着樹脂を含む被覆層とで構成されていることが好ましい。
これに対して、非光輝性有彩色トナー粒子がコア・シェル構造であると、顔料が露出しにくく、非光輝性有彩色トナー粒子ごとの帯電特性のばらつきが抑制され、非光輝性有彩色トナー粒子ごとの転写効率の差が抑制される。それにより、色ムラの発生が抑えられて、目的とする色を呈する画像が形成されるものと推測される。
非光輝性無彩色トナー粒子は、単層構造のトナー粒子であってもよいし、芯部(コア粒子)と芯部を被覆する被覆層(シェル層)とで構成された所謂コア・シェル構造のトナー粒子であってもよい。コア・シェル構造のトナー粒子は、例えば、結着樹脂と無彩色顔料と離型剤等のその他添加剤とを含む芯部と、結着樹脂を含む被覆層とで構成されていることが好ましい。
光輝性有彩色トナーをエポキシ樹脂に混合して包埋し、エポキシ樹脂を固化する。得られた固化物を、ウルトラミクロトーム装置(例えば、Leica社製UltracutUCT)により切断し、厚さ80nm以上130nm以下の薄片試料を作製する。そして、超高分解能電界放出形走査電子顕微鏡(FE−SEM。例えば、日立ハイテクノロジーズ社製S−4800)にて、薄片試料のSEM画像を得る。SEM画像中のトナー粒子から、光輝性顔料を含有せず光輝性顔料以外の顔料を含有するトナー粒子を任意に500個選び、トナー粒子ごとに、トナー粒子外縁に最も近い位置に存在する顔料外縁からトナー粒子外縁までの最短距離を測定し、500個の値を平均する。
本実施形態に係る光輝性有彩色トナーは、
光輝性トナー粒子が扁平状であり、光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度をC1とし、扁平面における平均円相当径をD1(μm)とし、
非光輝性有彩色トナー粒子の平均円形度をC2とし、平均円相当径をD2(μm)としたとき、下記の式1を満たすことが好ましい。
光輝性トナー粒子が扁平状であり、光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度をC1とし、扁平面における平均円相当径をD1(μm)とし、
非光輝性有彩色トナー粒子及び非光輝性無彩色トナー粒子の全体の平均円形度をC2とし、平均円相当径をD2(μm)としたとき、下記の式1を満たすことが好ましい。
{(0.0084×D1+C1)−(0.0084×D2+C2)}が−0.02を超えて+0.02未満であることにより、光輝性トナー粒子と非光輝性有色トナー粒子との表面積の差が小さくなり、|P1−P2|及び|W1−W2|をより好ましい範囲に制御することが可能となり、目的とする色を呈する画像をより形成しやすくなる。この観点から、上記式は、−0.01を超えて+0.01未満がより好ましく、−0.005を超えて+0.005未満が更に好ましい。
トナー粒子を構成する成分を説明する。光輝性トナー粒子と非光輝性有彩色トナー粒子と非光輝性無彩色トナー粒子とに共通する事項については、「トナー粒子」と総称して説明する。
結着樹脂としては、ポリエステル樹脂が好適である。
ポリエステル樹脂としては、例えば、公知の非晶性ポリエステル樹脂が挙げられる。ポリエステル樹脂は、非晶性ポリエステル樹脂と共に、結晶性ポリエステル樹脂を併用してもよい。但し、結晶性ポリエステル樹脂は、全結着樹脂に対して、含有量が2質量%以上40質量%以下(好ましくは2質量%以上20質量%以下)の範囲で用いることがよい。
樹脂の「非晶性」とは、半値幅が10℃を超えること、階段状の吸熱量変化を示すこと、又は明確な吸熱ピークが認められないことを指す。
非晶性ポリエステル樹脂としては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールとの縮重合体が挙げられる。非晶性ポリエステル樹脂としては、市販品を使用してもよいし、合成品を使用してもよい。
多価カルボン酸としては、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価以上のカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステル等が挙げられる。
多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上の多価アルコールを併用してもよい。3価以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
重量平均分子量及び数平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定する。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC−8120GPCを用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。重量平均分子量及び数平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出する。
結晶性ポリエステル樹脂としては、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールとの重縮合体が挙げられる。結晶性ポリエステル樹脂としては、市販品を使用してもよいし、合成品を使用してもよい。
多価カルボン酸としては、ジカルボン酸と共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のカルボン酸を併用してもよい。3価のカルボン酸としては、例えば、芳香族カルボン酸(例えば1,2,3−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸等)、これらの無水物、又はこれらの低級(例えば炭素数1以上5以下)アルキルエステルが挙げられる。
多価カルボン酸としては、ジカルボン酸と共に、スルホン酸基を持つジカルボン酸、エチレン性二重結合を持つジカルボン酸を併用してもよい。
多価カルボン酸は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
多価アルコールとしては、ジオールと共に、架橋構造又は分岐構造をとる3価以上のアルコールを併用してもよい。3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
多価アルコールは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
光輝性顔料とは、光輝性を呈する顔料である。光輝性顔料としては、例えば、アルミニウム、黄銅、青銅、ニッケル、ステンレス、亜鉛等の金属の粉末;酸化チタン、黄色酸化鉄等を被覆した雲母;アルミノケイ酸塩、塩基性炭酸塩、硫酸バリウム、酸化チタン、オキシ塩化ビスマス等の薄片状結晶又は板状結晶;薄片状ガラス粉、金属蒸着された薄片状ガラス粉;グアニン結晶;などが挙げられる。
非光輝性有彩色トナー粒子は、有彩色顔料を含む。光輝性トナー粒子は、色味の調整のために、有彩色顔料を含んでいてもよい。
有彩色顔料は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
非光輝性無彩色トナー粒子は、無彩色顔料を含む。光輝性トナー粒子及び非光輝性有彩色トナー粒子は、色味の調整のために、無彩色顔料を含んでいてもよい。
トナー粒子は、色味の調整のために、染料を含んでいてもよい。染料としては、公知のあらゆる染料を用いてよい。例えば、アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキノン系、アジン系、アントラキノン系、チオインジコ系、ジオキサジン系、チアジン系、アゾメチン系、インジコ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリメチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン系、チアゾール系等の染料が挙げられる。
離型剤としては、例えば、炭化水素系ワックス;カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の天然ワックス;モンタンワックス等の合成又は鉱物・石油系ワックス;脂肪酸エステル、モンタン酸エステル等のエステル系ワックス;などが挙げられる。離型剤は、これに限定されるものではない。
融解温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られたDSC曲線から、JIS K7121−1987「プラスチックの転移温度測定方法」の融解温度の求め方に記載の「融解ピーク温度」により求める。
その他の添加剤としては、例えば、磁性体、帯電制御剤、無機粉体等の公知の添加剤が挙げられる。これらの添加剤は、内添剤としてトナー粒子に含まれる。
外添剤としては、例えば、無機粒子が挙げられる。該無機粒子として、SiO2、TiO2、Al2O3、CuO、ZnO、SnO2、CeO2、Fe2O3、MgO、BaO、CaO、K2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2O・(TiO2)n、Al2O3・2SiO2、CaCO3、MgCO3、BaSO4、MgSO4等の粒子が挙げられる。
疎水化処理剤の量は、通常、無機粒子100質量部に対して、1質量部以上10質量部以下である。
本実施形態に係る光輝性有彩色トナーは、少なくとも光輝性トナー粒子と非光輝性有彩色トナー粒子とを混合することにより製造され、さらに非光輝性無彩色トナー粒子を混合してもよい。トナー粒子どうしの混合は、例えば、Vブレンダー、ヘンシェルミキサー、レーディゲミキサー等によって行われ、段階を分けて混合してもよい。
結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液を準備する工程(樹脂粒子分散液準備工程)と、着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液を準備する工程(着色剤粒子分散液準備工程)と、樹脂粒子分散液と着色剤粒子分散液とを混合した分散液中で、樹脂粒子と着色剤粒子とを凝集させ、凝集粒子を形成する工程(凝集粒子形成工程)と、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を加熱し、凝集粒子を融合・合一して、トナー粒子を形成する工程(融合・合一工程)と、を経て、トナー粒子を製造する。
結着樹脂となる樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液と共に、着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液、離型剤粒子が分散された離型剤粒子分散液を準備する。
水系媒体としては、例えば、蒸留水、イオン交換水等の水、アルコール類などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(例えば、堀場製作所製、LA−700)の測定によって得られた粒度分布を用い、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、体積について小粒径側から累積分布を描き、全粒子に対して体積50%となる粒径を体積平均粒径D50vとする。他の分散液中の粒子の体積平均粒径も同様に測定される。
次に、樹脂粒子分散液と、着色剤粒子分散液と、離型剤粒子分散液と、を混合する。そして、混合分散液中で、樹脂粒子と着色剤粒子と離型剤粒子とをヘテロ凝集させ目的とするトナー粒子の径に近い径を持つ、樹脂粒子と着色剤粒子と離型剤粒子とを含む凝集粒子を形成する。
凝集粒子形成工程においては、例えば、混合分散液を回転せん断型ホモジナイザーで攪拌下、室温(例えば25℃)で凝集剤を添加し、混合分散液のpHを酸性(例えばpH2以上5以下)に調整し、必要に応じて分散安定剤を添加した後に、加熱を行ってもよい。
凝集剤と共に、該凝集剤の金属イオンと錯体又は類似の結合を形成する添加剤を用いてもよい。この添加剤としては、キレート剤が好適に用いられる。
キレート剤としては、水溶性のキレート剤を用いてもよい。キレート剤としては、例えば、酒石酸、クエン酸、グルコン酸等のオキシカルボン酸;イミノ二酢酸(IDA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)等のアミノカルボン酸;などが挙げられる。
キレート剤の添加量は、例えば、樹脂粒子100質量部に対して0.01質量部以上5.0質量部以下が好ましく、0.1質量部以上3.0質量部未満がより好ましい。
次に、凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を、例えば、樹脂粒子のガラス転移温度以上(例えば、樹脂粒子のガラス転移温度より10℃から30℃高い温度以上)に加熱して、凝集粒子を融合・合一し、トナー粒子を形成する。
凝集粒子が分散された凝集粒子分散液を得た後、当該凝集粒子分散液と、樹脂粒子が分散された樹脂粒子分散液と、をさらに混合し、凝集粒子の表面にさらに樹脂粒子を付着するように凝集して、第2凝集粒子を形成する工程と、第2凝集粒子が分散された第2凝集粒子分散液に対して加熱をし、第2凝集粒子を融合・合一して、コア・シェル構造のトナー粒子を形成する工程と、を経て、トナー粒子を製造してもよい。
本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係る光輝性有彩色トナーを少なくとも含むものである。本実施形態に係る静電荷像現像剤は、本実施形態に係る光輝性有彩色トナーのみを含む一成分現像剤であってもよいし、当該トナーとキャリアとを混合した二成分現像剤であってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成方法について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、像保持体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、を備える。そして、静電荷像現像剤として、本実施形態に係る静電荷像現像剤が適用される。
まず、動作に先立って、帯電ロール2Gによって感光体1Gの表面が−600V乃至−800Vの電位に帯電される。
感光体1Gは、導電性(例えば20℃における体積抵抗率1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂の抵抗)であるが、レーザ光線が照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Gの表面に、図示しない制御部から送られてくる光輝性有彩色用の画像データに従って、露光装置3Gからレーザ光線を照射する。それにより、光輝性有彩色の画像パターンの静電荷像が感光体1Gの表面に形成される。
感光体1G上に形成された静電荷像は、感光体1Gの走行に従って予め定められた現像位置まで回転する。そして、この現像位置で、感光体1G上の静電荷像が、現像装置4Gによってトナー画像として現像され可視化される。
一方、感光体1G上に残留したトナーは感光体クリーニング装置6Gで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Gにて光輝性有彩色のトナー画像が転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第5のユニット10Y、10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー画像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録紙Pの表面も平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
本実施形態に係るプロセスカートリッジについて説明する。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
図5に示すプロセスカートリッジ200は、例えば、取り付けレール116及び露光のための開口部118が備えられた筐体117により、感光体107(像保持体の一例)と、感光体107の周囲に備えられた帯電ロール108(帯電手段の一例)、現像装置111(現像手段の一例)、及び感光体クリーニング装置113(クリーニング手段の一例)を一体的に組み合わせて保持して構成し、カートリッジ化されている。
図5中、109は露光装置(静電荷像形成手段の一例)、112は転写装置(転写手段の一例)、115は定着装置(定着手段の一例)、300は記録紙(記録媒体の一例)を示している。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、本実施形態に係る光輝性有彩色トナーを収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジである。トナーカートリッジは、画像形成装置内に設けられた現像手段に供給するための補給用のトナーを収容するものである。
[ポリエステル樹脂粒子分散液(1)の調製]
・テレフタル酸 :30モル部
・フマル酸 :70モル部
・ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物 : 5モル部
・ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物:95モル部
攪拌装置、窒素導入管、温度センサ及び精留塔を備えたフラスコに、上記の材料を仕込み、1時間かけて温度を220℃まで上げ、上記材料100部に対してチタンテトラエトキシド1部を投入した。生成する水を留去しながら30分間かけて230℃まで温度を上げ、該温度で1時間脱水縮合反応を継続した後、反応物を冷却した。こうして、重量平均分子量18,000、酸価15mgKOH/g、ガラス転移温度60℃のポリエステル樹脂(1)を合成した。
・パラフィンワックス(日本精蝋社製HNP−9) :100部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK): 1部
・イオン交換水 :350部
上記の材料を混合して100℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン高圧ホモジナイザー(ゴーリン社製)で分散処理し、体積平均粒径200nmの離型剤粒子が分散された、固形分量20%の離型剤粒子分散液(1)を得た。
・C.I.ピグメントイエロー74 : 70部
(クラリアント社製HansaYellow5GX01)
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK): 1部
・イオン交換水 :200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径190nmの着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液(Y1)を得た。
・ポリエステル樹脂粒子分散液(1) :430部
・離型剤粒子分散液(1) : 50部
・着色剤粒子分散液(Y1) : 50部
・アニオン性界面活性剤(TaycaPower): 2部
上記の材料を丸型ステンレス製フラスコに入れ、0.1Nの硝酸を添加してpHを3.5に調整した後、ポリ塩化アルミニウム濃度が10%の硝酸溶液30部を添加した。次いで、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて30℃において分散した後、加熱用オイルバス中で45℃まで加熱し30分間保持した。次いで、ポリエステル樹脂粒子分散液(1)210部を緩やかに追加し1時間保持し、0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8.5に調整した後、攪拌を継続しながら85℃まで加熱し、5時間保持した。次いで、20℃/分の速度で20℃まで冷却し、濾過し、イオン交換水で充分に洗浄し、乾燥させることにより、非光輝性のイエロートナー粒子を得た。
イエロートナー粒子100部と、疎水性シリカ(日本アエロジル社製RY50)0.7部とをヘンシェルミキサーを用いて混合し、外添剤が外添されたイエロートナー粒子(1)を得た。
イエロートナー粒子(1)の作製において、初期に投入するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量と、追添加するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量とを、表1に示すとおりに変更した以外は同様にして、外添剤が外添されたイエロートナー粒子(2)〜(3)を得た。
・C.I.ピグメントレッド122(DIC社製) : 70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK): 1部
・イオン交換水 :200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径190nmの着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液(M1)を得た。
マゼンタトナー粒子(1)の作製において、初期に投入するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量と、追添加するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量とを、表2に示すとおりに変更した以外は同様にして、外添剤が外添されたマゼンタトナー粒子(2)〜(3)を得た。
・C.I.ピグメントブルー15:3(大日精化工業製) : 70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK): 1部
・イオン交換水 :200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径190nmの着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液(C1)を得た。
シアントナー粒子(1)の作製において、初期に投入するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量と、追添加するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量とを、表3に示すとおりに変更した以外は同様にして、外添剤が外添されたシアントナー粒子(2)〜(3)を得た。
・ブラック顔料(Regal33、キャボット社) : 70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK): 1部
・イオン交換水 :200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径190nmの着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液(K1)を得た。
黒トナー粒子(1)の作製において、初期に投入するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量と、追添加するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量とを、表4に示すとおりに変更した以外は同様にして、外添剤が外添された黒トナー粒子(2)〜(3)を得た。
[光輝性顔料分散液(1)の調製]
・アルミニウム顔料(東洋アルミニウム社製2173EA):100部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンR) :1.5部
・イオン交換水 :900部
アルミニウム顔料のペーストから溶剤を除去した後、上記の材料を混合し、乳化分散機キャビトロン(太平洋機工社製CR1010)を用いて1時間分散して、光輝性顔料(アルミニウム顔料)を分散させてなる固形分量10%の光輝性顔料分散液(1)を得た。
・ポリエステル樹脂粒子分散液(1) :450部
・離型剤粒子分散液(1) : 50部
・光輝性顔料分散液(1) : 22部
・ノニオン性界面活性剤(IGEPAL CA897):1.4部
上記の材料を円筒形のステンレス容器に入れ、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)により回転速度4000rpmでせん断力を加えながら10分間分散して混合した。次いで、凝集剤としてポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液1.75部を徐々に滴下して、ホモジナイザーの回転速度を5000rpmにして15分間分散して混合し、原料分散液を調製した。
次いで、層流を形成するための2枚パドルの攪拌翼を用いた攪拌装置及び温度計を備えた重合釜に凝集粒子分散液を移し、回転速度を550rpmにしてマントルヒーターにて加熱し始め、54℃にて凝集粒子の成長を促進させた。この際、0.3Nの硝酸及び1Nの水酸化ナトリウム水溶液で原料分散液のpHを2.2以上3.5以下の範囲に制御した。上記pH範囲で2時間ほど保持し、凝集粒子を形成した。
次いで、ポリエステル樹脂粒子分散液(1)50部を追添加し、前記凝集粒子の表面に樹脂粒子を付着させた。56℃に昇温し、光学顕微鏡及びマルチサイザーIIで粒子の大きさ及び形態を確認しながら凝集粒子を整えた。
次いで、pHを8.0に上げた後、0.01℃/分の速度で80℃まで昇温させた。光学顕微鏡で凝集粒子が合一したのを確認した後、80℃で保持したままpHを6.0まで下げ、2.5時間後に加熱を止め、1.0℃/分の降温速度で冷却した。
次いで、20μmメッシュで篩分し、水洗を繰り返した後、真空乾燥機で乾燥して銀色トナー母粒子を得た。
ポリエステル樹脂粒子分散液(1)を濾過し、イオン交換水を用いて透析及び限外濾過を行うことで樹脂粒子の洗浄を行った。洗浄後の樹脂粒子をスプレードライし、体積平均粒径162nmのポリエステル樹脂粒子を得た。
銀色トナー粒子100部と、疎水性シリカ(日本アエロジル社製RY50)1.5部とをサンプルミルを用いて回転速度10000rpmで30秒間混合した。その後、目開き45μmの振動篩いで篩分し、外添剤が外添された銀色トナー粒子(1)を得た。
銀色トナー粒子(1)の作製において、初期に投入するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量、2枚パドルの攪拌翼の回転速度、及びノビルタNOB−300(ホソカワミクロン製)に仕込むポリエステル樹脂粒子の量を表5に示すとおりに変更した以外は同様にして、外添剤が外添された銀色トナー粒子(2)〜(4)を得た。
[着色剤粒子分散液(R1)の調製]
・C.I.ピグメントレッド238(山陽色素社製) : 70部
・アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製ネオゲンRK): 1部
・イオン交換水 :200部
上記の材料を混合し、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)を用いて10分間分散した。分散液中の固形分量が20%となるようにイオン交換水を加え、体積平均粒径190nmの着色剤粒子が分散された着色剤粒子分散液(R1)を得た。
・ポリエステル樹脂粒子分散液(1) :412部
・離型剤粒子分散液(1) : 50部
・光輝性顔料分散液(1) : 22部
・着色剤粒子分散液(Y1) : 37部
・着色剤粒子分散液(R1) : 3部
・ノニオン性界面活性剤(IGEPAL CA897):1.4部
上記の材料を円筒形のステンレス容器に入れ、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT50)により回転速度4000rpmでせん断力を加えながら10分間分散して混合した。次いで、凝集剤としてポリ塩化アルミニウムの10%硝酸水溶液1.75部を徐々に滴下して、ホモジナイザーの回転速度を5000rpmにして15分間分散して混合し、原料分散液を調製した。
次いで、層流を形成するための2枚パドルの攪拌翼を用いた攪拌装置及び温度計を備えた重合釜に凝集粒子分散液を移し、回転速度を550rpmにしてマントルヒーターにて加熱し始め、54℃にて凝集粒子の成長を促進させた。この際、0.3Nの硝酸及び1Nの水酸化ナトリウム水溶液で原料分散液のpHを2.2以上3.5以下の範囲に制御した。上記pH範囲で2時間ほど保持し、凝集粒子を形成した。
次いで、ポリエステル樹脂粒子分散液(1)100部を追添加し、前記凝集粒子の表面に樹脂粒子を付着させた。56℃に昇温し、光学顕微鏡及びマルチサイザーIIで粒子の大きさ及び形態を確認しながら凝集粒子を整えた。
次いで、pHを8.0に上げた後、0.01℃/分の速度で80℃まで昇温させた。光学顕微鏡で凝集粒子が合一したのを確認した後、80℃で保持したままpHを6.0まで下げ、2.5時間後に加熱を止め、1.0℃/分の降温速度で冷却した。
次いで、20μmメッシュで篩分し、水洗を繰り返した後、真空乾燥機で乾燥して金色トナー母粒子を得た。
前述のポリエステル樹脂粒子を用意し、ノビルタNOB−300(ホソカワミクロン製)に、金色トナー母粒子100部とポリエステル樹脂粒子130部とを仕込み、装置内温度を65℃に保ちつつ、回転速度2000rpmで10分間攪拌することで金色トナー母粒子の表面にポリエステル樹脂を付着させ、金色トナー粒子を得た。
金色トナー粒子100部と、疎水性シリカ(日本アエロジル社製RY50)1.5部とをサンプルミルを用いて回転速度10000rpmで30秒間混合した。その後、目開き45μmの振動篩いで篩分し、外添剤が外添された金色トナー粒子(1)を得た。
金色トナー粒子(1)の作製において、初期に投入するポリエステル樹脂粒子分散液(1)の量、2枚パドルの攪拌翼の回転速度、及びノビルタNOB−300(ホソカワミクロン製)に仕込むポリエステル樹脂粒子の量を表6に示すとおりに変更した以外は同様にして、外添剤が外添された金色トナー粒子(2)〜(4)を得た。
金色トナー粒子(1)の作製において着色剤粒子分散液(Y1)を40部に変更し、着色剤粒子分散液(R1)を使用しなかった以外は同様にして、外添剤が外添された光輝性イエロートナー粒子(1)を得た。
金色トナー粒子(1)の作製において着色剤粒子分散液(Y1)及び着色剤粒子分散液(R1)を使用せず、着色剤粒子分散液(M1)を40部使用した以外は同様にして、外添剤が外添された光輝性マゼンタトナー粒子(1)を得た。
金色トナー粒子(1)の作製において着色剤粒子分散液(Y1)及び着色剤粒子分散液(R1)を使用せず、着色剤粒子分散液(C1)を40部使用した以外は同様にして、外添剤が外添された光輝性シアントナー粒子(1)を得た。
[キャリアの調製]
・フェライト粒子(平均粒径50μm) :100部
・トルエン : 14部
・スチレン/メチルメタクリレート共重合体(共重合比15/85): 3部
・カーボンブラック :0.2部
フェライト粒子を除く上記材料をサンドミルにて分散して分散液を調製し、この分散液をフェライト粒子とともに真空脱気型ニーダに入れ、攪拌しながら減圧し乾燥させることによりキャリアを得た。
金色トナー粒子(1)とマゼンタトナー粒子(1)とをVブレンダーに入れ、20分間攪拌し、光輝性有彩色トナーを得た。両者の混合量は、金色トナー粒子(1)がトナー粒子全体の60個数%となる量とした。
キャリア100部と光輝性有彩色トナー5部とをVブレンダーに入れ、20分間攪拌した。その後、目開き212μmの篩で篩分して光輝性有彩色現像剤を得た。
光輝性トナー粒子及び非光輝性有色トナー粒子の種類及び量を表7に示すとおりに変更した以外は実施例1と同様にして、光輝性有彩色トナー及び光輝性有彩色現像剤を得た。
[金色現像剤の調製]
キャリア100部と金色トナー粒子(1)5部とをVブレンダーに入れ、20分間攪拌した。その後、目開き212μmの篩で篩分して金色現像剤を得た。
キャリア100部とマゼンタトナー粒子(1)5部とをVブレンダーに入れ、20分間攪拌した。その後、目開き212μmの篩で篩分してマゼンタ現像剤を得た。
光輝性トナー粒子及び非光輝性有色トナー粒子の種類を表7に示すとおりに変更した以外は比較例1と同様にして、トナーセットを得た。
[金色現像剤の調製]
キャリア100部と金色トナー粒子(1)5部とをVブレンダーに入れ、20分間攪拌した。その後、目開き212μmの篩で篩分して金色現像剤を得た。
キャリア100部と光輝性マゼンタトナー粒子(1)5部とをVブレンダーに入れ、20分間攪拌した。その後、目開き212μmの篩で篩分して光輝性マゼンタ現像剤を得た。
光輝性トナー粒子、光輝性有彩色トナー粒子及び非光輝性無彩色トナー粒子の種類を表7に示すとおりに変更した以外は比較例6と同様にして、トナーセットを得た。
以下の作業、画像形成、及び測定は、温度23℃/相対湿度60%の環境下で行った。
評価用画像を形成する画像形成装置として、中間転写方式の富士ゼロックス社製DocuCentre Color 400を用意し、その現像器に各現像剤を入れた。画像形成の際、定着温度は190℃、定着圧力は4.0kg/cm2とした。記録媒体は、光沢度が40%のコート紙(富士ゼロックス社製OSコート紙W)を使用した。なお、上記光沢度は、JIS K 5600−4−7(JIS Z 8741)の60°で測定して得られる光沢度を意味し、BYK−Gardner社製の型式4430 micro−TRI−glossで測定した。
A:色ムラがまったく感じられない。
B:色ムラがわずかに感じられる。
C:色ムラが感じられるが、許容範囲である。
D:色ムラが感じられ、違和感がある。
E:色ムラが強く感じられる。
A:フロップ感が強く感じられる。
B:フロップ感が感じられる。
C:フロップ感が感じられるが、物足りない。
D:フロップ感がわずかに感じられる。
E:フロップ感がまったく感じられない。
A:明るい輝きが強く感じられる。
B:明るい輝きが感じられる。
C:明るい輝きが感じられるが、物足りない。
D:明るい輝きがわずかに感じられる。
E:明るい輝きがまったく感じられない。
光輝性トナー粒子及び非光輝性有色トナー粒子の種類及び量を表8に示すとおりに変更した以外は実施例1と同様にして、光輝性有彩色トナー及び光輝性有彩色現像剤を得た。これら実施例の光輝性有彩色現像剤について、前述の画像評価と同じ方法で色ムラ、フロップ感、明るさを評価した。
2G、2Y、2M、2C、2K 帯電ロール(帯電手段の一例)
3G、3Y、3M、3C、3K 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
4G、4Y、4M、4C、4K 現像装置(現像手段の一例)
5G、5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール(一次転写手段の一例)
6G、6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
8G、8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10G、10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト(中間転写体の一例)
21 中間転写体クリーニング装置
22 駆動ロール
23 支持ロール
24 対向ロール
26 二次転写ロール(二次転写手段の一例)
28 定着装置(定着手段の一例)
P 記録紙(記録媒体の一例)
108 帯電ロール(帯電手段の一例)
109 露光装置(静電荷像形成手段の一例)
111 現像装置(現像手段の一例)
112 転写装置(転写手段の一例)
113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段の一例)
115 定着装置(定着手段の一例)
116 取り付けレール
117 筐体
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ
300 記録紙(記録媒体の一例)
Claims (22)
- 光輝性顔料を含有する光輝性トナー粒子と、
有彩色顔料を含有し光輝性顔料を含有しない非光輝性有彩色トナー粒子と、
を含む光輝性有彩色トナー。 - 前記光輝性トナー粒子が扁平状であり、前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度が0.90以上0.95以下である、請求項1に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度が0.91以上0.94以下である、請求項2に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記光輝性トナー粒子がさらに有彩色顔料を含有する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記非光輝性有彩色トナー粒子として、互いに異なる色を呈する前記非光輝性有彩色トナー粒子を複数種類含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記非光輝性有彩色トナー粒子として、イエロートナー粒子、マゼンタトナー粒子及びシアントナー粒子からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
- チャージスペクトログラフ法により得られた前記光輝性トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP1とし、最大ピークの半値全幅をW1とし、
チャージスペクトログラフ法により得られた前記非光輝性有彩色トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP2とし、最大ピークの半値全幅をW2としたとき、
|P1−P2|が3mm以下であり、且つ、|W1−W2|が3mm以下である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。 - 前記非光輝性有彩色トナー粒子が、コア粒子と前記コア粒子を被覆する被覆層とを有し、前記被覆層の平均厚が0.15μm以上0.25μm以下である、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記光輝性トナー粒子が扁平状であり、前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度をC1とし、扁平面における平均円相当径をD1(μm)とし、
前記非光輝性有彩色トナー粒子の平均円形度をC2とし、平均円相当径をD2(μm)としたとき、下記の式1を満たす、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
式1:−0.02<(0.0084×D1+C1)−(0.0084×D2+C2)<+0.02 - さらに、無彩色顔料を含有し光輝性顔料を含有しない非光輝性無彩色トナー粒子を含む、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
- チャージスペクトログラフ法により得られた前記光輝性トナー粒子の帯電分布の最大ピーク位置をP1とし、最大ピークの半値全幅をW1とし、
チャージスペクトログラフ法により得られた前記非光輝性有彩色トナー粒子及び前記非光輝性無彩色トナー粒子の全体の帯電分布の最大ピーク位置をP2とし、最大ピークの半値全幅をW2としたとき、
|P1−P2|が3mm以下であり、且つ、|W1−W2|が3mm以下である、請求項10に記載の光輝性有彩色トナー。 - 前記非光輝性有彩色トナー粒子及び前記非光輝性無彩色トナー粒子が、コア粒子と前記コア粒子を被覆する被覆層とを有し、前記被覆層の平均厚が0.15μm以上0.25μm以下である、請求項10又は請求項11に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記光輝性トナー粒子が扁平状であり、前記光輝性トナー粒子の扁平面における平均円形度をC1とし、扁平面における平均円相当径をD1(μm)とし、
前記非光輝性有彩色トナー粒子及び前記非光輝性無彩色トナー粒子の全体の平均円形度をC2とし、平均円相当径をD2(μm)としたとき、下記の式1を満たす、請求項10〜請求項12のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
式1:−0.02<(0.0084×D1+C1)−(0.0084×D2+C2)<+0.02 - 全体の流動度が20sec/50g以上40sec/50g以下である、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
- 全体の流動度が25sec/50g以上35sec/50g以下である、請求項14に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記光輝性トナー粒子が、前記光輝性有彩色トナーに含まれるトナー粒子全体の60個数%以上98個数%以下を占める、請求項1〜請求項15のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナー。
- 前記光輝性トナー粒子が、前記光輝性有彩色トナーに含まれるトナー粒子全体の75個数%以上95個数%以下を占める、請求項16に記載の光輝性有彩色トナー。
- 請求項1〜請求項17のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナーを含む静電荷像現像剤。
- 請求項1〜請求項17のいずれか1項に記載の光輝性有彩色トナーを収容し、
画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。 - 請求項18に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段を備え、
画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。 - 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項18に記載の静電荷像現像剤を収容し、前記静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像手段と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着手段と、
を備える画像形成装置。 - 像保持体の表面を帯電する帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
請求項18に記載の静電荷像現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー画像として現像する現像工程と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー画像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。
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